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作成日: 2025/4/09 更新日:2025/4/09

情報工学とは何を学ぶ学問?学べることや就職先を向いている人の特徴と共に解説

情報工学とは何を学ぶ学問?学べることや就職先を向いている人の特徴と共に解説

「情報工学って何を学べるの?」

「情報工学を学べばプログラミングが習得できる?」

「情報工学を学ぶことで何になれるの?」

このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

この記事では、情報工学とはどのような学問であるのかについて徹底解説しています。

この記事で学べること

  • 情報工学とはどんな学問なのか
  • 情報工学で学ぶ分野とは
  • 情報工学を学べる大学
  • 情報工学を学んだ後の進路や就職先
  • 情報工学を学ぶことに向いている人の特徴

情報工学とは何を学ぶのか気になっている方、キャリア選択の参考にしたい方はぜひ最後までご覧ください。

全文で1万文字程度の長文になるので、当ページのポイントだけを知りたい方は、年内入試ナビの無料会員にご案内している以下のガイドをお受け取りください。 ​情報工学のポイントガイドを受け取る​

この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。

目次

  • 1 情報工学とは?
  • 2 情報工学では何を学ぶ?主に学ぶことや分野を紹介
    • 2-1 計算機工学
    • 2-2 ソフトウェア
    • 2-3 数理情報工学
    • 2-4 情報セキュリティ
    • 2-5 ヒューマンコンピュータインタラクション
    • 2-6 メディア情報学
    • 2-7 フィジカルコンピューティング
  • 3 情報工学を学べる大学の一例
    • 3-1 名古屋工業大学工学部情報工学科
    • 3-2 東京理科大学工学部情報工学科​
    • 3-3 神奈川大学工学部電気電子情報工学科
  • 4 情報工学が学べる学部・学科の例
  • 5 ​​大学や学部選びのポイント
  • 6 情報工学を学ぶことで取得できる資格は?​
  • 7 情報工学を学んだ後の進路は?就職先・職業・仕事・進学先を紹介
    • 7-1 ソフトウェア開発企業
    • 7-2 データサイエンス・AI企業
    • 7-3 サイバーセキュリティ企業
    • 7-4 ​​コンサルティングファーム
    • 7-5 ​​大学院
  • 8 よくある質問
    • 8-1 情報工学と情報科学との違いは?
    • 8-2 情報工学とシステム工学との違いは?
    • 8-3 情報工学と情報学との違いは?
    • 8-4 情報工学を学ぶことでプログラミングができるようになるの?
    • 8-5 情報工学を学ぶことに向いている人の特徴は?
    • 8-6 情報工学の魅力は?
  • 9 まとめ


情報工学とは?

情報工学とは?

情報工学とは、情報の効率的な処理や管理、利用に関する理論や技術を研究する学問です。

コンピュータのハードウェアとネットワーク、AI、ソフトウェア開発などのソフトウェアの両面から、効率的な情報処理について研究します。

情報工学の理論的側面では、新しいアルゴリズムやプロトコルの開発が進められ、実践的側面ではプログラミングやネットワーク構築など、具体的な技術で問題解決を図ります。

AIの発展やサイバーセキュリティ対策など、情報工学は多様な分野で進化を続けており、学ぶことでソフトウェア開発者やデータサイエンティスト、システムエンジニアといった職業に就くことが可能です。

現代社会において、コンピューターは必要不可欠なものとなっており、情報工学の発達が現代社会の発達に大きく貢献します。

情報工学では何を学ぶ?主に学ぶことや分野を紹介

情報工学では何を学ぶ?

情報工学では何を学ぶのでしょうか。

情報工学で主に学ぶ分野は以下の通りです。

  • 計算機工学
  • ソフトウェア
  • 数理情報工学
  • 情報セキュリティ
  • ヒューマンコンピュータインタラクション
  • メディア情報学
  • フィジカルコンピューティング

それぞれの分野で学べることについて詳しく見ていきましょう。

計算機工学

計算機工学は、コンピュータのハードウェアや基盤技術に焦点を当てた分野です。

主に以下のような内容を学びます。

学習内容
学習内容の詳細
プロセッサ設計
コンピュータの「頭脳」であるプロセッサの構造と動作原理
メモリ設計
データを一時的に保存するメモリの最適化技術
入出力装置
コンピュータと外部機器をつなぐインターフェースの設計
デジタル回路設計
基本的なデジタル論理回路から複雑なシステム設計
コンピュータアーキテクチャ
システム全体の設計と最適化
組み込みシステム
特定の機能を持つコンピュータシステムの設計

この分野では、ハードウェアとソフトウェアの相互作用も理解し、効率的で高性能なシステムを構築する力を身につけます。

最近では、AIやIoT分野での応用が進んでおり、高性能かつ省電力のプロセッサ開発が求められています。

ソフトウェア

ソフトウェア

ソフトウェアでは、プログラミングによってシステムやアプリケーションを構築するための技術と知識について学びます。

ソフトウェアは、情報工学で重要な分野であり、主に以下のような内容を学びます。

学習内容
学習内容の詳細
プログラミング言語
C言語やJava、Pythonなどのソフトウェア開発の基盤となる言語の習得
アルゴリズムとデータ構造
効率的なプログラム作成のための基礎
ネットワーク
コンピュータ同士の通信方法とその管理
データベース管理システム
大量のデータを効率的に扱う技術
ソフトウェア工学
ソフトウェアの設計、開発、テスト、保守の手法
人工知能(AI)
推論・知識表現・探索アルゴリズムなどの基礎
機械学習
教師あり・教師なし学習、ニューラルネットワーク、ディープラーニングの基礎

これらの学びを通じて、実践的なコーディング能力とソフトウェア設計スキルを身につけます。

特に、AIや機械学習は現代の最先端トレンドでもあり重要な学習分野です。

数理情報工学

数理情報工学は、数学的手法を用いて情報を処理・解析する分野です。

主に以下のような内容を学びます。

学習内容
学習内容の詳細
基礎数学
微分積分、線形代数、確率論など
アルゴリズム設計
効率的なデータ処理の方法
数値解析
精密な計算とその応用
最適化問題の解法
複雑な問題の最適な解を見つける方法
シミュレーション技術
複雑な現象を模擬実験する技術
統計学
記述統計・推測統計を用いたデータ分析手法
データサイエンス
ビッグデータ解析や機械学習を用いたデータ活用手法

これらの内容は特に、ビッグデータ解析やAI開発において重要なスキルです。

また、シミュレーション技術を使って複雑な現象を予測・解析し、新しいアルゴリズムの開発や最適化にも貢献します。

この分野を学ぶことは、情報工学やIT分野の根幹となる数学的思考力を養うことにつながります。

情報セキュリティ

情報セキュリティ

情報セキュリティは、情報やシステムを守るためのセキュリティ技術について学ぶ分野です。

主に以下のような内容を学びます。

学習内容
学習内容の詳細
情報セキュリティ
コンピュータやネットワークのセキュリティリスクと対策技術
暗号技術
RSA暗号、楕円曲線暗号、デジタル署名などの安全な通信技術
認証技術
ユーザー認証(パスワード・生体認証・二要素認証など)の手法
ネットワークセキュリティ
ファイアウォール、VPN、IDS/IPSなどの防御策

情報化社会の現代において、この分野の学びは非常に重要です。

暗号技術、ネットワーク防御、認証システムなどを習得し、サイバー攻撃の対策や情報保護を行い、安全なIT環境を構築することを目指します。

ヒューマンコンピュータインタラクション

ヒューマンコンピュータインタラクションは、人間とコンピュータとの関係性を最適化する分野です。

主に以下のような内容を学びます。

学習内容
学習内容の詳細
ユーザインタフェース(UI)デザイン
直感的な操作が可能なインターフェース設計
ユーザーエクスペリエンス(UX)
システムの使いやすさ・快適さを向上させる設計手法
VR/AR技術
仮想現実・拡張現実を活用したシステム設計や応用
音声認識・ジェスチャ認識
スマートスピーカーやモーションキャプチャなどの操作技術

この分野を学ぶことで、人が使いやすいコンピュータやシステムを構築できるようになります。

メディア情報学

メディア情報学

メディア情報学は、画像や音声などのデジタルコンテンツを処理・活用するための分野です。

主に以下のような内容を学びます。

学習内容
学習内容の詳細
画像処理
画像フィルタ、エッジ検出、顔認識などのデジタル画像解析技術
音声処理
音声認識、合成音声、ノイズ除去などの技術
コンピュータグラフィックス(CG)
3Dモデリング、レンダリング技術やゲームや映像制作への応用
デジタル映像処理
映像のノイズ除去、フレーム補間、エフェクト技術

デジタルコンテンツは私たちの日常と密接に関わっています。

そのためこの分野の学びは、エンタメや広告、医療など幅広い領域で応用されます。

フィジカルコンピューティング

フィジカルコンピューティングは、コンピュータ技術を物理世界と結びつける分野です。

センサやアクチュエータ、ネットワーク、AIを活用し、デジタルとリアルを融合させたシステムを設計・開発することを目指します。

主に以下のような内容を学びます。

学習内容
学習内容の詳細
ロボティクス
ロボットの機構設計、制御技術、AIによる自律動作、ロボットビジョン、ヒューマンインタラクション技術
クラウド
クラウドプラットフォームを活用した分散システムやスケーラブルなアーキテクチャ、クラウドセキュリティやコンテナ技術
IoT
センサデバイス、組み込みシステム、ネットワーク通信(MQTT、CoAP)
デジタルトランスインフォメーション(DX)/div>
AI・ビッグデータ・クラウド・IoTを活用した業務改革

フィジカルコンピューティングはIoTやロボティクスといった実世界とコンピュータを統合する分野であるため、産業・医療・スマートシティなど幅広い応用があります。

情報工学を学べる大学の一例

情報工学を学べる大学

情報工学を学べる大学の一例は以下の通りです。

  • 名古屋工業大学工学部情報工学科
  • 東京理科大学工学部情報工学科
  • 神奈川大学工学部電気電子情報工学科

それぞれ見ていきましょう。

参考:情報工学が学べる大学一覧はこちら​

名古屋工業大学工学部情報工学科

名古屋工業大学工学部情報工学科

名古屋工業大学工学部情報工学科では、新しい情報システムの構築や人にやさしい情報化社会の実現に貢献する人材の育成を目標としています。

講義による理論の習得と演習による理論の応用を繰り返すことで知識を習得していきます。

名古屋工業大学工学部情報工学科には以下の特徴があります。

  • ネットワーク分野、知能情報分野、メディア情報分野の3つのプログラムから構成され、各分野で発展的な科目が履修できる
  • 講義で学習した基礎理論を、演習で実践することで知識の習得が測れる
  • インフラ技術やAI、メディア情報処理などの最新技術の学習ができる

このように、名古屋工業大学情報工学科は高度な情報化社会の実現に貢献したい意欲のある方におすすめです。

参照元:名古屋工業大学情報工学科の特徴

東京理科大学工学部情報工学科​

東京理科大学工学部情報工学科

東京理科大学工学部情報工学科では、数理的な手法を応用することで、人間活動を支援する安心安全な情報システムを創り出せる人材の育成を目的としています。

情報のプロフェッショナルとなるために情報を生かして未来のしくみをデザインする力を培う力を養うためのカリキュラムとなっています。

東京理科大学工学部情報工学科には以下の特徴があります。

  • 数学、物理の基礎を重視し、情報工学の基礎となる数理的・物理的力を1、2年次に身につける
  • ソーシャルデザイン、データサイエンス、ソフトウェアデザイン、インテリジェントシステムの4つの専門領域を横断的に学べる
  • PBLやアクティブラーニングなどの演習を重視している

このように、東京理科大学工学部情報工学科は数学や物理などの基礎力やPBLなどの演習科目を重視したい方におすすめです。

参照元:東京理科大学工学部情報工学科の特徴

神奈川大学工学部電気電子情報工学科

神奈川大学工学部電気電子情報工学科

神奈川大学工学部電気電子情報工学科は、電気電子機器や情報技術、生産技術に関する基礎から応用までを体系的に学べます。

実験や実習を通じて実践的なスキルを磨き、社会に出てからも通用する技術力と応用力を身につけることができます。

多様な分野の研究室があり、それぞれの専門分野での深い知識を得ることが可能です。

神奈川大学工学部電気電子情報工学科には以下の特徴があります。

  • 基礎から応用までを網羅した実践的な教育カリキュラムを提供
  • 少人数制の実験・実習を重視した教育体制を整備
  • 次世代通信技術やクリーンエネルギー技術など、多岐にわたる研究分野を展開

このように、神奈川大学工学部電気電子情報工学科は、電気電子技術や情報技術を駆使して、新しい価値を創造したいと考えている人に向いています。

参照元:神奈川大学工学部電気電子情報工学科の特徴

情報工学が学べる学部・学科の例

情報工学が学べる学部・学科

情報工学が学べる学部としては、工学部、情報学部、理工学部が挙げられます。

それぞれの学部の中で、情報工学が学べる学科とその特徴を以下にまとめます。

学部
学科
特徴
工学部
情報工学科
ソフトウェアとハードウェアの両方を学び、プログラミングやシステム設計などの実践的なスキルを習得できる
工学部
電気電子情報工学科
情報工学に加えて電子工学や電気工学の知識も学ぶことができ、電気制御や電子回路などの分野も合わせて学ぶことができる
情報学部
情報科学科
コンピュータサイエンスの理論から応用まで幅広く学べる
情報学部
​情報システム学科
データサイエンスやシステム運用を重点的に学べる​
理工学部
情報理工学科
数学や物理などの基礎理論を合わせて、情報技術について学べる

それぞれの学部や学科ごとに学ぶことができる領域には違いがあります。

あなたがどのような分野に興味があるのかに合わせて学科選びを行いましょう。

参考記事:工学部とはどんな学部?​

参考記事:電気工学とは何を学ぶ学問?

参考記事:電子工学とは何を学ぶ学問?​

​​大学や学部選びのポイント

大学や学部選びのポイント

情報工学を学ぶための大学や学部・学科を選ぶ際には、以下の項目を総合的に考慮することが重要です。

以下に大学・学部選びにおけるポイントをまとめます。

項目
詳細
カリキュラム
・プログラミングやシステム開発などの実践的なスキルが身につくカリキュラムであるか
・AIやデータサイエンスなどの最新の研究分野が学べるか
研究室・研究設備
・興味関心のある分野の研究室があるか、また研究設備の状況はどうか
実習制度
・インターンシップ制度や産学連携プロジェクトなどの実習制度は整っているか
・ハッカソンやコンテストなどへの参加機会があるか
学費
・卒業までの学費の総額は許容できるか
・奨学金制度や学費免除制度が利用できるか
立地
・自宅から通いやすいか
・周辺にインターン先の企業やアルバイト先などの学習環境が充実しているか

これらの項目を確認し、あなたにとって最適な大学・学部学科選びを行いましょう。

参考記事:大学4年間での学費はいくらになるの?

情報工学を学ぶことで取得できる資格は?​

取得できる資格

​情報工学を学ぶことで多様な資格の取得が可能です。

取得できる資格の主な例は以下の通りです。

資格
詳細
基本情報技術者試験
ITの基礎知識(アルゴリズム、データベース、ネットワーク、セキュリティ)を問う国家試験。
プログラミング能力やシステム開発の基本を習得できる。
応用情報技術者試験
基本情報技術者試験の上位資格。
IT戦略・マネジメント・セキュリティ・ネットワーク設計などの専門知識が問われる。
情報処理安全確保支援士
セキュリティ対策の専門知識を問う国家資格。

サイバー攻撃への対策、ネットワークセキュリティ、情報漏洩対策を学び、企業のセキュリティ管理を担う。

AWS認定資格
Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスを扱う認定資格。

基礎レベル(Cloud Practitioner)から、開発・設計・セキュリティの専門レベルまで幅広いことが特徴。

ITストラテジスト試験
ITを活用した経営戦略の策定・システム企画の能力を問う資格。

高度なIT活用を考える上流工程向けの試験。

情報セキュリティマネジメント試験
ITセキュリティの基礎知識を問う国家資格。
企業内の情報セキュリティ管理やリスクマネジメントを学ぶ。

これらの資格は実用性が高く、取得することでキャリアの選択肢を広げたり、キャリアアップに繋げることができるものです。

ぜひ積極的に取得を目指し、あなたの将来に生かしてください。

情報工学を学んだ後の進路は?就職先・職業・仕事・進学先を紹介

情報工学の進路や就職および仕事

情報工学を学んだ学生の進路はどのようになっているでしょうか。

主な5つの進路について紹介します。

  • ソフトウェア開発企業
  • データサイエンス・AI企業
  • サイバーセキュリティ企業
  • コンサルティングファーム
  • 大学院

それぞれ見ていきましょう。

ソフトウェア開発企業

ソフトウェア開発企業は、情報工学の知識をフルに活かせる職場の一つです。

ソフトウェア開発企業には、クラウド上で提供するソフトウェアサービスを開発・運営を行うSaaS企業、コンソールやスマホ向けのゲームを開発を行うゲーム開発企業などがあります。

情報工学の知識を活かせるソフトウェア開発企業の職種の一例として、以下のようなものがあります。

職種
仕事内容
ソフトウェアエンジニア
プログラミングやアルゴリズムを活用してアプリケーションやシステムソフトウェアの開発を行う
システムアナリスト/ソリューションアーキテクト
クライアントの要件を分析し、最適なシステム設計を提案
プロジェクトマネージャー
ソフトウェア開発プロジェクトを統括し、進行を管理
テストエンジニア/QAエンジニア
ソフトウェアの品質を保証し、バグの検出と修正を行う
データベース管理者/クラウドエンジニア
データの効率的な管理と運用を担当

これらの職種は、技術的スキルに加え、問題解決力やコミュニケーション力も求められます。

ソフトウェア開発企業は、情報工学を学んだ学生にとって、理想的な就職先の一つです。

データサイエンス・AI企業

データサイエンス・AI企業

データサイエンス・AI企業は、情報工学の専門知識を活かせる職場です。

データサイエンス・AI企業には、企業向けにAIシステムや自動化技術を提供するAIソリューション企業やAIの開発環境やツールを提供する機械学習プラットフォーム企業などがあります。

情報工学の知識を活かせるデータサイエンス・AI企業の職種の一例として、以下のようなものがあります。

職種
仕事内容
データサイエンティスト
大量のデータを分析し、ビジネス戦略や市場予測に貢献
機械学習エンジニア
AIモデルを開発し、製品やサービスに組み込むことで、自動化や高度な意思決定を実現する
ビッグデータエンジニア
分散システムやクラウドコンピューティングを活用し、大規模データを処理することで、リアルタイム分析や最適化を可能にする
エッジコンピューティングエンジニア
IoTデバイス上でのデータ処理を担当する

これらの職種では、情報工学で学んだアルゴリズムやデータ構造、AIの知識が非常に重要です。

データサイエンス・AI企業でのキャリアは、技術力と共に、問題解決力や創造性も求められます。

サイバーセキュリティ企業

サイバーセキュリティ企業は、情報工学の知識を活かせる職場で、セキュリティ対策が重要なテーマです。

サイバーセキュリティ企業には、個人のPCやスマホを保護するエンドポイントセキュリティ企業やクラウド環境を保護するクラウドセキュリティ企業、企業のセキュリティ戦略の立案などを行うセキュリティコンサルティング企業などがあります。

情報工学の知識を活かせるサイバーセキュリティ企業の職種の一例として、以下のようなものがあります。

職種
仕事内容
セキュリティエンジニア
システムの脆弱性を発見し、改善策を提案
ペネトレーションテスター
システムに意図的に攻撃を仕掛け、防御力をテストする
セキュリティアナリスト
セキュリティインシデントを監視し、脅威を分析して被害を最小限に抑える対策を実施する
セキュリティコンサルタント/マネージャー
セキュリティ戦略を策定し、実行する

これらの職種は、技術だけでなく、法規制やリスク管理の知識も求められます。サイバーセキュリティ企業で働くことで、デジタル社会の安全を守る重要な役割を果たせます。

​​コンサルティングファーム

コンサルティングファーム

​コンサルティングファームは、企業の様々な課題を解決するための戦略の立案などを行う企業です。

企業の経営課題の解決に特化した戦略コンサルティング会社や企業のDXに特化したITコンサルティング会社などがあります。

特に、情報工学の知識を存分に活かせるITコンサルティング会社は人気の就職先の一つです。

コンサルティングファームの職種の一例は以下の通りです。

職種
仕事内容
アソシエイト
データの収集・分析などの基本的な業務を担当
コンサルタント
クライアントとの直接のやり取りを通じてプロジェクトを推進する
マネージャー
大規模なプロジェクトの総括や複数のプロジェクトの管理などを行う

コンサルティングファームでは、企業の課題解決を行うための論理的思考力やデータ分析力が求められます。

特に、DX化の遅れている日本において需要の高い業界となっています。

参考記事:経営コンサルタントとはどんな仕事?​

​​大学院

情報工学を大学で学んだ方にとって大学院への進学も一般的な進路の一つです。

大学院に進学することで、情報工学についてより専門的な知識や技術を習得することができます。

特に、AIや機械学習、データサイエンスなどの最新分野について専門的に学ぶことができれば、卒業後の進路選択の幅も広がり多様なキャリア選択が可能になるでしょう。

情報工学を大学に学ぶことを検討している方は、ぜひ大学院への進学も検討しましょう。

よくある質問

よくある質問

情報工学に興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。

よくある質問とその回答を記載していきます。

情報工学と情報科学との違いは?

情報工学と情報科学は、情報に関わる学問ですが焦点や目的が異なります。

それぞれの違いを以下にまとめます。

項目
情報工学
情報科学
概要
ソフトウェア開発やネットワーク設計など、実用的な技術を使って情報システムを構築することに重点を置く工学分野
情報の理論的側面に焦点を当て、アルゴリズムやデータ処理の効率化など、情報の処理や解析に関する研究を行う分野
目的
情報システムの設計・開発・運用を行う
情報の基礎理論を探求し、情報処理の根本を理解する
主な学習内容
プログラミング、システム開発、ネットワーク、データベース、AI応用など
計算理論、アルゴリズム、データ構造、論理数学、計算可能性理論など

このように情報工学は「実践的」なシステム構築に焦点を当てているのに対し、情報科学は情報の「理論的」理解に重きを置きます。

情報工学とシステム工学との違いは?

情報工学とシステム工学との違い

情報工学とシステム工学は、いずれも工学分野ですが、対象とアプローチが異なります。

それぞれの違いを以下にまとめます。

項目
情報工学
システム工学
概要
ソフトウェア開発やネットワーク設計など、実用的な技術を使って情報システムを構築することに重点を置く工学分野
複雑なシステム全体を設計・最適化する工学分野で、IT以外の分野も含む分野
目的
情報システムの設計・開発・運用を行う
複雑なシステムの設計・最適化を行い、効率を高める
主な学習内容
プログラミング、システム開発、ネットワーク、データベース、AI応用など
システム設計、モデリング、制御工学、最適化、プロジェクト管理など

このように、情報工学は情報システムの「開発・実装」に特化しており、システム工学はより広範囲なシステム全体の設計・管理・最適化を扱います。

参考記事:システム工学とは何を学ぶ学問?​

情報工学と情報学との違いは?

情報工学と情報学も、情報に関わる学問ですが、焦点が異なります。

以下にそれぞれの違いについてまとめます。

項目
情報工学
情報学
概要
ソフトウェア開発やネットワーク設計など、実用的な技術を使って情報システムを構築することに重点を置く工学分野
情報そのものの構造・伝達・活用を広く研究する学問分野
目的
情報システムの設計・開発・運用を行う
情報の管理や流通、情報社会での利用を探求する
主な学習内容
プログラミング、システム開発、ネットワーク、データベース、AI応用など
情報のデザイン、情報社会論、コミュニケーション論、データ活用など

このように情報工学は「技術的」な側面に焦点を当て、情報学は「情報そのものやその社会的影響」に関する研究を行います。

参考記事:情報学とは何を学ぶ学問?​

情報工学を学ぶことでプログラミングができるようになるの?

情報工学を学べばプログラミングができるのか

情報工学を学ぶことでプログラミングの基礎を習得することは可能です。

情報工学では、コンピュータを活用した情報処理やシステム開発を学ぶため、プログラミングは必須スキルの一つです。

多くの大学では、C言語、Python、Javaなどのプログラミング言語を基礎から学び、アルゴリズム、データ構造、ソフトウェア開発などの実践的な内容へと進んでいきます。

一方で、大学の授業では理論や基礎を重視される傾向にあるため、実践的なアプリ開発や実務レベルのプログラミングスキルは研究やインターンシップなどを通じて補う必要があります。

したがって、より実践的なプログラミングスキルを高めたい場合は、ハッカソンやオープンソースプロジェクトへの参加の機会が充実したカリキュラムになっているかどうかで大学を選びましょう。

情報工学を学ぶことに向いている人の特徴は?

情報工学を学ぶことに向いている人の特徴は以下の通りです。

特徴
向いている理由
論理的思考力が高い人
複雑な問題を論理的に分析し、効率的なアルゴリズムや設計を考える力が求められるため
最新技術に興味がある人
新しいテクノロジーやソフトウェア開発の進展が早く、常に最新の知識を習得することが求められるため
問題解決にやりがいを感じる人
実際の課題に対してシステムやプログラムを通じて解決策を実装する機会が多いため
チームでの開発に興味がある人
大規模なプロジェクトでは他の専門家と連携し、共同でシステムを設計・開発する機会が多いため
情報工学の知識と技術を体系的に学びたい人
コンピュータの仕組み、アルゴリズム、プログラミング、システム設計などを体系的に学び、応用できる力を養えるため
AIやデータサイエンスに関心がある人
人工知能やデータ分析の技術を活用し、ビジネスや社会の課題を解決する手法を学ぶ機会があるため
エンジニアやIT分野でのキャリアを目指している人
ソフトウェア開発、システム設計、セキュリティ、ネットワークなど、IT分野の専門職として活躍する機会があるため

これらの特徴を持つ人は、ぜひ情報工学を学ぶことを検討してみましょう。

情報工学の魅力は?

魅力

​情報工学という学問には様々な魅力があります。

その情報工学の魅力について以下にまとめました。

魅力
詳細
多様なキャリアパス
ソフトウェアエンジニア、ネットワークエンジニア、システムアーキテクト、セキュリティエンジニアなど、多彩な職業が選択可能
技術革新の最前線
AI、IoT、クラウドコンピューティング、サイバーセキュリティなどの最新技術に関わることができる
社会への影響力
情報工学で開発されたシステムや技術は、社会全体の効率化や快適化・安全性の向上に大きく貢献
創造的な問題解決
複雑なシステムを設計・構築し、現実の問題を技術で解決するという創造的なプロセスが大きな魅力
グローバルな視野
世界中で需要があり、グローバルな視点での技術開発や問題解決が可能であり、国際的なキャリアを築くことも可能
持続的な学習
技術の進歩が早く、新しい知識やスキルを継続的に学ぶ機会が多いため、常に成長できる環境が整っている
このように、情報工学は広範なキャリアパスと社会的な影響力を持つ学問であり、最新技術に関わりながら創造的な問題解決に取り組むことができます。

まとめ

この記事のまとめ

本記事では、情報工学の定義から、学ぶ内容、情報工学を学べる大学、学んだ後の進路や就職先、向いている人の特徴までを解説しました。

解説した中でも、情報工学に関する重要なポイントを最後に記載していきます。

  • 情報工学とは、情報の効率的な処理や管理、利用に関する理論や技術を研究する学問である
  • 情報工学で学ぶ分野には、計算機工学・ソフトウェア・数理情報工学・情報セキュリティ・ヒューマンコンピュータインタラクション・メディア情報学・フィジカルコンピューティングなどがある
  • 情報工学を学べる大学卒業後の主な就職先としてはソフトウェア開発企業・データサイエンス企業・サイバーセキュリティ企業・コンサルティングファームなどが挙げられる
  • 最新のテクノロジーやソフトウェア開発に強い関心のある人・論理的な思考力のある人に情報工学はおすすめ
  • 情報工学は、工学部・理工学部・情報学部などで学ぶことができる
  • 情報工学を専攻できる大学でも入学後のカリキュラムが異なるので、あなたの興味やキャリア目標に合わせて大学を選ぶ

本記事が、情報工学の全体像を掴むうえで役立てば幸いです。

情報工学とは何を学ぶ学問?学べることや就職先を向いている人の特徴と共に解説

情報工学とは何を学ぶ学問?学べることや就職先を向いている人の特徴と共に解説

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この記事の監修者

竹内 健登

竹内 健登

東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。


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