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作成日: 2025/11/14 更新日:2025/11/14

フードコーディネーターになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

フードコーディネーターになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

「フードコーディネーターのなり方は?」

「フードコーディネーターになるのに必要な資格は?」

このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。

  • フードコーディネーターとはどんな職業なのか
  • 仕事内容・やりがい・給料
  • フードコーディネーターになるには何をすべきか
  • 取得すべき資格
  • 向いている人の特徴

また、フードコーディネーターに関するよくある質問にも答えています。

フードコーディネーターに興味のある人や、フードコーディネーターを目指している人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。

この記事の内容をスライドにまとめた「フードコーディネーターのなり方ガイド」はこちら

この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。

フードコーディネーターとは

フードコーディネーター

フードコーディネーターとは、食に関する幅広い知識とセンスを活かして「食の演出」や「食のプロデュース」を行う専門家です。

料理の味、見た目、盛り付けや撮影用のスタイリング、メニュー開発、商品企画、イベント企画など、食を魅力的に見せるための企画や提案を行います。

料理の味だけでなく、見た目や雰囲気までトータルでコーディネートするのが特徴です。

以下にフードコーディネーターの仕事内容や給料についてまとめます。

  • フードコーディネーターの仕事内容
  • フードコーディネーターの給料・給与・年収
  • フードコーディネーターのやりがい
  • フードコーディネーターの働き方
  • フードコーディネーターに必要な知識、資格、スキル
  • フードコーディネーターという職業の注意点

それぞれ見ていきましょう。

フードコーディネーターの仕事内容

フードコーディネーターの仕事は、単に料理を作るだけではなく、「食を通じて人に感動を与える」ことを目的とした総合的な演出です。

食の分野に関わる多くのシーンで活躍し、見た目・味・空間のすべてをプロデュースします。

以下では仕事内容についてまとめました。

  • 料理のスタイリング:雑誌・広告・テレビ番組などで使用される料理を、撮影に最適な形で美しく盛り付ける
  • メニュー・商品開発:飲食店やメーカーと協力し、季節やトレンドを意識した新メニュー・新商品の企画・試作を行う
  • イベント・プロモーション企画:食をテーマにしたイベントやキャンペーンで、来場者の印象に残る演出をプロデュースする
  • 食空間のコーディネート:レストランやパーティーなどで、料理と空間が調和するテーブルセッティングや演出を提案する
  • レシピ作成・執筆:料理本やウェブメディア向けに、テーマに合わせたレシピを開発・監修する
  • 衛生・品質管理:調理現場の衛生手順、HACCP・アレルゲン・保存性などのチェックを行う

このように、フードコーディネーターは「食」に関わるあらゆる場面で活躍するクリエイティブな職業です。

理を通して視覚・味覚・空間すべてを演出し、人々に食の楽しさや豊かさを伝える役割を担っています。

参考:料理研究家になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

フードコーディネーターの給料・給与・年収

給料・給与・年収

フードコーディネーターの給与については、具体的な数字は経験や働く場所によって異なりますが、一般的な年収は300万円から500万円程度とされています。

フリーランスの場合、プロジェクトの規模やクライアントによって変動が大きく、成功すればより高収入を得ることも可能です。

食品業界での経験や専門スキルが増えることで、給与も向上する傾向にあります。

また、フードコーディネーターとしてさらにキャリアを積むことで、テレビ番組や大手広告代理店のプロジェクトに携わるチャンスが増え、高額な報酬を得る可能性も出てきます。

とはいえ、安定した収入を得るためには継続的な努力とスキルの向上が求められます。

職業情報サイトjobtagによると、フードコーディネーターの年収の平均値は591万円、月給は27.5万円となっています。

参照:フードコーディネーター:jobtag

フードコーディネーターのやりがい

フードコーディネーターのやりがいは、「食を通じて人を幸せにできること」にあります。

自分のアイデアやセンスが形になり、多くの人の目に触れ、味わってもらえる仕事だからこそ、大きな達成感を感じられます。

以下ではフードコーディネーターのやりがいについてまとめました。

  • 自分の感性を活かせる:盛り付けや色の組み合わせ、空間づくりなど、創造力を発揮して表現できる
  • 人に感動を与えられる:自分が関わった料理や演出で「おいしい」「きれい」と喜んでもらえる瞬間が多い
  • 食文化の発信者になれる:トレンドや地域食材を取り入れ、食の魅力を広く伝える役割を担える
  • 多様な業界と関われる:飲食業界はもちろん、広告・メディア・イベントなどさまざまな分野の人と協力して仕事ができる
  • 努力が目に見える形で評価される:自分の企画やスタイリングが雑誌・テレビ・商品として世に出ることで達成感を得られる

フードコーディネーターは、食を通して人々の心を動かすことができるクリエイティブな仕事です。

自分のセンスを活かしながら多くの人に喜びを届けられる点に、大きなやりがいがあります。

フードコーディネーターの働き方

働き方

フードコーディネーターの働き方は、勤務先や関わる分野によってさまざまです。

飲食業界だけでなく、メディアや商品開発、イベント業界など幅広い分野で活躍できるため、自分の得意分野やライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことができます。

項目
詳細
職種
フードコーディネーターは、料理撮影のスタイリスト、メニュー開発担当、商品企画者、イベントプロデューサーなど、多様な職種に携わる
中には、料理研究家やカフェオーナーとして独立する人もいる
業務内容
メディア用の料理スタイリング、企業や飲食店の新商品開発、イベントでの食演出、レシピ作成、フードコンサルティングなど
業務範囲は非常に広く、クリエイティブと実務の両面が求められる
勤務先と業務内容の例
​食品メーカー、外食企業
商品やメニューの開発、品質管理、マーケティング
制作会社、出版社、広告
写真撮影、紙面づくり、動画撮影、PR活動
スタジオ、キッチン運営
写真と動画の撮影、イベント企画、スクール運営
勤務形態
企業に所属して働く場合もあるが、フリーランスとして活動する人が多いのも特徴
案件ごとに依頼を受け、撮影や開発期間に合わせて柔軟にスケジュールを組む働き方が一般的
特徴
食に関する幅広い知識とセンスが必要で、常にトレンドや季節感を意識した発想が求めらる
また、カメラマンやデザイナー、シェフなど多職種との連携力も重要なポイント

このように、フードコーディネーターは多様な分野で活躍できる自由度の高い仕事です。

食を中心に、企画・デザイン・演出といった幅広いスキルを活かしながら、自分らしい働き方を実現できるのが大きな魅力です。

フードコーディネーターに必要な知識、資格、スキル

フードコーディネーターとして活躍するためには、料理の知識だけでなく、栄養学・デザイン・マーケティングなど、食に関わる幅広い知識とスキルが求められます。

専門資格を取得することで、仕事の幅が広がり、信頼性も高まります。

以下では、フードコーディネーターに必要な知識、資格、スキルなどをまとめました。

■知識

美味しいレシピを開発するのでは不十分で、「売れる」「選ばれる」食を生み出すための企画力と市場理解が求められます。

知識
詳細
調理技術・食材の知識
調理法(焼く・煮る・蒸す・低温調理など)
食材の扱い方(切り方、下処理、風味の引き出し方)
旬の食材と保存方法の理解
栄養学・食品衛生学
栄養バランス
食品衛生や衛生管理
健康的な食の提案方法
アレルゲン
HACCAP(ハサップ)
色彩・構図・照明などのデザイン知識
フードスタイリング(色の組み合わせ、皿選び、盛り付け)
写真撮影時のアングル・ライティング
空間デザインの基礎
マーケティング・商品企画・トレンド分析
生活者ニーズのリサーチ
食トレンド(ヘルシー志向、グルメ、スイーツ、デザイン性など)
商品開発プロセス(リサーチ→試作→プレゼン)

参考:パティシエになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

参考:ショコラティエになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

■資格

フードコーディネーターになるために、必須の資格はありません。

ただし、下記のような資格を取得しておくと、案件獲得や就職に有利になることがあります。

資格
備考
フードコーディネーター資格
日本フードコーディネーター協会認定、3級→2級→1級とステップアップ式
国家資格
・調理師免許
・栄養士
・管理栄養士
食品知識や調理の土台がしっかり身につき、仕事の幅が広がる
その他の資格
・食品衛生責任者
・カラーコーディネーター
・食空間コーディネーター
衛生管理の知識や色彩・空間演出、撮影スキルといった専門性を補い、より総合的な食のプロデュース力を高めていく

参考:管理栄養士になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

参考:栄養士になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

■スキル

食の流れを捉え、常に新しい提案ができる人が選ばれます。

スキル
詳細
盛り付け・撮影スタイリング力
料理を魅力的に見せるセンスが必要
映える構図・小物使い・照明調整などを行い、撮影現場やSNS発信で必須のビジュアル表現
コミュニケーション・チーム連携力
シェフ、カメラマン、デザイナーとの調整やクライアントの意図を汲み取る力が重要
現場はチーム仕事のため、調整力が仕事の結果を決める
アイデアを形にする企画力・発想力
食のテーマやストーリー作り
新メニュー提案・イベントを企画して、「おいしい×世界観」を創るためのクリエイティブ能力が必要
感覚トレンド・情報収集力
流行の食材・盛り付け・フードデザイン
SNS・雑誌・市場分析も重要

フードコーディネーターには、食に関する総合的な知識と美的センス、そして人と協力して形にする実行力が必要です。

資格やスキルを磨くことで、自分のアイデアをより多くの人に届けられるプロフェッショナルとして活躍することができます。

フードコーディネーターという職業の注意点

注意点

フードコーディネーターは華やかに見える一方で、実際には地道でハードな一面もあります。

食の現場を支える仕事であるため、以下のような点に注意が必要です。

  • 不規則なスケジュール……撮影やイベントの準備は早朝・深夜になることも多く、時間管理が難しい場合がある
  • 繊細な作業と集中力……料理を美しく見せるための微調整や、撮影現場での細かな対応力が必要
  • 流行の変化が早い……常に最新の食トレンドやデザインを学び続けなければ、仕事の幅が狭くなる可能性がある
  • 収入の不安定さ……フリーランスの場合、案件ごとの報酬制が多く、仕事量によって収入に波がある点に注意が必要
  • チームワークとコミュニケーション……カメラマンや料理人、デザイナーなど多くの関係者と連携するため、協調性が欠かせない

フードコーディネーターは、センスや発想力が活かせる魅力的な仕事ですが、同時に継続的な努力と学びが必須となります。

華やかさの裏には多くの準備や調整があることをしっかりと認識し、地道にスキルを磨く姿勢が大切です。

フードコーディネーターになる方法

なる方法

フードコーディネーターになるにはどのようなことが必要なのでしょうか。

ここでは、フードコーディネーターになるための具体的なステップについて紹介します。

  • 専門学校、短期大学、大学の栄養学科・家政学科に進学する
  • 関連資格を取得する
  • 実務経験を積む

それぞれ見ていきましょう。

専門学校、短期大学、大学の栄養学科・家政学科に進学する

フードコーディネーターを目指す第一歩として、食の基礎を学べる学校に進学するのが一般的です。

調理専門学校では、料理の基礎技術や盛り付けの美しさを実践的に学べます。

短期大学や大学の栄養学科・家政学科では、食品の栄養バランスや衛生管理、食文化などの理論を幅広く習得できます。

こうした基礎知識は、将来のコーディネート業務に欠かせない土台となります。

フードコーディネーターの関連資格を取得する

関連資格を取得する

次に、食に関する専門性を証明するための資格を取得します。

代表的なのは「日本フードコーディネーター協会認定資格」で、1級から3級まで段階的に取得が可能です。

そのほか、調理師、栄養士、 食品衛生責任者などの資格も、就職や信頼性の面で大きな強みになります。

資格が必須というわけではありませんが、実力を示す一つの指標としてキャリアの幅を広げる助けになります。

日本フードコーディネーター協会(FCAJ)が認定する「フードコーディネーター資格(3級/2級/1級)」の難しさについて、以下にまとめました。

試験形態・試験内容
合格率
困難度
3級(基礎レベル)
100問のCBT形式(パソコン試験)
出題分野は「文化」「科学」「デザイン・アート」「経済・経営」など
公表されていないが、70〜80%程度とされている
入門レベル
食に興味があれば独学でも合格可能
初めて学ぶ人の基礎力養成に最適
2級(実践レベル)
1次試験(筆記・CBT)と2次試験(資格認定講座・企画書提出など)で構成

1次試験は約82〜86%

(2022年度:82.39%、2023年度:85.89%)

中級レベル

知識だけでなく、実際の現場を想定した企画力や応用力が問われる

1級(プロフェッショナルレベル)

企画書提案、プレゼンテーション、インタビューなど

実践的・総合的な評価が行われる

2023年度29.72%

2022年度40.00%

2021年度22.58%と、非常に難関

最上位レベル

専門知識に加え、発信力・管理・プロデュース能力が求められる

受験資格は下記の通りです。

受験資格
やっぱり
3級
誰でも受験可能
年齢・構造・経験不問
2級
3級取得者+協会認定の講座受講または実務経験
1次試験・2次試験あり
1級
2級取得者+実務経験
企画・インタビューなど高度な審査

フードコーディネーター資格の難しさは、3級=入門、2級=中級、1級=中級と段階的に上がっていきます。

特に1級はプロとしての総合力を評価する内容で、十分な経験と準備が肝心です。

最初は3級から始めて基礎を固め、実務を積み重ねながら2級・1級を目指すのが一般的なステップです。

参照:日本フードコーディネーター協会

実務経験を積んで独立する

基礎知識と資格を身につけたら、実際の現場で経験を積むことが重要です。

飲食店、ホテル、ケータリング会社、食品メーカーなどで働くことで、食材の扱い方や現場での流れを理解できます。

また、撮影現場やイベントでのアシスタント経験を積むことで、スタイリングや演出の実践スキルも磨かれます。

十分な経験を積んだ後は、独立してフリーランスとして活動する道もあります。

自分の得意分野を生かして、撮影スタイリング、商品企画、イベント演出など、さまざまな案件を自由に手がけることができるのも、この仕事の魅力です。

フードコーディネーターになりたい高校生の進路

高校生の進路

フードコーディネーターになりたい高校生の進路はどのようなものがあるのでしょうか。

代表的な進路について解説します。

  • 大学に進学する
  • 専門学校に進学する

それぞれ見ていきましょう。

大学に進学する

フードコーディネーターを目指す場合、大学で食や栄養に関する専門知識を体系的に学ぶのも有効です。

大学では、料理や栄養の基礎に加えて、マーケティングやデザイン、マネジメントなど幅広い視点から「食」を総合的に学ぶことができます。

理論的な学びを通じて、将来的に商品開発や食の企画・プロデュース分野で活躍する道が広がります。

おすすめの学部・学科と学べる内容

  • 栄養学部・栄養学科:栄養バランス、食品衛生、人体の健康管理
  • 家政学部・食物学科:調理実習、食文化、テーブルコーディネート
  • 生活科学部・生活デザイン学科:食空間デザイン、ライフスタイル提案
  • 農学部・食品科学科:食材の生産・加工、食品の安全性
  • 経営学部・マーケティング系学科:商品開発、フードビジネスの企画・販売戦略

必要な勉強分野

  • 調理・食品学:食材の扱い方、調理方法、味の組み合わせなど、料理の基本を理解する
  • 栄養学・食品衛生学:栄養バランスや食品の安全性について学び、健康的なメニューを提案できるようにする
  • 色彩・デザイン・盛り付け:料理の見た目を美しく演出するために、色彩理論やテーブルコーディネート、写真映えの構成を学ぶ<
  • マーケティング・商品企画:消費者のニーズを分析し、食のトレンドや新しいメニューを企画・提案する力を身につける
  • コミュニケーション・プレゼン力:クライアントやチームと円滑に仕事を進めるために、説明力・提案力を養う
  • 写真・映像・発信スキル:SNSや広告で食を魅せるために、写真撮影やライティング、発信の基礎を学ぶ

大学では理論と企画の両面から「食」を学べるため、フードコーディネーターとして企画力や発想力を伸ばしたい人に最適です。

将来的に食を軸にしたプロデューサーやコンサルタントを目指す基礎を築けます。

短大や専門学校に進学する

より実践的なスキルを身につけたい人には、短期大学や専門学校への進学がおすすめです。

これらの学校では、調理や盛り付け、撮影スタイリングなど、現場で即戦力となる技術を中心に学びます。

短期間で実践力を高められるため、卒業後すぐにフード業界や飲食業界で活躍できるのが特徴です。

おすすめの学科と学べる内容

  • 調理師科・調理技術学科:料理の基本技術、調理理論、盛り付けなどを実習中心
  • 製菓・製パン学科:スイーツやベーカリーの製作技術、デザイン性のある盛り付けを習得
  • フードコーディネート学科:スタイリング、メニュー開発、食空間演出など、食の表現全般
  • ホテル・ブライダル学科(食分野専攻):パーティーやイベントでのフード演出、テーブルマナー
  • デザイン・アート系専門学校(食スタイリングコース):写真・照明・色彩など、ビジュアル面の表現力

短大・専門学校では、実践を通して「すぐに使えるスキル」を身につけることができます。

現場志向の人や、早くフード業界で働きたい人に最適な進路です。

卒業後は飲食店・広告・イベント業界など多方面で活躍のチャンスがあります。

おすすめの大学

おすすめの大学

以下では、フードコーディネーターを目指す方におすすめな大学を紹介します。

大学名
学部・学科
特徴
栄養学部栄養学科
管理栄養士資格取得を目指すカリキュラムが整備され、専門理論まで体系的に学べる
5つの専門・実践コースを設置し、興味に応じた学びが可能
人間科学部健康栄養学科
「こころ」「からだ」「文化」の3領域から栄養・食・健康を学ぶ
栄養指導・給食経営など実務技術を重視
食科学科 食デザイン専攻 
食をトータルにデザインする力」を養える
栄養学や調理科学などの基礎に加え、商品開発、フードスタイリング、マーケティングなどの実践的な科目を幅広く学べる
食の安全やアレルゲン対応、HACCPの知識も習得できるため、フードコーディネーターとして企画から演出まで担う力を身につけることができる

年内入試ナビでは、フードコーディネーターを目指せる大学の例をまとめています

こちらもぜひ参考にしてください。

参考:フードコーディネーターを目指せる大学の例はこちら

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おすすめの短期大学や専門学校

おすすめの短期大学、専門学校

以下では、フードコーディネーターを目指す方におすすめな短期大学や専門学校を紹介します。

大学名

所在地

学部・学科

特徴

新渡戸文化短期大学

東京都

フードデザイン学科

2025年度から「栄養士コース」と「食生活デザインコース」の2コース制

実習施設やフードラボが整っており、実践的に学べる

東筑紫短期大学

福岡県

食物栄養学科

「実学教育」を理念とし、実習を重視したカリキュラム

医療・福祉・保育・給食業界への就職率が高い

愛知みずほ短期大学

愛知県

生活学科

食物栄養専攻

栄養士資格をはじめ、複数の資格取得に対応

食品メーカーとの連携授業やアレルギー対応など、社会課題に即した学びが充実

どの学校も実践教育に力を入れており、「食を通して社会に貢献したい」「現場で即戦力になりたい」という学生におすすめです。

よくある質問

FAQ

フードコーディネーターに興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。

よくある質問とその回答を記載していきます。

フードコーディネーターに向いている人の特徴は?

フードコーディネーターは、食の魅力を多くの人に伝えるクリエイティブな仕事です。

そのため、料理のセンスだけでなく、企画力やコミュニケーション力など、さまざまな素質が求められます。

自分の感性を活かしながら、人を喜ばせたいという気持ちを持つ人に向いている職業です。

  • 食に強い関心がある人……食材や調理、栄養、盛り付けなど、食に関する探究心がある人
  • 美的センス・デザイン感覚がある人……料理を美しく見せる色彩感覚や構成力を持っている人
  • 発想力・企画力がある人……新しいメニューや演出を考え、形にするのが得意な人
  • 他者と協力して物事を進められる人……撮影現場や開発チームなど、多くの関係者と連携できる人
  • トレンドに敏感で学び続けられる人……食の流行や新しい技術を常にキャッチし、柔軟に取り入れられる人
  • 細かい作業が得意な人……盛り付けや撮影準備など、細やかな作業を丁寧にこなせる人

フードコーディネーターに向いているのは、食への情熱とクリエイティブな感性を持ち、人と協力して何かを作り上げることを楽しめる人です

常に新しいアイデアを追求しながら、食を通して人を笑顔にできるタイプがこの仕事にぴったりです。

「フードコーディネーターは意味ない」と言われる理由とは?

フードコーディネーターは意味ない

一部で「フードコーディネーターの資格は取得しても意味がない」と言われるのは、この職業が有資格者というだけで仕事がとれるわけではないからです。

資格取得よりも、実践的なスキルや実績、人とのつながりが重要視される業界であるため、「資格を取ったのに仕事がない」という声が生まれやすいのです。

また、フードコーディネートの仕事は多岐にわたり、特定の就職先でしかなれないわけではない点も理由の一つです。

飲食店・広告・商品開発・イベントなど、幅広い分野の中から自分の強みを活かせる分野を見つけることが必要です。

しかし、資格自体が意味がないわけではありません。

基礎知識の証明や、業界での評価や信頼を得る手段としては有効です。

大切なのは、資格を取って終わりにせず、それをどう活かして自分の価値を高めていくかという姿勢です。

フードコーディネーターと管理栄養士の違いは?

フードコーディネーターと管理栄養士は、どちらも「食」に関わる仕事ですが、目的と専門分野が大きく異なります。

職業

特徴

目的

フードコーディネーター

食の見せ方や楽しみ方をプロデュース

食を魅力的に演出して感動を与える

管理栄養士

栄養学や健康管理の専門家

栄養バランスの取れた食事で健康維持や病気予防をサポート

つまり、フードコーディネーターは「食を魅せる仕事」、管理栄養士は「食で健康を守る仕事」です。

どちらも食の専門家ですが、前者は感性や表現力が重視され、後者は科学的知識と計画性が重視されます。

まとめ

まとめ

本記事では、フードコーディネーターの定義から仕事内容・給料・やりがい・なり方・向いている人の特徴までを解説しました。

解説した中でも、フードコーディネーターに関する重要なポイントを最後に記載していきます。

  • フードコーディネーターとは、食の魅力を演出し、料理・商品・空間などをトータルにプロデュースする仕事である
  • 主な仕事は、料理のスタイリングや撮影用の盛り付け、メニューや商品の企画開発、食イベントやプロモーションの演出などが挙げられる
  • フードコーディネーターになるために有利な資格は「日本フードコーディネーター協会認定資格」である
  • 食に関心があり、見た目や演出にもこだわりたい人、発想力やデザイン感覚を活かして仕事がしたい人におすすめ
  • フードコーディネーターになりたい高校生は、栄養学・調理・デザインなどが学べる短期大学や専門学校、または栄養学部や家政学部のある大学に進学するのがおすすめ

当記事で解説した内容は、「フードコーディネーターのなり方ガイド」でまとめています。

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この記事の監修者

竹内 健登

竹内 健登

東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。


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