作成日: 2025/12/01 更新日:2025/12/01
美術教師になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

「美術教師のなり方は?」
「美術教師になるのに必要な資格は?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。
- 美術教師とはどんな職業なのか
- 仕事内容・やりがい・給料
- 美術教師になるには何をすべきか
- 取得すべき資格
- 向いている人の特徴
また、美術教師に関するよくある質問にも答えています。
美術教師に興味のある人や、美術教師を目指している人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
美術教師とは

「美術教師」とは、中学校や高校などで美術の授業を担当する教員のことです。
絵画・彫刻・デザインなどの技法や表現方法を教えるだけでなく、生徒の創造力や感性を育てる役割も担います。
また、授業準備や作品評価、文化祭などの学校行事での展示指導なども行います。
以下に美術教師の仕事内容や給料についてまとめます。
- 美術教師の仕事内容
- 美術教師の給料・給与・年収
- 美術教師のやりがい
- 美術教師の働き方
- 美術教師に必要な知識、資格、スキル
- 美術教師という職業の注意点
それぞれ見ていきましょう。
美術教師の仕事内容
美術教師の仕事は、単に絵を教えるだけではなく、生徒の「表現する力」や「感じ取る力」を育てることにあります。
授業の準備から作品の評価、行事での展示指導まで、幅広い業務を通じて生徒の創造性を支えます。
- 授業計画の立案と教材の準備
- 絵画・彫刻・デザインなどの実技指導
- 美術に関する知識(歴史・理論など)の講義
- 生徒の作品の評価とフィードバック
- 文化祭・展覧会などでの作品展示の指導や運営
- 美術室や用具の管理、環境整備
- 学年や他教科との協働、学校行事への参加
- 試験の実施(問題の作成、採点など)
- 部活動指導(美術部、写真部、漫画研究部などの顧問)
- 校務分掌(学年や委員会の仕事、広報物制作)
美術教師は、美術の専門知識を教えるだけでなく、生徒一人ひとりの感性や個性を引き出す重要な役割を担っています。
創造力を育む授業や行事を通じて、生徒が自分の表現を楽しめる環境をつくることが、美術教師の大きな使命です。
美術教師の給料・給与・年収

美術教師の給料・給与・年収は、勤務する学校の種類や地域、経験年数によって異なります。
一般的に公立学校の美術教師は、地方公務員としての給与体系に従い、安定した収入を得ることができます。
私立学校の場合は、学校独自の給与体系になるため、若干の変動がありますが、公立と大きく異なることはありません。
職業情報サイトjobtagによると、中学校教員の年収は726.5万円、月給は26.3万円、高等学校教員の年収は678.8万円、月給は25.5万円となっています。
参照:中学校教員:jobtag
美術教師のやりがい
美術教師のやりがいは、「生徒の成長を見届けられること」と「自分自身も成長し続けられること」にあります。
単に絵や技術を教えるだけでなく、表現を通じて生徒の心を育てることができる、非常に意義のある仕事です。
以下にやりがいについてまとめました。
- 生徒が自分の作品を通して自信を持つ姿を見られる
- 生徒の創造力や感性が伸びていく過程を間近で感じられる
- 美術を通じて、生徒の将来の可能性を広げる手助けができる
- 展覧会や発表の場で、生徒と一緒に成果を共有できる喜びがある
- 自らも新しい技法やデジタルアートなどを学び、成長を続けられる
- 教える立場として、人の心に寄り添う力や表現力が磨かれる
- 芸術を通して、生徒や同僚との深い人間的つながりを築ける
美術教師は、芸術教育を通じて生徒の人生にポジティブな影響を与えられる存在です。
生徒の笑顔や成長が直接的なやりがいとなると同時に、自身も常に学び続ける刺激的な職業です。
教えることと学ぶこと、その両方に充実感を得られるのが、美術教師という仕事の大きな魅力です。
美術教師の働き方

美術教師の働き方は、勤務先や雇用形態によってさまざまです。
公立・私立・専門学校・大学など、それぞれの環境で求められる役割や特徴が異なります。
ここでは、「勤務先の種類」「勤務形態」「特徴」に分けて整理します。
勤務先の種類 | 勤務形態 | 特徴 |
|---|---|---|
公立学校(中学校・高校) | 常勤または非常勤 | 教員採用試験に合格して勤務 安定した雇用と福利厚生が魅力 非常勤の場合は授業単位契約で柔軟に働ける |
私立学校 | 常勤または非常勤 | 学校独自の採用基準 教育方針に合わせた自由度の高い授業が可能 芸術教育に力を入れる学校も多い |
専門学校・美術系大学 | 常勤または非常勤 | より専門的・実践的な分野を指導 実務経験や作品実績が重視される |
非常勤講師はどの勤務先にも存在し、柔軟な働き方ができる一方、収入や勤務時間は不安定になりやすい傾向があります。
一方、常勤教員は安定した職ですが、教育以外の業務負担も多くなります。
それぞれの特徴を理解し、自分のキャリアや制作活動とのバランスを考えて選ぶことが大切です。
美術教師に必要な知識、資格、スキル
美術教師として活躍するためには、美術の専門知識だけでなく、教育者としての指導力やコミュニケーション能力も欠かせません。
ここでは、美術教師に求められる「知識」「資格」「スキル」について詳しく解説します。
■ 必要な知識
- 美術全般の専門知識:絵画・彫刻・デザイン・工芸・デジタルアートなど、多様な表現技法や造形の理論を理解し、実践できる知識が必要
- 美術史・芸術理論:国内外の美術の歴史や芸術思想を学び、代表的な作品や作家について理解することが重要
- 教育学・心理学:生徒の発達段階や心理状態を考慮し、適切な指導ができる教育的視点が必要、クリエイティブな活動には感情面のサポートも不可欠なため、子どもの心に寄り添う力が重視される
- 評価・指導法の知識:美術には明確な正解がないため、作品の良さを見つけ、努力や創意工夫を評価するスキルが求められ、生徒の個性を尊重し、成長につながるフィードバックを行う指導力が必要
- ICT・デジタルツールの知識:タブレットによる描画や映像編集ソフトなど、現代の創作ツールへの理解も重要であり、デジタルアート教育のニーズが高まる中、ICTを活用した授業ができると指導の幅が広がる
■ 必要な資格
- 教員免許状(中学校・高等学校教諭一種免許状:美術):大学で教職課程を履修し、所定の単位を修得することで取得できる
- 教員採用試験の合格(公立校の場合):公立学校で勤務するには、都道府県や自治体が実施する教員採用試験に合格する必要がある
※私立学校や専門学校の場合、免許に加えて作品実績や実務経験が重視されることもあります。
■ 必要なスキル
- 表現力・造形力:生徒の手本となる技術力が求められ、自ら作品を制作し続けることで、指導力にも説得力が増す
- コミュニケーション力:生徒一人ひとりの個性を理解し、モチベーションを引き出す力が必要、作品を通して気持ちを汲み取る観察力も求められる
- 指導力・マネジメント力:授業の進行、制作スケジュール、材料管理など、学習環境を整えながら指導を進める総合的な管理力が重要
- 企画力・発想力:文化祭や展覧会などのイベントを企画・運営する場面が多いため、発想力やプロデュース力も活かされる
- 柔軟性・探究心:時代とともに美術表現は進化するため、新しい技法やデジタルツールを積極的に学び続ける姿勢が必要
美術教師に求められるのは、「教える力」と「創る力」の両立です。
専門知識や資格はもちろんのこと、生徒と向き合い、芸術の魅力を伝える熱意こそが何より大切です。
変化する時代の中で学び続けながら、生徒の感性を育てる存在であることが、美術教師の理想的な姿といえるでしょう。
美術教師という職業の注意点

美術教師は、生徒の創造力を育てるやりがいのある仕事ですが、その一方で教育現場ならではの課題や負担もあります。
理想と現実のギャップを理解し、心構えを持って臨むことが大切です。
ここでは、美術教師という職業の主な注意点を紹介します。
課題 | 詳細 |
|---|---|
授業準備や作品管理に時間がかかる | 材料の準備、作品の保管・搬出入など、美術特有の手間が多く、放課後や休日の作業が発生することもある |
評価が難しい | 美術は「正解のない教科」であるため、生徒の個性を尊重しつつ、公平な基準で採点するバランスが求められる |
教材費や設備の制約がある | 学校予算の都合で、画材や機材が十分にそろわないこともあり、工夫が必要 |
進路・人間関係の悩みに寄り添う必要がある | 美術以外にも、生徒の生活面や将来への不安に対応する場面が多く、精神的なサポート力が問われる |
自分の制作時間が取りにくい | 授業や学校行事に追われ、教員自身の創作活動や研鑽に割ける時間が限られることもある |
多忙な校務分掌との両立 | 他教科と同様に、担任業務・委員会・行事準備なども兼任することが多く、授業以外の仕事量も多い |
行事前や学期末前は業務量が多い | 行事準備や作品管理が重なるため、通常よりも残務や作業が増えやすい時期がある |
美術教師は、生徒とともに創造の喜びを分かち合える素晴らしい職業ですが、実際の現場では時間的・精神的な負担も少なくありません。
情熱と柔軟な発想力を持ちながら、計画的に仕事を進めることが長く続けるためのポイントです。
現場のリアルを理解した上で、覚悟とやりがいを両立させる姿勢が求められます。
美術教師になる方法

美術教師になるにはどのようなことが必要なのでしょうか。
ここでは、美術教師のなり方の具体的なステップについて紹介します。
- 美術系または教育系の大学に進学する
- 教員免許を取得する
- 教員として勤務を開始する
それぞれ見ていきましょう。
美術系または教育系の大学に進学する
美術教師を目指す最初のステップは、美術や教育に関する専門的な知識と技術を学べる大学に進学することです。
多くの人は、美術大学や芸術学部の美術学科、または教育学部の美術専攻を選びます。
美術大学では、絵画・彫刻・デザイン・映像などの実技を中心に学びつつ、教職課程を履修して教育の基礎も身につけます。
一方、教育学部では、美術教育の理論や生徒指導法などを体系的に学ぶことができます。
進学前には、希望する大学が「中学・高校の美術教員免許」に対応しているかどうかを確認しておくことが大切です。
参考:大学の美術では何を学ぶ?学べる分野や内容、学べる大学や卒業後のキャリアを紹介
教員免許を取得する

大学に入学し、教職課程の履修が完了すれば「中学校・高等学校教諭一種免許状(美術)」を取得できます。
教職課程では、教育学・教育心理学・教科教育法などの理論的な科目に加え、教育実習を通して実際の学校現場で授業を行う経験を積みます。
特に教育実習は、生徒に教える難しさや楽しさを実感できる貴重な機会です。
免許を取得するには、大学で定められた単位をすべて修得し、教育委員会を通じて免許申請を行います。
また、社会人から目指す場合は、通信制大学で教職課程を履修して免許を取得することも可能です。
参考:教師になるには?必要な資格や小学校・中学校・高校別のなり方を解説
参考:高校教師になるには教員免許が必要!教員になるまでの流れや教員免許の取り方を解説
参考:中学校教諭になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
教員として勤務を開始する
教員免許を取得した後は、教員採用試験に合格して正式に学校に勤務します。
公立学校の場合は、都道府県や政令指定都市が実施する採用試験に合格する必要があり、筆記試験や面接、実技試験、小論文などが課されます。
私立学校や専門学校の場合は、学校ごとに採用方法が異なり、作品実績やポートフォリオの提出が求められることもあります。
着任後は、授業の準備や生徒の作品指導、文化祭・展覧会の企画運営、さらには学級担任や校務分掌といった幅広い業務を担当します。
最初の数年間は慣れるまで大変ですが、生徒の成長を身近で感じられる大きなやりがいがあります。
美術教師になりたい高校生の進路

美術教師になりたい高校生の進路はどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な進路について解説します。
- 大学に進学する
- 専門学校に進学する
それぞれ見ていきましょう。
大学に進学する
美術教師を目指すうえで最も一般的なのが、美術系または教育系の大学に進学するルートです。
大学では、美術の専門技術に加え、教育学・心理学・指導法などの教職課程を体系的に学ぶことができます。
卒業時には「中学校・高等学校教諭一種免許状(美術)」を取得できる点が大きなメリットです。
おすすめの学部・学科
- 教育学部美術専攻
- 芸術学部
- 美術学科
- 造形学科
- デザイン学科
- 美術教育学科
- 芸術教育学科
- 教育学部芸術文化コース
学べる主な内容
- 絵画・彫刻・デザイン・映像・工芸などの実技
- 美術史や芸術理論などの専門知識
- 教育心理学・教育原理・生徒指導法などの教育理論
- 教科教育法(美術の授業づくり・指導計画の立て方)
- 教育実習を通した現場体験
大学進学ルートは、教員免許の取得と専門的な美術教育の両立ができるため、正規教員として長く働きたい人におすすめです。
短大や専門学校に進学する
美術の中学校教諭免許状は、短大では取得可能で、専門学校では四年生の学校であることが必須です。
専門学校でデザイン、映像、イラスト、工芸などの実技を磨くことが、その後の教員免許取得に役に立つこともあります。
ただし短大卒で取得できる免許は「二種免許」で、一種免許(大学卒)と比べて以下の点で差が出る可能性があります。
- 非常勤・契約採用からスタートするケースが多い
- 昇給・昇進のスピードや役職登用に影響が出る場合がある
- 将来的に高校教員を目指す場合は、一種免許への上位資格取得(大学編入・通信大学での単位取得)が必要
そのため、美術教師として長期的にキャリアを築きたい場合は、二種免許取得後に通信制大学などで一種免許へステップアップするルートを検討するとよいでしょう。
おすすめの学科・専攻
- デザイン学科(グラフィック・プロダクト・Webなど)
- イラストレーション学科
- 映像・CG・アニメーション専攻
- 造形芸術学科
- アートクリエイターコース
学べる主な内容
- デッサン・色彩構成・デザインソフト(Photoshop、Illustratorなど)
- コンセプトメイキング・作品制作・ポートフォリオ作成
- 展示企画・プレゼンテーションなどの実務スキル
- インターンシップや作品発表など、実践型授業が中心
短大・専門学校は、実践的スキルを磨きながら早く社会に出たい人や、将来的に制作活動と教育を両立したい人におすすめです。
将来のキャリアプランに合わせて、免許取得の方法を選択することが大切です。
おすすめの大学

以下では、美術教師を目指す方におすすめな大学を紹介します。
大学名 | 学部・学科 | 特徴 |
桜美林大学 | 芸術文化学群ビジュアル・アーツ専修 | 映像・写真・デザイン・メディアアートなど、現代社会で活躍する幅広いビジュアル表現を学ぶことができる 理論と実践の両面からアートを探求し、企画力・表現力・発信力を総合的に身につけるカリキュラム 卒業後は、美術教師だけでなく、デザイナーや映像クリエイターなど多様な進路 |
嵯峨美術大学 | 芸術学部造形学科 | 嵯峨美術大学は、京都の伝統と芸術文化が息づく環境の中で、造形の基礎から応用までを幅広く学べる 絵画・彫刻・デザイン・メディアアートなどの多様な表現領域に対応しており、個性を尊重した少人数教育が魅力 教職課程も充実しており、中学校・高校の美術教員免許の取得が可能 |
多摩美術大学 | 美術学部 ・日本画専攻 ・油画専攻 ・版画専攻 | 日本を代表する美術系大学のひとつで、伝統と革新を融合させた教育が受けられる 日本画専攻では伝統技法と現代的表現を、油画専攻では自由な発想と表現力を、版画専攻では技術と創造性の両立を重視 いずれの専攻でも、国内外で活躍する著名なアーティストによる指導を受けられる環境が整っている 高い専門性と芸術的感性を磨きながら、美術教育や芸術活動の分野で幅広く活躍できるためのカリキュラム |
3つの大学はいずれも美術教育に力を入れており、それぞれ異なる特色を持っています。
自分がどのような表現者・教育者を目指したいのかを考え、それぞれの大学の特色に合わせて進学先を選ぶことで、より深く充実した学びが得られるでしょう。
上記に挙げた以外にも年内入試ナビでは美術教師を目指せる大学の例をまとめています。
こちらもぜひ参考にしてください。
美術教師を目指せるぴったりな大学は年内入試ナビで見つかる
美術教師を目指す際に最も適した大学を探すには、年内入試ナビの利用がおすすめです。
年内入試ナビは、一般選抜以外の形式で受験できる大学や受験情報をまとめたナビサイトです。
評定平均や通学可能な地域を登録すれば、現実的に合格圏内の大学や、自宅から通える範囲の大学が表示されます。
しかも、大学から「あなたに入学してほしい」というオファーをもらえる可能性もあります。
合格を十分に狙うことができ、一般受験を受けずに入学を目指せる大学がわかるので、ぜひ登録してみてください。
おすすめの短期大学・専門学校

以下では、美術教師を目指す方におすすめな短期大学と専門学校を紹介します。
学校名 | 学部・学科・コース | 特徴 |
アート・デザイン学科 | デザイン・イラスト・映像・工芸など多様な分野を実践的に学べ、少人数制によるきめ細やかな指導が特徴 社会や企業と連携したプロジェクトが多く、卒業後は幅広い進路が開ける | |
美術科 | 地域に根ざした芸術教育を実施し、絵画・彫刻・デザイン・クラフトなど幅広い実技分野を学べる 教職課程があり、中学校の美術教員免許を取得可能 地域の文化活動や展覧会への参加を重視 | |
工芸コース 工芸クリエイターコース | 伝統工芸を基礎から学びながら造形力を身につけられる 卒業時には中学校教諭免許(美術)を取得できる |
これらの学校はいずれも、実技を中心とした実践的な教育に力を入れており、創造力を育む環境が整っています。
自分の目指す進路(教育職・デザイナー・アーティスト)に合わせて、最適な学びの場を選ぶことが重要です。
よくある質問

美術教師に興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。
よくある質問とその回答を記載していきます。
美術教師に向いている人の特徴は?
美術教師に向いている人は、単に絵を描くことが好きな人だけではありません。
生徒の個性を尊重し、創造性を引き出すための柔軟な発想力や人間的な包容力が求められます。
ここでは、美術教師として活躍できる人の特徴を具体的に紹介します。
特徴 | 説明 |
|---|---|
美術や表現活動が好きな人 | 自分自身が創作を楽しみ、芸術への情熱を持っていることが大切 |
人の成長をサポートすることに喜びを感じる人 | 生徒の上達や自信の変化を見守ることにやりがいを感じるタイプ |
コミュニケーション能力が高い人 | 生徒一人ひとりの個性に合わせて接し、表現を引き出す力が求められる |
柔軟な発想と寛容さを持つ人 | 正解のない美術では、他人の表現を受け入れる度量と多様な視点が重要 |
観察力や感性が豊かな人 | 作品や表情から生徒の気持ちや考えを感じ取る力が役立つ |
教育への熱意と責任感を持てる人 | 創作指導だけでなく、学級運営や行事にも主体的に関わる姿勢が求められる |
探究心があり学び続けられる人 | 新しい表現技法やデジタルツールを学び、常に進化する教育に対応できる |
美術教師に向いているのは、「教えること」と「創ること」の両方に情熱を持てる人です。
芸術への好奇心と、人の成長を支える優しさや柔軟さを兼ね備えていれば、生徒から信頼される魅力的な教師になれるでしょう。
美術教員免許取得の難易度は?難しい?

美術教員免許の取得は、特別に難関というわけではありませんが、計画的な努力が必要な資格です。
美術の専門的な学びと、教育に関する授業・実習を両立する必要があるため、時間管理や継続的な学習姿勢が求められます。
ステップ | 詳細 |
|---|---|
教職課程の履修 | 教育学・教育心理学・教科教育法などの必修科目を学び、教育の基礎知識を身につける |
美術の専門実技 | デッサン・絵画・デザイン・彫刻などを中心に、実技と理論をバランスよく学ぶ |
教育実習 | 実際の学校現場で授業を担当し、指導力やコミュニケーション力を養う。精神的なタフさも必要 |
教員免許の申請・取得 | すべての必修科目と実習を修了すると、教育委員会を通じて「中学校・高校教諭(美術)」の免許が交付される |
教員免許の取得自体は、大学で教職課程を修了すれば達成できます。
ただし、難易度が高いのは免許の取得そのものよりも、教員採用試験に合格することです。
採用試験の倍率は自治体や年度によって変動し、人気地域では競争率が高くなる傾向があります。
また、通信制大学でも教員免許は取得可能ですが、働きながら学ぶ場合は自己管理力や教育実習の調整力が必要となります。
まとめ

本記事では、美術教師の定義から仕事内容・給料・やりがい・なり方・向いている人の特徴までを解説しました。
解説した中でも、美術教師に関する重要なポイントを最後に記載していきます。
- 美術教師とは、生徒に絵画・デザイン・彫刻などの美術に関する知識や技術を教える教育職である
- 主な仕事は、授業の企画・指導、作品の評価、文化祭や展覧会での展示指導、生徒の創作活動のサポートなどが挙げられる
- 美術教師になるために取得必須の資格は「中学校・高等学校教諭一種免許状(美術)」である
- 人の成長を支えたい人、芸術を通して誰かに表現の楽しさを伝えたい人には、美術教師は特におすすめ
- 美術教師になりたい高校生は、美術教育やデザイン、造形などを学べる美術系または教育系の大学に進学するのがおすすめ
当記事で解説した内容は、「美術教師のなり方ガイド」でまとめています。
年内入試ナビの会員になるだけで受け取れるので、復習のためにもぜひ登録してご覧ください。
美術教師のなり方・必要な資格・仕事内容を解説
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
