作成日: 2025/6/25 更新日:2025/6/25
インテリアデザイナーになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

「インテリアデザイナーのなり方は?」
「インテリアデザイナーになるのに必要な資格は?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。
- インテリアデザイナーとはどんな職業なのか
- 仕事内容・やりがい・給料
- インテリアデザイナーになるには何をすべきか
- 取得すべき資格
- 向いている人の特徴
また、インテリアデザイナーに関するよくある質問にも答えています。
インテリアデザイナーに興味のある人や、インテリアデザイナーを目指している人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。
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この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
- 1 インテリアデザイナーとは?
- 1-1 インテリアデザイナーの仕事内容
- 1-2 インテリアデザイナーの給料・給与・年収
- 1-3 インテリアデザイナーのやりがい
- 1-4 インテリアデザイナーの働き方
- 1-5 インテリアデザイナーという職業の注意点
- 2 インテリアデザイナーに有利な資格、知識、スキル
- 3 インテリアデザイナーになる方法
- 4 インテリアデザイナーになりたい高校生の進路
- 5 おすすめの大学
- 6 おすすめの短期大学・専門学校
- 7 よくある質問
- 7-1 インテリアデザイナーに向いている人の特徴は?
- 7-2 インテリアデザイナーの資格は取得する意味がない?
- 7-3 インテリアデザイナーとインテリアコーディネーターの違いは?
- 7-4 インテリアデザイナーになるのはやめとけと言われることがある理由は?
- 8 まとめ
インテリアデザイナーとは?

インテリアデザイナーとは、部屋やお店、オフィスなどの「内装」をデザインするプロです。
見た目のかっこよさだけでなく、「使いやすさ」や「居心地の良さ」も考えて空間を作ります。
住宅、オフィス、商業施設など、さまざまな空間のインテリアを企画・設計し、クライアントの要望に応じてカスタマイズされたデザインを提供します。
以下にインテリアデザイナーの仕事内容や給料についてまとめます。
- インテリアデザイナーの仕事内容
- インテリアデザイナーの給料・給与・年収
- インテリアデザイナーのやりがい
- インテリアデザイナーの働き方
- インテリアデザイナーという職業の注意点
それぞれ見ていきましょう。
インテリアデザイナーの仕事内容
インテリアデザイナーは、空間の「美しさ」と「機能性」を両立させるプロフェッショナルです。
住宅や店舗、オフィスなど、さまざまな空間において、利用者にとって快適で魅力的な環境を作り上げます。
インテリアデザイナーの主な仕事内容は以下の通りです。
業務内容 | 詳細 |
|---|---|
ヒアリング | クライアントの要望や予算を把握 |
デザイン提案 | コンセプト設計、図面作成、3Dモデルでの可視化 |
素材・家具の選定 | カラー、照明、床材、カーテン、家具などの選定 |
部屋のレイアウト設計 | 部屋の広さの設定、壁紙の選定、家具の配置などを決める |
施工管理 | 現場の進捗確認、品質チェック、職人との調整 |
トレンド調査 | 最新のデザインや素材の情報収集 |
アフターフォロー | 引き渡し後の相談対応やメンテナンス提案 |
インテリアデザイナーの仕事は、「感性 × 実務」のバランスが求められる職種です。
デザインセンスに加え、現場対応力やコミュニケーション力も重要です。
インテリアデザイナーの給料・給与・年収

インテリアデザイナーの給料・給与・年収については、その勤務先や経験年数によって大きく異なります。
厚生労働省の職業情報サイト「jobtag」によると、インテリアデザイナーの平均年収は約509万円です。
月給に換算するとおよそ42万円で、初任給は20万円前後が目安とされています。
実務経験やスキルによって収入に差が出やすく、企業勤めの場合は年収400万円〜600万円程度が一つの目安とされています。
特に商業施設や高級住宅など、大型案件を多く手がける企業では、より高収入を得られるケースもあります。
インテリアデザイナーのやりがい
インテリアデザイナーとしてのやりがいは、自身のデザインが空間を通じて人々の生活に直接影響を与えることです。
美しさだけでなく、使いやすさや快適さを提供できるという実感が、深い達成感につながります。
インテリアデザイナーがやりがいを感じる主な瞬間は以下の通りです。
シーン | やりがいの内容 |
|---|---|
クライアントの笑顔を見たとき | 期待を超える提案が評価された瞬間 |
完成した空間が多くの人に使われているとき | 社会や生活に貢献している実感 |
難しい条件を乗り越えたとき | 問題解決力が身につき、自信が深まる |
トレンドや新素材を提案に活かせたとき | 常に進化し続ける自分を感じられる |
独自の世界観を表現できたとき | デザインの自由さと創造性を実感できる |
「誰かの暮らしを変える仕事」である点が、インテリアデザイナーとしての誇りとモチベーションになります。
インテリアデザイナーの働き方

インテリアデザイナーには、「社員として企業に所属する働き方」と「独立して働くスタイル(フリーランスや法人化)」の2つの勤務形態があります。
それぞれの立場によって、業務内容だけでなく働く場所やスタイルにも大きな違いがあります。
社員として働く(企業勤務)
項目 | 説明 |
|---|---|
所属先例 | 設計・デザイン事務所、建築会社、ハウスメーカー、家具メーカー、内装会社など |
働き方の特徴 | チームでの連携を重視し、プロジェクトを分担して進行 クライアントや案件は会社経由で割り振られる 安定した収入・福利厚生・勤務時間がある |
働く場所・スタイル | 会社のオフィスを拠点とし、会議や打ち合わせも対面中心 現場やクライアント先への訪問もあるが、社内での作業が多め 出社勤務が基本だが、一部リモートを取り入れる企業も増加傾向 |
独立して働く(フリーランス・法人化)
項目 | 説明 |
|---|---|
働き方の特徴 | 自分でクライアントを開拓し、企画〜納品まで一貫対応 自由なスケジュール設計が可能だが、自己管理が必要 実績や信頼が報酬・仕事量に直結する |
働く場所・スタイル | 自宅やコワーキングスペースを拠点とし、作業環境は自分で整える クライアント先や現場へ出向くことが多く、外出・移動が多め オンラインでの打ち合わせやリモートワークを柔軟に活用 |
インテリアデザイナーという職業の注意点
インテリアデザイナーは魅力的な仕事ですが、特有の課題や注意点もあります。
華やかに見える反面、現場での実務力やストレス管理が求められる現実的な側面も理解しておくことが大切です。
インテリアデザイナーとして働く上での注意点は以下の通りです。
注意点 | 説明 |
|---|---|
常に学び続ける必要がある | トレンドや新素材、技術のアップデートが欠かせない |
アイデアだけでなく、図面や法律の知識も必要 | 思いついたアイディアが物理的に実現可能か、法に則っているかを確認するための知識が必要 |
多くの関係者との調整が必要 | クライアント、施工業者、職人との連携が不可欠 |
予算・納期とのバランス | 美しさと現実の制約を両立させる力が必要 |
自己管理が求められる | 特にフリーランスは営業・収支・納期を一人で管理 |
労働時間が不規則になりがち | 納期直前は多忙になり、ワークライフバランスに注意 |
デザインの評価は主観的 | クライアントの好みに対応する柔軟性が必要 |
こうした現実を理解したうえで、創造性と実務力を兼ね備えたプロフェッショナルを目指すことが、インテリアデザイナーとして長く活躍するカギとなります。
インテリアデザイナーに有利な資格、知識、スキル

インテリアデザイナーになるために、必須の資格や学歴はありません。
未経験からでも、実務経験やセンスを積み重ねて活躍することは十分に可能です。
インテリアデザイナーの就職や実務に役立つ資格
インテリアデザイナーを目指すにあたり、就職や実務に役立つ資格を知っておくのがよいでしょう。
以下のような資格があります。
- インテリアデザイナー資格検定:インテリアデザイナーとして幅広い知識を有していることを認定する検定
- インテリアコーディネーター:住宅や店舗の内装提案に役立つ、知名度の高い資格
- インテリアプランナー:建築や内装設計に関する高度な専門性を証明できる国家資格
- 二級建築士・一級建築士:建築知識を活かした設計提案ができるため、信頼性が高まる
- 色彩検定/カラーコーディネーター検定:配色や色彩設計の力を証明できる
インテリアデザイナーを目指すにあたり身につけておきたいスキル、知識
資格は必須ではありませんが、下記のような知識やスキルは、顧客の信頼獲得につながったり、実務で役立ったりします。
目指す過程、あるいは実務の中で身につけておくのがよいでしょう。
- 建築・インテリアの基礎知識(空間構成、素材、照明、構造など)
- CADや3Dソフトの操作スキル(Vectorworks、AutoCAD、SketchUpなど)
- プレゼンテーション力・ヒアリング力(クライアントの要望を形にする力)
- 創造力・空間センス・美的感覚(実務での差別化要素)
- コミュニケーション力・問題解決力(チームでの業務や顧客対応に必要)
インテリアデザイナーになる方法

インテリアデザイナーになるにはどのようなことが必要なのでしょうか。
ここでは、インテリアデザイナーのなり方の具体的なステップについて紹介します。
- インテリアデザイナーに必要な知識やスキルを習得する
- 建築会社、設計事務所、デザイン事務所などに就職する
それぞれ見ていきましょう。
インテリアデザイナーに必要な知識やスキルを習得する
インテリアデザイナーとして活躍するには、空間構成や色彩理論、家具の配置などの基礎知識に加え、建築構造や素材、照明計画などの理解も重要です。
AutoCADや3Dモデリングツールを使いこなす技術も求められます。
クライアントとの円滑なコミュニケーションやプレゼン力、プロジェクト管理能力などのソフトスキルも必要です。
さらに、業界のトレンドや新素材の情報に常にアンテナを張る姿勢も欠かせません。
こうした知識やスキルをバランスよく習得することで、信頼されるインテリアデザイナーを目指すことができます。
建築会社、設計事務所、デザイン事務所などに就職する
インテリアデザイナーとして実力を磨くには、建築会社や設計・デザイン事務所への就職が効果的です。
図面作成や3Dモデリング、素材選定、クライアント対応などを現場で学ぶことで、実践力が身につきます。
また、建築士や施工担当者など他職種と連携する中で、プロジェクト全体の流れやマネジメント力も養われます。
職場での経験は将来的な独立やキャリアアップにもつながるため、自分の関心に合った職場を選ぶことが大切です。
就職活動では、スキルやセンスを示すポートフォリオの準備も忘れずに行いましょう。
インテリアデザイナーになりたい高校生の進路

インテリアデザイナーになりたい高校生の進路はどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な2つの進路について解説します。
- 大学に進学する
- 短大や専門学校に進学する
それぞれ見ていきましょう。
大学に進学する
4年制大学では、インテリアデザインに必要な理論と実践をバランスよく学ぶことができ、独自のデザイン感覚や表現力をじっくり育てることができます。
建築学科やデザイン学科を選べば、空間設計や素材学、色彩理論なども体系的に習得可能です。
4年制大学に進学するメリットは以下のとおりです。
- デザイン理論や空間設計を深く学べるカリキュラム
- チーム制作やスタジオワークで実践的なスキルを習得できる
- インターンシップや企業との連携で実務経験を積める
- 留学や海外イベントなどを通じて国際的な視野が養える
- 教授・同級生との交流から業界人脈を築ける
短大や専門学校に進学する
短大や専門学校では、インテリアデザインに直結するスキルを短期間で効率よく学べます。
CADや色彩設計、プレゼンテーションスキルなど、即戦力となる技術を実習中心のカリキュラムで身につけられるのが特長です。
短大・専門学校に進学するメリットは以下の通りです。
- 実技・ソフト操作を中心としたカリキュラムで即戦力が育つ
- 現役のプロ講師から実務の知識や最新トレンドを学べる
- コンペやチーム制作で実践力・協調性が身につく
- インターンや企業プロジェクトで就職に直結する経験が得られる
- 学費や修業年数が大学より抑えられ、早期就職が可能
おすすめの大学

インテリアデザイナーを目指す人におすすめの大学は、東京藝術大学、芝浦工業大学、文化学園大学、武蔵野美術大学、大手前大学です。
インテリアデザインの基礎から応用までを体系的に学べるカリキュラムが整っており、実践的な設計演習やプロジェクトを通じて、創造力と技術力を養うことができます。
以下に、各大学の概要を紹介します。
大学名 | 学科・コースの概要 |
|---|---|
東京藝術大学 | 美術学部デザイン科では、インテリアデザインに関連する「環境・空間デザイン」分野で、人と空間の関係や空間表現を学ぶ。図面や模型制作、プレゼンなど実践的な演習を通して構成力・表現力を養成。 |
芝浦工業大学 | 建築学部 建築学科では、建築設計の基礎から構造・環境・都市計画まで幅広く学び、インテリアを含む空間デザイン力を養う。デザインと工学の両面から建築を捉える教育が特徴で、実践的な設計演習も豊富。 |
造形学部 建築・インテリア学科では1・2年次に色彩や造形といったデザイン表現の基礎を学び3年次からインテリアと建築の2つのコースに分かれる インテリアデザインコースでは照明デザインやリノベーション課題など人が心地よいと感じる空間を追求 | |
造形学部 工芸工業デザイン学科 インテリアデザインコースでは家具から住空間・店舗など多様なスケールのデザインを学べる環境がある 実験的なアプローチと素材に触れる実習を通じて創造力と表現力を養成 | |
建築&芸術学部 インテリアデザイン専攻ではインテリアの歴史や専門用語・製図・建築の基本的知識と技術を学べる環境がある 自治体と連携した実践演習やインテリア用CADの習得を通じて実用性の高いカリキュラムを提供 |
インテリアデザイナーを目指せる大学
上記に挙げた大学以外にもインテリアデザイナーを目指せる大学はあります。
年内入試ナビでは、インテリアデザイナーを目指せる大学の一覧をまとめています。
こちらもぜひ参考にしてください。
おすすめの短期大学・専門学校

インテリアデザイナーを目指す人におすすめの短期大学・専門学校は、日本工学院専門学校、東京モード学園、東京デザイナー学院です。
インテリアデザインの基礎から応用までを体系的に学べるカリキュラムが整っており、実践的な設計演習やプロジェクトを通じて、創造力と技術力を養うことができます。
以下に、各学校の概要を紹介します。
学校名 | 学科・コースの概要 |
|---|---|
インテリアデザイン科(3年制)では、デザインの基礎から空間設計、CAD、模型制作、インテリアコーディネートまで幅広く学習。インターンシップや企業連携プロジェクトを通じて、実践的なスキルを習得し、即戦力となる人材を育成します。 | |
インテリア学科(3年制)では、インテリアデザイン、コーディネート、製図、CADなどの基礎知識やテクニックを修得するカリキュラムを提供。ショップ、カフェ、住宅、街のデザインなど幅広い分野で活躍できるインテリアクリエイターを育成します。 | |
インテリアデザイン学科(2年制)では、住空間デザイン、CAD、模型製作などを通して、内装設計に必要な知識とスキルを習得するカリキュラムを提供。インテリアデザイン専攻、インテリアコーディネート専攻、空間演出デザイン専攻、家具デザイン専攻の4つの専攻から選択可能です。 |
よくある質問

インテリアデザイナーに興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。
よくある質問とその回答を記載していきます。
インテリアデザイナーに向いている人の特徴は?
インテリアデザイナーに向いている人には、以下のような特徴があります。
向いている人の特徴 | 特徴の詳細 |
|---|---|
美的センス・色彩感覚がある | 素材や配色、照明などの組み合わせをバランスよく仕上げる感性が求められ、空間の美しさや統一感を表現できる人に適している。 |
創造力とアイデア力がある | 独創的な空間づくりや新しい提案を行うため、柔軟な発想と発見力を持つ人が活躍しやすい。 |
専門知識・技術力がある | 建築やインテリアの基礎知識、CADや3Dソフトなどの操作スキルを習得し、実務に活かせる人が向いている。 |
コミュニケーション力が高い | クライアントの要望を的確に引き出し、関係者との調整を円滑に行える力が必要。 |
空間を立体的にイメージできる | 図面やパースから完成後の空間を正確に想像し、空間構成や動線設計を考えられる人に適している。 |
特に「美的センス」と「創造力」は、この職業における大きな強みとなります。
インテリアデザイナーの資格は取得する意味がない?

インテリアデザイナーとして働くために資格は必須ではないため、関連資格の取得は「意味がない」と考える人もいるかもしれません。
しかし実際には、資格取得は自身のスキルや知識を証明し、顧客の信頼につながるため、大きな意味があります。
また、資格取得の過程で学ぶ内容が、実務に活かされることもあるでしょう。
- 資格を通じて基礎知識や色彩・空間設計などを体系的に学べる
- 資格があることで顧客や企業からの信頼を得やすくなる
- 資格保有者を優遇する企業もあり就職活動で有利になることがある
- 資格取得を通じて提案力やコミュニケーション力の向上につながる
- 自分の働き方や目指すキャリアに応じて取得を検討する価値がある
資格は必須ではなくとも、キャリアの幅を広げる手段として活用できる場面は多くあります。
インテリアデザイナーとインテリアコーディネーターの違いは?
インテリアデザイナーは空間全体を設計する創り手、インテリアコーディネーターは既存空間を商品で演出する提案者です。
比較項目 | インテリアデザイナー | インテリアコーディネーター |
|---|---|---|
主な役割 | 空間全体の設計・構成をゼロから手がける | 既存空間に最適なインテリア商品を選定・提案する |
業務範囲 | 内装設計、オリジナル家具・照明のデザインなど | 家具・照明・カーテンなど既製品のコーディネート |
関わり方 | 建築計画の初期段階から空間づくりに関与 | 完成済み空間をベースに演出・調和を図る |
資格の扱い | 資格不要(関連資格があると有利) | インテリアコーディネーター資格(民間資格)が主流 |
インテリアデザイナーは“空間を創る人”、インテリアコーディネーターは“空間を整える人”というように、アプローチと専門性が明確に異なります。
インテリアコーディネーターについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
インテリアコーディネーターになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
またほかにも、空間デザイナー、ジュエリーデザイナー、プロダクトデザイナーなど、「デザイナー」という名前が就く職業は多数あります。
これらの仕事について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
空間デザイナーになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
ジュエリーデザイナーになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
プロダクトデザイナーとは?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
インテリアデザイナーになるのはやめとけと言われることがある理由は?
インテリアデザイナーは魅力的な職業として人気ですが「やめとけ」と言われる理由もあります。
- 業界の競争が激しくデザイン力だけでなく提案力やコミュニケーション力も求められる
- 納期が厳しく長時間労働になりやすい
- フリーランスは収入が不安定で経済的なリスクがある
- 現場作業が多く体力的な負担も大きい
- クライアント対応には柔軟性や忍耐力が必要で心理的ストレスも伴う
- 常にトレンドを追い続ける努力とアイデアを生み出すプレッシャーがある
こうした点を踏まえ自身の適性や働き方を見極めることが重要です。
まとめ

本記事では、インテリアデザイナーの定義から仕事内容・給料・やりがい・なり方・向いている人の特徴までを解説しました。
解説した中でも、インテリアデザイナーに関する重要なポイントを最後に記載していきます。
- インテリアデザイナーとは、建物の内部空間を美しく、機能的かつ快適にデザインする専門職である
- 主な仕事は、デザイン提案・素材・家具の選定・デザイン提案などが挙げられる
- インテリアデザイナーに取得必須の資格や学歴はない。
- 美的センス・色彩感覚がある人・創造力がある人にインテリアデザイナーはおすすめ
- インテリアデザイナーになりたい高校生はインテリアデザインを学べる大学や専門学校に進学するのがおすすめ
本記事がインテリアデザイナーの全体像を理解する参考になれば幸いです。
インテリアデザイナーになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
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この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
