作成日: 2025/12/18 更新日:2025/12/18
調理師になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

「調理師のなり方は?」
「調理師になるのに必要な資格は?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。
- 調理師とはどんな職業なのか
- 仕事内容・やりがい・給料
- 調理師になるには何をすべきか
- 取得すべき資格
- 向いている人の特徴
また、調理師に関するよくある質問にも答えています。
調理師に興味のある人や、調理師を目指している人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
調理師とは

調理師とは、飲食店・ホテル・病院・学校などで料理を専門的に作る国家資格職です。
食材の下処理、調理、盛り付けはもちろん、衛生管理や栄養バランスへの配慮など、安全でおいしい食事を提供する役割を担います。
調理師免許を取得することで、専門性の証明となり、厨房でのキャリアアップや独立開業にもつながる職業です。
以下に調理師の仕事内容や給料についてまとめます。
- 調理師の仕事内容
- 調理師の給料・給与・年収
- 調理師のやりがい
- 調理師の働き方
- 調理師に必要な知識、資格、スキル
- 調理師という職業の注意点
それぞれ見ていきましょう。
調理師の仕事内容
調理師の仕事は、ただ料理を作るだけではなく、厨房全体の運営を支える幅広い役割があります。
食材管理からメニュー開発、スタッフ指導まで、料理の品質を守りながら効率よく食事を提供するための重要な業務を担っています。
以下では、調理師の仕事内容についてまとめました。
- 食材の仕入れ・在庫管理:新鮮な食材を見極めて発注し、無駄のないよう在庫を管理する
- 食材の下ごしらえ:食材を洗う、切る、下味をつけるなどして、調理しやすく安全な状態に整える
- 調理・盛り付け:安全で美味しい料理をつくり、見栄えまで意識した盛り付けを行う
- メニュー開発・食材選定:季節や食材の特徴を活かしたメニューを考案する
- 調理工程の効率化:作業動線や手順を改善し、厨房全体の生産性を高める
- 衛生管理の徹底:厨房や調理器具の衛生状態を維持し、食中毒防止のための管理を行う
- イベント・特別メニュー対応:行事や特別な日のために新しい料理を提案し、実際に提供する
- スタッフの教育・指導:後輩や新人への技術指導、チームのスキルアップを支援する
調理師の仕事は、料理の提供だけでなく、厨房全体の品質を保つための管理や改善、スタッフ育成まで多岐にわたります。
おいしい料理を届けるために、技術力・衛生管理・チームワークのすべてが求められる、専門性の高い職業です。
参考:料理研究家になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
調理師の給料・給与・年収

調理師の給与は、経験や働く場所によって大きく変わります。
一般的な初任給は月20万円前後ですが、ホテルや高級レストラン、企業の社員食堂などではより高い給与が期待でき、役職が上がるほど収入も伸びていきます。
料理長・シェフクラスになると年収が大きく上がるケースも多く、平均年収は300万〜400万円ほどですが、経験を積むことで500万円以上に到達することも珍しくありません。
給与には基本給以外にも、夜勤手当・休日出勤手当・ボーナスなどが加算されることが多いため、勤務先によって総支給額に差が出ます。
また、独立して自分の店を持った場合は、成功次第でさらに高収入を得られる可能性があります。
職業情報サイトjobtagによると、日本料理調理人(板前)の年収は369.5万円、月給は28.2万円となっており、西洋料理調理人(コック)の年収は369.5万円、月給は27.4万円となっています。
調理師のやりがい
調理師のやりがいは、料理を通じて人に喜びを届けられることにあります。
自分の技術や工夫がそのままお客様の満足につながり、日々の成長も実感できる、やりがいの大きい仕事です。
以下では、調理師のやりがいについてまとめました。
- 「美味しい」の声が直接届く:自分の作った料理で笑顔が生まれる瞬間に達成感を味わえる
- 創造性を発揮できる:新しいメニューを考えたり、食材の組み合わせを工夫する楽しさがある
- 技術がどんどん向上する:料理技術・知識を学び続ける環境があり、成長が目に見えて実感できる
- 幅広いキャリアパスがある:料理人→料理長→店長・管理職など、多様なキャリアアップが可能
- 独立のチャンスがある:自分の店を持つ、料理教室を開くなど、将来の夢を形にできる
- 世界の食文化に触れられる:異国の料理や最新の調理法など、学べるジャンルが広く刺激的
調理師のやりがいは、自分の料理で人を喜ばせながら、技術・発想力・キャリアのすべてを磨ける点にあります。
努力した分だけ評価や成長につながり、独立など将来の選択肢も広がるため、挑戦し続けたい人にとって大きな魅力がある職業です。
調理師の働き方

調理師の働き方は、勤務先の種類や職場環境によって大きく変わります。
レストランやホテルだけでなく、病院・学校・企業など多様なフィールドがあり、それぞれ異なる業務内容や働き方の特徴があります。
自分のライフスタイルに合わせて職場を選べる点も、調理師という仕事の魅力のひとつです。
以下では、調理師の働き方についてまとめました。
カテゴリー | 詳細 |
職場の例 | レストラン・ホテル 居酒屋・カフェ・専門店 給食・病院・保育園・福祉施設 ケータリング・フードトラック・セントラルキッチン |
雇用形態 | 正社員、契約社員、パート・アルバイト、派遣社員など幅広い 正社員は厨房運営全体に関わりやすく、パート・アルバイトは勤務時間を調整しやすい 経験を積むことで正社員登用されるケースや、個人事業主や法人として独立して、自身の店を持ったりメディアに出演したりするケースも |
働き方の特徴 | 朝早くからの仕込み、ランチやディナーのピークの忙しさ、イベント時の長時間勤務など、時間帯に特徴がある 繁忙期は忙しい反面、調理スキルが大きく伸びる時期でもあり、充実感を得やすいまた、病院や学校給食では規則的な勤務体系の職場も多い |
調理師の働き方は多様で、自分の得意分野や生活スタイルに合わせて職場を選べる柔軟性があります。
職種ごとに求められる役割が異なるため、キャリアを積むほど活躍の幅を広げられる点が魅力です。
忙しさはあるものの、その分やりがいも大きく、成長を実感しながら働ける仕事です。
参考:フードコーディネーターになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
調理師に必要な知識、資格、スキル
調理師として活躍するためには、料理の技術だけでなく、食材や衛生に関する幅広い知識、専門資格、そして現場で役立つ実践的なスキルが欠かせません。
どの職場でも安定した品質の料理を提供するためには、これらを総合的に身につけることが重要です。
以下では、調理師に必要な知識、資格、スキルについてまとめました。
■必要な知識
- 調理師には、食材の特徴、栄養価、保存方法、衛生管理などの基礎知識が求められる
- 特に食品衛生法に基づいた衛生管理は欠かせない要素であり、食中毒を防ぐための温度管理・調理器具の扱い・清掃方法などを正しく理解する必要がある
- 現代では健康志向の高まりに伴い、栄養バランスや調理法の工夫など、より深い食の知識が役立つ
■必要な資格
- 国家資格である「調理師免許」の取得が基本
調理師免許は、料理の安全性や衛生管理に関する専門的な知識と技術を持つと証明する資格です。
免許を持つことで、レストラン・ホテル・給食施設・病院・食品メーカーなど、働ける職場の選択肢が大きく広がります。
■必要なスキル
- 調理技術(包丁技術、火加減、盛り付け)スピード・正確性・衛生意識・段取り力といった厨房での実務スキルが求められる
- メニュー開発の創造力や、チームで働くためのコミュニケーション力も重要
- 忙しい時間帯でも冷静に作業を進められる判断力・対応力も重要
調理師に必要なのは、知識・資格・実践力の三つをバランスよく身につけることです。
専門知識で安全と品質を守り、資格で信頼性を高め、スキルで現場に対応する。
この三つを磨くことで、どんな職場でも安定した活躍ができ、将来のキャリアの幅も大きく広がります。
調理師は継続的な成長が求められる一方で、その分やりがいも大きい職業です。
調理師という職業の注意点

調理師として働くうえでは、仕事内容の幅広さだけでなく、職場による働き方の違いや体力的な負担、キャリアアップの考え方など、事前に理解しておくべきポイントがあります。
調理師の仕事を長く続けるためには、魅力だけでなく注意点もしっかり把握しておくことが大切です。
以下では、調理師という職業の注意点を表にまとめました。
注意点 | 詳細 |
|---|---|
職場によって求められる能力が大きく異なる | レストランでは専門料理の技術、学校・病院では大量調理と栄養管理など、業務の性質が大きく変わる |
衛生管理の知識が不可欠 | 食中毒防止や設備の清掃・消毒など、常に衛生意識を高く持つ必要がある |
体力・精神力が求められる | 立ち仕事が長時間続き、繁忙期は特にハードでストレス耐性も重要 |
勤務時間が不規則になりやすい | 早朝の仕込みや夜間営業など、生活リズムが乱れやすい環境がある |
給与は経験・職場に左右される | 経験・職場に左右されやすく、平均年収は300〜400万円程度だが、職場や役職で差が大きい |
キャリアアップには継続した学習が必要 | 技術向上、メニュー開発力、マネジメント力など、常にスキルを磨く姿勢が求められる |
独立にはリスクも伴う | 自分の店を持てば収入の可能性は広がるが、資金調達・経営知識・継続的な集客力が必要 |
繁忙期は忙しい上に休みにくい | 特にGW、年末年始、クリスマスなどは忙しい上に、世間のイベントカレンダーに合わせると休みにくい |
調理師はやりがいの大きい仕事ですが、衛生管理や体力面、職場による働き方の違いなど、注意すべき点も多い職業です。
長く続けていくためには、料理に対する情熱だけでなく、学び続ける姿勢や現場への理解が欠かせません。
これらのポイントを踏まえて準備することで、より充実した調理師人生を築くことができるでしょう。
調理師になる方法

調理師になるにはどのようなことが必要なのでしょうか。
ここでは、調理師のなり方の具体的なステップについて紹介します。
- 調理師養成施設(専門学校など)に通うルート
- 実務経験を積んで調理師試験を受けるルート
それぞれ見ていきましょう。
調理師養成施設(専門学校など)に通うルート
調理師になる最もスムーズな方法が、調理師養成施設に通うルートです。
専門学校や短大で1〜2年間学び、調理実習や衛生管理などの授業を修了すると、卒業と同時に調理師免許の申請資格が得られます。
このルートの最大のメリットは、試験を受けずに免許が取得できることと、基礎から応用まで体系的に学べることです。
現場経験がなくても安心してスタートでき、卒業後の就職も比較的スムーズなため、確実に調理師を目指したい人に向いています。
参照:全国調理師養成施設協会
実務経験を積んで調理師試験を受けるルート
もう一つの方法は、飲食店や給食施設などで2年以上の調理業務経験を積み、各都道府県が実施する調理師試験に合格するルートです。
働きながら資格取得を目指すため、学費をかけずに調理師を目指せる点が魅力です。
その一方で、衛生学や栄養学などを独学で学ぶ必要があるため、計画的な勉強が不可欠です。
試験に合格すれば調理師免許を申請でき現場経験を積んだ即戦力として評価されやすいルートでもあります。
調理師免許試験の概要
項目 | 内容 |
|---|---|
試験内容 | 公衆衛生学・食品学・栄養学・食品衛生学・調理理論・食文化概論 |
形式 | 出題形式:マークシート(四肢択一)方式、記述式 出題数:全60問 合否判定基準:全科目の合計得点が満点の60%以上 |
受験資格 | 調理師養成施設ルート・実務経験ルート |
試験時期 | 10月頃(多くの自治体)もしくは4月(一部自治体) 受験申し込み告知:試験日の2〜3か月前 |
合格率 | 全国平均約60〜70% |
調理師になりたい高校生の進路

調理師になりたい高校生の進路はどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な進路について解説します。
- 大学に進学する
- 短大や専門学校に進学する
それぞれ見ていきましょう。
大学に進学する
大学進学は、調理師としての専門技術に加え、食に関する幅広い知識や科学的な視点を身につけたい人に適した道です。
将来的に栄養管理や食品開発、食育など、食分野の幅広いキャリアを視野に入れることもできます。
おすすめの学部・学科
- 栄養学部・栄養学科
- 生活科学部・食物栄養学科
- 食品科学部・食品加工学科
- 農学部・食品関連分野
学べる内容
- 栄養学・食物の構造と機能
- 食品衛生・食品加工・保存の理論
- 食育・健康科学に関する基礎知識
- 食品開発・メニュー設計の理論
- 食文化・食の歴史・地域食の研究
大学では実験や研究が多く、食を「科学・理論」から捉える学びが特徴です。
大学進学は、調理だけでなく食に関する高度な知識を身につけたい人に向いています。
幅広い分野と深い学びにより、調理師以外にも食品会社、栄養指導、食育分野など、多彩なキャリアの可能性を広げることができます。
短大や専門学校に進学する
短大や専門学校は、より実践的に調理技術を身につけたい人に適した進路です。
短期間でプロとして働くための力を集中的に習得でき、卒業後すぐに業界で活躍したい人に向いています。
おすすめの学部・学科
- 調理師科・調理製菓科
- フードクリエイト科
- 食物栄養学科
- カフェビジネス系学科
学べる内容
- 包丁技術・火加減・仕込み・調理実習
- 西洋料理・日本料理・中国料理などの専門技術
- 食品衛生法・衛生管理・厨房管理
- メニュー開発・盛り付け・料理演出
- 現場実習
特に専門学校は調理実習の比率が高く、現場に直結したスキルを短期間で習得できます。
短大・専門学校は、実技中心で即戦力を育てる環境が整っており、調理師免許も卒業時に申請できる利点があります。
実践力を短期間で磨き、すぐに調理の現場で働きたい人には最適の選択肢です。
おすすめの大学
調理師免許を取得するためには、厚生労働省が指定している養成施設に通い、指定のカリキュラムを履修する必要があります。
しかし、4年制大学で養成施設に指定されている大学は限られています。
大学名 | 学部・学科 | 特徴 |
梅花女子大学 | 食文化学部 食文化学科 | 調理・製菓の技術と理論を直接学び、卒業時に国家資格の調理師免許取得を目指せるカリキュラム オーナーシェフやホテルパティシエなど現場経験豊富な教員からの実践的指導により、料理と食文化の両方の力を磨ける 食育・食品安全・食ビジネスなどの知識も体系的に学べるため、調理師としての専門性に加えて食産業全体を理解する力が身につく |
一方で、栄養学部や栄養学科のある大学に通い、栄養に関する知識を得たのちに、養成施設に通い直して調理師免許を取得する、というルートも残されています。
こちらもぜひ参考にしてください。
参考:パティシエになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
調理師を目指せるぴったりな大学は年内入試ナビで見つかる
調理師を目指す際に最も適した大学を探すには、年内入試ナビの利用がおすすめです。
年内入試ナビは、一般選抜以外の形式で受験できる大学や受験情報をまとめたナビサイトです。
評定平均や通学可能な地域を登録すれば、現実的に合格圏内の大学や、自宅から通える範囲の大学が表示されます。
しかも、大学から「あなたに入学してほしい」というオファーをもらえる可能性もあります。
合格を十分に狙うことができ、一般受験を受けずに入学を目指せる大学がわかるので、ぜひ登録してみてください。
おすすめの短期大学、専門学校

以下では、調理師を目指す方におすすめな短期大学や専門学校を紹介します。
学校名 | 学部・学科 | 特徴 |
調理師科(昼間部・夜間部) | 昼間は1年制、夜間は1.5年制で「調理師免許」を卒業と同時に申請可能 和・洋・中・製菓・集団調理を幅広く学べ、講師陣による実技指導が丁寧で充実したカリキュラム 長い歴史と伝統を持ち、駅近でアクセスも良好 | |
高度調理師技術科 調理師技術科 パティシエ・ブーランジェ科 調理・製菓テクニカルコース | 多数のコース設定で、調理免許取得+製菓・製パン・マネジメント技術など幅広く学べる 実習時間が多く、専門分野に特化できる | |
健康栄養学科 調理製菓専攻 | 卒業と同時に「調理師免許」を取得可能な専攻である 和洋中の料理・製菓・製パンなど幅広く学び、基礎から応用まで実践的に修得できる 大型モニター・手元カメラを備えた実習施設など最新の実習環境が整っており、海外研修などグローバルな学びもある 食・調理の専門知識だけでなく、教養、人間力、コミュニケーション力も養うカリキュラムがある |
短大や専門学校への進学は、短期間で実践的なスキルを身につけたい人に最適な進路です。
調理技術や栄養の知識を集中的に学べることに加え、実習が豊富で現場に直結した力を身につけられるのが大きな特徴です。
卒業と同時に取得できる資格も多く、就職先の幅が広がるため、早く食の業界で活躍したい人にとって大きなメリットがあります。
実践力と専門性を備えた人材を育てる環境が整っているため、将来のキャリアを明確に描きやすい進学先といえます。
よくある質問

調理師に興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。
よくある質問とその回答を記載していきます。
調理師に向いている人の特徴は?
調理師は、技術だけでなく人柄や姿勢が求められる職業です。
日々の調理作業はもちろん、お客様への気配りやチームでの協力など、多面的な力が必要になります。
以下では、どんな人が調理師として活躍しやすいのか、代表的な特徴を整理しました。
特徴 | 説明 |
|---|---|
料理が好きで探求心がある人 | 新しいレシピや技法を学ぶのが苦にならず、向上心を持って取り組める |
丁寧さ・正確さを大切にできる人 | 衛生管理や計量など、細かな作業を正確に行える |
体力に自信がある人 | 立ちっぱなしの作業や忙しい時間帯の連続業務にも対応できる |
集中力が高い人 | 同時進行の作業が多い中でも、ミスなく素早く判断できる |
協調性がある人 | 厨房はチームで動くため、周囲と連携しながら効率よく動ける |
お客様の笑顔や喜びを大切にできる人 | 食を通じて人を幸せにすることに喜びを感じられる |
メニュー開発・工夫が好きな人 | 創造力を活かして新しい料理を考えるのが好きな人にも向いている |
調理師に向いているのは、料理への情熱と実直な姿勢を持ちながら、チームで働く協調性や体力も備えた人です。
細やかな作業や衛生管理にも丁寧に取り組める人ほど、現場で信頼され、長く活躍できます。
食を通じて人を喜ばせたいという思いがある人にとって、調理師は大きなやりがいを感じられる職業です。
調理師と栄養士と管理栄養士の違いは?

調理師、栄養士、管理栄養士はどれも「食」に関わる専門職ですが、役割や仕事の目的が大きく異なります。
以下に、わかりやすくまとめました。
職業 | 仕事内容 | 資格 | 専門性 |
調理師 | 料理を作る 食材の下処理・調理・盛り付け 衛生管理・仕込み・メニュー開発 調理技術が重要 | 調理師免許(国家資格) | 実技の専門家 |
栄養士 | ・栄養バランスを考えた献立作成 食事の栄養計算、食品の選定 健康に合わせた献立づくり 必要に応じて栄養指導 | 栄養士資格(養成施設卒業で取得) | 栄養管理の専門家 |
管理栄養士 | 新商品の開発、成分分析、商品表示、マーケティング 特別食、治療食の計画・指導 栄養カウンセリング、食育活動 衛生管理、品質管理、現場の教育 | 管理栄養士(国家資格) | 医療・福祉・健康管理のプロであり高度な専門資格 |
どの職も食の現場では欠かせず、役割を分担しながら利用者に安全でおいしい食事を届けています。
参考:管理栄養士になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
調理師養成施設とは?
調理師養成施設とは、調理師として必要な知識と技術を体系的に学べる専門の教育機関です。
主に専門学校や短期大学が指定されており、1~2年間のカリキュラムの中で、包丁の扱い・加熱調理・食品衛生・栄養学など、調理の基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。
最大の特徴は、必要な課程を修了すれば調理師試験を受けることなく、調理師免許を申請できるという点です。
そのため、確実に調理師を目指したい人や、基礎からしっかり技術を身につけたい人に向いています。
多くの施設では実習が豊富に組み込まれており、ホテル・レストラン・給食施設などでの現場経験を通して即戦力として働ける力を養えるのも魅力です。
調理の専門性を高めながら、就職につながるスキルを身につけたい人にとって最適な進路と言えます。
まとめ

本記事では、調理師の定義から仕事内容・給料・やりがい・なり方・向いている人の特徴までを解説しました。
解説した中でも、調理師に関する重要なポイントを最後に記載していきます。
- 調理師とは、飲食店やホテル、病院などで料理を作り、安全でおいしい食事を提供する専門職である
- 主な仕事は、食材の下処理・調理・盛り付け、衛生管理、食材の仕入れや在庫管理、メニュー開発などが挙げられる
- 調理師に取得必須の資格は「調理師免許」である
- 料理が好きな人・手先が器用な人・体力に自信がある人に調理師はおすすめ
- 調理師になりたい高校生は、調理師養成施設や調理系の専門学校、食物栄養・調理を学べる短大・大学に進学するのがおすすめ
本記事で解説した内容は、「調理師のなり方ガイド」でまとめています。
年内入試ナビの会員になるだけで受け取れるので、復習のためにもぜひ登録してご覧ください。
調理師のなり方・必要な資格・仕事内容を解説
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
