作成日: 2025/1/24 更新日:2025/1/24
文芸学とは何を学ぶ?学ぶ内容や就職の進路などを解説
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この記事で学べることは以下の通りです。
- 文芸学は何を学ぶ学問なのか理解できる
- 文芸学を学べる大学が分かる
- 学んだ後の進路や就職先
- 向いている人の特徴
文芸学とは何を学ぶのか気になっている方、キャリア選択の参考にしたい方はぜひ最後までご覧ください。この記事では、文芸学の基本から学べる大学、卒業後のキャリアまで詳しく紹介します。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
文芸学とは何を学ぶ学問なのか

文芸学は、文学や芸術に関する幅広い学問分野です。
小説や詩、演劇などの文学作品を分析し、そのテーマや構造、歴史を学びます。また、美術や音楽、映画などの芸術作品についても研究します。
文芸学を学ぶことで、作品の背後にある作者の意図や社会的背景を深く理解し、人間や社会についての洞察力を養います。文芸学は、文学や芸術を通じて世界を多面的に捉える力を育てます。
学ぶ内容・分野一覧

文芸学では以下の分野を学びます。
分野 | 学ぶ内容 |
文学研究 | 小説、詩、劇などの文学作品を多角的に分析し解釈する テーマ、構造、スタイル、歴史的・文化的背景を探求する 文学史、文学理論、批評理論なども学び、文学の本質や社会への影響を理解する |
芸術研究 | 美術、音楽、演劇などの芸術作品を分析・評価する 歴史的背景、スタイル、技法、文化的影響を探求する 美術史、芸術理論、芸術批評を学び、芸術の本質や社会への影響を理解する |
文化研究 | 文学や芸術を通じて文化全体を理解・分析する 異なる文化や時代、地域の作品を比較し、共通点や相違点を探る 比較文学、文化理論、ポピュラー文化研究などを通じて文化の多様性や変遷を明らかにする |
創作活動 | 小説、詩、脚本、映像作品などの実際の創作を通じて表現力や創造性を育む 創作実習、創作理論、批評とフィードバックを通じて、実践的な創作スキルを身につける |
このように、それぞれの分野で専門的な知識を深めることができます。
各それぞれを詳しく解説していきます。
文学研究

文学研究は、小説、詩、劇などの文学作品を多角的に分析し、解釈する学問です。テーマやメッセージ、構造やスタイル、歴史的・文化的背景を探求し、文学の本質や社会への影響を理解します。
文学研究の主な研究テーマ
分野 | 詳細 |
文学作品の分析 | 作品のテーマ、構造、スタイルを詳細に分析します。構造は物語の展開や章立て、スタイルは作家独自の表現方法を指します。 |
文学史の研究 | 各時代の文学、地域ごとの文学、文学運動と流派について学びます。時代ごとは古代、中世、ルネサンス、現代など、地域ごとは日本文学、フランス文学など、文学運動と流派はロマン主義、リアリズムなどです。 |
文学理論 | 批評理論、文体論、ナラトロジーを研究します。批評理論は文学作品の評価方法、文体論は文体の特徴とその効果、ナラトロジーは物語の構造と語りの手法を指します。 |
芸術研究
芸術研究は、美術、音楽、演劇などの芸術作品を分析し、理解し、評価する学問です。歴史的背景、スタイル、技法、文化的影響を探求し、芸術の本質や社会への影響を理解します。
芸術研究の主な分野は以下の通りです。
分野 | 詳細 |
美術史 | 絵画、彫刻、建築などの歴史、主要な流派、重要な作品や芸術家について研究します。絵画はルネサンス絵画や現代アート、彫刻は古代ギリシャの彫刻やモダンアートの彫刻、建築はゴシック建築や現代建築などです。 |
芸術理論 | 美術、音楽、演劇に関する理解と評価の理論を学びます。美術は色彩理論や構図の分析、音楽は作曲理論や音楽の形式、演劇は演技論や劇作法などです。 |
芸術批評 | 芸術作品を評価する方法、批評の歴史、批評家の役割、具体的な作品の批評例などを学びます。 |
芸術研究では、多様な視点から芸術を学びます。
文化研究

文化研究は、文学や芸術を通じて文化全体を理解し、分析する学問です。異なる文化や時代、地域の文学や芸術作品を比較し、その共通点や相違点を探ることで、文化の多様性や変遷を明らかにします。
文化研究の主な分野は以下の通りです。
分野 | 詳細 |
比較文学 | 異なる文化や時代の文学作品を比較し、共通するテーマや独自の特徴を探ります。文化は例えば日本文学とアメリカ文学、時代は例えば中世文学と現代文学などです。 |
文化理論 | 文化の概念や構造、文化と社会の関係を研究します。文化の概念や構造は高文化と大衆文化の違い、文化と社会の関係は文化が社会に与える影響などを指します。 |
ポピュラー文化研究 | 大衆文化の影響や意義、消費者文化の分析を学びます。大衆文化は例えば映画、音楽、テレビ番組など、消費者文化の分析は推し活の文化などです。 |
文化研究を通じて、文化の多様性を理解します。
創作活動
創作活動は、文学や芸術の作品を実際に創作することを通じて、表現力や創造性を育む学問です。小説や詩の執筆、演劇の脚本作成、映像作品の制作などが含まれます。
創作活動の主な分野は以下の通りです。
分野 | 詳細 |
創作実習 | 小説、詩、脚本などの創作活動を実際に行います。小説はプロット作り、キャラクターの設定、文章の練り方、詩はリズム、韻、テーマの設定、脚本はダイアログの作成、シーンの構成などです。 |
創作理論 | 創作活動における技法や理論を学びます。技法は視点の選び方、描写の方法、理論は物語の構造、キャラクターの心理描写などです。 |
批評とフィードバック | 自作品および他者作品を批評し合い、フィードバックを通じて創作スキルを向上させます。具体的には、作品の良い点や改善点を指摘し合います。 |
創作活動を通じて、実践的な表現力を身につけます。
学ぶことができる大学

文芸学の授業では文学や芸術作品の研究や創作活動を通じて、深い知識と批判的思考を養い、文化や社会に対する洞察力を高めることを目指します。文芸学部では、多様な視点から人間や社会を理解し、自らの表現力を高めることが重要な目標となります。
- 早稲田大学文化構想学部
- 青山学院大学文学部比較芸術学科
- 成城大学文芸学部
- 大阪芸術大学芸術学部文芸学科
- 共立女子大学文芸学部
それぞれ見ていきましょう。
大学・学部学科名 | 特徴 |
| |
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成城大学文芸学部 |
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| |
|
文芸学を学べる大学の学部

文芸学を学べる学部には以下の3つがあります。学部選びの参考にしてください。
学部 | 特徴 |
文学部 | 文学研究に重点を置く |
芸術学部 | 映像や舞台制作など、実践的なクリエイティブ活動が中心 |
人間科学部 | 文化や社会との関わりを重視する |
卒業後の仕事は?

文芸・ジャーナリズム学科を持つ早稲田大学文化構想学部の2022年度卒業生の就職率は97.1%であり、非常に高い水準にあります。また、新規就職者の数は715名で、希望者のほぼ全員が就職先を見つけています。
業種としては情報サービス業などが多く、具体的な企業としてはIT関連が多いです。
文芸学を学んだ後の進路としては以下の職業が多く挙げられます。
職業名 | 職業の詳細 |
出版業界 | 編集者、ライター、校正者として書籍や雑誌の制作に関わる。 |
マスコミ・メディア業界 | 新聞社、テレビ局、ラジオ局などで記者、ディレクター、プロデューサーとして活躍。 |
広告・PR業界 | コピーライター、企画担当、広報担当として広告やプロモーションに携わる |
教育分野 | 教員や塾講師として文芸や国語教育に従事する。 |
IT業界 | ウェブコンテンツのライティングや編集、SNS運営に携わる。 |
文化・芸術関連 | 劇場や美術館、博物館の運営、イベント企画、文化政策に関与する。 |
一般企業 | 企画・広報・営業など、文芸学で培った文章力や表現力を活かせる職種に就く。 |
公務員 | 文化政策や地域振興を担当する地方自治体や官公庁で働く。 |
フリーランス | 作家、ライター、編集者として独立し、自らの表現活動を行う。 |
大学院進学・研究職 | 専門性を深め、研究者や専門職を目指す。 |
文芸学に向いている人の特徴

文芸学を学ぶことに向いている人には、以下のような特徴があります。
特徴 | 説明 |
読書が好き | 文芸学では多くの文学作品を読むことが求められます。読書が好きで、様々なジャンルの本を楽しめる人は向いています。 |
多様なメディアに興味がある | 文芸学は本だけでなく、映画、マンガ、アニメ、演劇など多様なメディアを扱います。これらに興味がある人に向いています。 |
クリエイティブな表現が好き | 自分で小説を書いたり、映像作品を作ったりすることに興味がある人は、文芸学での学びを楽しむことができます。 |
批判的な思考ができる | 文芸学では作品の背景やテーマを深く考え、分析する力が求められます。物事を批判的に考えられる人に向いています。 |
コミュニケーション能力が高い | セミナーやディスカッション形式の授業が多いため、自分の意見をはっきりと伝えることができ、他人の意見を理解する能力が重要です。 |
好奇心が旺盛 | いろいろな作品や文化に対する興味・関心を持ち、新しい知識を積極的に吸収しようとする姿勢がある人に向いています。 |
自分の考えを表現するのが得意 | 文芸学では、エッセイやレポート、作品制作など、自分の考えや感じたことを文章や作品で表現する機会が多いです。 |
チームワークが得意 | ワークショップやグループプロジェクトなどで他の学生と協力して作業することがあるため、協力的であることも大切です。 |
文芸学に関するに関連するよくある質問

文芸学に興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。文芸学に関するよくある質問をまとめました。
文芸学と文学の違いは?
文芸学と文学部の主な違いは、学びの対象とアプローチにあります。文芸学は文学作品だけでなく、映画やマンガなど多様な文芸作品を研究対象とし、広範な文化的視点から分析します。
一方、文学部は伝統的な文学作品を主な研究対象とし、歴史的背景や文学理論を重視して作品を分析します。
以下にそれぞれの特徴を記載しまとめました。
項目 | 文芸学 | 文学 |
何を学ぶのか | 本だけでなく、映画、アニメ、マンガ、テレビドラマなどでも学習対象となります | 小説、詩、劇などの本を中心に学びます |
どんなスタイルで勉強するか | 社会学や心理学など、いろいろな分野の考え方を使って文芸作品を分析します | 本の内容やその時代背景、書かれた目的などを詳しく調べて分析します |
目的 | いろいろな文芸作品を通じて現代の文化や社会を理解する | 本の内容を深く理解し、その歴史や理論を学ぶ |
特化する分野 | 映画やアニメ、マンガなどの現代文化も含む広い範囲を勉強します | 例えば、シェイクスピアなど特定の作家や時代の本を詳しく勉強します |
どんな学問と関わるか | 社会学、心理学、哲学などいろんな学問と関わります | 主に文学理論や歴史学などと関わります |
このように、それぞれの学問は異なる方法論と視点を持ちながら、文芸表現を深く理解するための異なるアプローチを提供しています。
文芸学を学ぶには英語が必要?

英語を学ぶのは必須ではありませんが、文芸学部では英語で書かれた文学作品や学術論文を読む機会が多くあります。特に、英語圏の文学や映画、演劇などを研究する場合、原文での理解が求められるため、英語力が重要となります。
また、英語でのエッセイやレポートの作成が求められるケースがあります。これらのスキルを磨くための受験の前から英語に触れておく必要があります。
文芸学の授業はどのような形式ですか?
文芸学の授業では、いろいろな形式の授業が用意されていて、幅広い知識とスキルを学べるようになっています。
表を使って、主な授業形式を簡単に説明します。
授業形式 | 説明 | ポイント |
講義形式 | 先生が前で専門的な話をして、学生はそれを聞いてノートを取ります。 | 文学の理論や歴史、文化についての基本的な知識を学ぶ。大人数で行われることが多い。 |
セミナー形式 | 少人数で行われ、学生同士や先生と一緒にディスカッションをしながら進めます。 | 文学作品や映画、演劇について深く話し合い、自分の意見を発表することが重要。 |
ワークショップ | 実際に手を動かして学びます。例えば、クリエイティブライティングでは小説や詩を書き、クラスで発表します。 | 実践を通じてスキルを磨く。映像制作や演劇のワークショップでは実際に作品を作る体験ができる。 |
実習・インターンシップ | 学校の外で出版社や映画スタジオ、広告代理店などで働きながら学びます。 | 実際の仕事のやり方を体験し、授業で学んだことを実際の現場で活かすことができる。 |
まとめ:文芸学とは

文芸学は、文学や芸術、文化に関する幅広い分野を学び、深い知識と批判的思考を養います。
卒業後の進路は多岐にわたり、情報サービス業、専門サービス業、公務員など幅広い 分野での活躍が期待されます。また、大学院に進学する学生も多く、さらに高度な学問の探求を目指しています。
解説した中でも、文芸学に関する重要なポイントを最後に記載していきます。
- 文芸学部では文学研究、芸術研究、文化研究、創作活動について学ぶ
- 文芸学を学ぶ際に英語は必須ではないが、英語で書かれた文学作品などを読む場合は英語力はあったほうがいい
- 文芸学と文学部は研究対象と学習スタイルが異なる
当記事を通して、文芸学についての全体像を理解する参考になれば幸いです。文芸学に興味がある方やキャリア選択の参考にしたい方は、ぜひ文芸学部への進学を検討してみてください。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。