推薦入学試験(公募制)
哲学科
出願書類の書き方
レポート課題は哲学的著作1冊を選び、その中で興味をもった議論を「著作に即して」具体的に述べるものです。
単なる感想ではなく、著者の議論構造を理解し、「著者はなぜそう主張するのか」を説明することが重要です。
自分の考察も含めますが、まずは著作の論理を正確に解釈し、提示することに重点を置いてください。
二次試験の対策
試問は哲学への関心と思考力・表現力を問うため、複雑な哲学的問題について論理的に考える訓練が必要です。
高3春から、哲学の入門書を複数冊読み、哲学的思考の基本を習得してください。
抽象的な概念についても、具体例を交えて分かりやすく説明する力を養いましょう。
面接で問われること
哲学への関心の深さ、提出した著作についての理解度、哲学的問題に対する自分の見方が問われます。
日常的に「人生とは何か」「正義とは何か」といった問題を考える習慣が役立ちます。
対策スケジュール
高3春~夏:哲学の入門書3~5冊の読破。
自分の関心分野(倫理学、認識論、美学など)を決定。
高3夏~秋:哲学的著作1冊の深掘り読みとレポート課題の準備。
高3秋~出願期限:複雑な哲学的問題についての論述練習。
レポート課題の執筆。
出願後~二次試験:面接対策。
哲学的議論についての対話練習。
著作内容の詳細説明。
史学科
出願書類の書き方
課題図書『家の歴史を書く』は、朴沙羅による歴史的思考の入門書です。
「家」という身近なテーマから、歴史学的思考を学べます。
夏休み前に読了し、複数回精読してください。
自己推薦書では、歴史への関心の具体性と、大学での学習意欲を示してください。
二次試験の対策
学科試問は歴史学的な理解力と思考力を問うため、広く深い歴史知識が必要です。
高3春から、得意な時代(日本史または世界史)を中心に、教科書を複数回精読してください。
課題図書『家の歴史を書く』に関する質問も予想されるため、熟読してください。
面接で問われること
課題図書『家の歴史を書く』の内容理解、自分の歴史研究への関心分野(例:中世日本史、アジア史など)、将来のキャリアプラン(研究者、教員、文化財保護など)が問われます。
歴史資料の読み方や歴史的事象に対する複数の解釈可能性について、理解していることが重要です。
対策スケジュール
高3春:課題図書『家の歴史を書く』読了。
複数回精読。
高3夏~秋:得意な時代の教科書精読。
関連する歴史書の読書。
高3秋~出願期限:課題図書に関する議論準備。
歴史的思考力についての論述練習。
出願後~二次試験:面接対策。
課題図書内容の詳細説明。
歴史事象についての多角的分析練習。
国文学科
出願書類の書き方
レポート課題は日本の古典文学と近代文学(1945年頃まで)から各1作品を選び、その作品に即して自分の考えを述べるものです。
例えば『源氏物語』と『坊っちゃん』、『竹取物語』と『羅生門』など、時代を異にする2作品の比較でもよいですし、各1作品に対する独立した論述でも構いません。
作品の文学的価値や表現技法についても触れると、より高い評価が得られます。
二次試験の対策
小論文は国文学・国語学・漢文学を学ぶための読解力・表現力・思考力を問うため、古典から現代まで幅広い日本語テキストの読解が必要です。
高3春から古典の教科書を丁寧に読み、語彙や文法を確実に習得してください。
毎週1回は古典・近代文学についての小論文を書く練習をしましょう。
面接で問われること
提出したレポートで選んだ作品についての深い理解、古典・近代文学への関心の具体性、日本語や文学を学ぶことの意義について、自分の考えが問われます。
古典の魅力をどう受け取ったか、個人的な感動が本当に伝わることが大切です。
対策スケジュール
高3春~夏:古典文学と近代文学の教科書精読。
2つのレポート対象作品を選定。
高3夏~秋:各作品の深掘り読み。
作品の背景や文学的特性についての学習。
高3秋~出願期限:レポート課題の執筆。
国文学的視点からの小論文演習。
出願後~二次試験:面接対策。
選択作品についての詳細説明。
古典・近代文学への個人的感動についての語り練習。
英文学科
出願基準
- 英語の学習成績の状況4.5以上と、英検準1級など高い英語基準が要求されます。これは文学部内で最も高い基準です。
出願書類の書き方
レポート課題は英米文学作品(英語原文または日本語訳)を読み、印象に残った登場人物について論じるものです。
例えば『ライラの冒険』のライラ、『クリスマス・キャロル』のスクルージなど、登場人物の心理変化や成長を分析してください。
文学的表現技法についても言及すると、より高度な論述になります。
二次試験の対策
英語適性検査は、与えられた英文の読解力と思考力を問う試験です。
高3春から、英米の原文テキスト(評論、小説の抜粋など)を定期的に読み、複雑な英文の読み方を習得してください。
英語で自分の考えを論述する訓練も重要です。
面接で問われること
英米文学への深い関心、提出したレポートで論じた登場人物についての詳細な理解、英文学を学ぶことの意義が問われます。
英語での簡単な質問応答もあり得るため、英語でのコミュニケーション力も求められます。
対策スケジュール
高3春~夏:英検準1級対策。
ライティング・スピーキング分野に特に注力。
高3夏~秋:英米文学作品の原文読み。
レポート対象作品を選定。
高3秋~出願期限:レポート課題の執筆。
英文読解と英語論述の演習。
出願後~二次試験:面接対策。
英米文学についての英語での議論練習。
ドイツ文学科
出願書類の書き方
レポート課題は「ドイツ語圏の文学、芸術、思想、歴史において、自分が興味をもっている事柄を挙げて論じる」というもので、自由度が高いです。
例えば「ゲーテの人生観」「バイマル共和国における芸術運動」など、具体的なテーマを選定し、論述してください。
図書館やインターネットで関連資料を複数参照し、複層的な分析を心がけましょう。
二次試験の対策
試問は「与えられた日本語テキストをふまえて、自らの考えを論理的に展開・表現」するもので、テキスト読解と論述の総合力が問われます。
高3春から、複雑な日本語エッセイを読み、そこから自分の考えを導く訓練をしてください。
面接で問われること
ドイツ語圏の文化・思想への関心の深さ、提出したレポートのテーマについての専門的知識、大学での学習計画が問われます。
ドイツ語での簡単な質問応答もあり得ます。
対策スケジュール
高3春~秋:ドイツ語圏の文学・芸術・思想についての読書。
自分の関心分野を決定。
高3秋~出願期限:レポート課題の準備と執筆。
複雑な日本語テキストについての論述練習。
出願後~二次試験:面接対策。
レポート内容の詳細説明。
ドイツ語圏の文化についての議論練習。
フランス文学科
出願書類の書き方
課題図書『クレーヴの奥方』はフランス古典文学の傑作で、17世紀の作品です。
高度な内容を含むため、夏休みに読破し、複数回精読してください。
自己推薦書では、フランス文化・文学への関心と、この著作との出会いを述べてください。
二次試験の対策
学科試問では英語またはフランス語のディクテーション(聴解・文字起こし)と、課題図書に関する小論文が課されます。
課題図書は完全に理解し、その歴史的背景や文学的価値について論じられるよう準備してください。
高3春から、フランス文学の歴史と代表作についての基本知識を習得してください。
面接で問われること
課題図書『クレーヴの奥方』の内容理解、フランス古典文学の文学的価値についての見解、フランス文化への関心が問われます。
課題図書内の人物心理や道徳的問題についても議論される可能性があります。
対策スケジュール
高3春:課題図書『クレーヴの奥方』読了。
複数回精読。
高3夏~秋:フランス文学の歴史学習。
課題図書の背景や作風についての研究。
高3秋~出願期限:課題図書に関する小論文の執筆。
ディクテーション練習。
出願後~二次試験:面接対策。
課題図書の内容説明と文学的価値についての議論練習。
新聞学科
出願書類の書き方
レポート課題は最近の時事問題から関心をもったテーマを選び、報道のあり方も含めて分析するものです。
政治、経済、国際情勢、社会問題など、多岐に渡るテーマが考えられます。
重要なのは「複数の報道媒体の報じ方を比較検討し、報道の多様性を認識する」ことです。
二次試験の対策
学科試問はジャーナリズムに関する基礎的知識を問うため、新聞・テレビ・ネット報道の歴史と現状についての理解が必要です。
高3春から、新聞を毎日読み、報道の質や視点の違いを意識してください。
また、報道倫理や取材のあり方についても、基本的な知識を習得しましょう。
面接で問われること
提出したレポートで選んだ時事問題についての深い理解、報道のあり方に対する自分の考え、ジャーナリズムへの関心の根拠が問われます。
メディアリテラシーや報道の社会的責任についても質問される可能性があります。
対策スケジュール
高3春~秋:新聞の毎日購読(複数紙)。
テレビニュースの定期的な視聴。
報道の比較読み。
高3秋~出願期限:関心のある時事問題を決定。
複数の報道を集めて比較分析。
レポート課題の執筆。
出願後~二次試験:面接対策。
選んだテーマについての詳細説明。
報道批評についての議論練習。
推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】
哲学科
出願書類の書き方
哲学的著作を 1 冊読み、そこで興味をもった議論を、その著作の議論に即して具体的に述べることが重要です。
単なるあらすじ説明ではなく、著者の問題意識・論証方法・結論に対する自身の批判的検討を示しましょう。
その著作が提起する哲学的問題に、自分がどのように向き合い、何を学んだのかを明確に述べることで説得力が高まります。
二次試験の対策
学科試問は哲学への関心と思考力・表現力が問われます。
与えられた哲学的課題に対して、複数の立場から論理的に考察し、自身の見方を明確に示す訓練が必須です。
IB カリキュラムでの哲学的思考を基盤に、複雑な思想的問題に対する深い分析力を鍛えましょう。
面接で問われること
レポートで選んだ著作についての詳細な理解、そしてそれが自身の哲学的思考にどのような影響を与えたのかが問われます。
対策スケジュール
9 月末まで:複数の哲学的著作を読み、関心のあるものを選定。
10 月:選んだ著作を精読。
その中で最も興味をもった議論をピックアップ。
10 月中旬:レポート等特定課題を執筆。
著作の議論と自身の考察を結びつける。
11 月初:哲学的問題の分析演習を毎日実施。
論理的な思考展開と表現力を鍛える。
11 月中旬~出願締切:面接対策として、選んだ著作の内容に関する深掘り質問への回答練習。
史学科
出願基準
- IB Diplomaを取得見込みの者。
- 必修:歴史(HL)を履修した者
出願書類の書き方
レポート提出の課題はありませんが、課題図書『家の歴史を書く』を精読し、著者の歴史研究方法論を深く理解することが必須です。
IB で学んだ歴史学的知識と著作の内容を融合させ、より高度な歴史的思考を準備しておきましょう。
二次試験の対策
学科試問は歴史学と歴史に関する理解力・思考力、そして課題図書に関わる試問が含まれます。
IB 歴史 HL で学んだ知識を基盤に、著者が提示する「家の歴史」という新しい研究視点を理解し、それが歴史学全体にどのような意味を持つのかを分析する力が必須です。
面接で問われること
課題図書『家の歴史を書く』の具体的な内容についての理解度、そして著者の歴史研究方法論に対する自身の評価が問われます。
また、IB で学んだ世界史の知識と、著作で紹介される家族史研究の方法論をどう結びつけるかについても深掘りされるでしょう。
対策スケジュール
9 月中:課題図書『家の歴史を書く』を精読。
著者の研究方法論を整理。
9 月末~10 月:IB 歴史 HL の重要単元の復習。
著作との関連性を考察。
10 月:歴史学の基礎概念と著作の内容の関連性を深掘り。
11 月初:歴史学と歴史に関する小論文演習を毎日実施。
複合的な歴史的思考を鍛える。
11 月中旬~出願締切:面接対策として、課題図書の内容に関する深掘り質問への回答練習。
国文学科
出願書類の書き方
日本の古典文学(漢文学を含む)と近代文学(明治期~1945 年頃)の中から、それぞれ 1 作品を選び読むことが必須です。
作品のあらすじ説明ではなく、自身が興味をもった登場人物・テーマ・表現技法などについて、作品に即して具体的に論じることが重要です。
古典と近代文学の両者を比較検討し、日本文学の変遷についての自身の見方を示すと、より深い理解を示せます。
二次試験の対策
学科試問は国文学・国語学・漢文学を学ぶための読解力・表現力・思考力が問われます。
与えられた日本文学テキストを分析し、その意味・構造・背景にある思想を論述する訓練が必須です。
面接で問われること
選んだ 2 つの作品についての詳細な理解、そして古典と近代文学にはどのような違いや共通性があるのかについての自身の見方が問われます。
対策スケジュール
9 月末まで:古典文学・近代文学の複数の作品を読む。
各分野から 1 冊ずつ選定。
10 月:選んだ 2 作品を精読。
興味をもった点を詳細にまとめる。
10 月中旬:レポート等特定課題を執筆。
2 作品について具体的に論じ、比較検討を加える。
11 月初:日本文学の読解と分析演習を毎日実施。
テーマや表現技法の理解を深める。
11 月中旬~出願締切:面接対策として、選んだ作品の内容に関する深掘り質問への回答練習。
英文学科
出願書類の書き方
英米文学作品を 1 つ選び、特に印象に残った登場人物について論じることが課題です。
原文・日本語訳どちらでも可ですが、高度な読解力を示すなら原文での読了が有利です。
単なるキャラクター紹介ではなく、その登場人物の行動・心理・作品における役割について、文学的観点から深く分析することが重要です。
二次試験の対策
学科試問は英語適性検査で、与えられた英文について読解力・思考力・表現力が問われます。
IB 英語のカリキュラムで学んだ高度な読解スキルを活かし、複雑な英文を分析し、自身の見解を英語で述べる訓練が必須です。
面接で問われること
選んだ作品とその登場人物についての詳細な理解、そして英文学への関心の深さが問われます。
また、英米文学という分野の特色と、その学習の意義についても説明できるよう準備しましょう。
対策スケジュール
9 月末まで:複数の英米文学作品を読む(原文または日本語訳)。
関心のある 1 作品を選定。
10 月:選んだ作品を精読。
特に印象に残った登場人物を複数挙げ、分析。
10 月中旬:レポート等特定課題を執筆。
選んだ登場人物について文学的に論じる。
11 月初:英語適性試験対策として、英文読解と論述演習を毎日実施。
11 月中旬~出願締切:面接対策として、作品と登場人物に関する英語での深掘り質問への回答練習。
ドイツ文学科
出願書類の書き方
ドイツ語圏の文学・芸術・思想・歴史において、自身が興味をもっている事柄を挙げて論じることが課題です。
特定の著作・芸術家・思想家・歴史的事件など、具体的な対象を選び、その重要性と自身の関心の理由を明確に述べることが重要です。
複数の視点から分析し、ドイツ語圏文化への理解の深さを示しましょう。
二次試験の対策
学科試問は与えられた日本語テキストを踏まえて、自らの考えを論理的に展開・表現する力が問われます。
ドイツ語圏の文化的・歴史的背景に関する理解が必須です。
面接で問われること
選んだドイツ語圏の対象についての詳細な知識と、その分野での自身の見方が問われます。
対策スケジュール
9 月末まで:ドイツ語圏の文学・芸術・思想に関する複数の文献を読む。
関心のあるテーマを選定。
10 月:選んだテーマについて深掘り学習。
複数の視点から理解を深める。
10 月中旬:レポート等特定課題を執筆。
選んだテーマについて論理的に論じる。
11 月初:テキスト理解と論述演習を毎日実施。
フランス文学科
出願書類の書き方
レポート提出の課題はありませんが、課題図書『クレーヴの奥方』を精読し、その内容を深く理解することが必須です。
17 世紀フランス文学の傑作であり、愛・道徳・社会的規範についての複雑なテーマが扱われています。
フランス文学・文化への関心を示す重要な準備となります。
二次試験の対策
学科試問は外国語適性検査(英語またはフランス語のディクテーション)と、課題図書に関する小論文です。
課題図書の内容を基に、フランス文学における人間観・愛情観・社会批評についての理解が問われます。
面接で問われること
課題図書『クレーヴの奥方』の具体的な内容についての理解度、そしてこの作品がフランス文学史において持つ意義についての自身の見方が問われます。
対策スケジュール
9 月中:課題図書『クレーヴの奥方』を精読。
17 世紀フランス文学の背景知識を習得。
9 月末~10 月:著作の主要なテーマと登場人物の心理を詳細にまとめる。
10 月:フランス文学史における本作品の位置づけについて学習。
11 月初:小論文演習を毎日実施。
課題図書の内容に基づいて論述する力を鍛える。
11 月初:外国語適性検査対策も並行実施。
11 月中旬~出願締切:面接対策として、課題図書の内容に関する深掘り質問への回答練習。
複合的な思考展開力を鍛える。
11 月中旬~出願締切:面接対策として、選んだテーマに関する深掘り質問への回答練習。
新聞学科
出願書類の書き方
最近の時事問題から関心のあるテーマを選び、それに関する報道のあり方を含めて、自身の意見を述べることが課題です。
政治・経済・社会・国際問題など、様々な分野が対象になります。
単なる報道内容の説明ではなく、報道のあり方に対する批判的検討と、テーマに関する自身の深い考察が重要です。
新聞記事・放送番組・ニュースサイト等の出典、参照文献の明示も必須です。
二次試験の対策
学科試問はジャーナリズムに関する基礎的試問です。
報道倫理・情報の信頼性・メディアの社会的役割など、ジャーナリズムの本質に関する理解が問われます。
IB カリキュラムでの社会科学的思考と、時事問題への深い関心を組み合わせた論述訓練が必須です。
面接で問われること
選んだ時事問題についての詳細な知識と、その報道についての批判的評価が問われます。
また、ジャーナリズムの社会的責任についての自身の見方も重要です。
対策スケジュール
9 月末まで:複数の時事問題を追跡。
関心のあるテーマを選定。
10 月:選んだテーマについて、複数の媒体の報道を比較検討。
出典情報をまとめる。
10 月中旬:参考文献を複数収集し、精読。
テーマについての理解を深める。
10 月末:レポート等特定課題を完成。
報道のあり方と自身の意見を論理的にまとめる。
11 月初:ジャーナリズムに関する小論文演習を毎日実施。
報道倫理や情報信頼性について論述する力を鍛える。
11 月中旬~出願締切:面接対策として、選んだ時事問題と報道のあり方に関する深掘り質問への回答練習。