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    上智大学神学部公募推薦入試とは

    上智大学神学部は、キリスト教の思想と歴史を深く学び、信仰と理性の相互関係を理解することを目的とした学部です。

    宗教的思考力と現代社会への洞察を兼ね備えた思想的指導者・知識人を育成します。

    本ページでは、上智大学神学部の年内入試である公募推薦入試の概要と対策についてお伝えします。

    目次

    • 1実施している年内入試の種類と日程について
      • 1-1推薦入学試験(公募制)
        • 1-1-1神学科(推薦入学試験(公募制))入試日程
      • 1-2推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】
        • 1-2-1神学科(推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】)入試日程
        • 1-2-2神学科(神学部推薦入学試験)入試日程
      • 1-3神学科(神学部推薦入学試験)
        • 1-3-1神学科(神学部推薦入学試験)入試日程
    • 2各入試の募集人数・倍率
      • 2-1推薦入学試験(公募制)
      • 2-2推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】
      • 2-3神学科(神学部推薦入学試験)
    • 3各学部・学科の出願基準・出願書類と二次選抜について
      • 3-1推薦入学試験(公募制)
        • 3-1-1出願基準
        • 3-1-2出願書類
        • 3-1-3試験内容
      • 3-2推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】
        • 3-2-1出願基準
        • 3-2-2出願書類
        • 3-2-3試験内容
      • 3-3神学科(神学部推薦入学試験)
        • 3-3-1出願基準
        • 3-3-2出願書類
    • 4各学科の総合型選抜の対策ポイント
      • 4-1推薦入学試験(公募制)
        • 4-1-1出願書類の書き方
        • 4-1-2二次試験の対策
      • 4-2推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】
      • 4-3神学科(神学部推薦入学試験)
    • 5総合型選抜に対するよくある質問
      • 5-1推薦入学試験(公募制)
        • 5-1-1Q1:キリスト教信仰がない学生も受験できますか?
        • 5-1-2Q2:聖書を読んだことがありません。
        • 5-1-3Q3:外国語試問で「英・独・仏から選択」とありますが、どの言語を選ぶべきですか?
        • 5-1-4Q4:キリスト教に関する知識がほぼゼロです。何から学習を始めればいいですか?
        • 5-1-5Q5:面接でキリスト教倫理についての深い議論ができなかったら、不合格になるのではないでしょうか?
      • 5-2推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】
        • 5-2-1Q1. IB Diplomaを取得できなかった場合はどうなりますか?
        • 5-2-2Q2. キリスト教外国語選択で、英語・ドイツ語・フランス語のいずれかを選べますが、どれを選ぶべきですか?
        • 5-2-3Q3. 聖書を全部読む必要がありますか?
        • 5-2-4Q4. 「特筆すべき能力・実績」を証明する書類は、どのようなものが該当しますか?
        • 5-2-5Q5. キリスト教の基礎知識がない場合、どのように準備すればよいですか?
      • 5-3神学科(神学部推薦入学試験)
        • 5-3-1Q. 神学部推薦入試と一般入試の違いは何ですか?
        • 5-3-2Q. 社会人経験がなくても出願できますか?
        • 5-3-3Q. 外国語試験はどの言語を選べば有利ですか?
        • 5-3-4Q. 推薦書はどのような内容が書かれるべきですか?
        • 5-3-5Q. 面接ではどのようなことを準備すべきですか?
    • 6まとめ

    この記事を書いた人

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    年内入試ナビ編集部

    年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。

    実施している年内入試の種類と日程について

    神学科

    試験名推薦入学試験(公募制)
    出願締切日2025/11/06
    一次合格発表日-
    試験日2025/11/29
    合格発表日2025/12/11
    試験名推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】
    出願締切日2025/11/06
    一次合格発表日-
    試験日2025/11/29
    合格発表日2025/12/11
    試験名出願締切日一次合格発表日試験日合格発表日
    推薦入学試験(公募制)2025/11/06-2025/11/292025/12/11
    推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】2025/11/06-2025/11/292025/12/11

    推薦入学試験(公募制)

    神学科(推薦入学試験(公募制))入試日程

    出願締切から二次試験まで約3週間と非常にタイトな日程です。

    出願書類の完成度がそのまま合否に直結するスケジュール感のため、書類準備への集中が特に重要です。

    出願の6週間以上前から志望理由書・活動報告書の作成を開始し、締切直前に質が落ちないよう早めに仕上げることが最優先です。

    面接対策は書類作成と並行して進めてください。

    合格発表まで試験から約2週間と結果が早く出るため、一般入試との併願計画も立てやすい入試です。

    推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】

    神学科(推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】)入試日程

    出願締切から二次試験まで約3週間と非常にタイトな日程です。

    出願書類の完成度がそのまま合否に直結するスケジュール感のため、書類準備への集中が特に重要です。

    出願の6週間以上前から志望理由書・活動報告書の作成を開始し、締切直前に質が落ちないよう早めに仕上げることが最優先です。

    面接対策は書類作成と並行して進めましょう。

    合格発表まで試験から約2週間と結果が早く出るため、一般入試との併願計画も立てやすい入試です。

    神学科(神学部推薦入学試験)入試日程

    出願締切から二次試験まで約5週間の標準的な日程です。

    出願後に試験対策へ切り替える時間は限られているため、準備の並走が必要です。

    出願締切の2〜3週間前には書類を完成させ、残りを面接・小論文対策に充てる計画が効果的です。

    書類と二次試験対策を並走させる意識で準備を進めてください。

    合格発表まで試験から約1週間と結果が早く出るため、一般入試との併願計画も立てやすい入試です。

    神学科(神学部推薦入学試験)

    神学科(神学部推薦入学試験)入試日程

    出願締切から二次試験まで約5週間の標準的な日程です。

    出願後に試験対策へ切り替える時間は限られているため、準備の並走が必要です。

    出願締切の2〜3週間前には書類を完成させ、残りを面接・小論文対策に充てる計画が効果的です。

    書類と二次試験対策を並走させる意識で準備を進めてください。

    合格発表まで試験から約1週間と結果が早く出るため、一般入試との併願計画も立てやすい入試です。


    各入試の募集人数・倍率

    神学科

    試験名推薦入学試験(公募制)
    募集人数8
    倍率 20252.1
    倍率 20241.3
    試験名推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】
    募集人数8
    倍率 20252.1
    倍率 20241.3
    試験名募集人数倍率 2025倍率 2024
    推薦入学試験(公募制)82.11.3
    推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】82.11.3

    推薦入学試験(公募制)

    募集8名に対し、倍率2.1倍は標準的な水準です。

    平均的な完成度では埋もれてしまうため、「なぜこの学科でなければならないか」という点を具体的に言語化できている受験生が有利です。

    推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】

    募集8名に対し、倍率2.1倍は標準的な水準です。

    平均的な完成度では埋もれてしまうため、「なぜこの学科でなければならないか」という点を具体的に言語化できている受験生が有利です。

    神学科(神学部推薦入学試験)

    募集人数は2名です。

    倍率データは公式の募集要項をご確認ください。

    各学部・学科の出願基準・出願書類と二次選抜について

    神学科

    試験名推薦入学試験(公募制)
    出願評定3.5
    必要英検スコア-
    出願書類自己推薦・自己アピール書 その他書類 推薦書 事前課題
    試験内容

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    面接

    試験名推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】
    出願評定-
    必要英検スコア-
    出願書類自己推薦・自己アピール書 事前課題 その他書類 推薦書
    試験内容

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    面接

    試験名出願評定必要英検スコア出願書類試験内容
    推薦入学試験(公募制)3.5-自己推薦・自己アピール書 その他書類 推薦書 事前課題

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    面接

    推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】--自己推薦・自己アピール書 事前課題 その他書類 推薦書

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    面接

    推薦入学試験(公募制)

    出願基準

    • 全体の学習成績の状況3.5以上(他学部より基準が低い)。
    • 外国語検定試験の提出は任意(ただし、キリスト教の外国語聖書研究のため、英語・独語・仏語の基礎学習が有利)。

    出願書類

    • 上智大学志願票
    • 高等学校調査書(高等学校長が証明したもの)
    • 高等学校長の推薦状
    • 自己推薦書
    • レポート等特定課題(「あなたがキリスト教を学びたいと希望するに至った過程、キリスト教からどのようなことを学びたいと思っているかを述べなさい」)
    • 「特筆すべき能力・実績」を証明する書類(任意。例:聖書研究会での活動実績、教会での奉仕経験など)
    • 出願書類チェックリスト

    試験内容

    • 二次試験:学科試問、面接
    • キリスト教外国語(英語・独語・仏語から選択)の基礎理解を問う試問(90分)
    • キリスト教に関する基礎理解を問う小論文(60分)

    推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】

    出願基準

    • IB Diplomaを取得見込みの者。

    出願書類

    • 上智大学志願票
    • 高等学校調査書(高等学校長が証明したもの)
    • INTERNATIONAL BACCALAUREATE PREDICTED GRADES REPORT FORM
    • 高等学校長の推薦状
    • 自己推薦書
    • レポート等特定課題(「あなたがキリスト教を学びたいと希望するに至った過程、キリスト教からどのようなことを学びたいと思っているかを述べる」)
    • 「特筆すべき能力・実績」を証明する書類(任意)
    • 出願書類チェックリスト

    試験内容

    • 出願締切:2025年11月6日
    • 二次試験日:2025年11月29日
    • 合格発表:2025年12月11日
    • 二次試験:学科試問(キリスト教外国語(英独仏より選択)の基礎理解を問う(90 分)、小論文―キリスト教に関する基礎理解を問う(60 分))、面接

    神学科(神学部推薦入学試験)

    出願基準

    • 高等学校卒業後、数年間社会で実務についたのち司祭・修道者を志した者
    • または高等学校卒業(見込み)で学習成績の状況(評定平均値)3.5以上の者
    • 以下のいずれかを満たすこと:
    • (a) 正式にカトリック教会の教区神学生として認められている者
    • (b) 男女修道会の正式な会員、あるいは修道院・会宅で共同生活を行っている者、あるいは入学後それが決定している者
    • 日本語を母語としない者は日本語能力試験(N2)を取得済であること

    出願書類

    • 入学志願票
    • 調査書
    • 推薦書(カトリック教会の神父または修道会上長による推薦)
    • 志望理由書
    • その他カトリック教会・修道会から求められる書類

    試験内容

    • 二次試験:外国語試験(60分)および面接
    • 外国語試験は英語、ドイツ語、フランス語、イスパニア語、イタリア語より1か国語選択
    • 試験日程:2026年2月19日
    • 合格発表:2026年2月24日

    各学科の総合型選抜の対策ポイント

    推薦入学試験(公募制)

    出願書類の書き方

    レポート課題は非常に個人的で深い問いです。

    「なぜキリスト教を学びたいのか」「現在のあなたは、キリスト教のどの側面に惹かれているのか」を真摯に答える必要があります。

    例えば、教会での礼拝経験、聖書の言葉との出会い、人生の困難や人間関係の中での信仰の役割など、具体的で個人的な理由を述べてください。

    建前的な答えではなく、本当の動機を言語化することが重要です。

    自己推薦書では、高校時代の経験や、自分がどのような人間であるか、人生で大切にしていることを述べてください。

    神学は「自分の人生と信仰をどう向き合わせるか」を問う学問です。

    そうした自己認識が示されていることが、入学後の学習意欲につながります。

    「特筆すべき能力・実績」は任意ですが、教会での活動経験や、キリスト教に関する読書・研究があれば記載することで、真摯な関心が伝わります。

    二次試験の対策

    学科試問は「キリスト教外国語(英・独・仏から選択)の基礎理解」と「キリスト教に関する基礎理解を問う小論文」の2部構成です。

    外国語試問(90分)

    英語、ドイツ語、フランス語のうち、1つを選択します。

    聖書の抜粋(英語版など)を読み、その内容を理解し、簡潔に説明する能力が試されます。

    高3春から、英語の場合は "King James Bible" など英語聖書を定期的に読み、聖書特有の表現に慣れてください。

    ドイツ語・フランス語の場合も、その言語での基本的な語彙と読解力が必要です。

    小論文(60分)

    キリスト教の基本的な教義や歴史、現代社会におけるキリスト教の役割などについて、論述する力を問われます。

    高3春から、『聖書』の基本的部分(マタイ福音書、ルカ福音書など)と、キリスト教概論書を読破してください。

    毎週1回は、キリスト教的課題についての小論文を書く練習をしましょう。

    面接で問われること

    主に以下のような内容が問われます。

    • レポートで述べたキリスト教学習動機
    • キリスト教に関する基本知識(聖書の内容、教派の違い、歴史的背景など)
    • 大学でどのような研究をしたいのか
    • 卒業後の進路希望(教育、牧師、神学研究など)

    また、現代社会の倫理的課題(戦争、貧困、環境問題など)に対するキリスト教的視点からの考察も期待されます。

    キリスト教信仰をどう理解しているか、信仰の深さよりも、「理性的に信仰を考察する力」が評価されます。

    対策スケジュール

    以下のようなスケジュールを確保するとよいでしょう。

    高3春~夏

    • キリスト教の基本学習。
    • 旧約聖書・新約聖書の代表的箇所を読破。
    • 『聖書』日本聖書協会版など、標準的な翻訳で学習。

    高3夏~秋

    • キリスト教概論書(例:『キリスト教とは何か』など)の読破。
    • 西洋史における宗教改革の学習。

    高3秋~出願期限

    • 選択する外国語聖書の定期的な読み。
    • 小論文の毎週1回の演習。
    • レポート課題の執筆。

    出願後~二次試験

    • 面接対策。
    • レポート内容の詳細説明。
    • キリスト教に関する倫理的課題についての議論練習。
    • 現代社会におけるキリスト教の役割についての思考。

    推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】

    出願書類の書き方

    「キリスト教を学びたいと希望するに至った過程」では、単なる「キリスト教に興味があります」という抽象的な説明では不十分です。

    実際の人生経験・読書体験・人間関係を通じて、どのようにキリスト教への関心が深まったのかを具体的に述べることが重要です。

    例えば、キリスト教系の学校での学び、聖書の読書体験、国際交流を通じたキリスト教圏文化の理解など、具体的なきっかけを示しましょう。

    その上で、「キリスト教から学びたいこと」についても、神学的関心(教義・倫理・歴史)か、実践的関心(社会奉仕・国際協力)かを明確にして述べることで、志望動機の深さが伝わります。

    二次試験の対策

    学科試問は 2 つの部分に分かれます。

    第 1 部は「キリスト教外国語(英独仏より選択)の基礎理解」で、90 分間で行われます。

    選択言語でのキリスト教文献や聖書の読解力が問われます。

    IB での高度な言語学習スキルを活かし、宗教関連の専門用語や概念を理解する訓練が必須です。

    第 2 部は「キリスト教に関する基礎理解」を問う小論文で、60 分間です。

    キリスト教史・教義・倫理・社会的役割など、複合的なテーマが出題される可能性があります。

    聖書の基本的知識や、キリスト教の中核的な概念についての理解が重要です。

    面接で問われること

    レポートで述べた「キリスト教学習の過程」についての詳細な質問が予想されます。

    また、キリスト教の基本的な教義(三位一体説・救済論・愛と赦しなど)についての理解度、そして神学科での学びが将来のキャリアにどう結びつくのかについても問われます。

    キリスト教への関心の真摯さと、学習への意欲が最重要です。

    対策スケジュール

    以下のようなスケジュールを組むと良いでしょう。

    9 月末まで

    • 聖書の基本部分を読む。
    • キリスト教の基本的概念を習得。
    • 参考図書を複数読み込む。

    10 月

    • レポート等特定課題の執筆。
    • キリスト教学習に至った過程と学びたいことを論理的にまとめる。

    10 月中旬

    • 選択する外国語(英独仏)を決定。
    • キリスト教関連の文献を該当言語で読み始める。

    10 月末

    • 外国語試験対策として、宗教関連の専門用語や聖書表現の学習を本格化。

    11 月初旬

    • キリスト教基礎理解に関する小論文演習を毎日実施。
    • 教義・歴史・倫理など複合的なテーマで論述力を鍛える。

    11 月初~中旬

    • 外国語試験対策と小論文演習を並行実施。

    11 月中旬~出願締切

    • 面接対策として、キリスト教に関する深掘り質問への回答練習。

    神学科(神学部推薦入学試験)

    出願書類の書き方

    志望理由書では、単なる聖職志望ではなく、具体的な信仰経歴と社会経験を記述することが重要です。

    特に現役高校生の場合は、神学部を選択するに至った精神的背景を詳細に説明してください。

    カトリック教会での活動経歴、信仰共同体への関わり、社会奉仕活動などを具体例として示すことで、説得力が増します。

    推薦書は神父または修道会上長による推薦となるため、事前に推薦者と十分に相談し、自身の適性や志向を明確に伝えておくことが必須です。

    また、カトリック教会・修道会からの特別書類がある場合は、それらの作成にも注力してください。

    二次試験の対策

    外国語試験は選択制ですが、自身が最も得意な言語を選択することが戦略的に重要です。

    英語を選択する場合は、一般的な英文読解に加えて、宗教学や哲学に関連した文章も読む習慣をつけてください。

    面接に備えて、自身の信仰史や社会経験、神学に対する関心分野を論理的かつ情動的に説明できるよう準備が必要です。

    面接で問われること

    以下のような点を問われる可能性があります。

    • 信仰の深さと具体性
    • 司祭・修道者としての適性判断
    • 社会人経験者としての実務能力
    • 困難への対処経験、共同生活への適応見通し
    • 神学部での学習目標と卒業後のキャリア展望

    カトリック倫理・教義に関する基礎知識も確認されることがあります。

    対策スケジュール

    【10月上旬】

    • 出願要項(各カトリック修道会へ配布)を取得し、推薦対象者条件を確認。
    • 推薦者(神父・修道会上長)との相談を開始。

    【10月中旬~12月末】

    • 志望理由書の執筆を進める。
    • 推薦書の作成を推薦者と協力して準備。
    • 外国語試験対策を開始。

    【1月】

    • 出願書類一式の提出(締切:2026年1月13日)。
    • 面接試験対策の集中化。

    【2月初旬~中旬】

    • 面接本番までの最終調整。
    • 外国語試験の模試実施・復習。

    【2月中旬〜下旬】

    • 二次試験当日。

    総合型選抜に対するよくある質問

    推薦入学試験(公募制)

    Q1:キリスト教信仰がない学生も受験できますか?

    A:信仰の有無は出願要件ではありません。

    むしろ大切なのは「キリスト教を学びたい真摯な関心」と「理性的・学問的に宗教を考察する姿勢」です。

    信仰がない場合は「信仰を持つに至る過程を学びたい」「キリスト教の思想的価値を理解したい」など、学問的動機を率直に述べてください。

    大学は信仰共同体ではなく、学問的な場です。

    Q2:聖書を読んだことがありません。

    高3から始めても対応できますか?

    A:十分対応できます。

    高3春から新約聖書(特にマタイ・ルカ・ヨハネの福音書)の主要部分を読破してください。

    最初は現代語版(『聖書 新共同訳』など)で分かりやすく読み、理解した上で、外国語での聖書に進みましょう。

    3~4ヶ月で標準的な聖書知識は習得できます。

    Q3:外国語試問で「英・独・仏から選択」とありますが、どの言語を選ぶべきですか?

    A:現在、最も基本的な実力がある言語を選んでください。

    英語が得意なら英語聖書、ドイツ語学習経験があればドイツ語、など現実的な判断が重要です。

    難度としては、英語聖書がやや読みやすく、独・仏はより高度な文法が必要とされます。

    自分の適性で判断してください。

    Q4:キリスト教に関する知識がほぼゼロです。何から学習を始めればいいですか?

    A:まずは以下の順序で学習してください。

    1. 『聖書』日本聖書協会版の新約聖書を読む。
    2. キリスト教の歴史を高校世界史の教科書で確認(宗教改革など)。
    3. キリスト教概論書を読む(『キリスト教とは何か』など)。
    4. 聖書関連の新書を2~3冊読む。

    この4段階で4~5ヶ月あれば、基本的な理解が達成できます。

    Q5:面接でキリスト教倫理についての深い議論ができなかったら、不合格になるのではないでしょうか?

    A:高3時点で完全な倫理学的思考は求められません。

    重要なのは「キリスト教的視点から、倫理的課題を考えようとする姿勢」です。

    例えば「戦争についてキリスト教はどう考えるのか」という質問に対し、「正確な答えは分からないが、聖書では『汝の敵を愛せよ』と述べられており、そこから平和への道を考える」という答え方でOKです。

    学ぶ意欲が評価されます。

    推薦入学試験(公募制) 【国際バカロレア(IB)枠】

    Q1. IB Diplomaを取得できなかった場合はどうなりますか?

    合格した場合でも、最終試験でIB Diplomaが取得できなかった場合は合格が取り消しとなります。

    IB課程の修了が本受験の必須条件であり、これは変更できません。

    Q2. キリスト教外国語選択で、英語・ドイツ語・フランス語のいずれかを選べますが、どれを選ぶべきですか?

    自身が最も学力の高い言語を選ぶことをお勧めします。

    IB での言語学習成果を最大限に活かすため、得意な言語を選択することが有利です。

    ただし、キリスト教文献の充実度も考慮すると、英語またはドイツ語が一般的です。

    Q3. 聖書を全部読む必要がありますか?

    旧約聖書・新約聖書の全部を読む必要はありませんが、新約聖書は全体の概要を理解し、福音書(マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネ)とパウロ書簡については特に丁寧に読むことをお勧めします。

    旧約聖書は創世記・出エジプト記・詩篇などの重要な部分を読み、キリスト教における役割を理解することが大切です。

    Q4. 「特筆すべき能力・実績」を証明する書類は、どのようなものが該当しますか?

    任意提出のため、必須ではありませんが、キリスト教関連のボランティア活動・留学経験・宗教研究の発表実績など、キリスト教学への関心を示すものがあれば、提出することで評価が高まります。

    Q5. キリスト教の基礎知識がない場合、どのように準備すればよいですか?

    基礎から学べる参考図書を複数用意し、段階的に学習することをお勧めします。

    例えば、『聖書―新しい翻訳』(新共同訳)の序文から開始し、キリスト教史の通史を 1~2 冊読むと、全体的な理解が深まります。

    学校のチャプレンやキリスト教の先生に相談すれば、より具体的なアドバイスが得られるでしょう。

    神学科(神学部推薦入学試験)

    Q. 神学部推薦入試と一般入試の違いは何ですか?

    神学部推薦入試はカトリック教会・修道会の認定を前提とした特別枠です。

    一般入試とは異なり、推薦書が必須であり、出願条件も限定されています。

    二次試験も外国語試験+面接という独自構成となります。

    神学部で学ぶことを強く志向し、教会・修道会の支援を受けられる志願者向けの試験方式です。

    Q. 社会人経験がなくても出願できますか?

    できます。

    高等学校卒業見込みで評定平均値3.5以上の者も対象です。

    ただし、カトリック教会の教区神学生として正式認定を受けるか、修道会の正式会員・共同生活者である必要があります。

    現役高校生でも十分なカトリック信仰基盤があれば、推薦対象となり得ます。

    Q. 外国語試験はどの言語を選べば有利ですか?

    試験実施側は選択言語による有利・不利を設けていないと考えられます。

    そのため、自身が最も得意で高得点が見込める言語を選択することが戦略的に正しい判断です。

    英語は受験者が多い可能性があり、競争が激しいかもしれません。

    独仏伊などの言語に堪能な志願者は、その強みを活かすことで相対的なアドバンテージが生まれる可能性があります。

    Q. 推薦書はどのような内容が書かれるべきですか?

    推薦書は推薦者(神父・修道会上長)が記載するため、志願者が直接書くことはできません。

    しかし、事前に自身の信仰経歴、社会奉仕活動、神学への関心、人格的な強みなどを推薦者に詳しく説明することで、より説得力のある推薦書が作成されます。

    推薦者との信頼関係が重要です。

    Q. 面接ではどのようなことを準備すべきですか?

    自身の信仰史(いつ、どのようにしてカトリック信仰を深めたか)、司祭・修道者を志した動機、神学部での具体的な学習目標、卒業後のキャリア展望、困難な状況での対処経験などを、論理的かつ誠実に説明できる準備が必要です。

    また、上智大学神学部の教育理念やカリキュラムについても事前に研究し、志望理由と結びつけておくことが有効です。

    まとめ

    上智大学神学部の公募推薦入試について、重要なポイントを振り返ります。

    • 出願基準:学科ごとに評定平均・英語資格・欠席日数などの条件が異なるため、志望学科の募集要項を必ず個別に確認すること
    • 出願書類:志望理由書・活動報告書では「なぜ上智大学の神学部でなければならないか」という具体的な根拠が問われる。書類の完成度が合否を大きく左右する
    • 二次試験:面接・小論文では自身の経験と将来像を論理的に語る力が評価される。繰り返しの練習が不可欠
    • スケジュール:出願締切から逆算して準備を進めること。書類と試験対策を並走させる計画が合格への鍵

    公募推薦入試で合格する人材像

    この入試で合格をつかむのは、「なぜこの学科でなければならないのか」を自分の言葉で語れる受験生です。

    学力だけでなく、高校時代の活動や経験を学科の学びと結びつけて表現できること、そして面接や書類を通じて大学で何を実現したいかを具体的に示せることが求められます。

    神学部を目指すあなたへ:公募推薦入試は、あなた自身の想いや経験を直接伝えられる入試です。

    「なぜ上智大学の神学部でなければならないのか」という問いに、自分の言葉で答えられるよう準備を進めてください。

    この記事の監修者

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    竹内 健登

    東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。

    [目次]