明治大学

◎電気電子工学専攻 社会の発展に伴って生まれてくるエネルギー問題などの新たな問題解決のために、電気、電子、情報、通信などの様々な分野から取り組んでいます。たとえば、電気自動車に関連する研究ではエネルギー貯蔵、モータの高効率化、制御システム開発などの問題に、また、スマートフォンに関連する研究では低消費電力集積電子回路、信号処理、無線周波数の有効利用、超高精細ディスプレイ開発などの問題に取り組んでいます。 ◎生命理工学専攻 生体医工学、脳神経科学、ナノバイオテクノロジー、創薬科学などの複合分野の研究を推進し、「電気＋生命」をベースに、新しい医療技術ならびに健康科学の分野を開拓し、活躍する最先端の人材を育成します。生命科学と電気工学の両方の知識を活かして、医療・健康福祉機器の開発職や、ライフサイエンスの新しい産業への応用を推進する技術者・研究者としての活躍が期待されます。

◎基礎機械工学1 機械工学はものづくりを担う総合工学です。本科目では、機械工学の概要と技術者の役割を学び、模型飛行機コンテスト、研究室を題材としたプレゼンテーション実習などを通じて、ものづくりの面白さを発見します。 ◎自分たちでロボットを設計・製作する『メカトロニクス実習』 メカトロニクスとは、機械工学（メカニクス）と電子工学（エレクトロニクス）のふたつの分野を結びつけた言葉です。この授業では、車体の設計、電子回路の製作、センサやモータの特性評価、プログラミングなど、さまざまな体験をすることができます。 ◎流れの制御でスマートな機械を『流体力学研究室』 流体力学は、多くの分野で私たちの生活と深くかかわっています。流体力学研究室では、流れをよく理解して、流れを自在に制御することで、さまざまな機械をより高性能にすることを目指して、研究を行っています。

◎実験を通じて基礎を学ぶ『機械情報工学実験2』 機械情報系のさまざまな実験や少人数のグループで課題に挑戦するエンジニアリングデザイン実習などを行います。エンジニアリングデザイン実習では、与えられた課題に対してグループでアイデアを出し合い、専門的な知識を応用しながら試行錯誤を重ねて、決められた期間内で装置を開発します。実験では、機械加工や電気回路、さまざまな計測実験、ロボットの制御実験などを通じて講義で学んだ基礎知識を体験として学んでいきます。 ◎機械と情報をやわらかくつなぐ『複雑ロボットシステム研究室』 家電から自動車まで、現代の機械の多くにはコンピュータが内蔵されており、デジタル情報でコントロールされています。そんなメカトロニクス（メカ＋エレクトロニクス）の最先端が、ロボット研究です。研究室では、とくにソフトロボティクスと呼ばれるやわらかいロボットの研究を進めています。

◎建築学科の研究分野 建築学科には大きく分けて、「構造・材料」系、「環境・設備」系、「歴史・意匠・計画」系の3つの学問分野があります。建築学科の履修システムの最大の特徴はどの分野の授業も自由に選択して学べる点です。自分で将来の進む方向を考え、そのシナリオに従って自由にカリキュラムを組むことができます。 ◎建築意匠論 建築学科では意匠・構造・設備の3分野の教員が、建築や都市に関する専門家の育成に努めています。この科目では、国内外の豊富な建築作品の事例や文献を紹介しつつ、建築デザインに関する基礎的知識、理論、諸概念について解説します。 ◎建築構造の魅力：力学現象の体験『構造・材料実験1』 この授業では、建築構造に関連する力学現象の深層を実験を通じて探求します。これらの知識は、建築物の構造設計や耐震研究の基盤を築く上で非常に重要です。建築構造学の魅力を体験的に学びたい方に最適です。

◎いま化学を学ぶことの意味 化学はヒトをはじめとする、あらゆる生命現象から宇宙を構成する物質の謎の解明まで、その応用は広範囲です。また、現在日常生活で使われている太陽電池、液晶、セラミックスなどのハイテク製品は、化学なくしては製造できません。さらに、これからの化学技術は地球と共存できるものでなければなりません。化学を学ぶ意味は21世紀を迎え、ますます大きくなります。 ◎応用化学実験1～4 化学物質の反応や分析を行う化学実験は、化学の醍醐味です。応用化学実験1～4では、様々な化学分野の実験を通じて基本的な実験操作を修得するとともに、より専門的な実験も体験しながら化学の面白さを学べます。 ◎早期卒業制度 応用化学科では、成績優秀者のうち、明治大学大学院理工学研究科応用化学専攻への進学希望者を対象とした早期卒業制度を導入しています。4年次に大学院授業科目を履修できるのも魅力です。

◎特色 情報科学は本来、単にコンピュータを扱うだけでなく、人間の知的活動の解明までを含む様々な問題を扱う間口の広い学問です。人文・社会科学、人間科学などとの境界領域も情報科学の対象になります。情報科学科では、主に情報に関する基礎理論、コンピュータのソフトウェア、ハードウェア、情報システムに関する教育、研究に加え、他分野との境界領域も積極的に取り上げます。 ◎画像処理とパターン認識 画像のコンピュータ上での表現と、機械学習を用いたパターン認識について学びます。座学だけでなく、理解を深めるためのプログラミング演習を取り入れており、最後には顔検出プログラムの作成ができるようになります。 ◎最適化論 最適化アルゴリズムとその特性について、座学とプログラミング言語Pythonを用いた実演の両側面から紹介します。授業を通して習得できる知識は、AIに関心をもつみなさんにとって大いに役立つでしょう。

◎一生使える学び方を学ぶ『数学の方法1』 数学は具体的な対象を数字や演算を使って抽象的に表現する言葉です。人が考えることをはじめたとき数学も生まれ、数学抜きで文明は進化しません。授業では先達の叡智を追体験します。数学を通して一生使える学び方を学びます。 ◎数理教育2 数学の研究において、その対象となっている問題の中には、自然科学・社会科学における重要な課題を数学的に解決する中で生まれたものが数多くあります。講義では、そうした問題のいくつかを解説します。 ◎教員を目指す 21世紀の現代、数学の応用範囲は多方面に広がっています。コンピュータを駆使しての数値計算やCG作成なども、今では数学科における研究教育の重要な部分を占めるようになってきています。数学科では、こうした応用の世界をさらに拡大させて社会に貢献するために、指導的な役割を担う中学校 ･高等学校の数学教員の養成にも力を注いでいます。

◎研究分野 宇宙や素粒子から、物性物理、光の物理、環境やエネルギーの物理、生物物理まで、幅広い自然現象を対象にその物理法則を理解することを目標とした研究・教育活動を行っています。このように多彩な研究をしているので、やりたい研究がきっと見つけられます。 ◎物理学実験1～4 「物理学は実験にはじまり、実験に終わる」と言われます。これは、実験が自然の背後に潜む法則を見い出すための不可欠な作業であるためです。物理学実験1～4では歴史的に重要な実験や、最新の計測器を用いた測定など、多様なテーマを経験することができます。 ◎神秘に満ちた現代科学を支える屋台骨『量子力学1・2』 神秘的な現象の代表例であるトンネル効果や量子力学誕生の契機となった水素原子の取り扱い、さらには、物性科学・化学における重要概念でもあり、また、量子コンピュータの基礎要素にもなっているスピンについて深く学びます。