理工化学科
偏差値
71
ノーベル賞受賞者を育んだ伝統と時代に合わせた教育 理工化学科は京都大学で最も歴史のある学科の一つで、1898年に理工科大学の1学科として開設されました。その卒業生は、学術領域における福井謙一博士、野依良治博士、吉野彰博士のノーベル化学賞受賞はもとより、学術・産業の広い領域で活躍し、今日の日本の科学技術の礎を築いてきました。 平成5年、幅広い教育とより高度な研究教育を実現するため、化学系学科の統合再編が行われ、新しい内容の「工業化学科」が生まれました。工業化学科は、基礎化学と工学を連携させて社会の課題に向き合うという学科の理念を継承するとともに、多様化した先端化学領域でのさらなる研究の発展を目指し、2024年(令和6年)より理工化学科に名称を変更しました。新生の理工化学科では狭い専門にとらわれず基礎化学と基礎工学を重視する教育を実施し、伝統ある京都大学の学風をますます発展させています。