正直、合否のほとんどが総合考査の成績で決まります。総合考査では、小論文、記述型現代文、和文英訳の3つが出題されます。
小論文(総合考査1)は短文を読んだ後に賛否両論を400文字程度で答えるものなので、そこまで難易度は高くなく、1ヶ月もあれば対策できます。
問題は記述型現代文と和文英訳が出題される総合考査2です。こちらは、日本語での超・長文の現代文が与えられ、その文章構造を把握してほとんど要約させるような記述型問題と、その文章中の1〜2文を英訳する和文英訳問題が出題されます。
記述型問題は、3ヶ月ほど対策に時間がかかります。最初の1ヶ月で、見開き2ページ程度の標準的な現代文の文章を要約する訓練を積んでください。要約の問題集を買って実施すると良いでしょう。その中で、接続詞を参考にしながら、因果関係、対比といった文章の構造を把握できるようになってください。
それができたら、2ヶ月目はより難易度の高い現代文の記述問題に取り掛かります。難易度が高い、というのは文章のテーマが難解なものや、やや長文のものです。
そして最後の3ヶ月目に過去問5年分ほどを使って、超・長文の要約や構造把握を実施してみましょう。ここまで来る頃には、長文において「どこの部分は重要」で、「どこの部分は重要ではない」のかの取捨選択ができるようになっていると思います。その感覚を大事にして設問に回答してければ大きくは外さないはずです。
また、和文英訳で合格を勝ち取るためには、英作文を書く練習を繰り返す事で文法ミスがない英作文を書けるようになる必要があります。これも3ヶ月かかります。
まず1ヶ月目は、構文参考書を活用し、基本的な構文を丸暗記してください。そうすることで、簡単な日本語の文章であればどんなものでも英文に訳せるようになります。
2ヶ月目には、日本語の標準的な文章を英語にする訓練を積んでいきます。同時に、大量に添削を受けることで、簡単な文法ミスや単語・スペルミスを減らしていきます。当日の試験では、文法ミスは基本的にすべて減点の対象になるため、文法を何か所もミスをすると該当の設問の点数は0点になってしまいます。そのため、本番を想定した英作文の練習をする際には、文法ミスや単語のスペルミスがないように気を配りましょう。
そして3ヶ月目には、難解な日本語を英語にする訓練をしていきます。その際に、前後の文脈を考えて、難解な日本語を平易な日本語に意訳してから、英語に訳していくことがポイントです。これは現代文と連動するスキルですので、前述した要約訓練と並行して行っていくのが良いと思います。難しい英単語を覚える必要はありません。ミスなく、日本語の文章の意に沿った英語を作成すれば誰でも満点が取れます。
なお、作成した要約や英作文の内容の良し悪し・文法のミスの有無を自分で気づくのは簡単ではありません。そのため、学校の英語の先生や塾の先生などに練習で作成した要約や英作文を見てもらう事が重要になることは申し伝えておきます。