出願書類の書き方
A方式では「志望理由書」と「活動報告書」、B方式では「志望理由書」と「学習計画書」を用いて、なぜ看護医療学部でなければならないか、そして入学後に何を学びどう社会に貢献したいのかを明確に示す必要があります。
慶應義塾大学の看護医療学部は、単なる看護師の育成に留まらず、医療や福祉、政策など幅広い分野でリーダーシップを発揮できる人材を求めているためです。
大学の理念とあなた自身の目標の合致を示すことが不可欠です。
過去の合格者は、部活動でのマネジメント経験やボランティアでの気づきを、地域医療の課題解決や新しいケアシステムの構築といった具体的な目標と紐付け、「なぜ慶應の看護医療学部なのか」を説得力を持って記述する傾向があります。
まずは、自身のこれまでの経験を棚卸しし、慶應看護医療学部の理念やカリキュラムと結びつく「独自のテーマ」を設定し、文章の構成案を練り始めましょう。
2次試験の対策
第2次選考の面接試験において最も評価されるのは、提出書類の内容を自分の言葉で論理的に説明し、面接官との対話を通じて人間的な魅力や熱意を伝えるコミュニケーション能力です。
看護・医療という対人援助の現場において、多様な価値観を持つ人々と協働し、的確に状況を判断して伝える力が極めて重要となるからです。
面接では「なぜ慶應なのか」「将来の具体的なキャリアパス」「現在の医療課題に対するあなたの考え」といった本質的なお題が頻出します。
そのため、「背景(なぜそう思うか)→課題(現状の認識)→解決策(自分がどう貢献するか)」という一貫性のある回答を準備しましょう。
自分の作成した書類に対する想定問答集を作り、学校の先生や友人などを相手に、声のトーンや表情、論理的な構成を意識した模擬面接を繰り返し行うことが効果的です。
面接で問われること
面接では、「看護医療学部で何を学びたいか」「あなたの経験が将来どのように活かされるか」といった質問に加え、B方式であれば「評定4.5以上の高い学力をなぜ看護分野に向けるのか」といった出願書類に対する深掘り質問がなされます。
大学側は、厳しい医療現場で働き続けるための確固たる覚悟や、他者への共感力、そして自己の目標に向けて自律的に学び続ける資質があるかを確認したいと考えているからです。
好印象を与える回答例として、単に「人の役に立ちたい」といった抽象的な言葉ではなく、「〇〇の経験から〇〇という課題を感じ、貴学の〇〇というプログラムを通じて解決策を探求したい」と、具体性と論理性を伴った回答が挙げられます。
対策スケジュール
9月中旬の出願締切に向け、10月中旬に1次選考発表、その約1週間後に2次選考というスケジュールです。
出願の1〜2ヶ月前までには、2名の評価者に対する「志願者評価書」の作成依頼を済ませ、並行して自身の活動実績の証明資料の収集や志望理由書の推敲を完了しておきましょう。
まずは、志望理由や学習計画書のブラッシュアップを行い、その後は関連する医療・看護系のニュースや書籍を読んで知識を深め、面接の口頭練習を行うなど、書類作成と面接対策を並行して進めましょう。