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    注意:慶應義塾大学のイベントや資料請求が設定されていません。大学側でイベントや資料請求の設定完了後に閲覧又は申込が可能になります。

    慶應義塾大学看護医療学部では、アドミッションズ・オフィスによる自由応募入試(AO入試)という特別入試が用意されています。

    A方式とB方式の2つの選考方式があり、学力のみならず、看護医療に対する熱意や多様な価値観、豊かな人間性などを、書類選考と面接によって多面的かつ総合的に評価するのが特徴です。

    本ページでは、慶應義塾大学看護医療学部のAO選抜である、AO入試の概要と対策についてお伝えします。

    目次

    • 1実施している年内入試の種類と日程について
    • 2各入試の募集人数・倍率
    • 3各学部・学科の出願基準・出願書類と二次選抜について
    • 4各学科の総合型選抜の対策ポイント
    • 5総合型選抜に対するよくある質問
    • 6まとめ

    この記事を書いた人

    プロフィール写真
    ユーザー画像の背景

    竹内 健登

    東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。

    実施している年内入試の種類と日程について

    看護学科

    試験名AO入試(A方式)
    出願締切日2025/09/18
    一次合格発表日2025/10/17
    試験日2025/10/25
    合格発表日2025/11/04
    試験名AO入試(B方式)
    出願締切日2025/09/18
    一次合格発表日2025/10/17
    試験日2025/10/25
    合格発表日2025/11/04
    試験名出願締切日一次合格発表日試験日合格発表日
    AO入試(A方式)2025/09/182025/10/172025/10/252025/11/04
    AO入試(B方式)2025/09/182025/10/172025/10/252025/11/04

    慶應義塾大学看護医療学部 AO選抜 入試日程

    看護医療学部   AO入試(A方式・B方式共通)

    9月中旬に出願が締め切られ、10月中旬に第1次選考の合格発表、その約1週間後に第2次選考が実施され、11月初旬に最終合格発表となるスケジュールです。

    出願期間がわずか3日間しか設定されていないため、直前に準備を始めるのでは到底間に合いません。

    特に「志願者評価書」など他者に作成を依頼する書類は、早めに手配を済ませておく必要があります。

    また、第1次選考の合格発表から第2次選考(面接)までの準備期間が約1週間と非常に短いです。

    そのため、1次選考の結果を待ってから面接対策を始めるのでは遅く、出願書類の内容を深掘りする面接の練習を出願前から計画的に並行して進めておくことが合格の必須条件となります。

    各入試の募集人数・倍率

    看護学科

    試験名AO入試(A方式)
    募集人数-
    倍率 2026-
    倍率 20256.9
    試験名AO入試(B方式)
    募集人数-
    倍率 2026-
    倍率 20254.3
    試験名募集人数倍率 2026倍率 2025
    AO入試(A方式)--6.9
    AO入試(B方式)--4.3

    看護学科 A方式の倍率の特徴

    2025年度の結果データによると、倍率は約6.9倍に達しています。

    募集人員が「若干名」とされている中、かなりの「高倍率」で狭き門となっています。

    国内外での多様な活動実績や優れたコミュニケーション能力を持つ受験生が限られた枠を巡ってしのぎを削る、極めてシビアな入試環境と言えます。

    看護学科 B方式の特徴

    2025年度では、倍率が「4.3倍」を記録しました。

    こちらも「高倍率」の激戦となっています。

    出願基準として「全体の学習成績の状況4.5以上」という極めて高い学力ハードルが設けられているにもかかわらず、最終的に合格を勝ち取るのは至難の業であり、学力に加えて圧倒的な人間力や明確なビジョンが求められる厳しい難易度となっています。

    各学部・学科の出願基準・出願書類と二次選抜について

    看護学科

    試験名AO入試(A方式)
    出願評定-
    必要英検スコア-
    出願書類志望理由書 活動報告書 その他書類
    試験内容

    面接

    試験名AO入試(B方式)
    出願評定4.5
    必要英検スコア-
    出願書類志望理由書 その他書類
    試験内容

    面接

    試験名出願評定必要英検スコア出願書類試験内容
    AO入試(A方式)--志望理由書 活動報告書 その他書類

    面接

    AO入試(B方式)4.5-志望理由書 その他書類

    面接

    看護学科 A方式

    出願基準について

    • 評定平均のボーダー: 出願の条件となる評定平均値の基準は一切設けられていません。
    • 欠席日数の制限: 欠席日数に関する明確な制限の記載はありません。
    • 特別な実績の要求: 看護・医療・福祉分野での活動、語学やコンピュータの資格、スポーツ・文化・芸術での実績、あるいは学業優秀や課外活動での指導的な役割など、指定された7つの項目のうち1つ以上に該当する実績や能力が求められます。
    • 現役・既卒の制限: 現役生に加え、既卒生(浪人生)も出願可能です。

    評定平均による足切りがない分、課外活動や資格、ボランティア経験など、多面的な実績が重視されます。

    自分自身のどのような活動が看護医療学部の学びにつながるのかを客観的に評価できる具体的な実績を持っていることが出願の鍵となります。

    出願書類について

    • 志望理由書: 所定用紙2ページに記入します。
    • 活動報告書: 所定用紙5ページに記入し、活動内容を証明する別添資料を提出可能です。
    • 志願者評価書: 志願者を客観的に知る立場にある2名からの評価書が必須です。

    ​活動報告書では、これまでの実績をただ羅列するのではなく、資料を効果的にまとめて見やすく整理する力が求められます。

    また、親族以外の2名から「推薦書」ではなく「評価書」を書いてもらう必要があるため、早めに高校の先生などに作成と厳封を依頼しておく必要があります。

    試験内容について

    • 選考方法: 第1次選考と第2次選考が行われます。

    面接の具体的な形式等の詳細は募集要項に明記されていません。

    面接試験では、志望理由書や活動報告書の内容について深く問われることが予想されます。

    自身が提出した実績や看護医療への熱意について、自分の言葉で論理的に説明できるよう十分な準備をしておく必要があります。

    看護学科 B方式

    出願基準について

    • 評定平均のボーダー: 全体の学習成績の状況4.5以上が必要です。
    • 欠席日数の制限: 制限はありません。
    • 現役・既卒の制限: A方式と同様、現役生・既卒生ともに条件を満たせば出願可能です。

    ​出願の時点で「評定平均4.5以上」という非常に厳しいハードルがあるため、高校3年間を通じて全科目でトップクラスの成績を維持していることが絶対条件となります。

    出願書類について

    • 志望理由書: 所定用紙2ページに自筆で記入します。
    • 学習計画書:所定用紙3ページに、入学後の目標や構想をどのように実現していくのかを記入します。
    • 志願者評価書: 2名からの厳封された評価書が必要です。

    ​A方式のような「活動報告書」がない代わりに、「学習計画書」の提出が求められます。

    看護医療学部での学びの環境をどのように活用し、自身の将来の目標に結びつけるのかという、論理的かつ具体的なビジョンを文章化する高い記述力が問われます。

    試験内容について

    • 選考方法: A方式と同様、第1次選考(書類選考)と第2次選考(面接試験)によって行われます。

    面接では、高い学力を持っていることを前提として、なぜ慶應の看護医療学部なのか、そして学習計画書に書かれた入学後のビジョンが現実的かつ意欲的なものであるかが厳しく確認されます。

    各学科の総合型選抜の対策ポイント

    出願書類の書き方

    A方式では「志望理由書」と「活動報告書」、B方式では「志望理由書」と「学習計画書」を用いて、なぜ看護医療学部でなければならないか、そして入学後に何を学びどう社会に貢献したいのかを明確に示す必要があります。

    慶應義塾大学の看護医療学部は、単なる看護師の育成に留まらず、医療や福祉、政策など幅広い分野でリーダーシップを発揮できる人材を求めているためです。

    大学の理念とあなた自身の目標の合致を示すことが不可欠です。

    過去の合格者は、部活動でのマネジメント経験やボランティアでの気づきを、地域医療の課題解決や新しいケアシステムの構築といった具体的な目標と紐付け、「なぜ慶應の看護医療学部なのか」を説得力を持って記述する傾向があります。

    まずは、自身のこれまでの経験を棚卸しし、慶應看護医療学部の理念やカリキュラムと結びつく「独自のテーマ」を設定し、文章の構成案を練り始めましょう。

    2次試験の対策

    第2次選考の面接試験において最も評価されるのは、提出書類の内容を自分の言葉で論理的に説明し、面接官との対話を通じて人間的な魅力や熱意を伝えるコミュニケーション能力です。

    看護・医療という対人援助の現場において、多様な価値観を持つ人々と協働し、的確に状況を判断して伝える力が極めて重要となるからです。

    面接では「なぜ慶應なのか」「将来の具体的なキャリアパス」「現在の医療課題に対するあなたの考え」といった本質的なお題が頻出します。

    そのため、「背景(なぜそう思うか)→課題(現状の認識)→解決策(自分がどう貢献するか)」という一貫性のある回答を準備しましょう。

    自分の作成した書類に対する想定問答集を作り、学校の先生や友人などを相手に、声のトーンや表情、論理的な構成を意識した模擬面接を繰り返し行うことが効果的です。

    面接で問われること

    面接では、「看護医療学部で何を学びたいか」「あなたの経験が将来どのように活かされるか」といった質問に加え、B方式であれば「評定4.5以上の高い学力をなぜ看護分野に向けるのか」といった出願書類に対する深掘り質問がなされます。

    大学側は、厳しい医療現場で働き続けるための確固たる覚悟や、他者への共感力、そして自己の目標に向けて自律的に学び続ける資質があるかを確認したいと考えているからです。

    好印象を与える回答例として、単に「人の役に立ちたい」といった抽象的な言葉ではなく、「〇〇の経験から〇〇という課題を感じ、貴学の〇〇というプログラムを通じて解決策を探求したい」と、具体性と論理性を伴った回答が挙げられます。

    対策スケジュール

    9月中旬の出願締切に向け、10月中旬に1次選考発表、その約1週間後に2次選考というスケジュールです。

    出願の1〜2ヶ月前までには、2名の評価者に対する「志願者評価書」の作成依頼を済ませ、並行して自身の活動実績の証明資料の収集や志望理由書の推敲を完了しておきましょう。

    まずは、志望理由や学習計画書のブラッシュアップを行い、その後は関連する医療・看護系のニュースや書籍を読んで知識を深め、面接の口頭練習を行うなど、書類作成と面接対策を並行して進めましょう。

    総合型選抜に対するよくある質問

    Q:A方式とB方式の両方に出願(併願)することはできますか?

    A:A方式とB方式の併願はできません。

    出願要件を確認の上、ご自身に適したどちらか1つの方式を選択して出願してください。

    Q:「志願者評価書」は誰に書いてもらえばよいですか?

    A:志願者を客観的に知る立場にある人です。

    例えば、高校の担任の先生、教科担当の先生、部活動の顧問などが良いです。

    もし課外活動をしているのであれば、関係者として、クラブチームのコーチや監督、習い事の先生、ボランティア活動の責任者などでも良いでしょう。

    親や兄弟姉妹は不可ですので注意しましょう。

    まとめ

    慶應義塾大学看護医療学部のAO入試について、重要なポイントを振り返ります。

    • 概要:A方式とB方式の2つの選考方式があり、学力のみならず、看護医療に対する熱意や多様な価値観、豊かな人間性を書類選考と面接によって総合的に評価する入試です。
    • 入試の日程:9月中旬に出願が締め切られ、10月中旬に1次選考発表、その約1週間後に2次選考というように秋口に選考が集中する短期決戦となります。
    • 募集人数・倍率の傾向:2025年のデータではA方式が約6.9倍、B方式が約4.3倍といずれも基準をはるかに超える高倍率の激戦であり、限られた枠をめぐるシビアな競争環境です。
    • 出願と試験の対策ポイント:出願期間や面接までの準備期間が極めて短いため、他者に依頼する「志願者評価書」の手配などを早期に済ませ、書類作成と面接対策を並走させる計画が合格への鍵となります。


    慶應義塾大学看護医療学部のAO入試で合格する人材像

    この入試で合格をつかむのは、人の健康や生命に深い関心を持ち、自分とは異なる文化や価値観を持つ他者を深く理解し、尊重できる受験生です。

    医療の現場にある課題を多角的に捉え、自らの経験や学びを活かして解決策を考え出し、人々と社会のために行動しようとする強い意志が高く評価されます。

    看護医療学部のAO入試は、あなたの学力だけでなく、これまでの多様な活動実績と「看護医療の先導者」となるための確固たる覚悟を問う厳しい入試です。

    高い倍率と短い準備期間という壁はありますが、その過程で徹底的に見つめ直した自分自身のビジョンは、これからの医療を担うあなたにとってかけがえのない財産となるはずです。

    あなたの挑戦を応援しています。

    この記事の監修者

    プロフィール写真
    ユーザー画像の背景

    竹内 健登

    東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。

    [目次]