作成日: 2025/4/24 更新日:2025/4/24
鉱山学とは何を学ぶ学問?有名な鉱山学科や鉱山学部のある大大学と共に解説

「鉱山学って何を学ぶの?」
「理系の学部選びで迷っているけど、鉱山学部ってどんな特徴があるんだろう?」
「資源開発に興味があるけど、将来の進路につながるのかな?」
このような疑問をお持ちの高校生は多いのではないでしょうか。
鉱山学は、地球の資源を持続可能な形で活用するための技術を研究する学問です。近年は環境保護との両立も重視され、未来の産業を支える重要な分野として注目されています。
そこで今回は、鉱山学の特徴や学習内容、日本の主要な鉱山学部・学科の詳細、そして卒業後のキャリアパスまで、わかりやすく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
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年内入試ナビ編集部
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目次
- 1 鉱山学とは何を学ぶ学問なのか?
- 2 鉱山学部や鉱山学科では何を学ぶのか
- 3 鉱山学と関連する学問とは
- 4 鉱山学の学問としての重要性と未来の展望とは
- 5 鉱山学部や鉱山学科の魅力と特徴とは?
- 6 日本で有名な鉱山学科や鉱山学部のある大学とその特徴とは
- 7 鉱山学部や鉱山学科卒業後の進学先とキャリアパスとは
- 8 よくある質問とその解答
- 8-1 鉱山学部や鉱山学科の学生生活と課外活動はどんな感じ?
- 8-2 鉱山学部や鉱山学科を選ぶ際のポイントとは?
- 8-3 理工学部での鉱山学の位置付けとは?
- 8-4 鉱山学は鉱山学部・鉱山学科でしか学べないの?
- 8-5 鉱山学と鉱物学の違いを教えてもらえませんか?
- 8-6 資源工学と鉱山学の違いを教えてもらえませんか?
- 9 今回の内容のまとめ
鉱山学とは何を学ぶ学問なのか?

鉱山学は、エネルギー資源や鉱物資源といった地球の資源を持続可能に利用するための技術を研究する学問です。
地質学や工学・環境科学などの関連分野と密接に結びついており、現代社会の多くの側面に貢献しています。
鉱山学では、次のような内容を学びます。
- 鉱物資源の探査や評価・採掘・加工に関する技術や方法
- 鉱山の安全管理や環境保護
このことから鉱山学は、地球の資源を効率よく安全に取り出し、環境に配慮しながら活用する技術を研究する分野といえるでしょう。
鉱山学の意味や定義と役割とは

鉱山学の主な役割は、地球上の限られた資源を効率的に利用し、持続可能な開発を実現することにあります。
そのため、鉱山学者は新しい鉱床を発見したり採掘技術を改良したりして、環境への影響を最小限に抑えるための研究を行います。
また、鉱山学は経済や社会にも大きな影響を与える学問である点も重要なポイントです。
資源の供給安定化と地域社会の発展にも寄与しています。
鉱山学の歴史と発展

鉱山学の歴史は古代にまで遡ります。紀元前3000年頃、エジプトやメソポタミアで金や銅の採掘が始まりました。
中世ヨーロッパでは鉱山技術が発展し、とくにドイツのハルツ地方やチェコのボヘミア地方で採掘が活発化した時期でもあります。
17世紀から18世紀にかけての産業革命期には、蒸気機関の導入により鉱山業が大幅に進展しました。
この時期に鉱山学に関する科学的な研究が進み、鉱物の特性や採掘方法に関する体系的な知識が蓄積されています。
20世紀には、鉱山学はさらに洗練され、環境保護や安全管理技術の重要性が認識されるようになりました。
現代では、持続可能な資源利用が求められ、鉱山学はその実現に向けた重要な役割を果たしています。
鉱山学部や鉱山学科では何を学ぶのか

鉱山学部や鉱山学科で学ぶ主な分野は、以下のとおりです。
学ぶ分野 | 学ぶ内容 |
鉱山資源の探査や評価 | 地質学や地球物理学の知識を活用して、鉱物資源の存在を確認し、その価値を評価する方法を学ぶ。 |
鉱山工学と安全管理技術 | 鉱山の設計や運営、労働者の安全を確保するための技術を学ぶ。 |
以上の知識と技術を習得することで、鉱山業界でのキャリアパスが広がります。
この他にも、環境影響評価や持続可能な資源管理も重要な学びの一環としてカリキュラムに含まれています。
鉱山資源の探査と評価

鉱山資源の探査と評価は、鉱山学の中でも極めて重要な分野です。
以下のプロセスで、地下に埋蔵されている鉱物資源を見つけ出し、その価値を評価します。
プロセス | 内容 |
探査の初期段階 | 地表調査や航空写真・衛星画像を用いて鉱床の存在を確認する。 |
地質調査やボーリング試験 | 鉱物の種類や分布・埋蔵量を詳細に分析する。 |
評価段階 | 採掘可能な資源量や経済的な価値を算出し、採掘の可否を判断する。 |
一連のプロセスは、高度な技術と専門知識を必要とし、持続可能な資源利用を目指すうえで欠かせません。
鉱山工学と安全管理技術

鉱山工学は、鉱山の設計や建設・運営に関する技術と知識を学ぶ学問です。
鉱山工学の専門家は、鉱石の採掘や処理・輸送を最適化することで、産出の効率化と持続可能な運営を目指します。
一方、安全管理技術は鉱山で働く労働者の安全を確保するための技術と方法を学ぶ分野です。
鉱山は危険な環境であるため、安全管理は極めて重要です。
そのため、安全管理技術では労働者の健康と安全を守るための監視システムや緊急対応計画・予防措置の設計について学びます。
なお、鉱山工学と安全管理技術においては、環境保護と地域社会との共生も重視されます。
鉱山の運営が環境に与える影響を最小限に抑えるための技術や、地域住民との協力体制の構築も重要な要素といえるでしょう。
鉱山学と関連する学問とは

鉱山学は、次の学問分野と密接に関連しています。
学問分野 | 詳細 |
地質学 | 鉱山学の基盤となる学問。 |
環境科学 | 鉱山活動が自然環境に及ぼす影響を評価し、持続可能な採掘方法を考える学問。 |
資源管理学 | 有限な鉱山資源を効率的に利用し、資源の枯渇を防ぐための計画や戦略を学ぶ分野。 |
これらの分野は鉱山学と相互に補完し合い、鉱山資源を大切に使いながら環境も守るための幅広い知識や技術を生み出しています。
鉱山学と関連する学問①地質学

地質学は、地球の構造や物質・歴史を研究する学問で、鉱山学と密接な関わりがあります。
鉱山学では、鉱物資源の探査や採掘の過程で地質学の知識が不可欠です。たとえば、鉱床の形成メカニズムや鉱物の分布を理解するためには、地質学の原理が役立ちます。
もちろん、ほかにも、地質学が役立つ領域は数多くあります。一例は以下の通りです。
地質学が役立つ領域 | 概要 |
安全管理 | 地質構造を解析することで、地盤の安定性や水の流れなどを予測し、鉱山作業のリスクを最小限に抑えられる。 |
環境保護 | 鉱山開発による環境影響の評価や環境修復のための基礎データの提供など、持続可能な鉱山開発に貢献する。 |
このように、鉱山学と地質学の相互作用は鉱物資源の効率的かつ安全な利用と、環境保護の両立を目指すうえで重要な役割を果たしています。
鉱山学と関連する学問②環境科学

環境科学は、鉱山の開発や採掘活動をするうえで欠かせない学問です。
そのため、鉱山学部や鉱山学科では水質汚染や大気汚染・土壌の劣化など、鉱山活動が引き起こす環境問題について学びます。
また、持続可能な鉱山開発を実現するための環境保護技術や、環境影響評価(EIA)といった手法も研究されています。
環境影響評価を取り入れることで、鉱山活動の環境負荷を最小限に抑えつつ、資源を有効に活用できるのです。
なお、環境保護と鉱山開発を両立させるための政策や戦略についても、環境科学の領域です。
鉱山学と関連する学問③資源管理学

資源管理学も、鉱山学と密接に関連する学問分野で、自然資源の持続可能な利用と管理を目指します。
鉱山では、資源の開発から利用・廃棄に至るまで、資源のライフサイクル全体を包括的に理解し、最適化を図ることが求められます。
そのため、資源の効率的な利用方法やリサイクル技術の研究などが資源管理学の研究対象です。
資源管理学の専門家は、鉱山開発における環境リスクを評価し、持続可能な開発を推進する役割を果たします。
また、政策立案者や企業の経営者に対して、科学的根拠に基づいたアドバイスを提供することも重要な役割です。
資源管理学は、鉱山学の発展とともに持続可能な社会の実現に貢献するうえで不可欠な学問といえます。
鉱山学の学問としての重要性と未来の展望とは

最近の技術革新により、鉱山学は新たなステージに突入しています。
具体的には、人工知能(AI)やビッグデータ解析を活用した資源探査技術の進展が挙げられるでしょう。
人工知能により、従来の方法では発見できなかった資源の効率的な探査が実現しています。
具体的には、以下のような技術的な進歩が期待されています。
- 環境負荷を最小限に抑えるための新しい採掘技術や資源リサイクル技術の開発
- 再生可能エネルギー資源の発見・開発や廃棄物の再利用技術の研究
このように鉱山学は、持続可能な社会の実現に向けてさらなる技術革新と環境保護の両立を追求し続けることでしょう。
鉱山学部や鉱山学科の魅力と特徴とは?

鉱山学部や鉱山学科では、自然資源の探査や環境保護・経済学など多岐にわたる分野を学べます。
そのため、学生は幅広い知識と技術を習得し、実社会での応用力を身につけられるでしょう。
鉱山資源の探査技術や採掘方法や安全管理・環境保護の技術は、現代社会を支えるうえで非常に重要です。
また、鉱山学部や鉱山学科では、フィールドワークや実習が豊富で実際の現場での経験を積む機会が多いのも魅力のひとつです。
国際交流プログラムを通じて海外の鉱山や研究機関との連携があり、グローバルな視点で学べます。
鉱山学部や鉱山学科で学べば、国際的なキャリアを築くための基盤が整うでしょう。
鉱山学の基礎科目の講義やカリキュラムの内容と特色とは

鉱山学の基礎科目では、次の内容などを学びます。
- 鉱山資源の探査や評価に関する基礎知識
- 鉱山工学や安全管理技術の基本
- 環境影響評価や資源管理の基本
- 地質学や鉱物学の基礎
- 鉱山の掘削技術
- 安全対策
- 環境保護に関する法律や規制
以上の科目は、鉱山学の土台を築くために不可欠な要素です。
また、実習やフィールドワークを通じて実際の現場での経験も積めるため、理論と実践の両方をバランス良く学べます。
これにより、学生は鉱山業界で必要とされる幅広い知識とスキルを身に付けられるでしょう。
鉱山学部や鉱山学科の国際交流プログラムでは何を学ぶのか

鉱山学部や鉱山学科の国際交流プログラムでは、世界中の鉱山や資源開発に関する最新の技術と知識を学べます。
プログラムには、海外の大学や研究機関との共同研究や交換留学が含まれるのが特徴です。
異なる文化や技術背景を持つ学生や研究者との交流を通じて、グローバルな視野を養えます。
加えて、フィールドワークを通じて、鉱山資源の探査方法や環境保護の技術などについて、実践的な経験を積めます。
国際交流プログラムに参加すれば、理論と実践の両方をバランスよく学べるため、キャリアに役立つスキルが身に付くでしょう。
日本で有名な鉱山学科や鉱山学部のある大学とその特徴とは

日本で有名な鉱山学科や鉱山学部を持つ大学は、秋田大学と九州大学です。
秋田大学の国際資源学部は、鉱山資源の探査や開発に関する高度な専門知識を提供し、国際的に活躍できる人材を育成しています。
地質学や鉱山工学・環境科学など幅広い分野を学べるだけでなく、フィールドワークや国際交流プログラムも充実しています。
一方、九州大学の工学部地球資源システム工学科では、鉱山資源の探査と開発に特化した教育を受けられる特徴があります。
九州大学では、資源開発の最新技術や環境保護のための技術を学び、持続可能な資源利用を目指す教育が行われています。
両大学ともに、鉱山学の分野で高い評価を受けており、多くの卒業生が国内外で活躍しています。
秋田大学 国際資源学部

秋田大学の国際資源学部は、資源開発とその持続可能な利用を学ぶための先進的なプログラムを提供しています。
地質学や環境科学などの多岐にわたる分野を網羅し、理論と実践の両面から深い理解を目指しているのが秋田大学の特徴です。
この学部では、国際的な視点から資源問題を考える力を養うため、海外の大学や研究機関との連携を強化しています。
そのため、海外でのフィールドワークやインターンシップの機会も豊富です。
また、国内外の資源関連企業や研究機関で活躍している卒業生との接点を持てるのも大きな魅力といえるでしょう。
項目 | 詳細 |
教育目標 | 我が国の資源学ナショナルセンターとして資源学最前線で活躍するグローバル人材を育成 |
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小・中学生、高校生、地域の方々等を対象に出前講義を実施 | |
秋田県内の資源に関連する施設、鉱山、油田、地質巡検、発電所、製錬所などのフィールドを実際に訪問し、資源の探査や開発、利用がどのようにされているかを実習 | |
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九州大学 工学部 地球資源システム工学科

九州大学 工学部 地球資源システム工学科は、地球の資源を持続可能に利用するための最先端の技術と知識を学べる学科です。
この学科では、鉱物資源の探査や採掘・環境保全などに関する理論と実践を学べます。
また、国際的な視野を持つエンジニアを育成するために、海外の大学や研究機関との共同研究や交換留学プログラムも充実しています。
卒業生は、資源関連企業や環境コンサルタント・研究機関などで活躍。
九州大学 工学部 地球資源システム工学科は、地域社会と地球環境の持続可能性に貢献する優秀な人材を輩出しています。
項目 | 詳細 |
教育目標 | 国際的に展開される地下資源の開発と供給、国内外における自然災害の防止技術の開発や地球環境への負荷を軽減する諸技術の開発を担う21世紀の地球システム工学エンジニアの育成 |
オーストラリア、インドネシア、モンゴルなどの石炭鉱山、鉄鉱石鉱山、ニュージーランドの地熱開発現場、中東などの石油開発現場で実習 | |
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地球資源および地球環境の上流分野から下流分野に至るまでさまざまな講義を提供 | |
情報処理概論でのプログラム演習をはじめとして、さまざまな実験や演習科目でコンピュータを使ったシミュレーションや数値実験を用意 | |
※いずれも卒業生の17%が就職 |
鉱山学部や鉱山学科卒業後の進学先とキャリアパスとは

鉱山学部や鉱山学科を卒業したあとの進路は、多岐にわたります。
進学先としては、国内外の大学院で鉱山資源の探査技術や環境保護に関する研究活動に携わることが一般的です。
キャリアパスとしては、鉱山会社や資源開発企業や環境コンサルタント会社・政府機関などへの就職が挙げられます。
このような職場では、鉱山資源の管理や環境保護などに携わることが求められるでしょう。
また、国際的なプロジェクトに参加する機会も多く、グローバルな視野での活躍が期待されます。
鉱山学部や鉱山学科の出身者は、専門知識を活かしながら資源開発と環境保護の両立を目指すキャリアを歩むのが一般的です。
よくある質問とその解答

ここからは、鉱山学に興味がある人がよく抱く疑問に対して具体的に回答していきます。
鉱山学部や鉱山学科の学生生活と課外活動はどんな感じ?

鉱山学部では、1・2年次に数学や化学・物理学などの基礎科目を履修し、3年次からは専門教育に移行します。
とくに、秋田大学では3年次必修の「海外資源フィールドワーク」で、約2〜4週間かけて海外で実地学習を実施するのが特徴です。
課外活動も充実しており、海外鉱業研究会や天文研究会・環境サークルなど、専門分野に関連するサークルが活動しています。
授業では、地質調査実習や採掘現場の見学など、実践的な学びの機会が豊富です。
学生からは「外に出て実地で学べる授業が好き」という声も聞かれ、理論と実践をバランスよく学べる環境が整っています。
鉱山学部や鉱山学科を選ぶ際のポイントとは?

鉱山学部や鉱山学科を選ぶ際には、次のポイントに注意しましょう。
ポイント | 詳細 |
カリキュラムの内容 | 鉱山学は理論と実践のバランスが重要であり、フィールドワークやインターンシップの機会が豊富にあるかをチェックすることが大切です。自分の興味に合っているかも確認しましょう。 |
教授陣の専門分野や研究実績 | 優れた指導者がいる環境で学ぶことで、深い知識と技術を身につけることができます。 |
国際的なプログラムや交流の機会 | グローバルな視点を持つことで、将来のキャリアにおいて幅広い選択肢が広がります。 |
卒業生の進路や就職先の情報 | 将来のキャリアパスに適しているかを見極めることも重要です。 |
これらのポイントを踏まえれば、自分に最適な鉱山学部や鉱山学科を選べます。
理工学部での鉱山学の位置付けとは?

理工学部のなかで鉱山学は、他の分野とつながりを持ちながらも独自の特色を持つ分野です。
鉱山学は、地質学や化学・環境科学などの基礎科学と工学を融合させた学際的な学問です。
理工学部の中での鉱山学は、資源の探査や評価・採掘技術など多岐にわたる分野で重要な役割を果たします。
とくに、地球資源の持続可能な利用と環境保護の観点から、鉱山学の知識は不可欠です。
このように鉱山学部は、理工学部の他の学科と連携しつつも鉱山学独自の専門知識と技術を極められるのが魅力です。
鉱山学は鉱山学部・鉱山学科でしか学べないの?

鉱山学が学べる学部は、鉱山学部だけではありません。環境学部などでも鉱山学の基礎を学べます。
なぜなら、鉱山資源の探査や評価や鉱山工学など、鉱山学の重要な要素は多岐にわたる他の学問分野とも深く関連しているからです。
そのため、鉱山学を専攻しなくても、関連する知識を得ることは可能です。
鉱山学に関連する学部では、鉱山学の基本的な知識や技術を学べるカリキュラムが組まれています。
なお、大学院進学後に鉱山学に特化した研究を行う道もあるでしょう。
鉱山学と鉱物学の違いを教えてもらえませんか?

鉱山学と鉱物学は、どちらも地球科学に関連する学問ですが、その焦点や目的は異なります。
鉱山学は、鉱物資源の探査や採掘・環境への影響管理に関する科学と技術を学ぶ学問です。
具体的には、いかのような分野が挙げられます。
- 鉱山の設計
- 安全管理
- 鉱石の選鉱
- 精錬技術
- 持続可能な採掘方法など
一方、鉱物学は鉱物そのものの性質や生成過程・分類を研究する学問です。
鉱物の化学組成や結晶構造・物理的特性などを詳細に調べることにより、地質学的なプロセスや地球の歴史について理解を深めます。
このように、鉱山学が資源の実践的な利用を追求するのに対し、鉱物学は理論的な知識を重視する点が大きな違いといえるでしょう。
資源工学と鉱山学の違いを教えてもらえませんか?

資源工学と鉱山学は、どちらも自然資源の探査や利用に関する学問ですが、焦点やアプローチ方法が異なります。
資源工学は、エネルギー資源や鉱物資源の効率的な探査や開発・利用に重点を置いている特徴があります。
具体的には、石油や天然ガスなどの資源を効率よく採掘し、環境への影響を最小限に抑える技術を学びます。
一方、鉱山学は鉱物資源に特化した学問で、鉱物の探査や採掘・加工に関する研究が中心です。
鉱山学では、鉱山の設計や運営や安全管理・環境保全などが重要なテーマといえます。
つまり、資源工学は広範な資源全般に関わる一方、鉱山学は鉱物資源に特化している学問です。
それぞれの学問が持つ専門分野や技術・研究対象が異なる点を押さえておきましょう。
今回の内容のまとめ

持続可能な未来を切り開く鉱山学は、地球資源の効率的な利用と環境保護を両立させる重要な学問分野です。
技術革新と実践的な教育を通じて、次世代の資源開発と環境保全を担う人材を育成しています。
以上のような特徴を持つ鉱山学に関して特に重要なポイントを改めてまとめてみましたので、ご覧ください。
鉱物学は、幅広い知識と技術を活かして社会に貢献できる、まさに未来を創る学問といえるでしょう。
この記事を通じて、鉱山学についてより深く理解し、進路選択にお役立ていただければ幸いです。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
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