年内入試ナビ

作成日: 2025/5/20 更新日:2025/5/20

獣医学とは何を学ぶ学問?学ぶことや就職先を徹底解説

獣医学とは何を学ぶ学問?学ぶことや就職先を徹底解説

「獣医学とはどんな学問?」

「獣医学を学んだ後の進路は?」

このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。

  • 獣医学とはどんな学問なのか
  • 専攻すると何を学ぶのか
  • 学べる大学
  • 学んだ後の進路や就職先
  • 向いている人の特徴

獣医学とは何を学ぶのか気になっている方、キャリア選びの参考にしたい方はぜひ最後までご覧ください。

この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。


獣医学とは

獣医学

獣医学とは、犬や猫などのペット、牛や馬などの家畜、動物園の動物、さらには野生動物を対象に、人間の医療と同じように、動物の「診断」「治療」「予防」などを科学的に研究し、実践する学問です。

動物の健康管理だけでなく、人間社会や環境にも大きく貢献しています。

獣医学が関わる主な分野の一例を以下に示します。

貢献分野
主な役割・影響
動物の健康管理
病気の診断・治療・予防を行い、ペットや家畜の健康を維持する
公衆衛生
動物由来の感染症(狂犬病、鳥インフルエンザなど)の防止に関与し、人間の健康も守る
畜産業・食品安全

食肉・乳製品などの安全性を確保し、衛生管理の基準を満たすよう指導する

食肉や乳製品の生産過程で家畜の健康管理を行い、適切なワクチン接種や感染症対策を実施することで、安全な食品供給を支える

動物福祉
動物の行動や心理を研究し、飼育環境の改善や生活の質向上に貢献する

獣医学は、動物の健康を守るだけでなく、公衆衛生や食の安全、動物福祉の向上にも関わる重要な分野です。

近年では、動物の福祉や心理学の研究も進み、より包括的な視点でのアプローチが求められています。

獣医学とは何を学ぶ学問?

学問

獣医学では何を学ぶのでしょうか。

以下に獣医学で学ぶ内容・研究分野についてまとめます。

  • 基礎獣医学
  • 臨床獣医学
  • 応用獣医学
  • 病態獣医学
  • 動物看護学

それぞれ見ていきましょう。

基礎獣医学

基礎獣医学は、動物の体や病気に関する基本的な知識を学ぶ分野です。

動物の構造や機能、病気の原因や進行、治療法を理解することを目的としています。

以下に、基礎獣医学で学ぶ主な内容を表にまとめました。

学ぶ内容
主な分野
具体的な学習内容
動物の構造と機能
解剖学・生理学
動物の体の仕組みや働きを学ぶ
病気の原因と進行
病理学
病気がどのように発生し進行するか
治療法の理解
薬理学
効果的な治療法を理解する
遺伝の仕組み
遺伝学
遺伝病や予防法について学ぶ
体内の化学反応
生化学
栄養学や薬理学の基礎となる知識
免疫の役割
免疫学
体を守る免疫システムを学ぶ

基礎獣医学では、動物の体や病気の仕組みを深く理解し、今後の臨床や応用に役立つ基礎知識を習得します。

これにより、より高度な治療や研究への道が開かれます。

臨床獣医学

臨床獣医学

臨床獣医学は、動物の診断・治療・予防を学ぶ実践的な分野です。

さまざまな動物種に対応し、診療業務や動物福祉の向上を目指します。

以下は、臨床獣医学で学ぶ内容と活躍の場を表にまとめました。

診療対象
主な学習内容
活躍の場
小動物(犬、猫)
診断技術
外科・内科治療
行動学
動物病院
動物クリニック
大動物(馬、牛)
血液検査
画像診断
ストレス管理
競馬場
牧場
珍しい動物
ウサギやハムスターのようなエキゾチックアニマルの診療技術
動物園
水族館
公衆衛生

動物と人の間で感染する病気(ズーノーシス)の予防

食品安全管理

公的機関
食品関連業界

臨床獣医学は、動物の診療において実践的なスキルを習得し、動物病院だけでなく、さまざまな分野でその知識を活かしていきます。

診断や治療だけでなく、公衆衛生や食品安全にも重要な役割を果たします。

応用獣医学

応用獣医学は、獣医学の知識を実際の社会問題に応用する分野です。

家畜の健康管理や食品安全、環境保護、動物福祉に関与し、社会全体の安全と健康を守ります。

以下は、応用獣医学の主な分野と活動内容を表にまとめました。

応用分野
主な活動内容
具体例
家畜の健康管理
疫病予防
飼育環境の改善
畜産業での健康管理
食品安全
動物由来の病原菌の監視と制御
食肉の安全性確保
環境保護
野生動物の生態調査
保護活動
絶滅危惧種の保護
動物福祉
飼育環境の改善
ストレス軽減策
ペットや家畜の福祉向上
ワクチン開発
新しい治療法や薬の研究
動物用ワクチンの開発

応用獣医学は、社会のさまざまな問題を解決するために、幅広い知識と技術を活用します。

家畜の健康や食品安全を守りながら、動物福祉や環境保護にも貢献することで、持続可能な社会づくりに貢献しています。

病態獣医学

病態獣医学

病態獣医学は、動物の疾患や異常な生理状態の理解を深めるための学問分野です。

動物がどのようにして病気にかかり、その病気が体内でどのように進行するのかを解明することを目的としています。

以下に、病態獣医学で学ぶ主な内容を表にまとめました。

学ぶ内容
主な分野
具体的な学習内容
病気の原因と発生メカニズム
病理学・病態生理学
病気の原因や体内での進行過程を学ぶ
生理的反応と病気の影響
生理学・免疫学
病気に対する動物の生理的反応を理解する
感染症のメカニズムと対策
微生物学・感染症学
感染症の原因、感染経路、対策を学ぶ
腫瘍や代謝性疾患の研究
腫瘍学・内分泌学
腫瘍や代謝異常のメカニズムを理解する
臨床応用と治療法の開発
獣医学臨床学
診断・治療法の発展や新薬開発への応用

病態獣医学は、実験動物や家畜、ペットを対象に、感染症や腫瘍、免疫疾患などを研究し、獣医療と医療の架け橋として機能します。

臨床獣医学とも密接に関連し、診断・治療の基盤となる知識を提供するとともに、新たな治療法や薬剤開発にも貢献します。

獣医師や研究者だけでなく、製薬・バイオ企業や動物保護分野など、幅広いキャリアの可能性を持ち、動物福祉と共生社会の実現に寄与します。

動物看護学

​動物の健康維持と疾病予防、診療補助や療養支援に関する知識と技術を学ぶ学問です。

獣医師の指導のもとで行われる診療補助や処置のほか、動物の行動観察、栄養管理、感染症予防、リハビリテーションなど、臨床現場で幅広く求められる役割を担います。

また、飼い主に対する適切なケア指導や、動物福祉の観点からの支援も重要な学習内容に含まれます。

人と動物のより良い共生を支える実践的な分野であり、専門職としての倫理観や責任感も問われます。

主な学習項目
内容
動物の解剖・生理
各種動物の体の構造や機能を理解し、看護に必要な基礎知識を習得します。

疾病と看護
​​
動物の病気や症状の特徴を学び、適切な看護方法や処置について理解を深めます。
診療補助技術
採血・投薬・検査補助など、獣医師をサポートする実務的な技術を習得します。
栄養管理
動物種や年齢に応じた適切な栄養と食事管理について学びます。
行動学・しつけ
動物の行動特性やしつけ方法を理解し、問題行動への対応力を養います。
飼い主への指導​​
動物の健康維持や治療に必要な知識を飼い主に伝えるコミュニケーション力を学びます。
動物福祉と倫理
動物看護師としての倫理観や、命と向き合う姿勢を学び、福祉向上の考えを身につけます。

取得を目指せる資格

資格

獣医学を学んだ人の多くは、獣医師免許を取得して獣医師になります。

しかし、獣医師以外にも取得を目指せる資格はあります。

  • 獣医師免許
  • 家畜人工授精師
  • 食品衛生管理者資格

それぞれ見ていきましょう。

獣医師免許

獣医学を学んだ人の中で最もポピュラーな資格が​、獣医師免許です。

獣医学科などの6年制課程を修了し、国家試験に合格すると取得できます。

国家試験は農林水産省が実施しており、獣医学全般(基礎・応用・臨床)にわたる幅広い知識が問われ、合格率は例年70〜80%程度です。

免許取得後の進路は以下のようなものがあります。

  • 動物病院
  • 公務員(家畜の衛生管理や感染症対策に従事)
  • 製薬・食品企業
  • 大学や研究機関

なお、年内入試ナビでは、獣医師を目指せる大学の一覧を掲載しています。

また、獣医師になる方法や仕事内容、給与、やりがい、就職先などを解説した記事も掲載しています。

こちらもぜひご覧ください。

参考:獣医師を目指せる大学の一覧はこちら

参考:獣医師になるには?必要な資格や対策を解説

家畜人工授精師

家畜人工授精師

家畜の繁殖管理を専門とする国家資格職です。

主に牛や豚などの家畜に対して、優良な遺伝資源を用いた人工授精を行い、畜産の効率化や品質向上を支援します。

資格を取得するには、都道府県が実施する家畜人工授精師講習会(約3か月間)を受講し、修了試験に合格する必要があります。

実務では、精液の取り扱いや発情の見極め、受精技術のほか、繁殖に関する知識や家畜衛生の管理も求められます。

資格取得後の就職先は、以下のようなものがあります。

  • 農業協同組合(JA)
  • 民間の畜産会社
  • 農場

食品衛生管理者資格

​食品衛生法に基づき、特定の食品製造施設において衛生管理を行うことが義務付けられた資格です。

対象となる施設では、食品の製造過程での衛生状態の監視や管理、従業員への衛生指導などを行います。

資格取得には、大学等で薬学、獣医学、農学など厚生労働大臣が指定する学科を修了するか、都道府県が実施する食品衛生管理者養成講習会を修了する必要があります。

管理者は原則として各施設に1名以上配置が必要とされています。

食品衛生管理者の配置が義務付けられている食品製造施設の具体例は以下のとおりです。

業種
食品衛生管理者の配置が必要な規模
乳製品製造業
一日あたり300リットル以上の乳製品を製造する施設
食肉製品製造業
一日あたり100キログラム以上の製品を製造する施設
食用油脂製造業
一日あたり100キログラム以上の製品を製造する施設
清涼飲料水製造業
一日あたり1,000リットル以上の清涼飲料水を製造する施設
冷凍食品製造業(加熱後摂取型)
一日あたり100キログラム以上の製品を製造する施設
魚肉ねり製品製造業
一日あたり100キログラム以上の製品を製造する施設

大学・学部・学科の一例

大学・学部・学科

獣医学を学べる大学・学部・学科の一例は以下の通りです。

  • 北里大学 獣医学部獣医学科
  • 日本獣医生命科学大学 獣医学部獣医学科
  • 酪農学園大学 獣医学類

それぞれ見ていきましょう。

北里大学獣医学部獣医学科

北里大学獣医学部獣医学科では、伴侶動物や産業動物、野生動物を対象とした幅広い獣医療を学ぶことが可能です。

動物の体の仕組みや病気の予防・治療を6年間かけて系統的に学び、実践的な能力を養成します。

また、海外研修も充実しており、国際的な視野を広げることができる教育環境が整っています。

北里大学獣医学部獣医学科には以下の特徴があります。

  • 実践的なカリキュラムを通じて、幅広い獣医療知識を習得できる環境を提供
  • 海外研修を実施し、国際的な経験を積む機会を用意
  • 動物病院、公務員、研究機関など、多彩な進路選択が可能なキャリア支援を充実

そのため、幅広い動物種に対する医療に興味があり、国際的な視野を持ちたい人に向いています。

参照:北里大学 獣医学部獣医学科

日本獣医生命科学大学 獣医学部獣医学科

日本獣医生命科学大学 獣医学部獣医学科

日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科では、動物医療における最新の科学技術に基づいた知識とスキルを学び、実践できる獣医師を育成しています。

動物の健康維持だけでなく、公共衛生や食の安全など多岐にわたる分野で活躍できるよう、幅広い教育内容を提供しています。

日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科には以下の特徴があります。

  • 科学的なアプローチに基づいた獣医療の実践教育を提供
  • 公共衛生や食の安全に関する知識を学べるカリキュラムを編成
  • 動物医療センターでの臨床実習を充実させ、実践的なスキルを養成

そのため、科学的に根拠のある治療を行いたい、幅広い分野で活躍できる獣医師を目指す人に向いています。

参照:日本獣医生命科学大学 獣医学部獣医学科

酪農学園大学 獣医学類

酪農学園大学獣医学類では、豊かな自然環境の中で、さまざまな動物種に対応できる獣医療技術を学ぶことが可能です。

国際レベルの実習カリキュラムを導入し、動物病院での実践的なスキルを養いながら、欧米と同等のクリニカルローテーションを経験することができます。

酪農学園大学獣医学類には以下の特徴があります。

  • 欧米と同等のクリニカルローテーション実習を実施し、実践的な獣医療教育を提供
  • 広大なキャンパスを活かし、多様な動物種に触れながら学べる環境を整備
  • 国際レベルのカリキュラムを導入し、教育の質を保証

そのため、幅広い動物種に興味があり、実践的かつ国際的な視点で学びたい人に向いています。

参照:酪農学園大学 獣医学群獣医学類

獣医学を学べる大学

日本で獣医学を学べる大学は、あまり多くありません。

年内入試ナビでは、獣医学を学べる大学を一覧でまとめています。

学べる学問や取得できる資格、目指せる仕事なども掲載しているので、こちらもぜひご覧ください。

参考:獣医学を学べる大学の一覧はこちら

獣医学を学んだ学生の進路は?

進路

獣医学を大学で専攻した先輩たちは、卒業後にどのような進路を歩んでいるのでしょうか。

北里大学獣医学部獣医学を例に見ていきましょう。

北里大学 獣医学部獣医学科の卒業生の進路・進学情報

北里大学 獣医学部獣医学科の卒業生の就職先の業種とその割合は以下の通りです。

業種
割合
動物病院
52%
公務員
34%
産業動物関連
8%
動物園・水族館・競馬関係
3%
製造業
2%

参照:北里大学 獣医学部獣医学科 卒業後の進路と就職実績

北里大学獣医学部獣医学科の卒業生の多くは動物病院や公務員、動物関連などの業種で活躍しています。

また、大学院へ進学し、より高度な研究や技術開発に従事する人もいます。

獣医学の勉強が活かせる就職先・職業・仕事

就職先・職業・仕事

獣医学の専門知識が活かせる仕事はどのようなものがあるのでしょうか。

代表的な就職先について解説します。

  • 動物病院
  • 動物園・水族館・競馬関係
  • 公務員
  • 畜産農場

それぞれ見ていきましょう。

動物病院

動物病院は、獣医学を学んだ学生が最も多く就職する職場です。

ここでは、ペットや家畜の診療や手術、予防医療を行い、飼い主への健康指導も重要な業務です。

獣医学を大学で専攻した場合、卒業後に以下のような職種に就くことが考えられます。

職種
業務内容
獣医師
犬や猫などのペットや、馬や牛などの家畜の診療・手術を行う
健康管理指導担当者
飼い主に対して、ペットの栄養や健康管理に関するアドバイスを提供
手術サポート担当者
手術中のサポートや術後のケアを担当し、円滑な医療提供をサポート
予防医療担当者
ワクチン接種や予防対策を提案し、動物の健康を維持を支援

動物病院では、日々さまざまな動物の診療にあたり、柔軟な対応力と豊富な知識が求められます。

専門分野に特化したキャリアパスもあり、内科、外科、皮膚科などで高い専門性を発揮できます。

動物園・水族館・競馬関係

動物園・水族館・競馬関係

動物園や水族館、競馬に関連する職場は、獣医学の専門知識を活かせる場です。

多様な動物の健康管理や治療に関わり、特定の生態に合わせた医療技術が必要です。

獣医学を大学で専攻した場合、卒業後に以下のような職種に就くことが考えられます。

職種
業務内容
動物園獣医師
猛獣から小型哺乳類まで、多様な動物の健康管理や治療を行う
水族館獣医師
魚類や海洋哺乳類の健康管理や水質管理を行い、最適な飼育環境を提供
競馬獣医師
競走馬の健康チェックや怪我の治療、レース前後のケアを担当
飼育スタッフ指導者
飼育スタッフと連携し、動物の行動や健康状態を管理・指導する

動物園や水族館では、動物ごとの特性に応じた専門的な治療を提供する必要があり、幅広い知識が求められます。

競馬業界では、競走馬のケアが中心となり、特に筋骨格系の健康管理が重要です。

公務員

獣医学を活かして公務員として働くことも選択肢の一つです。

国家公務員や地方公務員として、動物の健康管理や検疫、病気予防などの業務を担当します。

獣医学を大学で専攻した場合、卒業後に以下のような職種に就くことが考えられます。

職種名
業務内容
動物検疫官(国家公務員)
空港や港で輸入動物の検査や感染症の予防措置を担当
家畜防疫員(地方公務員)
畜産業の家畜衛生管理や感染症の監視・防疫を行う
保健所獣医師(地方公務員)
動物の適正飼育指導や狂犬病予防、動物福祉関連業務を担当
野生動物保護官(地方公務員)
野生動物の生態調査や保護活動、病気の監視を行う

公務員としてのキャリアは、安定した収入と福利厚生が魅力で、長期的に地域社会や公衆衛生の向上に貢献できます。

特に家畜や野生動物、輸入動物の健康管理など、獣医学の専門性を直接活かせる分野で活躍できます。

畜産農場

畜産農場

畜産農場は、牛、豚、鶏などの家畜を飼育し、肉、卵、牛乳などの畜産物を生産する施設です。

家族経営の小規模農場から、大手企業が運営する大規模農場まで多様です。

獣医学を学んだ人が畜産農場に就職する場合、以下のような職種に就くことがあります。

職種
主な業務内容
家畜衛生管理者
家畜の健康管理、疾病予防、ワクチン接種、感染症の早期発見と対応
飼育管理者
飼育計画の立案と実行、日々の給餌・清掃、成長・健康状態の記録と管理
繁殖技術者
人工授精や交配管理、分娩管理、繁殖成績の分析と改善
飼料・栄養管理担当
飼料の選定と給与計画の立案、栄養バランスの調整、飼料効率の向上を図る業務

よくある質問

FAQ

獣医学に興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。

よくある質問とその回答を記載していきます。

獣医学と農学の違いは?

獣医学と農学はどちらも生物に関連していますが、研究の対象と目的が異なります。

以下の表でその違いを比較します。

項目
獣医学
農学
主な対象
動物の病気
健康
植物
土壌
環境
目的
動物の病気の診断
治療
予防
農業生産
環境保全
説明
動物の病気を診断・治療し、予防するための技術や知識を深める学問。動物の医療が中心
植物や土壌、環境に関する知識を学び、農業の生産性向上や持続可能な環境管理を目指す学問。家畜を育てる技術が中心

獣医学は動物の健康管理に特化し、農学は環境と農業の生産に関する幅広い分野を対象としています。

獣医学を学べる大学の偏差値は?

偏差値

獣医学部の偏差値は全般的に高めであり、特に国公立大学では高い競争率を誇ります。

以下に、国公立大学と私立大学の一部の偏差値を表でまとめます。

国公立大学の獣医学部偏差値の例

大学
偏差値
東京大学 農学部獣医学課程(理科二類)
74
北海道大学獣医学部(共同教育課程)
70
東京農工大学農学部(共同獣医学科
68
大阪公立大学(獣医学部)
66

私立大学の獣医学部偏差値の例

大学
偏差値
生物資源科学部(獣医学科)
65
麻布大学獣医学部(獣医学科)
62
岡山理科大学獣医学部(獣医学科)
57

獣医学部は、国公立・私立を問わず全体的に高い学力が求められる学部です。

特に国公立大学では偏差値70以上が目安となることが多く、入試難易度も高めです。

一方、私立大学は実践的な教育に力を入れており、学習環境や研究分野に応じて選択することが重要です。

おすすめ・向いている人の特徴は?

獣医学に向いている人は、動物に対する愛情と科学的な探求心を持ち、動物の健康や病気に興味を持っている人です。

以下の特徴を持つ人が獣医学に向いているといえます。

特徴
向いている理由
動物への強い愛情と責任感がある人
動物の健康と福祉を守ることに関心があり、診療や治療を通じて適切なケアを提供する力が求められるため
科学的な探求心がある人
動物の病気や治療法の研究が発展しており、新たな知識や技術を習得しながら学び続ける力が必要とされるため
忍耐強く技術や医療を習得できる人
精密な医療技術や診断スキルを習得するため、時間をかけて専門知識を身につける必要があるため
獣医学を学びたい人
動物の生態や病気、治療技術を体系的に学び、動物医療の専門知識を習得できるため
獣医学の研究に興味がある人
動物の病気の原因解明や新しい治療法の開発に携わり、実験や臨床研究を行う機会があるため
動物の公衆衛生や環境保護に関心がある人
人と動物の共生や感染症対策、食品衛生などの分野で獣医学の知識を活かす機会があるため
獣医師や動物医療の専門職を目指している人
動物病院や研究機関、動物園、畜産業界などで獣医学の知識を活かし、動物医療や関連分野で活躍する機会があるため

獣医学を専攻できる学部・学科は?

学部・学科

獣医師を目指す場合、 獣医学部または農学部などの獣医学関連の学部に進学し、獣医学科で学ぶのが一般的です。

獣医学部は獣医学の専門教育に特化した学部で、多くの大学に獣医学科が設置されています。

農学部や応用生物科学部、畜産学部の中にも獣医学科や共同獣医学課程を持つ大学があります。

これらの学科では、6年間のカリキュラムを経て獣医師国家試験の受験資格を得られます。

一方、獣医師にはならずに獣医学を学びたい場合は、 農学部、生物資源科学部、応用生物学部 などの学部に進学する選択肢もあります。

これらの学部の 動物科学科、畜産学科、生命科学科 などでは、動物の生理学や畜産学、バイオテクノロジーなどを学ぶことができ、動物の健康管理や福祉、研究職などの道に進むことが可能です。

獣医学部で学ぶ学問の内容やカリキュラムの一例は、下記の記事にまとめられています。

参考:獣医学部では何を学ぶ?学ぶことや卒業後の進路を徹底解説

獣医学を大学で専攻する場合は、何年間かかるの?

獣医学部の修業年限は、通常6年間に設定されています。

これは、獣医師として活躍するために必要な専門知識や技能を体系的に学ぶための期間です。

カリキュラムは、1~2年次に基礎獣医学や一般教養を学び、3~4年次には専門科目と実習を通じて臨床への理解を深めます。

5~6年次では本格的な臨床実習が行われ、卒業後は獣医師国家試験に合格することで獣医師としての資格を取得できます。

さらに、研究を志す場合は大学院に進学し、専門性を高める道もあります。

まとめ

まとめ

本記事では、獣医学の定義から、学ぶ内容、獣医学を学べる大学、学んだ後の進路や就職先、向いている人の特徴までを解説しました。

解説した中でも、獣医学に関する重要なポイントを最後に記載していきます。

  • 獣医学とは、動物の健康を守り、病気の予防や治療を行うための学問である
  • 学ぶ分野としては、基礎獣医学・臨床獣医学・応用獣医学・病態獣医学などが含まれる
  • 獣医学を学べる大学の卒業後の主な就職先としては動物病院・動物園・公務員などが挙げられる
  • 動物への強い愛情と責任感がある人・動物の公衆衛生や環境保護に関心がある人に獣医学はおすすめ
  • 獣医学を専攻できる大学でも入学後のカリキュラムが異なるので、あなたの興味やキャリア目標に合わせて大学を選ぶ
  • 獣医学を大学で専攻するのであれば獣医学部獣医学科に進学するのが王道

本記事が、獣医学の全体像を掴む上で役立てば幸いです。

この記事の監修者

竹内 健登

竹内 健登

東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。


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