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作成日: 2025/3/11 更新日:2025/3/11

獣医師になるには?必要な資格や対策を解説

獣医師になるには?必要な資格や対策を解説

「獣医師ってどんな仕事をするの?」

「獣医師になるために必要な資格は?」

このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。

  • 獣医師の仕事内容
  • 獣医師になるために必要な条件
  • 合格への秘訣

獣医師になるには、大学を卒業することに加えて国家資格の取得が必要です。

獣医師を目指している方は、この記事をぜひ参考にしてください。

全文で1万文字程度の長文になるので、当ページのポイントだけを知りたい方は、年内入試ナビの無料会員にご案内している以下のガイドをお受け取りください。 

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この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。

目次

  • 1 獣医師とは?
  • 2 獣医師の仕事内容
    • 2-1 ペット・家畜の診療
    • 2-2 動物病院や動物保健所での予防接種、健康診断、手術
    • 2-3 食肉処理場での検査や監視
    • 2-4 人間に伝染させないようにするための予防措置
    • 2-5 その他の業務
  • 3 必要なプロセスは?
    • 3-1 獣医学が専攻できる大学に入学し卒業をしなければならない
    • 3-2 獣医師になるまでに必要な大学の学費
    • 3-3 獣医師国家試験に合格する
    • 3-4 獣医師として就職または開業する
  • 4 資格取得を目指せる大学とカリキュラム例
    • 4-1 国公立大学
    • 4-2 私立大学
  • 5 獣医師の国家試験
    • 5-1 国家試験の内容とその対策
  • 6 向いている人の特徴
    • 6-1 動物が好きで、命を大切にできる人
    • 6-2 生物・化学・医学に興味がある人
    • 6-3 責任感があり、冷静な判断ができる人
    • 6-4 体力があり、長時間労働にも対応できる人
  • 7 やりがい
    • 7-1 動物の命を守る
    • 7-2 国家資格で安定している
    • 7-3 獣医師資格を利用し幅広いキャリアが選べる
    • 7-4 独立開業のチャンスもある
  • 8 獣医師になるにあたり注意すべき点
    • 8-1 労働時間が長く、体力が必要
    • 8-2 動物を助けられない場面もある
    • 8-3 ペットの飼い主対応(クレーム)が大変なこともある
    • 8-4 大学入学、国家試験のハードルが高い
  • 9 獣医師を目指す学生が抱く疑問と回答
    • 9-1 獣医師になるには何年間の大学通学が必要ですか?
    • 9-2 獣医師の年収や給料はいくらですか?
    • 9-3 獣医師になるには、獣医学部や獣医学科にいかないとだめ?
  • 10 まとめ


獣医師とは?

獣医師とは

獣医師とは、動物の健康管理、病気の治療、人間との関係における衛生管理などをおこなう専門家です。

  • 動物の怪我や病気の診断、治療、予防
  • ペット、家畜、野生動物、動物園の動物までさまざまな動物の健康管理や病気の診断、治療
  • 食品衛生や公衆衛生

獣医師は動物たちと人間との関わり合いを通じて、人間社会にも大きな影響を及ぼしています。

そのため、獣医師には専門的な知識だけでなく、動物に対する深い理解と愛情、高い倫理観が求められます。

獣医師の仕事内容

仕事内容

獣医師の一般的な仕事内容は、主に下記のとおりです。

  • ペット・家畜の診療
  • 動物病院や動物保健所での予防接種、健康診断、手術
  • 食肉処理場での検査や監視
  • 人間に伝染させないようにするための予防措置
  • その他の業務

それぞれ詳しくみていきましょう。

ペット・家畜の診療

獣医師はペットや家畜の体調や行動を観察し、必要に応じて血液検査やレントゲンなどの診断方法を用いて病状を特定します。

診断結果にもとづき、適切な薬を処方したり、手術が必要な場合はその手続きを実施したりします。

ペットの診療では、飼い主とのコミュニケーションも重要な要素です。

病状や治療方法を明確に伝え、飼い主が理解できるように説明する必要があります。

家畜の診療では、飼育環境の改善や感染症の予防など、大規模な対策がおこなわれる場合もあります。

動物病院や動物保健所での予防接種、健康診断、手術

予防接種、健康診断、手術

獣医師は動物の健康と安全を守るため、動物病院や動物保健所で、さまざまな仕事内容を担当します。

その中でも主な業務は下記があげられます。

仕事内容
詳細
予防接種
動物が感染症にかかるリスクを減らす重要な手段です。獣医師は、ペットや家畜の必要な予防接種をおこなうとともに、接種スケジュールの管理や接種後の健康状態のフォローアップも実施する
健康診断
動物の健康状態を把握し、病気の早期発見や予防に役立てるための重要な業務です。獣医師は、動物の体調や行動の変化、食欲の有無などを観察し、必要に応じて血液検査やレントゲン検査などをおこなう
手術
獣医師の仕事の中でも特に専門性が求められる業務です。実施される手術は動物の病気や怪我に対する治療、去勢や避妊手術、緊急時の対応など、手術は多岐にわたる

食肉処理場での検査や監視

食肉処理場で働く獣医師の役割は、公衆衛生の重要な一環として位置づけられています。

これは、動物が病気や感染症にかかっていないこと、肉が恒常的に衛生的な状態を保てていることを保証するために必要な作業であり、食品安全の観点から非常に重要な役割を果たしています。

食肉処理場での具体的な仕事は、屠殺された動物の身体を視覚的に検査し、必要に応じて検体を採取して詳細な検査を実施する内容です。

疑わしい症状を発見した場合は、詳細な分析のためにサンプルを実験室に送ります。

食肉処理場での動物の取扱いや処理プロセスが法律や規定に従っておこなわれているかを監視し、適切な衛生管理が実施されているかを確認します。

人間に伝染させないようにするための予防措置

予防措置

獣医師の仕事は、動物が健康であることを確保するだけでなく、健康が人間社会にも影響を与えることを理解する必要があります。

その一端が、人間に伝染させないようにするための予防措置の仕事内容です。

予防措置の具体的な仕事内容は、感染症が動物から人間へと広がらないようにするための対策を立て、実施することです。

予防措置には、ペットや家畜が感染症を持っていないか定期的に検査をおこなうことや、必要に応じて予防接種を施す業務があります。

感染症が発生した場合は、早期発見と隔離、感染拡大の阻止が必要です。

これらの作業は獣医師自身が直接実施するときもありますが、他の医療スタッフや飼い主、畜産業者等と連携を取りながら進めるケースもあります。

人間に伝染させないようにするための予防措置は、人々の生活を守るためにも重要な仕事内容となるでしょう。

その他の業務

上記以外にも、獣医師の業務は多岐にわたります。

その一部を下記に記載します。

  • 家畜の繁殖、人工授精のサポート
  • 保健所での業務(と畜場や食鳥処理場において牛・鶏等の検査業務など)
  • 海外から持ち込まれた動物由来感染症の検査
  • 動物に投薬するワクチンや薬の研究、開発、製造
  • 動物の健康に関する基礎研究
  • 環境獣医学(野生動物の調査)

このように、獣医師としても業務は多岐にわたります。

必要なプロセスは?

必要なプロセス

獣医師になるには、獣医学を専攻できる大学の卒業と獣医師国家試験に合格することが必須条件です。

ここでは、大学を卒業するまでの時間や獣医師国家試験について解説します。

獣医学が専攻できる大学に入学し卒業をしなければならない

獣医師になるためには、まず獣医学を専攻できる大学に入学し、その大学が提示している卒業に必要な単位を取得して卒業することが必須です。

獣医学部では、生物学、化学、物理学の基本的な知識から始まり、獣医学専門のカリキュラムに進んでいきます。

大学での学びは研修期間を含む6年間を基本としていますが、専門知識を深めたり、特定の分野に特化したい場合には、大学院でさらなる研究を行うこともあります。

大学を卒業した後は、獣医師国家試験を受験します。

獣医師になるまでに必要な大学の学費

獣医師になるには、6年間の獣医学課程を修了する必要があります。

国公立と私立では学費に大きな差があり、進学先によって必要額は変わります。

国公立大学(6年間)

  • 入学金:約28万円
  • 授業料:年約54万円 × 6年 ≒ 約325万円
  • 合計:約350万円前後

私立大学(6年間)

  • 入学金:20~150万円程度
  • 授業料・施設費など:年150~250万円程度 × 6年
  • 合計:約1,000万~1,500万円

その他の費用

  • 教材費や実習費、獣医学特有の研究活動費
  • 一人暮らしの場合は生活費も大きな負担

実際に必要な学費は、進学先や居住地によっても変化します。

大学の募集要項や入学案内、大学までの通学路などをよく確認しましょう。

獣医師国家試験に合格する

獣医師国家試験

獣医師国家試験は年に一度開催され、受験資格は獣医学部を卒業した者と卒業見込みの者に限られます。

合格するためには、大学での学習だけでなく、自己学習や実習を通じた実践的な経験も重要です。

また、試験対策としての模擬試験の利用や、受験者同士の情報交換なども有効です。

国家試験は、獣医師として必要な知識と技術を総合的に問うもので、合格率は年によりますが第75回獣医師国家試験(令和5年度)では、新卒の合格率は84.4%となっています。

獣医師国家試験に合格することは、獣医師としてのキャリアをスタートさせるための大切な節目です。

しかし、試験に合格したからといって終わりではなく、その後も継続的な学習と経験の積み重ねが求められます。

参照:農林水産省 獣医師国家試験

獣医師として就職または開業する

無事に​獣医師資格を取得できたら、獣医師として就業するか、動物病院などを開業して仕事を始めます。

一般的には、獣医師として企業や機関に就業することが多いようです。

獣医師の就職先は、下記のような企業や機関があります。

  • 動物病院
  • 動物園・水族館・公営競馬
  • 国家公務員(農林水産省・厚生労働省)
  • 地方公務員
  • 家畜診療所
  • 製薬会社
  • 開業(動物病院など)

このほかにも、麻酔、人工授精、ペットの手術など、特定の業務に特化したフリーランス獣医師として従事する人もいるようです。

ただしその場合は、過去の実績や成果が豊富にあったり、業務を発注する企業や機関との関係性が構築されていたりすることが必要です。

大学を卒業して即フリーランスになるのは、あまり現実的ではないでしょう。

資格取得を目指せる大学とカリキュラム例

大学とカリキュラム例

獣医師資格取得を目指せる大学は、国立・私立・公立によって限られています。

それぞれの大学とカリキュラムを紹介するので確認しておきましょう。

また、下記の記事では獣医学部で学ぶ内容や獣医学部がある大学をまとめています。

参考:獣医学部では何を学ぶ?学ぶことや卒業後の進路を徹底解説​

国公立大学

獣医学が学べる国公立大学は、下記のとおりです。

  • 北海道大学
  • 帯広畜産大学
  • 岩手大学
  • 東京大学
  • 東京農工大学
  • 岐阜大学
  • 大阪公立大学
  • 鳥取大学
  • 山口大学
  • 宮崎大学
  • 鹿児島大学

この中で4校のカリキュラムの例をご紹介します。

参照:公益社団法人 大阪府獣医師会

北海道大学 獣医学部

学年
専攻
1年次
  • 一般教養教育
2年次
  • 獣医学
  • 基礎的獣医学
3年次
  • 周辺医療
  • 基礎的獣医学
4年次
  • 周辺領域
  • 公衆衛生
  • 臨床獣医学
5年次
  • 獣医師としての導入教育
  • 食品衛生学演習
  • 臨床獣医学
6年次
  • アドバンス教育

参照:北海道大学 大学院獣医学研究院・獣医学部 カリキュラム

1年次は基礎の教育が行われ2~4年次では獣医学のコアカリキュラムが組まれます。5年6年次にはより専門的な学習を進めていきます。

岩手大学 獣医学課程

学年
専攻
1年次
  • 専門基礎科目
  • 細胞システム学
  • 解剖学総論
  • 基礎生化学
  • 人・動物関係学
  • 動物倫理学
2年次
  • 動物解剖学 I
  • 動物解剖学 II
  • 動物解剖学実習 I
  • 動物解剖学実習 II
  • 動物組織学
  • 動物組織学実習
  • 動物発生学
  • 動物生体機能学序論
  • 動物生理学I
  • 動物生理学実習
  • 動物生理化学
3年次
  • 内分泌学
  • 動物生理学 II
  • 動物生理化学実習
  • 獣医薬理学 I
  • 獣医薬理学 II
  • 病原微生物学
  • 病原微生物学実習
  • 免疫学
  • 動物病理学I
4年次
  • 動物病理学 II
  • 動物病理学 III
  • 動物病理学実習 I
  • 動物病理学実習 II
  • 魚病学
  • 鳥類疾病学
  • 衛生化学
  • 衛生化学実習
  • 人獣共通感染症学
  • 衛生微生物学
  • 衛生微生物学実習
5年次
  • 感染症学
  • 疫学
  • 獣医師関連法規
  • 家畜衛生学
  • 家畜衛生学実習
  • 小動物内科学 III
  • 小動物内科学実習
  • 小動物外科学 III
  • 小動物外科学実習
6年次
  • 獣医学演習
  • 卒業研究

参照:岩手大学獣医学課程/カリキュラム

岩手大学 獣医学課程は、獣医学専門教育課程の標準的カリキュラムに基づき、国際基準に適合し、獣医師国家試験に対応した教育を提供しています。

これにより、高度な専門知識と診療技術を身につけた大動物および小動物の獣医師、そして人の健康と福祉に貢献する公衆衛生獣医師を養成します。

岐阜大学 応用生物科学部共同獣医学科

学年
専攻
1年次
  • 獣医学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 獣医解剖学Ⅰ
  • 獣医生理学Ⅰ
  • 獣医生化学Ⅰ・Ⅱ
  • 獣医生化学実習
2年次
  • 獣医解剖学Ⅱ
  • 獣医解剖学実習
  • 獣医組織学Ⅰ・Ⅱ
  • 獣医組織学実習
  • 獣医生理学Ⅱ・Ⅲ
  • 獣医生理学実習
  • 獣医薬理学Ⅰ
  • 動物遺伝育種学
  • 動物行動学
  • 獣医免疫学
  • 獣医微生物学Ⅰ~Ⅳ
  • 獣医微生物学実習Ⅰ・Ⅱ
3年次
  • 発生学Ⅰ・Ⅱ
  • 獣医薬理学Ⅱ・Ⅲ
  • 獣医薬理学実習
  • 実験動物学
  • 実験動物学実習
  • 放射線生物学
  • 獣医病理学Ⅰ~Ⅲ
  • 獣医病理学実習Ⅰ・Ⅱ
  • 動物感染症学Ⅰ・Ⅱ
  • 獣医寄生虫病学Ⅰ~Ⅲ
  • 獣医寄生虫病学実習
  • 公衆衛生学総論
  • 公衆衛生学実習
  • 食品衛生学Ⅰ・Ⅱ
  • 環境衛生学Ⅰ・Ⅱ
  • 獣医毒性学Ⅰ・Ⅱ
  • 獣医毒性学実習
  • 人獣共通感染症学Ⅰ・Ⅱ
4年次
  • 獣医倫理・動物福祉学
  • 獣医事法規
  • 家禽疾病学
  • 魚病学
  • 動物衛生学Ⅰ・Ⅱ
  • 動物衛生学実習
  • 食品衛生学実習
  • 獣医疫学
  • 野生動物医学
  • 獣医内科学総論
  • 獣医臨床病理学
  • 臓器別総論Ⅰ~Ⅵ
  • 獣医臨床行動学
  • 獣医外科学総論
  • 獣医手術学総論
  • 獣医麻酔学
  • 獣医画像診断学総論
  • 産業動物臨床学Ⅰ・Ⅱ
  • 臨床繁殖学Ⅰ・Ⅱ
  • 小動物内科学実習Ⅰ・Ⅱ
  • 小動物外科学実習
  • 獣医画像診断学実習
  • 産業動物臨床実習
  • 臨床繁殖学実習Ⅰ・Ⅱ
5年次
  • 臓器別各論Ⅰ~Ⅵ
  • 眼科学各論
  • 獣医画像診断学各論
  • 馬臨床学
  • 総合参加型臨床実習Ⅰ~Ⅳ
  • 公衆・家畜衛生インターンシップ実習
  • 先端基礎獣医学特別講義
  • 新興・再興感染症制御学特別講義
  • 産業動物疾病予防管理学特別講義
  • 高度小動物臨床学特別講義
  • 産業動物疾病病理診断特別演習
  • 獣医学インターンシップ演習
6年次
  • 国際獣医事英語講読
  • 動物と法概論
  • 卒業研究プレゼン演習
  • リスクアセスメント特別講義
  • 集団獣医療学特別講義
  • 高度臨床腫瘍学特別講義
  • 病態モデル動物学特別講義
  • 公共獣医事特別講義
  • 生態保全管理学特別演習
  • 国際獣医学インターンシップ演習

参照:岐阜大学 応用生物科学部 共同獣医学科

共同獣医学科は、鳥取大学農学部と連携し、より高度な獣医学教育を提供しています。

動物の病気の発生原因、診断、および治療に関する知識と技術を学ぶことができます。

加えて、両大学を結ぶ遠隔講義システムを利用した授業など、従来にはない発展的な教育が整備されています。

大阪公立大学

学年
専攻
1年次
​基礎教養科目
専門科目
2年次
専門科目
3年次
専門科目
4年次
卒業研究
参加型実習
5年次
卒業研究
参加型実習
6年次
獣医師国家試験

大阪公立大学は、獣医学部の教育拠点を「りんくうキャンパス」に構えています。

このキャンパスは「獣医臨床センター」と「動物科学教育研究センター」が併設されており、総合的な環境で獣医学を学ぶことができます。

参考:大阪公立大学 獣医学部​

私立大学

獣医学が学べる私立大学は、下記のとおりです。

  • 酪農学園大学
  • 北里大学
  • 日本大学
  • 麻布大学
  • 日本獣医生命科学大学
  • 岡山理科大学

参照:公益社団法人 大阪府獣医師会

この中で3校のカリキュラム例を紹介します。

酪農学園大学 獣医学類

学年
専攻
1年次
  • 酪農学園導入教育
  • 人文社会科学教育
  • 自然科学教育
  • 保健体育教育
  • 情報教育
  • 外国語教育
2年次
  • 自然科学教育
  • 外国語教育
  • 生体機能学分野
  • 感染・病理学分野
  • 伴侶動物医療学分野
3年次
  • 生体機能学分野
  • 感染・病理学分野
  • 予防獣医学分野
  • 生産動物医療学分野
  • 伴侶動物医療学分野
4年次
  • 予防獣医学分野
  • 生産動物医療学分野
  • 伴侶動物医療学分野
  • 参加型実習
5年次
  • 専修教育共通科目
  • 専修教育コース(生体機能学)
  • 専修教育コース(感染病理学)
  • 専修教育コース(予防獣医学)
  • 専修教育コース(生産動物医療学)
  • 専修教育コース(伴侶動物医療学)
6年次
  • 専修教育共通科目
  • 専修教育コース(生体機能学)
  • 専修教育コース(感染病理学)
  • 専修教育コース(予防獣医学)
  • 専修教育コース(生産動物医療学)
  • 専修教育コース(伴侶動物医療学)

参照:酪農学園大学 獣医学類

酪農学園大学の獣医学類のカリキュラムは、産業動物、伴侶動物、公衆衛生に関する獣医学教育に重点を置いています。

このプログラムは、動物の健康と福祉を守るために必要な高度な知識と技術を提供することを目指しています。

北里大学 獣医学部

学年
専攻
1年次

人間形成の基礎科目

  • 総合領域科目
  • 教養演習科目
  • 基礎教育科目
  • 獣医学概論
  • 動物分類学
  • 獣医解剖学Ⅰ
  • 獣医生理学Ⅰ
  • 獣医生化学Ⅰ
2年次
  • 獣医学入門
  • 獣医学入門実習
  • 動物遺伝学
  • 生物統計学
  • 畜産学概論
  • 動物品種論
  • 獣医解剖学Ⅱ・Ⅲ
  • 獣医解剖学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
  • 獣医生理学Ⅱ・Ⅲ
  • 獣医生理学実習Ⅰ・Ⅱ
3年次
  • 獣医薬理学Ⅰ・Ⅱ
  • 獣医薬理学実習Ⅰ・Ⅱ
  • 実験動物学
  • 実験動物学実習
  • 獣医基礎放射線学
4年次
  • 獣医倫理・動物福祉学
  • 海棲哺乳動物学
  • 病院経営学
  • 獣医畜産関係法規
  • 獣医公衆衛生学実習Ⅰ・Ⅱ
  • 獣医衛生学Ⅰ・Ⅱ
  • 獣医衛生学実習
5年次
  • 小動物総合臨床学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
  • 小動物総合臨床学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
  • 小動物病院実習
  • 獣医専門英語Ⅱ・Ⅲ
  • 学外実習Ⅰ・Ⅱ
  • 卒業論文
6年次
  • 大動物参加型実習Ⅰ・Ⅱ
  • プロダクションメディスン

参照:北里大学 獣医学部獣医学科カリキュラムツリー

日本技術者教育認定機構(JABEE)から認定を受けており、教育の質を保証しています。

日本大学 生物資源科学部 獣医学科

学年
専攻
1年次
  • 獣医学概論
  • 獣医倫理・動物福祉学
  • 獣医解剖学A
  • 獣医解剖学B
  • 動物遺伝育種学
  • 獣医生理学A
  • 獣医生理学B
2年次
  • 獣医解剖学実習A
  • 獣医解剖学実習B
  • 獣医組織・発生学
  • 獣医組織学実習獣医生理学実習⑴
  • 獣医生化学実習
3年次
  • 獣医病理学B
  • 獣医病理学C
  • 獣医病理学実習A
  • 獣医病理学実習B
  • 獣医寄生虫病学B
4年次
  • 獣医臨床繁殖学B
  • 獣医臨床繁殖学実習
  • 獣医軟部組織外科学
  • 産業動物臨床学B
  • 獣医呼吸循環器病学
5年次
  • 小動物内科学実習B
  • 小動物外科学実習B
  • 獣医画像診断学実習
  • 総合獣医学演習
6年次
  • 獣医事法規
  • 総合獣医学演習C
  • 総合獣医学演習D
  • 専門獣医学演習C

参照:生物資源科学部 獣医学科 平成26年度カリキュラム

6年間を通じて獣医学の基礎から応用までの幅広い知識と技術を習得することを目指しています。

国内有数の教育・研究環境を誇り、実習や研究施設も充実しています。

獣医師の国家試験

獣医師国家試験

獣医師になるには、獣医師の国家試験の合格が不可欠です。

国家試験は獣医師として必要な知識と技術を問うための試験であり、その難易度は高いとされています。

ここでは、獣医師になるために必要な国家試験の対策法や勉強法について解説します。

国家試験の内容とその対策

獣医師の国家試験は、獣医学の広範な知識を問う厳しい試験です。

必須問題、学説、実地の3つの部分から成り、全ての試験は獣医学全般に関する問題が出題されます。

獣医師国家試験の概要を下記に記載します。

概要
詳細
日程
​毎年2月中旬、2日間かけて開催
試験会場
​北海道、東京、福岡の3会場
合格基準、合格点
​必須問題
合格基準
70%以上の得点→35点以上
合格点
50点
学説A・Bおよび実地C・D
合格基準
​60%以上の得点→168点以上
合格点
280点
合格率(直近5年間)
2024年
新卒……84.4% 既卒……39.4% 合計……72.7%
2023年
​新卒……81.1% 既卒……27.7% 合計……69.9%​
​2022年
​新卒……88.6% 既卒……42.0% 合計……80.3%​
2021年
​新卒……92.1% 既卒……37.6% 合計……83.2%​
2020年
​新卒……94.2% 既卒……48.0% 合計……86.5%​

参考:〈2025年〉第76回 獣医師国家試験の日程や試験概要まとめ​

各問題数や内容は以下となります。

項目
問題数
内容
必須問題
50問
「獣医療の基本的事項」及び「獣医学の基本的事項」「衛生学に関する事項」「獣医学の臨床的事項」のうち重要な事項
学説A
80問
「獣医療の基本的事項」及び「獣医学の基本的事項」
学説B
80問
「衛生学に関する事項」及び「獣医学の臨床的事項」
実地C
60問
原則として「衛生学に関する事項」「獣医学の臨床的事項」について、獣医療現場で実際に起こり得る症例・事例に関する基本的かつ重要な事項
実地D
60問
原則として「衛生学に関する事項」「獣医学の臨床的事項」について、獣医療現場で実際に起こり得る症例・事例に対する対処方法等の総合的な事項

参照:獣医師国家試験 出題基準

国家試験の対策としては、まず基礎科学の知識をしっかりと身につけ、獣医学の専門知識を深めることが重要です。

また、実際の獣医師の業務に即した場面設定の問題も出題されるため、理論だけでなく実践的な知識も必要です。

過去問題の演習も欠かせません。

出題傾向を把握し、時間管理を身につけるためにも、過去問題を繰り返し解いていきましょう。

向いている人の特徴

向いている人の特徴

獣医師に向いている人はどんな特徴があるのでしょうか?

以下にまとめてみました。

動物が好きで、命を大切にできる人

獣医師は、さまざまな動物の命に直接かかわる仕事です。

ペット、家畜動物、鑑賞動物、産業動物など、かかわることになる動物の種類も数も多くなるでしょう。

そのため、動物が好きで、動物の命を大切にできることは、獣医師になる上で必須とも言える特徴です。

生物・化学・医学に興味がある人

生物・化学・医学に興味がある人

獣医師には、生物、化学、医学に関する知識が求められます。

​人間とは違った体の作りや習性を持った動物たちの体を診ることになるためです。

生物の体の構造や生態、それに関する化学、医学に興味がある人は、獣医師に向いているでしょう。

責任感があり、冷静な判断ができる人

ペットの病気や健康を診る際には、ペットと飼い主との関係を尊重し、ペットが健康を取り戻すための診断と治療に全力を尽くします。

家畜動物を診る際には、その動物が生み出す食料を食べる人間への影響も考慮します。

つまり、目の前の動物だけでなく、そこに関わる人たちに対する責任も背負うことになるのです。

一方で、動物が重篤な感染症にかかっていたり、治療を続けても生存の見込みがなかったりする場合は、命を終わらせる選択をしなければなりません。

獣医師は、そうした冷静かつ重要な判断ができる人である必要があります。

体力があり、長時間労働にも対応できる人

体力がある人

動物の体調は突然変わります。

しかも、人間のようなコミュニケーションがとれるわけではないため、最新の注意を払って些細な変化も見逃さないことが大切です。

常に動物の体調の変化に対応できる体制を整えるため、労働時間は不安定かつ長時間になりがちです。

そうした勤務形態に耐えられる体力が、獣医師には求められるでしょう。

やりがい

やりがい

獣医師は、動物の命と健康を守る尊い仕事です。

現職の獣医師はどんなことをやりがいに感じているのでしょうか?

代表的なやりがいを下記に記載します。

動物の命を守る

​動物と人間の関係は切っても切れません。​

ペット、家畜、鑑賞、産業など、さまざまな形で相互に支え合っています。

その動物たちの命と健康を守ることは、獣医師として大きなやりがいを感じることができるでしょう。

国家資格で安定している

安定している

獣医師は国家試験合格が必要な国家資格です。

特別な知識と技術が必要な職であり、資格を持つ人は限られます。

必然的に獣医師に従事できる人の数は限られますが、業務の需要はほぼ変わらないため、安定している職業と言えるでしょう。

獣医師資格を利用し幅広いキャリアが選べる

獣医師というと、動物病院や動物園の獣医師というイメージがあるかもしれません。

しかし実は、獣医師を利用したキャリアは意外と幅広くなっています。

以下が具体例の一部です。

  • バイオ技術者
  • 家畜人工授精師
  • 高等学校教諭一種免許状(理科・農業)
  • 中学校教諭一種免許状(理科)
  • 食品衛生管理者
  • 食品衛生監視員

中高の教諭や食品衛生管理者など、動物に直接かかわるわけではないキャリアも、獣医師資格を利用して選択することができます。

独立開業のチャンスもある

独立開業

動物病院やクリニックなど、獣医師資格を利用して独立開業するチャンスが多くあるのも、獣医師のやりがいのひとつです。

自分で開業すれば、自らの理念や信念、あるいは習得した技術や知識に沿って、自分のキャリアを設計することができます。

働き方や業務内容に明確な希望がある人は、獣医師を目指すとよいでしょう。

獣医師になるにあたり注意すべき点

注意点

獣医師はとてもやりがいのある社会的意義の高い職業ですが、獣医師を目指す前に注意しておくべき点もあります。

下記に、獣医師になるにあたり注意すべき点を記載します。

労働時間が長く、体力が必要

前述したように、獣医師の仕事は労働時間が不安定かつ長時間になる傾向があります。

動物の体調は時間を問わず常に変化するためです。

獣医師には、動物の体調に合わせていつでも出勤できる体力と対応力が求められます。

動物を助けられない場面もある

助けられない場面

獣医師の仕事では、重篤な病気や怪我、寿命などにより、動物の命を助けられずに看取る選択をする場面があります。

一般的に、動物の寿命は人間よりも短い種が多いため、命を看取る場面も多くなるでしょう。

辛い選択をしなければならない場面が数多くあることも、獣医師を目指す際には踏まえておきましょう。

ペットの飼い主対応(クレーム)が大変なこともある

​動物の診療を獣医師へ依頼するのは人間です。

時には、適切な処理をしたにもかかわらず、依頼主である人間から理不尽なクレームを受け、対応に追われる場面も発生します。

お客さま対応の大変さはどの職種でも同様で、獣医師でも大変な場合があることは、知っておくと良いでしょう。

大学入学、国家試験のハードルが高い

ハードルが高い

獣医師になるためには、獣医学部や獣医学科など、獣医学のカリキュラムを提供する大学に入学する必要があります。

なおかつ、獣医学を専攻した上で、獣医師国家試験に合格する必要があります。

獣医学の偏差値は50以上であることが多く、入学のためには相応の努力が必要です。

獣医師国家試験の合格率は、近年は新卒でも90%を切るなど、他の国家試験と比較してもやや低い傾向にあります。

獣医学、獣医師国家試験、どちらもややハードルが高いと言えるでしょう。

獣医師を目指す学生が抱く疑問と回答

疑問と回答

ここでは、獣医師を目指す学生が抱く疑問と回答を記載します。

獣医師になるには何年間の大学通学が必要ですか?

獣医師になるには、6年間の通学が必要です。

6年間で基礎的な獣医学の理論や実技を学び、統合させる能力を養います。

その後、大学院に進学して研究を深める学生も多く、修士課程は2年、博士課程はさらに3年を要します。

つまり、最短で獣医師としての資格を得るには6年間の大学教育が必要となります。

獣医師になるには、少なくとも6年間の大学教育と国家試験への対策が必要であると言えます。

この過程を経て初めて、獣医師としての資格を得られるのです。

獣医師の年収や給料はいくらですか?

給料

令和4年の厚生労働省の調査によると経験年数を問わない賃金は以下の通りとなっています。


男性
女性
月額給与
約50万円
約37万円
賞与など
約100万円
約75万円
年収
約1040万円
約795万円

参照:賃金構造基本統計調査 / 令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種

獣医師になるには、獣医学部や獣医学科にいかないとだめ?

獣医師になるためには、基本的に獣医学部や獣医学科に進学する必要があります。

これは、獣医師国家試験の受験資格を得るために必要な専門的な知識と技術を身につけるためです。

日本においては獣医学部または獣医学科の卒業が必須です。

まとめ

まとめ

獣医師になるには、大学での学問の習得、国家試験の突破、その後の継続的な学習と経験が必要です。

獣医師の仕事は生命を扱う重要な職業であり、その知識と技術は日々進化し続けます。

だからこそ、獣医師は自身のスキルを常に更新し続けることが大切です。

最後に、獣医師を目指すのであれば、把握しておきたい重要なポイントを最後にまとめます。

  • 獣医師は動物たちと人間との関わり合いを通じて、人間社会にも大きな影響を及ぼす職種である
  • 獣医師になるには6年の大学生活と獣医師国家試験に合格する必要がある
  • 大学などの勉強だけでなく獣医師は飼い主ともコミュニケーションを取る必要があるのでコミュニケーション能力も大切にする必要がある。

獣医師としての仕事は、継続的な努力と成長を必要とする道ですが、達成感と動物たちの健康・命を守る喜びは計り知れません。

獣医師を目指す方は、長く厳しい道かもしれませんが、その先に待つ達成感と喜びを忘れずに、一歩一歩前進し続けてください。

獣医師になるには?必要な資格や対策を解説

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この記事の監修者

竹内 健登

竹内 健登

東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。


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