作成日: 2025/8/27 更新日:2025/8/27
子どもが大学受験をする親はしんどい?ストレスの原因やサポート方法を徹底解説

「子どもが大学受験をする親はしんどい?」
「ストレスの原因や解消法について知りたい」
大学を受験する子どもを持つ親は、上記のような疑問を抱くかもしれません。
大学受験は子どもにとって大変なことですが、親もストレスや疲れを感じることがあります。
本記事では大学受験生の子を持つ親がストレスを感じる原因や解消法について紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
大学を受験する子を持つ親がつらいと感じる5つの原因

大学を受験する子を持つ親がつらいと感じる原因は以下のとおりです。
- 理想と現実のギャップ
- 親からのプレッシャーに対する子どもの反発
- 子供のスケジュール管理
- 家計の不安
- 家族内の温度差
大学受験は子供だけでなく、親にとっても大きな試練であり、しんどいと感じることも多くあります。
特に、共働きの親にとっては時間のやりくりが難しく、ストレスの要因となります。
あらかじめ、原因を理解し適切に対処するようにしましょう。
理想と現実のギャップ
大学を受験する子を持つ親がつらいと感じる原因の一つは、理想と現実のギャップです。
親子間で受験への意識や現状認識にズレがあると、もっと努力や挑戦をしてほしい親と、現状維持をしようとする子どもでズレが発生します。
例えば、以下のような場面です。
- 現状の学力への認識のズレ……親が「もっと成績が上がっているはず」と思っても、模試や定期テストの結果が伴わず、期待との落差にしんどさを感じる。
- 志望校選定のズレ……子どもは「挑戦校に行きたい」と考えても、親は「安全校を選んでほしい」と願い、意見が噛み合わない。またはその逆。
- 勉強の量、方法のズレ……親は「もっと時間を増やすべき」と思う一方で、子どもは「効率重視で十分」と考え、衝突の原因になる。
- 受験に対する熱意のズレ……親は「将来に関わる大事な時期」と捉えるが、子どもが本気になれず温度差が生じる。
- 家計への影響に対する認識のズレ……塾や模試の費用に負担を感じる親に対し、子どもは金銭的な現実を理解できず、モヤモヤが積み重なる。
上記のようなズレがあった時、理想と現実のギャップを感じ、親は「しんどい」と感じるようです。
参考:大学受験の試験日までに勉強が間に合わない!挽回するための対処法を解説
親からのプレッシャーに対する子どもの反発

親からのプレッシャーを受け子供が反発してしまい、親がつらいと感じてしまうことがあります。
反発自体は一時的なものかもしれませんが、長期的に見ると親子関係に悪影響を及ぼすかもしれません。
具体的に子どもが「親からプレッシャーを受けている」と感じる場面の例は、以下の通りです。
- 友人、知人との比較……「○○くんはもうA判定らしい」など、比較してしまう
- 毎日の詰問……「今日は何時間勉強するの?」など、行動を細かく監視するような声掛け
- 指示や禁止だけ……「今すぐ机に向かいなさい」「漫画やゲームは禁止」など、命令口調で指示や禁止事項のみ課す
- 気持ちやタイミングを無視する……子どもが勉強の合間にリラックスしているタイミングで「勉強しなさい」という、など
- 一度決めたことの蒸し返し……志望校や併願校を相談して決めたのにも関わらず、後になって決定を覆すような話をする
こうした親の行動から子どもはプレッシャーを感じ、反発してしまうことがあります。
反発が大きく喧嘩になり、家庭内の雰囲気が悪くなれば、自分自身や他人に悪影響を与える可能性もあります。
親は子供の努力を認め、過度な期待をかけずに見守るようにしましょう。
子供の意見や感情を尊重し、自分のペースで進んでもらうことによって、プレッシャーを軽減できます。
情報・スケジュール管理の負担
子どもを勉強に集中させるために、親がスケジュールを管理することもあるでしょう。
勉強計画は子ども自身が立てるとしても、それ以外の出願日、試験日当日の動き、合格後の入学手続きなどは、親が日程を把握して管理する必要があるかもしれません。
それをつらいと感じる親もいるようです。
親がスケジュール管理を行うのは、例えば以下のような事項です。
- 出願の管理:願書、志望理由、推薦書、調査書、検定証明、写真、受験料支払い等
- 試験の管理:模試、本番日程、会場アクセス、持ち物、体調管理等
- 入学手続の管理:合否発表→超短納期の納付、書類提出、住まい手配等
またこれ以外にも、塾や予備校の送迎、子どもに合わせて食事を準備したり家事をしたりする気遣いなど、細かい点でスケジュールを管理する場面が数多くあります。
こうした負担は軽減することがなかなか難しいかもしれませんが、子どもの自主性を育む一環という意味で、一部を子どもに任せてみるのもいいかもしれません。
家計の不安

大学受験にかかる費用は家計にとって大きな負担で、親がしんどいと感じる大きな要因になります。
簡単に例を挙げるだけでも、以下のような費用がかかります。
大学受験にかかる費用 | 詳細 |
塾や予備校の費用 | 大手予備校では年間70万〜100万円程度。個別指導や夏期講習・冬期講習を追加するとさらに増える。 |
大学や共通テストの受験料 | 共通テストは約18,000円。国公立大は1校あたり17,000円前後、私立大は1校30,000〜35,000円程度が相場。複数校受験すると合計10万〜20万円になることもある。 |
遠方の大学を受験する場合の旅費、宿泊費 | 交通費、宿泊費を合わせて1回の受験で数万円〜10万円前後。地方から都市部へ複数回行くと合計数十万円に達するケースもある。 |
合格後の大学への納付金(入学金・授業料等) | 国公立大は入学金約28万円+年間授業料約54万円。私立大は入学金20万〜30万円+初年度授業料含め100万〜150万円程度が目安。 |
上記の金額を賄うためには、子どもが生まれた時や小さいころから長期的に積み立てる必要があります。
大学受験の年だけ劇的に年収を上げるのは、不可能ではありませんが、現実的ではありません。
親の両親(祖父母)から援助を受けるのも有効な手段です。
参考:大学費用は4年間で総額いくらかかる?工面する方法やシミュレーションツールについて詳しく解説
家族内の温度差
家庭内で子どもの受験に対する温度差が大きい場合も、親がしんどいと感じる要因になります。
温度差が発生するケースは多々ありますが、主なケースは下記の通りです。
- 夫婦間の温度差:教育熱心か放任主義か
- 兄弟姉妹間の温度差:兄、姉は勤勉だったのに、弟、妹はあまり勉強に熱心でない
- 祖父母・父母間の温度差:祖父母は孫に国公立大学へ進学してほしいが、父母は子ども本人が納得できる大学に行ってほしい
子ども本人でなく家族間で温度差があり、それが家庭の雰囲気に影響してしまえば、受験生本人にも悪影響を与えてしまいます。
話し合いを重ねて温度差を解消し、子どもをサポートする体制を整えましょう。
親がイライラした時のストレス解消法5選

大学を受験する子を持つ親がイライラした時のストレス解消法は以下のとおりです。
- 適度な運動を行う
- 子どもとたわいもない会話をする
- 同じ立場の親とつながる
- 専門家に話を聞いてもらう
- 適度な休息をとる
親が子供の受験でイライラしてしまうことも少なくありません。
子供にイライラをぶつけてしまう前に対策を練るようにしましょう。
適度な運動を行う
大学受験期間中にイライラしてしまった場合は適度な運動を行うようにしましょう。
スケジュール管理や理想と現実のギャップなどが原因で、親も精神的に大きな負担がかかります。
そのため、適度な運動を行うことで、気持ちをリラックスさせるようにしましょう。
運動はエンドルフィンやセロトニンといった「幸福ホルモン」が分泌され、気分をリフレッシュさせる効果があります。
また、運動することで血行が良くなり、体の疲れも取れやすくなります。
ウォーキングや軽いジョギング、ヨガなど自分に合った運動を取り入れ、心身のバランスを整えることがおすすめです。
さらに、親がリラックスすることで、子供たちは親からポジティブなエネルギーを受け取りやすくなります。
そのため、週に1-2回程度、隙間時間を活用して適度な運動を行うようにしましょう。
子どもとたわいもない会話をする

子供とたわいもないコミュニケーションをとることで、受験生と親の双方がストレス解消することが可能です。
受験期は緊張感が高まり、親子の関係もぎくしゃくしてしまうかもしれません。
そのため、日常の些細な会話や共通の趣味について話す時間を作ることで、ストレスを解消するようにしましょう。
例えば、一緒にテレビを見たり、散歩をしたり、好きな音楽や映画について話すなど受験とは関係のない話題がおすすめです。
結果として、子供も自分の気持ちを素直に話しやすくなり、親も子供の心情を理解しできるでしょう。
同じ立場の親とつながる
大学を受験する子を持つ他の親と繋がることは、心の支えとなるだけでなく、情報交換や共感を得ることが可能です。
大学受験期は親にとってもしんどい時期ですが、同じ立場の親同士で話し合うことで、悩みや不安を解消できます。
例えば、SNSや地域の交流会などで、受験に関する情報や成功体験、失敗談を共有することがおすすめです。
同じ受験生の親からのアドバイスや励ましの言葉は大きな心の支えとなり、精神的負担も軽減されます。
また、定期的に集まって交流することで、孤独感を軽減し、ポジティブな気持ちを維持しやすくなるでしょう。
親同士がつながることで、自身のストレスを軽減するだけでなく、子供に対するサポートも効果的に行えるようになるため、積極的にコミュニティに参加しましょう。
専門家に話を聞いてもらう

大学受験期に親が抱える不安やストレスは、自分ひとりで抱え込むよりも、専門家に相談することで気持ちが整理しやすくなります。
抱えている悩み事は家庭や人により様々ですが、相談できる専門家の例として以下が挙げられます。
- 臨床心理士・公認心理師……心の不安やストレスを専門的にケアしてくれる
- 学校のスクールカウンセラー……教育現場に詳しく、子どもへの接し方も相談できる
- ファイナンシャルプランナー……受験や進学にかかる費用の見通しを一緒に立ててくれる
- 受験指導の専門家(予備校の進路指導担当など)……学習面や受験校選びの不安を具体的に相談できる
また、相談するときのポイントもあります。
- 「子どもにどう接していいかわからない」「経済的に不安がある」など、悩みを具体的に言葉にして伝える
- 一度の相談で解決しなくても、継続的に話すことで心が軽くなる
- 学校や自治体の無料相談窓口を活用するのも効果的
話すだけでも状況が整理でき、自分の中で解決できるということもあります。
一人で抱え込まず、専門家を上手に頼るようにしましょう。
適度な休息をとる
大学を受験する子を持つ親は頻繁的にしんどいと感じることが多いため、適度な休息をとるようにしましょう。
休息を取ることで心身のバランスを整え、子供の受験サポートに集中することができます。
例えば、以下のような休息です。
- 自分の時間を意識して作る……読書、音楽鑑賞、トレーニング、ヨガといった趣味の時間を確保する
- デジタルデトックスする(SNSなどを避ける)……スマホやパソコンを触らないようにして、他の受験生の状況や受験に関する情報を遮断する
- 睡眠と休息を優先することを意識する……精神的負担を軽減させるためには質の良い睡眠を確保する
親自身が健康であることが、子供のの成績向上にもつながることもあります。
適度な休息を取ることで、健やかな受験期を過ごせるよう心掛けましょう。
親がストレスや疲労を感じないための適切な接し方

大学を受験する子を持つ親が疲れたと感じないための適切な接し方は以下のとおりです。
- 「親ができること」だけに集中する
- 干渉しすぎない
- 子どもに過剰な期待をしない
- 価値観を押し付けない
大学受験はできるだけるだけサポートしたいと思うばかりに、干渉しすぎたり、価値観を押し付けてしまったりすることがあります。
第一優先として、受験生の気持ちを尊重できるようにしましょう。
「親ができること」だけに集中する
大学を受験する子を持つ親は、子供の進路に対して大きな期待を寄せてしまいがちです。
しかし、親がすべてをコントロールしようとすると、子供にとってプレッシャーとなり、自分自身もしんどいと感じてしまうでしょう。
そのため、親は最低限のできることだけを意識することが重要です。
例えば、塾代を出してあげたり、勉強しやすい環境を作ってあげたり、塾の送り迎えをしてあげたりすることは親にしかできません。
静かな学習スペースを用意し、必要な教材を揃え、子供が集中できる環境を整えてあげましょう。
また、子供の努力を認め、励ますことも重要です。
結果だけでなく、頑張った過程を評価することで、子供のモチベーションを高められます。
特に、進路について話し合う際は受験生の意見を尊重し、自主性を尊重しうるようにしましょう。
干渉しすぎない
大学を受験する子供に対して親があまりに干渉しすぎると、子供の自主性や自立心を損なう可能性があります。
もちろん、親としてのサポートは必要ですが、あくまで子供が主体であることを忘れないようにしましょう。
例えば、勉強の進捗状況を毎日細かくチェックするよりも、子供が自分で計画を立てられるように見守ってあげることが重要です。
また、受験に対するプレッシャーを過度にかけることは避け、子供が自分のペースで学習を進められる環境を整えてあげることがおすすめです。
親が干渉しすぎないことで、子供は自分の力で問題を解決できるようになります。
子供が手を差し伸べてきたタイミングでサポートしてあげるようにしましょう。
子どもに過剰な期待をしない
子供に過剰に期待しないようにすることは、親子関係を良好に保つために非常に重要です。
大学受験は子供にとっても大きなプレッシャーであり、親が過度なプレッシャーをかけてしまうことで、しんどいと感じてしまう受験生も多く存在します。
また、過度に期待しすぎると、子供は親の期待に応えようとして、よりストレスを感じてしまうことにもなりかねません。
さらに、期待に応えられないと感じた子供は、失敗を恐れて挑戦することを避けてしまうようになります。
そのため、親は結果にとらわれずに応援する姿勢を持つことが重要です。
過剰に期待しすぎないことで、受験生は安心して自分の力を発揮できます。
価値観を押し付けない
親世代と子ども世代では、受験や進路に対する価値観が大きく異なることがあります。
例えば親世代には、以下のような価値観があるでしょう。
- 安定した職業に就くためには有名大学に行くべき
- 努力は量で示すもの(長時間勉強が大事)
- 難関大に進学するなら浪人するのもあり
これらの価値観は、親自身の成功/失敗体験や、親が大学を受験した当時の時代背景が影響しています。
一方で、子ども世代には以下のような価値観があります。
- 自分の興味や好きなことを学べる大学に進みたい
- 効率的に勉強して成果を出したい
- 現役合格できる大学に進学したい
こうした価値観の違いから、親が一方的に理想を押し付けると、子どもは反発したり、自分の考えを言えなくなったりします。
親自身が「自分の価値観は世代や経験に基づくもの」と認識し、子どもの意見や気持ちを尊重して聞く姿勢が大切です。
親子で“接点のルール”を決める
受験期は、親が「サポートしたい」と思う気持ちと、子どもが「干渉されたくない」と思う気持ちがぶつかりやすい時期です。
そこで有効なのが、親子で事前に“接点のルール”を決めておくことです。
ルールを決める目的
- 過干渉や無関心を避け、適度な距離感を保つ
- 子どもが自分で考え行動する余地を守る
- 親が「いつ声をかければいいか」迷わなくなる
ルールの具体例
- 勉強中は部屋に入らないが、休憩中には声をかけてよい
- 模試の結果については、子どもが話したいときにだけ聞く
- 受験校や進路の相談は、月に1回だけ一緒に話す時間を設ける
- 毎日「お疲れさま」とだけ声をかけるなど、短い励ましを習慣化する
このように接点のルールを共有することで、親も子どももストレスを減らし、受験に集中できる環境がつくれます。
大学受験生の両親や保護者がよく抱く質問

大学を受験する子を持つ親は、どんなことを疑問に思うのでしょうか?
よくある質問と回答をまとめました。
大学受験に失敗した子供に対する適切な親の対応とは?
子供が大学受験に失敗した際の対応に困る親は多いかもしれません。
子供が大学受験に失敗した際に取るべき行動として以下の2つが挙げられます。
- 大学受験に失敗した本人の気持ちを第一に考える
- 大学受験に挑戦したことを褒める
- 時間を与える
- 「次の一歩」を一緒に整理する
上記の対応が全ての受験生に適した行動とは限らないため、あくまで参考程度にしてみてください。
大学受験に失敗した本人の気持ちを第一に考える
大前提として、大学受験に失敗した際は受験生の気持ちを第一に考えるようにしましょう。
大学受験に失敗して一番傷ついているのは、受験生本人です。
受験に失敗した子供は、自己否定や将来への不安を強く感じています。
そのため、親は子供の気持ちに寄り添い、少しずつ自信を取り戻せるようにサポートすることが重要です。
例えば、子供の今の心情に耳を傾けてあげることや、無理に励まそうとせず、ただ一緒にいるだけでも十分です。
いつもと変わらない態度で、優しく接してあげるようにしましょう。
様子を観察しながら、ある程度、落ち着いてきたら、子供のペースで将来を考える時間を与えることも重要です。
長期的な目線で子供を見守り、安心させられる存在となっておきましょう。
大学受験に挑戦したことを褒める
大学受験は子供にとって非常に辛い時期でしんどい場面もたくさんあります。
そのため、大学受験という挑戦を乗り越えようとした努力を称賛してあげるようにしましょう。
例え、大学受験に失敗したとしても学んだことや経験は必ず将来に役立ちます。
親は、結果のみに囚われずに子供の努力を認め、支える姿勢を持つことが大切です。
チャレンジをほめることで、自己肯定感を高め、次の挑戦に向けてのモチベーションを維持できます。
しかし、努力をほめてあげるタイミングを間違ってはいけません。
子供の様子を観察しながら、元気が戻ってきたタイミングでほめてあげるようにしましょう。
時間を与える

受験の失敗は、子どもにとって大きな挫折体験です。
すぐに「次はどうするの?」と問い詰めるのではなく、まずは気持ちを整理するための時間を与えることが大切です。
具体的には、数日~1週間の回復期間をとるのがよいでしょう。
感情が落ち着くまで待つことで、子どもは冷静に自分の進路を考えられるようになります。
親は焦らず、そっと見守る姿勢を意識しましょう。
「次の一歩」を一緒に整理する
落ち着きを取り戻した段階で、次の進路について一緒に考えるサポートをします。
浪人、専門学校、別の大学や学部への再挑戦など、複数の選択肢を提示しながら、子どもの意志を尊重して整理していくことが重要です。
親が一方的に決めるのではなく、選択肢を広げる役割を担うことで、子どもは前向きに「次の一歩」を踏み出しやすくなります。
大学受験に失敗した子供に対してダメな親の対応とは?

大学受験に失敗した子供に対してダメな親の対応は、以下の通りです。
- 責めたり否定したりする言葉を使う
- 他人や兄弟姉妹と比較する
- 過剰に落ち込む/騒ぎ立てる
- 質問攻めにし、すぐに次の進路を迫る
- 進路を独断で決める
具体的に見ていきましょう。
責める・否定する言葉を使う
子どもの自己肯定感を傷つけ、再挑戦への意欲を下げます。防衛的になって原因分析が進まず、親子の信頼も損なわれます。
他人や兄弟姉妹と比較する
相対評価は劣等感と反発を生み、内発的動機を弱めます。兄弟間の関係悪化や家庭内の緊張にもつながります。
過剰に落ち込む/騒ぎ立てる
親の強い感情は子どもに伝播し、罪悪感や無力感を増幅します。状況を整理して次に進む姿勢が取りにくくなります。
質問攻めにし、すぐに次の進路を迫る
感情が落ち着く前の詰問は思考を狭め、回避や反発を招きます。短絡的な選択や「とりあえず」の進路決定のリスクが高まります。
進路を独断で決める
自律性を奪い、主体的な学びや責任感の形成を妨げます。ミスマッチや途中離脱のリスクが上がり、後悔の矛先が親に向きやすくなります。
まとめ

本記事では大学を受験する子を持つ親がストレスを感じる原因や解消法について紹介しました。
以下に重要なポイントを箇条書きで記載します。
- 親は学力や志望校とのギャップでつらさを感じる
- 親のプレッシャーや干渉で子どもが反発するとストレスになる
- 出願や試験、入学手続きなどの管理が負担になる
- 受験費用や家計への影響が不安の要因となる
- 運動や休息、趣味の時間で心身のバランスを整える
- 子どもとたわいもない会話や相談で関係を保つ
- 失敗時は気持ちに寄り添い、次の選択肢を一緒に整理する
本記事が、受験生の子を持ち「しんどい」と思う親の対処法の参考になれば幸いです。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。