作成日: 2025/4/04 更新日:2025/4/04
指定校推薦を受験する高3生は夏休みに何をすべき?必要な対策や勉強内容を解説

指定校推薦で大学に行くことを目指している高校三年生の学生にとって、夏休みは重要な準備期間です。
夏休みを有効に活用することで、指定校推薦で志望校へ進学する可能性を大きく広げることができるでしょう。
そこでこの記事では、指定校推薦を目指す高校3年生が、夏休みに行っておきたい対策内容について詳しく解説していきます。
また、校内選考で落ちた場合の動き方や受験スケジュールの立て方についても取り上げています。
指定校推薦で大学進学を考えている高校生が良く抱えがちな疑問点についても記事の中でお答えしていますので、ぜひ最後までお付き合いください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
高3の夏休みにすべき高校内で指定校推薦枠を得るための対策一覧

高3の夏休みには、指定校推薦の校内選考に向けて、以下のような準備が求められます。
準備 | ポイント |
自己分析や志望理由書の作成 | 自分の強みや将来の目標を明確にし、文章にまとめることで、説得力のある志望理由書を完成させましょう。 |
面接で高評価を得るための対策 | 模擬面接を通じて、質問への答え方を磨くことが大切です。 |
課外活動の実績を積む | ボランティアや部活動を通じて得た経験は、アピールポイントとなります。 |
英検などの英語資格を取得する | 語学力を示すことができ、推薦枠獲得に有利に働くことがあります。 |
校内選考に向けた情報収集 | 同じ枠を狙っている可能性のある生徒の動向を把握することも重要です。 |
これらの対策を夏休み中に行うことで、高校内で指定校推薦枠を得るための準備を整えることが重要です。
自己分析と志望理由書の作成

高校によっては、指定校推薦枠を得るための校内選考において、志望理由書の提出が求められる仕組みになっています。志望理由書においてあなた自身の強みや興味を明確にするには、自己分析で自己理解を深めます。
あなた自身の興味・関心や得意分野、これまでの経験を振り返り、それらがどのように志望校や志望分野に結びつくのかを考えましょう。
志望理由書の作成では、具体的な経験やエピソードを用いて、あなたがなぜその大学・学部・学科を志望するのか、どのようにその大学で学びたいかを伝えることが重要です。
単に志望理由を述べるだけでなく、自分の将来像や成長意欲も表現することにより、より説得力のある志望理由書を完成させることができるでしょう。
なお、先生などにお願いして添削してもらい、字句の修正など、内容をブラッシュアップすることも大切です。
面接で高評価を得るための対策
高校によっては、面接が行われることがあります。面接では、志望動機やアピールポイントについて質問されるので、具体的に回答できるように事前にしっかりと準備しておくことが大切です。
模擬面接を行い、質問に分かりやすく答えられるように練習しておきましょう。また、第一印象を良くするために、礼儀や身だしなみにも気を配ることが重要です。
課外活動の実績を積む

指定校推薦の校内選考においては、課外活動の実績が評価ポイントとなることがあります。
そのため、夏休みにクラブ活動やインターンシップ、地域のボランティア活動などの課外活動に積極的に取り組むことが大切です。特にリーダーシップやチームワーク、問題解決能力は、多くの大学が求める資質です。
そのため、夏休みを通じて積極的に課外活動に参加し、大学が求める人物像に近づくことで、選考に通りやすくすることができるでしょう。
英検などの英語資格を取得する
指定校推薦の校内選考では、英検などの英語資格を取得して英語力を証明するということがアドバンテージとなります。
夏休みは時間を有効に使える絶好の機会です。テストの日程に合わせて偏りのない学習スケジュールを立て、次のように学習を進めて英語資格を取得しましょう。
- 過去問に取り組むことで、試験の形式や問題傾向を理解する。
- リスニング力を高めるために、英語のポッドキャストや映画を活用する。
- 模擬試験を繰り返し実施し、実戦感覚を養う。
なお、英検S-CBTは受検してから結果が出るまでに約1ヶ月、成績表が届くまでには約1ヶ月半かかります。そのため、校内選考に間に合うスケジュールで受検することが大事です。
英検S-CBTの申込みは前々月の月初からできますので、上記のスケジュールで受検できるよう、早めに予約しましょう。特に、夏休みは試験場が満員になりやすいので注意が必要です。
校内選考に向けた情報収集

指定校推薦の校内選考では、評定平均が大きな選考基準となります。あなた自身が希望する大学・学部の枠を確保するためには、同じ枠を狙っている可能性のある生徒の動向を把握することも重要です。
特に、あなたよりも評定平均が高い生徒が同じ大学を志望しているかどうかを探ることで、競争の激しさを予測し、他の選択肢を検討する材料にもなります。情報収集の方法としては、以下のようなものがあります。
- 進路指導の先生や担任の先生と相談し、過去の選考基準や競争率を確認する
- 友人や同級生との会話の中で、どの大学を志望しているのかさりげなく聞いてみる
- 例年の指定校推薦枠の希望者数をリサーチする
ただし、過度に探りを入れたり、ライバル視し過ぎたりするのは逆効果です。あくまで冷静に情報を集め、自分が取るべき対策を考えることが大切です。
校内選考で落ちた場合を視野に入れた対策や勉強

指定校推薦の校内選考に落ちた場合、まだ指定校推薦枠が残っている大学に応募したり、他の入試方式に切り替えることになります。
そのため、他の入試方式に切り替えざるを得なくなる可能性を視野に入れ、夏休みのうちから早めに対策や準備を始めましょう。
なお、総合型選抜や公募推薦では、大学や学部・学科ごとに出願資格や試験内容が大きく異なります。そのため、当サイトを利用して自分に合った大学や学部・学科をチェックするのがおすすめです。
また、一般入試への切り替えを視野に入れる場合は、受験科目の再確認を行い、自分の学力の現状と課題を見つけて必要な教科の勉強計画を立てましょう。
特に、苦手科目の克服と得意科目のさらなる強化により、全体的な学力向上を目指すことが重要です。
入試の時期や日程を踏まえ、受験スケジュールや準備計画を立てる

夏休みには、入試の時期や日程を踏まえ、受験スケジュールやしっかりとした準備計画を立てることが重要です。まずは受験したい大学の入試情報を確認し、各試験の出願期間や試験日を把握することが求められます。
この情報を元に、試験日から逆算していつまでにどんな準備が必要そうかを洗い出し、詳細な計画に落とし込むことが肝心です。
指定校推薦の校内選考は9月頃から始まりますが、総合型選抜や公募推薦についても、9月頃から出願を受け付ける大学があります。
夏休みが終わるとすぐに受験本番を迎えるので、夏休み中に入試に向けた万全の準備を整えられるように、余裕を持った準備計画を立てましょう。
関連記事:総合型選抜と公募推薦のスケジュールや内容の相違点とは?
指定校推薦に向けた高3の夏休みの過ごし方に関する質問への答え

夏休みに何をするかが合否を左右するので、指定校推薦に向けた夏休みの過ごし方は受験生にとって非常に重要です。
ここからは、指定校推薦を視野に入れている高校生からよくいただく夏休みの過ごし方に関する疑問に答えていきます。回答内容を参考にしながら充実した夏休みを過ごしましょう。
指定校推薦を考えている高3生が充実した夏休みを過ごすための準備は何?

指定校推薦の推薦枠や校内選考における選考基準は高校により異なります。また、高校に与えられる指定校推薦枠は年によって異なり、学部・学科まで指定されています。
そのため、夏休み前に進路指導や担任の先生からなるべく詳細な情報を教えてもらい、夏休み中の準備計画を立てる際の参考にしましょう。
なお、夏休み中に受験校を決め、受験スケジュールを立てられるのが理想ですが、受験校を決めるためには、志望校に関する情報収集が欠かせません。
大学のオープンキャンパスや説明会に参加し、具体的な情報を得ることで、受験するかを明確にするのがおすすめです。
参考記事:指定校推薦枠に関する特集ページ
夏休みに塾や予備校を活用した方がいい?
夏休みに塾や予備校を活用することは、指定校推薦を目指す受験生にとって効果的な選択肢の一つです。
塾や予備校では、専門のプロ講師陣による指導が受けられ、志望理由書や面接対策のさらなる強化が図れます。
また、夏休み期間中は通常の学校の授業がないため、時間を効率的に使い、集中して学習できる環境を整えることが求められます。
塾や予備校を利用することで、学習のペースメーカーとしての役割を果たし、計画的に勉強を進めることが可能です。なお、塾や予備校の選択に際しては、自分の学習スタイルやニーズに合ったところを選ぶことが大切です。
無理に通うのではなく、自宅学習とのバランスを考え、最適な学習環境を整えましょう。
合格に向けたモチベーションを夏休み中も維持する方法は?

合格に向けた思いを夏休み中も維持するためには、次の方法がおすすめです。
方法 | 詳細 |
具体的な目標設定 | ・目標を小分けにし、達成するためのステップを細分化すると、日々の努力が成果に結びつく感覚を得ることができます。 ・夏休み期間中の進捗を記録し、小さな目標を達成するたびに自分を褒めることで、自分の成長を実感し、自己肯定感を高めることができます。 |
勉強以外のリフレッシュ時間を作る | ・適度な休憩を挟むことで、心身のバランスを保つことができます。 ・趣味に時間を使ったり、友人と交流したりすることで、ストレスを軽減し、勉強への意欲を回復させることができます。 |
家族や友人に目標を共有する | ・応援してもらうことで、モチベーションアップにつなげましょう。 ・同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することで、学習意欲を高める効果も期待できます。 |
志望校のオープンキャンパスへの参加 | ・オープンキャンパスは夏休みに行われることが多いので、自分の目標とする大学や学部の開催日程や内容を夏休み前に確認し、必用に応じて申し込んでおきましょう。 ・オープンキャンパスは、志望理由を深めたり、受験情報を得たりするのに絶好の機会なので、事前にどのようなことを知りたいかをリストアップしておくのがおすすめです。 |
合格して大学生になったらやりたいことを具体的にイメージする | ・サークル活動やアルバイト等、合格して大学生になったらやりたいことを具体的にイメージしましょう。 |
これらの方法を駆使することで、合格を思う気持ちを維持することが可能です。
今回の内容のまとめ

この記事では、指定校推薦を目指す受験生が夏休みにやるべきことについて解説してきました。最後に、特に重要な点をまとめます。
- 指定校推薦の枠を得るために、自己分析を深め、志望理由を明確にし、面接対策にも力を入れて準備を進めましょう。
- 課外活動や英検などの取得にも時間を割くことで、評価を高めることが大切です。
- 指定校推薦の校内選考で落ちた場合に備え、総合型選抜や公募推薦、一般選抜の対策も進めておきましょう。
- 夏休みには、必要な対策を重点的に強化する計画を立て、計画的かつ効率的に準備を進めることが重要です。
- 夏休みは自由な時間が増える一方で、自己管理が求められます。毎日のスケジュールを立て、進捗を確認しながら柔軟に調整することが合格への鍵です。
- 志望校を決める場として、大学のオープンキャンパスや説明会を活用しましょう。
これらの知恵を取り入れて準備を整えることで、高3の夏休みをより充実したものとし、指定校推薦での合格に繋げましょう。
関連記事:校内選考に対する不安の解消法と不合格時の対応方針
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。