作成日: 2025/3/10 更新日:2025/3/10
指定校推薦入試の校内選考が怖い!不安の解消法と不合格時の対処法

指定校推薦入試の校内選考が怖いと感じる方は多いのではないでしょうか。
「合格率が低いかもしれない」
「仕組みや選考基準が不透明」
「対策が難しい」
といった理由で指定校推薦入試の校内選考が怖い方も多いと思います。
そこで、このページでは、指定校推薦入試の校内選考への不安を解消し、自信を持って選考に臨むために必要な準備や具体的な方法を紹介します。
後半では、不合格時の対処法やよくある質問への回答を載せているので、ぜひ、最後まで読み進めて、怖いと感じている校内選考を乗り越えるためのヒントを掴んでください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
指定校推薦入試における校内選考とは

指定校推薦は、学校が特定の大学に対して推薦枠を与え、推薦を受けた生徒が受験する仕組みです。しかし、この推薦を得るためには、学校内での選考、つまり「校内選考」をクリアする必要があります。校内選考は、推薦を受けるために学校が実施する選考過程であり、以下のような流れやポイントがあります。
校内選考の流れ
- 出願資格の確認
校内選考の最初のステップとして、指定校推薦に応募するための出願資格が設定されている場合があります。多くの学校では、評定平均(一般的には3.5以上)や特定の学力基準が求められます。また、部活動や学校活動への参加状況、ボランティア活動などの実績も評価されることがあります。 - 出願希望の受付
高校の進路指導や担任を通して、どの大学の指定校推薦枠を希望するか提出 - 書類審査
校内選考では、まず応募者が提出する書類(成績証明書、推薦書、自己推薦書、活動実績など)が審査されます。これらの書類を基に、学校側は生徒の学力や人柄、学校活動での貢献度を総合的に評価します。校内選考では、学力や活動実績だけでなく、推薦にふさわしい人物であるかどうかも評価されます。学校に対する貢献や他の生徒との協調性、積極性などがポイントとなります。 - 面接やプレゼンテーション
一部の学校では、校内選考に面接やプレゼンテーションが含まれることがあります。面接では、自分の志望理由や進学後の目標、学業に対する意欲を伝えることが求められます。自分の考えを明確に、しっかりと伝えることが重要です。 - 結果通知と推薦決定
校内選考の結果は、選考を通じて推薦を受けられるかどうかが通知されます。推薦が決まると、その後、指定された大学に向けて出願が行われます。
指定校推薦入試の校内選考が怖いと感じる理由とは?

指定校推薦入試の校内選考が怖いと感じる理由は、次のとおりです。
- 定員が少ない
- 選考の仕組みや基準が明確にされていない場合が多く、何が評価されるのか分からない
- 選考に向けての対策が難しいと感じる
- もし不合格だった場合、他の受験方法を急遽検討しなければならないというプレッシャーがある
これらの理由から、多くの生徒が指定校推薦入試の校内選考を受ける際に怖いと感じ、不安になっています。
理由 | 詳細 |
定員が少ない | 指定校推薦枠は通常1学科あたり1~数名程度と少なく、人気のある大学・学部には激しい競争が生じるため、選ばれにくい。 |
選考の仕組みや基準が不明瞭 | 各学校の選考基準や評価のポイントが不明瞭であり、具体的な評価方法が分からないため、不安に感じる。 |
選考に向けた対策が難しい | 評定平均や課外活動など、選考基準に沿った対策が難しく、特に3年生になってからは対策を立てるのが難しく、評価されるかどうか分からない。 |
不合格だった場合のプレッシャー | 不合格の場合、他の受験方法(総合型選抜、一般選抜など)を急遽検討しなければならず、負担が大きくなることがプレッシャーとなる。 |
不安を解消するための方法とは?
指定校推薦入試の校内選考に対する不安を解消するためには、次のことが重要です。
参考記事:指定校推薦における評定平均についての記事はこちら
対処法 | 詳細 |
評定平均を上げる | 進捗状況を把握し、計画的に学習に取り組むことで、評定平均を上げる。評定平均は校内選考において重要な評価ポイントとなるため、日々の勉強を着実に進めることが大切です。特に、高校1年生から3年生の間に安定した成績を収めることが求められます。定期的にテストの振り返りを行い、弱点を補強しながら、今後のテストや試験に向けて効果的な勉強を行います。 |
自分の不安の根源を特定する | 合格率の不透明さや選考基準の不明確さに対する不安は、学校や塾の先生に相談することで解消できることがあります。どのような要素が選考に影響を与えるのかを具体的に把握し、その情報を元に準備を進めることができます。相談する際には、自分の現状をしっかりと整理して、何に不安を感じているのかを明確にし、必要な対策を取ることが重要です。 |
焦らず計画的に準備を進める | 受験までの期間を逆算して計画的に準備を進めます。部活動やボランティア活動の実績を整理し、それがどのように自分のアピールポイントとして活かせるかを考えます。特に、部活動で培ったリーダーシップやチームワークのスキル、ボランティア活動で得た社会貢献の意識などは、選考において非常に評価される要素です。事前にこうした実績を整理し、書類や面接で明確に伝える準備をします。 |
志望理由書の準備や面接練習をする | 自己分析を行い、自分の強みや志望理由を明確にすることは、志望理由書や面接で非常に重要です。志望理由書では、なぜその大学を志望するのか、その大学で何を学びたいのか、どのように将来に役立てたいのかを具体的に書きます。また、面接では予想される質問に対する答えを準備し、模擬面接を行って実践的な練習をします。これにより、自己のアピールを強化し、面接でのパフォーマンスを向上させます。 |
他の受験方式も視野に入れる | 指定校推薦入試に失敗した場合に備えて、総合型選抜入試や公募推薦入試、一般選抜などの他の受験方式も視野に入れて準備します。これにより、指定校推薦一本に頼らず、複数の選択肢を持つことができ、心理的に余裕を持って受験に臨むことができます。例えば、総合型選抜では、課外活動や自己PRを強調できるため、部活動やボランティア活動の実績を活かせます。様々な入試方式について理解し、適切な準備を進めることが大切です。 |
選考に必要な準備を知っておく | 校内選考に合格するためには、まず学校が求める評価基準をしっかりと把握することが重要です。これにより、自分がどのように準備を進めるべきかが明確になります。例えば、評定平均の他に、出席状況や課外活動の成果、志望理由書、面接の内容が選考基準に含まれることが多いです。学校の先生と定期的に面談を行い、これらの基準や選考の過程を確認しておくことが不安を軽減し、計画的な準備を進める助けになります。 |
自己分析・志望理由作り・面接対策をする | 自己分析は、大学選びや志望理由書の作成に不可欠です。自分の強みや価値観を整理し、過去の経験から得た学びを明確にすることで、説得力のある志望理由を作成することができます。また、面接対策として、志望理由に関連する質問が予想されるため、事前に答えを準備しておくことが重要です。模擬面接を行い、質問に対する適切な反応を身に付け、実際の面接に備えます。 |
部活動での成果を活かして差別化する | 指定校推薦入試では、他の受験者との差別化が大きなポイントです。部活動で得た具体的な成果(例えば、地区大会優勝や全国大会出場)を強調することで、他の受験者よりも目立つことができます。また、部活動を通じて培ったコミュニケーション能力、リーダーシップ、問題解決能力などは、自己分析や志望理由書でしっかりアピールすることができます。こうした経験を具体的にまとめ、面接でも自信を持って話せるよう準備をします。 |
学校や塾の先生に相談する | 学校や塾の先生に相談することは非常に効果的です。学校の先生は、過去の選考事例や合格者の特徴についての情報を持っていることが多いため、具体的なアドバイスを得ることができます。また、塾の先生は、他校の事例や受験戦略に関する広範な知識を持っているため、選考に向けた準備において役立つ視点を提供してくれるでしょう。自分の現状や志望校を明確に伝え、具体的なアドバイスをもらうことで、より効果的な準備を進めることができます。 |
不合格だった場合の対処法

ここからは、指定校推薦入試の校内選考に不合格となった場合の対処法について紹介します。
不合格はショックですが、心を落ち着けて新たな目標を設定し、次のステップに進むための前向きな姿勢とモチベーションを保って準備を進めることが重要です。
他の大学・学部・学科の指定校推薦枠を狙う
指定校推薦入試の校内選考で不合格だった場合、他の大学、学部、学科の指定校推薦枠を狙うことも有効な選択肢です。
そのため、まずは、希望する学部や学科のある他の大学の指定校推薦枠が残っていないかを調べましょう。
特に、自分の興味や適性がマッチする学部や学科が他の大学にあり、まだ指定校推薦枠が残っている場合は、条件を詳しく確認し、チャンスを活かしましょう。
総合型選抜入試や公募推薦入試、一般選抜を受験する
指定校推薦入試の校内選考の結果が思わしくない場合は、他の受験方法に切り替えることになります。
総合型選抜入試や公募推薦入試、一般選抜では、指定校推薦入試とは異なり、学校の推薦枠に縛られず出願できます。(一部の公募推薦入試を除く)
総合型選抜入試や公募推薦入試では、学力だけでなく、面接や小論文などで個々の能力や経験、意欲が特に重視されます。
そのため、これまでの経験に自信がある場合には有利であり、面接などで自身の強みをアピールすることで合格のチャンスが広がります。
また、一般選抜では他の受験生と学力を競うため、学力が高いなら合格するための絶好の機会です。
これらのさまざまな選抜方法を視野に入れ、自分に適した選抜方式を活用することで、合格可能性を最大限に高めることができるでしょう。
指定校推薦入試の校内選考に関してよくある疑問と回答

ここからは、yahoo知恵袋に寄せられている「指定校推薦入試の校内選考に関する疑問」をピックアップし、アドバイスしていきます。
英検などの取得級や成績が高い方が受かる可能性が高い?
指定校推薦入試の校内選考においては、選考時に英検などの資格の成績がプラスに影響することがあります。
なぜなら、英検やTOEICなどの語学資格はあなたの語学力を客観的に示すものであり、語学力を重要視する大学入試では評価対象にされるからです。
したがって、指定校推薦入試の校内選考を有利に進めるには、評定平均を高めたり課外活動の経験を積んだりすることに加えて、英検などの資格を取得したり成績を向上させたりすることも重要です。
評定平均が志望大学の定める基準ギリギリでも合格できる?
指定校推薦入試を考えている受験生にとって、評定平均が志望大学の出願基準ギリギリという状況は不安を伴います。しかし、その状況でも評定平均以外の対策を強化することで、合格の可能性を高める方法は存在します。
対策 | 詳細 |
他の生徒との差別化を図る実績を積み重ねる | 部活動やボランティア活動での成果、リーダーシップを発揮した経験、特定の科目での顕著な高成績、英検やTOEICなどの資格取得などはプラスアルファの要素として考慮されることがあります。 |
志望理由書や面接でのアピールポイントを明確にし、自分の強みをしっかりと伝える | あなたの人間性や将来の可能性も評価対象となるため、自己分析を徹底し、志望大学が求める人物像に自分が適していることをアピールするのが効果的です。 |
これらの対策を行うことで、評定平均が出願基準ギリギリでも合格できる可能性があります。
まとめ:指定校推薦入試の校内選考が怖い場合の対処法

この記事のまとめは以下の通りです。
- 校内選考の流れを把握して、必要書類や要件を早めに確認
- 評定平均だけでなく、部活や生徒会などの活動実績も評価対象になる
- 面接や小論文など、多方面からの対策が必要(学校や塾の先生に相談)
- 指定校推薦に落ちても他の入試方法(総合型選抜、公募推薦、一般入試)がある
- 英検などの資格や評定平均が高いほど有利だが、総合評価がカギ
- 校内選考が怖いと感じたら、合格者の体験談や大学のオープンキャンパスで情報収集
- 精神的ストレスをためずに、計画的かつ冷静な行動を心がけよう
指定校推薦入試の校内選考は、多くの受験生にとって大きなプレッシャーとなります。
しかし、自分一人で抱え込まず、家族や友人、先生からのサポートを得ることで精神的な支えを確保し、正しい対策をすることで、不安やプレッシャーを軽減することが可能です。
最後に、このページの内容で特に重要な点をまとめます。
このページの内容を参考にして指定校推薦入試の校内選考への不安を解消し、選考通過を目指しましょう!
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。