作成日: 2025/9/05 更新日:2025/9/05
パイロットになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

「パイロットのなり方は?」
「パイロットになるのに必要な資格は?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。
- パイロットとはどんな職業なのか
- 仕事内容・やりがい・給料
- パイロットになるには何をすべきか
- 取得すべき資格
- 向いている人の特徴
また、パイロットに関するよくある質問にも答えています。
パイロットに興味のある人や、パイロットを目指している人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。
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この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
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パイロットとは

パイロットとは、旅客機や貨物機などの航空機を操縦する専門職です。
パイロットの仕事は、フライト前の計画、航空機の点検、天候の確認、飛行中の安全管理など多岐にわたります。
フライト前の計画では、目的地までの航路を決定し、燃料の計算や気象条件のチェックを行います。
そして、航空機の点検を通じて機体の整備状況を確認し、出発の準備を整えます。
飛行中は、航路に沿って正確に飛行し、管制官との通信を維持しつつ、乗客や乗員の安全を確保する役割を担います。
以下にパイロットの仕事内容や給料についてまとめます。
- パイロットの仕事内容
- パイロットの給料・給与・年収
- パイロットのやりがい
- パイロットの働き方
- パイロットに必要な知識、資格、スキル
- パイロットという職業の注意点
それぞれ見ていきましょう。
パイロットの仕事内容
パイロットの仕事内容は、主に飛行機の操縦と安全な運航管理に関わる業務が中心です。
具体的には、以下のような役割があります。
仕事内容 | 詳細 |
|---|---|
飛行機の操縦 | 離陸から着陸までの全ての操作を行い、機体の安全を確保する 特に旅客機の場合、多くの乗客の命を預かる責任が伴う |
飛行前の準備 | 飛行計画の確認や気象情報の収集、機体の点検を行い、安全な飛行ができる状態を整える 出発前に運航に必要な情報を確認し、安全性・快適性・効率を考慮した飛行計画を立てる「ブリーフィング」を行う |
機長としての指揮 | 複数の乗務員をまとめ、飛行の指揮を執る 緊急時には迅速な判断と対応が求められる |
運航中の判断 | 天候や空域の状況を監視し、悪天候の回避や迂回を即座に判断 必要に応じて代替空港への着陸を決定し、安全を最優先に運航する |
航空会社との連携 | 航空会社の運航管理部門や空港スタッフと連携し、円滑な運航を支える |
安全管理と遵守事項の確認 | 航空法や会社の規則に基づき、乗客や機体の安全を最優先に行動する |
フライト後の振り返り | フライトログを作成し、飛行時間や燃料消費、不具合を記録 機体状況を整備士に報告し、運航全体の振り返りを行う |
これらの仕事には高度な専門知識と技術が必要であり、常に最新の情報を学び続ける姿勢も求められます。
パイロットは単に飛行機を操縦するだけでなく、チームのリーダーとしての役割も持つため、コミュニケーション能力も重要です。
このようにパイロットの仕事内容は多岐にわたり、航空機を安全に目的地まで運ぶために欠かせない役割を担っています。
パイロットの給料・給与・年収

パイロットの給料や年収は、勤務する航空会社や経験年数、役職によって大きく異なります。
一般的に、パイロットは航空機の操縦や安全運航の責任を担うため、高い給与水準が期待される職業です。
職業情報提供サイトJobTagでは、平均年収1697.1万円と記載されています。
民間航空会社のパイロットの場合、JAL(日本航空)やANA(全日本空輸)などの大手企業での給与水準は比較的高く、安定した収入が得られる傾向があります。
特に機長になると、年収は2000万円を超えることも珍しくありません。
航空業界は安全第一のため、厳しい訓練や多くの試験をクリアする必要があり、給与はそれに見合ったものとなっています。
また、夜間や長時間のフライト、時には不規則な勤務もあるため、その分の手当や報酬が加算されることもあります。
参照:パイロット:jobtag
パイロットのやりがい
パイロットの仕事には多くのやりがいが存在します。
単に飛行機を操縦するだけでなく、安全に乗客や貨物を目的地まで運ぶという重大な責任を担っているため、その責任感から得られる達成感は非常に大きいです。
以下に、パイロットが感じる主なやりがいをまとめました。
- 高度な操縦技術の習得と実践:飛行機の操縦は高度な技術を要し、常にスキルアップが求められる。自分の操縦技術が向上していくことを実感できる点に大きなやりがいを感じるパイロットが多い
- 安全を守る責任感:乗客の命や貨物の安全を守るため、常に最高の判断と行動が求められる
- チームワークの重要性:機長や副操縦士、客室乗務員、地上スタッフなど、多くの人と協力して飛行を成功させるため、良好なコミュニケーションとチームワークが不可欠。チームの一員として貢献できることにやりがいを感じる
- 達成感と充実感:無事に目的地に到着し、乗客から感謝の言葉をもらうことは大きな喜び。長時間のフライトを乗り切った後の達成感は、パイロット独特のもの
- 社会的貢献:航空機を使った交通は国や地域の発展に欠かせないインフラ。パイロットとしてその一翼を担い、人々の生活や経済活動を支えているという誇りもやりがいの一つ
このように、パイロットは技術的な挑戦とともに、安全やチームワーク、社会への貢献を通じて多くのやりがいを感じられる仕事です。
これらの要素が、パイロットを目指す人にとって大きなモチベーションとなっています。
パイロットの働き方

パイロットの働き方は、勤務先や担当する航空機の種類によって異なりますが、共通して特徴的なのは勤務時間や休暇の取り方に独自のルールや慣習がある点です。
ここでは、航空会社のパイロットを中心に、パイロットの主な勤務形態やシフト、勤務時間、休暇の特徴を解説します。
パイロットの勤務は基本的にシフト制で、フライトスケジュールに合わせて勤務時間が決まります。
早朝や深夜のフライトも多いため、勤務時間は不規則になりがちです。
また、長時間のフライトがある場合は休息時間が法律で定められており、安全運航のためにも休息は厳守されています。
勤務形態 | 特徴 | 備考 |
|---|---|---|
定期便パイロット(航空会社) | 決まった路線のフライトを担当し、シフト制勤務 不規則な勤務時間だが、休息時間は確保されている | JALやANAなど大手航空会社が主な勤務先 |
チャーター便パイロット | 依頼に応じて飛行し、勤務時間は変動 臨機応変な対応が求められる | 観光や貨物輸送など多様な業務がある |
ヘリコプターパイロット | 救急搬送や報道、工事現場支援など多様な任務があり、勤務時間も様々 | 勤務先により勤務形態が異なる |
教官パイロット | 訓練飛行や講義を担当し、比較的規則的な勤務時間 | パイロット養成に関わる重要な役割 |
また、パイロットは長時間のフライトや時差のある国際線を担当する場合、疲労回復のための休暇が重要視されます。
勤務後の休息期間は法律で厳格に管理されており、安全を最優先に考えた働き方が求められています。
パイロットに必要な知識、資格、スキル
パイロットにとって不可欠なのが「操縦士免許」です。
日本では航空機を操縦するためには国土交通省が認定する国家資格である操縦士免許の取得が必須です。
代表的なものに「自家用操縦士免許」「事業用操縦士免許」「航空運送操縦士免許」があり、特に旅客機のパイロットを目指す場合は航空運送操縦士免許が必要になります。
必要な資格 | 概要 |
|---|---|
自家用操縦士免許 | 趣味や小型機操縦に必要な国家資格 入門的な操縦免許 |
事業用操縦士免許 | 有償運送が可能な中級免許 チャーター便やヘリコプター操縦に利用 |
航空運送操縦士免許 | 旅客機操縦に必須の上級免許 商業航空会社での操縦に必要 |
上記の資格取得や、パイロットとして業務をこなすためには、多岐にわたる知識が必要です。
まず大前提として、長時間のフライトに耐えられる体力と、それを維持する体調管理が不可欠。
その前提の上に、航空機の構造や性能、気象学、航空法、安全管理などの専門知識を身につけていきます。
これらの知識は操縦だけでなく、緊急時の対応や安全判断にも役立ちます。
スキル面では、高度な操縦技術に加え、冷静な判断力や迅速な対応力が必要です。
また、乗務員や地上スタッフとの連携を円滑にするための言語力(英語力)、コミュニケーション能力、チームワークも重要です。
パイロットは多くの人の安全を預かるため、強い責任感と集中力も求められます。
パイロットという職業の注意点

パイロットという職業は多くの魅力がありますが、一方で注意すべき点も存在します。
ここでは、パイロットの職業上のリスクや健康管理の重要性、勤務の特殊性について具体的に解説します。
以下の表に、パイロットの職業としての主な注意点をまとめました。
注意点 | 内容 |
|---|---|
精神的ストレスがかかる | 乗客の安全を守る責任からくるプレッシャーが大きい 適切なストレス管理が必要 |
身体的負担がかかる | 長時間勤務や時差、夜間飛行による疲労が蓄積しやすい |
健康管理が重要 | 定期的な健康診断や生活習慣の管理が必要 体調不良は飛行の安全に影響 |
勤務スタイルが不規則 | 不規則な勤務時間やシフト制で、生活リズムが乱れやすい |
パイロットになる方法

パイロットになるにはどのようなことが必要なのでしょうか。
パイロットのなり方の一般的なステップは以下の通りです。
- 航空大学校に進学する
- 4年制大学に進学する
- 事業用操縦士の資格を取得する
- 航空会社に就職する
それぞれ見ていきましょう。
航空大学校に進学する
パイロットを目指す代表的なルートが、航空大学校への進学です。
国の養成機関である航空大学校では、航空理論や気象学、航空法といった専門知識に加え、実際の飛行訓練を通じて操縦技術を身につけることができます。
ただし入学資格は「大学2年修了以上」または「短大・高専卒業以上」が原則で、高校卒業後にすぐ入学することはできません。
高卒から直接パイロットを目指す場合は、まず大学や航空系の専門学校を経由するのが一般的です。
学費は数百万円規模と高額ですが、奨学金や支援制度を利用できる場合もあります。
卒業後はJALやANAといった大手航空会社への就職ルートも開かれており、安定したキャリアにつながりやすいのが大きな魅力です。
4年生大学に進学する

航空大学校は、パイロットを目指す人の代表的な進路ですが、通常の4年制大学へ進学してもパイロットになることはできます。
その場合、新卒で航空会社に就職し、会社の「自社養成パイロット」制度を利用して、研修を経てパイロットになります。
また、卒業後に航空会社への就職ではなく、航空大学校に入学し直すという選択肢もあります。
大学では、数学、物理、言語(英語)を学んでおくとよいでしょう。
詳しくは後述します。
事業用操縦士の資格を取得する
パイロットになるためには、国家資格である「事業用操縦士免許」の取得が重要なステップとなります。
事業用操縦士免許は、有償で航空機を操縦することができる資格であり、商業航空会社で旅客機や貨物機を操縦するために必須です。
取得条件や試験内容、費用について以下の表にまとめました。
項目 | 内容 |
|---|---|
資格の概要 | 有償運送が可能な操縦士免許 航空会社でのパイロットとして必須 |
取得条件 | 自家用操縦士免許の保有 一定時間以上の飛行経験(約200時間以上が目安) 身体的条件(視力や健康状態など) |
試験内容 | 学科試験(航空法、気象、航空機の構造など) 実技試験(飛行操作、緊急時対応など) |
取得にかかる費用 | 約300万~500万円程度(飛行訓練費用が主) |
取得のポイント・注意点 | 十分な飛行時間の確保が必要 健康診断の基準を満たすこと 試験準備に時間を要するため計画的な学習が重要 |
この免許はパイロットとしてキャリアを始めるための基盤であり、将来的に機長を務めるために必要な「航空運送操縦士免許」へのステップにもつながります。
航空会社に就職する

事業用操縦士免許を取得したら、航空会社への就職が次のステップです。
ここで初めて、旅客機や貨物機を操縦するプロのパイロットとしてのキャリアがスタートします。
就職には免許のほか、視力や聴力などの身体条件、各航空会社が定める採用基準を満たす必要があります。
採用試験では筆記や面接、適性検査、実技試験などが行われるのが一般的です。
JALやANAといった大手航空会社は競争率が高いため、早めの準備と入念な対策が欠かせません。
採用後は新人研修やシミュレーター訓練、実際のフライト経験を積みながら、副操縦士としてキャリアを始め、将来的には機長を目指していきます。
パイロットになりたい高校生の進路

パイロットになりたい高校生の進路はどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な進路について解説します。
- 大学や短期大学に進学後、航空大学校に進学する
- パイロット養成課程のある大学・専門学校に進学する
それぞれ見ていきましょう。
航空大学校に進学する
高校卒業後にに航空大学校へ進学するルートは、パイロットを目指す上で有力な選択肢です。
航空大学校の入学には、学科試験(数学・英語・物理)や身体検査をクリアする必要があり、特に視力や身長など厳格な基準があります。
そのため、学習の積み重ねと健康管理が欠かせません。
航空大学校で実際に学ぶべき学問や分野は以下の通りです。
専門分野
- 航空力学
- 航空学
- 気象学
- 航空法規
- 航空医学
- 航空無線通信
参考:航空工学とは何を学ぶ学問?学ぶことや就職先を徹底解説
実践的訓練
- フライトシミュレーター演習
- 実機による飛行訓練
- 緊急事態対応訓練
航空大学校では「基礎学問+航空専門知識+実技訓練」を組み合わせて学び、パイロットとしての総合力を養成します。
通常の4年制大学に進学する

航空大学校ではなく、通常の4年制大学に進学するのも、パイロットを目指す上で有効な進路です。
大学では、以下のような基礎学問を学ぶと、パイロットを目指す上で役にたつでしょう。
- 数学(航法計算や物理現象の理解に必要)
- 物理(飛行原理や気象理解に直結)
- 英語(航空無線・マニュアル読解に必須)
大学卒業後は、航空大学校に再度入学する、新卒で航空会社に就職し自社養成パイロット制度を利用する、などの選択肢があります。
いずれにせよパイロットに関する専門的な知識を学ぶことになりますが、専門知識を学ぶためには基礎学力が欠かせません。
大学で基礎学力を学ぶことは、パイロットとして活躍するために有効な手段の一つでしょう。
パイロット養成課程のある大学・専門学校に進学する
高校卒業後すぐにパイロットを目指す場合、養成課程を設けている大学や専門学校に進学するのも有力なルートです。
これらの学校では、航空理論や安全管理、航空法などの知識に加え、実際の操縦訓練を通じて必要な技術を体系的に学べます。
大学は幅広い教養と理論的な学びを重視し、学位取得や進路の選択肢が広いのが特徴です。
一方、専門学校は実務的な操縦技術に重点を置き、航空会社就職を見据えたカリキュラムが整っています。
進学には数学や英語、理科の基礎力が求められるほか、視力や身長などの身体条件を満たすことも必須です。
この進路を選ぶことで、効率的にパイロットに必要な資格を取得し、就職への準備を整えることができます。
進学先を決める際は、カリキュラムや費用、就職実績をよく比較し、自分に合った学校を選ぶことが大切です
おすすめの大学

以下では、パイロットを目指す方におすすめな大学を紹介します。
大学 | 特徴 |
|---|---|
ANA全面協力、ノースダコタ大学への留学、エアラインパイロット養成 在学中にJCAB(国土交通省航空局)およびFAA(米国連邦航空局)のライセンス取得が可能 コミュニケーション能力や人間性も重視 | |
TOEICスコア向上、アリゾナ州での飛行訓練などがある エアマンシップとマネジメント力、コミュニケーション能力、英語力を養成 JCAB事業用操縦士技能証明・計器飛行証明、FAA免許各種、航空英語能力証明などの資格取得可能 | |
エアラインパイロット出身など経験豊富なスタッフが在籍 阿蘇くまもと空港に隣接した空港キャンパスで、実践的環境で訓練 自家用操縦士技能証明(単・多発)・事業用操縦士・計器飛行証明などの資格取得可能 |
各大学とも、航空会社への就職実績や、英語力を重視した海外飛行訓練、専門カリキュラムと実習設備が充実しています。
また、上記に挙げた大学以外にも、年内入試ナビではパイロットを目指せる大学の例をまとめています。
こちらもぜひ参考にしてください。
おすすめの専門学校

以下では、パイロットを目指す方におすすめな専門学校を紹介します。
学校名 | 特徴 |
|---|---|
国内有数のフライトシミュレーター「SS21D」を活用した実践訓練が可能 元JAL機長など経験豊富な教員が指導 航空大学校・海上保安学校・航空自衛隊など幅広い進路に対応 定員約10名の少人数制で、専門士資格+通信制大学で学士取得も可能 | |
事業用操縦士資格の取得が可能 実際の飛行訓練を伴う実践的教育 航空整備・グランドハンドリングなど航空業界全般に対応 3年制(技術コースは2年制)で、二等航空運航整備士など国家資格取得も目指せる | |
ANA・JALと提携したエアラインパイロット・整備士養成校 国土交通大臣指定の航空従事者養成施設で、一等・二等航空整備士資格を在学中に取得可能 国内最大級の設備・訓練機・シミュレーターを備え、多彩なコース(整備士・グランドスタッフ・CAなど)を展開 |
各専門学校とも、パイロットを目指すうえで、実践的な設備と資格取得サポートが整っています。
よくある質問

パイロットに興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。
よくある質問とその回答を記載していきます。
パイロットに向いている人の特徴は?
パイロットを目指す方にとって、自分にパイロットとしての適性があるかどうかを知ることは重要です。
パイロットになるには、単に資格を取得するだけでなく、仕事を安全かつ円滑に遂行するための特定の性格的・身体的資質が求められます。
以下に、パイロットに向いている人の主な特徴をリストでまとめました。
特性 | 詳細 |
|---|---|
冷静で判断力がある人 | 飛行中は多くの状況変化が起こるため、冷静に状況を分析し的確な判断を下せる能力が不可欠 |
集中力が高い人 | 長時間のフライトでも集中力を維持し続けることができることが重要 |
コミュニケーション能力がある人 | 機長や副操縦士、地上スタッフなど多くの人と連携し、安全運航を支えるための円滑なコミュニケーションが必要 |
責任感が強い人 | 多くの命を預かる仕事であるため、高い責任感と倫理観が求められる |
ストレス耐性がある人 | 精神的プレッシャーの多い職業なので、ストレスに強く、健康管理ができることが必要 |
学習意欲が旺盛な人 | 航空技術や法規は常に進化するため、新しい知識を積極的に学び続ける姿勢が望まれる |
協調性がある人 | チームとして安全な飛行を実現するため、協調性や柔軟性も重要 |
これらの特徴は、パイロットとしての仕事の安全性と効率性を高めるために必要な資質です。
パイロットになる身長や視力の条件は?

パイロットを目指すためには「航空身体検査」に合格することが必須です。
日本では国土交通省と航空医学研究センターが基準を定めており、事業用操縦士や定期運送用操縦士には第一種航空身体検査基準が適用されます。
基準を以下にまとめました。
主な身体検査基準(第一種)
区分 | 条件・基準 |
|---|---|
視力 | 両眼で1.0以上(矯正可) 片眼ごとに0.7以上 片眼0.3未満の場合は、他眼の視野150度以上かつ矯正視力1.0以上 赤・青・黄の識別ができること 眼圧・屈折度が正常範囲内(±6D程度まで) |
身長 | 公的に明示はされていないが、目安は158cm〜190cm(操縦席で安全に操作できる範囲) |
聴力 | 後方2mの距離で通常の会話を問題なく聴き取れること |
その他 | 慢性疾患や心疾患、神経疾患、精神疾患がないこと BMI30未満が望ましい 健康で航空機の安全運航に支障がないこと |
参照:航空身体検査の内容
パイロットになるためにかかる費用は?
パイロットを目指す際の費用は、進むルートや選ぶ養成機関によって大きく異なります。
特に飛行時間を確保するための訓練費用が大部分を占めるため、数百万円から数千万円まで幅があります。
代表的なルートごとの費用目安は以下の通りです。
ルート | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
航空会社の自社養成パイロット | 企業が負担 | 選考合格後は会社が訓練費を負担 給料をもらいながら訓練可能 |
航空大学校 | 約500万〜700万円 | 国の補助があり費用は比較的抑えめ 2年間で事業用操縦士資格を目指せる |
私立大学・専門学校(パイロット養成課程) | 約1,500万〜3,000万円以上 | 学費・訓練費が高額 奨学金や教育ローンを利用する学生も多い |
民間フライトスクール・海外留学 | 数千万円規模 | 高額 学費・生活費・飛行時間確保の費用が大きい |
まとめ

本記事では、パイロットの定義から仕事内容・給料・やりがい・なり方・向いている人の特徴までを解説しました。
解説した中でも、パイロットに関する重要なポイントを最後に記載していきます。
- パイロットとは、商業航空会社で旅客機や貨物機を操縦する職業である
- 主な仕事は、フライト前の計画、航空機の点検、天候の確認、飛行中の安全管理などが挙げられる
- 旅客機のパイロットを目指す場合は「航空運送操縦士免許」が必要
- 冷静で判断力がある人・集中力が高い人にパイロットはおすすめ
- パイロットになりたい高校生は航空大学校に進学かパイロット養成課程のある大学・専門学校に進学するのがおすすめ
本記事がパイロットについての全体像を理解する参考になれば幸いです。
パイロットになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
パイロットになる方法や、パイロットになるために最適な進学先をまとめた「パイロットのなり方ガイド」をプレゼント中。無料受け取りは、年内入試ナビの無料会員になるだけ。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
