作成日: 2026/2/24 更新日:2026/2/24
助産師になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

「助産師のなり方は?」
「助産師になるのに必要な資格は?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。
- 助産師とはどんな職業なのか
- 仕事内容・やりがい・給料
- 助産師になるには何をすべきか
- 取得すべき資格
- 向いている人の特徴
また、助産師に関するよくある質問にも答えています。
助産師に興味のある人や、助産師を目指している人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
助産師とは

助産師(じょさんし)とは、妊娠・出産・産後の時期を中心に、母子の健康を守り、安心して出産・育児ができるよう支える専門職です。
看護師の資格を取得したうえで、さらに助産師の国家資格を持つ人だけがなることができます。
以下に助産師の仕事内容や給料についてまとめます。
- 助産師の仕事内容
- 助産師の給料・給与・年収
- 助産師のやりがい
- 助産師の働き方
- 助産師に必要な知識、資格、スキル
- 助産師という職業の注意点
それぞれ見ていきましょう。
助産師の仕事内容
助産師は、妊娠期から出産、産後、新生児のケアまで、母子を継続的に支える専門職です。
医療的な処置だけでなく、妊婦や家族の不安に寄り添う精神的サポートも行います。
仕事内容は時期ごとに異なります。
◾️妊娠中(マタニティ期)の主な仕事
妊娠中は、妊婦が安全に出産を迎えられるよう健康状態を確認し、生活面や心理面の支援を行います。
- 妊婦健診のサポート、検査結果や注意点の説明
- 母親学級(両親学級)の準備・運営
- 妊婦の不安や悩みに対する相談対応、メンタル面の支援
妊娠期から関わることで信頼関係を築き、安心して出産に臨める環境を整えます。
◾️出産(分娩期)の主な仕事
出産時は、正常分娩の介助を中心に、産婦と胎児の状態を観察しながら安全な出産を支えます。
状況に応じて医師と連携し、迅速に対応します。
- 分娩室の準備、分娩介助、分娩後の処置
- 産婦の痛みや不安への精神的サポート
- 異常が疑われる際の緊急対応、医師への連絡・連携
分娩期は判断力と冷静な対応が求められます。
◾️産後(産褥期)〜育児期の主な仕事
出産後は、母体の回復支援と新生児の健康管理、育児指導を行います。
退院後の生活を見据えた支援も含まれます。
- 産婦の体調確認や回復支援、授乳指導
- 乳房ケア、授乳方法のアドバイス
- 新生児の健康チェックや計測
- 母子手帳や出生証明書などの記録業務、退院時の育児指導
また、助産師は病院やクリニックだけでなく、助産所(助産院)でも働きます。
助産所では妊婦健診や分娩介助、母乳ケア、育児相談などを行い、思春期や更年期の健康相談に関わる場合もあります。
妊娠・出産に限らず、女性のライフステージ全体を支える専門職です。
助産師の給料・給与・年収

助産師の給料は勤務先や地域によって異なります。
一般的には、病院やクリニックで勤務し、新卒で年収400万円から500万円程度が平均とされています。
経験を積むことで昇給が見込まれ、役職に就くとさらに高い収入が期待できます。
また、助産師は夜勤や緊急対応が必要なことも多く、その分の手当も加算されることがあります。
職業情報サイトjobtagによると、助産師という職業の年収は580.6万円、月給は29.1万円となっています。
参照:助産師:jogtag
助産師のやりがい
助産師のやりがいは、新しい命の誕生という人生の大きな瞬間に立ち会い、母子の人生のスタートを支えられる点にあります。
責任の重い仕事ではありますが、その分だけ深い感動や達成感を得られる職業です。
以下では、助産師のやりがいについてまとめました。
やりがいのポイント | 具体的な内容 |
|---|---|
命の誕生に立ち会える | 出産というかけがえのない瞬間を間近で支え、家族の大切な思い出に関われる |
大きな達成感がある | 母親と赤ちゃんの健康を守り、無事に出産を終えたときの充実感が大きい |
感謝を直接感じられる | 「ありがとう」という言葉を本人や家族から直接受け取る機会が多い |
専門性を活かせる | 医療知識や技術を活かし、専門職としての誇りを持って働ける |
成長し続けられる | 継続的な学習や経験を通じて、判断力や対応力が高まる |
助産師は多忙で責任の重い仕事ですが、その分、命の誕生に関わる深い感動や、人の人生を支えているという実感を得られる職業です。
専門性を磨きながら社会に貢献できる点も大きな魅力であり、やりがいと成長の機会にあふれた仕事といえるでしょう。
助産師の働き方

助産師の働き方は幅広く、病院やクリニック、助産院をはじめ、地域に根ざした現場まで多様な選択肢があります。
勤務先や雇用形態によって役割や働き方が異なるため、自身のライフスタイルや目指すキャリアに合わせた働き方が可能です。
以下では、助産師の働き方についてまとめました。
項目 | 主な内容 |
|---|---|
職種 | 助産師(妊娠・出産・産後・新生児ケアの専門職) |
雇用形態 | 正社員、契約社員、パート・アルバイト、非常勤、フリーランス(開業) |
勤務先 | 病院・産婦人科クリニック、助産院、保健センター、訪問看護ステーション、自治体 |
特徴 | 病院ではチーム医療の一員として幅広いケアを担当 助産院では個別性の高いケアが可能 訪問型では自宅での産後・育児支援を行う 分娩がある職場だと夜勤・当直・オンコール(呼び出し待機)が発生しやすく、体力が求められる |
助産師は、勤務先や雇用形態によって働き方が大きく異なり、自分に合ったスタイルを選びやすい職業です。
どの働き方であっても、妊産婦と赤ちゃんを支えるという役割は共通しており、自身の価値観や将来像に合わせてキャリアを築ける点が、助産師の大きな魅力です。
助産師に必要な知識、資格、スキル
助産師として活躍するためには、妊娠・出産・産後に関する高度な専門知識に加え、看護師資格と助産師資格の両方の国家資格が欠かせません。
助産師資格は単独で取得できるものではなく、まず看護師国家試験に合格し、看護師資格を取得することで、助産師国家試験の受験資格を得られる仕組みになっています。
また、助産師は法律上、女性のみが就くことのできる職業であり、男性は助産師になることはできません。
母子の命と健康を支える仕事であるからこそ、確かな医学的知識と実践力、そして妊産婦に寄り添う姿勢の両方が求められます。
以下では、助産師に必要な知識、資格、スキルをまとめました。
■必要な知識
- 解剖学・生理学などの基礎医学知識
- 母子看護学、周産期医療に関する専門知識
- 妊娠・出産・産後・新生児ケアに関する知識
- 母体や胎児の異常を見極めるための医療知識
- 感染症対策や安全管理に関する知識
■必要な資格
- 看護師国家資格
- 助産師国家資格
- 女性であること
■必要なスキル
- 妊産婦や家族と信頼関係を築くコミュニケーション能力
- 妊産婦や新生児の小さな変化に気づく観察力
- 出産時や緊急時に冷静に対応する判断力
- 状況に応じて最適なケアを選択する問題解決能力
- 精神的に不安定になりやすい妊産婦に寄り添う共感力
- 医師や看護師と連携するチームワーク力
- 医療の進歩に対応するための学び続ける姿勢
助産師には、国家資格に裏付けられた専門知識と、現場で活かせる実践的なスキルの両方が求められます。
さらに、妊産婦や家族の不安に寄り添う人間性や、常に学び続ける姿勢も重要です。
これらを備えることで、母子にとって信頼できる存在として、安心できる出産と育児を支える助産師として活躍することができます。
参考:看護師になるには?仕事の内容や高校生がとるべき行動を徹底解説
助産師という職業の注意点

助産師は新しい命の誕生に深く関わる、やりがいの大きい専門職です。
一方で、命を預かる仕事であるがゆえに、働くうえで理解しておくべき注意点もあります。
職業として選択する前に、責任や働き方の特徴を把握しておくことが大切です。
以下では、助産師という職業の注意点をまとめました。
注意点 | 具体的な内容 |
|---|---|
責任が非常に重い | 出産は命に直結するため、予期せぬトラブルへの迅速で的確な判断が求められる |
精神的ストレスが大きい | 緊張感のある現場が多く、常に高い集中力とストレス耐性が必要 |
勤務時間が不規則 | 夜勤・当直・緊急対応があり、生活リズムが乱れやすい |
体力的な負担が大きい | 長時間の立ち仕事や夜間勤務が続くこともある |
継続的な学習が必要 | 医療の進歩に対応するため、常に知識や技術の更新が求められる |
助産師は責任が重く、心身ともに負担の大きい職業ですが、その分、命の誕生を支えるという他には代えがたい経験とやりがいがあります。
働き方や注意点を理解したうえで選択すれば、社会への貢献と自己成長の両方を実感できる、非常に価値の高い職業といえるでしょう。
助産師になる方法

助産師になるためには、助産師国家資格の取得が必須です。
ただし、助産師資格は単独では取得できず、看護師資格を取得していることが受験条件となっています。
助産師国家試験は、誰でも受験できるわけではなく、看護師資格を取得した人のみが受験資格を得られる仕組みになっています。
そのため、すべてのルートにおいて、まず看護師になることが前提となります。
ここでは、助産師になるための代表的な進路ルートをわかりやすく解説します。
- 4年制大学の看護学部で助産師を目指すルート
- 看護師資格取得後に助産師養成課程へ進学するルート
- 看護師として働きながら助産師資格を目指すルート
上記3つのいずれかのルートで助産師養成課程を修了すると、助産師国家試験の受験資格が得られます。
試験に合格すれば助産師免許を取得でき、病院や産婦人科クリニック、助産院などで助産師として働くことが可能です。
妊娠・出産・産後まで母子を継続的に支援しながら経験を積み、専門性の高い助産師としてキャリアを築いていきます。
それぞれ見ていきましょう。
4年制大学の看護学部で助産師を目指すルート
最も一般的なのが、4年制大学の看護学部に進学し、在学中に看護師資格と助産師資格の両方を目指すルートです。
大学によっては、看護師課程に加えて助産師課程が設けられており、一定の成績基準を満たすことで助産師課程に進むことができます。
このルートは、最短で資格取得を目指せる点や、大学教育の中で体系的に学べる点がメリットです。
看護師資格取得後に助産師養成課程へ進学するルート

4年制大学の看護学部、または短期大学・専門学校(いずれも修業年限3年)で看護師資格を取得した後、助産師養成所や大学の助産師課程に改めて進学する方法もあります。
一度看護師として基礎を固めたうえで助産学を学ぶため、実務経験を活かしながら専門性を高められる点が特徴です。
看護師として働きながら助産師資格を目指すルート
看護師として勤務しながら、通信制大学や夜間課程を利用して助産師資格を取得するルートもあります。
仕事と学業の両立が必要になるため負担は大きいものの、収入を確保しながら資格取得を目指せる点がメリットです。
社会人経験を積んだ後に助産師を目指したい人に選ばれています。
助産師になりたい高校生の進路

助産師になりたい高校生の進路はどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な進路について解説します。
- 大学に進学する
- 短大や専門学校に進学する
それぞれ見ていきましょう。
大学に進学する
助産師を目指す進路として、まず大学に進学する方法があります。
大学では看護師資格の取得を前提に、専門知識だけでなく幅広い教養や研究的な視点も身につけられるのが特徴です。
おすすめの学部・学科
- 看護学部・看護学科
- 医療系学部
学べる内容
- 解剖学・生理学・病理学などの基礎医学
- 看護学全般
- 医療倫理やチーム医療に関する知識
- 卒業後に助産師養成課程へ進むための基礎力
大学進学は、まず看護師資格を取得するために、看護系の学部・学科で学ぶ必要がある進路です。
そのうえで、助産師コース(助産師課程)が設置されている大学であれば、在学中に看護師資格と助産師資格の両方を最短4年間で取得できるという大きなメリットがあります。
助産師を目指す場合、すべての看護系大学に助産師コースがあるわけではないため、大学進学時には助産師課程の有無を事前に必ず確認することが重要です。
大学では、助産師に必要な専門知識をじっくり学べるだけでなく、将来、大学院進学や教育・研究分野への道も視野に入れやすくなります。
時間をかけて基礎を固めることで、助産師としての専門性を高めやすい進路といえます。
短大や専門学校に進学する
短大や専門学校に進学する方法は、実践重視で学びたい人に適した進路です。
効率的に看護師資格の取得を目指せる点が大きな特徴です。
おすすめの学部・学科
- 看護短期大学
- 看護専門学校
学べる内容
- 看護師として必要な基礎医学・看護技術
- 病院実習を中心とした実践的な学習
- 医療現場で即戦力となる知識・技術
- 卒業後に助産師養成課程へ進むための基礎知識
短大や専門学校に進学する場合でも、助産師を目指す流れ自体は大学進学と大きく変わりません。
短大や専門学校で3年間学んで看護師資格を取得した後、助産師養成課程でさらに1年間学ぶ必要があるため、助産師資格を取得するまでにかかる年数は合計で4年となります。
そのため、「短大・専門=早く助産師になれる」というわけではなく、必要な期間は4年制大学と同じです。
おすすめの大学

以下では、助産師を目指す方におすすめな大学を紹介します。
大学名 | 学部・学科 | 特徴 |
|---|---|---|
医療看護学部 看護学科 | 医学・スポーツ・看護を柱とする総合医療大学 附属病院との連携による実践的な臨床教育が強みで、看護師と助産師の両方の資格取得を目指せる | |
看護学部 看護学科 | 医療系総合大学としての強みがあり、附属病院との連携による臨床教育が充実 高度医療やチーム医療を学べる環境で、助産師を含む専門職を目指す学生に評価が高い | |
看護学部 看護学科 | 医療・福祉分野に特化した大学で、多職種連携教育が特徴 地域医療や母子保健にも力を入れており、助産師養成課程への進学を見据えた学習がしやすい |
大学に進学して助産師を目指す場合、看護師資格の取得を土台に、幅広い医学知識や実践力を身につけられる点が大きなメリットです。
今回紹介した大学はいずれも医療・看護教育に強みがあり、助産師養成課程へ進むための基礎をしっかり築くことができます。
将来、助産師として専門性を高めたい人や、教育・研究分野への道も視野に入れたい人にとって、大学進学は非常に有効な選択肢といえるでしょう。
参考:助産師を目指せる大学の例はこちら
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助産師を目指す際に最も適した大学を探すには、年内入試ナビの利用がおすすめです。
年内入試ナビは、一般選抜以外の形式で受験できる大学や受験情報をまとめたナビサイトです。
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おすすめの短期大学や専門学校

以下では、助産師を目指す方におすすめな短期大学や専門学校を紹介します。
学校名 | 学部・学科 | 特徴 |
|---|---|---|
看護学科 専攻科(母子看護学専攻) | 埼玉医科大学グループの一員として、医療現場と密接に連携した教育が特徴 実習環境が整っており、看護師資格取得後に助産師養成課程へ進むための基礎力を身につけやすい | |
実践看護学科ⅠⅡ+助産師学科 | 医療・看護・福祉分野に特化した専門学校 「実践教育」を重視しており、即戦力となる看護技術を学べる 卒業後は助産師養成課程への進学も可能 | |
看護学科 | 看護と栄養の両分野を重視した教育が特徴 少人数制で丁寧な指導が行われ、基礎から着実に看護師としての力を養える 助産師を目指すための土台づくりにも適している |
専門学校や短期大学を卒業して助産師を目指す場合でも、資格取得までにかかる年数が短くなるわけではありません。
これらの学校でまず3年間学び、看護師資格を取得したあと、助産師養成所などの助産師課程に進学して、さらに1年間学ぶ必要があります。
そのため、助産師資格を取得するまでの期間は合計で4年となり、助産師課程を設けている4年制大学と結果的に同じ年数がかかります。
進路を選ぶ際は、この流れを理解したうえで検討することが大切です。
よくある質問

助産師に興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。
よくある質問とその回答を記載していきます。
助産師に向いている人の特徴は?
助産師は、妊娠・出産・産後という人生の大きな節目に寄り添い、母子を支える専門職です。
そのため、知識や技術だけでなく、人としての資質や考え方も重要になります。
ここでは、助産師に向いている人の特徴を紹介します。
特徴 | 具体的な内容 |
|---|---|
人に寄り添える人 | 妊産婦の不安や悩みに共感し、安心感を与えられる |
責任感が強い人 | 命を預かる仕事に対して、最後までやり遂げる姿勢がある |
冷静な判断ができる人 | 緊急時でも落ち着いて状況を判断し、適切に行動できる |
コミュニケーション力が高い人 | 妊産婦や家族、医療スタッフと円滑にやり取りできる |
体力・精神力がある人 | 夜勤や長時間勤務にも対応できる |
学び続ける姿勢がある人 | 医療の進歩に合わせて知識や技術を更新できる |
助産師に向いているのは、命の誕生に真摯に向き合い、人に寄り添う気持ちを大切にできる人です。
責任や大変さはありますが、その分やりがいや達成感も大きい仕事です。
自分の性格や価値観と照らし合わせながら、助産師という職業が合っているかを考えてみることが大切でしょう。
助産師になるには最短でどのくらい?

助産師になるまでに必要な期間は進学ルートによって異なりますが、最短で4年、一般的には5年程度かかるのが目安です。
高校卒業後、まず看護師資格を取得する必要があり、看護系の大学や短大・専門学校で3〜4年間学びます。
そのうえで、助産師養成課程に進学し、約1年間専門的な教育を受け、助産師国家試験に合格することで助産師として働くことができます。
助産師コースのある4年制大学に進学した場合は、在学中に看護師資格と助産師資格をまとめて取得できるため、最短4年で資格取得が可能です。
短大や専門学校を経由する場合は、看護師資格取得後に助産師養成課程へ進学する必要があり、こちらも4年かかります。
いずれにしても、助産師は高度な専門性が求められる職業であり、一定の学習期間が必要となります。
助産師と看護師の違いは?
助産師と看護師の大きな違いは、出産を専門的に扱えるかどうかです。
看護師は医師の指示のもとで幅広い医療・看護業務を行いますが、助産師は妊娠・出産・産後に特化した専門職で、正常分娩であれば医師がいなくても分娩介助を行うことができます。
また、助産師は出産前後の母親への保健指導や育児支援まで含め、継続的なケアを担う点も特徴です。
助産師になるにはどのくらいの学力が必要?

助産師になるためには、一定以上の学力と継続的な努力が求められます。
看護大学や専門学校への入学には、基礎的な学力に加えて、生物や化学など理系科目の理解力があると有利です。
また、在学中は専門用語や医療知識を多く学ぶため、暗記力や論理的に考える力も必要になります。
ただし、特別に高い学力だけが求められるわけではなく、コツコツ学び続ける姿勢があれば十分に目指せる職業です。
男性が助産師に慣れないのはなぜ?
男性が助産師になれないのは、日本の法律で助産師は女性に限られると定められているためです。
能力や適性の問題ではなく、制度上の決まりによるものです。
助産師は、内診や分娩介助、産後の身体ケアなど、妊産婦の体に直接関わる仕事を行います。
出産はとてもデリケートな場面であるため、産婦が安心してケアを受けられるよう、歴史的・社会的な背景から女性のみが助産師になれる職業とされています。
まとめ

本記事では、助産師の定義から仕事内容・給料・やりがい・なり方・向いている人の特徴までを解説しました。
解説した中でも、助産師に関する重要なポイントを最後に記載していきます。
- 助産師とは、妊娠・出産・産後に関わり、母親と赤ちゃんの心身を専門的に支える医療職である
- 主な仕事は、妊娠中の健康管理や保健指導、出産の介助、産後の母体ケア、授乳指導や育児相談などが挙げられる
- 助産師に取得必須の資格は、「看護師国家資格」と「助産師国家資格」である
- 人の役に立ちたい人・命の誕生に関わる仕事がしたい人に助産師はおすすめ
- 助産師になりたい高校生は、看護学を学べる大学・短大・専門学校に進学するのがおすすめ
本記事で解説した内容は、「助産師のなり方ガイド」でまとめています。
年内入試ナビの会員になるだけで受け取れるので、復習のためにもぜひ登録してご覧ください。
助産師のなり方・必要な資格・仕事内容を解説
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
