作成日: 2025/5/29 更新日:2025/5/29
医学は何を学ぶ学問?学ぶことや就職先を徹底解説

「医学とはどんな学問?」
「医学を学んだ後の進路は?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。
- 医学とはどんな学問なのか
- 専攻すると何を学ぶのか
- 医学を学べる大学
- 学んだ後の進路や就職先
- 向いている人の特徴
医学とは何を学ぶのか気になっている方、キャリア選びの参考にしたい方はぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
医学とは?

医学とは、人間の健康を守り、病気の予防・診断・治療を行うための科学と技術を体系化した学問です。
古代から存在し、現代までに大きく発展してきました。
医学は、人体の構造や機能、病気の原因や進行、治療法と予防策を体系的に学びます。
医学には大きく分けて基礎医学、臨床医学、社会医学の3つの分野があります。
医学の分野 | 学ぶ内容 |
基礎医学 | 人体の基本的な知識 |
臨床医学 | 患者の診療 |
社会医学 | 公衆衛生や医療政策 |
上記3分野からさらに内科や外科、精神科など多くの専門分野に分かれ、各分野がさらに細かく分類されています。
医学の進歩は、研究や技術の発展に依存しており、医師や研究者は常に新しい知識を学び続ける必要があります。
倫理的側面も重要で、患者の権利や安全を守ることが求められます。
内容や分野

医学では何を学ぶのでしょうか。
以下に医学で学ぶ内容・専門分野についてまとめます。
- 基礎医学
- 社会医学
- 臨床医学
それぞれ見ていきましょう。
基礎医学
基礎医学は、医学の土台を築く学問で、人体の構造や機能、病気の発生メカニズムを理解するための分野です。
解剖学や生理学、病理学、生化学、遺伝学、微生物学、薬理学など、様々な領域が含まれています。
これらは臨床医学や応用医学の基礎となる知識です。
以下に基礎医学で学ぶ内容についてまとめました。
学問分野 | 各分野の説明 | 学ぶ事の一例 |
|---|---|---|
解剖学 | 人体の構造や組織の配置を研究する学問 | 骨格・筋肉・神経・臓器の構造や働きを詳細に学ぶ |
生理学 | 体の機能や生命維持の仕組みを研究する学問 | 心臓の拍動メカニズムやホルモンの働きなどを学ぶ |
病理学 | 病気の発生メカニズムや影響を研究する学問 | がん細胞の増殖過程や病気の診断方法を学ぶ |
生化学 | 細胞や体内での化学反応を研究する学問 | 代謝経路や酵素反応、DNAの構造と働きを学ぶ |
遺伝学 | 遺伝情報の伝達や遺伝病の仕組みを研究する学問 | 遺伝子の変異が病気に与える影響や遺伝子治療を学ぶ |
微生物学 | 細菌・ウイルス・真菌など微生物の特徴を研究する学問 | 感染症の原因となる病原体の特性やワクチンの開発を学ぶ |
薬理学 | 薬の作用メカニズムや副作用を研究する学問 | 各種薬剤の効果・副作用・適切な投与方法を学ぶ |
社会医学

社会医学は、個人だけでなく、集団や社会全体の健康に焦点を当てた分野です。
疫学や公衆衛生、医療経済学などを通じて、社会的・環境的な要因が健康に与える影響を研究します。
以下に社会医学における学ぶ内容についてまとめました。
学問分野 | 各分野の説明 | 学ぶ事の一例 |
|---|---|---|
疫学 | 疾病の発生原因や流行の仕組みを統計的に解析する学問 | 感染症の流行予測や生活習慣病のリスク要因分析を行う |
公衆衛生 | 社会全体の健康を維持・向上させるための政策や予防策を研究する学問 | 予防接種プログラムの計画や地域の健康教育を実施する |
医療経済学 | 医療資源の最適な配分や医療制度の効率化を研究する学問 | 医療費の適正化や医療保険制度の評価を行う |
医療社会学 | 社会的・文化的要因が健康や医療に与える影響を研究する学問 | 社会経済的背景が医療格差に与える影響を分析する |
社会医学は、健康保険制度や予防接種プログラムなどの公共政策にも深く関与しており、社会全体の健康改善に貢献します。
また、新興感染症の防止や途上国の公衆衛生の向上にも寄与しています。
臨床医学
臨床医学は、患者の診断、治療、予防に直接関わる分野で、内科、外科、小児科など多くの専門分野に分かれています。
医師は、問診や検査を基に病気を特定し、適切な治療法を提供します。
以下に臨床医学における学ぶ内容をまとめました。
学問分野 | 各分野の説明 | 学ぶ事の一例 |
|---|---|---|
内科学 | 内臓疾患の診断・治療を専門とする分野 | 循環器・呼吸器・消化器の疾患診断と治療方法を学ぶ |
外科学 | 外科手術を通じて病気の治療を行う分野 | 手術技術、創傷管理、麻酔や術後ケアについて学ぶ |
小児科学 | 小児の健康や疾患の診断・治療を専門とする分野 | 乳幼児の発達、先天性疾患、小児特有の感染症について学ぶ |
精神医学 | 精神疾患の診断・治療を専門とする分野 | うつ病、統合失調症、不安障害の診断と治療方法を学ぶ |
皮膚科学 | 皮膚や爪、毛髪に関する疾患を研究・治療する分野 | アトピー性皮膚炎、乾癬、皮膚がんの診断と治療を学ぶ |
リハビリテーション医学 | 病気や怪我による機能障害の回復を支援する分野 | 理学療法・作業療法・言語療法を学び、回復プランを立案 |
臨床医学では、各専門分野が連携し、患者に適した治療を提供する体制が整えられています。
以下に、各専門分野の役割についてまとめました。
専門分野 | 役割 |
|---|---|
内科 | 内臓器官の病気の診断と治療を行い、薬物療法を中心に治療 |
外科 | 手術による治療を行い、病気やけがの治療を担当 |
小児科 | 子どもの発育や健康を守るための診断・治療を行う |
精神科 | 精神的な健康問題に対して診断し、適切な治療を提供 |
リハビリ科 | 怪我や病気の後、患者が回復して社会復帰できるよう支援する |
臨床医学は、医学生が現場で実践を通じてスキルを磨き、専門医へと成長する過程で欠かせない分野です。
また、予防医学では、疾病を未然に防ぐために定期健診や生活習慣改善指導を行います。
医学を学べる大学・学部・学科の一例

医学を学べる大学・学部・学科の一例は以下の通りです。
- 順天堂大学 医学部
- 北里大学 医学部
- 日本大学 医学部医学科
それぞれ見ていきましょう。
順天堂大学 医学部
順天堂大学 医学部では、知識と技術だけでなく、患者に寄り添う温かい人間性を備えた医師の育成に力を入れています。
大学の理念である「仁」の精神に基づき、医師としての共感力や教養を重視。
さらに、グローバルな視野を持ち、国際的に活躍できる医療人の育成を目指しています。
順天堂大学医学部には以下の特徴があります。
- 高い医師国家試験合格率(過去20年間全国2位)を誇り、合格に向けた万全のサポートを提供
- 「順天堂国際医学教育塾」をはじめとした国際医療教育プログラムを充実させ、グローバルな視野を持つ医師を育成
- 研究医育成のための支援体制を整え、最先端の医学研究に取り組む環境を提供
そのため、患者の人生に寄り添い、国際的視野を持ちながら医療を学びたい人に向いています。
参照:順天堂大学 医学部
北里大学 医学部

北里大学 医学部は、独自のカリキュラム「器官系別総合教育」を通じて、臓器ごとの疾患を総合的に学び、医師としての判断力を養います。
教養と専門性を融合した一貫した教育システムにより、医療現場での実践力を早期から高め、チーム医療にも対応できる人材を育成しています。
北里大学医学部には以下の特徴があります。
- 器官系別総合教育を導入し、密度の濃い学びを提供
- 医療系学部とのチーム医療演習を実施し、協働力を養成
- 病院体験当直を含む早期実習を取り入れ、臨床現場での実践力を強化
そのため、体系的に医療を学び、早い段階で臨床経験を積みたい人に向いています。
参照:北里大学 医学部
日本大学 医学部医学科
日本大学医学部では、幅広い教養と専門知識を基礎に、問題発見と解決に挑戦する力を重視した教育を行っています。
授業は学生主体で進められ、基礎から臨床、社会医学に至るまで段階的に習得するカリキュラムを提供。人間性を大切にしながら、自ら考え続ける医師の育成を目指しています。
日本大学 医学部医学科には以下の特徴があります。
- 少人数のグループ学習を活用した問題解決型教育を導入し主体的な学びを促進
- 基礎医学から臨床まで段階的に学べるカリキュラムを編成
- 臨床実習では診療参加型実習を導入し、実際の診療業務を経験しながら実践的な診療能力を養成するとともに、最先端の研究に触れる機会を提供し、科学的思考力を育成
そのため、自己主導型で学び、問題解決能力を養いながら成長したい人に向いています。
参照:日本大学 医学部医学科
医学を学べる大学や、医学部で学ぶ内容
上記の大学以外にも、医学を学べる大学は数多くあります。
また医学を学べるのは、主に医学部です。
年内入試ナビでは、医学を学べる大学や、医学部で学ぶ内容を詳しく解説しています。
こちらもぜひご覧ください。
参考:医学部とは何を学ぶ?授業内容や大学選びのポイントを解説
医学を学んだ学生の進路は?

医学を大学で専攻した先輩たちは、卒業後にどのような進路を歩んでいるのでしょうか。
北里大学の医学部を例に見ていきましょう。
北里大学 医学部の卒業生の進路・進学情報
北里大学 医学部の卒業生の進路は以下の通りです。
卒業年度 | 卒業者数 | 臨床研修医 |
|---|---|---|
2023 | 114 | 112 |
2022 | 114 | 110 |
2021 | 123 | 118 |
2020 | 114 | 112 |
2019 | 118 | 113 |
2018 | 120 | 114 |
2017 | 110 | 104 |
医学部を卒業した先輩たちは、多くの場合、医師として臨床研修を受けることからキャリアをスタートします。
臨床研修は、医師が診療能力を高めるために義務付けられた研修制度であり、医療現場での経験を積む重要な機会となります。
大学や専攻によって多少の違いはあるものの、ほとんどの医学部卒業生がこの研修を修了した後、専門医や研究職、厚生労働省や自治体の医療政策に関わる職務をはじめとした医療行政の分野など、幅広いキャリアに進む道が開かれています。
医学の勉強が活かせる職業

医学の専門知識が活かせる仕事はどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な3つの職業について解説します。
- 臨床医(整形外科・脳神経内科など)
- 研究医
- 産業医
- 医学研究者
それぞれ見ていきましょう。
臨床医(整形外科・脳神経内科など)
臨床医は、患者の診断や治療を行う医師で、内科、外科、小児科など多くの専門分野に分かれています。
それぞれの分野で異なる疾患に対応し、診断から治療、予防まで幅広い医療サービスを提供します。
以下に主要な分野をまとめました。
専門分野 | 主な仕事内容 | 対象疾患例 |
|---|---|---|
内科 | 内臓器官の病気を診断し、薬物療法や生活習慣指導を行う | 糖尿病 高血圧 心臓病 |
外科 | 手術を通じて病気やけがを治療する | 胃がん 盲腸炎 外傷 |
小児科 | 子どもの健康診断や病気の治療を行う | 発熱 アレルギー 感染症 |
精神科 | 心の病気を診断し、薬物療法やカウンセリングを行う | うつ病 不安障害 統合失調 |
臨床医は、患者とのコミュニケーションを重視し、治療計画を立てる際に患者や家族との信頼関係を築くことが重要です。
また、臨床医としてのキャリアは、医師国家試験合格後、臨床研修を経て各専門分野での研修を行うことで確立されます。
研究医

研究医は、病気の原因や治療法を研究し、医学の発展に貢献する役割を担っています。
以下は、研究医が行う主な研究活動の分野です。
研究分野 | 仕事内容 | 具体的な研究例 |
|---|---|---|
基礎研究 | 細胞や分子レベルで病気のメカニズムを解明 | がん細胞の遺伝子変異の解析、アルツハイマー病の原因解明 |
応用研究 | 新薬や治療法の開発に向けた研究 | 免疫チェックポイント阻害剤の開発、再生医療技術の研究 |
臨床研究 | 実際の患者を対象に、新しい治療法の安全性や有効性を検証 | 新薬の臨床試験(治験)、遺伝子治療の実証研究 |
トランスレーショナルリサーチ | 基礎研究の成果を臨床応用につなげる橋渡し研究 | 再生医療の臨床応用、がんワクチンの開発 |
医療技術研究 | 診断技術や医療機器の開発・改良 | AIを活用した画像診断技術、低侵襲手術ロボットの開発 |
研究医になるには、医学部卒業後に大学院での研究教育が必要で、論文や学会で成果を発表します。
新しい治療法を発見し、患者の命を救うことに貢献できる職業です。
産業医
産業医は、企業で従業員の健康管理を担当し、働きやすい環境を整える役割を持っています。
以下に産業医の主な業務内容をまとめました。
業務内容 | 具体的な活動内容 |
|---|---|
健康診断の実施 | 従業員の定期健康診断を行い、健康状態を把握する |
メンタルヘルスケア | ストレス対策やカウンセリングの提供を行う |
労働環境の改善 | 労働環境を評価し、健康に配慮した改善策を提案 |
健康教育・啓発活動 | 健康セミナーや情報提供を通じて従業員の健康意識を高める |
産業医は、医師免許取得後に産業医学の研修や資格取得が必要です。
日本医師会や産業医科大学の研修修了者、産業医学の実習履修者、労働衛生コンサルタント試験(保健衛生区分)合格者、または大学で労働衛生を担当する教員経験者などが該当します。
これらの資格を取得することで、企業と従業員の橋渡し役として、職場の健康管理や労働環境の改善に携わりながら、生産性向上にも貢献することができます。
特に、労働者の健康を守ることは、組織の持続的な成長にも直結するため、産業医には医学的な専門知識だけでなく、職場環境の理解やコミュニケーション能力も求められます。
医学研究者
医学研究者とは、病気の原因や治療法の解明、新薬の開発など、医学に関する研究を行う専門家です。
基礎医学研究と臨床医学研究の2種類に大別されます。
基礎医学研究者は、細胞や分子のレベルで病気のメカニズムを研究し、新しい知識を発見します。
一方、臨床医学研究者は、患者を対象にした試験や観察を通じて、新しい治療法の効果や安全性を検証します。
以下の記事では、医学研究者の仕事内容や給料、やりがい、医学研究者になる方法などをまとめています。
参考:医学研究者になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
よくある質問

医学に興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。
よくある質問とその回答を記載していきます。
医学と医療の違いは?
医学と医療はどちらも健康に関連していますが、アプローチや目的が異なります。
以下の表でその違いを比較します。
比較項目 | 医学 | 医療 |
|---|---|---|
主な対象 | 疾病 治療 人体の機能 | 健康の回復 増進 治療法の実践 |
目的 | 病気の診断 治療方法の開発 予防 | 患者の健康維持 治療の実践 |
説明 | 人間の健康や病気の原因を研究し、治療法や診断方法の開発を目指す学問 | 医学の知識を使って、具体的に治療やケアを実践する活動 |
医学は研究を通じて新しい知識を発見し、理論的なアプローチで病気の解決を目指します。
一方、医療はその知識を使って患者をケアする実践的な分野です。
医学と科学の違いは?

医学は科学の一分野で、特に「人間の健康と病気」に特化しています。
以下の表でその違いを比較します。
比較項目 | 医学 | 科学 |
|---|---|---|
主な対象 | 疾病 治療 人体の機能 | 自然現象 物質の性質 |
目的 | 病気の診断 治療方法の開発 予防 | 知識の体系化と応用 |
説明 | 人間の健康や病気の原因を研究し、治療法や診断方法の開発を目指す学問 | 自然界のあらゆる現象を理論的に探究する広範な学問 |
医学は科学の一部門であり、主に人間の健康と病気の研究に特化していますが、科学は自然界全般を対象としています。
医学部以外で医学を学ぶおすすめの方法は?
医学部に進学しなくても、医学を学ぶ方法はいくつかあります。
まず、通信教育やオンライン講座を活用することで、解剖学や生理学などの基礎医学を学ぶことが可能です。
世界の大学が提供する無料・有料のオンラインコースもあり、専門的な知識を深めることができます。
また、専門学校や医療系スクールでは、医療事務や臨床検査技師、理学療法士などの職業に必要な知識と技術を学ぶことができます。
これにより、医療分野での実践的なスキルを身につけることが可能です。
さらに、医学関連の書籍や論文を活用することで、独学で医学を学ぶこともできます。
例えば、『標準生理学』や『グレイ解剖学』などの医学書を読むことで、体系的な知識を身につけることができます。
このように、医学部以外の方法でも医学を学ぶ手段は多く存在し、自分の目的に合った学び方を選ぶことができます。
医学に向いている人の特徴は?

医学は長期にわたる勉強や実践が必要とされるため、以下の特徴を持つ人に向いています。
特徴 | 医学に向いている理由 |
|---|---|
他者を助けたい人 | 患者の命や健康を守る医療の現場では、人を支えたいという強い意志が求められるため |
学び続けられる人 | 医学は日々進化し続ける分野であり、最新の知識や技術を継続して学ぶ必要があるため |
論理的に考え、問題を解決したい人 | 診断や治療では、病気の原因を分析し、最適な対応を判断する能力が求められるため |
病気のメカニズムを学びたい人 | 人体の仕組みや病気の成り立ちを解明し、新しい治療法を研究することが医学の重要な役割であるため |
医師や医療従事者になりたい人 | 臨床現場で患者と向き合い、医療を提供する職業を目指す人にとって、医学の知識とスキルは不可欠であるため |
医学の発展に貢献したい人 | 医学研究や医療技術の開発を通じて、新しい治療法や診断技術の進歩を支える役割を担うため |
冷静な判断力がある人 | 感情に左右されず冷静に現象に焦点を当てる必要があるため |
これらの特徴を持つ人は、医学の研究や実践で大きな成果を上げられるでしょう。
大学で医学を学べる学部・学科は?
医師を目指す場合、医学部医学科を卒業することが必須となっています。
6年間の学修を経て医師国家試験の受験資格を得ることができます。
一方で、医学そのものを学ぶ道は多岐にわたり、生命科学科や保健学科では基礎医学や医療技術に関する研究が可能です。
また、薬学部では医療薬学を学び、歯学部では口腔医学の専門知識を深めることができます。
つまり、医師になりたい場合は医学部医学科を卒業することが必須となっていますが、医学に関する研究や医療に関わる職を目指すなら、他の学部・学科でも専門的な学びが可能です。
自分の目標に応じて最適な選択をすることが重要です。
医学を学んだ後の医者以外の選択肢は?

医学を学んだ後の進路は、医師になるだけではありません。
例えば下記のような就職先が考えられます。
- 大学や製薬会社の研究職
- 製薬会社や医療機器メーカーの開発職
- 保険会社の医療アドバイザー
- 医療系ベンチャー企業の事業開発
- 厚生労働省の医系技官
- WHOなどの国際機関の専門職
その他にも、医療系コンサルタントや医学教育者など、医学の知識を社会に還元する職種も多数存在します。
民間企業や行政、研究機関など、幅広いキャリアの中から自身の興味や適性に合った道を選択できるのが医学の魅力です。
まとめ

本記事では、医学の定義から、学ぶ内容、医学を学べる大学、学んだ後の進路や就職先、向いている人の特徴までを解説しました。
解説した中でも、医学に関する重要なポイントを最後に記載していきます。
- 医学とは、人間の健康を守り、病気の予防・診断・治療を行うための科学と技術を体系化した学問である
- 学ぶ分野としては、基礎医学・社会医学・臨床医学などが含まれる
- 医学を学べる大学の卒業後の主な職業としては臨床医・研究医・産業医などが挙げられる
- 他者を助けたい意欲が強い人・学び続けることができる人に医学はおすすめ
- 医学を専攻できる大学でも入学後のカリキュラムが異なるので、あなたの興味やキャリア目標に合わせて大学を選ぶ
- 大学で医学を専攻したいのであれば、医学部医学科を選ぶのが一番
本記事が、医学の全体像を掴む上で役立てば幸いです。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。