作成日: 2024/12/06 更新日:2024/12/06
総合型選抜(旧AO入試)の面接での服装や髪型、持ち物の身だしなみの注意点

この記事でわかること
- 総合型選抜(旧AO入試)の面接の重要性と服装の大切さ
- 総合型選抜の面接官が見ている服装のポイント
- 総合型選抜の面接当日の服装の身だしなみ注意点
- 総合型選抜の面接当日の髪型や持ち物の身だしなみ注意点
総合型選抜(旧AO入試)のルールは受検する学校ごとに違い、「服装は自由」と書いてあるケースも多いようです。
自由と書いてあるからといって、遊びに行く時と同じような服装では面接官の印象が悪くなり、望まない結果を招いてしまうかもしれません。
そこで今回は、総合型選抜の面接にふさわしい服装や髪型・持ち物の身だしなみにおける注意点について解説していきます。
最後までお読みいただくことで、面接当日にふさわしい身だしなみや面接官がチェックしているポイントもわかります。
他の受験生と差をつけるためにも、ぜひ最後までお読みください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
- 1 総合型選抜(旧AO入試)の面接で服装や身だしなみが重要な理由
- 2 総合型選抜(旧AO入試)の面接官が見ている服装のポイント
- 3 総合型選抜の面接で「清潔感のある身だしなみ」として意識すべきポイント
- 3-1 髪型を整える
- 3-2 洗顔をする
- 3-3 顔周りの最低限の手入れをする
- 3-4 シャツやパンツ・スカートにアイロンをかける
- 3-5 シャツのボタンを上まで留める
- 3-6 ネクタイやリボンをきちんと身に着ける
- 3-7 靴下をシンプルかつ汚れのないものにする
- 3-8 靴の状態に気を付ける
- 4 【服装編】面接当日の身だしなみに関する注意点
- 5 【髪型】面接当日の身だしなみに関する注意点
- 6 【持ち物】面接当日の身だしなみに関する注意点
- 7 【服装や髪型・持ち物以外】面接当日の身だしなみに関する注意点
- 8 総合型選抜「面接当日」の持ち物チェック
- 9 総合型選抜の面接における服装・身だしなみに関してよくある質問
- 9-1 総合型選抜の面接では夏服と冬服の制服の指定はありますか?
- 9-2 浪人生の場合は服装はどうするべきでしょうか?
- 9-3 現在髪を染めているのですが、黒色に戻した方が良いですか?
- 9-4 面接時にマスクの扱いはどうしたら良いですか?
- 10 今回の内容のまとめ
総合型選抜(旧AO入試)の面接で服装や身だしなみが重要な理由

総合型選抜(旧AO入試)の面接では、なぜ服装や身だしなみも見ているのでしょうか。様々な理由がありますが、今回は以下のことを深堀りしていきます。
- あなたの服装を通してあなた自身の人となりが見られるため
- 面接という場をわきまえた対応ができるかどうかも見られている
面接での第一印象はとても重要です。適切な服装などの身だしなみで清潔感や誠実さを伝えることで第一印象を良いものにしましょう。
あなたの服装を通してあなた自身の人となりが見られるため

総合型選抜(旧AO入試)では面接が非常に重要な役割を果たしています。その理由は何といっても「個々の学生の人格や個性を直接評価する」ことが可能だからです。
面接は第一印象が大きな影響を及ぼすといわれており、決定づける要素の1つに「服装」があります。どういった服装を選ぶかは、その人の価値観や思考、さらにはその日の気持ちまでを反映します。
だからこそ、面接官は面接者の服装を見て、あなた自身の人となりを判断するのです。たとえば、服装によっては以下のような印象を与えるでしょう。
- 清潔感のある服装は、自己管理能力に優れている印象
- だらしない服装は、マイナスの印象
また、以下のような服装というだけで、その学部に対する理解や配慮が足りないと判断されかねません。
- 医療を志すのに毛玉だらけの服装で不健康そうである
- 法律を扱う仕事を志望しているのにヘイトメッセージがプリントされたシャツを着ている
面接という場をわきまえた対応ができるかどうかも見られている

服装を見ることで判断できるのは、その人の人格や個性だけではありません。
その大学や学部、卒業後に目指す職業に対する理解や敬意を示しているか、面接という場をわきまえた対応ができるかどうかも、面接官は服装でチェックしています。
具体的には以下の例がイメージしやすいでしょう。
- 面接会場にTシャツで行く
- 暑かったのでサンダルやタンクトップで面接を受ける
このような場合はTPOをわきまえておらず、面接官に悪い印象を持たせてしまうでしょう。次の章では、第一印象を決定づける服装について、とくに面接官がチェックしているポイントを詳しく解説します。
総合型選抜(旧AO入試)の面接官が見ている服装のポイント

総合型選抜(旧AO入試)で面接官が見ている服装のポイントは、以下のとおりです。
- 全体的に清潔感のある服装か
- 周囲を不快にしない服装か
それぞれ詳しく解説します。
全体的に清潔感のある服装か
面接官が最初にチェックするポイントの1つが、全体的に清潔感のある服装かどうかです。清潔感のある服装とは、以下のようなことが挙げられます。
- シワがなく適切なサイズ感
- 派手でない色や柄の服装
- 汚れのない服装
清潔感のある服装であることは、面接官が自己紹介や質問への回答を聞く前に、あなたの人となりを判断する重要なポイントです。
また、自己管理能力の高さや目の前にいる面接官や他の受験生に対する敬意を示す行為でもあります。合格する強い意志で「清潔感」を意識することが自信につながり、面接官に強い印象を残せるでしょう。
これから面接を受ける予定のあなたも、この点に注意して準備することをおすすめします。
周囲を不快にしない服装か

次に、面接官は「周囲を不快にしない服装」かどうかを見ています。あなたが、周囲と適切にコミュニケーションをとるための基本的な礼儀やマナーを理解しているかどうかを確認するためです。
服装はその人の「自己表現」とも言えます。ただ、その自己表現が周囲を不快にするものであってはなりません。
たとえば、派手すぎる色やデザイン、露出度の高い服装などは避けるべきです。香水や柔軟剤の強すぎるニオイへの配慮も忘れてはいけません。
服装について、とくに面接官がチェックしているポイントを解説しました。次の章では、さらに掘り下げ、「清潔感のある身だしなみ」について詳しく解説します。
総合型選抜の面接で「清潔感のある身だしなみ」として意識すべきポイント

総合型選抜の面接で一番大切で意識すべきなのは「清潔感のある身だしなみ」です。「清潔感のある身だしなみ」として意識すべきポイントは、以下のとおりです。
- 髪型を整える
- 洗顔をする
- 顔周りの最低限の手入れをする
- シャツやパンツ・スカートにアイロンをかける
- シャツのボタンを上まで留める
- ネクタイやリボンをきちんと身に着ける
- 靴下をシンプルかつ汚れのないものにする
- 靴の状態に気を付ける
常に意識しているつもりでも、意外な落とし穴があるかもしれません。それぞれ詳しく解説します。
髪型を整える
清潔感のある身だしなみ1つ目は、髪型を整えることです。髪型を整えることで、単に清潔に見えるだけではなく、きっちりした人であるという印象を与えることができます。
髪型は第一印象を大きく左右するので、髪型が整っているかをしっかり確認しましょう。
洗顔をする
総合型選抜の面接当日は洗顔をすることが大切です。なぜなら、洗顔をしていないと、顔に油分が残ってギラついてしまったり、ニオイの原因になってしまったりすることがあり、清潔感を損なう原因となり得るからです。
そのため、面接当日は、洗顔用石鹸などを使って忘れずに洗顔するようにしましょう。
顔周りの最低限の手入れをする
洗顔を終えたら、顔周りの最低限の手入れをしましょう。眉が整っていなかったり鼻毛が出ていたりする場合はケアをすることが大切です。また、男性はキレイに髭を剃らないと、清潔感を損なってしまいます。
受験当日はメイクは好ましくないので、普段メイクをしている場合でも、化粧水や美容液などを付ける程度に留めておきましょう。
シャツやパンツ・スカートにアイロンをかける

シャツやパンツ、スカートにはアイロンをかけましょう。アイロンをかけることで単にシワが伸びるだけではなく、服装自体が清潔に見えます。
シャツにアイロンをかけるとスマートな印象を与え、自己管理ができていると印象付けることができるでしょう。
また、パンツやスカートにもアイロンをかけることで、全体のシルエットが美しく見え、スタイル良く見せることができ、好印象です。
シャツのボタンを上まで留める

清潔感のある服装2つ目は、シャツのボタンを上まで留めることです。シャツのボタンを上まで留めることで、きちんとした印象を与えることができます。
ボタンを留め忘れてしまうと、乱れた印象を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。
また、シャツのボタンを上まで留めることは、自己管理能力やマナーへの配慮を示すものでもあります。さらに全体のスタイルが引き締まり、より一層清潔感が増すことで良い印象を与えるでしょう。
面接官は、このような細部にわたる配慮ができるかどうかも見ています。服装だけでなく、その着こなし方にも気をつけましょう。
ネクタイやリボンをきちんと身に着ける

清潔感のある服装3つ目は、ネクタイやリボンをきちんと身に着けることです。ネクタイやリボンなどのアイテムは、適切に身に着けることで清潔な印象を与えるでしょう。
ネクタイは、きちんとした位置で結び、その長さにも気をつける必要があります。長すぎても短すぎても不自然さが目立ち、清潔感を損ないます。リボンもネクタイ同様、適切な位置でしっかりと結ぶことが大切です。
また、ほつれや汚れが目立つもの、よれよれになって結び目がほどけてしまうような状態のネクタイやリボンの使用は避けるべきです。ネクタイやリボンの色や柄も派手すぎず地味すぎない、落ち着いた色味を選びましょう。
靴下をシンプルかつ汚れのないものにする

清潔感のある服装4つ目は、靴下をシンプルかつ汚れのないものにすることです。面接官は、靴下の色や柄、そして清潔さを見てあなたの細部への注意力や自己管理能力を判断します。
靴下は、以下のようなポイントに気を付けて選ぶことで、清潔感のアピールにつながります。
- 白や黒または、ネイビー系統の落ち着いた色を選ぶ
- 派手な柄や明るい色は避け、シンプルなものを選ぶ
- 素材は綿やウールなどの通気性の良い素材を選ぶ
靴下は全体の印象を左右する大切な要素で、想像以上に目立つ部分です。シンプルで清潔な靴下を選ぶことで、あなたの細部への配慮や自己管理能力をアピールし、面接官に好印象を与えます。
靴の状態に気を付ける
総合型選抜の面接当日に薄汚れた靴やボロボロの靴を履いてしまうと、清潔感を損なってしまいます。そのため、普段履いている靴の状態が悪い場合は、状態の良い靴を用意するようにしましょう。
次の章では、面接日当日の「服装」の身だしなみの注意点について解説していきます。
【服装編】面接当日の身だしなみに関する注意点

総合型選抜の面接当日の身だしなみについて、「服装」の注意点を解説します。注意点は、以下のとおりです。
- 当日の服装は基本的に「制服」
- 私服の学校や浪人生は「リクルートスーツ」がベター
- 派手なプリントの入った服装を避ける
- 履きなれて型崩れしていない靴を選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
当日の服装は基本的に「制服」

総合型選抜の面接当日、基本的に学校の「制服」を着用しましょう。制服がある学校の生徒が、私服でのぞむことが好ましくないとされるケースがあるため、注意が必要です。
ただ制服を着るだけではなく、その清潔感や整った身だしなみも重要な要素となります。パンツは折り目をしっかりつけ、スカートを上げて短くすることは厳禁です。
これらの点を心がけることで、面接官に対して「きちんとした準備をしてきた」という印象を与えられます。面接で好印象を与えるために、試験前日まで必ずアイロンをかけてシワを伸ばしておきましょう。
私服の学校や浪人生は「リクルートスーツ」がベター

総合型選抜の面接当日、私服での通学が許可されている学校の生徒や浪人生は、「リクルートスーツ」がベターです。
男性であればネクタイとジャケット、女性であればスカートとジャケットなどが特徴ですが、シックで落ち着いた色のリクルートスーツを選びましょう。
リクルートスーツの清潔感を保つことはもちろんのこと、クリーニングも忘れず行い、面接当日には最高の状態でのぞむようにしましょう。
派手なプリントの入った服装を避ける

総合型選抜の面接当日、派手なプリントの入った服装を避けるようにしましょう。面接官が最初に目にするのは、あなたの外見であり服装です。
派手なプリントの入った服装は、自己主張が強すぎると感じられ、その人の中身を評価する前にネガティブな印象を持ってしまいます。
社会的なルールやマナーを理解しているか、TPOに合わせた服装で周囲に不快感を与えていないか、なども面接官はチェックしています。
面接当日は無地のシャツやワンピース、淡い色合いのスーツなど、落ち着いた色味とデザインの服を意識しましょう。
靴は履き慣れて型崩れしていないもの

総合型選抜の面接当日、履きなれていて型崩れしていない靴を選びましょう。型崩れした靴は、見た目が悪いだけではなく、歩き方がぎこちなく姿勢が悪く映ってしまいます。
また、履きなれていない新品の靴は靴ずれを引き起こす可能性があるため、面接の数日前から足を靴に慣らしておくことをおすすめします。
なお、男性は、スニーカーは避け、革靴またはシンプルなローファーにしましょう。女性はパンプスが基本です。ヒールは低めで、歩きやすいものを選ぶのがポイントです。
靴の色やデザインは、落ち着いた色のシンプルなデザインを選び、面接前に靴磨きも忘れず行いましょう。次の章では、面接日当日の「髪型」の身だしなみの注意点について解説していきます。
【髪型】面接当日の身だしなみに関する注意点

総合型選抜の面接当日の身だしなみについて、「髪型」の注意点を解説します。まず、派手な髪型や髪色でのぞむのはNGです。面接官はあなたの髪型や髪色から、あなたの自己管理能力や誠実さを見ています。
髪型や髪色はその人の第一印象を大きく左右し、派手なものは自己主張が強すぎるとして評価が下がる可能性があります。それでは、印象の良い清潔感のある髪型や髪色はどんなものでしょう。以下のとおりです。
【女子の髪型】
- 顔が見えるように、⻑い髪の毛は後ろで1つに束ねるか、ピンで留める
- ヘアゴムやピン留めは黒か紺などシンプルなものを選ぶ
面接当日は、髪型が整っているか鏡をみてしっかり確認しましょう。このような細部への注意が、面接成功につながります。次の章では、面接日当日の「持ち物」の身だしなみの注意点について解説していきます。
【持ち物】面接当日の身だしなみに関する注意点

総合型選抜の面接当日の身だしなみについて、「持ち物」の注意点を解説します。注意点は、以下のとおりです。
- 腕時計以外のアクセサリーは身に着けない
- ハンカチ・ティッシュを持っていく
- 派手なカバンは避ける
- カバンの中身も整理しておく
それぞれ詳しく解説します。
腕時計以外のアクセサリーは身に着けない

総合型選抜の面接当日、腕時計以外のアクセサリーは身に着けないようにしましょう。面接官があなたのパーソナリティやスキル、経験などを評価する際に、余計な情報や偏見を持たないようにするためです。
腕時計は時間を守るという基本的なマナーを示すため、身に着けることが推奨されています。
ただし、スマートウオッチは外部とやりとりが可能であることから禁止されているケースが多いため、シンプルで時刻を確認できるタイプを選びましょう。
ハンカチ・ティッシュを持っていく
身だしなみの観点から、総合型選抜の面接当日はハンカチとティッシュを持っていきましょう。
手を洗った後にハンカチを使っていなかったり、ちょっとした汚れを拭き取るのにティッシュを持っていなかったりすると、身だしなみがなっていないと思われる可能性があります。
そのため、ハンカチとティッシュは忘れずに用意するようにしましょう。
派手なカバンは避け適切なサイズを選ぶ

総合型選抜の面接当日、派手なデザインや色彩のカバンは避ける必要があります。あくまでカバンは「必要な書類や道具を運ぶもの」と理解し、シンプルかつ適切なサイズを備えたタイプを選びましょう。
カバンがあまりにも小さすぎると、書類が丸まってしまう、必要なものがすぐに取り出せないなどの可能性があります。また、大きすぎると邪魔になる、持ち運びが不便になるなど周囲に迷惑をかけかねません。
面接はカバンも見だしなみの大切な要素であり、常に「見られている」ことを意識しておきましょう。
カバンの中身も整理しておく

総合型選抜の面接当日、カバンの中身も整理しておきましょう。面接官があえてカバンの中身を見ることはありませんが、たまたま目にした中身が乱雑だと以下のような悪い印象を与えてしまいます。
- 不潔
- 自分自身を管理できない
- 整理整頓ができない
- 注意散漫
カバン1つで悪い印象を与えないように、面接当日は中身も意識する必要があります。緊張をほぐす意味でも、時々カバンの中を整理するのもおすすめです。
次の章では、面接日当日の「服装や髪型・持ち物以外」での身だしなみの注意点について、解説していきます。
【服装や髪型・持ち物以外】面接当日の身だしなみに関する注意点

総合型選抜の面接当日の身だしなみについて、「服装や髪型・持ち物以外」の注意点を解説します。注意点は、以下のとおりです。
- 男性はひげを剃る
- メイクはしない
- 爪の手入れも念入りに
- ネイルは避ける
- 体臭・香りに気を付ける
- 良い姿勢を保つ
それぞれ詳しく解説します。
男性はひげを剃る

総合型選抜の面接当日、男性はとくに「ひげを剃る」ことが大切です。男性の「無精ひげ」は清潔感を損なう要素となり、受験の場にふさわしくありません。顔は面接官に対して大きく印象付けるものです。
面接当日の髭剃りは、面接官にいい印象を与えるため、忘れず実施してください。また、ひげを剃る際には肌を傷つけないよう、シェービングフォームやアフターシェーブローションなどを用いて肌の調子を整えましょう。
メイクはしない
総合型選抜の面接当日は、メイクはしないようにしましょう。受験当日は、肌の調子を整える程度に留めておくことで、面接官に好印象を与えられます。
また、唇が荒れていると不健康な印象を与えてしまうため、日ごろから薬用リップで乾燥対策をすることもおすすめです。
爪の手入れも念入りに

総合型選抜の面接当日、爪の手入れも念入りに行いましょう。清潔感を保つためには、爪の長さや形状、色の注意が必要です。とくに、面接官と握手をする機会がある場合は、爪で印象が大きく左右されます。
以下のポイントに注意すると良いでしょう。
- 短く切る
- 周りの皮膚や爪の下の汚れを落とす
- 血色が悪くないか確認する
- 割れや欠けがないか確認する
面接の前日もしくは当日の朝に爪を切って、最後はヤスリでキレイに整えましょう。
ネイルは避ける
総合型選抜の面接当日は、ネイルは避けるべきです。なぜなら、ネイルをして面接に臨んだ場合、ネイルがいちばん強く印象に残ってしまい、悪い印象を与える可能性があるからです。
面接に向けて準備してきたことが無駄にならないように、ネイルはプライベートで楽しみましょう。
体臭・香りに気を付ける
総合型選抜の面接当日は、体臭や香りに気を付けましょう。体臭がする場合は、それだけでネガティブな印象を与えかねないため、シャワーを浴びたり香水を付けたりするなどしてケアすることが大切です。
ただし、香りが強過ぎるとかえって香りが気になってしまうため、柔軟剤や香水などの香りが強過ぎないようにしましょう。
良い姿勢を保つ
総合型選抜の面接当日は、良い姿勢を保つように心掛けましょう。猫背だと自信の無い印象を与えてしまい、足を組んでいると無礼な態度だと判断されてしまう可能性があります。
本番で緊張するといつもの癖が出やすいので、普段から良い姿勢を意識することが大切です。次の章では、面接当日の忘れ物を防ぐための持ち物チェックについて解説します。
総合型選抜「面接当日」の持ち物チェック

総合型選抜の面接当日に忘れ物をしないよう、持ち物チェックもおこないましょう。忘れ物をしてしまうと、せっかく準備してきたことが無駄になる可能性もあります。
また、緊張で普段では起こりえないような忘れ物をすることも考えられるため、気を抜かずチェックすることが重要です。
総合型選抜の面接当日に忘れてはいけないもの

総合型選抜の面接当日に「忘れてはいけないもの」は、以下のとおりです。
- 受験票
- 時計
- 筆記用具
- ハンカチやティッシュ
- 学生証などの身分を証明するもの
- 現金や交通系ICカード
- 常備薬
- 携帯電話
最近はキャッシュレス化が進み、現金をあまり持たない傾向がありますが、万が一必要な時に備えて現金は必ず持っていきましょう。
また、受検会場の多くは携帯電話は使用禁止ですが、会場に向かうまでの緊急連絡用には必須と考えておきましょう。
総合型選抜の面接当日に持っていくと便利なもの


総合型選抜の面接当日に「持っていくと便利なもの」は、以下のとおりです。
- 使い捨てカイロやひざかけ等の防寒グッズ
- マスク
- 替えの靴下・タオル(天候が悪い場合)
- 飲み物
試験会場の「暑い」、「寒い」が原因で集中力が散漫にならないよう、使い捨てカイロやひざかけ、空調対策に羽織ものがあると安心です。
暖房が入っていると試験会場が乾燥している可能性があるので、マスクや飲み物も用意すると乾燥対策ができます。
また、当日天候が悪い場合は雨具や替えの靴下、タオルなども持参すると良いでしょう。次の章では、総合型選抜の面接について、よくある質問を解説します。
総合型選抜の面接における服装・身だしなみに関してよくある質問

総合型選抜の面接における服装・身だしなみに関してよく抱かれる疑問を解説していきます。
総合型選抜の面接では夏服と冬服の制服の指定はありますか?

総合型選抜の面接は、高校に在学している高校生であれば制服で面接に臨むのが通常です。
基本的には夏服でも冬服でもきちんと着こなしていれば問題はありませんが、暑い時期なら夏服、寒い時期なら冬服を着用するようにしましょう。
浪人生の場合は服装はどうするべきでしょうか?

浪人生の場合は、高校に在学している高校生でないため制服がないため、総合型選抜の面接時の服装はスーツ(リクルートスーツ)となります。
見た目は第一印象に大きく関わるので、派手な色のスーツやシャツなどは避けましょう。シャツやブラウスなど、シワやヨレが無いようにし、男性であればネクタイをしっかりと絞めて面接に臨みましょう。
また、鞄も派手な色や装飾などが無いものにし、傷やスレが多い場合は新しく新調するなどの考慮も必要です。
参考記事:既卒生が特別入試を受ける際の特集ページ
現在髪を染めているのですが、黒色に戻した方が良いですか?
髪を染めて明るくなっている場合は、黒色に戻さなければなりません。面接は第一印象が重要となるので、派手な髪色をしている場合は心象を悪くしてしまいます。
そのため、ナチュラルな髪色に戻して外見を指摘されないようにし、あなた自身をしっかり見てもらいましょう。
面接時にマスクの扱いはどうしたら良いですか?
面接時は、マスクは外しましょう。なぜなら、マスクを着けていると声が聞こえづらく、表情が伝わらないからです。
ただし、面接時に新型コロナウイルスやインフルエンザ等が流行しているときは、マスクを着けた方が良い場合もあります。
マスクを着ける場合は、声がこもるので、普段よりハキハキと大きめの声で話すようにしましょう。また、派手な色は避け、白いマスク等の落ち着いた色味のマスクにするのが無難です。
今回の内容のまとめ

総合型選抜(旧AO入試)の面接での服装や髪型・持ち物について詳しく解説しました。その中でも、総合型選抜の面接での服装について、重要なポイントを記載します。
- 総合型選抜の面接での服装は、面接官に対して第一印象として大きな影響を与える要素である。
- 身だしなみの中でも、とくに清潔感のある服装が、何より大切である。
- 面接当日の身だしなみは、服装だけでなく髪型や持ち物も見られている意識を持つ必要がある。
- 面接当日は、事前に持ち物チェックを行い、時間に余裕を持ってのぞむことが大切である。
この記事を活用し、面接に向けて万全の準備を進めていきましょう。清潔感のある服装や適切な持ち物、そして適切なマナーは、あなたが大学に対して真剣に取り組む意志を示す重要な要素です。
これらのポイントを押さえ、自信を持って面接にのぞむことで今までの努力が、必ず結果に結びつくことでしょう。
最後になりますが、今回は特に取り上げなかった面接でよく聞かれる質問については以下のページでまとめています。今回のページと併せてごらんください。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
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