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作成日: 2026/4/13 更新日:2026/4/13

学校推薦型選抜で受かる人の特徴とは?合格する人の共通点・対策法を徹底解説

学校推薦型選抜で受かる人の特徴とは?合格する人の共通点・対策法を徹底解説

「学校推薦型選抜で受かる人にはどんな特徴があるの?」

「自分でも合格できるの?」

このように気になっている人も多いのではないでしょうか。

学校推薦型選抜は、一般入試のように学力試験の点数だけで合否が決まるわけではありません。

高校での成績(評定平均)や学校生活での活動、志望理由、人物評価などが総合的に評価される入試方式です。

そのため、大学が求める人物像に合っているかどうかが重要になります。

この記事では、学校推薦型選抜で受かる人の特徴や評価されやすいポイント、合格に近づくための対策をわかりやすく解説します。

この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。

目次

  • 1 学校推薦型選抜とは
    • 1-1 学校推薦型選抜の種類
    • 1-2 学校推薦型選抜のスケジュール
  • 2 学校推薦型選抜に受かる人の特徴
    • 2-1 評定平均が高い
    • 2-2 自己PRや志望理由が明確かつ一貫している
    • 2-3 大学のアドミッションポリシーに合った活動実績がある
    • 2-4 書類・面接・小論文の準備を早く始めている
    • 2-5 学校の先生としっかり連携できている
  • 3 学校推薦型選抜に落ちる人の特徴
    • 3-1 評定平均が低い
    • 3-2 活動実績がないまたはうまく言語化できていない
    • 3-3 志望動機が不明確である
    • 3-4 面接や小論文の対策が不足している
    • 3-5 受験する大学・学部・学科の選考方法を把握できていない
  • 4 学校推薦型選抜の大学別の特徴(国公立・私立)
    • 4-1 国公立大学の指定校推薦
    • 4-2 国公立大学の公募推薦(学校推薦型選抜制度)
    • 4-3 私立大学の指定校推薦
    • 4-4 私立大学の公募推薦
  • 5 受かるための具体的な対策
    • 5-1 評定を上げるための学習方法
    • 5-2 志望理由書の作成ポイント
    • 5-3 自己PR・活動報告のまとめ方
    • 5-4 面接対策
    • 5-5 小論文・学力試験がある場合の対策
    • 5-6 出願までのスケジュール管理
  • 6 学校推薦型選抜に落ちた時の対策
    • 6-1 落ちた原因を整理する
    • 6-2 総合型選抜に切り替える
    • 6-3 一般選抜に切り替える
    • 6-4 別日程の学校推薦型選抜を検討する
  • 7 よくある質問
    • 7-1 学校推薦型選抜で落ちる確率は?
    • 7-2 学校推薦型選抜は併願できる?
  • 8 まとめ


学校推薦型選抜とは

学校推薦型選抜

学校推薦型選抜とは、高校からの推薦を受けて出願する入試制度です。

以前は「推薦入試」と呼ばれていましたが、現在は大学入試改革により名称が変更されています。

一般入試のように学力試験の点数のみで評価するのではなく、以下の要素を総合的に判断します。

  • 高校での成績(評定平均)
  • 学校生活での活動実績(部活動・探究・ボランティアなど)
  • 志望理由の内容と具体性
  • 面接での受け答えや人物評価

出願には条件が設定されている場合が多く、誰でも受けられるわけではありません。

  • 評定平均の基準(例:3.5以上など)
  • 欠席日数の制限がある場合がある
  • 高校長の推薦が必要
  • 浪人生は出願できないケースもある(現役のみの場合あり)

また、多くの高校では校内選考が行われ、これを通過して初めて大学に出願できます。

学校推薦型選抜の種類

学校推薦型選抜には、主に「指定校推薦」と「公募推薦」の2種類があります。

それぞれ仕組みや難易度、注意点が大きく異なります。

種類
概要
出願条件
特徴
指定校推薦
大学が特定の高校に推薦枠を与える
校内選考を通過
合格率が高く、原則専願
公募推薦
全国の高校生から募集
評定など条件を満たす
他校と競争になる

それぞれのメリット・注意点を整理します。

指定校推薦のメリット

  • 校内選考を通過すれば合格可能性が高い
  • 競争相手が校内に限られる

指定校推薦の注意点

  • 専願が多く、合格後の辞退ができない場合が多い
  • 高校に枠がないと受験できない
  • 校内選考で落ちることがある
  • 評定・欠席日数・生活態度の影響が大きい

公募推薦のメリット

  • 評定・欠席日数・生活態度の影響が大きい指定校がなくても出願できる 
  • 大学によっては併願が可能

公募推薦の注意点

  • 全国の受験生がライバルになり競争が激しい 
  • 大学ごとに条件や試験内容の差が大きい 
  • 書類・面接・小論文など準備量が多くなりやすい

このように、同じ推薦でも仕組みは大きく異なります。

自分の状況や志望校に応じて、どの方式が適しているかを見極める必要があります。

学校推薦型選抜のスケジュール

学校推薦型選抜は、出願や合格発表の時期がある程度決まっています。

  • 出願開始:原則11月1日以降
  • 合格発表:原則12月1日以降

一方で、指定校推薦はこれより前に動きます。

  • 夏休み前後:大学から高校へ推薦枠が提示される
  • 夏休み明け:校内選考が実施される
  • 秋頃:出願準備・書類作成

スケジュール管理のポイントは以下の通りです。

  • 校内選考の時期を早めに把握する
  • 評定平均は高1から影響するため計画的に維持する
  • 書類や面接対策は出願直前では間に合わない

学校推薦型選抜は「早く動いた人が有利」な入試です。

制度とスケジュールを理解したうえで、余裕をもって準備を進めることが重要です。

学校推薦型選抜に受かる人の特徴

受かる人の特徴

学校推薦型選抜では、学力試験の点数だけで合否が決まるわけではありません。

評定平均や活動実績に加え、志望理由や人物面まで含めて総合的に評価されます。

そのため、合格しやすい人にはいくつかの共通点があります。

ここでは代表的な特徴を整理します。

評定平均が高い

学校推薦型選抜では、評定平均が出願条件かつ重要な評価基準になります。

  • 出願条件として最低ラインが設定されている
  • 指定校推薦では校内選考の判断材料になる
  • 同条件の志願者がいる場合、評定の差で決まることがある

日頃の授業態度や定期テストの積み重ねがそのまま反映されるため、早い段階から安定して成績を維持している人が有利になります。

自己PRや志望理由が明確かつ一貫している

一貫している

学校推薦型選抜では、「何をしてきたか」だけでなく、「なぜそう考えたか」「将来どうつなげるか」まで問われます。

評価されやすいポイントは以下の通りです。

  • 経験 → 学び → 志望理由 の流れがつながっている
  • 自分の強みや価値観が具体的に説明できている
  • 大学で学びたい内容と将来の目標が結びついている

例えば、活動経験についても、

  • どんな課題があったか
  • どう工夫して乗り越えたか
  • そこから何を学んだか

まで言語化できていると、内容に説得力が生まれます。

単なる実績の羅列ではなく、「考え方」と「行動」が一貫していることが評価につながります。

大学のアドミッションポリシーに合った活動実績がある

学校推薦型選抜では、大学が求める人物像に合っているかが重視されます。

  • 主体性を重視する大学 → 探究活動・課題研究の経験
  • 協働性を重視する大学 → 部活動・チーム活動の経験
  • 社会貢献を重視する大学 → ボランティア・地域活動

このように、大学の方針と自分の経験が一致していると評価されやすくなります。

単に活動量が多いかではなく、「大学の方向性と合っているか」が判断基準になります。

書類・面接・小論文の準備を早く始めている

準備を早く始めている

学校推薦型選抜は準備量が多いため、早く動いた人が有利になります。

  • 志望理由書の作成と添削を繰り返している
  • 面接練習を事前に行い、受け答えを整理している
  • 小論文や基礎学力対策を早めに開始している

特に書類は一度で完成することは少なく、複数回の修正を前提に進める必要があります。

準備期間の長さが、そのまま完成度の差につながります。

学校の先生としっかり連携できている

学校推薦型選抜では、高校側のサポートが合否に影響します。

  • 志望理由書の添削を受けている
  • 面接練習を繰り返している
  • 出願戦略について相談している

特に指定校推薦では、校内選考を通過できるかが最初の関門になります。

  • 普段の生活態度や提出物の状況
  • 先生との信頼関係
  • 推薦に値する人物かどうか

といった点も見られるため、日頃からの関係性が重要になります。

学校推薦型選抜で合格する人は、単に成績が良いだけではなく、

「準備の質」と「一貫した志望理由」を持っている点が共通しています。

学校推薦型選抜に落ちる人の特徴

落ちる人の特徴

学校推薦型選抜は人物評価を重視する入試方式ですが、誰でも合格できるわけではありません。

高校での成績や活動実績、志望理由などを総合的に評価したうえで合否が判断されます。

まず指定校推薦の場合は、校内選考で合格することが必要です。

その後、指定校推薦による大学受験まで到達できれば、基本的には合格となります。

一方、公募推薦は高校長に推薦され大学の出願要件を満たせば、誰でも出願することができます。

しかし、他校の生徒とも競争の上で選抜されるので、合格できるかどうかはわかりません。

この違いを前提とした上で、落ちる人の特徴を解説します。

評定平均が低い

学校推薦型選抜では、高校の評定平均が重要な判断材料になります。

多くの大学では出願条件として評定平均の基準が設定されており、基準を満たしていない場合は出願自体ができないこともあります。

また、基準を満たしていたとしても、同じ大学を志望する生徒が複数いる場合には、評定平均が高い人が優先されることが多くあります。

日頃の授業態度や定期テストの結果が評定に影響するため、早い段階から安定した成績を維持することが大切です。

活動実績がないまたはうまく言語化できていない

言語化できていない

学校推薦型選抜では、学力だけでなく「これまでどのように行動してきたか」が評価されます。

そのため、活動経験が少ない場合は、自己PRや志望理由で伝えられる材料が不足しやすくなります。

評価対象となる活動は、学校内に限りません。

  • 部活動・生徒会活動
  • 探究学習・課題研究
  • 校内ボランティア活動
  • 学外のボランティア活動
  • 学外サークル・地域活動・イベント参加

また大学側が見ているのは、単なる「実績の大きさ」ではありません。

観点
評価されるポイント
主体性
自分から行動しているか
継続性
一定期間取り組んでいるか
学び
経験から何を得たか
接続
大学での学びにつながっているか

活動実績が弱く見えてしまうケースには、以下のような特徴があります。

  • 取り組みの期間が短い
  • 受け身で参加しているだけ
  • 何を学んだのか説明できない
  • 志望理由と活動内容がつながっていない

一方で、目立つ実績がなくても評価されるケースもあります。

  • 日常の活動を継続している(例:部活動を3年間継続)
  • 小さな経験でも具体的に語れる
  • 学びを志望理由につなげられている

重要なのは、「何をしたか」ではなく「どう取り組み、何を得たか」です。

これまでの経験を整理し、大学での学びと結びつけて説明できるかが評価の分かれ目になります。

志望動機が不明確である

学校推薦型選抜では、「なぜこの大学なのか」が明確であるかが重要な評価ポイントになります。

志望理由書や面接では必ず問われるため、内容が曖昧だと評価は伸びにくくなります。

まず、評価が下がりやすい志望動機の特徴を整理します。

  • どの大学にも当てはまる内容になっている
  • 「家から近い」「なんとなく興味がある」など理由が浅い
  • 学部・学科の内容と結びついていない
  • 将来の進路とつながっていない

志望動機は、以下の観点まで具体化する必要があります。

  • なぜその大学なのか
  • なぜその学部・学科なのか
  • 入学後に何を学びたいのか
  • 将来にどうつなげたいのか

大学のカリキュラムや研究内容を調べ、自分の経験や関心と結びつけて説明することが求められます。

特に指定校推薦では、志望動機の明確さが校内選考の段階から重視されます。

  • 指定校推薦は高校と大学の信頼関係のもとで成り立っている
  • 推薦された生徒は、原則として合格する前提で扱われる
  • 入学後に退学や問題行動があると、その信頼関係に影響する

そのため高校側は、「確実に進学し、継続して学べる生徒か」を慎重に判断します。

このとき、志望動機が不明確だと以下のように評価されます。

  • 学習意欲が不十分と判断される
  • 入学後のミスマッチが懸念される<
  • 継続して学ぶ意思が弱いと見なされる

結果として、成績が上位であっても校内選考を通過できない場合があります。

逆に、志望動機が明確であれば、成績がやや下位でも評価されるケースがあります。

志望動機は「形式的に書くもの」ではなく、選考全体の軸となる要素です。

内容の具体性と一貫性を高めることが、合格に直結します。

面接や小論文の対策が不足している

対策が不足している

学校推薦型選抜では、面接や小論文が評価の中心になることが多く、対策不足はそのまま不合格につながります。

よくある課題は以下の通りです。

  • 面接で結論から答えられない
  • 志望理由や自己PRが一貫していない
  • 深掘り質問に対応できない
  • 小論文で構成(序論・本論・結論)が崩れている
  • 自分の意見が抽象的で具体性に欠ける

特に面接は「準備していない内容」を問われることも多く、その場で考えて答える力が求められます。

また、小論文は書き方の型を知らないまま臨むと評価が伸びにくくなります。

書いて添削を受ける、面接練習を繰り返すといった事前準備の量が、そのまま結果に影響します。

受験する大学・学部・学科の選考方法を把握できていない

学校推薦型選抜は、大学ごとに出願条件や選考内容が大きく異なります。

この違いを理解しないまま受験すると、対策が的外れになる可能性があります。

確認すべき主なポイントは以下の通りです。

  • 面接のみか、小論文・プレゼンがあるか
  • 基礎学力検査や英語・国語の試験があるか
  • 志望理由書や課題レポートの提出が必要か
  • 評定平均や欠席日数の条件

例えば、小論文が課される大学で対策をしていなければ、それだけで不利になります。

逆に、面接重視の大学では受け答えの完成度が合否を左右します。

募集要項を事前に読み込み、「何が評価される入試なのか」を正確に把握したうえで対策を進めることが必要です。

学校推薦型選抜の大学別の特徴(国公立・私立)

大学別の特徴

学校推薦型選抜は大学によって制度や募集人数、合格率が大きく異なります。

一般入試と比べて合格しやすいといわれることもありますが、すべての大学が同じ難易度というわけではありません。

特に、国公立大学と私立大学では推薦制度の仕組みが大きく異なります。

国公立大学の学校推薦型選抜は主に公募推薦の形式で実施され、私立大学では指定校推薦と公募推薦の両方が実施されていることが多いです。

ここでは大学の種類ごとの特徴を整理して解説します。

国公立大学の指定校推薦

国公立大学では、私立大学のような指定校推薦は基本的に実施されておらず、学校推薦型選抜は全国の高校から出願できる公募推薦形式が中心です。

ただし、一部の国公立大学は、指定校推薦を実施しています。

志望する大学が実施しているか、確認してみてください。

国公立大学の公募推薦(学校推薦型選抜制度)

国公立大学の公募推薦(学校推薦型選抜制度)

国公立大学では、学校推薦型選抜は全国の高校から出願できる公募推薦形式が中心になります。

そのため、校内選考だけで決まるわけではなく、大学の選考で不合格になることもあります。

項目
内容
募集人数
一般入試に比べて少ない
主な選考方法
面接、小論文、書類審査、共通テストが必要な場合もある
評価ポイント
学力・人物・活動実績などを総合評価
特徴
学力要素が比較的強く、倍率が高い場合もある

国公立大学の学校推薦型選抜は、推薦とはいえ学力も重視される傾向があります。

共通テストが必要な大学も多く、一般入試に近い対策が必要になる場合もあります。

私立大学の指定校推薦

私立大学の指定校推薦は、大学が特定の高校に推薦枠を与える制度です。

校内選考を通過すればほぼ合格が決まります。

項目
内容
募集人数
人数制限あり
主な選考方法
面接、小論文、書類審査※大学ごと異なる
難易度
校内選考が最も重要
特徴
校内選考通過=合格にかなり近い

私立大学の指定校推薦は、大学の試験よりも高校内の選考の方が重要であり、校内選考を通過できるかどうかが最大のポイントになります。

私立大学の公募推薦

私立大学の公募推薦

私立大学の公募推薦は、全国の高校生が出願できる推薦制度で、指定校推薦よりも入試難易度は高いです。

大学によっては基礎学力試験が課される場合もあります。

項目
内容
募集人数
人数制限なし
主な選考方法
面接、小論文、基礎学力試験、書類審査
難易度
指定校推薦より高い
特徴
他校の受験生との競争になる

私立大学の公募推薦は、指定校推薦のように校内で決まるわけではなく、大学側で選考が行われるため、不合格になるケースもあります。

受かるための具体的な対策

具体的な対策

学校推薦型選抜で合格するためには、早い段階から計画的に準備を進めることが大切です。

評定平均を上げるための学習、志望理由書の作成、面接対策など、対策すべきポイントはいくつかあります。

これらをバランスよく準備しておくことで、合格の可能性を高めることができます。

ここでは、学校推薦型選抜で受かるために押さえておきたい具体的な対策を解説します。

参考:公募推薦(学校推薦型選抜)の対策はいつから始めるべき?効果的な勉強方法や受かる人の特徴も詳しく解説​

評定を上げるための学習方法

学校推薦型選抜では、評定平均が出願条件や合否に影響するため、日々の学習習慣が重要になります。

評定は主に以下の要素で評価されます。

  • 定期テストの結果
  • 授業態度や発言
  • 提出物の完成度と期限遵守
  • 小テストや課題への取り組み

これらを踏まえ、具体的な対策を整理すると次の通りです。

  • テスト2週間前から学校ワークに取り組む
  • 学校ワークは最低2周する(1周目で理解、2周目で定着)
  • 提出物は締切当日ではなく、2日前までに終える
  • 授業プリントや小テストはその日のうちに見直す
  • 授業中は板書だけでなく、要点を意識して聞く

テスト前だけの対策ではなく、「日々の復習+計画的なテスト準備」を継続することが、評定平均の向上につながります。

志望理由書の作成ポイント

志望理由書

志望理由書は、学校推薦型選抜で重視される評価項目です。

内容に一貫性があり、「なぜその大学なのか」が明確に伝わるかがポイントになります。

基本の構成は、以下の流れで整理すると書きやすくなります。

  • 結論:なぜその大学・学部を志望するのか
  • きっかけ:興味を持った経験や出来事
  • 大学の理由:その大学で学びたい具体的な内容(カリキュラム・研究分野など)
  • 入学後:入学後に取り組みたいこと
  • 将来:学びをどのように活かしたいか

このように、「過去(きっかけ)→現在(志望理由)→未来(入学後・将来)」の流れで書くと、内容に一貫性が生まれます。

また、大学ごとの特徴を踏まえた具体性も重要です。

  • 学部のカリキュラム
  • ゼミや研究内容
  • 大学の方針(アドミッションポリシー)

これらを調べたうえで、自分の経験や考えと結びつけて説明することで、説得力のある志望理由書になります。

自己PR・活動報告のまとめ方

自己PRや活動報告では、「何をしたか」だけでなく、その過程や学びまで具体的に伝えることが重要です。

結果だけを書くと内容が浅く見えるため、プロセスを整理して書く必要があります。

基本は、以下の流れでまとめると伝わりやすくなります。

  • 何をしたか:部活動・生徒会・ボランティア・探究活動などの内容
  • 何が大変だったか:課題や困難、うまくいかなかった点
  • どう工夫したか:課題に対して自分が取った行動や改善策
  • 何を学んだか:経験を通して得た考えや成長

例えば、「部活動を頑張った」だけでは評価されにくく、「どんな課題に対して、どのように考え行動し、その結果何を得たのか」まで説明することが求められます。

また、複数の活動を書く場合でも、すべてを浅く書くのではなく、1〜2つに絞って深く掘り下げた方が内容に説得力が出ます。

面接対策

面接対策

学校推薦型選抜では、多くの大学で面接が実施されます。

内容の正確さに加えて、「簡潔に分かりやすく話せるか」が評価のポイントになります。

まずは、よく聞かれる質問を押さえておくことが重要です。

  • なぜこの大学・学部なのか
  • 高校で頑張ったこと
  • 入学後に学びたいこと
  • 将来の目標

これらの質問には、「結論 → 理由 → 具体例」の順で短く答える練習を行います。

例えば、「高校で頑張ったこと」であれば、

  • 結論:何に取り組んだのか
  • 理由:なぜその活動に力を入れたのか
  • 具体例:どんな課題があり、どう行動したのか

という流れで整理すると、伝わりやすくなります。

また、事前に回答を用意するだけでなく、実際に声に出して練習することが重要です。

学校の先生に模擬面接を依頼し、回答の分かりやすさや話し方についてフィードバックを受けると改善しやすくなります。

面接では、話す内容だけでなく、姿勢や表情、話すスピードも見られます。

本番で落ち着いて受け答えできるよう、繰り返し練習しておくことが必要です。

小論文・学力試験がある場合の対策

学校推薦型選抜でも、小論文や基礎学力試験が課される大学があります。

書類や面接対策に加えて、これらの対策も並行して進める必要があります。

小論文では、「知識量」だけでなく、「論理的に考え、分かりやすく表現できるか」が評価されます。

そのため、単に文章を書く練習をするのではなく、基本的な構成を理解した上で練習することが重要です。

基本の構成は以下の通りです。

  • 序論:テーマに対する自分の立場(結論)を示す
  • 本論:理由や具体例を挙げて主張を説明する
  • 結論:全体をまとめ、主張を再確認する

まずは過去問や類似テーマを使い、「制限時間内に書き切る練習」を行います。

書いた後は、内容の一貫性や論理の飛躍がないかを確認し、先生に添削を依頼して改善していきます。

また、頻出テーマ(教育・環境・医療・国際問題など)については、自分の意見を持てるようにしておくことも必要です。

日頃からニュースや解説記事に触れ、背景知識を整理しておくと、具体例に説得力が出ます。

一方、学力試験がある場合は、一般選抜ほどの難易度ではないものの、基礎力が問われます。

特に英語や国語は、多くの大学で出題されやすいため、教科書レベルの内容を確実に理解しておくことが重要です。

具体的な対策としては以下の通りです。

  • 教科書・基礎問題集を中心に復習する
  • 過去問や類題で出題形式に慣れる
  • 苦手分野を早めに特定し、重点的に対策する

直前期に一気に仕上げるのではなく、志望理由書や面接対策と並行して、継続的に取り組むことがポイントです。

小論文・学力試験はいずれも短期間での対策が難しいため、早めに着手し、添削や演習を繰り返しながら精度を高めていくことが求められます。

出願までのスケジュール管理

学校推薦型選抜では、出願までの準備期間が限られているため、スケジュール管理が重要になります。

直前にまとめて対策するのではなく、時期ごとにやるべきことを整理して進める必要があります。

主な流れは以下の通りです。

  • 高校1〜2年:評定平均を意識した学習、活動実績づくり
  • 高校3年春:志望校の選定、募集要項の確認
  • 高校3年夏:志望理由書の作成、面接・小論文の基礎対策
  • 夏休み明け:指定校推薦の校内選考(ある場合)
  • 秋(9〜11月):出願・選考(面接、小論文など)

特に重要なのは、募集要項を早めに確認することです。

  • 評定平均の条件
  • 欠席日数の基準
  • 必要書類(志望理由書・活動報告書など)
  • 選考方法(面接・小論文・学力試験など)

これらを把握していないと、対策が遅れたり、出願できないケースもあります。

また、志望理由書の作成や面接対策は短期間で仕上がるものではないため、遅くとも高校3年の夏までには着手しておく必要があります。

スケジュールを逆算し、「いつまでに何を終えるか」を明確にして準備を進めることが、合格につながります。

学校推薦型選抜に落ちた時の対策

落ちた時の対策

学校推薦型選抜は「指定校推薦」と「公募推薦」で仕組みが異なり、結果が出る時期も比較的早い入試です。

そのため、不合格だった場合はすぐに次の行動に移ることが重要になります。

ここでは、落ちた後に取るべき対策を整理します。

参考:大学の公募推薦(学校推薦型選抜)入試で落ちたらどうすればいい?​

落ちた原因を整理する

まず行うべきことは、不合格の原因を具体的に整理することです。

振り返りのポイントは以下の通りです。

  • 志望理由が浅くなっていなかったか
  • 大学・学部研究が不足していなかったか
  • 面接で質問に的確に答えられていたか
  • 小論文や試験対策が不足していなかったか
  • 出願校のレベルや方針と合っていたか

原因は1〜3個程度に絞ることが重要です。

反省点を増やしすぎると、次の対策が曖昧になります。

総合型選抜に切り替える

総合型選抜に切り替える

推薦で不合格だった場合でも、総合型選抜に切り替えるという選択肢があります。

総合型選抜は、以下のような要素で評価されます。

  • 志望理由書
  • 活動実績
  • 面接
  • 小論文・プレゼンテーション

学校推薦型選抜の対策で準備した内容は、そのまま活用できるケースが多いです。

  • 自己PR
  • 志望理由
  • 活動実績

ただし、大学ごとに課題や選考方法が大きく異なるため、

  • 課題レポートの有無
  • プレゼンの有無
  • 提出書類の種類

などを募集要項で確認し、対策を進める必要があります。

一般選抜に切り替える

一般選抜に切り替える場合は、早めに学力対策へ軸を移す必要があります。

主な対策は以下の通りです。

  • 英語・国語・数学など主要科目の基礎固め
  • 志望校の過去問で出題傾向を把握
  • 苦手科目の洗い出しと克服
  • 模試で現在地を確認
  • 共通テスト対策(必要な場合)

推薦対策中心だった場合、学力対策が遅れていることも多いため、優先順位を明確にして取り組むことが重要です。

別日程の学校推薦型選抜を検討する

別日程

学校推薦型選抜は、大学や方式によって出願時期が異なります。

そのため、別日程で再度推薦に挑戦できる場合もあります。

確認すべきポイントは以下の通りです。

  • 他大学の公募推薦の出願時期
  • 同一大学内の別方式・別日程<
  • 出願条件(評定・欠席日数など)

特に公募推薦は複数校に出願できるケースもあるため、選択肢を広げることが可能です。

学校推薦型選抜に落ちた場合は、落ち込む時間を長く取りすぎず、「原因の整理 → 次の入試方式の決定 → 対策開始」という流れで動くことが重要です。

よくある質問

faq

学校推薦型選抜について調べていると、「学校推薦型選抜で落ちてしまうこともあるのか」「自分は向いているのか」といった疑問を持つ人も多いでしょう。

学校推薦型選抜は一般入試とは評価基準が異なるため、合格する人にはいくつか共通する特徴があります。

ここでは、学校推薦型選抜のよくある質問について解説します。

学校推薦型選抜で落ちる確率は?

学校推薦型選抜で落ちる確率は、「指定校推薦」と「公募推薦」で大きく異なります。

指定校推薦の場合は、校内選考を通過した時点でほぼ進路が決まるといわれています。

大学はその高校からの推薦を信頼しているため、出願後に不合格になるケースは非常に少ないのが一般的です。

ただし、まったく落ちないわけではありません。

面接での態度に問題があったり、志望理由が不十分だったり、出願後に大きな問題行動を起こしたりすると、例外的に不合格になる可能性もあります。

そのため、校内選考を通った後も油断せず、面接や書類の準備をしっかり行うことが重要です。

一方、公募推薦は全国の高校生が出願でき、大学側の選考によって合否が決まるため、不合格になることもあります。

倍率は大学や学部によって異なり、人気学部では不合格になる可能性も十分あります。

このように、学校推薦型選抜の合格可能性は、指定校推薦は非常に高く、公募推薦は倍率によって左右される点を理解しておくことが大切です。

学校推薦型選抜は併願できる?

学校推薦型選抜は、指定校推薦と公募推薦で併願のルールが大きく異なります。

まず、指定校推薦はほとんどの場合「専願」となっており、合格した場合は必ずその大学に進学することが条件になっています。

そのため、指定校推薦に出願して合格した場合、他の大学を受験することは基本的にできません。

高校と大学の信頼関係で成り立っている制度のため、合格後に辞退することは原則認められていません。

一方、公募推薦は大学によって異なりますが、併願が可能な場合も多く、他の大学の推薦入試や一般入試を受験できるケースもあります。

ただし、公募推薦でも専願制としている大学もあるため、必ず併願できるとは限りません。

出願を検討している大学の募集要項を確認し、「専願」「併願可」のどちらなのかを事前に確認しておくことが重要です。

まとめ

まとめ

本記事では、学校推薦型選抜について、受かる人の特徴や合格するための対策などの観点から解説しました。

解説した中でも、学校推薦型選抜で合格しやすい人の特徴について重要なポイントを最後に整理します。

  • 学力試験だけでなく、成績・人物評価・活動実績が総合的に評価される
  • 評定平均が高く、安定した学業成績を維持している人は有利
  • 部活動や生徒会、探究活動に主体的に取り組んだ経験が評価される
  • 志望理由や将来の目標が明確で、大学で学びたい内容を具体的に説明できる人は評価される
  • 大学のアドミッションポリシーを理解し、自分の経験や目標と結びつけて説明できることが重要
  • 志望理由書や面接では、自分の経験や学びを論理的に伝える力が求められる
  • 早い段階から評定・活動・進路研究の準備を進めている人ほど合格に近づきやすい

学校推薦型選抜は、日頃の学校生活の積み重ねが評価される入試方式です。

成績だけでなく、自分の経験や将来の目標をしっかり整理して準備することが合格への近道になります。

本記事が、学校推薦型選抜を検討している受験生や保護者にとって、進路選択や受験準備を進める際の参考になれば幸いです。

この記事の監修者

竹内 健登

竹内 健登

東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。


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