作成日: 2026/2/11 更新日:2026/2/11
公募推薦(学校推薦型選抜)の対策はいつから始めるべき?効果的な勉強方法や受かる人の特徴も詳しく解説

「公募推薦(学校推薦型選抜)の勉強は必要?」
「公募推薦(学校推薦型選抜)の対策はいつから始めるべき?」
このような疑問に思っている学生も多いのではないでしょうか。
公募推薦(学校推薦型選抜)の対策は必要であり、早期の準備が合否を左右します。
本記事では、公募推薦(学校推薦型選抜)の対策を始める最適な時期や、効果的な勉強方法を詳しく解説します。
公募推薦(学校推薦型選抜)で大学進学を検討している学生は、ぜひ参考にしてください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
- 1 公募推薦とは
- 2 公募推薦(学校推薦型選抜)の対策はいつから始めるべき?
- 3 公募推薦(学校推薦型選抜)のスケジュール
- 4 効果的な対策
- 4-1 評定平均を上げる
- 4-2 大学調査や自己分析で志望理由を明確にする
- 4-3 志望理由書や自己推薦書の精度を上げる
- 4-4 早い段階で小論文・面接の練習を始める
- 4-5 部活動や生徒会などの課外活動にも取り組む
- 4-6 英検2級以上を取得する
- 4-7 公募推薦(学校推薦型選抜)の対策塾に通う
- 5 公募推薦(学校推薦型選抜)で合格する人の特徴
- 6 公募推薦(学校推薦型選抜)で落ちやすい人の特徴
- 7 よくある質問
- 7-1 公募推薦で必要な評定平均は?
- 7-2 高校3年生から対策しても間に合う?
- 7-3 評定平均がギリギリでも合格できる?
- 7-4 公募推薦で落ちる確率はどれくらい?
- 7-5 過去問対策はいつから取り組むべき?
- 7-6 公募推薦で落ちたらどうすればいい?
- 7-7 公募推薦と一般入試の勉強は同時に行う?
- 8 まとめ
公募推薦とは

公募推薦とは、学校長の推薦を受けて出願し、書類・面接・小論文などの結果を総合的に評価して合否を判定する入試方式です。
大学が定める出願条件を満たしていれば応募できます。
一般選抜のように筆記試験の点数のみで合否が決まるのではなく、高校での学習成績や活動実績、志望理由などを含めて評価される点が特徴です。
多くの大学では、出願時に評定平均の基準を設けています。
また、志望理由書や面接を通じて、学部・学科への適性や入学後の学習意欲が確認されます。
選考時期は秋ごろが中心で、一般選抜より早く結果が出る入試方式として位置づけられています。
公募推薦の特徴
公募推薦では、次のような要素を組み合わせて評価が行われます。
評価項目 | 内容 |
評定平均 | 高校3年間の通知表の成績。出願基準として「3.5以上」などの条件が設定される場合が多い |
志望理由書・自己推薦書 | 志望動機や学びたい内容、高校での取り組み、将来の目標などを記述する書類 |
面接 | 志望理由や進学意欲、学校生活についての質疑応答 |
小論文・作文・課題レポート | 思考力や表現力、学部への関心を確認するための試験 |
その他 | 基礎学力検査(英語・国語など)、プレゼン、グループディスカッション、口頭試問などが実施される場合もある |
大学や学部によって選考方法は異なります。
書類と面接のみで評価するケースもあれば、基礎学力検査を加えて学力面も確認するケースもあります。
志望校ごとの募集要項を確認し、必要な対策を整理しておくことが重要です。
また、公募推薦は1校だけでなく複数校に出願できる場合もあります。
出願時期や試験内容が重なることもあるため、日程管理も必要になります。
指定校推薦との違い

公募推薦と指定校推薦は同じ「推薦入試」という名称でまとめて理解されることがありますが、制度の仕組みは異なります。
主な違いは次の通りです。
- 公募推薦:大学が広く出願を受け付ける方式。出願条件を満たせば応募できる
- 指定校推薦:大学が特定の高校に推薦枠を与える方式。校内選考を通過した生徒のみ出願できる
- 公募推薦は他校の受験生と同じ条件で選考される
- 指定校推薦は校内での成績や生活態度などをもとに推薦者が決まる
- 指定校推薦は募集人数が限られている
指定校推薦は高校ごとに推薦できる人数が決まっており、校内選考の段階で競争が生じます。
一方、公募推薦は人数枠が固定されていないため、条件を満たしていれば出願できます。
ただし、全国から志願者が集まるため、大学側の選考はより厳しく行われます。
また、指定校推薦は合格後の辞退が認められない場合が多いのに対し、公募推薦は大学によって専願制と併願可のものに分かれます。
公募推薦のメリット・デメリット
公募推薦には、一般選抜とは異なる利点と注意点があります。
メリット
- 一般選抜より早い時期に合否が決まる
- 評定平均や部活動、資格取得などの実績を評価に反映できる
- 小論文や面接などで意欲を示す機会がある
- 基礎学力検査のみの評価にならない
デメリット
- 評定平均が出願基準に達していないと受験できない
- 志望理由書や面接対策など準備する項目が多い
- 大学ごとに試験内容が異なるため個別対策が必要になる
- 不合格の場合は一般選抜の勉強を続ける必要がある
公募推薦は、成績だけでなく人物面や志望動機も含めて評価される入試方式です。
出願条件や選考内容は大学ごとに差があるため、早い段階で制度を理解し、必要な準備を整理しておくことが求められます。
公募推薦(学校推薦型選抜)の対策はいつから始めるべき?

公募推薦(学校推薦型選抜)の対策は、高校2年生の2学期ごろから意識して始めるのが一つの目安です。
評価は学力試験だけでなく、評定平均、志望理由書、面接、小論文、活動実績などを含めて総合的に行われます。
短期間の準備では対応しにくい入試方式です。
特に評定平均は日々の授業態度や定期テストの積み重ねで決まるため、直前の対策で大きく伸ばすことは難しい項目です。
早い時期から継続して準備を進めた人ほど有利になりやすい傾向があります。
短期間での対策が難しい理由
公募推薦は、一つの試験だけで評価が決まる入試ではありません。
次のような要素は時間をかけて積み上げる必要があります。
- 評定平均は一度下がると大きく上げにくい
- 課外活動や探究活動は継続期間が評価に影響する
- 志望理由書は書き直しを重ねることで完成度が上がる
- 面接や小論文は練習回数によって安定してくる
それぞれの理由を具体的に整理します。
評定平均は後から上げづらい
評定平均は高校1年生からの成績が積み重なって算出されます。
高校3年生になってから成績を上げても、全体の平均値は大きく変わりにくいのが実情です。
また、多くの大学では出願条件として評定平均の基準が設定されています。
基準に届かなければ出願自体ができないため、早い段階から意識して成績を維持する必要があります。
課外活動・探究活動は中長期で評価される
部活動、生徒会活動、ボランティア、探究学習などは、継続して取り組んだ期間や内容が重視されます。
短期間の活動では、志望理由書や面接で説明できる材料が少なくなります。
高校1年生から取り組んできた経験があると、活動の背景や学んだことを具体的に説明しやすくなります。
志望理由書は「書き直し回数」で完成度が変わる
志望理由書は一度書いて完成するものではありません。
添削を受けて書き直すことで、内容が整理されていきます。
- 志望動機の明確化
- 将来の目標とのつながり
- 大学・学部を選んだ理由
これらを言語化するには時間がかかるため、早めに準備を始めるほど精度が上がります。
面接・小論文は「慣れ」で伸びる
面接は受け答えの練習を重ねることで、話す内容や表現が安定してきます。
小論文も書く回数を重ねることで、構成や時間配分が身についていきます。
短期間でも対策は可能ですが、回数を重ねた人の方が本番で力を発揮しやすくなります。
高1~高2前半でやっておきたいこと

早い段階からの積み重ねが評価に影響します。
次の点は、特に意識しておきたい基本事項です。
- 定期テスト対策を行い、評定平均を維持する
- 欠席や遅刻を減らし、学校生活の記録を整える
- 部活動や委員会、ボランティアなどに継続して参加する
- 興味のある分野を広く調べておく
この時期は、入試対策というよりも高校生活の積み重ねがそのまま評価材料になります。
高3の4~6月にやっておきたいこと
出願準備が本格化する前に、方向性を固める時期です。
- 志望校・学部を絞る
- 各大学の募集要項を確認する
- オープンキャンパスの日程を確認し、予約する
- 自己分析を行う
- 大学や学部の学びの内容を調べる
この段階で志望先をある程度決めておくと、志望理由書の作成が進めやすくなります。
高3の7~9月にやっておきたいこと

出願に向けて、書類と試験対策を仕上げていく時期です。
- 志望理由書を完成させる
- 小論文の構成や書き方の型を固める
- 面接練習を繰り返す
- 出願書類の準備を進める
この時期は提出期限が近づくため、修正や練習に使える時間は限られます。
高2までに土台を作っておくと、余裕を持って準備を進められます。
公募推薦は短期集中の対策よりも、早い時期からの積み重ねが結果に影響しやすい入試方式です。
高校2年生の段階から準備を意識しておくと、高校3年生での負担を減らすことにつながります。
公募推薦(学校推薦型選抜)のスケジュール

公募推薦(学校推薦型選抜)は、一般選抜よりも早い時期に出願や試験が行われる入試方式です。
高校3年生の夏ごろから具体的な準備が進み、秋から冬にかけて出願・試験・合格発表が続きます。
年間の流れを把握しておくことで、対策の時期を判断しやすくなります。
時期ごとの流れ
以下は、公募推薦の主な流れを表にまとめたものです。
時期 | 主な動き、内容 |
高校2年生〜高校3年前半 | 定期テストや提出物を重視し、評定平均を意識した学習を続ける。志望分野や大学について情報収集を始める。オープンキャンパスや大学説明会に参加する |
高校3年生 6〜7月頃 | 各大学の募集要項が公開される。評定平均の条件、その他の出願条件、併願できるか/専願か、試験内容、提出書類、日程を確認する。志望校を具体的に絞り込む |
高校3年生 8〜9月頃 | 志望理由書の作成・添削を開始する。面接対策・小論文対策を本格化する |
高校3年生 10月頃 | 出願書類の最終確認と準備を進める。大学ごとの提出期限に合わせて対応する |
高校3年生 11月頃 | 出願書類を提出し、面接試験・小論文・基礎学力検査などを受験する |
高校3年生 12月頃 | 合格発表。合格した場合は入学手続きを行う |
公募推薦では、11月に「出願と試験」、12月に「合格発表と入学手続き」という流れになるケースが多く見られます。
共通テストを利用する方式の場合

学校推薦型選抜の中には、大学入学共通テストの結果を利用する方式もあります。
この場合は試験日程が後ろにずれ、合格発表が2月ごろになることもあります。
志望校の選考方法によってスケジュールが変わるため、募集要項の確認が必要です。
入学手続きの注意点
合格発表後は、短期間で入学手続きを求められることがあります。
- 入学手続き書類の提出
- 入学金などの納入
これらを合格発表から数日〜2週間程度で求められる場合もあります。
期限を過ぎると入学資格を失うため、事前に流れを把握しておく必要があります。
なお、公募推薦は指定校推薦とは異なり、校内で人数枠を争う選考が行われるケースは多くありません。
学校長の推薦を得る手続きは必要ですが、基本的には大学側の基準を満たしていれば出願が可能です。
効果的な対策

公募推薦(学校推薦型選抜)は、学力試験だけでなく、評定平均、提出書類、面接、小論文、課外活動などを含めて総合的に評価されます。
一般選抜とは異なる準備が必要になるため、対策の方向性を早めに整理しておくことが重要です。
ここでは、合格に向けて押さえておきたい主な対策を7つに分けて解説します。
評定平均を上げる
多くの大学では、出願条件として評定平均の基準が設定されています。
日頃の授業態度や定期テストの結果がそのまま評価につながるため、基本的な学校生活の積み重ねが重要になります。
取り組み | 具体的な内容 |
授業態度 | 授業を集中して受ける、発言や提出物を丁寧に行う |
定期テスト対策 | テスト前に計画的に復習する、苦手科目を放置しない |
提出物 | 期限内に提出する、内容を丁寧に仕上げる |
生活面 | 欠席・遅刻を減らす |
高校1・2年生の成績も評価対象になることが多いため、高3から急に成績を上げるのは難しい傾向があります。
早い段階から継続して取り組むことが必要です。
大学調査や自己分析で志望理由を明確にする

説得力のある志望理由を作るには、大学調査と自己分析の両方が必要です。
大学側の特徴と自分の経験を結びつけることで、内容に具体性が出ます。
大学調査で確認したい点
- 学部の学び(何を、どう学ぶか)
- 授業・ゼミ・研究テーマ(「〇〇を学びたい」の根拠になる)
- 学びの強み(実習、資格、留学、地域連携、就職支援など)
- 求める学生像(アドミッション・ポリシー)
- 卒業後の進路(将来の話につながる)
自己分析で整理したい点
- 高校で頑張ったこと(部活・委員会・勉強・家庭のことなど)
- その中で工夫したこと
- 失敗して改善した経験
- 将来気になる仕事やテーマ
これらを整理しておくと、「なぜこの大学か」を説明しやすくなります。
志望理由書や自己推薦書の精度を上げる
志望理由書や自己推薦書は、選考の中でも重視される書類です。
大学調査の内容と自分の経験を組み合わせて書く必要があります。
よくある「落ちる志望理由」の例
- どの大学にも使える内容になっている
- 「学びたい」だけで、何をどう学ぶかが書かれていない
- 将来の話が「役に立てたい」で止まっている
- 自分の話ばかりで大学の特徴に触れていない(逆も同様)
書き上げた後は、第三者の視点での確認が必要です。
添削を受ける相手の候補は次の通りです。
- 担任・進路指導の先生
- 国語の先生
- 塾の先生
- 推薦入試を経験した先輩
書き直しの回数が増えるほど、文章の説得力が上がります。
早い段階で小論文・面接の練習を始める

小論文と面接は、練習量によって安定感が変わる分野です。
基本的な型を理解し、繰り返し練習することが必要です。
小論文の基本的な構成例
- 結論(私は〜と考える)
- 理由(なぜなら〜)
- 具体例(例えば〜)
- 反対意見への一言(たしかに〜だが、〜)
- 結論(だから〜)
面接で最低限そろえておきたい内容
- 志望理由(なぜこの大学・学部か)
- 高校で頑張ったこと(具体的なエピソード)
- 将来やりたいこと(学びとつながる内容)
よくある深掘り質問の例
- 「それはなぜそう思ったのですか?」
- 「具体的には何をしましたか?」
- 「同じ状況なら次はどうしますか?」
- 「その学びは将来どう活かしますか?」
こうした質問に対応するには、早めの準備が有効です。
部活動や生徒会などの課外活動にも取り組む
課外活動の実績は、志望理由書や面接で説明できる材料になります。
活動の規模よりも、取り組みの過程を説明できるかが重視されます。
課外活動を強いエピソードにするための整理ポイント
- 目標:何を目指したか
- 課題:何がうまくいかなかったか
- 工夫:どう考えて、何を変えたか
- 結果:どうなったか(数字があると説明しやすい)
- 学び:大学でどう活かすか
活動が少ない場合でも、次のような経験は評価材料になります。
- 学校行事の運営(文化祭・体育祭)
- 委員会や係での改善の取り組み
- 探究学習でテーマを深掘りする
- ボランティアや地域イベントへの参加
一つの経験でも、内容を整理すれば十分な材料になります。
英検2級以上を取得する

英検などの外部英語資格は、評価対象になる大学が多くあります。
出願条件として求められる場合や、点数換算、加点、英語試験の免除などに活用されることがあります。
特に英語系や国際系の学部では評価されやすいため、高校2年生までに取得しておくと、高校3年生での書類対策や面接対策に時間を回しやすくなります。
公募推薦(学校推薦型選抜)の対策塾に通う
独学での対策に不安がある場合は、推薦入試対策に対応した塾を活用する方法もあります。
志望理由書の添削や面接練習、小論文指導などを受けられます。
塾が向いている人の例
- 添削してくれる人が身近にいない
- 面接練習をする相手がいない
- 小論文の書き方が分からない
- 何から始めればよいか迷ってしまう
塾を選ぶときのチェックポイント
- 志望理由書の添削回数が明確か(回数制限・無制限など)
- 面接指導が録画やフィードバック付きか
- 小論文が「型→添削→改善」の流れで指導されるか
- 志望校・学部に合わせた対策をしてくれるか
学校の指導と併用しながら、自分に合った形で活用すると対策を進めやすくなります。
公募推薦(学校推薦型選抜)で合格する人の特徴

公募推薦(学校推薦型選抜)は、評定平均や提出書類、試験、面接などを総合的に見て判断されます。
条件を満たすことに加えて、志望理由の明確さや準備の積み重ねが評価に影響します。
合格者には、事前に情報を集め、書類や面接の完成度を高めているという共通点があります。
以下に主な特徴を整理します。
特徴 | 理由 |
評定平均が募集条件より大幅に上回っている | 公募推薦では評定平均が重要な基準になります。 条件を満たすだけでなく余裕を持って上回っている受験生は、学習態度や継続力の面で評価されやすくなります。 |
大学に提出する書類の完成度が高い | 志望理由書や自己推薦書の内容が具体的で、大学の特色と自分の経験・将来像が結び付いています。 誤字脱字が少なく、論理的で読みやすい文章になっています。 |
試験当日の小論文や筆記テストの点数が高い | 書類だけでなく、当日の試験結果も合否に影響します。 テーマに対して的確に答え、構成の整った文章を書ける受験生は評価されやすくなります。 |
志望大学をしっかり理解している | 大学の理念や学部の学び、カリキュラムの特徴を把握しています。 志望理由や面接での発言に一貫性が出ます。 |
課外活動で頑張りや結果をアピールできる | 部活動や生徒会、ボランティアなどの経験について、努力した過程や成長した点を具体的に説明できます。 |
出席率が皆勤賞に近い | 出席状況は学習意欲や生活態度を示す指標です。 欠席や遅刻が少ない受験生は、入学後も継続して通学する姿勢があると判断されやすくなります。 |
面接の受け答えとマナーができている | 質問の意図を理解し、自分の言葉で答えられます。 挨拶や姿勢、言葉遣いなどの基本が身についています。 |
募集要項を早めに読み、条件と試験内容を把握している | 出願資格や必要書類、試験形式を事前に理解しているため、準備を計画的に進められます。対 策の方向性が明確になります。 |
志望理由が「その大学・学部・学科ならではのもの」になっている | 他大学でも通用する内容ではなく、学びの内容や特徴に触れた志望理由になっています。 志望度の高さが伝わります。 |
志望理由書を「添削→修正」で何回も磨いている | 第三者の意見を取り入れながら修正を重ねることで、文章の説得力や論理性が高まります。 |
面接で暗記ではなく「自分の言葉」で話せる | 用意した文章を読むのではなく、考えを整理して伝えています。 質問への対応力が評価されます。 |
“活動”を実績で終わらせず、学びに変えて話せる | 結果だけでなく、経験から得た気付きや成長を説明できます。 大学での学びとのつながりを示しやすくなります。 |
公募推薦で評価されるのは、成績や実績の大きさだけではありません。事前に情報を集めて準備を進め、書類や面接の完成度を高めているかどうかも見られます。
複数の要素を整えている受験生ほど、総合的な評価につながりやすくなります。
参考:公募推薦入試で受かる人と落ちる人の特徴とは?対策や狙い目の大学も紹介
公募推薦(学校推薦型選抜)で落ちやすい人の特徴

公募推薦(学校推薦型選抜)は、評定平均や提出書類、面接、小論文などを総合的に評価する入試方式です。
学力試験だけでなく、志望理由の具体性や日頃の学校生活の状況も判断材料になります。
条件を満たしていても、準備不足や方向性のずれがあると評価を下げる要因になります。
ここでは、落ちやすい人に見られる傾向を整理します。
特徴 | 理由 |
志望理由が漠然としている | 「雰囲気が良い」「家から近い」など抽象的な理由では、志望の必然性が伝わりません。 学部で何を学びたいのか、将来にどう結び付けるのかが不明確な場合、評価は低くなります。 |
志望理由や自己推薦書のクオリティが低い | 内容が浅い、構成が整理されていない、誤字脱字が多いといった書類は減点対象になります。 推敲や添削が不十分なまま提出すると、完成度の差がそのまま評価に反映されます。 |
大学が求める人物像とマッチしていない | 大学や学部ごとに重視する資質は異なります。 それを調べずに自己主張だけを並べると、大学側の方針と合わないと判断される可能性があります。 |
面接や小論文の対策をしていない | 事前練習が不足していると、質問への回答が曖昧になったり、小論文の構成が崩れたりします。 本番で本来の力を発揮できません。 |
面接が「暗記の発表」になっていて深掘りに弱い | 用意した文章をそのまま話すだけでは、追加質問に対応できません。 やり取りの中で考えを説明できないと評価が下がります。 |
小論文が「感想文」になっている | 設問に正確に答えず、自分の感想だけを書くと評価されません。 課題文やテーマの趣旨を踏まえた論述が求められます。 |
評定・欠席・提出物など学校の基本で損をしている | 評定平均が基準ぎりぎりであったり、欠席や遅刻が多かったりすると、書類段階で不利になります。 提出物の遅れなども日常の姿勢として見られます。 |
一人で対策を進めている | 自己判断だけでは改善点に気づきにくくなります。 第三者の視点を取り入れないまま出願すると、評価基準とのずれが生じることがあります。 |
公募推薦では、特別な実績がないことよりも、基本事項の不足や準備不足が不合格の要因になることがあります。
志望理由の具体化、書類の推敲、面接や小論文の練習に加え、評定や出席状況など日頃の学校生活も含めて整えておく必要があります。
複数の項目が重なった場合、総合評価で差がつきやすくなります。
よくある質問

公募推薦の受験を考える高校生はどんなことを疑問に思うのでしょうか?
代表的な質問と回答を記載します。
公募推薦で必要な評定平均は?
公募推薦(学校推薦型選抜)の評定平均は、大学・学部ごとに基準が異なります。
まずは必ず募集要項を確認する必要があります。
一般的には3.5〜4.0以上を出願条件としている大学が多く、難関大学や人気学部では4.2以上を求める場合もあります。
ただし、同じ大学内でも学部によって基準が異なることがあります。
評定平均は出願条件であると同時に評価項目の一つです。
基準を満たしていても、志望理由書や面接、小論文の内容が伴わなければ合格は保証されません。
逆に、基準を十分に満たしている場合は、他の要素で差がつくことになります。
高校3年生から対策しても間に合う?

高校3年生から対策を始めても、公募推薦に間に合うケースはあります。
ただし、評定平均は1・2年生の成績も含めて算出されるため、短期間で大きく上げることは困難です。
高3スタートで間に合いやすい人には、次の条件があります。
- 評定平均が出願条件をすでに満たしている、または最終的に満たす見込みがある
- 志望校がある程度絞れている(1〜3校程度)
- 先生や塾など、志望理由書を添削してくれる環境がある
高3からは、志望大学の研究、志望理由書の作成、面接練習、小論文対策に重点を置くことが現実的です。
限られた期間の中で優先順位を明確にすることが重要です。
評定平均がギリギリでも合格できる?
評定平均が募集条件ぎりぎりであっても、合格する可能性はあります。
評定は最低条件であり、合否は総合評価で決まります。
志望理由書の完成度が高い場合や、面接で明確に志望動機を説明できる場合、小論文で安定した得点を取れる場合は、評価が上がることがあります。
また、大学の教育方針と自分の目標が一致していることを具体的に示せれば、評定の不利を補える可能性があります。
評定に不安がある場合は、書類・面接・小論文の質を高める対策が必要です。
公募推薦で落ちる確率はどれくらい?

合格率は大学や学部によって大きく異なります。
倍率が低い場合もあれば、人気学部では高倍率になることもあります。
「推薦=合格しやすい」というイメージを持たれがちですが、実際には募集人数が限られているため、不合格になる受験生も一定数います。
評定や実績が基準を満たしていても、書類や面接の内容で差がつくことがあります。
過去問対策はいつから取り組むべき?
過去問は高校3年生の夏頃から取り組むのが一つの目安です。
ただし、小論文がある場合は、できるだけ早い段階で一度目を通すことが望ましいです。
大学ごとに出題形式やテーマの傾向が異なるため、早めに形式を把握することが重要です。
最初は時間を計らずに構成や論理展開を意識し、その後に時間を設定して演習を行います。
過去問を解く目的は、点数を出すことだけではなく、出題傾向と自分の課題を把握することにあります。
公募推薦で落ちたらどうすればいい?

不合格になった場合でも、他の入試方式に切り替えることができます。
まずは状況を整理します。
項目 | 具体的な対応 |
原因の分析 | 志望理由書・面接・小論文のどこに課題があったかを振り返る |
進路の再確認 | 一般入試に専念するか、他の推薦方式を検討するかを決める |
学力対策 | 一般入試科目の勉強を本格化させる |
メンタル面の整理 | 結果を引きずらず、次の試験日程を確認する |
推薦入試での経験は、一般入試の面接や小論文にも活用できます。
切り替えを早く行うことが重要です。
公募推薦と一般入試の勉強は同時に行う?
公募推薦を第一志望にしている場合でも、一般入試の勉強は並行して進める必要があります。
推薦入試は不合格となる可能性もあるため、一般入試の準備がない状態は避けるべきです。
英語や国語などの基礎科目は、小論文の読解力や表現力にもつながります。
推薦対策と一般入試対策は完全に別ではありません。
推薦対策に偏りすぎず、一般入試も視野に入れた学習計画を立てることが必要です。
まとめ

本記事では、公募推薦(学校推薦型選抜)の仕組みや特徴、対策の進め方について解説しました。
解説した中でも、公募推薦に関する重要なポイントを最後に整理します。
- 公募推薦は、評定平均や志望理由書、面接、小論文などを総合的に評価して合否が決まる入試方式
- 指定校推薦と異なり、条件を満たせば出願できるが、全国の受験生と比較されるため準備の質が重要
- 対策は高校2年生頃からの積み重ねが有利で、評定・課外活動・書類作成は短期間では仕上げにくい
- 大学調査や自己分析を行い、志望理由書・面接・小論文の完成度を高めることが合格につながる
- 不合格の可能性もあるため、一般入試対策も並行し、早めにスケジュールを把握して準備することが大切
本記事が、公募推薦(学校推薦型選抜)を検討している人にとって、全体像を整理する参考になれば幸いです。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。