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作成日: 2026/3/11 更新日:2026/3/11

商学とは何を学ぶ学問?経営学・経済学との違いや、資格・就職先・大学選びを高校生向けに解説

商学とは何を学ぶ学問?経営学・経済学との違いや、資格・就職先・大学選びを高校生向けに解説

「ビジネスに興味がある」

「将来は企業で働きたい」

「起業も視野に入れている」

そんな気持ちで大学選びを始めた高校生が最初に行き着くのが、商学部・経営学部・経済学部の三択です。

でも、正直なところ「三つの違いがよくわからない」という人がほとんどではないでしょうか。

この記事では、商学に興味がある高校生に向けて、こんな疑問にまとめて答えます。

  • 商学って、大学で具体的に何を勉強するの?
  • 経営学・経済学とはどう違うの?
  • 取れる資格や就職先はどんなものがある?
  • 商学部に向いている人はどんな人?
  • 総合型選抜(AO入試)や推薦入試でも入れる?

大学で商学を学ぶことで、どんな力が身につき、どんな未来につながるのか。

受験校を決める前に、ぜひ最後までご覧ください。

この記事のポイントをまとめた「商学のポイントガイド」を、年内入試ナビの無料会員向けに配布中です。👉無料でガイドを受け取る

この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。

目次

商学ってどんな学問?高校生がまず知るべき基礎知識

商学は、商品やサービスが消費者に届くまでの流れや、それを支えるビジネスの仕組みを学ぶ学問です。

企業が利益を出す方法や、商品を売る仕組み、お金の流れなどを理論と実践の両面から学びます。

たとえば、コンビニの商品販売にも商学の知識が活かされています。

商学の分野
学ぶ内容
仕入れ
何をどこから仕入れるか
物流
商品をどう運ぶか
マーケティング
どう売るか、どう宣伝するか
会計
売上や利益をどう管理するか
店舗運営
売れる売り場をどう作るか

このように商学では、商品が売れる仕組みを幅広く学びます。

学んだ知識を企業の現場で活かしやすいのが特徴です。

商学の歴史を大まかに知ろう

商学は、商業や企業活動の発展とともに成長してきました。

19世紀のヨーロッパで企業や貿易が拡大し、商業を体系的に学ぶ必要が生まれたことが始まりです。

日本では明治時代に商学教育が始まり、1875年に設立された商法講習所がその基礎となりました。

現在の商学は、マーケティングや会計だけでなく、デジタル分野にも広がっています。

時代
商学の発展
19世紀
ヨーロッパで商学教育が始まる
明治時代
日本で商学教育が始まる
20世紀
マーケティングや経営戦略が発展
現代
デジタル・金融分野へ拡大

現在では、ネット通販や電子決済など新しいビジネスにも対応する学問として発展しており、時代の変化に合わせて学ぶ内容も広がっています。

商学・経営学・経済学の3つの違いをわかりやすく整理

「商学部と経営学部って何が違うの?」

「経済学部とはどう違う?」

これは多くの受験生が抱く疑問です。

実際、三つの学問は密接に関連し合っており、大学によっては「経済・経営学部」のように統合して設置している場合もあります。

それでも、学問としての焦点には明確な違いがあります。

  • 商学 → 「商品・取引」を中心に学ぶ。企業と市場のやりとりに注目
  • 経営学 → 「企業・組織」を中心に学ぶ。組織をどう運営するかに注目
  • 経済学 → 「社会全体」を中心に学ぶ。国や市場全体の仕組みに注目

コンビニを例に取ると、商学は「商品の仕入れ・価格・販売・流通の仕組み」を研究します。

経営学は「コンビニという組織をどう運営し、従業員・加盟店・本部をどう管理するか」を研究します。

経済学は「コンビニ業界が日本の消費経済全体にどのような影響を与えているか」を研究します。

項目
商学
経営学
経済学
研究の焦点
商品・取引・流通・会計
企業組織の運営・戦略
社会全体の経済の仕組み
主な分野
マーケティング、会計・ファイナンス、流通、国際ビジネス
経営戦略、組織論、人事管理、リーダーシップ
ミクロ・マクロ経済学、財政・金融政策、国際経済
数学・統計の比重
中程度(会計・統計を使う)
比較的低め(定性分析も多い)
高い(数理モデル・計量分析が中心)
目指すスキル
市場分析・財務分析・ビジネス全般の実務力
組織運営・意思決定・リーダーシップ
経済現象の理論的分析・政策立案
卒業後のイメージ
企業の営業・マーケ・財務・会計、金融機関
経営企画・コンサル・人事・スタートアップ
官公庁・シンクタンク・金融・研究職

ただし実際には、商学部でも組織論・経営戦略を学ぶ科目はあります。

経済学部でもミクロ経済学でビジネスに近い内容を学びます。

「自分のやりたいことが一番強調されている学部・カリキュラムはどれか」を軸に選ぶのが賢明です。

商学で学ぶ主要科目と内容

商学では、企業が商品やサービスを提供し、利益を生み出す仕組みを幅広く学びます。

中心となるのは以下の5分野です。

  • マーケティング
  • 会計・ファイナンス
  • 流通・物流
  • 国際ビジネス
  • 経営戦略

それぞれが企業活動の異なる役割を担っており、ビジネス全体を理解するための土台になります。

マーケティング

マーケティングは、「どうすれば商品やサービスが売れるのか」を考える分野です。

市場調査をもとに消費者のニーズを把握し、商品企画・価格設定・広告戦略などを組み立てます。

近年はSNSやWeb広告の普及により、データ分析を活用したマーケティングの重要性も高まっています。

学ぶ内容
内容の例
市場調査
消費者ニーズや競合分析
商品企画
売れる商品・サービスの設計
広告戦略
SNS広告、販売促進
価格設定
利益と需要を考えた価格決定

この分野で学ぶ知識は、広告業界やメーカー、EC業界など幅広い分野で活用されており、商品を売る仕組みを理解したい人に向いています。

会計・ファイナンス

会計・ファイナンスは、企業のお金の流れを数字で把握し、経営判断に活かす分野です。

売上や利益の管理だけでなく、資金調達や投資判断など、企業経営の基盤となる知識を学びます。

数字をもとに企業の状態を分析する力が身につきます。

  • 財務会計:企業の財務状況を外部に報告する
  • 管理会計:社内の経営判断に活用する
  • ファイナンス:資金調達や投資を考える

会計や金融の知識は、経理・財務職だけでなく、あらゆるビジネス分野で必要とされるため、実務に直結しやすいのが特徴です。

流通・物流

流通・物流は、商品を生産者から消費者へ届ける仕組みを学ぶ分野です。

どのような経路で商品を運び、効率よく管理するかを考えます。

EC市場の拡大により、物流システムの最適化は企業にとって重要な課題になっています。

学ぶ内容
内容の例
流通
卸売・小売の仕組み
物流
倉庫管理、配送計画
在庫管理
過不足のない在庫調整
サプライチェーン
生産から販売までの全体最適

商品が届く仕組みを理解することで、小売業や物流業、メーカーなど多くの業界で役立つ知識を身につけられます。

国際ビジネス

国際ビジネスは、企業が海外市場で活動する仕組みを学ぶ分野です。

輸出入や為替、海外市場の特徴、多国籍企業の経営戦略などを学び、国境を越えたビジネスの流れを理解します。

  • 貿易の仕組み
  • 為替と国際金融
  • 海外市場分析
  • 多国籍企業の戦略

グローバル化が進む中で、国際ビジネスの知識は商社や外資系企業だけでなく、多くの企業で求められる重要な分野となっています。

経営戦略

経営戦略は、企業が競争の中で成長するための方法を学ぶ分野です。

市場で優位に立つための戦略や、企業の強みを活かす方法を分析し、経営課題を解決する考え方を身につけます。

学ぶ内容
内容の例
企業分析
強み・弱みの把握
競争戦略
他社との差別化
経営資源配分
人材・資金の活用
ケース分析
実際の企業事例の研究

企業の成功や失敗を分析しながら戦略的思考を養うため、経営企画やコンサルティングなどの分野を目指す人に役立つ学びです。


商学部に向いている人の特徴

商学部は、企業活動やビジネスの仕組みを幅広く学ぶ学部です。

そのため、日常の中で「なぜこうなるのか」と考えることが好きな人に向いています。

特に、次のような特徴がある人は商学部の学びに適性があります。

ビジネスや経済に興味がある人

企業の値上げや新商品のヒットなど、経済ニュースを見て「なぜだろう」と感じる人は商学部に向いています。

普段の買い物や広告からビジネスの仕組みに興味を持てると、学びが深まりやすくなります。

  • 企業や商品の話題に関心がある
  • 経済ニュースを見るのが好き
  • 身近なビジネスの仕組みを知りたい

こうした興味は、マーケティングや経営戦略を学ぶうえで大きな強みになります。

数字やデータを扱うことに抵抗がない人

商学部では、売上や利益、コストなど数字をもとに企業活動を分析します。

数学が得意でなくても、数字を使って考えることに抵抗がない人は学びやすい分野です。

必要な力
内容
計算力
割合や利益計算ができる
分析力
数字から状況を読み取る
論理力
データをもとに判断する

数字をもとに考える力は、会計やファイナンスの分野で特に役立ちます。

売れる理由や失敗の原因を考えるのが好きな人

「なぜこの商品は売れたのか」「なぜこの企業は失敗したのか」と考えるのが好きな人にも向いています。

商学部では、企業の成功や失敗を分析し、原因を探る力を養います。

  • 商品のヒット理由を考えるのが好き
  • 企業の成功事例に興味がある
  • 原因を分析するのが得意

こうした視点は、マーケティングや経営戦略の理解につながります。

将来ビジネスの世界で活躍したい人

商学では、企業で役立つ実践的な知識を学べます。

そのため、会社で働きたい人や将来起業したい人に向いています。

  • 企業で働きたい
  • 経営に興味がある
  • 将来起業したい

商学は実務に直結する内容が多く、将来ビジネスの現場で活かしやすい学問です。

商学部で取得できる資格

商学部では、授業で学んだ知識を資格取得につなげやすいのが大きな強みです。

資格は就職活動でのアピールになるだけでなく、「学んだことが形になる」ため、自信にもつながります。

特に人気が高いのは、次のような資格です。

資格名
難易度
主な活躍分野
日商簿記検定
低〜中
経理・会計・金融
公認会計士
監査法人・企業財務
税理士
税務・会計事務所
中小企業診断士
コンサル・金融
FP
銀行・保険・証券

それぞれ見てみましょう。

日商簿記検定

商学部生がまず目指したいのが日商簿記検定です。

企業のお金の流れを理解する力が身につくため、会計や経営を学ぶ土台になります。

  • 3級:簿記の基本を学べる
  • 2級:就職活動でも評価されやすい
  • 会計分野の授業理解が深まる

特に簿記3級を取得しておくと、「学ぶ意欲がある」という証明にもなります。

商学部での学びをスムーズにスタートしたい人におすすめです。

公認会計士

公認会計士は、企業の会計情報が正しいかをチェックする専門資格です。

難易度は高いですが、取得できれば会計の専門家として高く評価されます。

  • 監査法人で働ける
  • コンサル業界でも評価される
  • 高収入を目指しやすい

商学部で会計の基礎を固めてから挑戦する人も多く、会計分野の最高峰ともいえる資格です。

税理士

税理士は、税金の申告や相談を行う専門資格です。

企業や個人のお金を支える仕事で、会計や税務に強い人材として活躍できます。

  • 税務申告の専門家になれる
  • 科目ごとに合格を目指せる
  • 独立開業も可能

大学在学中から少しずつ受験できるため、将来税務分野で働きたい人に向いています。

中小企業診断士

中小企業診断士は、企業の課題を分析し、経営改善を支援する資格です。

商学部で学ぶ経営・会計・マーケティングの知識を活かせます。

  • 経営コンサルに役立つ
  • 金融業界でも評価される
  • 経営分析力が身につく

企業の課題解決に関わりたい人にとって、実践的な力が身につく資格です。

ファイナンシャルプランナー(FP)

FPは、お金に関するアドバイスを行う資格です。

保険や年金、資産運用など生活に密着した知識が身につきます。

  • 金融業界で活かせる
  • 私生活にも役立つ
  • 比較的挑戦しやすい

金融や保険業界を目指す人に人気があり、学生のうちに取得しやすい資格のひとつです。

商学を学ぶことで、こうした資格取得を通して知識を実践力に変えられます。

資格は将来の選択肢を広げる武器になるため、早いうちから目標を決めて取り組むことが大切です。

卒業後の就職先・キャリア

商学部の魅力は、卒業後の進路が幅広いことです。

企業活動に必要な知識を総合的に学ぶため、金融・メーカー・商社・コンサルなど多くの業界で活躍できます。

特に、次のような業界への就職が多くなっています。

業界・職種
活かせる知識
金融
会計・ファイナンス
商社・貿易
国際ビジネス・流通
メーカー
マーケティング
会計・監査
会計・財務
コンサル
経営戦略・分析力
小売・EC
流通・販促
起業
財務・マーケティング

金融業界(銀行・証券・保険)

商学部生に人気なのが金融業界です。

銀行や証券会社、保険会社では、お金の流れを理解する力が求められます。

  • 銀行:融資や資産運用の提案
  • 証券:投資分析や金融商品の提案
  • 保険:保険商品の企画・販売

商学部で学ぶ会計やファイナンスの知識は、金融業界でそのまま活かせます。

数字をもとに判断する力を強みにできる進路です。

商社・貿易会社

商社では、国内外の商品を扱いながら大きな取引を動かします。

流通や国際ビジネスを学んだ商学部生に向いている業界です。

  • 輸出入の管理
  • 海外企業との交渉
  • 商品の流通企画

世界を相手にビジネスをしたい人にとって、商社は商学の学びを活かせる代表的な進路です。

メーカー(製造業)

メーカーでは、商品を作るだけでなく、どう売るかを考える仕事が重要です。

商学部で学ぶマーケティングの知識が役立ちます。

  • 商品企画
  • 販売戦略
  • 営業活動

消費者に選ばれる仕組みを考える仕事に関わりたい人に向いています。

会計事務所・監査法人・コンサルティング会社

会計や経営分析の知識を専門的に活かしたい人は、会計事務所やコンサル業界を目指せます。

企業の課題を数字から読み解き、改善につなげる仕事です。

主な進路
仕事内容
会計事務所
税務や会計処理の支援
監査法人
企業の会計監査
コンサル
経営課題の分析と改善提案

専門性が高く、商学部で身につけた分析力を活かしやすい分野です。

小売・流通・EC

商品を消費者に届ける現場でも、商学の知識は重要です。

販売戦略や在庫管理など、流通の仕組みを理解する力が求められます。

  • バイヤー
  • 店舗運営
  • ECサイト運営

身近な商品販売の仕組みに関わりたい人にとって、実践的な知識を活かせる業界です。

起業・スタートアップ

将来自分で事業を立ち上げたい人にとっても、商学部の学びは役立ちます。

経営や会計、マーケティングなど、起業に必要な基礎を学べるからです。

  • 事業計画を立てる
  • 資金計画を考える
  • 商品を売る仕組みを作る

商学部は、企業に就職するだけでなく、自分でビジネスを始めるための土台も身につけられる学部です。

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商学を学べる大学の選び方・おすすめ大学一覧

商学部は大学によって学べる内容や強みが異なります。

同じ「商学部」でも、マーケティングに強い大学もあれば、会計資格に強い大学もあるため、自分の目標に合った大学選びが重要です。

大学選びで確認すべきポイント

商学部を選ぶときは、偏差値だけでなく「何を学べるか」「卒業後にどうつながるか」を確認することが大切です。

チェックポイント
確認する内容
学びの特色
マーケティング・会計・国際ビジネスなど何に強いか
資格支援
簿記や会計資格の講座があるか
実務経験
インターンや企業連携があるか
就職実績
金融・商社・メーカーなどへの実績
国際教育
留学制度や英語プログラムの有無
入試方式
総合型選抜や推薦入試の実施状況

たとえば、会計士や税理士を目指すなら資格支援が充実した大学、商社や外資系を目指すなら国際教育が強い大学が向いています。

大学ごとの特徴を比較することで、自分に合う進学先が見つかりやすくなります。

商学を専攻できる大学の一例

商学を学べる大学には、国公立から私立までさまざまな選択肢があります。

代表的な大学は以下のとおりです。

大学名
特徴
商学教育の水準が高く、就職実績も豊富
商学に特化した国立大学
分野が幅広く大手企業への実績が高い
金融・商社に強くOBネットワークが充実
会計資格支援に強い
関西圏で就職実績が高い
実学重視で幅広く学べる

たとえば、一橋大学や早稲田大学は就職実績の高さで知られ、中央大学は会計系資格に強みがあります。

将来の進路に合わせて大学を選ぶことが、商学部での学びを最大限に活かすポイントです。

→ 商学を学べる大学をもっと調べたい方はこちら

【受験生必見】商学を学べる大学・学部は総合型選抜・年内入試でも狙える

小学は、主に大学の商学部に入学することで学ぶことができます。

商学部は、総合型選抜や公募推薦を実施している大学が多く、年内入試で合格を目指しやすい学部です。

学力試験だけでなく、ビジネスへの関心やこれまでの経験が評価されるため、自分の強みを活かしやすい入試方式といえます。

商学部の総合型選抜を受けるメリット

総合型選抜では、学力だけではなく意欲や経験も評価されます。

そのため、商学に対する関心が明確な人には大きなチャンスがあります。

  • 年内に合格が決まり、受験の負担を減らせる
  • ビジネスへの熱意や経験を評価してもらえる
  • 簿記などの資格がアピール材料になる
  • 商業高校での学びを活かしやすい

特に、資格取得や課外活動の経験がある人は、その実績を強みとして活用できます。

「学びたい理由」がはっきりしている人ほど、有利になりやすい入試です。

総合型選抜で商学部を狙う際の具体的な対策

総合型選抜で評価されるのは、「なぜ商学を学びたいのか」を具体的に説明できるかどうかです。

そのためには、事前準備が欠かせません。

対策
内容
志望動機の準備
自分の経験と商学への関心を結びつける
基礎知識の習得
商学の基本用語や考え方を理解する
資格取得
簿記などの資格で学習意欲を示す
入試方式の確認
志望校の選考内容を把握する

たとえば、アルバイトや学校活動を通して「売れる仕組みに興味を持った」など、自分の経験から志望理由を語れると説得力が増します。

また、簿記検定を取得しておくと、商学への本気度を示す材料になります。

大学ごとに選考内容は異なる

商学部の総合型選抜は、大学によって試験内容が異なります。

書類審査だけでなく、小論文や面接が課されることも多いため、早めに確認して準備することが大切です。

大学
主な選考内容
出願時期の目安
早稲田大学
書類・小論文・面接
9月頃
関西大学
書類・面接
9月頃
中央大学
書類・小論文・面接
11月頃

大学ごとに求められる準備は違うため、募集要項を確認して対策することが重要です。

商学部は年内入試でも十分狙えるため、早めに準備を始めれば合格のチャンスを広げられます。

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よくある質問

商学に興味がある高校生からは、「経営学との違い」「数学は必要か」「資格は取るべきか」といった質問が多く寄せられます。

ここでは、商学部進学を考えるうえで特に気になるポイントを整理しておきましょう。

Q. 商学と経営学、どちらを選べばいいですか?

商学は「商品やお金の流れ」、経営学は「組織や経営の仕組み」を中心に学びます。

どちらもビジネスを学ぶ学問ですが、注目する視点が異なります。

学問
主に学ぶ内容
商学
会計・流通・マーケティング・貿易
経営学
組織運営・人材管理・経営戦略

商品が売れる仕組みや企業活動の流れに興味があるなら商学、組織運営やリーダーシップに興味があるなら経営学が向いています。

ただし学べる内容は大学によって異なるため、学部名だけでなくカリキュラムを確認することが大切です。

Q. 商学部に入るには数学が必要ですか?

商学部は文系方式で受験できる大学が多く、高度な数学が必須になるケースは多くありません。

ただし、会計やファイナンスでは数字を扱うため、基本的な計算力は必要です。

  • 四則演算
  • 割合の計算
  • 基本的な統計

微分積分のような高度な数学よりも、数字を正確に扱う力が重要です。

数学が苦手でも、基礎的な計算に慣れておけば十分対応できます。

Q. 会計に興味があるけど数学が苦手です。大丈夫ですか?

会計で必要なのは高度な数学ではなく、お金の流れを整理する力です。

使う計算はシンプルでも、数字を論理的に読み取ることが求められます。

  • 足し算・引き算
  • 掛け算・割り算
  • 利益や割合の計算

簿記も基本的な計算が中心なので、数学が苦手でも学びやすい分野です。

まずは簿記3級から始めると、会計の考え方に慣れやすくなります。

Q. 英語は得意でないと商学部では厳しいですか?

商学部の授業は日本語が中心なので、英語が得意でなくても学ぶことはできます。

ただし、将来の進路によっては英語力が大きな武器になります。

英語力が生きる進路
活かし方
商社
海外企業との取引
外資系企業
英語での業務対応
国際ビジネス
海外市場分析

英語が必須ではなくても、学んでおくと将来の選択肢が広がります。

特に国際分野に興味があるなら、早めに英語力を伸ばしておくと有利です。

Q. 簿記の資格は必ず取らないといけませんか?

簿記は必須ではありませんが、取っておくと商学部での学びに役立ちます。

会計の基礎を先に理解できるため、授業内容が理解しやすくなります。

  • 会計の基礎が身につく
  • 就職活動でアピールできる
  • 総合型選抜でも評価されやすい

特に日商簿記3級は、商学部進学前の準備として取り組みやすい資格です。

学習意欲を示す材料にもなるため、余裕があれば挑戦しておくと役立ちます。

Q. 商学部を卒業して起業することはできますか?

商学部で学ぶ内容は、起業に必要な知識と深く結びついています。

お金・販売・経営の基礎を学べるため、起業を目指す人にとって相性のよい学部です。

  • 財務管理
  • マーケティング
  • 組織運営
  • 事業計画

最近は起業支援プログラムを設ける大学も増えており、在学中にビジネス経験を積む学生もいます。

将来自分で事業を立ち上げたい人にとって、商学部の学びは大きな土台になります。

Q. 商業高校から商学部の総合型選抜を受けることはできますか?

商業高校で学んだ内容は、商学部の総合型選抜で評価されやすい傾向があります。

簿記やビジネスの基礎を学んでいることが、そのまま強みになるからです。

  • 簿記資格を活かせる
  • 商業科目の学習経験を活かせる
  • 実習経験をアピールできる

商業高校での学びと商学部の内容は関連性が高いため、志望理由にもつなげやすいのが特徴です。

大学によって出願条件が異なるため、募集要項を確認したうえで準備を進めることが大切です。

10. まとめ・受験に向けた次のステップ

この記事では、大学受験を控えた高校生に向けて、商学について以下の内容を解説しました。

  • 商学は「商品・取引・流通・会計を通じてビジネスの仕組みを科学的に研究する実学」。経営学・経済学と似て非なる学問
  • 商学・経営学・経済学の違いは「商品(商学)・企業(経営学)・社会(経済学)」に焦点を当てるかの違い
  • 商学部では、マーケティング・会計・流通・国際ビジネス・経営戦略の5分野を体系的に学ぶ
  • 取得を目指せる資格は日商簿記・公認会計士・税理士・中小企業診断士など多彩で、就職・独立・起業のいずれにも活きる
  • 就職先は金融・商社・メーカー・コンサル・小売・EC・起業と非常に幅広い
  • 商学部は総合型選抜・年内入試で受験できる大学が多く、簿記資格やビジネス経験が強みになる

受験に向けた次のステップ

STEP 1 商学の5分野(マーケティング・会計・流通・国際ビジネス・経営戦略)の中で、自分が特に興味のある分野を絞り込む

STEP 2 その分野に強いカリキュラムを持つ大学を比較する → 商学を学べる大学を探す

STEP 3 総合型選抜・年内入試で受けられる商学部を確認する → 年内入試を探す

STEP 4 日商簿記3級の勉強を始めてみる(入試対策と大学の予習を同時にできる、最初の一手)

STEP 5 無料会員登録で「商学のポイントガイド」を受け取り、受験準備を加速させる → 無料で受け取る


本記事が商学の全体像をつかむ助けになれば幸いです。

この記事の監修者

竹内 健登

竹内 健登

東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。


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