医学科
偏差値
78
患者さんを全人的に治療する医療人を育成する 医学は、科学的な研究方法によって、ヒトの病気の治療と健康の増進に寄与することを最終目的とする学問分野です。そのためには対象とする分野は分子や細胞のレベルから臓器・個人のレベルを越えて、社会あるいは全世界を相手にするところにまで拡大しています。医学部の大きな部分を占めるのは臨床医学です。医学生の多くは臨床医をめざして勉強をしています。 医学の領域には社会、ひいては世界を相手にしなければならない広い領域もあります。このような分野は社会医学と呼ばれています。今後、疾病構造の変化、人口の超高齢化の問題、産業廃棄物と健康障害の問題、先進国と発展途上国との健康格差の問題等、社会医学の研究の必要性はますます増大していくと考えられます。また、社会の変化とともに看護教育の改革が進行しており、医学部においても高度の看護教育を担える人材の育成に力を入れています。