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    注意:多摩美術大学のイベントや資料請求が設定されていません。大学側でイベントや資料請求の設定完了後に閲覧又は申込が可能になります。

    多摩美術大学美術学部では、総合型選抜という特別入試が用意されています。

    一律の能力ではなく、それぞれの分野で望まれる資質、そこで学ぶ積極的な意欲、将来への明確な姿勢などが総合的に問われるのが特徴です。

    本ページでは、多摩美術大学美術学部の特別選抜である、総合型選抜の概要と対策についてお伝えします。

    目次

    • 1実施している年内入試の種類と日程について
    • 2各入試の募集人数・倍率
    • 3各学部・学科の出願基準・出願書類と二次選抜について
    • 4各学科の総合型選抜の対策ポイント
    • 5総合型選抜に対するよくある質問
    • 6まとめ

    実施している年内入試の種類と日程について

    絵画学科 日本画専攻

    試験名総合型選抜
    出願締切日2026/11/07
    一次合格発表日-
    試験日2026/11/21、11/22
    合格発表日2026/12/01
    試験名出願締切日一次合格発表日試験日合格発表日
    総合型選抜2026/11/07-2026/11/21、11/222026/12/01

    絵画学科 版画・プリントメディア専攻

    試験名総合型選抜
    出願締切日2026/11/07
    一次合格発表日-
    試験日2026/11/21、11/22
    合格発表日2026/12/01
    試験名出願締切日一次合格発表日試験日合格発表日
    総合型選抜2026/11/07-2026/11/21、11/222026/12/01

    彫刻学科

    試験名総合型選抜
    出願締切日2026/11/07
    一次合格発表日-
    試験日2026/11/21、11/22
    合格発表日2026/12/01
    試験名出願締切日一次合格発表日試験日合格発表日
    総合型選抜2026/11/07-2026/11/21、11/222026/12/01

    工芸学科

    試験名総合型選抜
    出願締切日2026/11/07
    一次合格発表日-
    試験日2026/11/21、11/22
    合格発表日2026/12/01
    試験名出願締切日一次合格発表日試験日合格発表日
    総合型選抜2026/11/07-2026/11/21、11/222026/12/01

    生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻

    試験名総合型選抜
    出願締切日2026/11/07
    一次合格発表日-
    試験日2026/11/21、11/22
    合格発表日2026/12/01
    試験名出願締切日一次合格発表日試験日合格発表日
    総合型選抜2026/11/07-2026/11/21、11/222026/12/01

    情報デザイン学科 メディア芸術コース

    試験名総合型選抜
    出願締切日2026/11/07
    一次合格発表日-
    試験日2026/11/21、11/22
    合格発表日2026/12/01
    試験名出願締切日一次合格発表日試験日合格発表日
    総合型選抜2026/11/07-2026/11/21、11/222026/12/01

    情報デザイン学科 情報デザインコース

    試験名総合型選抜
    出願締切日2026/11/07
    一次合格発表日-
    試験日2026/11/21、11/22
    合格発表日2026/12/01
    試験名出願締切日一次合格発表日試験日合格発表日
    総合型選抜2026/11/07-2026/11/21、11/222026/12/01

    演劇舞踊デザイン学科 演劇舞踊コース

    試験名総合型選抜
    出願締切日2026/11/07
    一次合格発表日-
    試験日2026/11/21、11/22
    合格発表日2026/12/01
    試験名出願締切日一次合格発表日試験日合格発表日
    総合型選抜2026/11/07-2026/11/21、11/222026/12/01

    演劇舞踊デザイン学科 劇場美術デザインコース

    試験名総合型選抜
    出願締切日2026/11/07
    一次合格発表日-
    試験日2026/11/21、11/22
    合格発表日2026/12/01
    試験名出願締切日一次合格発表日試験日合格発表日
    総合型選抜2026/11/07-2026/11/21、11/222026/12/01

    多摩美術大学美術学部 総合型選抜 入試日程

    絵画学科(日本画専攻・版画専攻)、彫刻学科、工芸学科、生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻、情報デザイン学科、演劇舞踊デザイン学科

    出願期間が11月上旬に設定されており、その同月下旬にすぐ試験が行われるスケジュールです。

    出願から試験本番までの期間が短く、タイトな日程感となっています。

    出願時にポートフォリオや事前課題などの提出物が求められる専攻が多いため、出願期間になってから焦らないよう、夏から秋口にかけて計画的に作品制作や資料の準備を終わらせておくことが重要です。

    各入試の募集人数・倍率

    絵画学科 日本画専攻

    試験名総合型選抜
    募集人数7
    倍率 20263
    倍率 20252.7
    試験名募集人数倍率 2026倍率 2025
    総合型選抜732.7

    絵画学科 版画・プリントメディア専攻

    試験名総合型選抜
    募集人数10
    倍率 20261.3
    倍率 20252.7
    試験名募集人数倍率 2026倍率 2025
    総合型選抜101.32.7

    彫刻学科

    試験名総合型選抜
    募集人数6
    倍率 20261.5
    倍率 20252.1
    試験名募集人数倍率 2026倍率 2025
    総合型選抜61.52.1

    工芸学科

    試験名総合型選抜
    募集人数20
    倍率 20261.3
    倍率 20251.7
    試験名募集人数倍率 2026倍率 2025
    総合型選抜201.31.7

    生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻

    試験名総合型選抜
    募集人数10
    倍率 20261.8
    倍率 20251.9
    試験名募集人数倍率 2026倍率 2025
    総合型選抜101.81.9

    情報デザイン学科 メディア芸術コース

    試験名総合型選抜
    募集人数20
    倍率 20263
    倍率 20252.6
    試験名募集人数倍率 2026倍率 2025
    総合型選抜2032.6

    情報デザイン学科 情報デザインコース

    試験名総合型選抜
    募集人数14
    倍率 20262.5
    倍率 20252.3
    試験名募集人数倍率 2026倍率 2025
    総合型選抜142.52.3

    演劇舞踊デザイン学科 演劇舞踊コース

    試験名総合型選抜
    募集人数18
    倍率 20261.4
    倍率 20251
    試験名募集人数倍率 2026倍率 2025
    総合型選抜181.41

    演劇舞踊デザイン学科 劇場美術デザインコース

    試験名総合型選抜
    募集人数18
    倍率 20261.7
    倍率 20251.9
    試験名募集人数倍率 2026倍率 2025
    総合型選抜181.71.9

    絵画学科 日本画専攻の特徴

    2025年度入試の募集人数は7名、倍率は2.7倍でした。

    競争率としては美大の中で標準的な難易度を保っています。

    極端な高倍率ではないため、日頃からの実技対策や作品制作の成果がしっかりと評価されやすい、オーソドックスな入試環境と言えます。

    絵画学科 版画専攻の特徴

    2025年度の募集人数は10名で、倍率は2.7倍という結果でした。

    日本画専攻と同じく2025年の倍率は2.7倍で、標準的な競争レベルに落ち着いています。

    突出した激戦を避けてじっくりと自分の表現力をアピールしたい受験生にとって、挑戦しがいのある適度なハードルです。

    彫刻学科の特徴

    2025年度入試における募集人数は6名に対し、倍率は2.1倍でした。

    2.1倍という標準的な倍率で、比較的落ち着いた入試状況です。

    定員枠は少なめなものの、事前のポートフォリオ準備などを周到に行えば、十分に勝機を見出せる数値を示しています。

    工芸学科の特徴

    2025年度の募集人数は20名、倍率は1.7倍でした。

    2025年は競争率が1.7倍と、多摩美術大学の中では非常に合格の可能性が高い「狙い目」の学科です。

    募集人員も20名と大きく枠が確保されているため、立体造形や工芸分野に興味のある方にはまたとないチャンスとなります。

    生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻の特徴

    2025年度入試の募集人数は10名で、倍率は1.9倍でした。

    2025年の倍率は1.9倍と、デザイン系の専攻でありながら心理的なプレッシャーが少なく受験できる「狙い目」の入試です。

    テキスタイル領域への熱意を面接や作品でしっかり伝えられれば、合格への道は大きく開かれています。

    情報デザイン学科 メディア芸術コースの特徴

    2025年度の募集人数は20名、倍率は2.6倍という結果でした。

    オンラインポートフォリオなどの提出物の完成度が合否の鍵を握るため、油断せずに入念な事前準備を進めることが求められます。

    情報デザイン学科 情報デザインコースの特徴

    2025年度入試における募集人数14名に対し、倍率は2.3倍でした。

    倍率2.3倍と、こちらも標準的な難易度に落ち着いています。

    高倍率の激戦を避けつつ、最新のデジタル技術やデザインに関わる分野を専攻したい受験生にとって、しっかり対策すれば手が届きやすいバランスの取れた倍率帯です。

    演劇舞踊デザイン学科 演劇舞踊コースの特徴

    2025年度の募集人数は18名で、倍率は1.0倍でした。

    大学側が求める基礎的な基準さえクリアできれば極めて高い確率で合格できる、絶対的な「狙い目」の入試と言って間違いありません。

    演劇舞踊デザイン学科 劇場美術デザインコースの特徴

    2025年度入試の募集人数は13名、倍率は1.9倍でした。

    こちらも、舞台美術や空間演出などを学ぶデザイン系コースとしては非常にお得な「狙い目」の状況です。

    独自のポートフォリオ制作といった対策を確実にこなすことで、大きなアドバンテージを得られます。

    おすすめの学科

    倍率的おすすめの学科と入試 総合型選抜の中で倍率の観点から最も強くおすすめしたいのは、「演劇舞踊デザイン学科 演劇舞踊コース」です。

    2025年の倍率は1.0倍となっており、事実上の全入に近い状態で、数値上は圧倒的に合格しやすい環境が整っています。

    また、デザインやものづくりの分野を志望する受験生にとっては、2025年度の入試においていずれも倍率が2倍を切った「工芸学科(1.7倍)」
    、「生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻(1.9倍)」
    、「演劇舞踊デザイン学科 劇場美術デザインコース(1.9倍)」
    の3つが、非常に魅力的な「狙い目入試」として挙げられます。

    これらの学科は募集人数に対しても比較的ライバルが少なく、十分な実技・面接対策を行えば合格の可能性が飛躍的に高まるためおすすめです。

    各学部・学科の出願基準・出願書類と二次選抜について

    絵画学科 日本画専攻

    試験名総合型選抜
    出願評定-
    必要英検スコア-
    出願書類志望理由書 その他書類
    試験内容

    面接

    その他

    試験名出願評定必要英検スコア出願書類試験内容
    総合型選抜--志望理由書 その他書類

    面接

    その他

    絵画学科 版画・プリントメディア専攻

    試験名総合型選抜
    出願評定-
    必要英検スコア-
    出願書類志望理由書 その他書類
    試験内容

    面接

    その他

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    試験名出願評定必要英検スコア出願書類試験内容
    総合型選抜--志望理由書 その他書類

    面接

    その他

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    彫刻学科

    試験名総合型選抜
    出願評定-
    必要英検スコア-
    出願書類志望理由書 その他書類
    試験内容

    面接

    その他

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    試験名出願評定必要英検スコア出願書類試験内容
    総合型選抜--志望理由書 その他書類

    面接

    その他

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    工芸学科

    試験名総合型選抜
    出願評定-
    必要英検スコア-
    出願書類志望理由書 その他書類
    試験内容

    面接

    その他

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    試験名出願評定必要英検スコア出願書類試験内容
    総合型選抜--志望理由書 その他書類

    面接

    その他

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻

    試験名総合型選抜
    出願評定-
    必要英検スコア-
    出願書類志望理由書 その他書類
    試験内容

    面接

    プレゼンテーション

    その他

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    試験名出願評定必要英検スコア出願書類試験内容
    総合型選抜--志望理由書 その他書類

    面接

    プレゼンテーション

    その他

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    情報デザイン学科 メディア芸術コース

    試験名総合型選抜
    出願評定-
    必要英検スコア-
    出願書類志望理由書 その他書類
    試験内容

    面接

    その他

    プレゼンテーション

    試験名出願評定必要英検スコア出願書類試験内容
    総合型選抜--志望理由書 その他書類

    面接

    その他

    プレゼンテーション

    情報デザイン学科 情報デザインコース

    試験名総合型選抜
    出願評定-
    必要英検スコア-
    出願書類志望理由書 その他書類
    試験内容

    面接

    試験名出願評定必要英検スコア出願書類試験内容
    総合型選抜--志望理由書 その他書類

    面接

    演劇舞踊デザイン学科 演劇舞踊コース

    試験名総合型選抜
    出願評定-
    必要英検スコア-
    出願書類志望理由書 その他書類
    試験内容

    面接

    その他

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    試験名出願評定必要英検スコア出願書類試験内容
    総合型選抜--志望理由書 その他書類

    面接

    その他

    小論文や学科諮問などの筆記試験

    演劇舞踊デザイン学科 劇場美術デザインコース

    試験名総合型選抜
    出願評定-
    必要英検スコア-
    出願書類志望理由書 その他書類
    試験内容

    面接

    その他

    試験名出願評定必要英検スコア出願書類試験内容
    総合型選抜--志望理由書 その他書類

    面接

    その他

    多摩美術大学 総合型選抜(全学科・専攻・コース共通)

    出願基準について

    「全体の評定〇〇以上」といった評定平均のボーダーや、欠席日数の制限は一切設けられていません。

    また、英検などの英語資格による出願条件や加点制度もありません。

    日本の高校を卒業した者、または卒業見込みの者であれば、現役生だけでなく、浪人生(既卒生)、高卒認定試験合格者、社会人なども幅広く出願が可能なのが特徴です。

    出願のハードルが低く、学力や評定といった数値による足切りがない分、提出書類(志望理由書やポートフォリオ等)や当日の専門試験、面接でのアピールが合否に直結します。

    間口が広いからこそ、実技や作品制作に対する真摯な取り組みと熱意が強く求められます。

    絵画学科 日本画専攻 総合型選抜

    出願書類について

    出願時は志願票や志望理由書、履歴書などの共通書類のみの提出となりますが、面接試験当日に「絵画作品(50号程度1点)」と「ポートフォリオ」を持参する必要があります。

     「なぜ他大学ではなく多摩美の日本画専攻なのか」を志望理由書で明確に伝えた上で、面接に持参するポートフォリオ(これまでの作品活動歴をまとめたもの)と一貫性を持たせることが重要です。

    試験内容について

    専門試験「水彩(人物)」(6時間)と「面接」が課されます。

    面接では持参した絵画作品やポートフォリオを基に質疑応答が行われます。

    水彩の試験は6時間の長丁場となるため、集中力と時間配分に注意が必要です。

    対象の観察力や描写力に加え、独自の色彩感覚や構成力が評価されます。

    絵画学科 版画専攻 総合型選抜

    出願書類について

    出願時に「ポートフォリオ(A4サイズ1冊)」と「作品写真(5点)」の郵送提出が必須です。

    さらに、面接試験当日に「実物作品(5〜10点以内)」を持参します。

    出願の段階でポートフォリオを完成させておく必要があるため、早めの作品整理が求められます。

    志望理由書には、伝統的な技法から写真・CGなどの先端表現まで学べる版画専攻の特徴を踏まえた熱意を記載しましょう。

    試験内容について

    出願時にA・Bいずれかの選択科目を決めます。

    いずれも共通して「小論文(90分)」と「面接」があり、選択Aは「色彩表現(4時間)」、選択Bは「コラージュ『写真』(4時間)」が課されます。

    小論文では版画に対する興味・関心の高さが文脈から評価されます。

    選択Bのコラージュは、写真を選択・編集する構成力が問われる特殊な試験のため、専用の対策と練習が必要です。

    彫刻学科 総合型選抜

    出願書類について

    出願時に「ポートフォリオ(A3以内1冊)」の提出が必要です。

    動画作品がある場合は、動画共有サイト等にアップロードしたQRコードを添付することも可能です。

    動画を含められるため、立体作品のスケール感や空間表現をアピールしやすい特徴があります。

    志望理由書とポートフォリオの内容がリンクするように構成しましょう。

    試験内容について

    出願時に「①小論文・面接」か「②小論文・面接・立体造形(3時間)」のどちらかを選択して受験します。

     実技試験なし(①)でも受験可能ですが、その分面接とポートフォリオの比重が大きくなります。

    立体造形を選択する場合は、粘土等の扱いだけでなく、柔軟な発想や空間認識能力が評価されます。

    工芸学科 総合型選抜

    出願書類について

    出願時は志望理由書などの共通書類のみですが、面接試験当日に「ポートフォリオ(作品写真入り、A4ファイル)」の持参が必須です。

    陶・ガラス・金属を横断して学ぶ学科の特性を理解した志望理由書を作成しましょう。

    持参するポートフォリオは、これまでの活動記録を分かりやすくファイリングしておく必要があります。

    試験内容について

    出願時にA・Bいずれかを選択します。

    どちらも共通して「小論文(90分)」と「面接」があり、選択Aは「鉛筆デッサン(4時間)」、選択Bは「立体造形(4時間)」が課されます。

    小論文では工芸への関心の深さが問われます。

    選択Bの立体造形では、道具を使わずに手と材料との関わりで造形を行うため、手で作る体力や持続力、材料の特性を利用する工夫が厳しく評価されます。

    生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻 総合型選抜

    出願書類について

    出願時にA・Bいずれかの方式を選択します。選択Aの場合は面接時に「作品3点(過去3年以内、平面・立体問わず)」を持参します。

    選択Bは持参作品はありません。

    選択Aで作品を持参する場合、志望理由書で語る自分の強みやテキスタイルへの思いと、持参する作品のテーマが一致しているかどうかの整合性が問われます。

    試験内容について

    選択Aは「小論文A(60分)」「デッサン・色彩表現(5時間)」「面接(作品を持参)」です。

    選択Bは「小論文B(90分)」と「プレゼンテーション面接」となります。

    選択Bのプレゼンテーション面接は、小論文Bで解答した内容をもとに口頭でアピールする形式です。

    そのため、高い論理的思考力と、自分の考えを言語化するコミュニケーション能力が必須となります。

    情報デザイン学科 メディア芸術コース 総合型選抜

    出願書類について

    出願時に選択A・Bを決定します。

    選択Aのみ、出願時に「オンラインポートフォリオ(URL)」の提出が必須となります(選択Bは共通書類のみ)。

    オンラインポートフォリオはインターネットで閲覧できる形式で作成します。

    単なる作品置き場ではなく、リサーチ力やコンセプトの実現性、情報の共有に関するリテラシー(Webの構成力)も評価の対象となります。

    試験内容について

    選択Aは「面接(オンラインポートフォリオを用いたプレゼン)」のみです。

    選択Bは「デジタル視覚表現(5時間)」と「面接」が課されます。

    選択Bのデジタル視覚表現は、タブレットPCのカメラ機能を用いて視覚の可能性を探る珍しい実技試験です。

    画像編集アプリのオペレーション技術だけでなく、モチーフに対する鋭い観察力と画面構成力が問われます。

    情報デザイン学科 情報デザインコース 総合型選抜

    出願書類について

    出願時に「オンラインポートフォリオ(URL)」の提出が必須です。

    さらに、面接当日に「3〜5点の作品」または「ポートフォリオ」を持参します。

    アプリ、プログラミング、ゲーム、動画などのインタラクティブな作品をまとめることが推奨されます。

    志望理由書とリンクした、自身の最先端技術へのチャレンジ意欲や制作実績のアピールが鍵です。

    試験内容について

    「面接」のみの試験ですが、持参したデバイスやプロジェクター等を用いて作品を投影しながらプレゼンテーションを行います。

    機材トラブルやネット環境の不具合に備えて、オフラインでもプレゼンできるデータを持参するなどの危機管理能力が求められます。

    技術力だけでなく、ソーシャルな視点や社会課題に対するビジョンも評価されます。

    演劇舞踊デザイン学科 演劇舞踊コース 総合型選抜

    出願書類について

    出願時は志望理由書などの共通書類のみで、事前のポートフォリオ提出や当日の作品持参などはありません。

    作品等の提出がない分、志望理由書の重要度が高まります。

    演劇や舞踊に対する自身の熱意や、高校時代における集団でのコミュニケーション経験(部活動など)をどうアピールするかがポイントです。

    試験内容について

    「小論文(90分)」と「身体表現(4時間)」、「面接」が課されます。

    身体表現の試験があるため、動きやすい服装と上履き等の準備が必要です。

    身体表現では、独自の創造性や即興性だけでなく、異なる立場の相手と助け合い、集団で同じ目標に向かって行動できる「協力性・協調性」が非常に重く評価されます。

    演劇舞踊デザイン学科 劇場美術デザインコース 総合型選抜

    出願書類について

    出願時に「ポートフォリオ」の提出が必須です。

    さらに、面接試験当日に自己表現力をアピールする「作品」を持参します。

    舞台美術や照明・衣裳などの視覚演出に関わるコースのため、志望理由書の内容と合わせて、ポートフォリオを通じてデザインの基礎技能や真面目な取り組み姿勢を伝えることが必須です。

    試験内容について

    「鉛筆デッサン(3時間)」と「面接」が課されます。

    面接では、持参した作品のデザインコンセプトを説明するプレゼンテーションが求められます。

    デッサンでは、単に対象を描写するだけでなく、舞台空間を意識した「光の意識」や「空間把握能力」が問われます。

    面接では、演出家やスタッフに自分の考えを伝えることを想定した、論理的なコミュニケーション能力が重要になります。

    各学科の総合型選抜の対策ポイント

    出願書類の書き方

    各学科・専攻のアドミッションポリシーや特色に合わせて、「なぜ他大学や他分野ではなく、多摩美術大学のこの学科・専攻でなければならないのか」を明確かつ具体的に記述し、自身の活動歴やポートフォリオの内容と強い一貫性を持たせることが不可欠です。

    多摩美術大学の総合型選抜では、一律の学力ではなく、各分野で望まれる資質や、そこで学ぶ積極的な意欲、将来への明確な姿勢が総合的に問われるためです。

    たとえば情報デザイン学科では社会課題を解決する視点、演劇舞踊デザイン学科では上演芸術を創造する意欲と協調性など、学科ごとに求める人物像が明確に設定されており、それに合致していることを書類上で証明する必要があります。

    過去の合格者の傾向としては、単に「絵を描くのが好き」と書くのではなく、「高校の美術部や地域のボランティア活動でポスターを制作した際、視覚情報の持つ影響力に気づき、グラフィックデザインを通じて社会課題を解決したい」といった具体的な実体験や実績を、志望理由の根拠として紐付けているケースが多く見られます。

    受験生が最初に取り組むべきアクションは、募集要項にある志望学科の「選抜方針」と「求める人物像」を熟読し、これまでの自分の制作活動や日常での気づきを棚卸しして、学科の理念とリンクするエピソードをリストアップすることです。

    2次試験の対策

    2次試験(専門試験や小論文)で最も評価されるポイントは、出題の意図を正確に読み解く「理解力」と、それを独自の視点で形や文章にする「独創性・表現力」です。

    多摩美術大学の入学者受入れの方針では、「観察する力と思考する力」「構想する力と実行する力」「創造する力と表現する力」が重視されており、未知なる表現の可能性が求められているためです。

    実際の採点基準でも、日本画専攻では「自由で個性的な表現力」、彫刻学科では「常識にこだわらない自由さ」、工芸学科では「材料の特性を利用した独自の構想」などが明記されています。

    具体的な対策として、小論文では「序論(問題提起)→本論(理由と具体例・自身の体験)→結論」という論理的なフレームワークを使い、芸術や社会問題に対する自身の見解を客観的に述べる構成が王道です。

    実技試験では、過去問のモチーフに対してただ写実的に描くのではなく、どのようなテーマを設定して画面を構成したかを明確に持つことが求められます。

    合格ラインに達するための具体的な練習法として、過去の出題傾向に沿って本番と同じ制限時間内で作品や小論文を完成させる実践演習を繰り返し、学校の先生や画塾の講師から客観的なフィードバックをもらって「自分の意図が第三者に正確に伝わるか」を検証・修正する作業を徹底しましょう。

    面接で問われること

    面接試験では、「志望理由と入学後のプラン」「提出したポートフォリオや作品の制作意図」「学科の特色への理解度」が必ずと言っていいほど問われます。

    大学側はこれらの質問を通して、受験生が「学業への熱意を持っているか」「自分の考えを論理的に他者に伝えられるコミュニケーション能力(対話力)があるか」、そして「独自の視点や感性を備えているか」を確認しようとしています。

    デザイン系や演劇舞踊などの分野では、集団での協調性や社会に対するビジョンも大きな評価対象となります。

    好印象を与える回答の具体例として、作品の意図を聞かれた際に「この作品では〇〇という感情を表現するために、あえて△△という素材・技法を選択しました」と、論理的な根拠をもってデザインコンセプトを語れることが挙げられます。

    過去の経験、現在の作品、未来の展望が一貫しているストーリーのある回答が高く評価されます。

    本番で焦らないための準備アクションとして、自身のポートフォリオの全作品について「なぜこれを作ったのか」「何を苦労し、どう解決したか」を徹底的に言語化し、どのような角度から質問されても自分の言葉で説明できるよう、模擬面接を何度も繰り返すことが不可欠です。

    対策スケジュール

    合格までのタイムラインの全体像としては、高3の春から夏にかけて作品制作のベースを固め、夏休みにポートフォリオの骨組みと小論文・面接対策を開始し、秋に書類の完成と実技のタイムトライアルを行う短期決戦の流れになります。

    この中で絶対に達成しておくべき目標は、「10月中旬までにポートフォリオと出願書類の執筆を完璧に完成させること」です。

    なぜなら、総合型選抜の出願期間は11月初旬の非常にタイトな期間に設定されており、出願時にポートフォリオやオンラインURL等の提出が必須の学科が多いためです。

    直前に準備を始めると間に合わず、11月下旬の試験本番に向けた直前対策にも悪影響を及ぼします。

    1日の学習ルーティンの例として、平日は放課後に画塾や学校で3〜4時間の実技対策を行い、帰宅後は小論文のネタとなるニュースや美術情報をインプットする。

    休日は本番同様の長時間(4〜6時間)を通しで制作する実践練習や、ポートフォリオの編集作業に充てる、といったサイクルが理想的です。

    総合型選抜に対するよくある質問

    Q:総合型選抜は現役生でなくても受験できますか?

    A:はい、受験可能です。

    多摩美術大学の総合型選抜は、日本の高等学校を卒業見込みの現役生だけでなく、既卒生(浪人生)や社会人、高等学校卒業程度認定試験に合格した者などでも、出願資格を満たしていれば幅広く受験することができます。

    Q:総合型選抜で合格した場合、入学の辞退はできますか?

    A:できません。

    総合型選抜の出願資格には「本入学試験に合格した場合に入学を確約できる者」と明記されているため、合格後の入学辞退ができない「専願」の入試となっています。

    Q:出願時に提出したポートフォリオ等の書類は返却されますか?

    A:出願時に郵送したポートフォリオなどの提出物は、原則として事由のいかんを問わず一切返却されません。

    ただし、例外として「絵画学科 版画専攻」のポートフォリオのみ返却されます。

    なお、面接当日に持参した作品等については、試験終了後に各自で持ち帰る形になります。

    Q:総合型選抜とその他の特別選抜を複数同時に出願することはできますか?

    A:できません。

    総合型選抜と「外国人留学生選抜」や「帰国生選抜」の複数の出願資格を同時に満たしている場合でも、出願できるのはいずれか1つの入学試験のみと規定されているため、併願は不可となります。

    まとめ

    多摩美術大学美術学部の総合型選抜について、重要なポイントを振り返ります。

    • 概要:学力だけではなく、それぞれの分野で望まれる資質、そこで学ぶ積極的な意欲、将来への明確な姿勢などが総合的に問われる入試です。
    • 入試の日程:11月上旬の出願から11月下旬の試験までが非常に短く、タイトな日程感での短期決戦となります。
    • 募集人数・倍率の傾向:2025年度は多くの学科で2倍台の標準的な倍率ですが、演劇舞踊コース(1.0倍)など2倍を切る狙い目となる学科や専攻も存在します。
    • 出願基準と二次選抜:評定平均や英語資格などの足切りがない分、提出する志望理由書やポートフォリオの完成度と、面接・専門試験(小論文や実技)での表現力が合否に直結します。
    • 対策ポイント:出願締切から逆算して早めに作品制作を進め、「なぜ多摩美術大学のこの学科でなければならないか」という明確な志望理由と一貫性のあるアピールを準備することが合格への鍵となります。

    多摩美術大学美術学部の総合型選抜で合格する人材像

    この入試で合格をつかむのは、自発的かつ積極的に芸術やデザインに向き合い、独自の創造力とそれを他者に伝える基礎的なコミュニケーション能力を持つ受験生です。

    単に与えられた課題をこなすだけでなく、日常の中から新たな課題や主題を発見し、作品や言葉を通じて論理的に表現できる力が評価されます。

    総合型選抜は、学力という一つの物差しではなく、あなたの熱意や個性、そして未来にひらかれた未知なる表現の可能性を多角的に評価してくれる入試です。

    これまでの創作活動や経験に自信を持ち、大学でさらに深く学びたいという強い意志をまっすぐに伝えてください。

    あなたの挑戦を応援しています。

    [目次]