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中央大学先進理工学部公募推薦入試とは

中央大学先進理工学部では、高大接続型自己推薦入学試験という総合型選抜が用意されています。

精密機械工学科、電気電子情報通信工学科、情報工学科の3学科全てで実施されます。

本ページでは、中央大学先進理工学部の総合型選抜である、高大接続型自己推薦入学試験の概要と対策についてお伝えします。

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年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。

実施している年内入試の種類と日程について

中央大学 先進理工学部 全学科 高大接続型自己推薦入学試験 入試日程

全学科共通(精密機械工学科、電気電子情報通信工学科、情報工学科)

出願時期が9月中旬と、年内実施の総合型選抜の中でも非常に早いタイミングに設定されています。

10月中旬に1次選考の合格発表が行われ、11月中旬に2次選考を実施、11月下旬には最終合格が発表されるという、スピーディーかつ短期決戦型の日程です。

一般入試との併願スケジュールは立てやすいものの、高校3年生の夏休みの使い方が合否を直接的に分けるシビアな入試となります。

9月中旬の出願に間に合わせるためには、夏休み中にすべての出願書類と課題を完成させる必要があります。

特に先進理工学部では、情報工学科の「高校で学んだ数学の全教科書に載っている全課題・問題等および解答を自筆にて記述したA4ノート」や、精密機械工学科・電気電子情報通信工学科の「事前・創作課題」など、作成に膨大な時間を要する独自の提出物が課される場合があります。

これらを夏休みに入ってからゼロベースで始めるのではなく、夏休み前から計画的に着手しておくタイムマネジメントが不可欠です。

1次選考通過後は、約1ヶ月後の2次選考に向けて、各学科特有の筆記試験やプレゼンテーション、実験・演習に向けた対策に集中しましょう。

各入試の募集人数・倍率

精密機械工学科の特徴

2025年度は志願者が0名であり、2024年度も志願者4名に対して合格者0名という結果でした。

表面上の倍率だけを見れば競争相手が不在で「狙い目」に見えます。

しかし、実際は大学が求める「数学・物理の評定4.0以上」や各種コンテスト等での実績といった出願要件・評価基準が非常に高く設定されており、基準を満たす実力がなければ合格を出さない厳格な入試となっています。

電気電子情報通信工学科の特徴

2025年度は志願者4名に対して合格者が2名であり、実質倍率は2.0倍ジャストと、ギリギリ「狙い目」と言える範囲に収まっています。

志願者数は例年数名程度で推移しており、募集定員(5名)に対してもまだ合格枠に余裕がある状態です。

電気・磁気に関する独自の実験や演習といった2次選考に対応できる力があれば、一般入試よりも手堅く合格を狙える学科です。

情報工学科の特徴

2025年度は志願者2名に対して合格者が1名で、実質倍率は2.0倍となっており、こちらも数値上は「狙い目」の入試と言えます

しかし、募集人員がわずか1名と極めて狭き門です。

「高校で学んだ数学の全教科書に載っている全課題・問題を自筆で解いたノート」の提出という圧倒的な作業量が課されるため、本気で情報工学科を志望し、膨大な課題をやり遂げる覚悟を持つ受験生だけが合格を勝ち取れるシビアな環境です。

各学部・学科の出願基準・出願書類と二次選抜について

精密機械工学科 高大接続型自己推薦入学試験

出願基準について

  • 現役・既卒の制限:制限なく出願可能です(浪人生もOK)。
  • 評定平均のボーダー:全体の学習成績の状況が「3.8以上」必要であり、かつ「数学」と「物理」のそれぞれの評定が「4.0以上」必要です。
  • 科目の履修制限:数学(Ⅰ、Ⅱ、A、B)と物理基礎の履修が必須で、数学(Ⅲ、C)と物理の履修が望ましいとされています。
  • 実績等の要件:科学賞の入賞、ものづくりコンテストやロボットコンテストでの入賞・予選通過、技能五輪への参加経験など、精密機械工学に関する客観的な実績が必要です。

評定3.8以上という成績に加え、「数学・物理がそれぞれ4.0以上」という理数科目に特化した厳しい成績基準が設けられています。

それに加え、ものづくりやロボット等の具体的な大会実績が必須となるため、自分の実績と成績が両方の条件を満たしているか早期に確認してください。

出願書類について

  • 自己推薦書:「100字以内の要約」と「500字以内の詳細記述」を作成します。
  • 活動実績等に関する資料証明書:コンテストの賞状や公式記録など、客観的な証拠資料の提出が必要です。
  • 教員による所見:在籍(出身)校の教員による所見が必要です。

団体でコンテストやロボット競技等に参加した実績をアピールする場合、チームとしての成果だけでなく「その中で自分が具体的にどのような役割を果たしたのか」を自己推薦書で明確に説明する必要があります。

実績をただ羅列するのではなく、大学での学びにどう活かすかの整合性を持たせましょう。

試験内容について

  • 筆記試験:午前に90分間、基礎学力チェックのための試験が行われます。
  • 面接およびプレゼンテーション:午後に20分間行われます。これまでのものづくり経験と、1次選考合格発表時に提示される「創作課題」について、PCを利用したプレゼンテーション(10分程度)を行い、その後質疑応答が行われます。

1次選考を通過してから初めて「創作課題」が提示されるため、非常に短い期間で課題を作成し、スライド等を用いたプレゼン準備を行う必要があります。

日頃からPCを使った資料作成や、自分の考えを論理的に説明する発表の練習をしておきましょう。

電気電子情報通信工学科 高大接続型自己推薦入学試験

出願基準について

  • 現役・既卒の制限:制限なく出願可能です(浪人生もOK)。
  • 評定平均のボーダー:全体の評定の指定はありませんが、「数学」と「理科」共に評定平均「4.0以上」という理数特化の厳しいボーダーがあります。
  • 実績等の要件:電気電子情報通信分野において主体的に活躍した実績、または今後活躍するために有用な能力が必要です。

全体の評定よりも、数学と理科の成績がピンポイントで厳しく問われるのが特徴です。

理数系の基礎学力を高いレベルで固めていることが大前提となるため、成績要件を満たしているか成績表で確認しましょう。

出願書類について

  • 自己推薦書:「100字以内の要約」と「500字以内の詳細記述」を作成し、志望理由を明確に記述します。
  • 事前課題(任意書式):自身の能力や意欲を具体的な経験に基づいて記述した書類(A4サイズ、枚数不問)の提出が必須です。
  • 学習課題:書類提出とは別に、高校の物理の教科書のうち「電気と磁気」に関連する範囲を熟読・理解しておくことが事前課題として指示されています。
  • 教員による所見:在籍(出身)校の教員による所見が必要です。

​提出する「事前課題」は枚数不問と自由度が高い分、論理的かつ説得力のある内容に仕上げる文章構成力が問われます。

また、書類作成だけでなく、2次選考に向けて「電気と磁気」の範囲を完璧に理解しておくという学習タスクも並行して進める点に注意が必要です。

試験内容について

  • 実験または演習:午前に180分程度(説明含む)行われます。数学や理科の知識を活用し、設定された課題に主体的に取り組みます。
  • 面接および成果発表:午後に20〜30分程度行われます。午前中に取り組んだ「実験・演習の成果発表(10分)」を含み、質疑応答が行われます。

ペーパーテストではなく、3時間におよぶ長時間の「実験・演習」とその成果発表という非常に実践的な試験です。

電気・磁気の知識をただ暗記するだけでなく、初見の課題に対してどう応用し、そのプロセスを面接官にどう論理的に説明できるかが合否を分けます。

情報工学科 高大接続型自己推薦入学試験

出願基準について

  • 現役・既卒の制限:制限なく出願可能です(浪人生もOK)。
  • 評定平均のボーダー:全体の学習成績の状況が「4.0以上」必要です。
  • 実績等の要件:情報オリンピック・数学オリンピックでの優秀な成績、秀逸なソフトウェア・ハードウェアの自作、海外での活動経験など、「能動的学習の実績」があり、それをコミュニケーション力や自己実現力のアピールにつなげられることが必須です。

単なるプログラミングへの興味ではなく、自力で創作した秀逸な作品や全国レベルのコンテスト実績など、非常に高度な能動的学習実績が求められます。

自分の実績が、情報工学科の求める「知識獲得力」や「問題解決力」の証明として十分な水準に達しているか客観的に判断しましょう。

出願書類について

  • 自己推薦書(作文4枚):「情報工学をどう考えるか」「自己アピールの説明」「自己アピール作文」「要約」の4つの作文(それぞれ所定用紙1枚)を作成します。
  • 数学の自筆ノートの提出:最大の難関として、「高校で学んだ数学の全教科書に載っている全課題・問題等および解答を自筆にて記述したA4ノート」の提出が必須です。さらに、全ノートの裏表紙に高校の教員1名による「校閲と署名・押印」を受ける必要があります。
  • 教員による所見:在籍(出身)校の教員による所見が必要です。

​「高校数学の全教科書の全問題を自筆で解いたノートの提出」という、他大学・他学科には類を見ない圧倒的な作業量の提出物が課されます。

夏休みに入ってからではなく、高校生活の中で継続してノートを作成し、教員に校閲を依頼する圧倒的な計画性と実行力がなければ絶対に出願に間に合いません。

試験内容について

  • 筆記試験:午前に60分間、数学(Ⅰ〜Ⅲ、A、Bの数列、Cのベクトル・平面上の曲線と複素数平面)に関する筆記試験が行われます。
  • 面接および随意発表:午後に30分程度、出願書類と筆記試験に基づく質疑応答が行われます。

筆記試験で理系数学の高度な範囲(数Ⅲ・C含む)が厳しく問われるため、ノート作成だけでなく一般入試レベルの実践的な数学対策が必須です。

また、面接では自作の作品を直接持ち込んでアピールできるチャンスがあるため、面接官の興味を惹きつけるプレゼン資料やデモンストレーションの準備を入念に行いましょう。

各学科の総合型選抜の対策ポイント

精密機械工学科

出願書類の書き方

自己推薦書は、精密機械工学の分野における関心・実績を明確に述べることが重要です。

ロボット競技、ものづくりコンテスト、工学関連の課題研究など、具体的な取り組みを記述してください。

技術的な理解度だけでなく、問題解決への主体的なアプローチを強調しましょう。

二次試験の対策

二次選考で実験・演習が課される可能性が高いです。

基礎的な物理・力学の知識を確実に習得してください。

実験レポートの書き方、データの解析方法、考察の深め方について事前に練習しておくことをお勧めします。

対策スケジュール

  • 7月中旬:出願要件の確認、自己推薦書の初期ドラフト作成
  • 8月:実験レポート作成の練習、物理知識の復習
  • 9月中旬:出願書類提出
  • 11月中旬:二次選考受験

電気電子情報通信工学科

出願書類の書き方

事前課題は、電気と磁気に関する具体的な理解を示すチャンスです。

単なる知識の列挙ではなく、実際の現象や応用例を通じた深い思考を示してください。

自己推薦書では、電気電子情報通信分野での具体的な活動実績(コンテスト入賞、研究発表など)を記述し、その経験から何を学んだかを述べることが重要です。

二次試験の対策

実験・演習では、電気と磁気の知識を活用した実践的な課題に取り組みます。

高校物理の教科書における電気と磁気の範囲を熟読し、基本的な公式と原理をしっかり理解してください。

実験に際しては、仮説設定、計測、データ解析、考察という一連のプロセスを主体的に進める姿勢が評価されます。

面接で問われること

出願書類に記載した活動実績の詳細:どのような課題に取り組んだか、困難にどう対処したか

電気と磁気の基本的な知識に関する質問

今後、大学でどのような研究に関心があるか

主体的に活躍するためのあなたの強み

対策スケジュール

  • 7月中旬:高校物理(電気・磁気)の復習開始
  • 8月上旬:事前課題の取り組み、活動実績の整理
  • 8月中旬~下旬:自己推薦書・志望理由書の作成
  • 9月中旬:出願
  • 10月中旬~11月上旬:面接・実験対策

情報工学科

出願書類の書き方

自己推薦書では、情報工学に対する深い関心と実践的な経験を記述してください。

プログラミング大会の出場、アプリ開発、データ分析に関する課題研究など、具体的な実績があれば強力なアピール材料になります。

単なる得意科目の説明ではなく、なぜ情報工学を志すのか、その理由を明確に述べることが大切です。

二次試験の対策

二次選考で出題される問題は、基本的なアルゴリズムやプログラミング概念を理解していることを前提とします。

情報処理の基礎知識を習得し、論理的思考力を高める練習をしておきましょう。

また、実際にプログラムを書く練習も有効です。

対策スケジュール

  • 7月中旬:自己推薦書の作成開始、情報系コンテスト情報の収集
  • 8月:情報処理基礎知識の復習、プログラミング練習
  • 9月中旬:出願
  • 11月上旬~中旬:二次選考対策


総合型選抜に対するよくある質問

Q1:「電気電子情報通信工学科の事前課題は、いつから準備を始めればいいですか?」

A:事前課題は、高校物理の教科書範囲の理解が前提となります。

遅くとも8月上旬には、物理の電気と磁気の単元を一通り復習してから、課題に取り組むことをお勧めします。

課題作成には2~3週間程度の期間を見積もっておくと、余裕を持って準備できます。

Q2:「出願要件を満たしていない場合、どうすればいいですか?」

A:学習成績が基準に満たない場合でも、それを補う優れた実績やコンテスト成績があれば、出願の可能性があります。

詳細は入試課に直接問い合わせフォームから相談してください。

海外高校卒業生は、出願期間開始日の1か月前までに必ず出願前審査を受けてください。

Q3:「二次選考の面接ではどんなことを聞かれますか?」

A:面接では、出願書類に記載した内容の詳細説明、実績に至った過程での工夫や困難への対応、大学での学習に対する意欲などが問われます。

また、各学科の専門分野に関する基本的な知識についても質問される可能性があります。

事前に自分のアピール内容を整理し、簡潔に説明する練習をしておきましょう。

Q4:「複数学科に出願することはできますか?」

A:中央大学の自己推薦入試での併願可否については、入試課の指示に従ってください。

各学科の募集要項を確認し、不明な点があれば問い合わせフォームで確認することをお勧めします。

Q5:「二次選考は対面で実施されますか?」

A:出願情報による限り、二次選考は2025年11月15日に実施予定です。

詳細な実施形式については、合格通知時に案内されます。

最新情報は中央大学公式サイトで確認してください。

まとめ

中央大学先進理工学部の高大接続型自己推薦入学試験について、重要なポイントを振り返ります。

  • 概要:学科ごとに理数科目の厳しい評定基準やコンテスト等の実績が求められ、数学の自筆ノートや事前課題など独自の重厚な提出物が課されるのが特徴です。
  • 入試の日程:9月中旬と出願時期が非常に早いため、圧倒的な作業量を要する課題や出願書類を夏休み前から計画的に進めるスケジュール管理が合否を大きく左右します。
  • 募集人数・倍率の傾向:募集定員が少なく合格のハードルは非常に高いですが、定員に対して合格者をしっかり出しており、事前の重い課題がない「電気電子情報通信工学科」が比較的挑戦しやすい傾向にあります。
  • 出願と試験の対策ポイント:出願締切から逆算して夏休み前から準備を進めること。膨大な書類作成と並行して、理数系の高い基礎学力を問う筆記試験や、実験・演習、プレゼンテーションの対策を並走させる計画が合格への鍵です。

中央大学先進理工学部の高大接続型自己推薦入学試験で合格する人材像

この入試で合格をつかむのは、数学や理科における極めて高い基礎学力を持ち、ものづくりやプログラミング等の高度な能動的学習実績を、大学での専門的な研究に結びつけて論理的に語れる受験生です。

圧倒的な分量の課題を最後までやり抜く強い実行力と、自身の強みや発想を面接・プレゼンテーションで的確に伝えるコミュニケーション能力が評価されます。

高大接続型自己推薦入学試験は、あなたがこれまで情熱を注いできた理数系分野での卓越した実績を、大学側に直接アピールできるシビアで挑戦的な入試です。

要求される水準は非常に高いですが、その厳しい課題に向き合うプロセス自体が、入学後の高度な研究生活に向けた最高の準備となります。

あなたの挑戦を応援しています。

この記事の監修者

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年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。


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