経済学部 高大接続入学試験【自己推薦型】
出願書類の書き方
経済学部入学後の学習計画や将来の構想と、過去の「社会・地域と連携した活動」や「社会問題に関する研究」の実績を論理的に結びつけて書く必要があります。
募集要項において、「これまでの活動経験を本学部における学びやその後の進路において活用できると自己アピールできる方」が明確に求められているためです。
地域活性化のボランティア経験や探究学習でのリサーチ経験から、地方創生における経済的なアプローチの必要性を実感し、経済学部でのデータ分析や政策立案の学びに繋げるといったエピソードがよく見られます。
まずは自身の活動実績を客観的に証明できる「付属資料」を整理し、その経験の中でどのような課題を感じ、大学の経済学で何を解決したいのかを言語化する自己分析から始めましょう。
2次試験の対策
「小論文(60分)」と「外国語(60分)」による基礎学力と思考力、そして「プレゼンテーション(15分程度)」を通じた明確な伝達力と学習意欲が最も評価されます。
入学後の学習計画を実現するために必要な基礎学力を確認したうえで、アドミッション・ポリシーに掲げられた「思考力・判断力・表現力」「主体性・協働性」を測るためです。
プレゼンテーションでは、「活動実績の紹介→そこから得た課題意識→経済学部で学びたいこと→将来の構想」という一貫したストーリー構成が有効です。
筆記試験の過去問演習に加え、1次選考の発表を待たずにPowerPoint等でのスライド作成を開始し、学校の先生などに聞いてもらい客観的なフィードバックを受ける実践練習を繰り返しましょう。
対策スケジュール
9月上旬の出願までに書類と付属資料を完成させ、10月中旬の1次選考発表後、約1週間で10月25日の2次試験(筆記・プレゼン)に臨む短期決戦です。
夏休み中に出願書類(自己推薦書など)とプレゼンテーションのスライド原案を完成させておきましょう。
出願が9月上旬と早く、1次選考発表から2次選考まで1週間程度しかないため、直前のプレゼン準備では完成度が上がらないからです。
1日の学習の中で、小論文の論述と外国語の長文読解をルーティン化し、週に数回は15分間時間を測ってプレゼンのリハーサルを行うのがおすすめです。
タイトな日程の中で複数の対策(筆記・プレゼン)を並行する必要があるため、1週間のタスクを細分化し、焦らず着実にこなしていくスケジュール管理が成功のコツです。
経済学部 高大接続入学試験【資格・実績評価型】
出願書類の書き方
出願要件として取得した高度な資格(簿記2級以上や基本情報技術者試験など)の取得過程と、その知識を大学での経済学や情報システムの学びにどう活かすかを具体的に書く必要があります。
単なる資格取得の自慢ではなく、アドミッション・ポリシーに基づき「入学後の学習計画や将来の構想が明確であり、これまでの経験を活用できること」が評価の基準となるためです。
簿記の学習を通じて企業の財務やマクロ経済の動きに関心を持ったことや、情報技術の知識を活かして経済データの分析(データサイエンス)を行いたいといった、資格と学問の融合をアピールするエピソードが強力です。
自己推薦書を書き始める前に、なぜその資格を取ろうと思ったのか、取得する過程でどんな苦労や学びがあったのかを箇条書きで洗い出してみましょう。
2次試験の対策
60分ずつの「小論文」と「外国語」の筆記試験において、論理的思考力や表現力、および大学での学修に耐えうる基礎学力が評価されます。
資格や実績を持つ学生であっても、大学の講義を理解し、社会問題に対して論理的にアプローチできる「思考力・判断力」が共通して求められているためです。
経済や社会問題に関する基礎的なテーマが出題されやすいため、「課題の背景・現状分析→自らの意見→その根拠→結論」というオーソドックスな小論文のフレームワークが有効です。
資格試験の勉強と並行して、日々の経済ニュースや新聞の社説に触れ、要約と自分の意見を60分以内で書き切るタイムマネジメントの練習を積み重ねましょう。
面接で問われること
提出した「自己推薦書」の内容に基づく、資格取得の動機や入学後の具体的な学習計画の深掘りが行われます。
資格を単なる暗記で取得したのではなく、実社会や経済の仕組みに興味を持って主体的に学んだ姿勢(主体性・協働性)を直接確認するためです。
「取得した情報技術の知識を、実際の経済ニュースのどのような課題解決に当てはめて考えたいか」等の質問に対し、最近の時事動向を交えて論理的に答えることが好印象を与えます。
自分が書いた自己推薦書の内容について「なぜ?」「どうやって活かす?」といった想定質問をリスト化し、先生を相手に模擬面接を繰り返す準備アクションが必須です。
対策スケジュール
出願時(9月中旬)までに資格を取得し、1次選考(書類)なしで出願者全員が10月25日の筆記・面接試験に直行します。
遅くとも高校3年生の1学期〜夏休みまでに、出願条件となる資格(簿記や情報技術者など)に確実に合格し、証明書を手元に準備しておくこと。
出願資格を満たさなければそもそも受験できず、出願後は筆記・面接対策に専念する時間を確保する必要があるためです。
資格取得後は、1日の学習時間を「小論文」「外国語」の演習に半分ずつ充て、週末に模擬面接を入れるルーティンが効果的です。
難関資格の取得という大きなハードルを越えた自分に自信を持ち、10月下旬の試験本番までモチベーションを落とさずに筆記対策をやり抜くメンタル管理が重要です。
経済学部 英語運用能力特別入学試験 / ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語特別入学試験
出願書類の書き方
「自己アピールしたい事柄を100字以内で要約し、1,000字以内で詳しく記述する」という特殊な形式の自己推薦書において、語学学習の経緯と経済学部での学びの関連性を的確に書く必要があります。
出願書類のフォーマットがそのように指定されており、限られた字数で要点を伝える「要約力」と、論理的に詳細を説明する「構成力」が同時に問われるためです。
高い語学力や異文化交流の経験を活かして、国際経済の仕組みや新興国の発展について学び、将来はグローバルに活躍したいという一貫したストーリーが評価されやすいです。
まずは1,000字で自分の経験とビジョンを存分に書き出し、そこから最も面接官に伝えたい「コアなメッセージ」を抽出して100字に要約する作業から始めましょう。
2次試験の対策
60分の「小論文」において、時事問題や経済テーマに対する基礎的な知識と「論理的思考力・表現力」が最も評価されます。
高い語学力は出願書類ですでに証明されているため(当日の外国語筆記試験はなし)、2次試験では日本語での論理構築力と思考の深さが重点的に見られるためです。
グローバル化や環境問題、各言語圏の社会情勢などのテーマに対して、「現状の課題→自らの意見→客観的な根拠→解決策・結論」の流れで書く構成がおすすめです。
語学資格の勉強と並行して、新聞の国際面や経済面を読み、社会問題に対して自分なりの意見を60分で小論文にまとめる実践演習を行ってください。
面接で問われること
語学を学んだ背景、異文化に対する経験や理解度、そしてその語学力を「経済学」という専門分野にどう結びつけるかといった目的意識が問われます。
優れた語学力を持つ学生が、単なる「語学学習」に留まらず、経済学部で学ぶ明確な意義と主体性を持っているかを確認するためです。
「なぜ外国語学部ではなく経済学部なのか」という定番の質問に対し、「語学はツールであり、それを用いて世界の経済格差を研究したい」といった論理的で明確な回答が好印象に繋がります。
作成した「100字要約+1000字記述」の自己推薦書の内容を深く理解し、どのような角度から質問されても一貫したビジョンを答えられるよう、模擬面接を繰り返しましょう。
対策スケジュール
9月中旬の出願までに規定の語学スコア(TOEFL iBT 61以上、英検CSE2200以上など、試験から遡って2年以内のもの)を取得し、1次選考なしで10月25日の小論文・面接に臨みます。
高校2年生〜高校3年生の夏休み前までに、必ず複数回検定試験を受験し、規定の語学スコアをクリアしておきましょう。
各種語学検定は年間の実施回数が限られており、2年以内の有効スコアを用意できなければ出願のスタートラインに立てないためです。
語学要件をクリアした後は、1日の学習を「小論文の執筆」と「時事ニュースのスクラップ」に切り替え、一般入試の現代文や社会科目の学習とリンクさせながら知識を深めましょう。
早期に語学スコアを取得することで精神的な余裕が生まれるため、計画的な受験スケジュールを組み、秋以降は小論文と面接に集中できる環境を自分で整えることが最大のコツです。