チャレンジ入学試験の対策ポイント
出願書類の書き方
志望する部門(リーガル・パブリック・グローバル)での将来の目標と、それを実現するために取り組んできた課外活動での卓越した経験を具体的に書く必要があります。
募集要項において「社会や自己の未来を切り拓く夢を持ち、その実現のために意識的に学修や課外活動に取り組み、優れた成果を挙げた等卓越した経験と実績を有する者」と明確に求められているためです。
例えば、生徒会活動での校則改定に向けた折衝経験をパブリック部門での政策立案の素養と紐付けたり、国際NGOでのボランティア経験をグローバル部門での国際問題解決の志望理由と結びつけたりすると良いでしょう。
まずは自分の過去の活動実績を棚卸しし、それが「リーガル」「パブリック」「グローバル」のどの分野の問題解決にどう直結するのかを論理的に言語化する自己分析から始めましょう。
2次試験の対策
講義理解力試験では、専門的な講義内容を正確に「要約」する力と、事例に対して自らの「意見を論理的に論述する」力が最も評価されます。
法律学・政治学を学ぶうえで必要な知識・学力を基礎とし、社会問題に対する優れた「思考力」「判断力」がアドミッションポリシーで求められているためです。
過去の参考問題では、民法や不法行為に関する45分程度の講義を受けた後、「指定された4つのキーワードを用いて400〜500字で要約する問題」や、「交通事故の具体例を挙げて損害賠償額の減額を認めるかについて400〜500字で論じる問題」が出題されています。
法学や政治学の基礎的な新書や時事ニュースを読み、その内容を400字程度で要約し、自分の意見を論理的に構成して書く練習を毎日行いましょう。
面接で問われること
提出した志望理由書や志願者経歴書の内容の深掘りと、多様な人々と協働して問題解決を図る姿勢が問われます。
出願資格として「関係者とコミュニケーションを図りながら、協働して問題解決を図る姿勢と能力を有する者」と明記されているためです。
例えば、「課外活動で意見が対立した際、どのように解決に導いたか」「将来の夢を実現する過程で、なぜ中央大学法学部での学びが不可欠なのか」といった質問に対し、自身の経験と大学のカリキュラムを関連付けて論理的に答えることが好印象を与えます。
志望理由書に書いたすべてのエピソードについて、「なぜ?」「どうやって?」と自分に問いかけ、想定問答集を作成して模擬面接を繰り返しましょう。
対策ケジュール
9月上旬の出願に向け、高3の夏までに出願書類を完成させます。
出願願後は、10月下旬の2次試験に向けて講義理解力試験と面接の対策に集中しましょう
8月末までに出願書類を完璧に仕上げ、10月中旬までに講義内容の要約・小論文の論述フォーマットを確立すると良いです。
出願締切が非常に早く、1次選考発表から2次選考まで約1週間しかないためです。
1次の結果を待たずに2次対策を進める必要があります。
例えば1日のルーティンとして、朝に新聞の社説要約、放課後に法学系の入門書を読んで自分の意見を論述、週末に模擬面接を行うと効果的です。
期間が短いためスケジュールを逆算してタスクを細分化し、焦らずに毎日コツコツと「要約と論述」のトレーニングを続けるメンタル管理が重要です。
英語運用能力特別入学試験の対策ポイント
出願書類の書き方
一般的な志望理由書の代わりに提出する「面接質問用紙」に、英語学習の経緯や、高い語学力を生かして大学で何を学びたいかという明確なビジョンを書く必要があります。
提出した「面接質問用紙」が、実際の「日本語および英語による面接」で直接使用されるベース資料となるためです。
例えば、海外留学での挫折と克服エピソードや、難関英語資格取得までの努力の過程を、国際社会における法的問題解決への関心と紐付けて記載する例が多いです。
まずは出願資格となる英語スコアをクリアした上で、本番の面接官に「英語で聞かれたい内容」を戦略的に面接質問用紙に盛り込みましょう。
2次試験の対策
英語の筆記試験(60分)と小論文(45分)において、限られた時間内で正確に文章を読解・表現し、論理的な文章を構成する力が評価されます。
英語での高いコミュニケーション能力だけでなく、法学部で学ぶための基礎的な論理的思考力が不可欠だからです。
小論文では国際社会の課題や基礎的なテーマについて意見を問われることが多いため、「課題の背景→自分の意見→根拠→結論」のフレームワークが有効です。
45分という短い時間で小論文を書き切るタイムマネジメントの練習と、長文読解・英作文のスピードを上げる演習を積み重ねましょう。
面接で問われること
提出した面接質問用紙に基づく質疑応答が、「日本語による面接」と「英語による面接」の両方で行われます。
資格のスコアだけでなく、実践的な英語運用能力と思考力、対面でのコミュニケーション能力を直接確認するためです。
「なぜ法学部なのか」「将来の目標に英語をどう活かすか」といった定番の質問に対し、英語でも滞りなく自分の言葉で論理的に説明できることが好印象に繋がります。
自分が作成した面接質問用紙をネイティブの先生や英語教員に共有し、英語での実践的な模擬面接を本番さながらの緊張感の中で繰り返し行ってください。
対策スケジュール
9月中旬の出願までに英語スコアを取得し、出願と同時に筆記・面接試験に向けた実践演習に移行しましょう。
遅くとも高3の夏休み前までに規定の英語資格スコア(TOEFL iBT 80以上、英検1級など)を取得し、9月以降は英語面接・小論文に専念すると良いです。
出願資格のハードルが非常に高いため、スコア取得が遅れると出願自体ができなくなるからです。
また、試験日も早いため、出願後は即座に2次対策へシフトする必要があります。
例えば、オンライン英会話を活用して毎日英語でディスカッションを行い、並行して過去問や小論文の参考書で45分間の論述訓練をルーティン化すると効果的です。
厳しい英語資格の要件をクリアした自分に自信を持ち、本番の英語面接でも物怖じしない堂々とした態度を保つメンタルづくりを意識してください。