作成日: 2026/2/26 更新日:2026/2/26
ミキサーになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

「ミキサーのなり方は?」
「ミキサーになるのに必要な資格は?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。
- ミキサーとはどんな職業なのか
- 仕事内容・やりがい・給料
- ミキサーになるには何をすべきか
- 取得すべき資格
- 向いている人の特徴
また、ミキサーに関するよくある質問にも答えています。
ミキサーに興味のある人や、ミキサーを目指している人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
ミキサーとは

ミキサーとは、録音された音声や楽器の音など複数の素材を整理し、音量・音質・定位を調整して完成形の音に仕上げ、作品や現場にちょうどいいものに仕上げる専門職です。
サウンドエンジニアとも呼ばれ、音楽制作、ライブ音響、映像制作など幅広い分野で音を設計します。
制作意図に合わせて音のバランスを整え、聴き手にとって最適な音響空間を構築することが役割です。
以下にミキサーの仕事内容や給料についてまとめます。
- ミキサーの仕事内容
- ミキサーの給料・給与・年収
- ミキサーのやりがい
- ミキサーの働き方
- ミキサーに必要な知識、資格、スキル
- ミキサーという職業の注意点
それぞれ見ていきましょう。
ミキサーの仕事内容
ミキサーの仕事内容は、音素材を整理し、用途に応じて音を完成形に仕上げることです。
機材やソフトを用いて音量や音質、空間処理を行い、作品や現場に適した音響バランスを構築します。
制作現場では、ディレクターやアーティストの意図を踏まえながら作業を進めます。
また、「ミキサー」と一言でいっても、仕事内容によって幾つかの種類があります。
以下では、ミキサーの種類と仕事内容について表でまとめました。
種類 | 仕事内容 |
PAミキサー(ライブ音響) | コンサートやイベント会場でマイク・楽器の音量や音質を調整する 本番中にリアルタイムで操作し、ハウリング防止や会場環境への対応を行う |
MAミキサー(映像音響) | 映画・テレビ・CM・ゲームなどの映像作品で音の最終仕上げを担当する。 セリフ整音、効果音やBGMの配置、映像に合わせた音響演出を行う。 |
ミックスエンジニア(音楽制作) | レコーディングされたボーカルや各楽器のバランスを調整する 音質加工や空間処理を行って楽曲として完成させる 配信・CD用の音源制作を担当する 録音の準備(機材テスト、調整) 録音に立ち会い、微調整する |
共通する仕事内容 | 音量・音質・定位を調整して作品の完成度を高める 制作意図を理解し音で表現する DAWやミキサー機材を操作する マイクを選び、セッティングする ディレクターやアーティストと連携して修正対応を行う 納期に合わせて音の最終仕上げを行う |
ミキサーは分野によって作業内容が異なりますが、音を設計する点は共通しています。
参考:音楽プロデューサーになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
参考:編曲家になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
ミキサーの給料・給与・年収

ミキサーの給料は、経験、所属先、分野によって異なります。
制作会社やスタジオに勤務する場合、年収は300万〜500万円程度が目安とされます。
経験を積むことで600万円以上になるケースもあります。
フリーランスの場合は案件単位で報酬を得るため、実績や人脈によって収入の幅が大きく変動します。
職業情報サイトjobtagによると、録音エンジニアという職業の年収は453.8万円となっています。
参照:録音エンジニア:jobtag
ミキサーのやりがい
ミキサーのやりがいは、自分が調整した音が作品として公開されることです。
音は作品の印象を左右する要素であり、仕上がりに直接関わります。
以下では、ミキサーのやりがいについてまとめました。
やりがいのポイント | 内容 |
作品の完成に関われる | 音の仕上げを担当し、作品の完成度に直結する |
表現を支えられる | アーティストや演出意図を音で実現できる |
多分野に関われる | 音楽、映像、ライブなど幅広い制作に携われる |
技術の成長を実感できる | 経験を重ねるほど判断力と技術が向上する |
達成感がある | 公開や本番後に成果を実感できる |
ミキサーは裏方の職種ですが、作品の質に直結する工程を担います。
ミキサーの働き方

ミキサーの働き方は、所属かフリーランスかによって異なります。
以下では、ミキサーの働き方についてまとめました。
項目 | 内容 |
職種 | 音楽制作、映像音響、ライブ音響などで音を調整する職種 |
雇用形態 | 制作会社・スタジオ勤務、またはフリーランス |
勤務先 | レコーディングスタジオ、ポストプロダクション、ライブ制作会社など |
働き方の特徴 | プロジェクト単位で進行することが多い |
収入の傾向 | 会社員は比較的安定、フリーランスは変動が大きい |
キャリアの広がり | 実績により大型案件や専属契約につながる |
ミキサーは経験と実績が評価されやすく、キャリアの進め方によって働き方が変わります。
ミキサーに必要な知識、資格、スキル
ミキサーとして働くには、音響技術と制作理解を身につける必要があります。
以下では、必要な知識、資格、スキルをまとめました。
■必要な知識
- 音響理論や録音技術の基礎……周波数・音圧・EQ・コンプレッサーなどの音響理論や、マイク配置・ゲイン調整など録音時の基本技術を理解する知識。
- DAWや機材に関する知識……DAW(Digital Audio Workstation:音楽制作ソフト)の操作や、オーディオインターフェース、マイク、プラグイン機材の役割を理解する知識。
- 制作フローへの理解……レコーディング、編集、ミックス、マスタリングまでの制作工程と各工程の目的を把握する知識。
■あると有利な資格
- 舞台機構調整技能士
- Pro Tools技術認定
- サウンドレコーディング技術認定
必須の資格や学歴はありませんが、音響系専門学校での学習経験は評価されます。
機材操作や制作現場の流れを体系的に学んだ経験は、即戦力として評価されやすいでしょう。
■必要なスキル
- DAW操作スキル……録音編集やミックス作業を行う中心ツールであり、楽曲制作や映像音響の現場で必須となる。
- 音のバランス判断力……ボーカルと楽器の音量や音質を調整し、作品として聴きやすい仕上がりにする場面で活きる。
- コミュニケーション能力……アーティストやディレクターの意図を理解し、音で表現するための打ち合わせや調整で必要。
- 修正対応力……クライアントからの細かな修正依頼に対応し、短時間で最適な調整を行う場面で求められる。
- 継続的な学習姿勢……新しいプラグインや制作手法が常に更新されるため、技術を学び続ける姿勢が必要。
- スケジュール管理能力……納期までに複数工程を進める必要があり、制作進行や修正対応を計画的に行う場面で重要。
- 集中力……長時間の編集や細かな音調整を行う場面が多く、わずかな違いを聞き分けながら作業を継続するために必要。
- トラブル対応力……機材の不調、ノイズ、ハウリングなど予期しない問題が発生した際に、原因を判断し迅速に対処する場面で求められる。
技術と経験の積み重ねが評価につながります。
ミキサーという職業の注意点

ミキサーは専門性の高い職種ですが、仕事として継続するための注意点もあります。
以下では、注意点をまとめました。
注意点 | 内容 |
収入の不安定さ | フリーランスの場合は案件数や単価に収入が左右され、継続的な仕事確保と営業が必要になる。 |
初期は下積みが必要 | アシスタントからスタートすることが多く、機材準備や編集補助を通して現場経験を積む期間が続く場合がある。 |
納期が厳しい | 放送日や公開日が決まっているためスケジュールに追われやすく、短期間で仕上げる対応力が求められる。 |
修正が多い | クライアントやディレクターの意図に合わせて細かな音量・音質調整を繰り返す場面が多い。 |
技術更新が必要 | DAWやプラグイン、機材は常に進化するため、新しい技術や制作手法を継続的に学ぶ必要がある。 |
長時間作業 | 細かな編集やミックス作業は集中力を要し、長時間のスタジオ作業や在宅制作になることがある。 |
勤務スケジュールや生活が不規則になりやすい | 収録時間や本番時間に合わせて勤務時間が変動し、夜間・休日対応になることがある。 |
耳への影響に注意(騒音性難聴、音響外傷) | 長時間の音作業や大音量環境により聴覚へ負担がかかるため、音量管理や休憩などの対策が必要。 |
ミキサーとして働くには、技術だけでなく継続力と実務理解も重要です。
これらを踏まえて準備を進めることで、長期的に活動しやすくなります。
ミキサーになる方法

ミキサーになるにはどのような準備が必要なのでしょうか。
ここでは、ミキサーのなり方の基本的なステップを紹介します。
- 音響の基礎知識を身につける
- DAWや機材の操作を習得する
- ポートフォリオを作成する
- スタジオ・制作会社・現場で経験を積む
- 実績を増やし担当領域を広げる
それぞれ見ていきましょう。
音響の基礎知識を身につける
ミキサーを目指す第一歩は、音を理論的に理解することです。
感覚だけでなく、音の仕組みや機材の原理を理解することで安定した作業が可能になります。
主に学ぶ内容は次の通りです。
- 音響物理(音の伝わり方、周波数、音圧の仕組み)
- 電気・信号の基礎(アナログ/デジタル信号、ケーブル、回路)
- 録音技術(マイクの種類、配置、収録方法)
- 音楽・映像理論(構成や演出意図の理解)
これらは専門学校や大学で学べるほか、オンライン教材や実践を通じて習得することもできます。
DAWや機材の操作を習得する

ミキサーの仕事では、DAWや各種音響機材の操作が必須です。
音量調整、EQ、コンプレッサー、空間処理などの基本操作を習得します。
代表的なDAWには、Pro Tools、Logic Pro、Cubaseなどがあります。
また、次のような機材理解も必要です。
- ミキシングコンソールの操作
- オーディオインターフェースの設定
- プラグインエフェクトの使い分け
- ライブ/スタジオ環境ごとの信号ルーティング
操作は知識だけでなく、実際に制作を繰り返して身につけます。
ポートフォリオを作成する
就職や案件獲得では、自分の技術や考え方を具体的に示すポートフォリオが重要です。
単に作品を並べるだけでなく、「どのような環境で」「どのような意図で」「どのように音を仕上げたか」を整理してまとめることで、実務能力が伝わりやすくなります。
また、志望する分野によって評価されるポイントが異なるため、内容は分野ごとに整理して構成することが基本です。
制作背景や担当範囲、課題への対応などを言語化しておくと、面接や打ち合わせでも説明しやすくなります。
PAミキサー志望の場合
- イベントやライブのオペレート経験をまとめる
- 使用機材、回線表、会場条件、対応内容を記録する
MAミキサー志望の場合
- 映像作品の整音・音響演出事例をまとめる
- ノイズ除去や音響演出の比較を示す
ミックスエンジニア志望の場合
- 制作した楽曲をまとめる
- 使用した処理や意図を解説する
実績が少ない場合でも、架空案件や自主制作を通じてポートフォリオを作成できます。
制作過程や判断理由まで整理しておくことで、経験量だけでなく思考プロセスも評価対象になります。
スタジオ・制作会社・現場で経験を積む

基礎知識を身につけた後は、実際の制作現場に近い環境で経験を積むことが重要です。
学校や自主制作だけでは得られない作業の流れや判断基準を理解できます。
現場では、機材の扱い方だけでなく、準備・進行・トラブル対応など実務全体を学びます。
志望分野に応じて経験の積み方が異なります。
PA志望の場合
- ライブハウスや音響会社でのアルバイト
- 設営やケーブル作業など現場の基本を習得
MA志望の場合
- ポストプロダクションや放送技術部門のインターン
- アシスタントとして整音や編集を担当
ミックスエンジニア志望の場合
- レコーディングスタジオのアシスタント
- セッティングや編集作業から段階的に担当
現場経験を重ねることで、音の判断力だけでなく、進行管理やコミュニケーションの実務感覚も身につきます。
実績を増やし担当領域を広げる
経験を重ねることで担当できる仕事は広がります。
初期は小規模な案件から始まり、制作規模やジャンル、担当領域を段階的に広げていくのが一般的です。
実績の蓄積により、メインエンジニアとしての担当や大型案件への参加につながります。
例えば、次のようにステップアップしていくケースがあります。
- 歌のミックス → バンド楽曲 → ライブ録音・ライブ音響
- YouTube動画の音声調整 → CM・テレビ番組 → アニメ・ゲーム音響
- ステレオ制作 → サラウンド(5.1ch) → イマーシブオーディオ
このように、扱う素材や制作規模、再生環境が広がることで、求められる判断力や技術も高度になります。
経験領域を横断して実績を積むことで担当範囲が広がり、将来的にはフリーランスとして独立する選択肢も生まれます。
ミキサーになりたい高校生の進路

ミキサー(サウンドエンジニア)になりたい高校生の進路には、いくつかの選択肢があります。
代表的な進路について解説します。
- 大学に進学する
- 専門学校に進学する
それぞれ見ていきましょう。
大学に進学する
ミキサーを目指す進路として、大学に進学する方法があります。
大学では、音響技術だけでなく、音楽・映像・情報・電気など関連分野を幅広く学べる点が特徴です。
理論的な理解を深めながら制作実習に取り組むことで、技術の背景まで理解した音づくりが可能になります。
将来的に音楽制作、映像音響、研究分野など進路の幅を広げたい人に向いています。
おすすめの学部・学科
- 芸術学部(音楽・音響系)
- メディア学部・映像学部
- 情報デザイン・メディアデザイン系
- 電気電子・音響工学系
学べる内容
- 音響理論や音の物理
- 録音・編集・ミキシングの基礎
- 映像音響やメディア制作
- 電気信号や機材の仕組み
- 制作実習やプロジェクト制作
大学進学は、理論と表現の両面から音響を学びたい人に適した進路です。
幅広い知識を身につけることで、ミキサー以外の音響職やメディア制作分野にも展開しやすくなります。
専門学校に進学する
専門学校に進学する方法は、実務に直結するスキルを集中的に身につけたい人に向いています。
レコーディング、ライブ音響、MAなど分野ごとにカリキュラムが分かれていることが多く、現場を想定した設備で実習できる点が特徴です。
卒業時にはポートフォリオや実務経験に近い制作実績を用意しやすくなります。
早く現場に入りたい人にとって現実的な進路です。
おすすめの学科
- 音響技術学科
- レコーディングエンジニア学科
- A・ライブ音響学科
- 映像音響・MA学科
学べる内容
- DAW(Pro Tools など)の実践操作
- 録音・整音・ミックスの実習
- ライブ音響の設営やオペレート
- 機材知識や回線設計
- ポートフォリオ制作や就職対策
専門学校は、制作現場に近い環境で経験を積みながら、ミキサーとして必要な技術を段階的に習得できる進路です。
実習中心の学びにより、卒業後はスタジオアシスタントや音響会社への就職を目指しやすくなります。
おすすめの大学

以下では、ミキサーを目指す方におすすめな大学を紹介します。
大学名 | 学部・学科 | おすすめの理由 |
日本映画大学 | 映画学科録音コース | 日本初の映画単科大学で映画制作の全工程を学べる。 録音コースで収音からMAミキシングまで一貫して学べる。 映像と音の関係性を深く理解でき、映像業界就職に有利。 |
京都芸術大学 | 舞台芸術学科 舞台デザインコース | PAミキサー志望に適した舞台音響の実践教育。 学内劇場で舞台スタッフとして現場経験を積める。 他学科連携により空間演出や音響デザインを学べる。 |
昭和音楽大学 | 音楽学部 音楽芸術運営学科 舞台スタッフコース | 音楽大学の環境で音作りを実践的に学べる。 舞台関連の仕事を経験後、専門分野を選択できる。 設備の整ったホール実習でミキサー技能を習得できる。 2027年度には「芸術工学部」も開設予定 参考:昭和音楽大学|芸術工学部とは |
大学に進学することは、ミキサーを目指すうえで、音響や録音の基礎に加え、映像・音楽・舞台など幅広い分野の知識を身につけられる点がメリットです。
制作実習や現場型の授業を通して、収音・整音・ミキシングなどの技術を段階的に学びながら、自分が目指す分野(PA・MA・ミックスエンジニアなど)を明確にできます。
設備の整った環境で経験を積み、理論と実践の両面から音作りを深く学びたい人にとって、大学進学は有効な進路の一つです。
ミキサーを目指せるぴったりな大学は年内入試ナビで見つかる
ミキサーを目指す際に最も適した大学を探すには、年内入試ナビの利用がおすすめです。
年内入試ナビは、一般選抜以外の形式で受験できる大学や受験情報をまとめたナビサイトです。
評定平均や通学可能な地域を登録すれば、現実的に合格圏内の大学や、自宅から通える範囲の大学が表示されます。
しかも、大学から「あなたに入学してほしい」というオファーをもらえる可能性もあります。
合格を十分に狙うことができ、一般受験を受けずに入学を目指せる大学がわかるので、ぜひ登録してみてください。
おすすめの専門学校

以下では、ミキサーを目指す方におすすめな専門学校を紹介します。
学校名 | 学部・学科・コース | 特徴 |
音響技術科 | レコーディング・PA・MAなど音響制作全般を基礎から体系的に学べる学科。 スタジオ実習を中心に、収音・編集・ミキシング・音響機材の運用まで段階的に習得する。 制作現場を想定した実践授業や企業連携により、音響エンジニアとして必要な実務力を身につけられる。 | |
PAコース/レコーディングコース | ライブ音響と音楽制作の分野別に専門的な技術を学べるコース構成。P Aコースではライブ・イベント音響の設営やオペレート、レコーディングコースでは録音・編集・ミックスなど音楽制作工程を実習中心に習得する。 現場型授業や作品制作を通して実践経験を積める点が特徴。 | |
HAL東京 | ミュージック学科 | 作曲・サウンド制作・レコーディングなど音楽制作を総合的に学べる学科。 DAWを用いた制作実習やチーム制作を通して、音源制作から音響処理までの流れを理解する。 企業連携やプロジェクト型授業により、制作分野で求められる実践力と表現力を身につけられる。 |
専門学校の特徴は、4年生大学よりも実践的な授業を行うことと、年次が少ないため早く現場に出られることです。
ミキサーとして早く活躍したい人に向いている進路と言えます。
よくある質問

ミキサーに興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。
よくある質問とその回答を記載していきます。
ミキサーに向いている人の特徴は?
ミキサーは、音楽や映像の音を調整し、作品として完成させる仕事です。
単に音が好きというだけでなく、細かな違いを聞き取り、意図に合わせて音を設計できる人に向いています。
また、技術職であると同時に制作チームの一員として進行するため、継続的に学ぶ姿勢やコミュニケーションも求められます。
以下では、ミキサーに向いている人の特徴をまとめました。
向いている人の特徴 | 理由 |
音楽・映像・音響に関心がある | 分野理解が深いほど音作りの意図を判断しやすい |
音の違いを聞き分けられる | 音量・質感・定位などの微調整が日常的に必要になる |
集中力を維持できる | 長時間の編集や調整作業を継続して行う場面が多い |
新しい技術を学べる | ソフトや機材の更新が頻繁にあり継続的な習得が必要 |
コツコツ作業できる | 修正や試行錯誤を重ねて完成度を高めていく仕事である |
コミュニケーションが取れる | 監督・演出・アーティストの意図を共有して音を作るため |
ミキサーに向いているのは、音への関心に加えて、丁寧さや継続力、制作チームと協力できる姿勢を持つ人です。
技術と経験を積み重ねながら、作品の完成度を支える役割を担います。
ミキサーの仕事に需要はある?

ミキサーの仕事は音楽・映像・放送・ライブなど幅広い分野に存在します。
媒体や制作形式が増えたことで、音を専門に扱う技術者の活躍領域も広がっています。
具体的な活躍分野は次の通りです。
- 音楽制作:楽曲のミックス・マスタリングを行い、作品として完成させる
- 映像制作:セリフの整音や効果音の配置、MAで音響を仕上げる
- 放送:番組の収録・生放送で音量やバランスを調整する
- ライブ・イベント:会場環境に合わせてリアルタイムで音響操作を行う
- 配信・動画制作:視聴環境に最適化された音声品質に仕上げる
これらの分野では共通して、音のバランス調整、ノイズ処理、作品意図の表現といった技術が求められます。
近年は個人制作や企業の動画発信が増えたことで、従来の業界以外でもミキサーの関与が増えています。
要因 | 需要がある理由 |
映像コンテンツ増加 | 動画配信・SNS・企業動画の拡大で音声調整の機会が増えている |
デジタル制作の普及 | DAWなど音声編集ツールが標準化し、専門技術者の役割が明確になっている |
音質重視の傾向 | 視聴体験の評価に音質が直結し、整音・ミキシングの重要性が高まっている |
デジタル制作環境の普及により、音声編集・ミキシングを行える人材の需要は継続しています。
特定の分野に限らず、複数領域で活動できる点もミキサーの特徴です。
まとめ

本記事では、ミキサーの定義から仕事内容・年収・やりがい・働き方・なり方・進路までを解説しました。
解説した中でも、ミキサーに関する重要なポイントを最後に整理します。
- ミキサーとは、録音された音声や楽器など複数の音素材を整理し、音量・音質・定位を調整して完成形の音に仕上げる職業である
- 主な仕事は、ミックス・整音・音響演出、DAWや機材操作、制作意図に合わせた音の最終調整などが挙げられる
- 年収は300万〜500万円程度が目安で、経験や分野、実績によって600万円以上になるケースもある
- 必須資格はないが、音響理論、録音技術、DAW操作、制作フロー理解などの知識とスキルが求められる
- ミキサーになるには、音響の基礎学習、機材操作の習得、ポートフォリオ作成、現場経験の蓄積が基本的なステップである
- ミキサーを目指す高校生は、音響・音楽・映像・メディア分野を学べる大学や専門学校への進学が一般的な進路である
- 音楽・映像・放送・ライブ・配信など分野横断で需要があり、デジタル制作の普及により活躍領域は広がっている
本記事で解説した内容は、「ミキサーのなり方ガイド」でまとめています。
年内入試ナビの会員になるだけで受け取れるので、復習のためにもぜひ登録してご覧ください。
ミキサーのなり方・必要な資格・仕事内容を解説
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
