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作成日: 2024/12/09 更新日:2024/12/09

総合政策学部は何を学ぶ学部?学ぶことや向いている人の特徴を解説!

総合政策学部は何を学ぶ学部?学ぶことや向いている人の特徴を解説!

「総合政策学部」と聞いても、一体何を学ぶ学部か分からず、大学の公式サイトやパンフレットを見てもいまいちピンとこない…と感じている方もいるのではないでしょうか?

この記事では、総合政策学部の特徴や各大学のカリキュラムの概要、総合政策学部が向いている人の特徴などをまとめて解説します。

この記事で学べること

  • 総合政策学とは
  • ​総合政策学部で学ぶこと​
  • ​総合政策学部が設置されている大学の一例と特徴​
  • 総合政策学部卒業後の進路
  • 総合政策学部に向いている人の特徴​

記事の最後には、総合政策学部に関するよくある疑問にも回答しています。

「総合政策学部って結局何を学ぶの?」「自分に向いている学部なの?」という疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までお読みください。

全文で1万文字程度の長文になるので、当ページのポイントだけを知りたい方は、年内入試ナビの無料会員にご案内している以下のガイドをお受け取りください。 ​総合政策学部のポイントガイドを受け取る​

この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。

目次

  • 1 総合政策学部とは何を学ぶ学部なの?
    • 1-1 総合政策学部で学ぶこと
    • 1-2 総合政策学部の特徴
  • 2 総合政策学部のある大学の一例と特徴
    • 2-1 慶應義塾大学
    • 2-2 中央大学
    • 2-3 津田塾大学
    • 2-4 杏林大学
    • 2-5 関西学院大学
    • 2-6 南山大学
  • 3 卒業後の主な進路を解説
  • 4 総合政策学部に向いている人の特徴
    • 4-1 幅広い分野に興味がある
    • 4-2 フィールドワークなどの実践学習が好き
    • 4-3 社会課題の解決に興味がある
    • 4-4 興味関心が明確でない
  • 5 総合政策学部に興味のある方がよく抱く疑問
    • 5-1 総合政策学と社会学や政治学との違いは?
    • 5-2 総合政策学部は文系?理系?
    • 5-3 総合政策学部で学ぶためにはどのような能力や知識が必要?
  • 6 今回の内容のまとめ


総合政策学部とは何を学ぶ学部なの?

総合政策学部とは

まずは、総合政策学部で学べることや総合政策学部の特徴について解説して行きます。

総合政策学部で学ぶこと

総合政策学とは、社会の問題をさまざまな学問分野の知識を使って多角的に捉え、解決策を提案するための学問です。

そのため、総合政策学部で学ぶ分野は政治学、社会学などの社会科学分野や文学、哲学などの人文科学だけでなく、時には生物学や物理学などの自然科学までと、非常に幅広いことが特徴です。

例えば、環境問題を解決するためには、政治学や社会学だけでなく、化学や生物学などの多様な視点から考えることが必要です。

このように、複雑に絡み合っている現代社会の問題を解決するために、学問分野の垣根を超えて学習する学部となっています。

総合政策学部の特徴

総合政策学部の特徴は以下の2つです。

  • 学際的な学びが可能
  • 大学ごとに教育方針やカリキュラムが異なる

それぞれ解説します。

​​学際的な学びが可能

総合政策学部では、対象となる学問分野が幅広いため、学際的な学びが可能です。

学際的な学びとは、複数の学問分野・学問領域の壁を超えた学びができることです。

他学部では、社会学や政治学、工学や理学というように、特定の専門領域のみを深めます。

一方で、総合政策学部では、社会問題の解決のために、社会科学、人文科学、自然科学と、複数の学問領域の学びを深めることができます。

​​大学ごとに教育方針やカリキュラムが異なる

また、総合政策学部は学ぶ領域が広いからこそ、大学ごとに教育方針やカリキュラムが異なります。

そのため、各大学で学べる分野やカリキュラムの特徴を理解したうえで自分の興味関心に合う大学を選ぶことが大事です。

例えば、慶應義塾大学では、専攻やコースがなく、学生が自分の興味に合わせて好きな学問を学べるようになっています。

一方、津田塾大学や杏林大学ではコース制を導入しており、特定の分野を専門的に学ベます。

また、多くの大学がフィールドワークや実践的な学習を重視しており、留学や国際交流、海外インターンシップなどに力を入れている大学もあれば、企業や自治体との共同研究に力を入れている大学もあります。

これらの違いは、4年間の学び方や卒業後の進路に大きな影響を与えるため、入学を考える際には各大学の教育方針やカリキュラムを比較検討することが重要です。

その上で、自分の学びたいこと、やりたいことに合った大学を選ぶことが、より充実した大学生活を送る一歩となるでしょう。

総合政策学部のある大学の一例と特徴

総合政策学部がある大学の一例

では、実際に総合政策学部がある主な大学を取り上げ、各大学の総合政策学部の特徴について詳しく解説していきます。

今回取り上げる総合政策学部がある大学は、以下の6大学です。

  • 慶應義塾大学
  • 中央大学
  • 津田塾大学
  • 杏林大学
  • 関西学院大学
  • 南山大学

これらの大学の総合政策学部の特徴と学べる分野について解説します。

慶應義塾大学

特徴

大学で一般的な学年ごとの授業設定やコース・専攻制がなく、1年次から専門科目、4年次で基礎的な科目など、いつでも自由に授業を履修できるのが大きな特徴です。

1年次または2年次から履修できる研究会と4年次に行う卒業プロジェクトがカリキュラムの軸となっており、その軸をベースとして自分が必要だと思う授業を自由に組むことができます。

​また、総合政策学部に在籍していても、環境情報学部の授業や研究会を履修できるため、自分の興味のあるテーマによって学ぶ範囲を広げることができます。​

研究会では、企業との共同研究や官公庁の委託研究といった実践的な研究が積極的に行われていて、在学中から社会と関わる実践的な学びを経験できます。

さらに、海外留学・海外活動への支援が手厚いことも特徴です。

慶應義塾大学では、約100校の海外大学と学生交換協定を結んでいます。また、留学中の単位も卒業単位として認めてもらえます。

このように、積極的に海外での活動が可能な点は、魅力的だと言えます。

参照元:慶應義塾大学SFCの魅力、慶應義塾大学生の留学​

学べる分野

特徴の通り、総合政策学部と環境情報学部の両分野の学びが得られることが特徴です。

以下にそれぞれの学部で学ぶことができる分野についてまとめました。

総合政策学部

環境情報学部

国際戦略(複雑化する世界を捉える,国境を越える問題への取り組み,地域戦略,外交・安全保障)
先端情報システム(インターネットシステム,ユビキタス情報システム,計算基盤システム,知識情報システム)

​言語文化とコミュニケーション(世界を理解し、人々に発信する言語,言語そのものと世界・文化の理解との関わり,言語教育、言語政策,政治・社会における言語コミュニケーション)​

先端領域デザイン(デジタル・ファブリケーション/アルゴリズミック・デザイン,美術・ランドスケープ・コミュニケーション,アート・サイエンス・パフォーマンス,新たな循環デザインの開拓とまちづくりの実践)

社会イノベーションと経営・組織(経営戦略とスタートアップ, ソーシャルビジネス・NPO/NGO,組織マネジメントと経営情報システム, 情報社会のコミュニティデザイン)

先端生命科学(先端健康科学,システム生物学,システム医科学,環境生命科学)

政策デザイン(政策研究の方法,経済と財政,政策立案と立法)

環境デザイン(建築環境デザイン,地域環境デザイン,都市環境デザイン,地球環境デザイン)

総合政策学の方法論(総合政策学の方法を学ぶ,認識科学から設計科学へ,視点と価値観を共有する,研究と実践を融合して社会を変えていく)

人間環境科学(言語の認知と学習,メンタルヘルスサイエンス,社会・コミュニティ,身体動作の理解と学び)

参照元:慶應義塾大学 SFC 研究領域

中央大学

中央大学


特徴

中央大学の総合政策学部は、政策科学科と国際政策文化学科の2学科で構成されています。

政策科学科では、経済学、経営学、政治学、社会学、法学などの社会科学系の科目を中心に学びます。

国際政策文化学科では、文化人類学、宗教学、比較文化研究、地域研究、国際交流論など、人文科学系の科目を中心に学びます。

その上で、他学科の科目を履修することもでき、社会科学から人文科学まで興味のある分野を横断的に学べるのが特徴です。

また、コミュニケーションツールとしての外国語教育や現地での語学研修、海外インターンシッププログラムが充実しているほか、客観的証拠を提示するスキルを身につけるデータサイエンス教育にも力を入れています。

参照元:中央大学総合政策学部の特色、総合政策学部の学科の特色​

学べる分野

各学科で学ぶ主な内容は以下の通りです。

学科

内容

政策科学科
法学(国際法、刑法、犯罪統御)
経済・経営学(マーケティングリサーチ、会計学、国際金融論)
政治・社会学(政治行動論、国際関係理論、行政学、安全保障論、政策課程論、近代日本外交史、アメリカ外交論、NPO・NGO論)

国際政策文化学科

国際地域文化(歴史と文明、民族と文化、宗教と社会、地域研究方法論)

国際現代社会(社会文化表現、哲学、ジェンダー・セクシュアリティと文化)

参照元:中央大学 2024年度総合政策学部ガイドブック​

津田塾大学

特徴

現代社会の課題解決に必要不可欠な英語やデータ分析のスキル習得と、学生が自ら発見した社会課題の解決に向けて調査・研究を行うPBL(課題解決型学習)を重視した学びが特徴です。

1・2年次に英語、ソーシャル・サイエンス(政治・経済・法学などの社会科学)、データ・サイエンス(統計・会計学・経済分析・アルゴリズムの基礎など)という3つの基礎科目を学び、3年次からは以下の4つのコースから1つ選択して専門的に学びます。

  • パブリック・ポリシー(公共政策)
  • エコノミック・ポリシー(経済政策)
  • ソーシャル・アーキテクチャ(社会情報)
  • ヒューマン・ディベロップメント(人間社会)

このように、英語・社会科学・情報学の基礎を習得したのちに、自身の興味のあるテーマに合わせてコース選択するというのが特徴となっています。

参照元:津田塾大学総合政策学部とは​

学べる分野

各コースで学ぶ主な内容は以下の通りです。

コース

内容

パブリック・ポリシー(公共政策)
分配のポリティクス
公共政策論
地域政策論
グローバリゼーション論
政治参加
平和構築
プロパガンダとアドボカシー
文化交流論
市民社会における安全保障
法制度設計
統治システム論
環境政策論
国際標準論

エコノミック・ポリシー

企業の社会的責任
雇用経済論
多国籍企業論
イノベーションと社会
マーケティング戦略
世界の開発と貧困問題
知的財産法
医療・介護の経済分析
経済政策論

ソーシャル・アーキテクチャー(社会情報)

インターネット概論
情報通信技術と社会
映像コミュニケーションデザイン
Web情報システム論
情報セキュリティ論
メディア産業論
スマートコミュニティ論
データ政策科学
健康医療情報システム
情報通信政策
経営情報システム

ヒューマン・ディベロップメント(人間社会)
社会実践の諸相
女性のキャリア開発
地域ケア論
コミュニティスタディ
少子高齢化の進展と社会保障制度の持続可能性
子供の貧困と教育格差
人の国際移動と社会の多文化化
ジェンダーと社会変動
ダイバーシティ社会論
ソーシャル・ヘルス・マネジメント

​参照元:津田塾大学総合政策学科カリキュラム​

杏林大学

杏林大学

特徴

総合政策学科・企業経営学科の2学科からなり、各学科にコースが設置されています。コース選択は2年次からです。

具体的には以下の通りです。

学科

​コース
​総合政策学科​
  • 政治コース
  • 経済コース
  • 法律コース
  • 国際関係コース
  • 福祉政策コース

企業経営学科

  • 経営コース
  • 会計コース

1年次に「政治」「経済」「法律」「国際関係」「福祉政策」「経営」「会計」から5つ以上を選択・履修して、社会科学を幅広く学び、自分の興味関心や大学の学びの方向性を定めるカリキュラムとなっています。

2年次からはコースを選択しますが、他コースの専門科目やゼミナール、他学科の設置科目も履修可能なため幅広い学びの選択肢があるのが特徴です。

専門科目やゼミナールでは、実際に学外調査を行うなど、社会で活用できる実践的な学びを重視しています。

また、総合政策学科では国際政治、国際経済、国際協力などの国際的な学び、企業経営学科では経営に関わるAIやIoTについての学びにそれぞれ力を入れています。

さらに、GCP・DDP・CBLという、リアルな社会課題をテーマに実践的に学べる実践的プログラムが用意されていることも特徴です。

プログラム

​詳細
GCP(グローバルキャリアプログラム)
​グローバルに活躍するビジネスパーソンに必要な、論理的思考、意思決定、発想、プレゼンなどの技術を英語で学ぶ。
入学まえにGCPに登録をした生徒などが特別に履修することができる。

DDP(データ・デザイン・プログラム)

デジタル化に対応でき、未来の新しいビジネスに携わる人材育成を目的とする。
データ・デザインの考え方に基づき、新しいビジネスのヒントを見つけ、生のデータから課題解決を行う力を身につける​。
CBL(コミュニティー・ベースド・ラーニング)
地域での活動を通じて、地域課題を理解し、解決策を導く力を修得する。
キャンパス近隣の地域から地方の抱える課題まで、福祉や介護、地域イベントの企画運営、ローカル企業でのインターンシップなど、よりアクティブな実践を通じた学びで地域課題を解決する力を養う。

参照元:杏林大学総合政策学部の学びとは​

学べる分野

各コースで学ぶ主な内容は以下の通りです。

コース

内容

政治コース

​公共部門の仕組みを学び、課題発見、問題解決の能力を身につける
(科目例:政治コミュニケーション論、現代日本政治A、現代行政学A)

経済コース

​経済の仕組みを学び、変化を洞察する能力を身につける
(科目例:マクロ経済学、ミクロ経済学、国際経済学A(貿易))
​

法律コース

​法律の知識を学び、問題解決能力を身につける​
(科目例:法学の現代的課題、会社法Ⅰ(ガバナンス)、民法総論)

国際関係コース

​国際的な現象の流れを学び、グローバルな視点を身につける
(科目例:国際政治学A、国際機構論、国際法Ⅰ)
​

福祉政策コース

​社会福祉の分野を学び、問題解決能力を身につけます。
(科目例:社会福祉学、社会保障論Ⅰ、環境保全論Ⅰ)
​

経営コース

​企業や組織の形態や、戦略立案、マーケティングや分析手法を学び、実践的な能力を身につける​
(科目例:経営管理論、経営組織論、マーケティング総論)​

会計コース

​企業や組織を資金の動きから把握し、現状分析と今後の戦略に役立つ能力を身につける
(
科目例:財務会計論、国際会計基準論、税務会計論)

参照元:総合政策学科の学びのポイント、企業経営学科の学びのポイント

関西学院大学

特徴

総合政策学科、メディア情報学科、都市政策学科、国際政策学科の4学科からなる学部で、それぞれの学科で専門を深めつつも他学科の科目を履修して学際的に学べるカリキュラムとなっています。1年次は学科に所属せず、2年次から好きな学科を選択します。​

社会科学から自然科学、人文科学まで、既存の学問領域を越えた多様な科目が設置されているのが特徴です。

KSC分野横断プログラムにより、理系4学部(理学部、工学部、建築学部、生命環境学部)と総合政策学部で文理の境界、学問分野を超えた学びが可能となっています。

また、国際社会で活躍できる人材となるための英語教育に力を入れており、外国語科目はもちろん、学部の講義・演習も英語で行ったり、留学や海外インターンシップ、国際ボランティアなど海外で学ぶ機会を積極的に提供したりしています。

授業では国内外問わずフィールドワークの機会を多く設けており、実際に地域の人々と話をして直面する課題を発見し、調査研究や解決策の提示を行います。

さらに、関西学院大学では、課題解決能力を身につけるだけでなく、社会にプレゼンする能力の育成にも力を入れています。

学部独自の研究発表会であるリサーチフェアや、学生が立案した政策を自治体の担当者に提案する授業などがあり、大学での学びを社会とつなげるための取り組みが多く実施されています。

参照元:関西学院大学総合政策学部の特色、関西学院大学総合政策学部パンフレット​

学べる分野

各学科で学ぶ主な内容は以下の通りです。

学科

内容

総合政策学科

自然環境領域(エコロジー政策、資源循環型社会論、国際環境政策、自然保護政策論、環境法)
社会・経済・技術システム領域(公共選択論、行政法、公共経済学)言語・文化・思想領域(公共哲学・異文化間コミュニケーション・言語政策論・言語類型論・英語文化研究A・英語文化研究B・広告コミュニケーション論)

メディア情報学科

デジタル・メディア文化創造(メディア文化政策、メディア・デザイン、感性情報)
健康福祉分野(データベース、社会情報デザイン論、情報福祉社会構築論、ネットワーク社会論)

社会の創造・デジタル経済(経営情報論、The Web&Society、社会課題とICT、メディア・リテラシー、ネットワークシステム論、サイバー経済論) 

都市政策学科

都市行財政・都市計画・都市経営(都市政策論、都市環境論、行政学、財政学、都市政治学、都市財政論、経済地理学、GIS)、社会学、法学

国際政策学科

平和・発展・人権(国際発展政策、国際協力論、平和学、国際政治学、国際関係論、国際法、外交政策、国際機構論、国際公務員)

参照元:総合政策学科の学び、​メディア情報学科の学び、都市政策学科の学び、国際政策学科の学び​

南山大学

南山大学


特徴

南山大学の総合政策学部は文明論を学びの基礎として、地域文明の構造や特長、関係性から問題発生要因を把握する力を養成していこうとする学部です。

そのため、英語や外国語などの能力向上に力を入れていることが特徴です。

実際に、入学定員の1割がアジアからの留学生で構成されていたり、夏休みに約3週間アジア各国で異文化体験や語学研修、フィールドワークを行う「政策研修プログラム」があったりします。

また、総合政策学科の中に「国際政策コース」「公共政策コース」「環境政策コース」が設置されており、3年次からは、好きなコースを選択してプロジェクト研究(いわゆるゼミナール活動)を行います。

参照元:南山大学総合政策学部とは​

学べる分野

各コースで学ぶ主な内容は以下の通りです。

コース

内容

国際政策コース
国際政治経済論
経済発展論
現代朝鮮半島研究
現代東アジア研究
開発援助と国際協力
国際法・国際機構論
比較政治行動論

公共政策コース

国際経営論
組織心理学・組織行動論
労働経済論
社会福祉行政と法政策
行政学的アプローチに基づく地方自治体の政策分析
財政分析総合
現代社会論
環境政策コース
都市・地域政策論
環境科学
環境経済学・幸福学
環境地理学
環境社会心理学
Sustainability Transitionにおける倫理

参照元:南山大学総合政策学部パンフレット​

卒業後の主な進路を解説

総合政策学部卒業後の進路は?

総合政策学部の卒業生の進路は、多様な業界の民間企業から地方・国家公務員など、幅広い業種についているのが特徴です。

例えば、中央大学の総合政策学部の2022年3月卒業生は以下のような進路となっています。

  • 通信・情報サービス…14%
  • メーカー…13%
  • 卸・小売…10%
  • 金融・保険…10%
  • サービスその他…8%
  • 公務員…6%
  • マスコミ…6%

参照元:中央大学総合政策学部の進路就職

このように幅広い業界に就職しており、公務員になる卒業生も一定数いることがわかります。

これは、総合政策学部の学びが多様な分野にわたっていることが理由に挙げられます。それぞれが自分の好きなテーマについて学ぶとともに、分野横断的に学びを深めていることから、さまざまな分野の業界職種で学びが活かせるといえます。

総合政策学部に向いている人の特徴

総合政策学部に向いている人の特徴

総合政策学部に向いている人の特徴は以下の4つです。

  • ​幅広い分野に興味がある
  • フィールドワークなどの実践学習が好き
  • 社会課題の解決に興味がある
  • 興味関心が明確でない

それぞれ解説します。

幅広い分野に興味がある

幅広い分野に興味がある

幅広い学問分野に興味がある方は、総合政策学部に向いています。

なぜなら、総合政策学部は、政治経済や法学、経営から歴史や文化、情報や科学に関する事象まで、幅広い領域を取り扱う学部だからです。

政治経済をはじめとする社会科学はもちろん、歴史や語学、文化などの人文科学や理系のような自然科学を学べる大学もあります。

また、総合政策学部では国際的な視点が必要な社会課題にも取り組むため、語学学習が充実していたり、海外研修があったりします。

このように、総合政策学部での学びは、文理を問わずあらゆる分野を学ぶことができる学部であるため、多様な分野に興味がある方にはうってつけな学部です。​

フィールドワークなどの実践学習が好き

フィールドワークなどの実践的な学習が好きな方は総合政策学部に向いています。

なぜなら、総合政策学部は、現地でのデータ収集や調査・分析を通じて、実際に地域で起きている社会課題を分析・解決するフィールドワークの機会が豊富に用意されているからです。

総合政策学部は、さまざまな学問分野に触れて教養を深めるだけでなく、身につけた知識や経験を活用して課題解決に取り組める人材を育成することを目的としています。

そのため、フィールドワークやインターンシップ、海外研修などさまざまな実践学習プログラムが用意されています。

このような実践学習が好きな方には最適な学部です。

社会課題の解決に興味がある

社会問題の解決に興味がある人

​社会問題の解決に興味がある方にも総合政策学部はぴったりです。

なぜなら、総合政策学部は、現代社会が直面するさまざまな問題に対して解決策を提供するための知識や技術を学ぶ学部だからです。

例えば、日常的に新聞などのニュースを見て、社会問題を自分なりに分析したり、解決策を考えたりしている方におすすめです。

興味関心が明確でない

興味関心が明確でない方にも、総合政策学部はおすすめです。

なぜなら、多くの大学の総合政策学部は、1年次で幅広い分野を学び、2年次からコース・専攻を選択するカリキュラムであるからです。

大学進学時に、明確に学びたいものが決まっていない、または、決められない場合でも、社会科学から人文科学、自然科学まであらゆる学問に触れられる総合政策学部なら、きっとあなたの研究したい学問分野に出会えるはずです。

このように、幅広い分野に触れることができる総合政策学部は、興味関心がまだ明確でない方にもおすすめの学部です。

総合政策学部に興味のある方がよく抱く疑問

総合政策学部に関するよくある質問

総合政策学部に興味のある方がよく抱く疑問について回答していきます。

総合政策学と社会学や政治学との違いは?

総合政策学は、社会のさまざまな問題を解決する方法を総合的に考える学問です。

社会学や政治学、経済学などの社会科学や、文化や哲学、宗教などの人文科学、そして、環境やテクノロジーなどの自然科学という幅広い分野の知識を組み合わせて、政策(解決策)を作り出します。

社会学は社会科学分野の中の一つの学問であり、社会全体の仕組みや人々の行動・価値観を研究する学問です。社会現象の原因や背景を深く理解することを目的とします。

「社会」というテーマについて専門的に研究します。

政治学も同様に、社会科学分野の一つの学問です。政治学は、国や地方自治体の政治の仕組み、政策を決めるプロセス、そして権力の動き方を研究する学問です。

「政治」に焦点を当て、法律や制度がどのように社会に影響を与えるかを研究します。

参考記事:政治学とはどんな学問?

総合政策学部は文系?理系?

総合政策学部は文系か理系か

総合政策学部は、一般的に文系とされることが多いですが、文系でも理系でもない「融合型の学問分野」といえます。

なぜなら、総合政策学部では、社会の諸問題を解決するために、文理の垣根を超えた横断的な分野について学ぶからです。

よって、文系・理系という枠組みに縛られない、新しい学問分野であるといえます。

総合政策学部で学ぶためにはどのような能力や知識が必要?

総合政策学部で学ぶためには以下のような能力や知識が必要です。

  • 社会問題や時事問題への理解
  • 基礎学力

それぞれ解説します。

​​社会問題や時事問題への理解

社会問題や時事問題への理解は重要です。なぜなら、社会問題の解決を目指すことこそが、総合政策学部の目的だからです。

普段から、新聞などのニュースに目を通すだけでなく、それらの原因を分析したり、解決策を考えたりすると良いでしょう。

また、その過程で、さまざまな分野の本などを読むこともおすすめです。

多様な知識を取り入れることで、社会問題への理解が深まるだけでなく、大学入学後の多様な学びにも活かせます。

このように、ニュースや読書などを通じて、社会問題や時事問題への理解を深めましょう。

基礎学力​

基礎学力の向上は欠かせません。特に、苦手科目を作らず、各科目において高い学力が求められます。

なぜなら、総合政策学部では、幅広い領域の分野を学ぶために、その基礎となる学力が求められるからです。

英語・国語・社会・数学・理科​のどれも欠かすことはできません。

単に入試の学力試験を突破するためだけでなく、入学後の学びの基礎となるため、全ての科目の学力を向上させましょう。

今回の内容のまとめ

今回の内容のまとめ

今回は、総合政策学部の特徴や各大学のカリキュラムの概要、総合政策学部が向いている人の特徴などについて解説してきました。

最後に、本記事の重要なポイントについてまとめます。

  • 総合政策学部とは、社会のさまざまな問題を多様な分野から捉え、解決策を考える学部である。
  • 総合政策学部で取り扱う学問分野は、社会学や経済学などの社会科学、言語や文化などの人文科学、生物やテクノロジーなどの自然科学と幅広い。
  • 総合政策学部は、慶應義塾大学や中央大学、関西学院大学などに設置されており、それぞれで学びの領域や特徴が異なる。
  • 総合政策学部卒業後は、多様な領域で活躍する。
  • 総合政策学部に向いている人は、幅広い分野や社会問題に興味があり、実践学習が好きな人である。

本記事を通して、総合政策学部への理解を深めていただけますと幸いです。

総合政策学部は何を学ぶ学部?学ぶことや向いている人の特徴を解説!

総合政策学部は何を学ぶ学部?学ぶことや向いている人の特徴を解説!

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この記事の監修者

竹内 健登

竹内 健登

東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。


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