作成日: 2025/11/26 更新日:2025/11/26
バスガイドになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

「バスガイドのなり方は?」
「バスガイドになるのに必要な資格は?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。
- バスガイドとはどんな職業なのか
- 仕事内容・やりがい・給料
- バスガイドになるには何をすべきか
- 取得すべき資格
- 向いている人の特徴
また、バスガイドに関するよくある質問にも答えています。
バスガイドに興味のある人や、バスガイドを目指している人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
バスガイドとは

バスガイドとは、観光バスに乗車して乗客に観光地の案内や説明を行う仕事です。
目的地までの道中で名所や歴史、文化などを紹介し、旅行を楽しく快適に過ごせるようサポートします。
また、乗客の安全やマナーにも気を配り、ツアー全体を円滑に進行させる役割も担っています。
以下にバスガイドの仕事内容や給料についてまとめます。
- バスガイドの仕事内容
- バスガイドの給料・給与・年収
- バスガイドのやりがい
- バスガイドの働き方
- バスガイドに必要な知識、資格、スキル
- バスガイドという職業の注意点
それぞれ見ていきましょう。
バスガイドの仕事内容
バスガイドの仕事は、観光地を巡る旅行をより楽しく、思い出深いものにするための重要な役割を担っています。
単に観光案内をするだけでなく、乗客の安全や快適さを守りながら、ツアー全体をスムーズに進行させる責任があります。
- ツアー準備:観光ルートや立ち寄り先の確認、観光地の情報収集、原稿やアナウンスの準備を行う
- 出発前の案内:乗客の人数確認や注意事項の説明を行い、安全で快適な旅のスタートをサポートする
- 車内アナウンス:移動中に観光地や地域の歴史、文化、名物などを紹介し、乗客を楽しませる
- 観光地での案内:下車先で名所の見どころや豆知識を説明し、写真撮影などのサポートも行う
- 安全で快適な移動のサポート:乗降の補助、車内移動の注意、体調不良者への対応
- トラブル対応:渋滞・悪天候による変更案内、クレーム対応、忘れ物連絡
- 当日のスケジュール管理:休憩や集合時間のアナウンス、ドライバーとの連携
- 運転手との連携:時間配分や安全運転を意識しながら、運転手と協力してツアーを進行する
バスガイドは、ツアーの顔として乗客に楽しい時間を提供するだけでなく、安全で円滑な運行を支える縁の下の力持ちです。
明るい対応と丁寧な説明で、旅の満足度を大きく左右する重要な職種といえます。
バスガイドの給料・給与・年収

バスガイドの給与は、地域や企業、経験年数によって異なりますが、一般的には初任給として月額18万〜23万円程度が目安とされています。
観光シーズンや繁忙期には特別手当が支給されることもあり、ツアーの件数や内容に応じて変動することがあります。
年収に関しては、平均的に250万〜350万円程度とされていますが、長年の経験を積んだベテランガイドになると、より高い収入を得ることも可能です。
また、バスガイドの仕事には福利厚生や社会保険が整っている企業が多く、安定した職場環境が整っています。
職業情報サイトjobtagによると、観光バスガイドの年収は562.4万円、月給は18.5万円となっています。
バスガイドのやりがい
バスガイドの仕事は、観光客と直接ふれあいながら「旅の楽しさ」を演出する魅力的な職業です。
人との関わりを通じて感謝される機会が多く、自分自身の成長にもつながるやりがいのある仕事といえます。
以下にやりがいについてまとめました。
やりがい | 説明 |
|---|---|
お客様の笑顔や感謝の言葉が励みになる | ツアー後に「楽しかった」「またあなたに案内してほしい」と言われることで、自分の仕事の価値を実感できる |
自分の話術や知識で旅を盛り上げられる | 観光地の魅力を分かりやすく伝え、ツアー全体の雰囲気を明るくすることで達成感を得られる |
全国各地を巡りながら成長できる | さまざまな土地の文化・歴史・名物に触れることで、自然と教養が深まり、視野が広がる |
チームワークの達成感 | 運転手や添乗員と協力してツアーを成功させることで、一体感と責任感を味わえる |
バスガイドのやりがいは、旅を通じて人を笑顔にできることにあります。
お客様からの「ありがとう」の一言が次の仕事への活力となり、自分自身も人間的に成長できる魅力的な仕事です。
バスガイドの働き方

バスガイドの働き方は、観光シーズンやツアー内容によって大きく変化します。
固定的な勤務ではなく、旅程に合わせた柔軟な働き方が求められるのが特徴です。
以下では、勤務形態・特徴に分けて整理します。
項目 | 内容 |
|---|---|
勤務形態 | シフト制勤務 早朝出発・夜遅い帰着の変則的な勤務時間 繁忙期の連勤、閑散期の長期休暇 正社員・契約社員・季節雇用などの多様な雇用形態 |
特徴 | 季節やツアー内容による変動型のスケジュール 旅行好きに理想的な職場環境 コミュニケーション能力が重視される 多様な経験と達成感を得られる |
バスガイドの働き方は、一般的なオフィスワークとは異なり、旅程に合わせた柔軟さと体力が求められます。
しかし、全国を旅しながら多くの人と出会い、感謝される喜びを感じられる点は、この仕事ならではの魅力といえるでしょう。
バスガイドに必要な知識、資格、スキル
バスガイドとして活躍するためには、観光知識やマナーだけでなく、臨機応変な対応力やコミュニケーションスキルも求められます。
お客様に安心と楽しさを提供するために、専門的な知識と人間力の両方が重要です。
以下では、知識・資格・スキルの観点から整理します。
■必要な知識
- 観光地・地域の歴史、文化、名所、特産品などの基礎知識
- 観光内容を分かりやすく説明するための解説力
- 目的地までのルートや道路状況を把握する地理・交通の知識
- 敬語の使い方や立ち居振る舞いなど、接客マナーに関する知識
- 非常時対応や体調不良者への配慮など、安全管理に関する知識
🔳あると便利な資格
- 入社後の研修や社内資格取得が一般的
- 緊急時対応や運転のため、普通自動車免許が求められることがある
- 観光英語検定やサービス接遇検定は案内や接客で役立ち、評価が高い
- 大手旅行会社では、国内旅行業務取扱管理者などの資格がキャリアアップに有利
■必要なスキル
- 乗客に親しみやすく接するコミュニケーション能力
- 観光案内を楽しく伝えるプレゼンテーション力(話術)
- 天候変化や交通トラブルなどに対応する臨機応変さ
- 運転手や添乗員と連携するチームワーク
- 長時間の移動や勤務に耐える体力と集中力
- インバウンド需要に対応できる語学力(主に英語、中国語。その他スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語などもあるとよい)
バスガイドに求められるのは、豊富な観光知識に加えて、人との関わりを楽しめるコミュニケーション力です。
資格よりも「人を楽しませたい」「旅を支えたい」という気持ちが大切で、経験を積むことで確実にスキルが磨かれていく職業です。
バスガイドという職業の注意点

バスガイドの仕事は華やかに見えますが、実際には体力や気配り、責任感が求められる大変な一面もあります。
お客様を安全に楽しませるためには、見えないところでの準備や配慮が欠かせません。
以下では、バスガイドという職業の注意点についてまとめます。
注意点 | 説明 |
|---|---|
体力・健康管理の徹底 | 長時間の移動や早朝・夜遅い勤務が多く、立ち仕事や声を使う機会も多いため、体調管理が欠かせない |
気配りと柔軟な対応力 | 乗客の年齢層や性格はさまざまで、状況に応じた言葉遣いや対応が必要 |
クレーム対応のストレスやプレッシャー | 旅行中のトラブルやお客様の要望に迅速かつ丁寧に対応する必要がある |
繁忙期の勤務 | 観光シーズンには連勤が続き、休日が取りにくい場合もある |
声やマナーの印象 | ガイドの話し方や態度がツアー全体の印象を左右するため、常に笑顔と丁寧な言葉遣いを意識することが求められる |
常に勉強が必要 | 観光地の情報は変化するため、新しい知識や話題を定期的に仕入れてアップデートする必要がある |
トラブルへの対応が求められる | 渋滞、悪天候、体調不良など、さまざまな種類のトラブルが想定され、すべてに対応が必要となる |
バスガイドはお客様の思い出を支える重要な仕事ですが、その裏では体力面や精神面での負担も伴います。
華やかなだけでなく、責任感とプロ意識を持って臨むことが、信頼されるガイドになるための第一歩です。
バスガイドになる方法

バスガイドになるにはどのようなことが必要なのでしょうか。
ここでは、バスガイドのなり方の具体的なステップについて紹介します。
- 専門学校・短大・大学などに進学
- バス会社・旅行会社へ就職する
- 現場デビュー・実務経験を積む
それぞれ見ていきましょう。
専門学校・短大・大学などに進学
バスガイドになるために必ずしも特定の学歴は必要ありませんが、観光や接客の基礎を学べる専門学校や短期大学、大学に進学することで、就職に有利になります。
特に、観光学科やホスピタリティ学科、外国語学科などでは、観光地の知識、マナー、語学、プレゼンテーション力など、バスガイドに必要なスキルを体系的に学ぶことができます。
学校によってはバス会社や旅行会社との提携やインターンシップ制度があり、実際の現場を体験できる点も魅力です。
バス会社・旅行会社へ就職する

観光バス会社や旅行会社では、春や秋の観光シーズンに合わせてバスガイドの募集を行うことが多いです。
未経験者を対象とした採用もあり、人柄やコミュニケーション力、明るい対応が重視されます。
面接では、「人を楽しませたい」「旅の魅力を伝えたい」といった想いをしっかり伝えることが大切です。バスガイドの求人の多くは、高卒程度の学歴が条件となっています。
採用後は、社内研修でアナウンス技術や観光知識、接客マナーを学び、先輩ガイドと一緒に現場に出るOJT研修を通して実践的にスキルを身につけていきます。
現場デビュー・実務経験を積む
研修を終えると、いよいよバスガイドとして現場デビューします。
最初は先輩のサポートを受けながらツアーに同行し、観光案内やお客様対応を行います。
経験を積むうちに、自分の話し方や演出の工夫でツアーを盛り上げられるようになり、より責任のあるツアーを任されるようになります。
お客様の反応を直接感じられるのも大きなやりがいで、実務を通じてコミュニケーション力やトラブル対応力が自然と身についていきます。
バスガイドになりたい高校生の進路

バスガイドになりたい高校生の進路はどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な進路について解説します。
- 大学に進学する
- 専門学校に進学する
それぞれ見ていきましょう。
大学に進学する
大学では、観光に関する幅広い知識を学びながら、将来的にツアー企画や観光マネジメントにも関われる力を身につけられます。
おすすめ学部・学科
- 観光学部・観光学科
- 外国語学部(英語・中国語・韓国語など)
- 文学部(日本史・文化・地理専攻など)
- 経済学部・経営学部(観光ビジネス・地域振興を学べるコース)
学べる内容
- 観光産業の仕組みや地域活性化に関する知識
- 観光地の歴史・文化・自然資源の理解
- プレゼンテーション・コミュニケーションスキル
- 外国語・異文化理解力
- 旅行企画・マーケティング・接客マナーなど
大学進学は、観光業界の幅広い知識を体系的に学びたい人におすすめです。
観光や文化、語学、ビジネスなどを総合的に学ぶことで、ツアーガイドとしての表現力だけでなく、将来的にツアー企画や観光行政などへキャリアを広げることも可能です。
バスガイドとしてだけでなく、「観光のプロ」として長期的に活躍したい人に適した進路といえます。
短大や専門学校に進学する
短大・専門学校では、実践的な授業や現場研修を通じて、即戦力となるスキルを短期間で身につけることができます。
おすすめ学科
- 観光学科・観光ビジネス学科
- ホテル・ブライダル学科
- 外国語学科・語学コミュニケーション学科
- ホスピタリティ・サービス系学科
学べる内容
- バスガイド実務(アナウンス・接客マナー・ルート案内など)
- 観光英語・外国人対応コミュニケーション
- 旅行プランニング・ツアー運営の基礎
- おもてなしマナー・立ち居振る舞い・言葉遣い
- 現場実習・インターンシップでの実務経験
短大や専門学校への進学は、実践的なスキルを短期間で身につけ、早く現場で活躍したい人に向いています。
実技中心の授業やインターンシップを通して、実際のバスガイド業務をリアルに体験できるのが大きな魅力です。
卒業後は即戦力として観光バス会社や旅行会社に就職しやすく、現場で経験を積みながら成長していける進路です。
おすすめの大学

以下では、バスガイドを目指す方におすすめな大学を紹介します。
大学名 | 所在地 | 学部・学科 | 特徴 |
|---|---|---|---|
東京都 | 国際関係学部 ・国際教養学科 ・国際総合政策学科 | 語学力や国際的な視野を培いながら、観光政策・観光実務・観光文化などを学べるカリキュラム 観光地の歴史や文化を理解しながら、外国人観光客への案内にも対応できる力を身につけられる 幅広い観光知識とコミュニケーション力を育む環境 | |
東京都 | 国際観光学部国際観光学科 | ツーリズム・マネジメント、ホスピタリティ・マネジメント、観光地域計画、国際観光文化など、観光を多角的に学べる 実習やフィールドワークも充実しており、観光産業の全体像を理解できるため、単なる案内にとどまらず、旅行の背景や文化を伝える力が養われる 理論と実践の両面から観光を学びたい人に最適 | |
東京都 | ビジネスマネジメント学群観光 ・ホスピタリティ・エンターテイメントビジネス領域 | 旅行・ホテル・ブライダルなど、観光サービス業全般をカバーした実践重視のカリキュラム 業界連携授業やインターンシップも豊富であり、接客マナーやおもてなしの精神、現場対応力を実践的に身につけることができる |
バスガイドを目指すには、観光に関する知識とともに、語学力やホスピタリティ精神が欠かせません。
それぞれの強みを理解し、自分の目指すバスガイド像に合った大学を選ぶことが大切です。
上記に挙げた以外にも年内入試ナビではバスガイドを目指せる大学の例をまとめています。
こちらもぜひ参考にしてください。
バスガイドを目指せるぴったりな大学は年内入試ナビで見つかる
バスガイドを目指す際に最も適した大学を探すには、年内入試ナビの利用がおすすめです。
年内入試ナビは、一般選抜以外の形式で受験できる大学や受験情報をまとめたナビサイトです。
評定平均や通学可能な地域を登録すれば、現実的に合格圏内の大学や、自宅から通える範囲の大学が表示されます。
しかも、大学から「あなたに入学してほしい」というオファーをもらえる可能性もあります。
合格を十分に狙うことができ、一般受験を受けずに入学を目指せる大学がわかるので、ぜひ登録してみてください。
おすすめの短期大学、専門学校

以下では、バスガイドを目指す方におすすめな短期大学や専門学校を紹介します。
学校名 | 所在地 | 学部・学科 | 特徴 |
|---|---|---|---|
東京都 | 国際コミュニケーション学科 ・ビジネススキルコース ・英語キャリアコース ・国際観光コース | 「英語」「ホスピタリティ」「観光」「サービス」などをキーワードに、社会で活かせる実践的スキルを学べるカリキュラム 少人数制で学生と教員の距離が近く、きめ細やかな指導が受けられる 都心からアクセスが良く、通学しやすい立地 卒業後は四年制大学への編入学も可能で、進学・就職の両面に強い | |
東京都 | 旅行学科 ・トラベル専攻 ・観光マネジメント専攻 ・ツアーコンダクター専攻 | 観光・ホテル・鉄道・航空・ブライダルなど、ホスピタリティ業界を総合的に学べる 実践重視の授業で、業界直結のスキルを身につけられる 選択科目が豊富で、自分の目指す職種に合わせて柔軟に学べる 就職サポートが充実しており、業界とのネットワークも強い | |
千葉県 | 観光科 | 千葉という観光産業が盛んな地域で、ホテルやテーマパークなど実践的な環境で学べる 少人数制で学生一人ひとりに丁寧なサポートを実施 学内外での現場実習を通じ、即戦力となるスキルを習得できる 卒業生ネットワークが広く、就職支援が手厚い |
いずれも、観光・旅行・ホテル・サービス業界で活躍したい人に向いた教育機関です。
自分の将来像に合わせて、理論・実践・専門性のどこを重視するかで選ぶのがポイントです。
よくある質問

バスガイドに興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。
よくある質問とその回答を記載していきます。
バスガイドに向いている人の特徴は?
バスガイドは、観光客に楽しい旅の思い出を提供する「旅の案内人」です。
多くの人と関わりながらチームでツアーを進行していくため、明るさや気配りはもちろん、臨機応変な対応力も求められます。
ここでは、バスガイドに向いている人の特徴を紹介します。
特性 | 説明 |
|---|---|
人と接することが好きな人 | 多くの観光客と交流し、笑顔で対応することができる人はバスガイドに向いている |
明るく前向きな性格の人 | ツアー中はトラブルや天候不良などの想定外の出来事もあります。そんな時でもポジティブに場を和ませられる人が理想 |
話すこと・伝えることが得意な人 | 観光地の魅力をわかりやすく、楽しく伝える表現力や話術が求められる |
気配りができる人 | 乗客の体調や表情を観察し、小さな変化にも気づいて行動できる人は信頼される |
責任感と協調性がある人 | 運転手や添乗員と連携してツアーを運営するため、チームワークを大切にできる人が向いている |
地域や文化に興味がある人 | 歴史や観光地の背景を深く理解し、学ぶ姿勢を持つことで説得力のある案内ができる |
バスガイドに向いているのは、人を喜ばせることが好きで、どんな状況でも明るく対応できる人です。
コミュニケーション力や観察力、そして学び続ける姿勢があれば、観光客にとって忘れられない旅の時間を演出できるガイドとして活躍できるでしょう。
「バスガイドはきつい」と言われる理由とは?

バスガイドの仕事は華やかに見えますが、実際には体力的にも精神的にもハードな一面があります。
理由としては以下が挙げられます。
- ツアーによっては早朝出発や夜遅い帰着が多く、生活リズムが不規則になりやすい
- 観光シーズンには連勤が続くこともあり、長時間勤務になりやすい
- 常にお客様の前に立つ仕事であるため、体調が悪くても明るく笑顔で対応しなければならず、精神的なプレッシャーも大きい
- バスの中や観光地ではトラブルやクレーム対応も発生することがあり、冷静な判断力が求められる
このように、「きつい」と言われるのは、体力面だけでなく、責任感と対応力が強く求められる仕事だからです。
しかし、その分ツアーが無事に終わったときの達成感や感謝の言葉は何にも代えがたい喜びとなります。
男性のバスガイドも増えている?
かつてバスガイドといえば女性のイメージが強い職業でしたが、近年では男性バスガイドも確実に増えています。
その背景には、観光業界全体でのジェンダー多様化の推進や、体力を活かした業務対応・安全管理への貢献などが挙げられます。
男性ガイドは、修学旅行やスポーツ団体ツアーなど活発で長距離移動の多いツアーでも重宝される傾向があります。
また、観光地の歴史・文化を深く掘り下げた説明や落ち着いたトーンでの案内を行うガイドスタイルの男性バスガイドも人気です。
現在では、男女問わず「人を楽しませたい」「観光を支えたい」という思いを持つ人が活躍できる環境が整いつつあり、バスガイドは性別に関係なくチャレンジできる職業となっています。
観光バスガイドとツアーコンダクター(添乗員)の違いは?

観光バスガイドとツアーコンダクター(添乗員)は、どちらも旅行に関わる仕事ですが、役割異なります。
職業 | 役割 | 必要なスキル |
|---|---|---|
観光バスガイド | 観光地の案内や説明を行い、旅を盛り上げる | 話し方や表現力 |
ツアーコンダクター(添乗員) | ツアー全体を管理・運営し、スケジュール調整やトラブル対応を行う | 段取り力や判断力 |
観光バスガイドは「旅を盛り上げる話のプロ」、ツアーコンダクターは「旅を支える運営のプロ」です。
どちらもお客様に安心で楽しい旅行を提供するために欠かせない存在ですが、担当する役割と求められるスキルが異なります。
参考:ツアーコンダクターになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
高卒でバスガイドになるには?
高卒でバスガイドになるには、観光系やサービス系の企業へ高校卒業後に直接就職するのが一般的です。
特別な資格は不要ですが、入社後に社内研修で観光知識や接客マナーを学ぶケースが多いです。
また、専門知識を身につけたい場合は、観光・旅行系の専門学校に進学してから就職する道もあります。
バスガイドの将来性は?

バスガイドの仕事は、長年にわたり旅行業界を支えてきた職種ですが、近年は社会情勢の変化によって大きな影響を受けています。
特にコロナ禍では観光需要が激減し、多くのガイドが現場を離れる状況となりました。ここでは、現在の課題と今後の将来性について整理します。
■コロナ禍による影響
コロナウイルスの流行により、国内外の観光ツアーが中止・縮小され、旅行需要が一時的に激減しました。
その結果、バスガイドの採用や稼働も大幅に減少し、業界全体が厳しい時期を迎えました。
■コスト削減とデジタル化の進行
現在では、経費削減のために録音済みの音声ガイドやリモート案内システムを導入する旅行会社が増えています。
こうした動きにより、従来の「バスに同乗して案内するスタイル」から、効率的な運営を重視する流れが強まっています。
■今後の展望と求められるスキル
インバウンド(訪日観光客)需要の回復が進んでおり、海外からの観光客向けのツアーが再び活発化しつつあります。
そのため、今後のバスガイドには「案内+α」の価値が求められます。
具体的には、英語や中国語などの外国語スキルを持ち、異文化理解やコミュニケーション力を活かしてツアーをサポートできる人材が重宝されます。
また、地域の魅力を自分の言葉で伝えられるようなストーリーテリング力や、デジタル機器を活用した新しいガイドスタイルへの対応も今後の強みとなります。
バスガイドは一時的に需要が減少した職種ではありますが、観光業の回復とインバウンド拡大により再び注目されつつある仕事です。
今後は、語学力やプレゼン力などの「付加価値」を身につけることで、従来型のガイドから一歩進んだ「選ばれるガイド」として活躍できる可能性が広がっています。
まとめ

本記事では、バスガイドの定義から仕事内容・給料・やりがい・なり方・向いている人の特徴までを解説しました。
解説した中でも、バスガイドに関する重要なポイントを最後に記載していきます。
- バスガイドとは、観光バスに乗車して観光地の案内や説明を行い、乗客に楽しい旅の時間を提供する仕事である
- 主な仕事は、観光地の紹介、車内アナウンス、乗客への案内、安全確認、ツアー全体の雰囲気づくりなどが挙げられる
- バスガイドになるために取得必須の資格は「特にない」が、採用後に会社の研修を受けて実務スキルを身につけるのが一般的である
- 人と話すことが好きな人、明るく前向きに対応できる人にバスガイドはおすすめ
- バスガイドになりたい高校生は、観光・英語・ホスピタリティを学べる学校に進学するのがおすすめ
当記事で解説した内容は、「バスガイドのなり方ガイド」でまとめています。
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バスガイドのなり方・必要な資格・仕事内容を解説
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この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
