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この記事では、早稲田大学教育学部で実施されている地域探究・貢献入試の対策について解説いたします。

倍率を考えると、本入試は全く穴場とはいえず、地域での活動実績や共通テストでの高得点が見込めない限りは合格が難しいため、出願は慎重に行なってください。

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竹内 健登

東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。

実施している年内入試の種類と日程について

教育学科

試験名地域探究・貢献入試(教育学専攻 生涯教育学専修)
出願締切日2025/09/11
一次合格発表日2025/10/10
試験日2025/10/26
合格発表日2026/02/12
試験名地域探究・貢献入試(教育学専攻 教育心理学専修)
出願締切日2025/09/11
一次合格発表日2025/10/10
試験日2025/10/26
合格発表日2026/02/12
試験名地域探究・貢献入試(初等教育学専攻)
出願締切日2025/09/11
一次合格発表日2025/10/10
試験日2025/10/26
合格発表日2026/02/12

国語国文学科

試験名地域探究・貢献入試
出願締切日2025/09/11
一次合格発表日2025/10/10
試験日2025/10/26
合格発表日2026/02/12

社会科

試験名地域探究・貢献入試(地理歴史専修)
出願締切日2025/09/11
一次合格発表日2025/10/10
試験日2025/10/26
合格発表日2026/02/12

理学科

試験名地域探究・貢献入試(地球科学専修)
出願締切日2025/09/11
一次合格発表日2025/10/10
試験日2025/10/26
合格発表日2026/02/12

なお、数学科と複合文化学科は本入試を実施していません。

各入試の募集人数・倍率

教育学科

試験名地域探究・貢献入試(教育学専攻 生涯教育学専修)
募集人数-
倍率 2025-
倍率 202411.7
試験名地域探究・貢献入試(教育学専攻 教育心理学専修)
募集人数-
倍率 2025-
倍率 202411.7
試験名地域探究・貢献入試(初等教育学専攻)
募集人数-
倍率 2025-
倍率 202411.7

国語国文学科

試験名地域探究・貢献入試
募集人数-
倍率 2025-
倍率 202411.7

社会科

試験名地域探究・貢献入試(地理歴史専修)
募集人数-
倍率 2025-
倍率 202411.7

理学科

試験名地域探究・貢献入試(地球科学専修)
募集人数-
倍率 2025-
倍率 202411.7

倍率について、教育学部は過去のデータが公開されていないようです。

ただ、他の学部ではこの入試の倍率は8倍のものや11倍、16倍のものが散見されますので、高いと思っておいた方が良いでしょう。

各学部・学科の出願基準・出願書類と二次選抜について

教育学科

試験名地域探究・貢献入試(教育学専攻 生涯教育学専修)
出願評定-
必要英検スコア-
出願書類事前課題 その他書類
試験内容

共通テスト

小論文や学科諮問などの筆記試験

試験名地域探究・貢献入試(教育学専攻 教育心理学専修)
出願評定-
必要英検スコア-
出願書類事前課題 その他書類
試験内容

共通テスト

小論文や学科諮問などの筆記試験

試験名地域探究・貢献入試(初等教育学専攻)
出願評定-
必要英検スコア-
出願書類事前課題 その他書類
試験内容

共通テスト

小論文や学科諮問などの筆記試験

国語国文学科

試験名地域探究・貢献入試
出願評定-
必要英検スコア-
出願書類事前課題 その他書類
試験内容

共通テスト

小論文や学科諮問などの筆記試験

社会科

試験名地域探究・貢献入試(地理歴史専修)
出願評定-
必要英検スコア-
出願書類事前課題 その他書類
試験内容

共通テスト

小論文や学科諮問などの筆記試験

理学科

試験名地域探究・貢献入試(地球科学専修)
出願評定-
必要英検スコア-
出願書類事前課題 その他書類
試験内容

共通テスト

小論文や学科諮問などの筆記試験

出願基準に評定平均はありません。ですが、​事前課題があります。

課題レポート:入試の目的を踏まえたうえで、以下の5点について所定用紙へ項目別に記入
① どのようなことを地域の課題と考えているか
② 志願者自身がその課題があることを意識したのはなぜか
③ その課題に関連して今までどのような活動を行ってきたのか
④ どの学部に入学し、何を学修したいと考えているか
⑤ 卒業後にどのように地域へ貢献することを考えているのか

二次試験は論理的思考力を問う総合試験(筆記)で、地域の課題などについてデータをもとにした小論文が出題されており、解決策を800字前後で記載させる問題が2題出題されています。面接はありません。

その後、共通テストがあります。

各学科の総合型選抜の対策ポイント

面接がないので、基本的に勉強(小論文+共通テスト)ができる人材が合格しやすいです。

地域の課題に対してNPOや行政と連携し、ボランティア、インターンなどで活動実績を残してきた人とってはチャンスが大きいでしょう。課題レポートは書き方を指定してくれていますので、素直にその通り記載すれば良いと思います。

また、二次試験についても、地域の課題についての解決策を書かせるものが多いので、これまでにそのような活動を行なって背景知識を持っている受験生にとってはやりやすい試験だと言えます。120分の総合試験(筆記)が実施されます。2023年度の試験内容は以下の通りです。

課題レポートで取り上げた地域の課題とその解決案や展望に対し、志望学部の3つのポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)を踏まえた上で、大学の授業や課外活動を通して何を学ぼうと想定しているか601〜800字で述べる

・日本の人口減についての記事と人口や地域別就業率などについての図表を読み、具体的な地域を取り上げてあなたの考える課題と解決策、今後の展望を801〜1000字以内で述べる

人口統計などの表を読んで地域の課題と解決策を述べる問題は複数の年度で出題されているため、過去問や類似問題を解いて対策しておくべきでしょう。

また、自身の課題レポートに対しての問いも2022年度、2023年度と続けて出題されています。そのため、課題レポートを改めて読み直し、内容を精査しておくことも重要です。

そして、地域探究・貢献入試の最終選考は大学入学共通テストです。学科によって指定科目は異なりますが、全学部で300点満点中240点以上が合格基準となっており、8割以上の得点が必要となります。

生涯教育学専修、教育心理学専修、初等教育学専攻(※)、国語国文学科、地理歴史専修では外国語(100)、国語(100)、地歴公民または数学(100)の300点満点となっています。

初等教育学専攻(※)、地球科学専修では外国語(100)、数学(100)、理科(100)の300点満点となっています。

最終選考は得点が高い人から順に合格させる試験ではなく、人数に関係なく合格点に達していれば合格で達していなければ不合格になる試験です。そのため、8割以上取れるように万全の試験対策をすることが重要です。

こう考えると、本入試は共通テストが必要なので、本来一般入試を中心に考えている地方の受験生がチャンスを増やすために受験するのが良いと思います。

総合型選抜に対するよくある質問

総合型選抜や公募推薦のみで受験を検討している人は受けない方が良いですか?

共通テストの対策を行なっていないのであれば、合格可能性は低いと言わざるを得ません。受験しない方が良いでしょう。


まとめ

​本入試を突破するには、

・地域の課題に取り組み、一定の成果をあげた経験があること

・小論文できちんとした論述を行えること

・共通テストで高得点を取れること

の3つが必要になるため、非常に難易度が高いです。生半端な覚悟で出願をすると、対策に時間をとられるだけでなく合格もできないという惨事になる可能性があるので慎重に検討してください。

この記事の監修者

プロフィール写真
ユーザー画像の背景

竹内 健登

東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。


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