国際社会学科 イベリア専攻
偏差値
69
諸文明が邂逅、衝突、混合するイベリアについて学ぶ 東京外国語大学のイベリア専攻の対象地域は、イベリア半島のスペインとポルトガルです。現在もスペインとポルトガルは、ラテンアメリカやアフリカの諸国と、文化的にも経済的にも深い関係にあります。ヨーロッパの南西の角に位置するイベリア半島は、「ヨーロッパとアフリカ、地中海と大西洋のあいだに位置する四つ辻、出会いの場」となってきました。中世にはキリスト教とイスラーム、ユダヤ教の三つの文化が共存し、大航海時代にはアジア、アフリカ、アメリカとヨーロッパの異文化接触の場となりました。多様性に富む気候・風土、文化から生み出された多彩な文学・美術も魅力的です。また、激動の近現代を経て、製造業や観光業を軸に経済成長を果たしてきています。イベリア専攻では、さまざまな人と文明が入り込み、対立しあいながらも生み出されてきた豊かなイベリア文化などについて学びます。