お茶の水女子大学

■少人数教育による細やかな対応 専門科目の授業は1年次4月から始まります。1学年の定員は20名ですから、必修科目でも20名ほど、選択科目になればさらに少人数で行われることになり、教員は学生の様子がよくわかります。 学生2～3名に対して1教員の割合で担当教員を決め、勉強や生活全般の相談にのる 「スーパーバイザー制」を採用し、よりきめ細かい指導を行っています。 ■時には楽しく、時には真剣に学生と教員のふれあいスペース 数学のような理論系の学問では、実験系の研究室のようなものがありません。そのため、学生と教員の交流の機会が不足しがちです。そこで数学科では学生も教員も誰でも気軽に訪れて自由に語り合える談話室と、数学議論のためのディスカッションルームを設置しました。授業の合間に、放課後に、多くの学生たちが集う、和やかなコミュニケーションスペースとなっています。

■物理のプロを目指す 物理学の基礎から応用に至るまでの一貫した教育・研究によって、物理現象を理論と実験の双方向から直感的かつ理論的に探究する能力を養成します。これは、単に物理学の研究能力の向上にとどまることではありません。「物事の法則を発見し、それを応用する能力」であり、人生のさまざまな場面で出会う問題を還元論的・多元的な視点から見据えて問題解決できる、高い能力を身につけることを意味しています。多彩な物理学の教育・研究を通して、社会の各分野において時代を先導する女性の育成を目指しています。 ■学外にも広がる研究の場 物理学科では、加速器実験施設などの国内外の研究機関と連動し、広いフィールドでの研究活動に参加できる教育・研究環境を整えています。また、学内に設立されたソフトマター教育研究センターは、国内有数の研究拠点となっています。

■少人数で個性を伸ばす 化学科では、少人数の学科ならではのきめ細かく、各個人に対応した教育を展開しています。また、学年間の交流だけでなく、学年を越えて、また卒業生と交流する機会も多いため、先を見据えて勉学できる点も特徴です。小規模ですが、各教員の研究分野は、基礎的な化学分野に限らず、機能性材料や超分子の合成から、生命科学、コンピュータケミストリーまでと幅広いため、特別研究では学生のさまざまな興味を踏まえて発展させることが可能です。 ■化学の基礎から応用まで 化学科の授業は、物理化学、無機化学、分析化学、有機化学、生物化学など幅広い分野の授業があり、基礎から応用まで、講義と実験（実習）を両輪にまんべんなく学びます。 主プログラムで化学の基礎を学び、強化プログラムなどその後選択するプログラムにおいて、基礎学力に加え思考力や分析力の鍛錬を行うよう、カリキュラムが設計されています。

■多様な個性を伸ばす 生物学科では、21世紀に残された「宝の山＝生物」を体系的に学べるだけでなく、最先端の研究に参加することができます。さまざまな生物について、遺伝子や細胞などのミクロなレベルから、個体や集団、生態系などのマクロなレベルまで、幅広く研究対象にしています。 生物学科では、生命を深く理解するための鋭い感性と洞察力を備えた創造力あふれる個性の育成を目指し、きめ細やかな指導を行っています。 ■実習重視で実践力を育成 生物学科で行う実習の対象は、野外の海洋生物や植物から、顕微鏡で見る小さな生物や細胞、そして遺伝子やタンパク質の分子レベルまでの広範囲かつ高度なものとなります。湾岸生物教育研究所に宿泊して行う野外実習もあります。 教育を担当するのは、それぞれの専門分野で活発な研究活動を実践している教員陣です。発展し続ける現代の生物学の最前線までを追求する講義や実習を提供しています。

■情報技術の前線へ 情報科学科では情報技術のしくみを修得するとともに、多くのプログラミング科目によりコンピュータの動作を体感します。情報技術の基礎となる理論の科目も充実し、情報業界で必要とされる実践的な知識や理論的背景もしっかり学べます。 ■多彩な卒業研究で新しい情報科学を切り拓く 情報科学が担う社会的役割に対応できるよう、情報科学科では理論から応用までの多種多彩の研究テーマを取り揃えています。セキュアな通信技術、文章が持つ「 意味 」の解析、パズルやゲームの最適戦略といった基礎理論から、スマホの新しい操作方法、子供に優しいプログラミング教育といった身近な視点、台風の進路予測、人流やウイルスの拡散のシミュレーション、音楽や歌唱・脳内情報だけでなく肌の特徴と印象の相関の解析といったデータサイエンス、そして量子コンピュータや電気に依らない新しいコンピュータという計算機の未来も見据えています。