医療創成工学科
医療現場の課題をものづくりで解決する 長寿社会の日本では、安心で健康な生活を送るために先進的な医療の提供が求められています。しかし、医療機器の多くは欧米製であり、先進的な医療を国民がいち早く受けることができず、必要な医療機器が不足し、高額なために医療費が増加するなどの弊害が生じています。こうした状況を改善するためには、国内での医療機器開発とそのための人材育成が急務です。 神戸大学は、医学と工学の基礎知識を併せ持ち、自ら課題(ニーズ)を見つけ、その解決に向けたものづくりができる「創造的開発人材」を育てるため、医学部に「医療創成工学科」を設置します。医療機器開発を実践教育の題材とし、介護・福祉やヘルスケアなど幅広い領域で活躍できる人材を育成。さらに、臨床工学技士の受験資格を取得可能なカリキュラムを計画中で、将来、医療の現場で医療機器開発に携わることも可能です。