生物環境工学科
偏差値
64
未来の食料生産や環境保全へ数理工学的にアプローチする 人類が土地を耕し、種を播き、収穫するといった一連の作物生産技術を身につけてからすでに5千年以上の年月が経ちました。しかし、生産性の向上だけを目指した大量の化学肥料投入、地下水の汲み上げは、世界各地で深刻な環境破壊を引き起こしています。無秩序に生産を続けていけば当然のように生産性は低下し、草木一本も生えない荒れ果てた土地を将来に残すことになります。 地球環境の悪化が叫ばれている今、将来を見据えた農業を行う必要性が出てきました。自然生態系と調和しながら持続的な生産を行うために、環境負荷のない農業を理工学的な見地から研究するのが農業工学(生物環境工学)です。生物環境工学科は、工学的な視点から豊かで環境にやさしい農業(食料生産)の実現を目指します。