作成日: 2025/1/06 更新日:2025/1/06
教育学とは?学問分野や具体的な学ぶ内容、取得できる資格などを解説

「教育学って何を学ぶの?」
「教育学を学べる学部は?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。
- 教育学で学ぶ内容
- 教育学を学べる大学
- 大学で教育学を学んだ人の進路
- 教育学を学ぶことで取得できる資格
また、教育学に関するよくある質問にも答えています。
教育学に興味のある人や、大学で教育学を学びたい人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までごらんください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
教育学とは?

教育学とは、教育に関するさまざまな側面を総合的に学ぶ学問分野です。
「人が成長し、学ぶ過程」を研究し、教育の方法や効果、教育制度、さらには人の発達や学びのメカニズムを解明し、より良い教育のあり方を探求します。
具体的には以下のような項目を学習します。
- 学校種、科目ごとの教育方法
- 教育理論
- 教育心理
- 教育政策
- 教育の歴史
教育現場での具体的な教育技術だけではなく、教育の社会的・文化的背景や、教育が個々の人間や社会に与える影響など、学校以外にも幅広い視点から教育を理解する力を養うのが特徴です。
また、教育学は教育現場での実践を行うことも多く、理論的な知識と実践を結びつけ、より良い教育を実現するための橋渡しをする重要な役割を果たしています。
教育学は教育学部、文学部、心理学系学部で学べる
一般的に教育学が学べるのは、教育学部、文学部、人間科学部、心理系の学部です。
同じ教育学系の学部といっても、大学・学部学科ごとにさまざまな特徴があります。
特定の学問分野に特化した学部もあれば、教育学について幅広く学べる学部もあるので、自分の学びたい内容や興味関心に合致するところを選ぶことが重要です。
例えば、東京未来大学のこども心理学部は、教育学、保育学、心理学といった子どもに関する教育分野の学問を学習することができます。
幼少期の教育に特化しているため、保育士、幼稚園教諭資格や小学校教諭資格を取得できるカリキュラムになっているのが大きな特徴です。
参考:東京未来大学
早稲田大学では教育学部と文学部で教育学を学ぶことができます。
また学校教育だけでなく、教育心理学や社会教育学、国際教育学など教育に関するあらゆる分野について学べます。
参考:早稲田大学 教育学部
参考:文学部 教育学コース
さらに、教育学部以外に教育職員免許状(教員免許)を取得できる学部では、教職課程の中で教育学を学ぶことになります。
このように大学・学部学科によって学べる分野は大きく異なります。
志望校を選ぶときは、具体的な学問分野まで調べることが重要です。
参考記事:教育学部では何を学ぶ?向いている人や入学後に狙える資格や就職先と共に解説
4年間の学びの流れ

大学で教育学を学ぶ場合、4年間をかけて学んでいきます。
ここでは教育学部で教育学を学ぶ場合の流れを解説します。
1年次は幅広く学ぶ
教育に関する幅広い学問を学び、教育学の基礎を理解します。
教育原論や教育学概論などの基礎となる科目はもちろんですが、語学や人文・社会学といった教養科目も履修します。
2年次から専門的に学ぶ

自分の興味に合わせて専門的なコースを選択します。
専門的かつ具体的な学びが得られる科目が増え、目指す道に合わせた学び方が可能です。
3年次はセミナーや実習に取り組む
ゼミ、専攻、コースに分かれたり、専門的な知識を深めるためのセミナーや実習に取り組んだりします。
大学や学部によっては教育ボランティアや教育インターンシップなど、教育現場での実践も行います。
4年次は卒業に向けて結実させる

卒業研究、卒業論文に取り組み、これまでの学びを結実させます。
教職課程を履修している場合は、各学校の予定に合わせて教育実習に行きます。
教育学は何を学ぶ学問?学べる内容を種類別に詳しく解説

教育学は、学校教育だけでなく、教育に関わるあらゆる分野が研究対象です。
そのため、学ぶ内容は多岐にわたります。
教員養成系|学校教員になるための学問を学ぶ
教員養成系は、主に教員免許を取得し、学校教員として働くための学問です。
教育現場で直接活用できる知識やスキルを学び、教員免許取得のための必要な単位を修得できるカリキュラムとなっています。
小学校、中学校、高校と、取得しようとする教員免許の種類に合わせて組立ます。
また、小学校の教員免許を取得する場合は、国語、算数、理科、社会、英語 といった基礎科目のほか、総合学習や生徒指導といったカリキュラムもあります。
参考記事:教員養成系とは何を学ぶ学問?教員養成課程の内容や教職課程・教育学との違いを解説
教育学系|教育に関わるあらゆる学問を総合的に学ぶ

教育学系は、教育学そのものを突き詰める学問です。
教育に関する理論や哲学、歴史などを学び、教育政策や教育文化を中心に研究します。
学校教育に限らず、教育に関わるあらゆる学問を総合的に学べるのが大きな特徴です。
具体的には以下のような科目を学びます。
- 教育理論
- 教育心理学
- 教育社会学
など
教育に関するさまざまな視点からの学びを通じて、社会の中での教育のあり方や、その意義と役割について理解します。
これらの知識は、教育者としてだけでなく、企業の人事や福祉の現場など、あらゆる場で活用することができます。
児童発達・心理学系|人間の発達や教育に関わる心理学について学ぶ
児童発達・心理学系では、人間の発達過程を学ぶ教育学です。
子どもの心理的な成長を理解し、教育現場での問題解決に役立てることを目指します。
具体的な学習内容は以下の通りです。
児童発達・心理学系で学ぶ科目 | 科目の内容 |
|---|---|
発達心理学 | 心理学の一分野。主に精神の発達を対象として、時間経過に従って生じる変化に関する特徴や法則性、変化を推し進める要因について検討する |
教育心理学 | 教育をより幅広く人間形成に関する原理と方法 |
学校心理学 | 学校における児童・生徒の学習面と適応面に焦点を当て、学校教育場面において、心理学上の専門的な援助を行うための実践体系 |
これらの学問を通じて、子どもの感情や認知の発達、社会的な関わり方、学習や問題解決の方法などを学びます。
また、心理学の知識を活用して、教育現場での問題を分析し、解決策を提案する能力も身に付けられます。
教育学を学べる大学を国公立・私立別に紹介

ここでは、大学で教育学を専攻したいと思っている方のために、教育学を学べる国公立と私立の大学をエリア別でご紹介します。
教育学を学べる全国の主要国公立大学
全国エリア | 主要大学名 |
|---|---|
北海道 | 北海道大学 北海道教育大学 |
東北 | 秋田大学 東北大学 宮城教育大学 山形大学 |
関東・甲信越 | 東京学芸大学 筑波大学 千葉大学 都留文科大学 上越教育大学 |
北陸・東海 | 金沢大学 富山大学 愛知教育大学 三重大学 |
近畿 | 大阪教育大学 大阪公立大学 京都教育大学 奈良教育大学 |
中国・四国 | 広島大学 愛媛大学 |
九州・沖縄 | 九州大学 福岡教育大学 |
参考:年内入試ナビ
教育学を学べる全国の主要私立大学
全国エリア | 主要大学名 |
|---|---|
北海道・東北 | 石巻専修大学 東北学院大学 |
関東・甲信越 | 玉川大学 東京未来大学 文教大学 明星大学 目白大学 武蔵野大学 青山学院大学 早稲田大学 帝京科学大学 新潟青陵大学 |
北陸・東海 | 愛知淑徳大学 岐阜聖徳学園大学 中部大学 常葉大学 |
近畿 | 関西学院大学 畿央大学 京都女子大学 佛教大学 |
中国・四国 | 就実大学 安田女子大学 広島文教大学 |
九州・沖縄 | 西南学院大学 中村学園大学 |
教育学を学んだ人の進路

教育学を学んだ卒業生の進路は、学校教員になる人が多い傾向です。
一方で、人数は少ないながらも、教員以外の選択肢も多岐にわたります。
ここでは専攻の系統別に進路を紹介します。
将来学校の先生や教育系の職業に就きたいと考えている場合はぜひ目を通してみてください。
教員養成系は学校教員になる人が多い
教員養成系を専攻する学生は、ほとんどが学校教員を目指します。
小学校、中学校、高等学校の教員(公立・私立)、特別支援学校の教員があたります。
教員養成系が教育学部で学べる教育学の中でも、特に学校教員として働くことに重点を置いたカリキュラムが組まれているためです。
例えば、教員養成に力を入れている東京学芸大学では、学校教育教員養成課程の838名のうち半数以上の449名が教員として就職しています。
参考:東京学芸大学 2023年3月(学部)卒業生就職・進学状況
また、文教大学 教育学部では学校教育課程の81%が教員就職しており、教員養成系は教員になる学生がかなり多いと言えます。
児童発達・心理学系は専門知識を活かせる職業に就く人が多い

児童発達・心理学系を学ぶ学生は、その専門的な知識を活かせる職種に就くことが多いです。
よく選ばれる進路としては、下記のような職業があります。
児童発達系
具体的な職業 | 勤務先 | 業務内容 |
|---|---|---|
保育士 | 保育園 認定こども園 乳児園 など | 乳児から小学校入学前の子どもを預かり、生活全般の世話をしながら、基本的な生活習慣を身につけさせる |
幼稚園教諭 | 幼稚園(国立、公立、私立) 認定こども園 など | 幼稚園教育要領に基づき作成された幼稚園独自のカリキュラムに沿って保育・教育を行う |
学童保育指導員 | 小学校 | 放課後などに、学童保育施設で小学生の子どもたちを預かり面倒を見る |
児童福祉施設職員 | 保育所 認定こども園 児童養護施設 など | 施設での自立支援計画等の作成や進行管理、職員の指導等を行う |
障害児施設職員 | 障がい児施設 | 身体、知的、精神に障がいがある児童、あるいは発達障がいのある児童を支援する |
心理学系
具体的な職業 | 勤務先 | 業務内容 |
|---|---|---|
公認心理師 | 児童相談所 児童福祉施設、学校(小、中、高、特別支援) 小児科病院 精神科病院 など | 臨床心理学に基づいた知識や技法を用いて、心の問題を抱える人に相談や助言などの援助を行う。国家資格 |
臨床心理士 | 児童相談所 児童福祉施設 学校(小、中、高、特別支援) 小児科病院 精神科病院 など | 人々が抱える心の問題に寄り添い、臨床心理学にもとづく知識と技術による問題解決に向けて、自分らしく生きることを支える。公認心理師が国家資格であるのに対し、臨床心理士は民間資格 |
精神保健福祉士 | 大学や専門学校(講師として) 精神科病院 相談支援事業所 保健所 など | 地域で暮らす精神障がい者への生活支援などを通して、その人らしい生活の実現を目指す。精神的な障害を持っている方やその家族を対象としているのが特徴 |
心理カウンセラー | 精神科病院 老人保健施設 児童相談所 精神保健福祉センター 学校(小、中、高、特別支援) 裁判所 など | カウンセリングを中心に、相談者が何に悩みを抱えているのか引き出し、一緒に悩みに向き合いながら解決策を考える |
児童心理司 | 児童相談所 福祉事務所 障がい児入所施設 など | なんらかの問題が生じた子どもやその保護者に対し、面接、心理検査、観察等の⼼理診断を⾏い、診断結果に基づき⼼理療法、カウンセリング、助⾔等の支援を⾏う |
スクールカウンセラー | 学校(小、中、高、特別支援) 児童相談所 精神科病院 精神保健福祉センター など | 児童生徒、保護者や教職員からの相談に対応し、教職員等への研修を行う。また、事件事故等の緊急対応における被害児童生徒の心のケアを行う |
心理学系の職種では、子どもの心理的発達を理解し、適切な教育やケアを提供する能力が求められます。
また、臨床心理士や公認心理師の資格は大学院に進学する必要があるため、大学卒業時に就職ではなく院進学を選ぶ人も多くいます。
教育学系は民間就職をはじめ幅広い進路がある
教育学系の学生は、教員養成系や児童発達・心理学系と比べて一般企業に就職する人が多い傾向にあります。
例えば、早稲田大学 教育学部 教育学科 教育学専修や生涯教育学専修の進路は、マスコミ・情報通信・メーカー・教育・専門サービス・大学院進学・その他がそれぞれ10%前後となっています。
教育学系の学生は、教育の理論や方法だけでなく、教育心理学、社会教育学まで、教育に関連するあらゆる分野を学ぶびます。
その多様な視点と広範な知識を活かしてさまざまな職種で活躍することが期待されます。
教育学系は、単に教員を目指すだけでなく、多くの可能性を秘めた学問と言えます。
大学院に進学して研究者の道に進む人もいる

教育学を専攻した学生の中には、学部卒業後に大学院に進学し、研究者の道を選ぶ人もいます。
心理系の専門資格を取得する目的の人もいれば、教育学をより深く研究したい人、学校教育についてより専門的に学んで教員専修免許を取得したい人など、進学の目的はさまざまです。
取得できる主な資格

教育学系の大学・学部学科では、さまざまな資格を取得できます。
ここでは教育学系で主に取得できる資格をご紹介します。
教育職員免許状(教員免許)
小学校、中学校、高校の教員となるために必要な資格で、教職課程を履修して所定の単位を取得することで取得できます。
取得できる教員免許の種類は、大学・学部学科のカリキュラムや教職課程の制度によって異なります。
専攻内容によっては小中学校の免許をダブル取得できたり、特別支援学校教諭や幼稚園教諭の資格を取得できたりする場合もあります。
また、教員免許を持つことで、公立学校だけでなく私立学校でも教員として働くことができます。
図書館司書・学校図書館司書教諭

図書館や学校図書館で資料の収集・分類・整理、検索や貸し出しなどの情報サービス、さらに教育活動を担当するための資格です。
教育学部や文学部では、図書館司書・学校図書館司書教諭の資格を取得するためのカリキュラムが設けられており、指定の科目を履修すれば学位取得時に資格を取得できます。
博物館学芸員
学芸員は、博物館や美術館などの文化施設で展示物の収集、管理、解説、調査研究を行う専門職です。
学芸員になるためには、大学だけでなく大学院での専門的な学びが必要です。
大学から大学院にかけて美術や歴史、考古学などの専門分野の知識を深めるとともに、展示企画や教育プログラムの作成方法について学びます。
社会教育主事

社会教育主事は、地域社会の教育活動をデザイン・実施・評価するスキルを持つ公認資格です。
教育行政の専門職として、地域社会における教育施策の企画や推進、教育環境の整備などに携わります。
この資格を持つと、学校教育だけでなく、生涯学習の推進や地域教育の充実に貢献できます。
また、地域コミュニティとの連携やNPO、NGOとの協働など、多様なフィールドで活躍できる可能性が広がります。
公認心理師、臨床心理士
教育学の中でも心理系の学部学科で学ぶことで、公認心理師や臨床心理士の資格を取得できます。
これらの資格を持つと、スクールカウンセラーや医療系の心理職といった児童の発達や教育に関わる心理学の専門知識を活かした職業に就くことができます。
ただし、この2つの資格は大学で心理系を専攻して4年間学んだあと、大学院修士まで行って専門性を深める必要があります。
大学や学部・学科の選び方

教育学を学びたいと考えているなら、自分に合った大学、学部・学科の選び方を知っておくことが大切です。
①学びたい分野を大まかに絞る
最初に考えるべきは「自分がどの分野に興味があるか」を大まかに絞り込むことです。
教育学には、大きく分けて教員養成系、教育学系、児童発達・心理学系の3つのカテゴリがあります。
それぞれの学ぶ内容や特徴を改めてまとめました。
教育学の分野 | 学ぶ内容 | 分野の特徴 |
|---|---|---|
教員養成系 | 主に学校教員として働くための学問 | 教育現場で直接活用できる知識やスキルを学び、教員免許取得のための必要な単位を修得する |
教育学系 | 教育に関わるあらゆる学問を総合的に学ぶ | 教育に関する理論や哲学、歴史などを学び、教育政策や教育文化を中心に研究する |
児童発達・心理学系 | 発達心理学、教育心理学、学校心理学など、子どもの心に関する学問 | 子どもの心理的な成長を理解し、教育現場での問題解決に役立てることを目指す |
それぞれの分野で学ぶ内容、取得可能な資格、卒業後の進路が異なるため、あなたの興味関心や目指すキャリアによってどの分野を選ぶかが決まるでしょう。
②取得したい資格を決める

教育学を学びたい人の中には、教員免許などの資格を取得したいと考えている人が多いでしょう。
教育学を学ぶことで取得できる資格は多岐に渡りますが、特定の学部学科でないと取得できない資格もあります。
以下に、教育学や教育系の学部で取得できる資格をまとめました。
教育学を学ぶことで取得できる資格 | 取得条件 | 取得した資格でなれる職種、職業、職場 |
|---|---|---|
図書館司書 | 文部科学省令が定める図書館に関する科目を履修し、大学を卒業する | 公共図書館、大学図書館、専門図書館や、学校図書館 |
司書教諭 | 小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の普通免許状を取得している。 もしくは4年制大学に2年以上在学し、62単位以上修得している | 学校図書館に教諭として勤務する |
学芸員 | 大学で文部科学省令の定める博物館に関する科目の単位を修得する | 博物館 |
社会教育主事 | 社会教育に関する所定の科目の単位を修得し、地方公務員試験に合格して1年以上、社会教育主事補などとして経験を積む。 もしくは教員免許状を取得したあと、5年以上教育関係の職業に就いてから、社会教育主事講習を受ける | 市町村の教育委員会 公民館 青少年教育施設 生涯学習施設 など |
教育職員免許状(小中高) | 教職課程のある大学・短期大学等に入学し、法令で定められた科目および単位を修得して卒業した後、各都道府県教育委員会に教員免許状の授与申請を行う | 学校教諭(小中高) 学童保育指導員 放課後児童支援員 など |
特別支援学校教諭免 | 幼稚園、小、中、高いずれかの普通免許状を取得し、幼稚園、小、中、高、特別支援学校のいずれかに3年間以上在職する | 特別支援学校 小中高の特別支援教室 |
自分がどのような道を目指すかによって取得するべき資格は変わります。
キャリアプランを明確にすることで必要な資格を把握し、志望校を選びましょう。
③4年間のカリキュラムや教授の研究分野をチェックする
最後は4年間のカリキュラムや教授の研究分野をチェックします。
具体的には、大学のウェブサイトやパンフレットで、以下のようなポイントを見るのがよいでしょう。
- 興味のあるテーマを学べるかどうか
- 教授やゼミの研究内容に興味を持てるか
- 各年次で学ぶ科目や専門分野
- 各年次のカリキュラムの進行具合
など
学習環境は、自分が学び続けるための大切な要素です。
自分の興味と合致する大学を選ぶことで、4年間の大学生活がより充実したものになるでしょう。
教育学に興味のある人がよく抱く疑問

最後に、教育学に興味のある人がよく抱く疑問にまとめて回答していきます。
教育学を学べる学部・学科では教育学の他にどんなことを学べるの?
教育学とは、教育現象を科学的に解明するための学問ですが、その解明には人間の思考や行動心理、社会の構造といった要素が深く関わっています。
そのため、教育学を学ぶ過程では、人文学や社会学、心理学といった学問を学ぶことも必要とされます。
例えば、人文学を学ぶことで人間の文化や歴史を理解し、社会学を学ぶことで社会の仕組みや問題を把握することができます。
また、心理学を学ぶことで、人間の思考や感情のメカニズムを理解することができます。
教育学を学んだ後、教員以外の進路は?

教育学を学んでも、教員以外の進路は数多くあります。
民間企業の人事や研修担当、人材開発部門、NPOや地方自治体の社会教育担当など、多様なフィールドで活躍できます。
教育学を学ぶことで得た知識や視点は、教育現場だけでなく社会全体に貢献できる力となります。
この記事でも「教育学を学んだ人の進路」という見出しで解説しているので、確認してみてください。
教育学はどんな人におすすめ?
教育学は、特に子どもの成長や発達に関する学習を行う学問です。
就職先も子どもと触れ合う期間が多いのが特徴です。
そのため、子どもが好きで、子どもや人の成長を見ることに喜びを感じる人に向いているでしょう。
また、時代によって価値観も教育論も更新されるため、常に学びを継続することも求められます。
子どもの成長をサポートすることは、将来の日本社会を支える人材を育てることでもあります。
そういた形での社会貢献をしたいと考える人にもおすすめです。
このページのまとめ

今回は、教育学の特徴や各カテゴリの学べる内容、取得できる資格、卒業後の進路などをまとめて解説してきました。
最後に押さえておきたいポイントをまとめます。
- 教育学では教育に関わるあらゆる学問分野を学べる
- 教育学は主に教員養成系、教育学系、児童発達・心理学系の3つに分けられる
- 教員養成系は学校教員になる人が多いが、教育学系・児童発達/心理学系の進路は幅広い
- 教育学が学べる大学、学部・学科では教員免許や図書館司書、博物館学芸員、社会教育主事などの資格を取得できる
- 大学で教育学を学びたいなら、学びたい系統、取得したい資格を絞り、カリキュラムや教授の研究内容が面白そうなところを選ぶ
教育学は、学校教育に限らず、「教育」という人間の営みそのものを深く探求できます。
そのため、人についてより深く知りたい方にはぴったりの学問です。
大学で教育学を学びたいと思っているなら、この記事で紹介した内容を参考にしてぜひ自分にぴったり合う大学を見つけてみてください。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。