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作成日: 2025/12/12 更新日:2025/12/12

陶芸家になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

陶芸家になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

「陶芸家のなり方は?」

「陶芸家になるのに必要な資格は?」

このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。

  • 陶芸家とはどんな職業なのか
  • 仕事内容・やりがい・給料
  • 陶芸家になるには何をすべきか
  • 取得すべき資格
  • 向いている人の特徴

また、陶芸家に関するよくある質問にも答えています。

陶芸家に興味のある人や、陶芸家を目指している人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。

​本記事の内容をスライドにまとめた「陶芸家のなり方ガイド」のダウンロードはこちら​

この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。

目次

  • 1 陶芸家とは
    • 1-1 陶芸家の仕事内容
    • 1-2 陶芸家の給料・給与・年収
    • 1-3 陶芸家のやりがい
    • 1-4 陶芸家の働き方
    • 1-5 陶芸家に必要な知識、資格、スキル
    • 1-6 陶芸家という職業の注意点
  • 2 陶芸家になる方法
    • 2-1 美術大学・工芸系大学・専門学校に進学する
    • 2-2 作品制作を繰り返し、技術を深める
    • 2-3 公募展やクラフトフェアに出品する
    • 2-4 実務経験を積み、独立・工房開設を検討する
  • 3 陶芸家になりたい高校生の進路
    • 3-1 大学に進学する
    • 3-2 短大や専門学校に進学する
  • 4 おすすめの大学
    • 4-1 陶芸家を目指せるぴったりな大学は年内入試ナビで見つかる
  • 5 おすすめの短期大学、専門学校
  • 6 よくある質問
    • 6-1 陶芸家に向いている人の特徴は?
    • 6-2 陶芸家という職業だけでは食べていけない?
    • 6-3 陶芸家になるには何年かかる?
  • 7 まとめ

陶芸家とは

陶芸家

陶芸家とは、土をこね、形をつくり、焼き上げて陶器や器、オブジェなどを制作する職業です。

ろくろを回したり手びねりを使ったりして造形し、釉薬(ゆうやく)で色や質感をつけ、窯で焼き上げることで作品を完成させます。

食器・花器などの実用的な器から、芸術作品まで幅広く制作できるのが特徴です。

以下に陶芸家の仕事内容や給料についてまとめます。

  • 陶芸家の仕事内容
  • 陶芸家の給料・給与・年収
  • 陶芸家のやりがい
  • 陶芸家の働き方
  • 陶芸家に必要な知識、資格、スキル
  • 陶芸家という職業の注意点

それぞれ見ていきましょう。

陶芸家の仕事内容

陶芸家の仕事は、単に「器をつくる」だけではありません。

作品の企画やデザイン、土づくりから焼成までの工程に加えて、展示会の準備や販売活動など、幅広いスキルが求められる総合的なクリエイティブワークです。

  • 作品アイデア・デザインの企画:作りたい形、用途、雰囲気を考え、スケッチなどで構想をまとめる
  • 土の選定・土づくり:粘土の種類を選び、水分量や硬さを調整し、扱いやすい状態にする
  • 成形(ろくろ・手びねりなど):器やオブジェの形を作る
  • 乾燥・削り作業:形が崩れないように乾燥させ、底を整える「高台削り」などを行う
  • 素焼き:一度窯で低温焼成し、強度を持たせる
  • 釉薬(ゆうやく)を施す:色や質感を決める工程
  • 本焼き(高温焼成):釉薬を溶かし、最終的な作品へと仕上げるため温度管理や窯焚き
  • 作品の検品・仕上げ:歪み・色ムラ・割れなどをチェックし、仕上げ作業を行う
  • 展示会・販売準備:DM制作、会場設営、値付けなど作品発表のための準備
  • 顧客対応・販売・広報活動:直接の販売、SNS発信、オンラインショップ運営なども行う

陶芸家の仕事は、土に触れる制作工程だけでなく、デザイン・研究・焼成管理・販売活動まで、幅広い領域を担うクリエイティブな職業です。

作品に込めた世界観を形にし、発信していく総合力が求められます。

必要な工程を一手に担うからこそ、作品すべてに作家の個性が宿る点が魅力です。

陶芸家の給料・給与・年収

給料・給与・年収

陶芸家の収入は、人によって大きく異なります。

多くの陶芸家は、作品の販売を中心に収入を得ていますが、展示会だけでなく、オンラインショップやギャラリーでの委託販売など、複数の販売ルートを持つことで収入を安定させています。

また、陶芸教室の講師としてレッスンを行ったり、ワークショップを開催したりすることも、重要な収入源となります。

独立したばかりの頃は収入が不安定な場合も多く、副業やアルバイトと併用して活動を続ける人も珍しくありません。

しかし、作品の質が評価され、固定のファンが増えてくれば、数百万円から数千万円規模の収入に到達することも十分可能です。

職業情報提供サイトjobtagによると、陶芸家に近い専門職である陶磁器技術者の平均年収は578万円、月給は25.1万円となっています。

参照:陶磁器技術者:jobtag

陶芸家のやりがい

陶芸家のやりがいは、土というシンプルな素材から自分だけの作品を生み出し、それが誰かの日常に溶け込んでいく喜びにあります。

作品づくりのプロセスそのものが創造性を刺激し、完成した瞬間の達成感は格別です。

また、作品を通して多くの人とつながり、反応をもらえることも大きな励みになります。

  • 自分の作品が人の生活を彩る喜び:手作りの器やオブジェが日常で使われ、長く愛されることに大きな価値を感じる
  • 創造のプロセスによる達成感:土を触り、形を作り、焼き上げるまでの全工程で「ものづくりの本質」を味わえる
  • 直接フィードバックが得られる魅力:展示会や販売を通じて、購入者やファンと直接交流できる
  • 技術・表現の幅が広がる楽しさ:釉薬の研究や新しい技法の挑戦など、生涯を通じて学び続けられる
  • 国内外のアーティストと交流できる機会:国際展示会やアートフェアへの参加で、新しい価値観や刺激を得られる
  • 自分の世界観を作品として形にできる:独自のスタイルや表現を追求し、唯一無二の作家性を発信できる

陶芸家の仕事は決して楽ではありませんが、土から作品が生まれる瞬間の喜びや、使い手からの反応、技術探求の奥深さなど、ほかにはないやりがいに満ちています。

自分の世界観を形として残しながら、国内外の「人・文化・技術」とつながれる点も、陶芸家ならではの魅力と言えるでしょう。

陶芸家の働き方

働き方

陶芸家の働き方はとても多様で、自分のライフスタイルや価値観に合わせて道を選べるのが魅力です。

独立して工房を構える人もいれば、企業や工房に所属して技術を磨きながら活動する人もいます。

どの働き方にも明確なメリットがあり、陶芸家としての成長やスタイル確立につながります。

職種
雇用形態
特徴
独立陶芸家(フリーランス)
完全に独立した個人事業主、または法人化
作品制作の自由度が高い、収入は販売実績に左右されやすい、ブランディング・マーケティングの力が必要、ファンを増やすほど収入が安定する
工房スタッフ・アシスタント
正社員・契約社員・アルバイトなど
給与が安定しやすい、本格的な技術を間近で学べる、自分の作品づくりの時間は限られる
企業所属の陶芸家/デザイナー
正社員・契約社員
安定した給与・福利厚生がある、大量生産を前提としたデザインが中心、個人の創作より、企業の方針を優先する場面が多い
教育・講師系(専門学校・カルチャースクール)
講師(業務委託・パート・非常勤)
教えることで技術の理解が深まる、本業と並行して収入源を増やせる、人とのコミュニケーションが多い
アートプロジェクト参加・コラボ作家
依頼ベース・プロジェクト契約
新しい表現に挑戦できる、海外アーティストと交流する機会がある、実績が評価されやすい働き方

陶芸家の働き方は、独立・工房勤務・企業所属・講師業・アート活動など多岐にわたり、キャリアの組み合わせも自由です。

それぞれにメリットと課題がありますが、どの道を選んでも作品づくりへの情熱が軸になります。

技術を磨き続け、新しい表現に挑戦しながら、自分に合ったスタイルを見つけていくことが陶芸家としての成功につながります。

制作・発信・学びを積み重ねることで、世界に一つだけの創作活動を広げていくことができるでしょう。

陶芸家に必要な知識、資格、スキル

陶芸家として活躍するためには、作品づくりの技術だけでなく、素材への深い理解や創造力、さらには販売や発信のためのビジネススキルも欠かせません。

陶芸は幅広い知識と経験が求められる奥の深い世界であり、多方面の学びが作品の完成度や作家としての成長に直結します。

以下では、陶芸家に必要な知識、資格、スキルをまとめました。

■必要な知識

  • 陶芸の基礎技術と素材の理解:陶土の種類・特性、釉薬の調合、成形方法、焼成温度や窯の管理など、工程全体の知識が必須
  • デザイン・造形に関する学び:色・形・質感のバランス、器の使いやすさなど、美術的センスを磨くことが作品の魅力につながる
  • 美術・工芸の基礎知識:歴史・文化・伝統技法を理解すると、独自の創作に深みが出る
  • マーケティング・販売の知識:オンライン販売、SNS発信、展示会での見せ方など、作品を広めるための知識も重要
  • 安全対策:シリカ粉じん対策(集塵・マスク)、高温作業、釉薬(鉛等)の管理スキル
  • ビジネススキル:原価計算、価格設定、写真撮影、展示交渉、梱包・配送

■あると有利な資格

  • 伝統工芸士(一定条件のもと認定):特定の伝統技法を継承していることを証明でき、ブランド力が高まる
  • 美術系大学・専門学校での履修証明:資格ではないが、基礎技術の証明や信用につながる

■必要なスキル

  • 成形・釉薬・焼成などの技術スキル:陶芸工程すべてを理解し、安定した作品を作るための基礎力
  • 創造力・発想力:独自のデザインを生み出すために不可欠で、個性が作品の魅力となる
  • 継続的な探求心・研究力:釉薬の配合や窯の癖など、実験と改善を繰り返す姿勢が重要
  • 営業・発信力:オンラインショップ運営、展示会での説明、SNS発信など、作品を届けるためのスキル
  • コミュニケーション力:顧客対応、ワークショップ運営、ギャラリーとの交渉などに必要

陶芸家として活躍するには、作品づくりの技術だけでなく、素材・デザイン・焼成といった知識や、販売・発信といったビジネススキルもバランスよく求められます。

資格は必須ではありませんが、プロとしての信用を高める助けになります。

幅広い知識とスキルを磨き続けることで、より魅力的な作品づくりや安定した活動につながり、陶芸家としての可能性を大きく広げることができます。

陶芸家という職業の注意点

注意点

陶芸家は、自分の手で作品を生み出す魅力的な仕事ですが、その一方で、収入面や制作環境、継続的な活動においてさまざまな課題も伴います。

技術力だけでなくビジネス感覚や計画性も求められるため、職業として目指す場合は注意すべきポイントを理解しておくことが大切です。

注意点
詳細
収入の安定性が低い

一つひとつ手作りのため生産量が限られ、売上が変動しやすく、新人のうちは特に不安定になりがちである

制作時間とコストがかかる
土、釉薬、窯の燃料費などの初期投資や材料費がかかるほか、作品づくり自体も時間を要する
マーケティングの必要性がある
良い作品を作るだけでは売れにくいためSNSや販売サイトの活用、ブランドづくりが必要
収入源の多様化
作品販売に加えて、教室運営、ワークショップ、他業種とのコラボなど、活動の幅を広げることが安定につながるため重要
技術の向上が求められる
評価を得るためには常に技術とデザインのブラッシュアップが求められる
作業環境の確保が必要である
土、釉薬、窯などの設備を整えるには場所・初期費用が必要で、自宅での制作が難しい場合がある
体力仕事が多い
土練りやろくろ作業、窯の準備や作品運搬など身体を使う工程が多く、日常的に体力を求められる

陶芸家として活動していくには、制作技術だけではなく、収入を安定させるための工夫やマーケティング力、継続的な学びが欠かせません。

作品の魅力を高めつつ、市場に届けるための戦略も求められます。

こうした注意点を理解したうえで準備を進めることで、陶芸家としてのキャリアをより長く、安定して続けることができるようになります。

陶芸家になる方法

なる方法

陶芸家になるにはどのようなことが必要なのでしょうか。

ここでは、陶芸家のなり方の具体的なステップについて紹介します。

  • 美術大学・工芸系大学・専門学校に進学する
  • 作品制作を繰り返し、技術を深める
  • 公募展やクラフトフェアに出品する
  • 実務経験を積み、独立・工房開設を検討する

それぞれ見ていきましょう。

美術大学・工芸系大学・専門学校に進学する

陶芸家を目指す最初の本格的なステップとして、美術大学や工芸系大学、専門学校に進学する道があります。

これらの教育機関では、土の特性や成形技法、釉薬の調合、焼成の仕組みなど、陶芸に必要な基礎から応用まで体系的に学ぶことができます。

また、設備が整った環境で制作できるため、幅広い技法を試しながら自分の作風を模索できることも大きなメリットです。

指導者や仲間との出会いも刺激となり、陶芸家としての土台を固める貴重な期間となります。

作品制作を繰り返し、技術を深める

技術を深める

陶芸家として成長するためには、実際に作品を作り続けることが欠かせません。

成形・削り・釉薬・焼成といった工程を繰り返すことで、安定した品質の作品を生み出す技術が身につきます。

また、釉薬の調合テストや焼成の研究を重ねることで、自分だけの色や質感を見つけやすくなります。

制作を継続することで、自分の個性や世界観が徐々に作品に反映され、陶芸家としてのスタイルが確立されていきます。

公募展やクラフトフェアに出品する

公募展は経歴を問わず作品を募集する展覧会で、入選すれば客観的な評価として実績になります。

審査員の講評が得られる場合もあり、制作の改善点を把握しやすくなります。

クラフトフェアは作り手が直接展示・販売するイベントで、来場者の反応を通じて作品の魅力や課題をつかみやすい場です。

ファンづくりやバイヤーとの出会いにもつながり、今後の活動の広がりを期待できます。

実務経験を積み、独立・工房開設を検討する

独立・工房開設

一定の技術が身についたら、工房や陶磁器メーカーでの実務経験を積むことでさらに視野が広がります。

現場では大量生産の工程管理、窯の扱い、ギャラリーとのやり取りなど、学校では学べない実践的なスキルが身につきます。

経験を重ねることで、自分に必要な設備や制作環境も具体的にイメージできるようになり、将来的な独立や工房開設を現実的に検討できる段階へと進みます。

独立後は作品制作だけでなく、販売、広報、教室運営など多くの業務を担うため、実務で得た知識と経験が大きな武器となります。

陶芸家になりたい高校生の進路

高校生の進路

陶芸家になりたい高校生の進路はどのようなものがあるのでしょうか。

代表的な進路について解説します。

  • 大学に進学する
  • 専門学校に進学する

それぞれ見ていきましょう。

大学に進学する

陶芸家を目指す上で、美術大学や工芸系大学への進学は、本格的な技術と芸術的基礎をしっかり学べる王道ルートです。

専門設備が整った環境で、時間をかけて作品づくりに向き合える点が大きな魅力です。

おすすめの学部・学科

  • 美術学部(工芸科・陶芸専攻)
  • 造形学部(工芸領域・陶芸コース)
  • 芸術学部(陶磁専攻)
  • デザイン系学部の工芸領域

学べる内容

  • 陶土・釉薬の基礎と応用(土の特性、配合、釉薬研究)
  • 成形技法の習得(ろくろ、手びねり、鋳込みなど)
  • 窯焚き・焼成技術(温度管理、焼成プログラムの理解)
  • 造形・デザイン・色彩の理論
  • 美術史・工芸史の知識
  • 作品制作のプロセス実習(課題制作・卒業制作)
  • 展示方法や作品発表のスキル

大学進学は、陶芸家としての土台をしっかり築きたい人に最適な道です。

じっくり制作に取り組める環境が整い、理論と実技の両面から総合的に学ぶことができます。

長期的な視点で創作力を磨きたい人におすすめです。

短大や専門学校に進学する

短大や専門学校は、「実践力を早く身につけたい人」に向いています。

短期間で集中的に技術を学べるため、卒業後すぐに制作や仕事に活かしやすいのが特徴です。

おすすめの学科

  • 工芸・陶芸専攻のある短期大学
  • 陶芸専門学校
  • 美術・クラフト系専門課程
  • デザイン系専門学校の工芸コース

学べる内容

  • 陶芸の基礎技術を実践中心で習得(ろくろ・手びねり・釉薬づくりなど)
  • 窯の扱い方・設備管理を実務レベルで学習
  • 作品制作を繰り返しながらスピーディに技術向上
  • 販売・クラフトフェア出展など実務連動型の授業
  • 短期間で即戦力になるための専門スキル
  • 就職サポートや工房実習などの実務経験

短大・専門学校は、実践的なスキルを短期間で習得したい人にぴったりの進路です。

「まず手を動かして学びたい」「早く現場で経験を積みたい」という方に向いており、卒業後は工房勤務や創作活動にスムーズに移行できます。

おすすめの大学

おすすめの大学

以下では、陶芸家を目指す方におすすめな大学を紹介します。

学校名
所在地
学部・学科
特徴
文星芸術大学
栃木県

デザイン専攻

工芸分野

総合造形専攻(日本画・洋画・立体・地域文化創生)、マンガ専攻など多彩な専攻がある

地域文化との連携プロジェクトも盛んである

武蔵野美術大学
東京都

造形学部

工芸工業デザイン学科

クラフト・インダストリアル・インテリアの3コースを設け、素材・造形・機能・デザインの融合を学べる

プロダクト・工芸系から空間・インテリア設計まで幅広い制作が可能

多摩美術大学
東京都

美術学部

工芸学科

陶・ガラス・金属を扱い、「モノをつくる力」と「モノで表現する力」を養うことができる

充実した設備(数多くの窯・溶解炉・金属加工機器)を備え、素材と身体・思考の関係性から造形を探求できる

陶芸家を目指せる大学では、陶芸や工芸に必要な技術と表現力を総合的に学ぶことができます。

陶磁器やガラス、金属などの素材に触れながら、造形技法・デザイン思考・作品研究といった幅広いカリキュラムを通して、自分の表現スタイルを深める環境が整っています。

多くの大学には、ろくろ室や釉薬研究室、多種類の窯など本格的な設備が備わっており、制作に没頭できる点も大きな魅力です。

また、工芸分野だけでなく、デザインやアート全般に触れられるため、素材を生かした作品づくりやコンセプト設計の力も磨くことができます。

大学ごとに重視するポイントや指導方針、設備の特色は異なるため、自分の作風や将来の方向性に合った学びを選べるのも魅力です。

上記に挙げた以外にも年内入試ナビでは陶芸家を目指せる大学の例をまとめています。

こちらもぜひ参考にしてください。

参考:陶芸家を目指せる大学の例はこちら​

陶芸家を目指せるぴったりな大学は年内入試ナビで見つかる

陶芸家を目指す際に最も適した大学を探すには、年内入試ナビの利用がおすすめです。

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おすすめの短期大学、専門学校

おすすめの短期大学、専門学校

以下では、陶芸家を目指す方におすすめな短期大学や専門学校を紹介します。

学校名
所在地
学科・コース
特徴
奈良芸術短期大学
奈良県

美術科

陶芸コース

手びねり・ろくろ・釉薬調合・窯焚きなど、陶芸の基礎〜応用を短期間で集中的に学べる

専用工房・窯が充実しており、個人制作に多くの時間を使える環境で、作品発表の機会も多く、卒業後すぐに制作活動へつなげやすい

京都伝統工芸大学校
京都府

伝統工芸学科

工芸コース陶芸専攻

京都の伝統工芸を体系的に学べる数少ない学校の一つ

京焼などの伝統技法を中心に、ろくろ技術・絵付け・釉薬研究など専門性の高い学びが可能

職人・工芸士による実践指導が特徴で、工房就職や職人としての道を目指せる

北海道芸術デザイン専門学校
北海道

環境デザイン学科

クラフトデザイン専攻

1年次では木工・陶芸・鋳造(金工)といった複数の素材・技法に触れ、「切る・削る・組み立て・仕上げる」などの加工の基本を学べる

北海道の家具産地の企業見学、陶芸の穴窯体験、クラフトフェア出展など、制作現場/流通現場を知る機会も豊富

卒業後の職種例として、家具職人・陶芸家・スモールジュエラーなども掲げられている

短大や専門学校で陶芸を学ぶ最大の魅力は、実技中心のカリキュラムで即戦力となる技術を短期間で身につけられることです。

少人数制や豊富な制作時間により、成形・釉薬・焼成などの技術を集中的に磨くことができ、卒業後すぐに工房就職や独立を視野に入れられる点も特徴です。

また、伝統技法を深く学べる学校や、工芸とデザインを横断的に学べる学校など、進路に合わせた選択肢が豊富なのも魅力です。

陶芸家として早く実践的なスキルを身につけたい人にとって、短大・専門学校は最適な進路のひとつと言えるでしょう。

よくある質問

FAQ

陶芸家に興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。

よくある質問とその回答を記載していきます。

陶芸家に向いている人の特徴は?

陶芸家は、土というシンプルな素材から作品を生み出すクリエイティブな仕事です。

そのため、技術だけでなく、粘り強い探求心や自分らしい表現を追求する姿勢が重要になります。

以下では、陶芸家に向いている人の特徴をまとめました。

特性
説明
ものづくりが好きで、手を動かす作業を楽しめる人
細かい作業や黙々と手を動かす作業や工程を楽しめることが重要
集中力が高く、コツコツ作業を積み重ねられる人
陶芸は乾燥・削り・焼成などといった細かい作業をコツコツ続けられる
失敗を恐れず試行錯誤できる人
釉薬・焼成は予測が難しく、実験と改善を繰り返す姿勢が重要
探求心があり、新しい表現や技法に挑戦できる人
自分の世界観を広げるために継続的な研究が必要
美的センスやデザインへの関心がある人
形・色・質感のバランス感覚が作品の魅力につながる
自分の表現や世界観を作品で伝えたい人
作品を通じた自己表現が作家活動の原動力
地道な努力や成長プロセスを楽しめる人
技術習得には時間が必要で、長期的に学び続けることが重要
発信力やコミュニケーションを大切にできる人
SNSや展示会での交流が現代の陶芸家に必須

陶芸家に向いている人は、ものづくりが好きで、試行錯誤を楽しめる人です。

丁寧な工程を積み重ねる根気強さや、美的センス、探求心があることで、作品に深みが生まれます。

また、現代では発信力や交流も活動の一部となるため、コミュニケーションを大切にできる人はより活躍しやすいでしょう。

自分の世界観を形にする喜びを感じられる人にとって、陶芸家は大きなやりがいを持てる職業です。

陶芸家という職業だけでは食べていけない?

食べていけない

陶芸家は作品の販売が主な収入源となるため、安定した収入を得るまでには時間がかかることがあります。

特に駆け出しの頃は作品の知名度が低く、販売点数も限られるため、陶芸だけで生活するのは難しいケースも少なくありません。

そのため、多くの陶芸家は、作品制作に加えて陶芸教室の講師、ワークショップ開催、ギャラリーでの委託販売、企業とのコラボなど、複数の収入源を組み合わせながら活動しています。

継続して作品を作り、発信し、ファンを増やすことで、次第に収入は安定しやすくなります。

技術力や表現力の向上だけでなく、マーケティングやブランディングの工夫も大切になる職業といえるでしょう。

陶芸家になるには何年かかる?

陶芸家になるまでに必要な期間は、進むルートや目指すレベルによって大きく異なります。

大学や専門学校で陶芸を学ぶ場合は2〜4年が基本で、その後さらに制作を続けながら実力を高めていくことが一般的です。

工房に弟子入りするルートでは、基礎が身につくまでに数年、本格的に作品を発表できるようになるまでには5〜10年ほどかかることもあります。

陶芸は「土・釉薬・焼成」の組み合わせで結果が大きく変わるため、実践を重ねて経験値を蓄積することが不可欠です。

何年で陶芸家になれるかは一概には言えませんが、コツコツと制作を続けることで自分の作風が育ち、作家としての基盤が築かれていきます。

まとめ

まとめ

本記事では、陶芸家の定義から仕事内容・給料・やりがい・なり方・向いている人の特徴までを解説しました。

解説した中でも、陶芸家に関する重要なポイントを最後に記載していきます。

  • 陶芸家とは、土を素材に器やオブジェをつくり出す職業である
  • 主な仕事は、作品のデザイン、成形(ろくろ・手びねり)、釉薬づくり、焼成、展示会やオンラインでの販売、陶芸教室の運営などが挙げられる
  • 陶芸家に取得必須の資格は特にないが、陶芸技能士などの民間資格は技術の証明として役立つ
  • ものづくりが好きな人・集中してコツコツ作業できる人に陶芸家はおすすめ
  • 陶芸家になりたい高校生は、陶芸・工芸・造形を学べる美術大学や工芸系の短大・専門学校に進学するのがおすすめ

本記事で解説した内容は、「陶芸家のなり方ガイド」でまとめています。

年内入試ナビの会員になるだけで受け取れるので、復習のためにもぜひ登録してご覧ください。

陶芸家のなり方・必要な資格・仕事内容を解説

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この記事の監修者

竹内 健登

竹内 健登

東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。


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