作成日: 2025/4/02 更新日:2026/7/14
心理カウンセラーになるには?資格・月収・なり方を高校生向けに解説

「心理カウンセラーのなり方は?」
「どんな資格が必要なの?」
この記事では、主に以下のことを解説します。
- 心理カウンセラーになる方法(ルート別)
- 資格は独学で取れるか
- 月収・年収はいくらか
- どうやったらなれるか(高校生向けの進路)
- なるのは難しいか
- 仕事内容・やりがい・働き方
- おすすめの大学
心理カウンセラーに興味のある人や、心理カウンセラーを目指している高校生はぜひ最後まで読んでみてください。
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この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
心理カウンセラーになる方法
「心理カウンセラー」は法律上の職業名称ではなく、心理的支援を行う専門職の総称です。
そのため、心理カウンセラーになるための必須資格は法律上存在しません。
ただし、実際に医療・教育・福祉などの現場で働くには、資格の保有が採用条件となることがほとんどです。
主なルートは以下の3つです。
ルート | 概要 | 高校生に向いているか |
①大学・大学院で学ぶ | 心理系の大学で専門科目を修め、大学院を経て国家資格・公認資格を取得する | ◎ 最も確実で選択肢が広い |
②専門学校に進学する | 心理・カウンセリング系の専門学校で実践的な知識と資格を取得する | ○ 最短2年で現場を目指せる |
③通信講座・民間スクールで学ぶ | 民間資格を取得して、カウンセリングの基礎知識・スキルを身につける | △ 就職での評価は限定的 |
高校生には①の大学・大学院ルートが最も現実的で確実です。
公認心理師(唯一の国家資格)や臨床心理士(最も権威ある民間資格)を取得するには、大学での指定科目の履修と大学院の修了が必要です。
高校卒業後にまず心理系の大学に進学することが、専門的な心理カウンセラーへの最短ルートです。
参照:公認心理師 |厚生労働省
ルート①:大学・大学院で学ぶ
心理系の4年制大学に進学し、公認心理師の受験に必要な指定科目(25科目以上)を履修します。
卒業後は大学院(修士課程・2年)に進学するか、指定施設で2年以上の実務経験を積むことで、公認心理師の受験資格を得られます。
ステップ | 内容 |
①心理系の大学に進学 | 公認心理師養成カリキュラムのある大学を選ぶ |
②指定科目を履修・卒業 | 大学院進学または実務経験ルートの要件を満たす |
③大学院に進学(2年) | 臨床心理学系の修士課程で専門技術を学ぶ |
④国家試験に合格 | 公認心理師国家試験(合格率約50〜60%)に合格する |
臨床心理士を目指す場合も、日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院の修了が条件です。
ルート②:専門学校に進学する
心理・カウンセリング系の専門学校では、最短2年で実践的な心理支援の知識とスキルを学べます。
民間資格の取得を目指すカリキュラムが中心となります。
大学・大学院への進学と比べて費用・期間を抑えられます。
ただし、公認心理師・臨床心理士の受験資格は得られないため、医療・教育機関での採用には不利になる場合があります。
ルート③:通信講座・民間スクールで学ぶ
学歴に関係なく受講できる通信講座を活用して、民間の心理カウンセラー資格を取得するルートです。
費用が抑えられ、働きながら学べる点が強みです。
一方で、医療・学校・企業といった専門性の高い現場では、採用要件として公認心理師・臨床心理士が求められることが多く、就職での評価が限定的になる場合があります。
主な資格の比較
資格名 | 種類 | 取得に必要なルート | 主な活躍の場 |
公認心理師 | 国家資格 | 大学の指定科目履修+大学院修了または実務2年+国家試験合格 | 医療・教育・福祉・産業など幅広い |
臨床心理士 | 公益財団法人認定 | 指定大学院修了+資格試験合格 | 医療・学校・福祉・研究 |
産業カウンセラー | 民間資格(一般社団法人) | 養成講座修了+試験合格 | 企業・産業分野のメンタルヘルス |
認定心理士 | 民間資格(日本心理学会) | 大学での心理学の単位修得+申請 | 幅広い分野の入門資格 |
メンタルヘルス・マネジメント検定 | 民間資格(大商主催) | 試験合格のみ | 企業・職場のメンタルヘルス対策 |
公認心理師は2017年に創設された唯一の心理職の国家資格です。
高校生が本格的な心理カウンセラーを目指すなら、公認心理師の取得を見据えた大学選びが最も重要です。
心理カウンセラーの資格は独学で取れる?
資格の種類によって異なります。
資格 | 独学での取得 |
公認心理師 | 不可。大学・大学院での指定科目の履修が受験資格の条件 |
臨床心理士 | 不可。指定大学院の修了が受験資格の条件 |
産業カウンセラー | 不可。養成講座(約半年)の修了が受験資格の条件 |
認定心理士 | 不可。大学での心理学の単位修得が条件 |
メンタルヘルス・マネジメント検定 | 可。市販テキストでの独学合格が可能 |
民間心理カウンセラー資格各種 | 可。通信講座を活用した自学習で取得できる資格が多い |
公認心理師・臨床心理士など医療・教育現場で求められる資格は、独学では取得できません。
大学・大学院での正規の学習が必要です。
民間資格については、通信講座・テキスト学習での独学取得が可能なものが多くあります。
ただし「独学で取れる民間資格=現場で通用する資格」とは限らないため、目指す職場での採用条件を事前に確認することが重要です。
心理カウンセラーの月収はいくらですか?
心理カウンセラーの収入は、資格の種類・勤務先・雇用形態によって大きく異なります。
ハローワーク求人統計データによると、カウンセラー(医療福祉分野)を含む「他に分類されない保健医療の職業」の平均月収は約24.1万円、平均年収は約459万円です。
勤務先・雇用形態別の月収目安
勤務先、形態 | 月収目安 | 年収目安 |
病院・クリニック(常勤) | 25〜35万円 | 300〜420万円 |
病院・クリニック(非常勤) | 時給1,500〜2,000円 | 勤務時間による |
学校(スクールカウンセラー・非常勤) | 時給2,000〜3,500円 | 200〜400万円程度 |
一般企業(産業カウンセラー・非常勤) | 時給1,500〜3,000円 | 勤務時間による |
大学相談室(常勤) | 30〜40万円 | 400〜500万円 |
独立開業(軌道に乗った場合) | セッション単価×件数による | 実績次第で大きく変動 |
スクールカウンセラーや病院の非常勤カウンセラーは、勤務日数が限られるため、掛け持ち勤務を選択する人が多いです。
安定した収入を求める場合は、常勤ポストや企業・行政機関での就職を目指すことが重要です。
心理カウンセラー どうやったらなれる?
高校生が心理カウンセラーを目指す場合の現実的なルートは以下の通りです。
ステップ①:心理系の大学に進学する
大学選びの段階が最も重要です。
確認すべきポイント | 内容 |
公認心理師養成カリキュラムの有無 | 文部科学省・厚生労働省が指定する25科目以上が設置されているか |
大学院との連携 | 附属または提携する臨床心理系大学院があるか |
実習環境 | 学内外での実習・演習の機会が充実しているか |
就職・進学実績 | 大学院進学率・公認心理師合格者数の実績 |
学部の名称は「心理学部」「心理学科」だけでなく、「人間科学部」「社会福祉学科」など名称が異なる場合があります。
公認心理師養成カリキュラムがあるかどうかを、大学のシラバスで直接確認してください。
ステップ②:大学院に進学する
公認心理師・臨床心理士を目指す場合、大学卒業後に大学院(修士課程・2年)への進学が必要です。
大学院では、実際のカウンセリング実習・心理査定・心理療法の実践的なトレーニングを受けます。
大学院の選択も重要で、臨床心理士の場合は日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院を選ぶ必要があります。
ステップ③:国家試験・資格試験に合格する
公認心理師国家試験
項目 | 内容 |
試験時期 | 年1回(例年3月頃) |
試験形式 | マークシート方式(午前・午後各100問・計200問) |
合格基準 | 総得点の60%以上 |
合格率 | 例年50〜60%程度 |
臨床心理士資格試験
項目 | 内容 |
試験時期 | 年1回(例年9〜10月) |
試験形式 | 筆記試験(一次)+口述面接試験(二次) |
合格率 | 例年60%前後 |
高校生が今からできる準備
準備 | 内容 |
理系・文系の選択 | 心理学は文系に分類されることが多いが、統計・生物学などを扱う側面もある。得意科目を活かせる大学選びをする |
心理学に関連する読書 | 入門書(「心理学概論」「臨床心理学入門」など)を読んで基礎知識を育てておく |
ボランティア・相談員体験 | 傾聴ボランティアや相談窓口でのボランティア経験が面接・小論文で役立つ |
オープンキャンパスへの参加 | 心理系の大学院進学実績・公認心理師カリキュラムの内容を確認する |
心理カウンセラーになるのは難しいですか?
「心理カウンセラー」を名乗ること自体に法的な制限はないため、民間資格の取得という意味では難しくありません。
一方で、医療・教育・福祉の現場で専門家として働ける心理カウンセラー(公認心理師・臨床心理士)になることは、以下の理由から難易度が高い職業です。
難しさの要因 | 詳細 |
取得までの期間が長い | 大学4年+大学院2年=最低6年かかる |
大学院への進学が必要 | 大学院の学費(私立は年間100〜150万円程度)と合格競争がある |
常勤ポストが少ない | スクールカウンセラー・病院カウンセラーは非常勤が多く、常勤の求人は限られている |
国家試験の難易度 | 公認心理師試験の合格率は例年50〜60%程度 |
精神的な消耗 | クライアントの深刻な悩みに向き合い続けるため、自身のメンタルケアも必要 |
特に「安定した常勤の心理カウンセラーとして働くこと」は狭き門です。
病院・学校・企業での常勤ポストは求人数が限られており、高度な専門資格と実績が求められます。
ただし、メンタルヘルスへの社会的関心の高まりとともに、企業の産業カウンセラー需要・オンラインカウンセリングの普及により、活躍の場は広がりつつあります。
心理カウンセラーとは
心理カウンセラーとは、心理学の専門知識を活かして、悩みや心の問題を抱えた人の支援を行う専門職です。
厚生労働省によると、カウンセリングとは「心理の専門家がクライエント(相談者)の話を傾聴・受容しながら、クライエントが主体的に問題を解決していけるようサポートすること」と定義されています。
「答えを与える」のではなく、「相談者自身が解決の糸口を見つけられるよう支援する」点が心理カウンセラーの本質的な役割です。
心理カウンセラーの仕事内容
仕事内容 | 具体的な内容 |
個別カウンセリング | 一対一でクライアントの話を傾聴し、問題の整理と解決策の模索を支援する |
心理査定(アセスメント) | 心理検査・面接を通じてクライアントの状態を把握し、支援方針を決める |
心理療法の実施 | 認知行動療法・精神分析・来談者中心療法など、状態に合わせた技法を用いる |
グループカウンセリング | 集団でのカウンセリングを通じて、社会性や対人スキルを育む |
関係機関との連携 | 医師・教師・福祉担当者など他の専門家と情報共有・協力して支援を行う |
記録・報告 | カウンセリングの内容と経過を記録し、必要に応じて報告書を作成する |
心理教育・啓発活動 | 講演・研修・資料作成などを通じて、心の健康に関する知識を社会に発信する |
心理カウンセラーが働く場所
勤務先 | 役割の特徴 |
医療機関(病院・クリニック) | 精神疾患・心身症を抱える患者の心理支援。医師と連携してチーム医療を担う |
学校(スクールカウンセラー) | 児童・生徒のいじめ・不登校・発達の悩みに対応。保護者・教員との連携も行う |
一般企業(産業カウンセラー) | 従業員のメンタルヘルスケア・ストレス対策・職場復帰支援を担当する |
福祉施設 | 障害者・高齢者・要支援者のメンタルサポートを行う |
相談機関・NPO | 電話・オンライン・来所による一般市民へのカウンセリングを提供する |
大学(学生相談室) | 大学生のメンタルヘルス・学業・人間関係の悩みに対応する |
独立開業 | 個人でカウンセリングルームを開設し、クライアントと直接契約して支援する |
心理カウンセラーのやりがい
やりがい | 詳細 |
人の回復に立ち会える | 悩みや苦しみを抱えていたクライアントが前向きになる瞬間に立ち会える |
専門性を深め続けられる | 心理学・カウンセリング技法は常に進化しており、学び続けることで成長を実感できる |
社会的な需要が高まっている | ストレス社会の現代では、学校・企業・医療を問わず心理支援の必要性が高まっている |
多様な分野で活躍できる | 医療・教育・福祉・企業・オンラインなど、活躍の場が幅広い |
自分自身の成長につながる | 人の心と向き合う経験が、自己理解と人間的成長を促す |
心理カウンセラーの働き方
心理カウンセラーの働き方は、勤務先と雇用形態によって大きく異なります。
雇用形態 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
雇用形態 | 特徴 | メリット | デメリット |
常勤(正規職員) | 医療機関・企業・大学などに正社員として勤務する | 安定した収入と社会保険・福利厚生がある | 常勤ポストの求人数が少ない |
非常勤 | 週1〜数回の訪問・契約制で複数の職場を掛け持ちする | 複数の現場で経験を積める | 収入が不安定になりやすい |
独立開業 | 個人でカウンセリングルームを運営する | 自分の裁量で活動できる | 集客・経営も自分で行う必要がある |
オンライン対応 | ビデオ通話・チャットでカウンセリングを提供する | 場所を選ばず広いエリアの相談者に対応できる | 画面越しの微妙な変化を読み取る技術が必要 |
スクールカウンセラーや病院の心理士は非常勤が多く、掛け持ちしながらキャリアを積むケースが一般的です。
常勤ポストへの就職は高い専門性と実績が求められます。
心理カウンセラーに必要な知識・スキル
知識・スキル | 内容 |
心理学の専門知識 | 臨床心理学・発達心理学・認知行動療法・精神分析など、多様な理論と技法の理解 |
傾聴力 | 相手の言葉の奥にある感情や本音を丁寧に聴き取る力 |
共感力と客観性のバランス | クライアントの感情に寄り添いながら、専門家として客観的な視点を保つ力 |
心理査定スキル | 心理検査(WAIS・ロールシャッハなど)を実施・解釈する技術 |
記録・報告能力 | カウンセリングの内容を適切に記録し、関係機関に報告する文書作成力 |
他職種連携力 | 医師・教師・社会福祉士など多職種と連携して支援を行う力 |
自己管理力 | クライアントの深刻な問題に向き合い続けるため、自分自身のメンタルを健康に保つ力 |
倫理観 | 守秘義務・クライアントとの適切な距離感など、職業倫理を守る姿勢 |
心理カウンセラーという職業の注意点
注意点 | 詳細 |
専門資格の取得に時間がかかる | 公認心理師・臨床心理士は大学4年+大学院2年の最低6年が必要 |
大学院の学費負担がある | 私立の大学院は年間100〜150万円程度の学費がかかる |
常勤ポストが少ない | 正規雇用の求人は限られており、非常勤での複数掛け持ちが一般的 |
精神的な消耗がある | クライアントの深刻な悩みに継続的に向き合うため、カウンセラー自身のセルフケアが不可欠 |
スーパービジョンが必要 | 一人で抱え込まず、先輩カウンセラーによる指導(スーパービジョン)を受け続ける必要がある |
職場による資格要件の差がある | 求められる資格・経験は勤務先によって大きく異なるため、志望先の採用条件を確認する必要がある |
おすすめの大学
公認心理師を目指す場合は、指定科目(25科目以上)が設置され、附属または提携する大学院を持つ大学への進学が重要です。
早稲田大学 人間科学部 人間環境科学科(心理科学専攻)
心理学を科学的・実証的に学べる環境と、充実した研究施設を持つ大学です。
特徴 | 内容 |
公認心理師カリキュラム | 公認心理師受験に必要な指定科目が設置されている |
大学院との連携 | 早稲田大学大学院人間科学研究科への進学が可能で、一貫した教育体制がある |
研究環境 | 実験・実習・フィールドワークを組み合わせた充実した学習環境がある |
参照:早稲田大学 人間科学部
関西福祉科学大学 心理科学部
心理カウンセラーの育成に特化した学部で、公認心理師カリキュラムが整備された大学です。
特徴 | 内容 |
公認心理師カリキュラム | 公認心理師受験に向けた指定科目が体系的に設置されている |
学内相談機関 | 学内の心理相談室での実習機会があり、在学中から実践を積める |
大学院進学支援 | 大学院進学を見据えた学習サポート体制が整っている |
目白大学 心理学部
心理学の実践的な学びと、公認心理師・臨床心理士を目指せるカリキュラムを提供する大学です。
特徴 | 内容 |
公認心理師カリキュラム | 指定科目が設置され、国家試験受験資格の取得を目指せる |
附属心理相談室 | 附属の心理相談機関での実習が在学中から可能 |
大学院との連携 | 目白大学大学院心理学研究科への接続が可能 |
よくある質問
心理カウンセラーに向いている人の特徴は?
特徴 | 理由 |
人の話をじっくり聴ける人 | 傾聴はカウンセリングの核心であり、相手が話せるまで待てる根気が必要だから |
共感力がある人 | クライアントの感情に寄り添う力は、信頼関係構築の土台になるから |
冷静さと客観性を保てる人 | 感情移入しすぎずに専門家として判断する力が求められるから |
守秘義務を守れる人 | クライアントのプライバシーを厳守する倫理観が不可欠だから |
学び続けられる人 | 心理学・カウンセリング技法は常に進化するため、継続的な学習が必要だから |
心理カウンセラーと精神科医の違いは?
比較項目 | 心理カウンセラー | 精神科医 |
必要な資格 | 公認心理師・臨床心理士など | 医師免許(医学部卒業+国家試験) |
主な役割 | カウンセリング・心理療法・心理査定 | 診断・薬物療法・医療的治療 |
薬の処方 | できない | できる |
対象 | 悩み全般・精神疾患など | 精神疾患全般 |
精神科医は医師免許を持ち、診断・薬の処方が可能です。
心理カウンセラーはカウンセリング・心理療法が主な業務で、薬の処方はできません。
両者は連携してチーム医療を行うケースが多いです。
公認心理師と臨床心理士の違いは?
比較項目 | 公認心理師 | 臨床心理士 |
資格の種類 | 国家資格(2017年創設) | 公益財団法人認定の民間資格 |
取得ルート | 大学指定科目+大学院修了or実務2年+国家試験 | 指定大学院修了+資格試験 |
社会的認知度 | 国家資格として法的に定められている | 30年以上の歴史と実績で高い信頼性がある |
更新 | 5年ごとに更新が必要 | 5年ごとに更新が必要 |
どちらも大学院の修了が必要な高度な資格です。
現在は両資格の同時取得を目指す大学院が多く、両方の取得を推奨する現場が増えています。
まとめ
この記事では、心理カウンセラーになる方法・資格・月収・難易度・仕事内容まで解説しました。
重要なポイントをまとめます。
- 心理カウンセラーに法律上の必須資格はないが、医療・教育・福祉の現場では公認心理師・臨床心理士の保有が事実上必要
- 最も確実なルートは心理系の大学に進学し、大学院を修了して公認心理師・臨床心理士の資格を取得すること
- 公認心理師は唯一の国家資格で、大学の指定科目履修+大学院修了または実務2年+国家試験合格が必要
- 資格の独学取得は資格による。公認心理師・臨床心理士は独学不可。民間資格は通信講座で取得できるものが多い
- 平均月収は約24万円だが、勤務先・雇用形態・資格によって大きく差がある
- 常勤ポストは少なく、スクールカウンセラーや病院の非常勤が多い。安定を求めるなら企業・大学・行政機関が選択肢
- メンタルヘルスへの社会的関心の高まりにより、産業カウンセラー・オンラインカウンセリングなど新しい活躍の場が広がっている
まずは公認心理師養成カリキュラムのある大学のオープンキャンパスに参加し、カリキュラムと大学院進学実績を確認してみてください。
本記事が、心理カウンセラーについての全体像を掴むうえで役立てば幸いです。
心理カウンセラーになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
心理カウンセラーになる方法や、心理カウンセラーになるために最適な進学先をまとめた「心理カウンセラーのなり方ガイド」をプレゼント中。無料受け取りは、年内入試ナビの無料会員になるだけ。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。