作成日: 2025/6/24 更新日:2026/5/13
救急救命士になるには?最短ルート・難しさ・25歳の年収を高校生向けに解説

「救急救命士のなり方は?」「救急救命士になるのに必要な資格は?」
この記事では、主に以下のことを解説します。
- 救急救命士になる方法(最短ルート含む)
- 難易度
- 25歳の年収
- なるためにどうすればいいか
- 仕事内容・やりがい・給料・働き方
- 高校生の進路・おすすめの大学・専門学校
救急救命士に興味のある人や、救急救命士を目指している高校生はぜひ最後まで読んでみてください。
全文で1万文字程度の長文になるので、当ページのポイントだけを知りたい方は、年内入試ナビの無料会員にご案内している以下のガイドをお受け取りください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
救急救命士になる方法
救急救命士として働くには、国家資格「救急救命士免許」の取得と、消防本部への採用の2つが必要です。
どちらかを欠いても救急救命士として現場に立てないため、2つを並行して準備することが重要です。主なステップは以下の通りです。
ステップ | 内容 |
①救急救命士国家試験に合格して資格を取得する | 養成施設でカリキュラムを修了し、国家試験の受験資格を得て合格する |
②消防士採用試験に合格し、消防本部などに就職する | 各自治体の消防士採用試験に合格し、救急救命士として現場に立てる環境を得る |
高校生がこの道を目指す場合、まずは救急救命士養成課程のある大学・専門学校への進学が最初のステップです。
ステップ①:救急救命士国家試験に合格する
救急救命士として働くには、まず国家試験に合格し資格を取得する必要があります。
試験では、応急処置・救急医療・病態の理解・薬の作用・緊急時の判断力といった専門的知識が問われます。
試験の受験資格を得るには、厚生労働大臣が指定する養成施設での修了が原則です。
試験の概要は以下の通りです。
項目 | 内容 |
試験日 | 毎年3月第2日曜日に1回実施 |
試験会場 | 北海道・東京・愛知・大阪・福岡の5会場 |
出題形式 | A問題(一般・午前120問)/B問題(必修・午後30問)/C問題(症例・午後10問)/D問題(症例・午後40問) 計200問・275点満点 |
合格基準 | 必修(B+C):55点満点中44点以上(80%) 通常(A+B+D):220点中132点以上(60%) 総得点176点以上 |
受験資格の主な条件 | ①厚労大臣指定カリキュラムを履修し大学卒業 ②消防機関勤務+養成所修了+実務5年または2,000時間 ③自衛隊・外国養成過程など特例・同等認定者 |
第49回(2026年3月実施)の最新合格実績
直近の試験では以下の結果が発表されています。
項目 | データ |
|---|---|
項目 | データ |
受験者数 | 3,524人 |
合格者数 | 3,344人 |
合格率(全体) | 94.9% |
合格率(新卒) | 97.1% |
合格率(既卒) | 53.0% |
新卒合格率97.1%と非常に高水準ですが、既卒になると53%まで大幅に低下します。
在学中にしっかりと準備し、現役合格を目指すことが重要です。
ステップ②:消防士採用試験に合格し、消防本部などに就職する
救急救命士の資格を取得した後、実際に現場で働くためには消防士採用試験への合格が必要です。
採用試験は自治体ごとに実施され、筆記・体力・面接の各試験で総合的な適性が評価されます。
採用試験の概要は以下の通りです。
項目 | 内容 |
試験実施時期 | 地方自治体や東京消防庁などで年1〜2回実施 |
合格率 | 約10〜30%(自治体・年度による) |
受験資格 | 年齢・学歴・国籍など要件あり(大学卒程度のⅠ類は22〜35歳が多い) |
試験構成 | ①筆記(教養試験・論文) ②体力検査 ③適性検査(SPI等) ④面接(個別・集団) |
筆記試験 | 人文・社会・自然・数的処理など20科目以上。ボーダーは約60%程度 |
体力検査 | 腕立て・腹筋・反復横跳び・持久走・シャトルランなど。新体力テストのA判定レベルが目安 |
面接試験 | 個別面接が中心。協調性・責任感・使命感が重視される |
消防士採用試験は高い倍率になるケースが多く、資格取得と並行した計画的な対策が必要です。
救急救命士になる最短ルートは?
救急救命士になる最短ルートは、高校卒業後に2年制の救急救命士養成所(専門学校)に進学し、卒業後すぐに国家試験を受験する方法です。
修業年限の違いによるルート比較は以下の通りです。
ルート | 修業年限 | 最短でなれる年数 |
2年制専門学校(養成所) | 2年 | 高校卒業後2年 |
3年制専門学校(養成所) | 3年 | 高校卒業後3年 |
4年制大学(養成課程あり) | 4年 | 高校卒業後4年 |
消防職採用後に養成所経由 | 実務5年+養成所6か月〜1年 | 最短でも5〜6年以上 |
ただし「最短」とは国家試験を一発合格した場合の年数です。
消防士採用試験は自治体ごとに年1〜2回しか実施されないため、国家試験合格後も採用まで時間がかかる場合があります。
「資格取得」と「採用」を並行して準備することが、最も早く現場に立てるルートです。
なお、大学の4年制ルートは修業年限が長い分、学士の学位取得・研究・大学院進学など、将来の幅が広がります。
救急救命士になるのは難しいですか?
資格試験単体では、救急救命士は比較的合格率が高い国家資格です。
ただし、現場で活躍する救急救命士になるためには、国家試験合格だけでなく競争率の高い消防士採用試験を突破する必要があります。
国家試験の難易度
第49回(2026年3月)の合格率は全体で94.9%・新卒で97.1%と非常に高い水準でした。ただし、以下のように既卒になると合格率は大幅に低下します。
区分 | 合格率(第49回、2026年) |
全体 | 94.9% |
新卒 | 97.1% |
既卒 | 53.0% |
在学中にしっかり準備して現役合格を目指すことが非常に重要です。
消防士採用試験の難易度
消防士採用試験の合格率は自治体・年度によって異なりますが、約10〜30%程度が目安です。
特に東京消防庁など大都市圏の消防本部は倍率が高くなります。
国家資格を取得した後も採用試験という関門がります。
そのため「難しいですか?」という問いへの正直な答えは「資格試験はクリアしやすいが、採用試験は難関」という二段構えになります。
救急救命士の25歳の年収は?
救急救命士は地方公務員(消防職)として採用される場合が多く、給与は各自治体の給与体系に準じます。
25歳前後(卒業後2〜3年目)の年収目安は、手当を含めると約450〜550万円程度です。
年代別の年収推移
消防職の給与体系では、夜勤・当直手当・出動手当が加算されるため、実際の収入は基本給よりも高くなります。
年代 | 年収目安 |
20〜24歳 | 約400〜450万円 |
25〜29歳 | 約500〜550万円 |
30〜34歳 | 約560〜620万円 |
35〜39歳 | 約640〜700万円 |
40代以上 | 約700〜850万円以上 |
この年収水準は、消防署の立地(政令市か地方か)・配属される署の出動頻度・役職の有無によっても変わります。
政令市の忙しい署では、30代で年収1,000万円を超えるケースも存在します。
なお、民間の救急搬送会社に勤務する場合は消防署勤務より給与水準がやや低くなる傾向があります。
救急救命士になるためにはどうすればいいですか?
高校生が救急救命士を目指す場合の現実的なロードマップは以下の通りです。
まず進学先の選択が最初の分岐点です。国家試験の受験資格を得るために、救急救命士養成課程のある大学・専門学校に進学することが必要です。
高校在学中にできること
在学中から始められる準備が就職活動・採用試験を有利に進めます。
準備 | 内容 |
体力づくりを習慣化する | 消防士採用試験の体力検査(腕立て・シャトルランなど)に備えた継続的な運動 |
志望校を調べる | 救急救命士養成課程のある大学・専門学校をリストアップし、オープンキャンパスに参加する |
応急手当の知識を身につける | 普通救命講習(AED・心肺蘇生)をあらかじめ受講しておくと、進学後の学びの吸収が早い |
消防署の見学・体験をする | 地元の消防署が実施する見学・ボランティア活動への参加で、現場のリアルを知る |
学力を維持する | 消防士採用試験の筆記試験(教養試験)は幅広い科目が対象。高校での学習を大切にする |
進学後に取り組むべきこと
養成施設に進学してからの学び方が、国家試験の合否を左右します。
取り組み | 内容 |
カリキュラムを着実に修了する | 国家試験の受験資格はカリキュラム修了が条件。単位を落とさず4年間(または2〜3年間)を乗り越える |
実習に真剣に取り組む | 病院・消防署での臨床実習は現場力を鍛える最大のチャンス |
消防士採用試験の対策を並行して行う | 国家試験対策と並行し、筆記・体力・面接の対策も在学中から始める |
資格取得後は速やかに採用試験を受験する | 国家試験合格後は自治体の採用試験の日程を確認し、複数の自治体に応募することも選択肢 |
救急救命士とは
救急救命士とは、ケガや病気で倒れた人を現場から病院に搬送するまでの間に、高度な応急処置を行う専門職です。
救急救命士法に基づく国家資格を持ち、医師の指示のもとで気管挿管・薬剤投与・除細動などの特定の医療行為を行える唯一のプレホスピタル(病院前救護)の専門家です。
「現場と病院をつなぐ命のリレー」を担う重要な役割を果たします。
主な仕事内容
救急救命士の業務は、現場での応急処置から搬送・記録管理まで多岐にわたります。
医療技術に加えて、冷静な判断力と現場対応力、関係者との信頼関係を築く力が求められます。
業務内容 | 詳細 |
応急処置の実施 | 心肺蘇生(CPR)・止血・骨折固定・ショック対処などを迅速に行う |
現場での判断と行動 | 急病・事故現場で最適な処置を即座に判断し実施する |
病院への搬送・引き継ぎ | 救急受け入れ病院に連絡し、患者を安全に搬送して医師に引き継ぐ |
搬送中のケア | 病院到着までの患者の観察と処置を継続する |
医師の指示下での医療行為 | 薬剤投与・気道確保(気管挿管)・除細動などを実施する |
救急車の点検・記録作成 | 出動記録・医療器具の点検・救急車の定期点検を行う |
コミュニケーション業務 | 患者・家族・医療関係者との連携や説明対応を行う |
救急救命士が働く場所
救急救命士が活躍する主な現場は消防署ですが、それ以外にも複数の勤務先があります。
勤務先 | 職場の特徴 |
|---|---|
勤務先 | 職場の特徴 |
消防署(救急隊) | 最も一般的な就職先。24時間体制で急病・事故現場に出動する |
航空救急(ドクターヘリ) | 離島や山間部への緊急搬送を担当する。高度な判断力が求められる |
民間救急搬送会社 | 病院間の転院搬送・自費搬送などを担当する。消防署よりも給与水準は低め |
自衛隊・海上保安庁 | 国防・海上での救命業務に携わる |
病院(救急部門) | 病院内での救急対応支援を担当する |
救急救命士のやりがい
救急救命士の最大のやりがいは、自分の判断と技術が直接命を救う場面に立ち会えることです。
人の人生に直接関わる仕事であることへの誇りとやりがいが、過酷な環境を乗り越える原動力になります。
やりがいの場面 | 詳細 |
緊急処置で命をつないだ瞬間 | 自分の判断と技術が命を救った実感を直接得られる |
患者の回復を見届けたとき | 回復した患者からの感謝の言葉や再会が大きなモチベーションになる |
多職種との連携がうまくいったとき | チーム医療の中で信頼と協力を実感できる |
難しい現場を乗り越えたとき | 極限状態での対応力が身についたことを実感できる |
自分の行動が誰かの未来に影響を与えるという強い実感と誇りが、救急救命士の仕事には詰まっています。
救急救命士の働き方
救急救命士の勤務形態は24時間体制のシフト勤務が基本です。
主に消防署の救急隊員として勤務し、昼夜を問わず出動に備えます。
消防署勤務の場合は一般的に「24時間勤務→翌日非番→翌々日休み」という形式が多く、1日は長いですが休みも確保されやすい体制です。
勤務体系 | 特徴 | メリット | デメリット |
消防署勤務(公務員) | 24時間シフト制。夜勤・当直あり | 安定した収入・手当・昇給が見込める | 不規則な生活リズムになりやすい |
民間救急搬送会社 | 病院間の転院搬送が中心。比較的規則的な時間帯 | 夜勤が少なく生活リズムが整いやすい | 給与水準が消防署より低め |
経験を積むことで、指導者として後進を育てたり、特定分野(航空救急・災害医療など)に特化したキャリアを築くことも可能です。
救急救命士に求められるスキル
救急救命士の仕事は、現場での迅速な対応と冷静な判断が求められます。
医療現場と病院の医師をつなぐ役割を担うため、正しい知識・行動力・チームワークが不可欠です。
以下のスキルを在学中から意識して育てることが重要です。
スキル | 内容 |
医療・人体に関する専門知識 | 解剖生理・病態・薬理・救急医学など、試験と現場の両方で必要な専門知識 |
冷静な判断力と迅速な行動力 | 限られた時間・情報の中で最善の処置を選択し即座に実行できる力 |
体力と精神力 | 長時間勤務・深夜出動・精神的に過酷な現場に耐えられる強さ |
チームワーク・コミュニケーション力 | 医師・看護師・消防士・警察など多職種と連携しながら動ける力 |
記録・報告の正確さ | 出動記録・処置内容を正確に記録し、医師への引き継ぎを適切に行う力 |
救急救命士という職業の注意点
救急救命士は責任の大きい専門職であり、やりがいの大きさと同時にいくつかの現実的な課題もあります。
事前に把握した上で、自分に向いているかを見極めることが大切です。
注意点 | 詳細 |
高いストレスと緊張感が常に伴う | 命と向き合う現場での対応は精神的な消耗が大きい |
不規則な勤務時間 | 夜勤・当直・長時間勤務が続くことがあり、生活リズムが乱れやすい |
予測不能な現場対応が必要 | 災害・事故・急病など毎回異なる状況に常に備える必要がある |
継続的な学習が求められる | 最新の医療知識・救急技術のアップデートが欠かせない |
法的責任の重さ | プロトコル遵守・記録の厳格な管理が求められる |
採用試験の競争率が高い | 国家資格を取得しても消防士採用試験を突破しなければ現場には立てない |
高校生の進路
救急救命士を目指す高校生の進路は、大きく「大学」と「短大・専門学校」に分かれます。
いずれも国家試験の受験資格が得られる養成課程のある学校を選ぶことが必須です。
大学に進学する
救急救命士養成課程のある4年制大学に進学することで、国家試験の受験資格とともに学士の学位も取得できます。
メリット | デメリット |
学士の学位を取得できる | 修業年限が4年間と長い |
幅広い医療・体育・スポーツ科学なども学べる | 学費が専門学校より高くなる場合がある |
大学院進学・管理職を目指しやすい | — |
就職先・キャリアの選択肢が広がる | — |
短大・専門学校に進学する
2〜3年制の救急救命士養成所(専門学校・短大)に進学することで、最短2年で国家試験の受験資格を得られます。
メリット | デメリット |
最短2年で受験資格を取得できる | 学士の学位は得られない |
国家試験対策に特化したカリキュラム | 大学院進学には追加の単位取得が必要な場合がある |
大学より学費を抑えられる場合がある | — |
「早く現場に出たい」「実践力を重視したい」という人には専門学校が向いています。
おすすめの大学
救急救命士を目指す人におすすめの大学を紹介します。
いずれも救急救命士国家試験の受験資格が得られるカリキュラムを整備しており、実践的な教育で即戦力を育成しています。
参考:救急救命士を目指せる大学の一覧はこちら
国士舘大学 体育学部 スポーツ医科学科
体育学部に設けられた救急救命士養成課程で、スポーツ医学と救急医療の両方を学べる学科です。
特徴 | 内容 |
複数資格の同時取得 | 救急救命士の受験資格に加え、中高の保健体育教員免許・養護教諭一種免許の取得も可能 |
国試実績 | 第49回(2026年)の新卒合格率96.1%(154人中148人合格) |
カリキュラム | 救急医療の基礎から災害対応まで幅広く学び、チーム医療に必要なスキルを身につける |
千葉科学大学 危機管理学部 保健医療学科 救急救命学コース
危機管理という独自の視点から救急救命士を養成する、実践力重視の学科です。
特徴 | 内容 |
国試実績 | 第49回(2026年)新卒合格率100%を達成している |
実習環境 | 災害医療や緊急対応に強い人材を育てるシミュレーション教育と現場実習が充実している |
学びの視点 | 危機管理の観点からも救急医療を学べる独自のカリキュラムがある |
帝京大学 医療技術学部 スポーツ医療学科(救急救命士コース)
医療系総合大学の特色を活かし、チーム医療の視点で救急救命士を育成する学科です。
特徴 | 内容 |
国試実績 | 第49回(2026年)新卒合格率100%を達成している |
教育環境 | 附属病院・関連施設との連携で、在学中から臨床現場を体験できる実習環境がある |
カリキュラム | 救急医療の基礎から応用まで段階的に習得できる体系的なプログラムが整備されている |
参照:帝京大学 医療技術学部
おすすめの専門学校
最短2〜3年で救急救命士を目指したい場合は専門学校が向いています。
実習・国家試験対策・公務員試験対策が一体となったカリキュラムで即戦力を育成します。
名古屋医専 救急救命学科(3年制)
高規格救急車を完備し、現場を想定した実習と公務員試験対策を1年次から実施する専門学校です。
特徴 | 内容 |
設備 | 実際の高規格救急車を使った実習で、現場感覚を早期から養える |
国試・採用試験対策 | 国家試験対策と消防士採用試験対策を並行して1年次から実施している |
就職支援 | 消防本部・救急機関への就職実績と支援体制が充実している |
参照:名古屋医専 救急救命学科
東洋医療専門学校 救急救命士学科(3年制)
経験豊富な講師による実習と救急現場を想定した訓練で即戦力を育成する専門学校です。
特徴 | 内容 |
指導体制 | 現場経験のある救急救命士・消防士OBなどが直接指導する体制が整っている |
実習内容 | 救急現場を想定したシミュレーション訓練が充実しており、即戦力として活躍できる力を養える |
国試対策 | 体系的な国家試験対策プログラムで安定した合格実績を維持している |
よくある質問
救急救命士に向いている人の特徴は?
救急救命士として活躍できる人には、以下のような特徴があります。
特に「冷静な判断力」と「強い使命感」は不可欠な資質です。
特徴 | 理由 |
強い使命感・責任感がある人 | 人命を預かる現場で「人を助けたい」という強い思いが困難を乗り越える原動力になるから |
冷静な判断力を持っている人 | 緊急性の高い場面でも感情に流されず落ち着いて処置できる冷静さが求められるから |
体力と精神力がある人 | 長時間労働・深夜勤務・精神的に負荷のかかる現場に耐えられる強さが必要だから |
向上心があり学び続けられる人 | 医療知識・救命技術は常に更新されるため、新しい情報を学ぶ姿勢が不可欠だから |
コミュニケーション力がある人 | 患者・家族・医療スタッフ・消防・警察など多くの関係者と連携する力が必要だから |
救急救命士と看護師の違いは?
救急救命士と看護師はどちらも医療の現場を支える専門職ですが、活躍する場所と役割が大きく異なります。
救急救命士は「現場対応のスペシャリスト」、看護師は「幅広い医療現場で活躍する専門職」といえます。
比較項目 | 救急救命士 | 看護師 |
主な役割 | 応急処置を行いながら患者を医療機関へ搬送する | 医師の補助や患者のケアを医療機関内で実施する |
活躍の場 | 事故・災害の現場、救急車の車内 | 病院・クリニック・介護福祉施設など |
医療行為の範囲 | 医師の指示のもと、限定的な救命処置が可能 | 医師の指示のもと、幅広い診療補助・ケアが可能 |
キャリアの幅 | 主に救急医療分野に限られる | 病棟・外来・訪問看護・管理職など幅広い |
参考:看護師になるには?仕事の内容や高校生がとるべき行動を徹底解説
救急救命士と消防士の違いは?
消防士は火災・救助・救急など幅広い業務を担う公務員です。
救急救命士はその中で国家資格を持ち、救急現場で高度な救命処置を行う専門職であり、「消防士の中で特別な資格を持つ人」と位置づけられます。
比較項目 | 消防士 | 救急救命士 |
主な業務 | 消火活動・救助・救急搬送・防災活動 | 救急現場での医療行為(気管挿管・薬剤投与・除細動など) |
必要な資格 | 消防士採用試験合格 | 救急救命士国家試験合格+消防士採用試験合格 |
救急現場での役割 | 応急処置や搬送を行うが、医療行為には制限がある | 医師の指示のもと、専門的・高度な救命処置が可能 |
参考:消防士になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
まとめ
この記事では、救急救命士になる方法・最短ルート・難易度・25歳の年収・仕事内容まで解説しました。
重要なポイントをまとめます。
- 救急救命士になるには「国家試験への合格」と「消防士採用試験への合格」の2つが必要
- 最短ルートは2年制専門学校への進学。高校卒業後2年で国家試験の受験資格を得られる
- 国家試験の合格率は94.9%(新卒97.1%)(第49回・2026年)。ただし既卒になると53%に低下するため現役合格が重要
- **消防士採用試験の合格率は約10〜30%**と競争が激しく、国家試験と並行した対策が必要
- 25歳前後の年収は約500〜550万円(手当込み)。経験・出動頻度・役職で大きく変動する
- 年収は年代とともに着実に上昇し、政令市の忙しい署では30代で1,000万円超えも
- やりがいは大きいが、不規則な勤務・精神的プレッシャー・継続的な学習が必要
まずは救急救命士養成課程のある大学・専門学校のオープンキャンパスに参加し、カリキュラムと国家試験合格実績・就職実績を確認してみてください。
本記事が救命救急士の全体像を理解する参考になれば幸いです。
救急救命士になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
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この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
