作成日: 2025/6/10 更新日:2025/6/10
海外現地ガイドになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

「海外現地ガイドのなり方は?」
「海外現地ガイドになるのに必要な資格は?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。
- 海外現地ガイドとはどんな職業なのか
- 仕事内容・やりがい・給料
- 海外現地ガイドになるには何をすべきか
- 取得すべき資格
- 向いている人の特徴
また、海外現地ガイドに関するよくある質問にも答えています。
海外現地ガイドに興味のある人や、海外現地ガイドを目指している人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。
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この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
海外現地ガイドとは?

海外現地ガイドとは、旅行者に対して現地の観光地や文化、歴史を紹介し、言葉のサポートや安全管理を行うなどによって旅行体験を豊かにする役割を担います。
彼らの主な仕事は、観光地の案内や観光客の質問に答えることです。
また、現地の安全情報を提供し、トラブルが発生した際のサポートを行うことも含まれます。
現地の文化や習慣に精通している必要があり、その知識を旅行者にわかりやすく伝えるコミュニケーションスキルが求められます。
以下に海外現地ガイドの仕事内容や給料についてまとめます。
- 海外現地ガイドの仕事内容
- 海外現地ガイドの給料・給与・年収
- 海外現地ガイドのやりがい
- 海外現地ガイドという職業の注意点
それぞれ見ていきましょう。
海外現地ガイドの仕事内容
海外現地ガイドは、観光客が安心して旅行を楽しめるように、現地での案内・サポートを行う仕事です。
以下に主な仕事内容を一覧で整理します。
業務内容 | 業務の詳細 |
|---|---|
空港やホテルへの送迎 | 現地に着いた観光客を出迎えて送迎する |
観光案内 | 観光名所、歴史、文化などをわかりやすく紹介 |
スケジュール管理 | 観光ルートの作成・時間配分の調整 |
通訳・翻訳 | 多言語でのコミュニケーション支援 |
トラブル対応 | 道に迷った・病気になったなどの緊急対応 |
施設の予約・手配 | レストラン、マーケット、交通機関などの手配 |
安全管理 | 緊急時の医療案内、災害・トラブルへの初期対応 |
単なる「案内役」ではなく、旅行者の旅全体を快適にする総合サポーターの役割を担っています。
海外現地ガイドの給料・給与・年収

海外現地ガイドの給料は、雇用形態や勤務地、スキルによって大きく変わります。
参考として、厚生労働省の職業情報提供サイト(日本版O-NET)に掲載されている「ツアーコンダクター(旅行添乗員)」のデータを見ると、年収中央値は約394万円とされています。
安定した収入を得たい場合は、日本の旅行会社などで正社員として雇用され、海外支店などで勤務するルートが現実的です。
語学力や観光に関する知識、ホスピタリティスキルを高めることで、より高待遇の仕事に就ける可能性も広がります。
実際に海外で働く場合は、主に次のようなケースがあります。
日本の旅行会社に雇用されて海外勤務する場合
月給20~25万円前後が一般的で、年収ベースでは300万~400万円程度です。
現地での生活を支える住宅手当や渡航費補助など、福利厚生がある場合も多いようです。
現地企業に就職する場合
給与は国や地域によって異なりますが、物価に合わせて調整されるため、日本よりやや低めになる傾向があります。
現地に在住しフリーランスとして日本の旅行会社から業務委託契約で受注する場合
1件ごとの報酬制で、1時間あたり1,800〜3,000円程度が相場です。
繁忙期は月収20万円以上も可能ですが、オフシーズンは収入が不安定になりやすい傾向があります。
海外現地ガイドの働き方
海外現地ガイドとして働く場合、以下のような働き方があります。
- 現地の旅行会社やガイド派遣会社に所属
- フリーランスとして活動
- 日本の旅行会社の現地スタッフとして勤務
多様な働き方があり、自分の生活に合わせたワークスタイルを選択できるのが魅力です。
海外現地ガイドのやりがい

海外現地ガイドの仕事には、他の職業にはない独自のやりがいがあります。
以下の表にやりがいを整理しました。
やりがい | やりがいの詳細 |
|---|---|
異文化交流ができる | 外国人観光客と直接関わり、文化を伝え合う機会が多い |
観光客の笑顔が報酬 | 「楽しかった」「ありがとう」の言葉が励みになる |
自己成長できる | 現地の文化や歴史、語学を自然と学び続けられる |
海外での生活を楽しめる | 異国の環境で働きながら、現地の人との交流も楽しめる |
プロとしての誇りが持てる | 安全と満足を守る役目に責任とやりがいを感じられる |
自分の好きな国で働ける | 希望すれば自分の興味関心のある国で働ける可能性がある |
この仕事は、ただの職業ではなく、「人と文化をつなぐ橋渡し役」として、心に残る体験を提供できる特別な仕事です。
海外現地ガイドという職業の注意点
海外現地ガイドはやりがいのある仕事ですが、現場では想像以上に気を配ることも多く、次のような注意点があります。
ツアー参加者からのプレッシャーが大きい
海外旅行に慣れていない参加者が多いため、観光地の案内だけでなく、食事の注文やホテルのチェックイン、移動のサポートまで細かく対応する必要があります。
小さなトラブルもガイドに頼られるため、責任感と柔軟な対応力が求められます。
マナーの悪い参加者への対応が必要なこともある
中には、集合時間を守らない人や、立入禁止の場所に入ろうとする人もいます。
現地の文化やルールを守ってもらうように丁寧に説明しながら、全体のツアー進行を管理する力が必要です。
参加者と現地の人との間を取り持つ苦労もある
現地では、サービスや商習慣が日本と異なることが多く、食事や買い物の場面で参加者と現地スタッフの間に入って調整する場面も少なくありません。
言語力だけでなく、気配りや交渉力も求められる仕事です。
季節によって仕事量が変わる(閑散期は仕事が少ない)
海外現地ガイドのお客さんとなるのは、主に日本人です。
日本の観光シーズンである連休や長期休暇は繁忙期になりますが、それ以外の季節は閑散期になり、仕事が少なくなる傾向があります。
現地の文化、気候、生活に慣れる必要がある
海外現地ガイドは、実際に渡航先の国に住み込んで行う仕事です。
仕事以外の時間は、現地の文化、気候、生活、風習、法律、マナーなどに従う必要があります。
海外に住んで現地に適応することは、誰にでもできることではありません。
現地語や英語の語学力が必要
海外に住めば、現地の公用語を話す必要があります。
日本語が通じる国は、日本以外にほぼありません。
また、世界の公用語は英語ですが、英語が通用しない国ももちろんあります。
海外現地ガイドとして勤務する場合は、住むことになる国の公用語を調べて勉強する必要があります。
海外現地ガイドになるための資格・スキル・準備

海外で現地ガイドとして働く場合、必須の資格はありません。
多くの国では、ガイド業務を行う際に法律で定められた特定の資格を持っていなくても活動できます。
信頼につながる資格
信頼につながる代表的な資格が「通訳案内士(全国通訳案内士)」です。
訪日外国人を有償で案内することを想定した、日本で唯一の国家資格であり、語学力や観光知識があることの証明になります。
項目 | 内容 |
|---|---|
資格名 | 通訳案内士(全国通訳案内士) |
資格の種類 | 国家資格(観光庁所管) |
取得方法 | 国家試験(外国語+日本地理・日本歴史・一般常識・実務) ※外国語は英語、中国語、フランス語など13言語 |
受験資格 | 年齢・学歴などの制限なし(誰でも受験可能) |
活かし方 | 日本から来る観光客を案内する際に、「資格を持ったプロ」として信頼されやすい 大手旅行会社からの業務受託に有利になることも |
観光ガイドとしての知識と語学力が証明されるため、信頼されやすく、より質の高い仕事を受けやすくなるのがポイントです。
必須ではないものの、取得しておくことでガイドとしての幅が広がります。
ガイドとしての信頼性を高めるスキルは重要

資格が不要でも、ガイドとして選ばれるためにはスキルや知識が非常に重要です。
以下に、信頼される現地ガイドに必要な主なスキルをまとめました。
スキル・知識 | スキルの詳細 |
|---|---|
観光・文化・歴史の理解 | 地元の魅力を深く伝える力 |
語学力(特に英語) | 多言語対応できると信頼度がアップ |
地理・交通・安全の知識 | 観光案内やトラブル時の対応に必要 |
コミュニケーション能力 | 観光客との信頼関係を築く上で不可欠 |
柔軟性・異文化理解 | トラブル時の対応力や多様な価値観への配慮 |
これらのスキルは資格として形に残るものではありませんが、ガイドとしての信頼性や満足度向上に直結します。
現地で働くにはビザの取得が必須
海外で現地ガイドとして報酬を得ながら働くためには、その国で合法的に就労できるビザの取得が不可欠です。
多くの場合、「就労ビザ」や「永住権」など、労働を認められた在留資格を持っていなければ、現地での活動は認められません。
特に就労ビザは、現地企業からの内定や雇用契約が前提となるケースが一般的です。
そのため、ガイドとしての仕事を希望する際は、まずは就労可能なビザの条件と申請手続きをしっかりと確認しておくことが大切です。
海外現地ガイドになる方法

海外現地ガイドになるにはどのようなことが必要なのでしょうか。
必要なことやなる方法について具体的に解説します。
- 現地の旅行会社やガイド派遣会社に就職する
- 日本の旅行会社に就職し、海外赴任する
- フリーランスで活動する(SNSや口コミで仕事を得る)
- 現地の語学学校で学びながら働く
- ワーキングホリデーや留学後に現地で就職
それぞれ見ていきましょう。
現地の旅行会社やガイド派遣会社に就職する
最も実践的な方法は、現地の旅行会社やガイド派遣会社に直接就職することです。
観光客を案内するガイド業務に加えて、ツアーの企画やマーケティング、接客など、観光業界に必要な幅広いスキルを身につけることができます。
これらの企業は、現地の文化や観光事情に精通している人材を求めており、多くの場合、ガイド未経験者にも研修やトレーニングを提供しています。
特定の言語スキルや専門知識があれば、VIPツアーや特別な案件を任されるチャンスも広がります。
また、実際にその国で生活することで、地域の文化や人々に対する理解が深まり、それがガイド業務の質を高める大きな強みになります。
語学力を活かしたい方や、異文化交流が好きな方にとっては、非常にやりがいのある環境です。
経験を積めば、将来的にフリーランスとして独立する道も開かれるでしょう。
日本の旅行会社に就職し、海外赴任する

もう一つのルートは、日本国内の旅行会社に就職し、海外支店や提携先への赴任を目指す方法です。
このパターンでは、まず日本で旅行業務の基礎や業界知識を身につけ、一定のキャリアを積んだうえで、海外勤務のチャンスが与えられることが一般的です。
この方法のメリットは、日本企業の安定した雇用環境で働きながら、国際的な業務経験を積める点にあります。
海外赴任先では、現地の文化や市場を理解しながら、旅行商品の企画やツアー運営に携わる機会があります。
現地スタッフとの協働や語学スキルの活用、ネットワーク構築など、国際感覚を磨く貴重な経験にもなります。
また、こうした経験は将来的にキャリアアップにもつながり、帰国後に管理職や国際部門での活躍のチャンスを広げることにもつながります。
フリーランスで活動する(SNSや口コミで仕事を得る)
海外でフリーランスの現地ガイドとして活動する場合、自分の得意な地域やテーマに特化した観光サービスを提供し、SNSや旅行サイト、口コミなどで集客します。
自由度が高く独自のスタイルを築けますが、ビザや現地法の確認、集客力が求められます。
現地の語学学校で学びながら働く

語学学校に通いながら、現地でアルバイトやインターンを通じて観光業の経験を積む方法です。
語学力と同時に現地文化への理解を深めることができ、将来の就職や独立にもつながる土台が築けます。
学生ビザでの滞在中にパートタイムで観光業に従事できる国もあるため、比較的ハードルが低い方法です。
ワーキングホリデーや留学後に現地で就職
ワーキングホリデー制度を活用して一時的に働きながら現地の観光業界で経験を積み、その後現地就職につなげる方法です。
語学力と実務経験を重ねることで、ガイドとしての信頼性も高まります。
滞在中の評価や実績がビザ切り替え・正式雇用につながることもあるため、長期的なキャリアを築ける可能性もあります。
海外現地ガイドになりたい高校生の進路

海外現地ガイドになりたい高校生の進路はどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な2つの進路について解説します。
- 語学と観光学を学べる大学・短大・専門学校に進学する
- 海外現地ガイドになれる会社に就職する
それぞれ見ていきましょう。
語学と観光学を学べる大学・短大・専門学校に進学する
海外現地ガイドを目指す高校生には、語学と観光に関する専門知識を学べる大学・短期大学・専門学校への進学が有効です。
大学や短大では、英語や中国語、スペイン語などの語学力に加えて、異文化理解・観光地理・ツアープランニングなどの知識も体系的に習得できます。
専門学校では、より実務的なスキルやインターン制度が充実していることが多く、即戦力を目指す人に適しています。
大学で学びたい学問、分野 | 内容例 |
語学 | 英語、中国語、フランス語などの会話・読解・翻訳 |
観光学 | 観光地理、文化資源、旅行業法などの基礎知識 |
コミュニケーション | 接客・異文化対応・プレゼンテーション技術 |
実習・研修 | 観光地でのインターン、ツアーガイド演習 |
海外留学やワーキングホリデーのサポートが整っているかどうかも、学校選びの基準として持っておくと良いでしょう。
海外現地ガイドになれる会社に就職する
もう一つの選択肢は、高校卒業後にガイドを採用している企業に直接就職することです。
現地の旅行会社やガイド派遣会社に就職することで、実際の現場で経験を積みながらキャリアをスタートできます。
このルートでは、実務を通じて必要な知識やスキルを身につけていけるのが大きなメリットです。
語学力や接客力、異文化理解、柔軟な対応力といったスキルは、業務をこなしながら自然と磨かれていきます。
会社によっては新人研修やOJT(現場指導)が整っている場合もあり、未経験でも安心してスタートできる環境が整っていることもあります。
実際の観光地や旅行者と直接関わることで、ガイドとしての対応力や判断力も早い段階で身につきます。
仕事を通じて得られた実績やネットワークは、将来的にフリーランスガイドとして独立を目指す際の大きな資産になります。
現場での経験がそのまま“信頼”となり、次のキャリアへとつながります。
おすすめの大学

海外現地ガイドを目指す人におすすめの大学は、京都外国語大学、玉川大学、杏林大学です。
これらの大学では、観光学・異文化理解・語学力・ホスピタリティといった、海外ガイドに必要なスキルを体系的に学ぶことができます。
以下に、各大学と学科の概要を表にまとめました。
大学 | 大学の概要 |
|---|---|
京都外国語大学 | 外国語学部(英米語学科、中国語学科など) 国際貢献学部 国際観光学科がある。 多言語教育に力を入れており、英語、中国語、スペイン語など多様な言語を学べる。 国際観光学科では、観光業界で求められる実践的な知識とスキルを習得できる。留学制度も充実している。 |
玉川大学 | 観光学部 観光学科がある。観光産業に関する理論と実践をバランスよく学べる。海外留学プログラムがあり、3年次後期からは観光学の専門科目を深く学ぶことができる。 |
杏林大学 | 外国語学部 観光交流文化学科がある。外国語学部では、英語を中心とした語学力の強化に加え、観光交流文化学科で観光学の専門知識を学べる。 観光業界で必要とされるコミュニケーション能力や異文化理解を深めるカリキュラムが組まれている。 |
海外現地ガイドを目指せる大学
上記の大学以外にも、海外現地ガイドを目指せる大学は数多くあります。
年内入試ナビでは、海外現地ガイドを目指せる大学の一覧をまとめています。
こちらもぜひ参考にしてください。
また、海外現地ガイドになるために役立つ知識やスキルを学べるのは、主に観光学部です。
観光学部を設置している大学の一覧もぜひご覧ください。
よくある質問

海外現地ガイドに興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。
よくある質問とその回答を記載していきます。
海外現地ガイドに向いている人の特徴は?
海外現地ガイドに向いている人には、以下のような特徴があります。
向いている人の特徴 | 特徴の詳細 |
|---|---|
語学力・コミュニケーション能力が高い | 現地の言語や日本語を使い分け、観光客と円滑に意思疎通ができる 瞬時の通訳や交渉、文化的背景もふまえた説明ができる柔軟さがある |
情報収集が好きで現地知識が豊富 | 歴史や文化、観光地に加え、最新のレストランやイベントなども自発的に調べ、正確な情報を伝えられる 常に現地情報をアップデートする意欲がある |
ホスピタリティと気配りができる | お客様に安心と快適さを提供し、一人ひとりの体調や関心に合わせて柔軟に対応できる気配りがある 親しみやすく丁寧な接客ができる |
問題解決力・判断力がある | 旅行中の体調不良やトラブルなど、予期せぬ事態にも落ち着いて対応できる 迅速な判断と行動で安全を守れる |
リーダーシップ・企画力がある | グループツアーをまとめ、効率的なスケジュール管理ができる 観光客のニーズに応じたオリジナルのプランを立てる創造性も求められる |
異文化理解・多様性への寛容さがある | 国籍や宗教、価値観の異なる人々と接する中で、相手を尊重し柔軟に対応できる 異文化に対する興味と理解があることが望ましい |
明るく元気 | 観光客が現地で楽しめるように、明るく元気な振る舞いで盛り上げる |
これらの特徴を持つ人は、海外現地ガイドとして旅行者に安心感と満足を提供し、現地の魅力を最大限に伝えることができます。
特に「語学力」と「おもてなしの心」は、国を越えて信頼されるガイドになるために不可欠な資質です。
添乗員と現地ガイドの違いは何ですか?
海外旅行に関わる職業には「添乗員(ツアーコンダクター)」と「現地ガイド」があります。
どちらも旅行者をサポートする重要な役割ですが、その業務内容や責任範囲は大きく異なります。
それぞれの役割を簡単にまとめると、以下のようになります。
比較項目 | 添乗員(ツアーコンダクター) | 現地ガイド |
|---|---|---|
主な業務 | ツアー全体の進行管理 移動 宿泊 食事の手配 安全管理など | 観光地での案内 歴史・文化の解説 通訳など |
同行範囲 | 日本出発から帰国までツアー全体に同行 | 現地到着から観光地のみ同行(短時間) |
観光案内 | 基本的に行わない | 専門的に行う |
必要な資格 | 旅程管理主任者などの資格が必要 | 国によってはガイドライセンスが必要な場合あり |
簡単に言えば、添乗員は旅全体を管理する進行役、現地ガイドは観光地で魅力を伝える解説役です。
現地ガイドと添乗員の違いを理解しておくことで、「将来どちらの職業を目指したいか」「自分の興味や強みに合っているのはどちらか」が見えてきます。
進路選びや就職活動を進める際にも、役立つ知識となります。
まとめ

本記事では、海外現地ガイドの定義から仕事内容・給料・やりがい・なり方・向いている人の特徴までを解説しました。
解説した中でも、海外現地ガイドに関する重要なポイントを最後に記載していきます。
- 海外現地ガイドとは、観光客が安心して旅行を楽しめるように、現地での案内・サポートを行う職業である
- 主な仕事は、観光地の案内や観光客の質問に回答・現地の安全情報を提供・トラブルが発生した際のサポートなどである
- 海外現地ガイドに取得必須の資格はない。働くために就労ビザは必要
- 語学力・コミュニケーション能力が高い人・ホスピタリティと気配りができる人に海外現地ガイドはおすすめ
- 海外現地ガイドになりたい高校生は語学や観光について学べる大学や短大・専門学校に進学するのがおすすめ
本記事が海外現地ガイドの全体像を理解する参考になれば幸いです。
海外現地ガイドになるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
海外現地ガイドになる方法や、海外現地ガイドになるために最適な進学先をまとめた「海外現地ガイドのなり方ガイド」をプレゼント中。無料受け取りは、年内入試ナビの無料会員になるだけ。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
