作成日: 2026/2/04 更新日:2026/2/04
高校生におすすめのノート&暗記ツールまとめ|定期テスト・探究で差がつく!?

年内入試(推薦・総合型選抜)を目指す高校生にとって、日々の評定平均(内申点)の維持と、探究学習の成果をまとめる「情報管理術」は合格を左右する重要な要素です。しかし、教科数が多い上に提出物やレポートが重なると、せっかくの知識や資料が散らかり、非効率な学習になりがちです。
本記事では、定期テストの暗記を加速させるカード型アプリから、iPadでのノート作成、探究活動の論点を可視化する思考整理ツールまで、目的別に厳選して解説します。最新のデジタルツールを武器に、限られた時間を戦略的に使い、志望校合格に向けた盤石な基礎力と質の高い成果物を作り上げましょう。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
- 1 高校生の「定期テスト暗記」に強いカード系ツール
- 1-1 StudySmarter(スタディスマーター)
- 1-2 Brainscape(ブレインスケープ)
- 1-3 Cram(クラム)
- 1-4 Anki(アンキ)
- 1-5 RemNote(レムノート)
- 1-6 Mochi Cards(モチカード)
- 1-7 Knowt(ノート)
- 2 授業ノートを「共有・見返し」しやすいノート管理・学習ログ
- 3 探究・レポートで「情報をまとめる力」を伸ばす整理ツール(調整後)
- 3-1 Notion(ノーション)
- 3-2 Obsidian(オブシディアン)
- 3-3 Evernote(エバーノート)
- 3-4 Craft(クラフト)
- 3-5 Xmind(エックスマインド)
- 3-6 MindMeister(マインドマイスター)
- 3-7 Coggle(コグル)
- 3-8 Miro(ミロ)
- 4 教科書PDF・配布資料を読みやすくする注釈ツール
- 5 まとめ
高校生活では、日々の授業に加えて、定期テストや提出物、さらには探究学習といった重い課題が同時に進行します。
「一生懸命ノートを取っているのに、テスト前になるとどこに何を書いたか分からない」
「覚えたはずの知識が、本番になると思い出せない」
といった壁にぶつかることはありませんか。
近年はタブレットやスマートフォンの普及により学習ツールの選択肢が増えた一方で、自分に合った環境を選べず、かえって非効率になってしまうケースも珍しくありません。
そこで今回は、高校生におすすめのノート&暗記ツールを目的別に厳選してご紹介します。
高校生の「定期テスト暗記」に強いカード系ツール
定期テストで点数を伸ばすには、用語や公式を無意識に引き出せるまで反復することが不可欠です。
カード系ツールは「問題と答え」をセットで管理し、クイズ形式でアウトプットを繰り返すことで、記憶の定着を強力にサポートします。
StudySmarter(スタディスマーター)
引用元:https://www.studysmarter.co.uk/
暗記だけでなく、学習全体を一元管理したい方にはStudySmarterが向いています。
単なるカード作成機能にとどまらず、ノート編集や学習計画の策定、模擬試験の実施までを一つのプラットフォームで完結できます。
AIによるコンテンツ生成や、記憶が定着しやすいタイミングで出題する間隔反復(Spaced Repetition)機能も備えています。
日々の進捗が可視化されるため、試験日までの道のりを把握しながら、長期的な視点で対策を進めることが可能です。
Brainscape(ブレインスケープ)
引用元:https://www.brainscape.com/
「定着率」にこだわりたい場合は、Brainscapeが有効です。このツールは、独自のアルゴリズムに基づいた間隔反復を軸に設計されています。
ユーザーはカードをめくるたびに、その内容をどれくらい理解したかを自己評価します。その評価に応じて、苦手なカードは頻繁に、習得したカードは間隔を空けて出題されるため、効率よく弱点を克服できます。
大量の知識を確実に脳に刻み込みたい際に、頼りになるツールといえます。
Cram(クラム)
複雑な機能を削ぎ落とし、カード学習に没入したいならCramを選択肢に入れるべきです。非常にシンプルな操作体系が特徴で、会員登録後すぐに学習を開始できる手軽さがあります。
画面構成が明快なため、ツールの操作に迷う時間を最小限に抑えられます。
短時間で重要語句の総チェックを行いたい時や、スマホでテンポよく暗記を進めたい時に、その軽快な動作が威力を発揮します。
Anki(アンキ)
本格的な暗記環境を自分で構築したい人には、Ankiを推奨します。非常に高度な間隔反復アルゴリズムを搭載しており、科学的な根拠に基づいて復習タイミングを管理します。
カードは基本的に自作となりますが、テキストだけでなく画像や音声を自由に組み込めるため、多角的な情報を紐付けた記憶が可能です。
PCとモバイルでデータが同期されるため、通学時間などの隙間時間を使って、長期的な記憶のメンテナンスを行えます。
RemNote(レムノート)
「ノートを取ること」と「暗記すること」を切り離したくない場合、RemNoteが最適です。RemNoteはノート作成機能とカード生成機能が完全に連動した知識管理ツールです。
ノートに書き込んだ内容をそのまま暗記カードとして抽出できるため、まとめ終わった瞬間にテスト対策の準備が整います。
教材の作成、深い理解、そして反復学習という一連の流れを一つのワークフローに統合できる点が、他のツールにはない強みです。
Mochi Cards(モチカード)
直感的な使い心地とデザイン性を重視するなら、Mochi Cardsが使いやすいでしょう。洗練されたUIにより、カード作成のストレスが大幅に軽減されています。
間隔反復の仕組みを備えており、適切なタイミングでの復習を促してくれます。特に英単語や短文の用語など、比較的ボリュームの小さい情報をテンポよく覚えていきたいシーンに向いています。
Knowt(ノート)
既存の資料を有効活用したいなら、Knowtが最適です。AIを活用して、手持ちのノートやPDF、さらには授業動画から自動的にフラッシュカードや練習問題を生成します。
Quizletのカードを取り込んで学習することも可能で、複数のリソースを一つのアプリに集約してテスト対策ができます。
膨大なテスト範囲の要点を短時間で整理し、効率よくアウトプットの練習を積みたい生徒にとって、大きな助けとなります。
授業ノートを「共有・見返し」しやすいノート管理・学習ログ
授業内容を自分のものにするには、板書や配布資料を整理し、後から容易にアクセスできる状態にすることが重要です。
高校生活ではアナログとデジタルの資料が混在しやすいため、これらを一元管理することで復習の質を高められます。
Clearnote(クリアノート)
引用元:https://www.clearnotebooks.com/
「自分のノートだけでは不安」「他の人のまとめ方を知りたい」という時に役立つのがClearnoteです。全国のユーザーが投稿した授業ノートを、教科や単元、使用している教科書別に検索して閲覧できます。
自分で作成したノートを撮影して保存しておくデジタル保管庫としても機能し、さらに疑問点を他のユーザーに質問できるコミュニティ要素も備えています。
Goodnotes(グッドノーツ)
引用元:https://www.goodnotes.com/jp
タブレットとペンを使って、紙に近い感覚でノートを管理したい場合はGoodnotesが定番です。Goodnotesは手書きの自由度とデジタルの検索性を両立したノートアプリです。
配布されたPDF資料を読み込み、その上に直接書き込むことができるため、プリント類が散らかる心配がありません。手書き文字の認識機能により、書いた内容を後からキーワードで検索できるため、復習時に必要な情報を探す手間が劇的に減少します。
Notability(ノータビリティ)
「先生の話を聞き逃したくない」というニーズに応えるのがNotabilityです。Notabilityは手書きノートと音声録音を同期させる独自の機能を備えています。
録音しながらメモを取ると、再生時にそのメモを書いた瞬間の音声が再生されるため、板書だけでは分からなかった説明内容を正確に振り返ることができます。
図表の貼り付けも容易で、音声と視覚情報の両面から授業内容を補完することが可能です。
探究・レポートで「情報をまとめる力」を伸ばす整理ツール(調整後)
探究学習やレポート作成において最大の課題は、収集した膨大な情報に溺れ、論点が散乱してしまうことです。
思考を整理し、論理的なつながりを可視化するツールを導入することで、質の高いアウトプットをスムーズに行えるようになります。
Notion(ノーション)
情報の「ストック」と「タスク管理」を同時に行いたいなら、Notionが最適です。ドキュメント作成からデータベース管理までこなせるオールインワンツールです。
調査したウェブサイトのリンク、メモ、レポートの草案、そしてToDoリストを一つのワークスペースにまとめられます。
特にデータベース機能を使えば、自分だけの参考文献リストや用語集を簡単に作成でき、探究テーマの全体像を構造的に把握することが可能です。
Obsidian(オブシディアン)
「知識を深めること」に主眼を置くなら、Obsidianが有効です。個別のメモ同士をリンクでつなぎ、知識のネットワークを構築する設計になっています。
探究の過程で生まれた疑問や仮説が、他のどの資料と関連しているかを「グラフビュー」で視覚化できます。
断片的な情報をリンクで結びつけながら、時間をかけて思考を熟成させていくレポート作成において、その真価を発揮します。
Evernote(エバーノート)
引用元:https://evernote.com/ja-jp
資料の「収集」に重点を置きたい場合は、Evernoteが便利です。テキスト、画像、PDF、ウェブページなど、あらゆる形式の情報を一括で保存できるデジタルスクラップブックです。
強力な検索機能を備えており、PDFや画像内の文字まで検索対象となるため、「あの時保存した資料」をすぐに見つけ出すことができます。
探究の初期段階で、とにかく関連情報を集約し、後から分類・参照したいという状況に向いています。
Craft(クラフト)
引用元:https://www.craft.do/ja/download
「情報の整理」と「見た目の美しさ」を両立させたいなら、Craftが候補に挙がります。情報をブロック単位で扱うため、段落の入れ替えや構造の再構成が非常に直感的です。
視覚的に整理されたレイアウトが簡単に作成できるため、資料やメモ、下書きを一箇所で見やすくまとめられます。
内容の構造を整えながら、論理的な流れを美しく提示したい生徒に適したツールです。
Xmind(エックスマインド)
複雑なアイデアを可視化するには、マインドマップツールのXmindが適しています。中心となるテーマから枝を伸ばすように、思考を構造化していきます。
「主題→分岐→まとめ」という思考プロセスが図解されるため、問いの深掘りや論点の整理がスムーズに進みます。
豊富なテンプレートを活用することで、探究の方向性を決めたり、発表資料の構成を考えたりする際の強力な武器となります。
MindMeister(マインドマイスター)
引用元:https://www.mindmeister.com/ja
オンラインでの共有とシンプルさを求めるなら、MindMeisterが使いやすいでしょう。ブラウザベースで動作し、複数人によるリアルタイム編集に対応しています。
ノードごとに画像やリンクを付加できるため、アイデアを広げながら補足資料も同時に記録できます。
班でのブレインストーミングにおいて、全員の意見を一つのマップ上に集約し、考えがまとまっていく過程を共有するのに適しています。
Coggle(コグル)
引用元:https://coggle.it/?lang=ja
直感的な操作で発想を広げたいなら、Coggleを検討すべきです。インストール不要で、流れるような操作感でマインドマップを作成できます。
文字だけでなく画像やリンクを自由に挿入でき、情報の関連性を美しい図として残せます。
履歴機能によって過去の状態に遡ることも可能なため、試行錯誤を繰り返しながら「問い」を構造化していく作業に向いています。
Miro(ミロ)
形式にとらわれず、自由な発想をまとめたいならMiroが最適です。無限に広がるオンラインホワイトボードに、付箋や図形、画像を自由に配置できます。
マインドマップやフローチャートなどのテンプレートが充実しており、班での対話的な作業を強力に支援します。
探究テーマの全体像を俯瞰しながら、アイデアを出し尽くして整理するような、クリエイティブな場面で最大の効果を発揮します。
教科書PDF・配布資料を読みやすくする注釈ツール
デジタル化された教科書や配布資料は、ただ眺めるだけでは知識として定着しにくいものです。
注釈ツールを用いて、直接書き込みや強調を行うことで、能動的な学習へと変化させることができます。
Kami(カミ)
クラウド上での共有を前提とするなら、Kamiが最適です。Google Driveなどのクラウドサービスと密接に連携するブラウザベースのツールです。
基本的な注釈機能に加え、ファイルの分割・結合や文字認識(OCR)機能も備えています。
クラスメイトと同じ資料にコメントを付け合い、お互いの視点を共有しながら読み解くような協働学習の場において、その利便性が際立ちます。
Hypothesis(ハイポシシス)
ウェブページやPDFを「議論の場」に変えるのがHypothesisです。対象のデジタル教材の特定の箇所に、直接ハイライトや注釈を付けて公開できます。
「この記述の根拠は何だろう」といった思考を、その文章のすぐ横に残し、他者と共有・返信し合うことができます。
資料の深い読解や、クラス全体での議論を促進したい探究学習において、非常に効果的なツールです。
LiquidText(リキッドテキスト)
引用元:https://www.liquidtext.net/
複数の資料を横断的に整理する必要があるなら、Liquid Textが有効です。PDFから必要な部分を抜き出し、ワークスペース上に自由に配置して関連付けられるツールです。
単に注釈を付けるだけでなく、抜き出した情報を線で結んだりグループ化したりすることで、内容の関係性を視覚的に捉えやすくなります。
教科書と複数の参考文献を同時に開き、比較・統合しながらレポートを作成する際に、その威力を発揮します。
MarginNote(マージンノート)
引用元:https://www.marginnote.com/
「読む、整理する、覚える」を一つの流れにしたいなら、Margin Noteが最適です。PDFの注釈、アウトライン作成、マインドマップ化、そして暗記カード化までを完備しています。
ハイライトした部分が自動でマインドマップの構成要素となり、そのまま知識の構造図として構築されます。
読み込みながら情報を整理し、最終的に暗記カードとして定着させるという一連の学習プロセスを、このアプリ一つで完結させることが可能です。
まとめ
高校生活における学習の成否は、膨大な情報を「覚える・まとめる・見返す」というサイクルをいかに効率よく回せるかにかかっています。本記事で紹介した各ツールは、それぞれが特定の学習課題を解決するために設計されています。
重要なのは、多機能なツールを使いこなすことではなく、今の自分に何が足りないのかを見極めることです。暗記が課題ならカード系、授業の復習をスムーズにしたいならノート管理系、探究を深めたいなら情報整理系、資料読解の質を高めたいなら注釈系と、目的に応じて道具を使い分けることが学習効率を大きく変えます。
まずは、今最も困っている学習シーンを一つ選び、気になるツールを試してみてください。その一歩が、自分なりの最適な学習環境を構築する第一歩となります。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。