作成日: 2025/7/15 更新日:2026/5/18
臨床検査技師になるには?難しさ・最短ルート・年収を高校生向けに解説

「臨床検査技師のなり方は?」「臨床検査技師になるのに必要な資格は?」
この記事では、主に以下のことを解説します。
- 臨床検査技師になる方法
- なるのは難しいか
- 最短ルート
- 35歳の年収
- なるためにどうすればいいか
- 仕事内容・やりがい・給料・働き方
- 高校生の進路・おすすめの大学・専門学校
臨床検査技師に興味のある人や、臨床検査技師を目指している高校生はぜひ最後まで読んでみてください。
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この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
臨床検査技師になる方法
臨床検査技師として働くには、国家資格「臨床検査技師免許」の取得が必須です。
取得するには以下の2つのステップを踏む必要があります。
ステップ | 内容 |
①国家試験の受験資格を取得する | 指定の大学・短大・専門学校で所定のカリキュラムを修了する |
②臨床検査技師国家試験に合格する | 年1回(例年2月)実施される国家試験に合格し、免許申請を行う |
高校生がこの道を目指す場合、まず臨床検査技師養成課程のある大学・短大・専門学校への進学が最初のステップです。
ステップ①:国家試験の受験資格を取得する
臨床検査技師国家試験の受験資格は、以下のいずれかの条件を満たすことで得られます。
主な受験資格の条件は以下の通りです。
受験資格の条件 | 内容 |
指定の養成課程を修了 | 文部科学大臣または都道府県知事が指定する臨床検査技師養成所を3年以上修了(または修了見込み)した者 |
医学・歯学の大学卒業者 | 大学の医学・歯学課程を卒業した者(見込み含む) |
医師・歯科医師等の免許保持者 | 医師・歯科医師・獣医師・薬剤師または同等の外国免許保持者 |
所定の専門科目を修了した大学卒業者 | 厚生労働省令で定める科目を修了した大学卒業者(見込み含む) |
高校生が最もスムーズに受験資格を得られるのは、臨床検査技師養成課程のある大学・短大・専門学校に進学するルートです。
養成課程のある学校一覧は、文部科学省の公式サイトで確認できます。
参照:文部科学大臣指定(認定)医療関係技術者養成学校一覧|文部科学省
ステップ②:臨床検査技師国家試験に合格する
養成課程を修了すると、臨床検査技師国家試験の受験資格を得られます。
試験の概要は以下の通りです。
項目 | 内容 |
試験日 | 年1回(例年2月中旬) |
試験会場 | 全国9都道府県 |
出題形式 | マークシート方式(五肢択一または五肢択二形式) |
出題数・合格基準 | 全199問(1問1点・199点満点)。120点以上で合格 |
主な試験科目 | 臨床検査総論・臨床検査医学総論・臨床生理学・臨床化学・病理組織細胞学・臨床血液学・臨床微生物学・臨床免疫学・公衆衛生学・医用工学概論 |
合格発表 | 毎年3月下旬 |
第72回(2026年2月実施)の最新合格実績
直近の試験結果は以下の通りです。
区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
全体 | 4,693人 | 3,976人 | 84.7% |
新卒(養成課程修了者等) | 4,064人 | 3,793人 | 93.3% |
既卒 | 629人 | 183人 | 29.1% |
新卒合格率93.3%に対し、既卒になると29.1%まで大幅に低下します。
在学中にしっかり準備して現役合格を目指すことが重要です。
臨床検査技師になるのは難しいですか?
臨床検査技師国家試験の難易度は、医療系資格の中では中程度の位置づけです。
第72回(2026年)の全体合格率は84.7%と高水準ですが、新卒と既卒の間には大きな開きがあります。
在学中の準備が合否を左右する試験です。
難易度を示す主な指標
試験の難しさを判断するための主な指標は以下の通りです。
指標 | 内容 |
全体合格率(第72回) | 84.7%(受験者4,693人中3,976人が合格) |
新卒合格率(第72回) | 93.3%(養成課程修了者等) |
既卒合格率(第72回) | 29.1%(一度落ちると大幅に難化する) |
過去5年の合格率の推移 | 75〜85%前後の水準で推移 |
合格基準 | 199点満点中120点以上(正答率約60%以上) |
試験範囲 | 専門分野が多く、範囲が広い(10科目以上) |
合格率の数字だけ見ると高く見えますが、試験範囲の広さと専門知識の深さから、計画的な学習が必要です。
既卒合格率が29.1%と低いことからも、「現役合格を目指して在学中にしっかり準備する」ことが最も重要です。
臨床検査技師になる最短ルートは?
臨床検査技師になる最短ルートは、高校卒業後に3年制の専門学校(または短大)に進学し、卒業後すぐに国家試験を受験する方法です。
修業年限の違いによるルート比較は以下の通りです。
ルート | 修業年限 | 最短でなれる年数 |
3年制専門学校・短大 | 3年 | 高校卒業後3年 |
4年制大学(養成課程あり) | 4年 | 高校卒業後4年 |
「早く現場に出たい」場合は3年制専門学校・短大が最短ルートです。
4年制大学は1年長くなりますが、学士の学位取得・研究・大学院進学という選択肢が広がります。
なお、どちらのルートでも、国家試験合格後に就職活動があるため、実際に臨床検査技師として現場に立てるのは卒業・合格後となります。
就職後の実務を通じてさらに専門性を深めていくことができます。
臨床検査技師の35歳の年収は?
臨床検査技師の収入は勤務先・地域・経験年数によって異なります。
厚生労働省の職業情報サイトJobTagによると、臨床検査技師の平均年収は約482万円です。
年代別の年収目安
35歳前後は臨床検査技師としてのキャリアの中堅期にあたります。
主任・リーダー職などの役割を担い始める年代で、年収も着実に上昇する段階です。
年代 | 年収目安 |
新卒〜20代前半 | 約300〜380万円 |
20代後半 | 約380〜450万円 |
30代(35歳前後) | 約450〜550万円 |
40代 | 約530〜650万円 |
主任・係長クラス | 約600〜700万円 |
大学病院・国公立病院は給与が比較的高水準で安定しています。
クリニック・小規模医療機関はやや低め、夜勤・当直のある職場は手当で収入が上乗せされます。
臨床検査技師になるためにはどうすればいいですか?
高校生が臨床検査技師を目指す場合の具体的なロードマップを解説します。
まず進学先の選択が最初の分岐点です。
臨床検査技師養成課程のある大学・短大・専門学校への進学が必要です。
高校在学中にできること
在学中から始められる準備が、進学後の学びをスムーズにします。
準備 | 内容 |
|---|---|
準備内容 | |
理科科目の基礎を固める | 生物・化学が特に重要。臨床検査技師の学びは生理学・生化学・微生物学など理科の知識が土台になる |
志望校を調べる | 臨床検査技師養成課程のある大学・専門学校をリストアップし、カリキュラムと国試合格率を確認する |
オープンキャンパスに参加する | 実際の検査機器や実習室を見学し、現場のイメージを具体化する |
医療・検査への関心を高める | 健康診断や医療ニュースに関心を持ち、臨床検査がどのような場面で使われているかを意識する |
進学後に取り組むべきこと
養成施設での学び方が国家試験の合否を左右します。
取り組み | 内容 |
カリキュラムを着実に履修する | 国家試験の受験資格はカリキュラム修了が条件。1〜3年次(または4年次)の学習を着実に積み上げる |
実習に真剣に取り組む | 病院・検査センターでの臨地実習は現場力を養う最大のチャンス |
国家試験対策を計画的に進める | 試験範囲が広いため、在学中から過去問を活用した計画的な学習が必要 |
幅広い分野をバランスよく学ぶ | 10科目以上の専門科目を万遍なく学ぶことが、合格への近道 |
臨床検査技師とは
臨床検査技師とは、医師が正確な診断や治療方針を決定するために必要な各種検査を行う専門職です。
臨床検査技師法に基づく国家資格を持ち、病院・検査センターで血液・尿・心電図・超音波などを使った検査を担当します。
患者に直接治療を行うわけではなく、「正確なデータで医師の診断を支える専門家」として医療チームに欠かせない役割を担います。
主な仕事内容
臨床検査技師の仕事は、検体検査と生理機能検査の2つに大別されます。
どちらも医師の診断に直結するデータを提供するため、高い精度と専門知識が求められます。
仕事内容 | 詳細 |
|---|---|
仕事内容 | 詳細 |
血液・尿・便などの体液成分分析 | 生化学検査・血液検査・一般検査などを実施し、疾患の有無や状態を調べる |
生理機能検査 | 心電図・脳波・超音波(エコー)などの機器を使って生体の機能を測定する |
感染症・微生物検査 | 細菌・ウイルスなどの感染症に関する検査を行う |
病理検査 | がん細胞のチェックなど、組織・細胞の形態を調べる |
検査機器の操作・保守・品質管理 | 高精度なデータを得るための機器管理と品質保証を行う |
検査データの管理と医療チームとの連携 | 検査結果を正確に記録・分析し、医師や看護師にわかりやすく伝える |
臨床検査技師が働く場所
臨床検査技師の勤務先は医療機関が中心ですが、多様な選択肢があります。
勤務先 | 職場の特徴 |
総合病院・大学病院 | 幅広い検査を担当。専門性の高い環境で成長できる。夜勤・シフト制が多い |
クリニック・診療所 | 一般的な検査が中心。比較的規則的な勤務体系になりやすい |
検査センター・受託検査会社 | 大量の検体を効率的に処理。分業化が進んでいる |
健診センター | 健康診断の検査が中心。土日休みの職場も多い |
製薬会社・研究機関 | 検査・品質管理・データ解析業務を担当。研究志向の人に向いている |
臨床検査技師のやりがい
臨床検査技師のやりがいは、自分の検査結果が医師の診断を支え、患者の命に直接関わることへの充実感にあります。
表舞台には立たなくても、医療の根幹を支える専門職としての誇りが仕事の原動力になります。
やりがい | 詳細 |
検査が病気の早期発見に貢献したとき | 自分のデータが診断の決め手になった実感を得られる |
医療チームから頼りにされるとき | 専門家として医師・看護師と対等に連携し、チームの一員として貢献できる |
新しい技術を習得したとき | 検査機器・技術の進化に対応し、専門家として成長し続けられる環境がある |
精度の高いデータを出し続けられるとき | 正確さへの責任感が、業務への集中力とプロ意識を高める |
臨床検査技師の働き方
臨床検査技師は、勤務先によって多様な働き方を選べる柔軟性の高い職種です。
勤務形態 | 特徴 | メリット | デメリット |
常勤(病院・大学病院) | シフト制・夜勤あり。幅広い検査を経験できる | 高度な技術を身につけやすい。収入が安定している | 不規則な生活になりやすい |
常勤(クリニック・健診センター) | 日勤中心。定型検査が多い | 規則的な勤務で生活リズムが整いやすい | 経験できる検査の種類が限られる場合がある |
非常勤・パートタイム | 短時間勤務が中心 | 子育て・介護など家庭との両立がしやすい | 収入が安定しにくい場合がある |
製薬会社・研究機関 | 検査・品質管理・データ解析業務 | 土日休みで規則的な勤務が多い | 臨床現場との距離が遠くなる |
臨床検査技師免許は更新不要で一生涯有効です。
育休・産休後の復帰がしやすく、転居後も同じ資格で就職できます。
臨床検査技師に必要な資格・知識・スキル
臨床検査技師として働くには、臨床検査技師免許の取得が大前提です。
それに加えて、現場で求められる知識・スキルが多岐にわたります。
必要な知識
専門知識の土台となる学問分野は以下の通りです。
知識の分野 | 主な内容 |
解剖学・生理学・病理学 | 検査対象となる臓器・疾患を理解するための基礎医学知識 |
臨床化学・臨床血液学・免疫検査学 | 血液・体液成分の分析に関する専門知識 |
臨床微生物学 | 細菌・ウイルス・真菌などの同定と感染症の検査法 |
生理検査学 | 心電図・超音波・脳波など生体機能を測定する技術 |
医用工学概論・情報科学 | 検査機器の仕組みとデータ管理の知識 |
必要なスキル
知識と並んで、現場で活かせるスキルも重要です。
スキル | 内容 |
検査機器の操作技術 | 多岐にわたる検査機器を正確に扱う実務スキル |
観察力・集中力 | 微細な異常値や画像の変化を見逃さない注意力 |
データ分析・記録能力 | 検査結果を正確に記録し、医療チームにわかりやすく伝える力 |
コミュニケーション力 | 医師・看護師など他職種と連携しながら業務を進める対話力 |
倫理観と責任感 | 医療従事者として高い倫理観を持ち、正確・迅速に対応する姿勢 |
臨床検査技師という職業の注意点
臨床検査技師はやりがいの大きい仕事ですが、事前に把握しておくべき点もあります。
注意点 | 詳細 |
既卒になると国試合格率が急低下する | 第72回の既卒合格率は29.1%と低い。在学中に現役合格することが重要 |
夜勤・不規則勤務が発生する職場がある | 病院勤務では24時間体制のシフト制が一般的で、生活リズムが乱れやすい |
継続的な学習が必要 | 検査技術・医療機器の進化が速く、新しい知識・技能の習得が求められる |
感染性の高い検体を扱う | 微生物検査では感染リスクがあるため、衛生管理の徹底が必要 |
高い集中力が常に求められる | 精度の高い検査データを出し続けるため、細かい作業での集中力の維持が不可欠 |
緊急対応への備えが必要 | 緊急検査や突発的な対応に備えた柔軟性が求められる |
高校生の進路
臨床検査技師を目指す高校生の進路は、大きく「大学」と「短大・専門学校」に分かれます。
いずれも臨床検査技師養成課程のある学校に進学することが必須です。
大学に進学する
臨床検査技師養成課程のある4年制大学(保健医療学部・臨床検査学科など)に進学することで、国家試験の受験資格とともに学士の学位も取得できます。
メリット | デメリット |
学士の学位を取得できる | 修業年限が4年間と長い |
基礎医学・研究科目も深く学べる | 学費が専門学校より高くなる場合がある |
大学院進学・研究職のキャリアパスも開ける | — |
就職先・キャリアの選択肢が広がる | — |
短大・専門学校に進学する
3年制の専門学校・短大を修了することで、最短3年で国家試験の受験資格を得られます。
メリット | デメリット |
最短3年で受験資格を取得できる | 学士の学位は得られない |
国家試験対策に特化したカリキュラム | 大学院進学には追加の単位取得が必要な場合がある |
少人数制で手厚い指導を受けやすい | — |
病院・検査センターとの連携実習が充実 | — |
おすすめの大学
臨床検査技師を目指す人におすすめの大学を紹介します。
いずれも国家試験受験資格を取得できるカリキュラムが整備されており、実習・研究・就職支援も充実しています。
北里大学 医療衛生学部 医療検査学科
免疫学・生理学などの基礎から高度な検査技術まで体系的に学べる学科です。
特徴 | 内容 |
実習環境 | 北里大学病院での臨地実習が充実しており、現場対応力を在学中から養える |
キャリアの幅 | 卒業後は研究者・高度専門職としてのキャリアも選択肢に入る |
教育方針 | 基礎から臨床まで段階的に学ぶカリキュラムで即戦力を育成する |
群馬大学 医学部 保健学科 検査技術科学専攻
関東で数少ない国立大学の臨床検査学系専攻で、全国でもわずか数校しか提供していない細胞検査士養成コースを設置しています。
特徴 | 内容 |
国立大学の強み | 学費が抑えられる。研究基盤が充実している |
高度な実習環境 | 「特定機能病院」である医学部附属病院で、国家試験レベルを超える高度な医療技術と知識を習得できる |
専門コース | 全国でも希少な細胞検査士養成コースを持つ |
川崎医療福祉大学 医療技術学部 臨床検査学科
人体検査・細胞診・病理学などに対応した実習重視のカリキュラムを提供する大学です。
特徴 | 内容 |
|---|---|
特徴 | 内容 |
国試実績 | 国家試験合格率が高水準を維持しており、手厚い国試対策体制が整っている |
入試難易度 | 比較的入学しやすい偏差値で、実践力をつけたい人に向いている |
実習重視 | 現場を想定した実践的なカリキュラムで、即戦力となる技術力を養成する |
おすすめの短大・専門学校
最短3年で臨床検査技師を目指したい場合は、実習・国試対策が充実した専門学校・短大が向いています。
大阪医療技術学園専門学校 臨床検査技師科(3年制)
過去30年間の国家試験平均合格率94.5%という高い実績を誇る専門学校です。
特徴 | 内容 |
国試実績 | 過去30年間の平均合格率94.5%と、安定した高い合格実績を維持している |
実習環境 | 最長6か月間の学外実習を通じて、国公立病院・大学病院など名門医療機関での実践経験を積める |
就職実績 | 有名病院・検査センターへの抜群の就職実績がある |
帝京短期大学 ライフケア学科 臨床検査専攻(3年制)
医療の基礎から最先端の遺伝子検査までを網羅する充実したカリキュラムが特徴の短期大学です。
特徴 | 内容 |
カリキュラムの幅広さ | 医療の基礎から最先端の遺伝子検査まで網羅的に学べる |
設備の充実 | 心電図・超音波検査など最新の検査機器が豊富に揃う実習設備がある |
国試サポート | 国家試験合格への手厚いサポート体制で、在学中から計画的な対策ができる |
吉田学園医療歯科専門学校 臨床検査学科(3年制)
北海道内トップレベルの設備と、一人一台の高性能顕微鏡を備えた実践的な学習環境が特徴の専門学校です。
特徴 | 内容 |
設備環境 | 一人一台の高性能顕微鏡と最新の検査機器による実践的な学習環境がある |
指導体制 | 臨床経験豊富な専門家から直接指導を受けられる |
地域密着 | 北海道の医療機関との連携実習で、地元での就職実績も豊富 |
よくある質問
臨床検査技師に向いている人の特徴は?
臨床検査技師には、精度と責任感が求められます。
以下のような特徴を持つ人は、仕事との相性が良いです。
特徴 | 理由 |
手先が器用で細かい作業が得意な人 | 標本の作製・採血・機器操作など繊細な作業が多く、正確な手技が求められるから |
観察力・注意力が高い人 | 微細な異常値や数値の変化を見逃さず、正確な検査結果を出すための集中力が必要だから |
責任感が強い人 | 検査結果が医師の診断・治療に直結するため、常に高い責任意識が求められるから |
コミュニケーション力・協調性がある人 | 医師・看護師・患者との連携や、チームでの検査業務を円滑に進める力が必要だから |
知的好奇心・向上心がある人 | 医療技術の進歩に対応するため、新しい知識や技術を継続的に学ぶ姿勢が欠かせないから |
感染対策を徹底できる人 | 感染性の高い検体を扱うため、衛生管理を徹底し、安全に業務を行える必要があるから |
臨床検査技師になるには何学部に進学すればいい?
臨床検査技師の養成課程がある学部・学科は以下の通りです。
国家試験の受験資格を得るには、「厚生労働省または文部科学省が指定する養成課程で学ぶ」ことが必須です。
進学先 | 特徴 |
保健医療学部・臨床検査学科 | 最も一般的なルート。国家試験受験資格を確実に取得できる |
医学部・歯学部の一部課程 | 臨床検査技師課程を設けている学部もある |
専門学校(3年制) | 高校卒業後、国家資格取得を目指す実践的な進路 |
進学先を選ぶ際は、学科名だけでなく「国家試験受験資格が得られる養成課程があるか」を必ず確認してください。
臨床検査技師と臨床工学技士の違いは?
どちらも医療技術職の国家資格ですが、役割が異なります。
比較項目 | 臨床検査技師 | 臨床工学技士 |
主な役割 | 血液・尿・生理機能などの検査でデータを提供する | 人工透析・人工呼吸器など医療機器の操作・管理を担当する |
主な業務 | 検体検査・生理機能検査・微生物検査・病理検査 | 透析業務・手術室での機器操作・ICUでの生命維持装置管理 |
就職先 | 病院の検査部門・検査センター・研究機関など | 病院の透析センター・手術室・ICUなど |
どちらも「患者に直接治療をする」のではなく「医療を技術面から支える」専門職という点では共通しています。
参考:臨床工学技士になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を高校生向けに解説
まとめ
この記事では、臨床検査技師になる方法・難易度・最短ルート・35歳の年収・仕事内容まで解説しました。
重要なポイントをまとめます。
- 臨床検査技師になるには「養成課程での学び」→「国家試験合格」の2ステップが必要
- 独学では受験資格を得られない。指定の大学・短大・専門学校への通学と臨地実習の修了が条件
- 最短ルートは3年制専門学校・短大への進学。高校卒業後3年で受験資格を得られる
- 国家試験の合格率は84.7%(第72回・2026年)。新卒93.3%・既卒29.1%と大きな差がある。現役合格が重要
- 35歳前後の年収は約450〜550万円が目安。勤務先・夜勤の有無・役職で変動する
- 平均年収は約504万円(JobTag)と医療技術職の中では安定した水準
- 臨床検査技師免許は更新不要で一生涯有効。育休後の復帰・転居後の再就職にも使える
まずは志望する大学・専門学校のオープンキャンパスに参加し、カリキュラム・実習環境・国家試験合格実績を確認してみてください。
本記事が臨床検査技師の全体像を理解する参考になれば幸いです。
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この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
