作成日: 2025/6/19 更新日:2025/6/19
和裁士になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

「和裁士のなり方は?」
「和裁士になるのに必要な資格は?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。
- 和裁士とはどんな職業なのか
- 仕事内容・やりがい・給料
- 和裁士になるには何をすべきか
- 取得すべき資格
- 向いている人の特徴
また、和裁士に関するよくある質問にも答えています。
和裁士に興味のある人や、和裁士を目指している人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。
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この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
和裁士とは?

和裁士とは、日本の伝統的な衣服である着物・浴衣・袴などの和服を仕立てる専門職です。
反物(たんもの)と呼ばれる長い布地の裁断から縫製、仕上げまで、すべての工程を手作業で行い、美しい着物を作り上げます。
和裁士の仕事は、技術と忍耐力、そして細部へのこだわりが求められます。
着物の種類やスタイルに応じて、異なる技法を駆使することが必要です。
以下に和裁士の仕事内容や給料についてまとめます。
- 和裁士の仕事内容
- 和裁士の給料・給与・年収
- 和裁士のやりがい
- 和裁士の働き方
- 和裁士という職業の注意点
それぞれ見ていきましょう。
和裁士の仕事内容
和裁士は、着物や和服を専門に仕立てる職人です。
反物から一着の着物を仕立て上げるまで、すべて手作業で行い、繊細な技術が求められます。
主な仕事内容をまとめると、以下の通りです。
仕事内容 | 仕事内容の詳細 |
|---|---|
着物の仕立て | 寸法取り、生地選び、裁断、縫製、仕上げを一貫して手作業で実施 |
装飾・刺繍作業 | 振袖や訪問着など、正式な和服に施される装飾や刺繍も担当 |
リフォーム・補修 | 破れた箇所の修繕、生地の再利用による新しい着物の仕立て直し |
顧客対応・アドバイス | お客様の体型や用途、好みに合わせた最適な仕立てを提案 |
特に、フォーマルな和服ではデザインや刺繍の美しさも重要視され、和裁士の技術とセンスが問われます。
また、古くなった着物をリフォームすることで、思い出の詰まった一着を再び蘇らせることができるのも、和裁士ならではの役割です。
お客様との対話を大切にし、満足のいく仕上がりを目指します。
和裁士の給料・給与・年収

和裁士の年収は、公式な統計はないものの一般に200万〜300万円程度とされています。
しかし、勤務形態や技術、経験によって幅があります。
技術力が高く、受注量が多い人ほど収入も伸びますが、ボーナスが支給される職場は少ないのが現状です。
特にフリーランスの場合、仕立て技術や作業スピード、季節による需要変動により収入は大きく左右されます。
受注が安定しないと平均を下回ることも珍しくありません。
また、和服市場の縮小もあり、特に新人のうちは収入が低めにスタートする傾向があります。
和裁士のやりがい

和裁士のやりがいは、日本の伝統文化を自らの手で未来に伝えることにあります。
一枚の反物から美しい着物を仕立てる過程では、技術と芸術の両方が試され、完成時には大きな達成感を味わうことができます。
和裁士のやりがいをまとめると、次のようになります。
やりがい | やりがいの詳細 |
|---|---|
伝統文化の継承 | 着物づくりを通じて日本文化を次世代に伝える |
特別な思い出に寄り添える | 成人式や結婚式など、人生の節目を彩る一着を手がける |
顧客との信頼関係を築ける | オーダーメイドの着物でお客様の笑顔と感謝を得る |
技術向上の喜び | 常に技術を磨き、高度な作品づくりに挑戦できる |
特に、お客様が着物を身にまとった瞬間の喜びや、「一生大切にします」という言葉を受け取ったときの感動は、和裁士にしか味わえない特別な体験です。
また、和裁は技術の奥深さゆえに、どれだけ経験を積んでもなお成長の余地があり、自らを高め続けられる点も大きな魅力です。
和裁士の働き方
和裁士としての働き方には、大きく分けて「会社員として働く場合」と「フリーランスや副業として活動する場合」があります。
それぞれにメリットや働き方の特徴があるため、自分のライフスタイルに合った選択が可能です。
会社員(正規雇用・非正規雇用)
企業や和裁関連の工房に所属して働く場合、一般的な会社員と同様に、1日8時間勤務・週休2日制の勤務形態が多く採用されています。
有給休暇や各種保険制度も整っていることが多く、安定した収入と働きやすい環境が魅力です。
特に初心者や未経験者が技術を学びながら経験を積むには、会社員として働くことが安心な選択肢となるでしょう。
主な就職先として、以下のような職場があります。
- 和裁所(和裁専門の仕事場)
- 呉服店(着物専門店)
- 着物メーカー
- 百貨店の和裁部門
フリーランスや副業(兼業)
和裁士の中には、個人で着物の仕立てやお直しの仕事を受注し、フリーランスとして働く方や他の仕事と兼業する方も少なくありません。
この場合、働く時間や場所は自由で、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。
報酬は完全歩合制が多く、受注件数に応じて収入が変動するため、技術や営業力、信頼関係の構築が重要になります。
和裁士という職業の注意点
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和裁士はやりがいのある仕事ですが、いくつか注意点もあります。
和裁士の注意点をまとめました。
繁忙期は特に忙しくなる
和裁士の仕事は、七五三・成人式・大学の卒業式など、和裁を着用するイベントが集中する時期に一気に需要が高まります。
特に11月から12月にかけては繁忙期となり、多くの依頼が重なるため、残業や休日出勤が発生することも少なくありません。
身体的な負担も大きい
和裁士の仕事は、長時間にわたって手先を使う繊細な作業が続くため、腱鞘炎や肩こり、目の疲れなどの身体的不調が出やすい傾向があります。
無理をせず、適度な休憩を挟みながら作業することが、長く続けるためのコツです。
フリーランスの場合は収入の波に注意
フリーランスや副業で和裁士として活動している場合、繁忙期にどれだけ受注できるかが年間収入に大きく影響します。
逆にこの時期に稼げないと、閑散期にはほとんど収入が得られず、生活が厳しくなることもあるため、計画的な受注管理や副収入の確保が必要です。
着物に関する知識や礼儀作法も学ぶ必要がある
和裁士として活動するには、着付けの技術だけでなく、着物に関する基礎知識や礼儀作法も不可欠です。
たとえば、季節ごとの生地や柄の選び方、格(TPOに応じた着物の種類)に関する理解が求められます。
また、所作や立ち居振る舞いも見られる場面が多く、正しいマナーを身につけていないと信頼を損なう可能性もあります。
和裁士に必要な資格、スキル、知識

和裁士になるために特別な資格や学歴は必要なく、誰でも目指すことができる職業です。
一方で、「和裁技能士」という国家資格があります。
和裁の技術を身につける方法には、和裁所や呉服店での現場経験、または専門学校での学習といった選択肢があります。
和裁士に求められるのは、ただ技術を身につけるだけでなく、常に技術を磨き続ける姿勢です。
伝統を守りながら、現代のニーズにも対応できる柔軟なスキルを育てることが、成功へのカギとなります。
さらに、和裁士として長く活躍するためには、顧客の要望を的確にくみ取る力や、丁寧な接客姿勢も大切です。
技術力に加え、人との信頼関係を築くスキルを高めることが、和裁士としてのキャリアを豊かにしていきます。
国家資格である和裁技能士
「和裁技能士」は、和裁の専門技術と知識を公式に証明する国家資格です。
取得することで、キャリアの幅が大きく広がります。
資格取得のメリットは以下のようなものがあります。
和裁技能士資格のメリット | 詳細 |
|---|---|
就職に有利 | 和裁所・呉服店などで高く評価され、採用の決め手になりやすい |
顧客からの信頼獲得 | オーダー着物の仕立てで、資格が安心材料となり受注に繋がる |
独立開業に役立つ | 専門性をアピールでき、顧客や他職人とのネットワーク構築に有利 |
スキル・知識の向上 | 資格取得過程で最新技術やトレンドにも触れることができる |
和裁技能士には1級から3級までの階級があり、最高位である1級を取得するためには、試験のほかに7年以上の実務経験が必要です。
以下に、和裁技能士の概要を表にまとめました。
項目 | 内容 | |
資格名 | 和裁技能士(国家資格・技能検定制度) | |
資格の区分 | 1級、2級、3級(職業能力開発促進法に基づく技能検定) | |
試験区分 | 学科試験、実技試験 | |
主な受験資格 | 1級 | 和裁実務7年以上、または2級合格後2年以上、または3級合格後4年以上の実務経験 2級または国家検定2級の合格が必要 |
2級 | 和裁実務2年以上、または3級合格者は経験免除の場合あり 学歴や職業訓練歴がある場合、経験年数が短縮されることがある | |
3級 | 誰でも受験可能 | |
試験内容(学科) | 和裁の基礎知識(製作法・材料・裁縫具・服装美・色彩・安全衛生など) | |
試験内容(実技) | 長襦袢・浴衣・訪問着など、裁断〜縫製〜仕上げの一連の作業 | |
試験時期 | 年1回(都道府県ごとに異なる/例年12月頃) | |
合格基準 | 学科・実技ともに70点以上 | |
合格後の称号 | 和裁技能士○級 | |
資格の有効期限 | なし(合格すれば一生有効) | |
主な活躍分野 | 和裁士・着物仕立業・和裁関連の教室運営・伝統工芸支援など | |
和裁士を目指すのであれば、和裁技能士の資格を取得することがひとつの目標になります。
和裁士に求められるスキル、知識
和裁士になるために求められるスキルや知識は複数あります。
- 基本的な裁縫技術
- 伝統文化への理解
- 和服の構造や名称の理解
- 丁寧さと集中力
布を縫い合わせて和服に仕立て上げるスキルは、大前提として身につける必要があります。
またそれ以外にも、伝統文化への理解が大切です。
例えば、天皇陛下のみが着用を許された「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」という装束があります。
この装束に用いられる深い黄褐色の袍(ほう)は、他の和裁に用いることはできず、必然的に他の色の布を選ぶことになります。
その他にも、布の色や刺繍のデザインに込められた意味や用途を理解して、和裁を仕立て上げる必要があります。
このように、基本的に裁縫技術に加えて、日本の伝統文化への理解が求められます。
和裁士になる方法

和裁士になるにはどのようなことが必要なのでしょうか。
ここでは、具体的なステップを2つに分けて解説します。
- 専門的な和裁技術を身につける
- 和裁所や呉服店、オーダー着物の仕立て屋などに就職する
それぞれ見ていきましょう。
専門的な和裁技術を身につける
和裁士として活躍するためには、まず基礎から応用までの和裁技術をしっかり習得する必要があります。
和裁とは、着物を仕立てる伝統的な技術であり、布地の選び方、裁断方法、縫製技術などを正確に理解することが求められます。
和裁技術の習得方法には、次のような選択肢があります。
- 独学で基礎を学ぶ
- 専門学校で理論と実技を体系的に学ぶ
- 現場実習でプロの和裁士から直接指導を受ける
特に、専門学校では実技中心のカリキュラムが組まれており、実際に着物を仕立てながら技術を磨くことができます。
また、現場での実習を通じて、実務に即したスキルを身につけられるのも大きなメリットです。
和裁の世界では、伝統を守りながらも現代のニーズに合わせた柔軟性が求められます。
そのため、常に新しい技術や情報を取り入れ、自己研鑽を続ける姿勢が、プロの和裁士を目指すうえで欠かせません。
和裁所や呉服店、オーダー着物の仕立て屋などに就職する
専門的な技術を身につけた後は、実務経験を積むことが重要です。
和裁士としてのキャリアをスタートさせる方法として、以下の就職先が挙げられます。
就職先 | 就職先の特徴 |
|---|---|
和裁所 | 多くの職人と共に働き、技術や知識を共有しながらスキルアップできる環境 |
呉服店 | お客様との直接的なコミュニケーションを通じて、ニーズに合った着物作りに取り組む。接客スキルも磨ける |
オーダー着物の仕立て屋 | 顧客一人ひとりの要望に応じて一から着物を仕立てるため、細やかな技術力と高い創造性が求められる |
これらの職場で働くことで、技術を磨くだけでなく、和裁文化への理解を深めることもできます。
現場で得た経験は、将来的に独立を目指す際や、キャリアアップを図るうえで大きな武器となるでしょう。
和裁士になりたい高校生の進路

和裁士になりたい高校生の進路はどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な2つの進路について解説します。
- 専門学校に進学する
- 大学に進学する
それぞれ見ていきましょう。
専門学校に進学する
和裁士を本格的に目指すなら、専門学校への進学が最もおすすめです。
専門学校では和裁に特化したカリキュラムが組まれており、基礎知識から高度な技術まで、段階的に学ぶことができます。
専門学校進学の主なメリットは次のとおりです。
- 実技中心の授業で、すぐに現場で活かせる技術を身につけられる
- 着物の歴史や文化、ビジネスに関する知識も学べる
- 和裁所や呉服店との提携により、在学中から現場実習ができる
- 卒業後、そのまま提携先に就職するチャンスがある
- 和裁技能士などの資格取得も目指せる
大学に進学する
和裁士を目指しながら、大学に進学するという選択肢もあります。
ただし、大学には和裁を専門的に学べる学部はほとんどありません。
それでも、大学で次のような分野を学ぶことは、将来的に役立つ場面もあります。
- 伝統文化や日本史を学び、和裁の背景や意義を深く理解する
- デザインや経営学を学び、着物ビジネスや独立に活かす
- 幅広い教養や論理的思考力を身につける
また、大学で築ける人脈やネットワークは、異業種とのコラボレーションやビジネス展開に役立つ可能性もあります。
大学進学は、和裁以外の分野にも興味がある人や、将来的に幅広いキャリアパスを描きたい人に向いています。
おすすめの大学

和裁や染織、服飾造形を学びたい人におすすめの大学は、大妻女子大学、京都芸術大学、和洋女子大学です。
これらの大学では、伝統技術からファッションビジネスまで、衣服に関する知識と技術を体系的かつ実践的に学べる環境が整っています。
以下に、各大学とその特徴を紹介します。
大学名 | 学校の概要 |
|---|---|
和裁・洋裁・立体裁断などの実技に加え、被服の快適性を科学的に検証する環境(人工気候室など)も整備 被服学コースとファッション環境マネジメントコースの2つを設置 卒業後は衣料関連企業や教員など多様な進路がある | |
染と織の基礎から専門技法(友禅、綴織、蠟染など)まで段階的に学べる環境を整備 通信制で社会人や地方在住者にも対応 卒業制作では1年かけて自由制作に取り組み、展示方法まで指導 | |
和裁・洋裁・素材・デザインの基礎から応用までを少人数制で学べる環境を整備 服飾文化やファッションビジネス、アパレル業界にも対応し、幅広い就職先に対応できる力を養成 |
おすすめの専門学校

和裁士を目指す人におすすめの専門学校は、奈良きもの芸術専門学校、辻村和服専門学校、織田きもの専門学校です。
これらの学校では、和裁に必要な高度な縫製技術や着物制作に関する知識を、実践を通じて体系的に学ぶことができます。
以下に、各専門学校とその特徴を紹介します。
専門学校名 | 学校の概要 |
|---|---|
2年制課程と4年制上級課程を設置し、きもの制作の基礎から高度な和裁技術まで体系的に学べる環境を提供 和裁だけでなく、染色や着付けなどきもの全般に関する知識・技術も身につけられるカリキュラム 卒業後は和裁士、着物アドバイザー、着付師など多様な進路がある | |
和裁技能士(国家資格)取得を重視したカリキュラムを展開し、初級から上級レベルまで段階的に技術を習得できる環境 長年にわたる指導実績と高い国家試験合格率を誇る ※2024年3月は3級の合格者11名(受験者数11名、合格率100%)、2級の合格者7名(受験者数8名、合格率87.5%)、1級の合格者1名(受験者数1名、合格率100%)。 少人数制によるきめ細かい指導も魅力で、就職支援体制も整っている | |
和裁技術だけでなく、きものデザインやコーディネートにも対応した幅広い学びを提供 現代ニーズに合わせた着物制作・販売・プロデュースに関する知識も学べるカリキュラムを用意 |
よくある質問

和裁士に興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。
よくある質問とその回答を記載していきます。
和裁士に向いている人の特徴は?
和裁士に向いている人には、以下のような特徴があります。
向いている人の特徴 | 特徴の詳細 |
|---|---|
細かい作業が得意 | 着物を仕立てる作業はミリ単位の精度が求められ、長時間にわたる細かな工程を丁寧にこなせる集中力と器用さが必要。 |
コツコツ努力できる | 裁断から縫製、仕上げまで一つひとつの作業を根気よく積み重ねる力が求められる。地道な努力を続けられる人に向いている。 |
伝統文化に興味がある | 和裁は日本の伝統文化を支える技術。文化や歴史への関心があると、仕事への理解とやりがいがより深まる。 |
丁寧なコミュニケーションができる | オーダー着物の仕立てでは、お客様の体型や希望を細かく聞き取る力が重要。相手の要望をくみ取る丁寧な対応が求められる。 |
忍耐力と向上心がある | 技術習得には時間がかかるため、すぐに結果を求めず、地道に技術を磨き続ける姿勢が大切。向上心を持って成長できる人に向いている。 |
これらの特徴を持つ人は、和裁士として現場で高い技術力を発揮し、一人ひとりのお客様に寄り添った着物作りができるでしょう。
特に「細かい作業への集中力」と「伝統文化への興味」は、和裁士として活躍するための大きな武器になります。
和裁士と和裁技能士違いは?
和裁士と和裁技能士には、以下のような違いがあります。
項目 | 詳細 |
|---|---|
和裁士 | 着物や和服を仕立てる職人のことを指す 資格がなくても和裁の技術があれば名乗ることができる 主に実務を通じてスキルを磨き、キャリアを築いていく |
和裁技能士 | 和裁に関する技術と知識を証明する国家資格を持つ人のこと 1級・2級・3級とレベル分けされており、資格取得には実務経験と試験合格が必要 就職や独立時に専門性をアピールできる |
和裁士は「職業名」であり、和裁技能士は「国が認定する資格名」という違いがあります。
和裁士になるために資格は必須ではありませんが、和裁技能士の資格を持っていると、就職や顧客からの信頼において大きな強みとなります。
特に呉服店やオーダー着物の仕立て屋では、和裁技能士の資格を高く評価する傾向があります。
まとめ

本記事では、和裁士の定義から仕事内容・給料・やりがい・なり方・向いている人の特徴までを解説しました。
解説した中でも、和裁士に関する重要なポイントを最後に記載していきます。
- 和裁士とは、日本の伝統的な衣服である着物や浴衣を仕立てる職業である
- 主な仕事は、着物の仕立て・装飾や刺繍・リフォームや補修・顧客対応などがある
- 和裁士に取得必須の資格はないが、和裁技能士という国家資格を取ると就職や独立の際に強みになる
- 細かい作業が好きな人・伝統文化に興味がある人に和裁士はおすすめ
- 和裁士になりたい高校生は和裁に特化したカリキュラムのある専門学校に進学するのがおすすめ
本記事が和裁士についての全体像を理解する参考になれば幸いです。
和裁士になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
