作成日: 2025/2/27 更新日:2025/2/27
住居学とは?学ぶことや就職先をわかりやすく徹底解説

「住居学って何を学ぶの?」
「住居学を学んで得られる資格は?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。
- 住居学とはどんな学問なのか
- 住居学を学べる大学
- 住居学を学んだ後の進路や就職先
- 住居学に向いている人の特徴
住居学とは何を学ぶのか気になっている方、キャリア選択の参考にしたい方はぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
住居学とは

住居学は、「住まい」に関する総合的な学問です。
建築、インテリア、環境、福祉など、多角的な視点から快適な住空間や持続可能な住宅づくりについて学びます。
以下に住居学の内容を表でまとめました。
カテゴリー | 内容 |
住居学の目的 | 住まいの設計やリフォーム 住環境の提供、改善 地域コミュニティの発展 |
学ぶ内容 | 建築材料の選定 空間の効率的な利用 エネルギー効率の向上 快適な室内環境の創造 |
特徴 | 住まいの歴史や文化 社会的背景を理解する 多様な住環境の提案 持続可能な社会の実現に向けた住居作り |
住居学は、快適で健康的な住環境を提供し、生活の質を向上させます。
バリアフリー設計や子供の成長を促す安全な空間など、多様なニーズに応じた住環境が求められています。
現代社会では、住居学の重要性がますます高まっています。
住居学で学ぶ内容・専攻分野

住居学では何を学ぶのでしょうか。
以下に住居学で学ぶ内容・テーマについてまとめます。
- 住宅の機能とデザイン
- 住環境、暮らしの改善
- 生活文化の研究、リサーチ
それぞれ見ていきましょう。
住宅の機能とデザイン
住居学の主要テーマには、住宅の機能とデザインがあります。
以下の表に、住宅の機能とデザインに関する内容をまとめました。
テーマ | 内容 |
---|---|
住宅の機能 | 住まいの安全性(耐震性・防火性・防犯性を備え、災害や犯罪から住人を守る設計) 快適性(断熱性・通気性・採光性を最適化し、快適な住環境を実現) 効率性(生活動線の最適化・収納スペースの有効活用・エネルギー消費の最適化による利便性向上) |
住宅のデザイン | インテリアデザイン(家具の配置・色彩計画・照明設計を通じて室内空間を快適にする) 外観デザイン(ファサード・屋根形状・景観との調和を考慮した建物設計) 美観(素材の選定・空間演出を通じた視覚的な魅力の向上) 使いやすさ(ユニバーサルデザイン・バリアフリー設計を取り入れた誰もが住みやすい空間の実現) |
住宅のサステナビリティ | エネルギー効率(住宅の断熱性能向上による冷暖房エネルギーの削減・高効率設備の導入による電力消費の最適化) 自然素材の活用(木材や土壁など環境負荷の少ない建材の利用による持続可能な住まいづくり) 再生可能エネルギー(太陽光発電・風力発電・地熱利用などの導入によるエネルギーの自給自足) |
住宅の機能とデザインを学ぶことで、住まいの質を向上させるための知識と技術を身につけます。
特に、近年注目されている サステナビリティ(持続可能な住宅設計) や エコデザイン についても深く理解し、環境に優しい住まいづくりを考える力を養います。
住環境・暮らしの改善

住居学では、住環境と暮らしの改善も重要なテーマです。
以下に、住環境と暮らしの改善に関する内容をまとめました。
テーマ | 内容 |
---|---|
物理的側面 | 自然光(窓の配置や採光設計による室内の明るさの最適化) 通気性(風の流れを考慮した設計による空気の循環改善) 断熱性(高断熱素材や二重窓の導入による室温の安定化) |
エネルギー効率 | 省エネルギー設計(LED照明や高断熱素材の使用による消費エネルギーの削減) 再生可能エネルギー(太陽光発電・地熱利用・風力発電を活用したエコ住宅の設計) |
心理的満足感 | コミュニケーション促進(家族や住民同士が交流しやすい間取りの設計) リラックス空間(照明・色彩・インテリアデザインを活用した心地よい空間づくり) |
社会的視点 | 地域コミュニティとの調和(街並みとの一体感や地域住民との交流を考慮した都市計画) |
これらの改善テーマを学ぶことで、住環境の質を総合的に向上させ、生活の質を高める ことができます。
物理的な側面から心理的満足感、さらには社会的な視点まで幅広くカバーし、住まいの快適性と持続可能性を両立する設計の考え方を深く学ぶことができます。
生活文化の研究・リサーチ
生活文化の研究・リサーチは、住居学において重要です。
以下に、生活文化の研究・リサーチに関する内容をまとめました。
研究テーマ | 内容 |
---|---|
伝統的な住まいの調査 | 地域の伝統的住居(日本の町家、長屋、合掌造りなど、地域ごとに異なる住宅構造や特性を研究) ライフスタイルの違い(気候や文化の違いによる住まい方の変遷を分析) |
文化的要素の取り入れ | 住宅設計への文化的要素の導入(伝統工法や和室デザインの活用など) インテリアデザインへの応用(和モダンや北欧デザインなど、文化に根ざしたインテリアの研究) エコロジカルな住まい方(伝統的な省エネ技術や自然素材の活用による持続可能な住環境の提案) |
フィールドワーク | 現地調査(実際の住環境や住宅の使われ方を観察・記録) アンケート調査(居住者の意識や住環境の満足度をデータ化) インタビュー(住民や建築関係者からの意見を収集し、住宅設計に反映) |
生活文化の研究を通じて、過去から現在、そして未来の住まい方を理解し、地域の伝統文化を尊重しながら、現代のニーズに応じた住環境を提案 することができます。
これにより、文化の継承と新しい住宅デザインの融合を実現し、持続可能で快適な住まいづくりの発展に貢献します。
これらの学びを通じて、住居学を学ぶことで、快適で健康的な住環境を設計し、住まいの質と生活の質の向上を目指します。
多岐にわたるテーマを総合的に学び、理論と実践を統合し、実際の住環境に活かせる知識とスキルを習得します。
学べる学部の例

住居学を学べる大学の学部はあるのでしょうか?
以下に一例を記載します。
- 建築学部
- 環境学部
- 人間科学部
住居学は住まいに関する学問なので、建築について学ぶ建築学部でカリキュラムの中に組み込まれていることが多いです。
環境学部は、人と地球環境の関係を学ぶ学部です。
住居は人間の生活の基盤であるため、住居が環境に与える影響という観点から、環境学部でも住居学を取り上げる大学があるようです。
また、人が暮らす上で住居がどのように関係し、影響を与えるかという観点から、人間科学部でも住居学を学べる大学があります。
学べる大学の例

住居学を学べる大学の具体例は以下の通りです。
- 甲南女子大学 人間科学部生活環境学科
- 大阪電気通信大学 建築・デザイン学部
- 広島工業大学 環境学部建築デザイン学科
それぞれ見ていきましょう。
甲南女子大学 人間科学部生活環境学科
甲南女子大学の生活環境学科では、衣食住に関わる幅広い知識と技能を学び、社会で活躍する力を育成します。
ファッションコーディネートや住居デザインの実践的な教育を通じて、学生は感性や興味を社会で活かす力を磨きます。
また、持続可能な生活を考える里地里山体験学習など、自然との共生を重視したカリキュラムも特徴です。
甲南女子大学の生活環境学科には以下のような特徴があります。
- フードスペシャリスト、色彩検定®、福祉住環境コーディネーターなど、多様な資格取得を支援。
- 最新の刺繍ミシンや3D着装シミュレーションソフトを用いたファッション制作実習など、実践的な教育プログラム。
- 里地里山体験学習での藍染や陶芸体験を通じ、自然と共生する生活を学ぶ。
そのため、ファッションや住居デザインに興味があり、自然との共生や持続可能な社会の実現を目指す人に向いています。
大阪電気通信大学 建築・デザイン学部

大阪電気通信大学の建築・デザイン学部は、2024年4月に開設され、クリエイティビティとテクノロジーを融合させた教育を提供します。
学生は建築や空間デザインの知識を学び、先進のデジタル技術を駆使して未来を築くクリエイターを目指します。
文理を問わず多様な背景の学生に対応したサポート体制も充実しています。
大阪電気通信大学の建築・デザイン学部には以下のような特徴があります。
- 一級建築士やインテリアコーディネーターなど、多様な資格取得をサポート。
- 学生が地域の活性化を目指すプロジェクトやコンペティションを通じて実践的な学びを提供。
- 文理を問わず、安心して学習や学生生活に打ち込んでもらえる環境がある。
そのため、クリエイティビティとテクノロジーを融合させて建築やデザインの分野で問題解決に取り組みたい人に向いています。
広島工業大学 環境学部建築デザイン学科
広島工業大学の建築デザイン学科では、持続可能で豊かな居住環境の創造を目指し、建築計画、建築環境、建築構造、建築生産、木工・インテリアなど多岐にわたる分野を学びます。
学生は、自然科学と人文・社会科学を横断する視点で居住環境に関する課題に取り組み、デジタル技術を活用した新しいデザインや社会システムの創造を学びます。
広島工業大学環境学部建築デザイン学科には以下のような特徴があります。
- 建築の構造・設備、生産・維持管理を含む幅広く学べる。
- 色彩や照明による空間計画を学び、木材を用いた環境に優しい「ものづくり」に取り組む。
- BIMを含む最新的な建築情報技術を学び、新しい社会システムの創造につなげる。
そのため、持続可能な建築やデザインに興味があり、デジタル技術を駆使して革新的な解決策を模索したい人に向いています。
学んだ後の進路は?

住居学を大学で専攻した人は、卒業後にどのような進路を歩んでいるのでしょうか。
2つの大学について見ていきましょう。
なお、大阪電気通信大学 建築・デザイン学部は2024年4月に新設された学部で就職実績がないため、今回は割愛します。
甲南女子大学 人間科学部生活環境学科
甲南女子大学 人間科学部生活環境学科の2023年度卒業生の進路の就職先の業種とその割合は以下の通りです。
業種 | 割合(%) |
商社 | 22.0 |
メーカー | 17.0 |
流通 | 16.0 |
サービス | 16.0 |
金融 | 14.0 |
情報通信 | 6.0 |
不動産 | 4.0 |
輸送 | 2.0 |
公務員 | 2.0 |
建設 | 1.0 |
広島工業大学 環境学部建築デザイン学科
広島工業大学 環境学部建築デザイン学の2023年度卒業生の進路の就職先の業種とその割合は以下の通りです。
業種 | 割合 (%) |
建設業 | 59.7 |
サービス業 | 18.1 |
不動産・賃貸業 | 8.3 |
製造業 | 6.9 |
卸売・小売業 | 2.8 |
公務 | 2.8 |
情報通信業 | 1.4 |
参照:広島工業大学 環境学部 建築デザイン学科の就職・進学状況
住居学を学べる大学に進学した卒業生は多岐にわたる業種で活躍していることが分かります。
業種傾向は大学によって異なるので、希望の大学の卒業生の進路をホームページやパンフレットで確認するようにしてください。
専門知識が活かせる就職先の例

住居学が活かせる仕事はどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な3つの就職先について解説します。
- 住宅メーカー
- インテリアデザイン会社
- 建築設計事務所
それぞれ見ていきましょう。
住宅メーカー
住宅メーカーは、住居学の知識を幅広く活かせる就職先の一つです。
新築住宅やリフォームの設計、施工、販売、アフターサービスなどを手掛けます。
以下の表に、住宅メーカーでの主な職種とその内容をまとめました。
職種 | 内容 |
設計職 | 顧客の要望に基づいた住宅プランの作成 建築基準法や地域条例に適合した設計図の作成 |
施工管理職 | 工事現場の管理、安全性や品質の確保 |
営業職 | 顧客対応、住まいに関する提案、疑問の解決 |
アフターサービス職 | 引き渡し後の住宅のメンテナンスや修繕 顧客満足度の維持 |
住宅メーカーでは、住居学で学んだ知識が多岐にわたる業務で活かされます。
特に持続可能な住まいづくりやエコロジーに関する知識は、現代の住宅産業で重要です。
インテリアデザイン会社

インテリアデザイン会社は、住居学の専門知識を活かせるもう一つの就職先です。
空間デザインや建築理論、素材選び、色彩の調和などを活かし、居住空間や商業施設の内装をデザインします。
以下に、インテリアデザイン会社での主な業務内容をまとめました。
業務内容 | 詳細 |
プロジェクト企画 | クライアントの要望に基づいたデザインの企画 |
設計図作成 | 設計図の作成、素材の選定、色彩計画 |
施工管理 | 現場での施工管理、設計通りの仕上がりを確認 |
クライアント対応 | 打ち合わせやプレゼンテーションでの提案、設計意図の説明 |
インテリアデザイン会社では、創造力と技術力が求められます。
住居学で得た専門知識やスキルを活かして、効率的かつ美しいデザインを実現します。
建築設計事務所
建築設計事務所も住居学の知識を最大限に活かせる就職先です。
住宅やマンション、商業施設の設計を担当し、住みやすさを考慮した設計を行います。
以下に、建築設計事務所での主な業務内容をまとめました。
業務内容 | 詳細 |
---|---|
建物設計 | クライアントのニーズや土地の条件を考慮し、住宅・商業施設・公共施設などの設計を行う |
リノベーション | 既存の建物の耐震性や機能性を向上させ、現代の生活様式に合わせた改修プランを作成する |
調査・分析 | 建築予定地の環境・地域の特性・住民の生活スタイルを調査し、それに基づいた設計コンセプトを立案する |
プレゼンテーション | 設計意図やコンセプト、設計プランの詳細をクライアントや関係者に分かりやすく伝えるための資料作成・プレゼンを行う |
建築設計事務所では、住居学で培った調査・分析能力や設計のプレゼンテーションスキルが求められます。
理論と実践を統合し、クライアントの夢を形にすることで、快適で持続可能な住環境の実現に貢献します。
住居学に関連するよくある質問

住居学に興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。
よく抱く疑問とその回答を記載していきます。
住居学は理系・文系の文理選択はどっち?
住居学は、文系と理系の要素を兼ね備えた学問です。
一般的には生活科学部や家政学部、生活環境学部などの文系学部に設置されることが多いですが、工学系の建築学科でも一部学ぶことができます。
住居学は住環境やインテリア、生活文化に焦点を当てる一方で、技術的な側面も含むため、文理選択に際してはどちらのコースも考慮に入れることができます。
工学系の大学受験を検討中であれば、理系を選んでおくといいでしょう。
建築学と住居学の違いは?

住居学と似た学問に、建築学があります。
建築学と住居学は、アプローチや目的が異なります。
以下にそれぞれの特徴を表にまとめます。
項目 | 建築学 | 住居学 |
アプローチ | 技術的 | 生活文化的 |
目的 | 建物の設計・施工を通じてより快適な住環境を提供する | インテリアや住環境全体の調和を研究 |
学ぶ内容 | 建物の構造、施工管理、技術的な設計 | インテリアデザイン、住環境の機能とデザイン、生活文化 |
建築学は技術的な観点から建物の設計・施工に重点を置き、構造や耐震性、施工管理といった専門的な知識を学びます。
目指すのは、より安全で快適な住環境を提供することです。
一方、住居学は住環境全体の調和を目指し、インテリアデザインや生活文化の視点から研究を行います。
建物のデザインにとどまらず、生活空間全体をより良くするための総合的な学問です。
建物の設計や施工に興味があり、技術的なスキルを習得したい場合は建築学を選びましょう。
インテリアデザインや生活文化に興味があり、住環境全体をデザインしたい場合は住居学が向いています。
住居学を学んで目指せる資格は?
住居学を学ぶことで目指せる資格には以下のようなものがあります。
資格名 | 説明 |
室内空間の企画・設計・工事監理を行う資格。 建築物のインテリア設計に関する専門的な知識を持ち、空間のデザインや機能性の向上を提案する。 | |
インテリアデザインに関する専門的な知識を持ち、住環境の提案を行う資格。 家具の配置や色彩計画、照明計画などを通じて快適な住空間を作り出すことができる。 | |
高齢者や障がい者が安全で快適に暮らせる住環境を提案する資格。 バリアフリー設計や介護リフォームの知識を活かし、福祉と建築の両面から住環境を改善する。 |
住居学を学ぶことで、インテリアや建築、福祉住環境に関する幅広い専門知識を習得し、さまざまな分野で活躍することが可能になります。
住居学の魅力は?

住居学の魅力は、その総合的なアプローチと生活文化の理解にあります。
魅力 | 説明 |
総合的なアプローチ | 建物のデザインだけでなく、インテリアや住環境全体の調和を学べる。 建物内部の細かな設計から大きな空間のデザインまで、多岐にわたる知識を習得できる。 |
生活文化の理解 | 住居を通じて生活文化や人々のライフスタイルを深く理解できる。 異なる文化や生活習慣に合わせた住環境のデザインを研究することで、国際的な視野を広げることができる。 |
住居学の魅力は、その総合的なアプローチと生活文化の理解にあります。
建物内部のデザインから生活空間全体の調和を学ぶことで、多角的な視点から住環境を考える力を養います。
また、生活文化の側面から住居を研究することで、人々のライフスタイルに合わせた住環境の提案が可能になります。
住居学を学ぶのに向いている・おすすめの人の特徴は?
住居学に向いている人の特徴は以下の通りです。
特徴 | 説明 |
デザインに興味がある | 建物やインテリアのデザインに関心があり、創造的な発想で住環境を作り上げたい人。 |
生活文化を大切にする | 人々の暮らしや文化に興味があり、それを住環境に反映させたい人。 生活文化や歴史、社会学に興味があることが大切。 |
総合的な視点がある | 建物の機能だけでなく、住環境全体を考えられる人。多角的な視点で物事を捉え、総合的な解決策を見つける力が求められる。 |
住居学に向いている人は、デザインに強い興味を持ち、生活文化を大切にする人です。
建物の構造や機能だけでなく、人々の生活や文化に基づいた住環境のデザインを学びたいという意欲が求められます。
また、多角的な視点から物事を捉え、住環境全体を調和させる力が重要です。
まとめ

本記事では、住居学の定義から、学ぶ内容、住居学を学べる大学、学んだ後の進路や就職先、向いている人の特徴までを解説しました。
解説した中でも、住居学に関する重要なポイントを最後に記載していきます。
- 住居学とは、人々が快適に生活するための住環境を研究・設計する学問である
- 学ぶ分野としては、住宅の機能とデザイン、住環境・暮らしの改善、生活文化の研究・リサーチなどが挙げられる
- 住居学を学べる大学の卒業後の主な就職先としては、住宅メーカー・インテリアデザイン会社などが挙げられる
- インテリアデザインに興味がある人・人々の暮らしや文化に興味がある人に住居学はおすすめ
- 住居学を専攻できる大学でも入学後のカリキュラムが異なるので、あなたの興味やキャリア目標に合わせて大学を選ぶ
当記事を通して、住居学についての全体像を理解していただければ幸いです。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。