作成日: 2026/3/30 更新日:2026/3/30
高校生の奨学金を探せるポータル・検索サイトまとめ(給付型/貸与型/留学/分野別)

進学に向けた資金準備では、学校独自の支援、民間財団の公募、海外進学向けの助成など、確認すべき情報源が多岐にわたります。
しかも、対象学年や世帯条件、申請時期によって候補は大きく変わるため、早い段階で情報の集め方を整理しておくことが大切です。この記事では、目的や進路に合わせて使い分けやすい奨学金情報サイトを取り上げ、比較しやすい形でまとめました。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
「大学や専門学校に進学したいが、学費が不安」「奨学金はどこで探せばよいのだろう」。高校生や保護者の多くが抱えるこうした悩みに対し、日本では国、自治体、企業、民間団体などが多様な支援制度を設けています。しかし、募集条件や時期が団体ごとに異なるため、情報が分散して見つけにくいのが実情です。
そこで、複数の制度を横断的に確認できるポータルサイトや検索サービスの活用を推奨します。自身の条件に合う制度を効率的に見つけ、進学資金の不安を解消する一助としてください。本記事では、総合検索から分野別、留学向けまで、目的別に整理して紹介します。
高校生が奨学金を探せる総合ポータル・検索サイト
奨学金を探す際は、まず複数の制度を一括で確認できる総合ポータルサイトの利用が現実的です。国、自治体、民間団体などの情報を個別に調べる手間を省き、給付型や貸与型の違い、募集時期などを整理して比較できます。
ガクシー(Gaxi)
引用元:https://gaxi.jp/
ガクシーは、民間団体、企業、自治体などが実施する多種多様な奨学金を網羅的に検索できる国内最大級のポータルサイトです。
給付型と貸与型の両方が掲載されており、支給額や応募条件が整理されているため、複数の制度を容易に比較できる点が最大のメリットです。特定の条件を指定して検索できる機能により、膨大な情報の中から自分にぴったりの支援策を見つけ出せます。
また、制度の仕組みを解説する基礎コンテンツも充実しており、初めて奨学金を調べる高校生や保護者にとっての情報収集の入り口として適しています。
助成・奨学金情報navi
引用元:https://jyosei-navi.jfc.or.jp/
助成・奨学金情報naviは、公益財団法人助成財団センターが運営する、信頼性の高いデータベースサイトです。
8,000件を超える膨大な助成プログラムを収録している点が最大の特徴です。公的な制度以外に、一般的には見つけにくい民間財団の奨学金や教育助成の情報が豊富に含まれています。分野や対象者などの詳細条件から絞り込みが可能であり、より広い視点で経済的支援を模索したい高校生や保護者に適しています。
奨学金.Net
引用元:https://xn--kus49bd41h.net/
奨学金.Netは、大学や自治体、民間団体が提供する制度を一覧形式で紹介する情報サイトです。
特に給付型奨学金の情報を手厚く掲載しており、返済不要の支援を優先的に探している場合に重宝します。制度ごとに対象や支給内容の概要が簡潔にまとめられているため、複数の候補を素早く比較できる点がメリットです。奨学金の仕組みを解説する記事も用意されており、制度の全体像を把握するのに役立ちます。
日本の学校
引用元:https://school.js88.com/shogakukin/
学校情報サイト「日本の学校」が提供している奨学金情報ページです。大学や専門学校などの進学情報とあわせて、奨学金制度を紹介しています。
最大の特徴は、志望校の検索と並行して、その学校で利用できる奨学金情報を確認できる点にあります。日本学生支援機構(JASSO)の制度解説を中心に、奨学金の基礎知識や申込方法が体系的にまとめられています。
進学先を検討しながら学費の工面についても同時に考えたい高校生にとって、教育情報と資金情報を一括で得られる効率的なプラットフォームです。
奨学金ガイド
引用元:https://school.js88.com/shogakukin/
奨学金ガイドは、全国の大学・短大・専門学校・スクールなどの奨学金情報を検索できるポータルサイトです。学校資料の請求にも対応しており、進学先ごとの奨学金制度をまとめて確認できます。
学校種別や地域から絞り込めるほか、「お金がないけど進学したい」「奨学金や教育ローンを考えるその前に」といった基礎解説コンテンツも用意されています。民間財団の横断検索というより、学校独自の奨学金制度や進学先ごとの支援情報を探したい高校生に向いているサービスです。
給付型・貸与型を含む進学支援サービス
進学費用の不安を解消するには、奨学金の知識だけでなく、入学までにかかる費用の目安や学習支援を含めた総合的な情報が必要です。家庭環境や経済的な背景に応じた支援を行うとともに、進路選択を支える情報を提供しているサービスを紹介します。
Canpass(一般財団法人あしなが育英会)
引用元:https://canpass.ashinaga.org/
Canpassは、あしなが育英会が提供する、経済的な理由で進学に不安を抱える学生のための支援サイトです。
主に親を亡くした学生や親に重い障がいがある家庭の子どもを対象に、進学に必要な情報を整理しています。長年の奨学金事業で培った知見に基づき、進学費用の目安や活用の実例を具体的に掲載しているのが特徴です。単なる制度紹介にとどまらず、将来を見据えた進路選択を支えるサポーターとしての役割を果たしています。
わしまる大学
引用元:https://washimaru-univ.com/
わしまる大学は、給付型奨学金や学費免除のノウハウを詳しく解説している情報サイトです。
返済不要の制度に特化した絞り込み検索機能を備えている点が、独自の利便性です。大学進学にかかる費用の考え方や、制度ごとの条件の違いを学生目線で分かりやすく整理しています。これから情報収集を始める高校生が、奨学金制度の基礎を効率よく理解するための入り口として機能します。
日本の暮らしと海外の学び
引用元:https://nihon-kurashi.net/
日本の暮らしと海外の学びは、奨学金制度に加えて、生活支援、節約術、収入アップ、留学、申請ガイドなどを体系的にまとめている情報サイトです。サイト内には「奨学金」カテゴリがあり、教育費の不安を幅広い角度から調べられる構成になっています。
高校生向けの返済不要な奨学金リストや、理系の高校生・大学生向けの給付型奨学金リスト、採用人数が多い奨学金のまとめなど、条件や目的に応じて制度を深掘りしやすいのが特長です。
支援対象別に奨学金を探せるサイト
一般的な検索では見落としがちな、特定の生活環境や志望分野に限定した支援制度も存在します。対象者が絞られている分、条件が合致すれば採用の可能性が高まるケースもあるため、自身の属性に合わせた専門サイトの確認が重要です。
Miomus(社会的養護のための奨学金検索サイト)
Miomusは、児童養護施設や里親家庭などの社会的養護のもとで生活してきた学生に特化した奨学金検索サイトです。
社会的養護経験者が直面する経済的なハードルを考慮し、そうした学生を優先的、あるいは限定的に支援する制度をデータベース化しています。一般的なサイトでは埋もれてしまいがちな、財団や民間団体による手厚い支援策を見つけやすいのが最大の利点です。
当事者の声やコラムも掲載されており、進学を諦めずに資金を確保するための具体的な道筋を示しています。
社会的養護奨学金リンク集(ドコモ奨学金)
引用元:https://www.mcfund.or.jp/scholarship/link.html
NPO法人モバイル・コミュニケーション・ファンド(MCF)が公開している、社会的養護出身者向けの支援ポータルです。
奨学金だけでなく、生活支援や進学情報を提供する複数のサイトをリンク集として集約しています。NTTドコモの支援による独自の「ドコモ奨学金」情報も掲載されており、経済的支援のネットワークを広げることが可能です。
情報が分散しがちな社会的養護向けの支援策を、一つの入り口から網羅的に確認できる点が強みです。
新聞奨学生ガイド
新聞奨学生制度に関する情報を集約した、就労と進学を両立するためのポータルサイトです。
新聞販売店で働きながら学費支援を受ける仕組みを、初心者にも分かりやすく解説しています。各新聞社の奨学会情報を比較できるほか、パンフレットの一括請求も可能であり、検討段階での情報収集を簡略化できます。自力での進学を志す高校生にとって、仕事の内容や生活リズムを具体的にイメージするための情報が充実しています。
進学分野別に奨学金を探せるサイト
医療など、特定の分野を目指す学生を対象とした独自の支援制度も存在します。
看護師になろう(看護奨学金ポータル)
引用元:https://www.kan-naro.jp/scholarship/condition
病院や医療法人が実施する、看護学生向けの奨学金制度を専門に紹介するサイトです。
「卒業後に一定期間その病院で勤務すると返還が免除される」という、看護分野特有の制度を多数掲載しています。地域や貸与額から条件に合う病院を検索し、複数の制度を容易に比較検討できる点が特徴です。看護師を志す高校生が、将来の就職先を見据えながら資金計画を立てるのに適しています。
看護奨学金Navi
看護学生を対象とした病院奨学金制度を、地域別に一覧形式で紹介する情報サイトです。
各病院が設けている支援額、対象学校、勤務条件などの詳細情報を、比較しやすい構成で提供しています。資料請求機能も備わっており、興味のある病院の最新情報を素早く入手することが可能です。
看護分野への進路が決まっている学生にとって、経済的な不安を解消するための実用的なツールとして機能します。
歯科業界のミライを創るプロジェクト
引用元:https://www.dh-shogakukin.com/
歯科業界のミライを創るプロジェクトは、歯科衛生士を目指す学生と、奨学金制度を設ける歯科医院をつなぐ分野特化型サイトです。サイト上では「歯科衛生士志望の学生と奨学金制度を設ける歯科医院をマッチング」と案内されており、奨学金支援医院一覧も用意されています。
歯科衛生士を目指す高校生に向けて、職業情報と進学後の学費支援の両方をまとめて確認できるのが特長です。
留学向けの奨学金情報サイト
海外留学には多額の費用を要するため、国内の制度とは別に留学専用の支援策を調べる必要があります。
グローバルスタディ海外留学センター
引用元:https://www.global-study.jp/
グローバルスタディ海外留学センターは、留学プログラムの提供とともに、奨学金を活用した渡航プランを提案するサービスです。
特にアメリカの大学などで実施されている返済不要の奨学金制度を活用したプログラムに強みを持っています。円安などの経済状況下でもコストを抑えて留学を実現するための具体的なアドバイスやカウンセリングを提供しているのが特徴です。単なる制度紹介だけでなく、留学そのものの手続きと資金調達を一括して相談したい場合に適しています。
DAAD 奨学金データベース
引用元:https://www.daad.jp/ja/find-funding/scholarship-database/
ドイツ学術交流会(DAAD)が提供する、ドイツ留学に特化した奨学金検索サービスです。
ドイツ政府の支援によるDAAD自体のプログラムに加え、他団体の助成情報もデータベース化されています。学部生から研究者まで、対象分野や期間を指定して詳細な絞り込みが可能です。ドイツへの進学を志望する学生にとって、国レベルでの支援情報を網羅的に確認できる唯一無二のプラットフォームです。
AFS日本協会「奨学金一覧」
引用元:https://www.afs.or.jp/goabroad/year-programs/scholarship/
高校生の交換留学を主導する国際教育団体AFSが、参加者向けに案内している奨学金情報ページです。
提携企業や財団の支援による、留学費用の一部を補助する多様な制度を一覧で紹介しています。各制度の募集条件や応募方法が明示されており、AFSのプログラムを通じて世界へ羽ばたきたい学生にとって不可欠な情報源です。高校生という早い段階での留学を実現するための、資金確保の具体的な選択肢を示しています。
XPLANE(海外大学院向け奨学金データベース)
海外大学院進学を目指す学生を対象に、世界各国の奨学金やフェローシップ情報を集約したサイトです。
国や専門分野、学位ごとに資金支援制度を検索できるデータベースが最大の特徴です。複雑な海外進学の資金計画を立てる際、世界中の多様な支援策を横断的に調べられる点は大きな利点となります。将来的に海外の大学院まで視野に入れている高校生や大学生にとって、長期的な視点での情報収集を可能にします。
きっかけポータル
引用元:https://kikkakeportal.com/
きっかけポータルは、一般社団法人きっかけ総合研究所が運営する、国内外のプロジェクトや奨学金情報を紹介するポータルサイトです。サイト内には「国内奨学金」「海外奨学金」のカテゴリがあり、奨学金を含む多様な機会情報を探せます。
特に、無料海外プログラムや返済不要の奨学金など、一般的な進学情報サイトでは拾いにくい募集情報を横断的に見られるのが魅力です。
企業・団体の支援制度を調べられるサイト
公的な奨学金とは異なり、企業の社会貢献活動(CSR)としての教育支援制度も選択肢に入ります。
日本財団(預保納付金支援事業)
日本財団が実施する、家庭環境等により学習機会が限られている学生を対象とした教育支援事業です。
預保納付金を活用し、学びの機会を広げるための奨学金支援や教育プログラムを展開しています。公的制度とは異なる独自の枠組みで実施されるケースが多く、多様な支援の形を確認する際の参考になります。年度ごとに募集要項や内容が更新されるため、最新の支援状況を注視しておくことが大切です。
奨学金返還支援を調べられるサイト
貸与型奨学金を利用する場合、卒業後の返還負担を軽減する「返還支援制度」の存在も重要です。奨学金の返還支援制度に関する情報を調べられるサイトを紹介します。
奨学金バンク
引用元:https://shogakukinbank.jp/
企業や自治体が実施する、奨学金の返還を代理で行う支援制度を集約したプラットフォームです。就職後に企業が本人に代わって返還を補助する仕組みを、業種や地域から検索できます。
人材確保や地域定着を目的に、近年導入する企業や自治体が増加しています。進学前の段階でこうした出口(返還)の支援策を知っておくことは、将来の健全な資金計画を立てる上で非常に有益です。
まとめ
近年では進学時のみならず、就職後の返還を支援する仕組みも広がっており、学生を支える選択肢は多様化しています。
「どこで探せばよいか分からない」という不安を解消するには、一つのサイトに固執せず、複数のポータルサイトを使い分けることが肝要です。各制度の募集時期や条件は毎年変動するため、常に最新情報を確認しながら、自身の進路に最適な制度を見極めてください。
今回紹介した各サイトを入り口として活用し、学費の不安を希望に変え、理想の進学を実現されることを願っています。
この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。