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作成日: 2026/1/06 更新日:2026/1/06

消防士になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

消防士になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

「消防士のなり方は?」

「消防士になるのに必要な資格は?」

このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、主に以下のことについて解説します。

  • 消防士とはどんな職業なのか
  • 仕事内容・やりがい・給料
  • 消防士になるには何をすべきか
  • 取得すべき資格
  • 向いている人の特徴

また、消防士に関するよくある質問にも答えています。

消防士に興味のある人や、消防士を目指している人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。

​本記事の内容をスライドにまとめた「消防士のなり方ガイド」の受け取りはこちら。​​

この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部

年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。

目次

  • 1 消防士とは
    • 1-1 消防士の仕事内容
    • 1-2 消防士の給料・給与・年収
    • 1-3 消防士のやりがい
    • 1-4 消防士の働き方
    • 1-5 消防士に必要な知識、資格、スキル
    • 1-6 消防士という職業の注意点
  • 2 消防士になる方法
    • 2-1 消防士採用試験を受験する
    • 2-2 消防学校に入校する
    • 2-3 消防署に配属され、実務スタート
    • 2-4 必要に応じて資格を取得し、専門部隊へ進む
  • 3 消防士になりたい高校生の進路
    • 3-1 大学に進学する
    • 3-2 短大や専門学校に進学する
  • 4 おすすめの大学
    • 4-1 ​消防士を目指せるぴったりな大学は年内入試ナビで見つかる
  • 5 おすすめの短期大学、専門学校
  • 6 よくある質問
    • 6-1 消防士に向いている人の特徴は?
    • 6-2 消防士として独り立ちするには何年かかる?
    • 6-3 高卒で消防士になるには?
    • 6-4 消防士に向いていない人は?
  • 7 まとめ


消防士とは

消防士

消防士とは、火災・災害・事故などから人々の生命や財産を守る公的な専門職です。

火事の消火活動だけでなく、救急・救助・防災指導など幅広い仕事を担い、地域の安全を支える重要な役割を持っています。

以下に消防士の仕事内容や給料についてまとめます。

  • 消防士の仕事内容
  • 消防士の給料・給与・年収
  • 消防士のやりがい
  • 消防士の働き方
  • 消防士に必要な知識、資格、スキル
  • 消防士という職業の注意点

それぞれ見ていきましょう。

消防士の仕事内容

消防士の仕事は、単に火を消すだけではありません。

火災、事故、災害、急病など、あらゆる緊急事態に対応し、地域の安全を守るための幅広い役割を担っています。

現場での活動に加え、住民への防災指導や装備の点検など、日常から緊急対応まで多岐にわたる業務をこなす、まさに「地域の守り手」といえる職業です。

以下では、消防士の仕事内容についてまとめました。

  • 消火活動:火災現場で消火を行い、住民の避難誘導や延焼防止に努める
  • 救助活動:交通事故、崩落事故、自然災害などでの救助作業を担当する
  • 救急業務:急病人や負傷者の応急処置・搬送を行う
  • 防災指導:地域の消防訓練や防火講習を通じて、防災意識の向上を図る
  • 設備・車両の点検:消防車・救助用機材の整備や訓練を日常的に実施する
  • 24時間体制での勤務・待機:夜間や休日を含め、緊急出動に備えて勤務・待機する

このように、消防士の仕事内容は現場の消火や救助だけでなく、防災活動や装備の点検、緊急時に備えた待機など、多岐にわたります。

常に地域の安全を守るために行う仕事が積み重なっており、身体的な強さだけでなく、迅速な判断力や責任感も求められる職業です。

地域住民の安心と命を守るために、日々さまざまな場面で活躍しているのが消防士の仕事といえます。

消防士の給料・給与・年収

給料・給与・年収

防士の給料・給与・年収についてですが、公務員としての安定した給与体系が魅力です。

初任給はおおよそ20万円前後から始まり、昇給や各種手当、ボーナスが支給されるため、年収は経験を積むほどに増加します。

特に、危険手当や夜勤手当などが加算されることが多く、他の公務員職と比較しても高めの水準にあると言われています。

職業情報サイトjobtagによると、消防士の年収は329.2万円、月給は20.8万円となっています。

参照:消防官:jobtag

消防士のやりがい

消防士の仕事は、危険と隣り合わせである一方、人々の命や暮らしを直接守ることができる非常に意義のある職業です。

火災や災害などの緊急事態に立ち向かうだけでなく、日頃の防災活動を通して地域社会の安全をつくり出すという使命があります。

その中で得られる達成感や誇りが、消防士の大きなやりがいとなっています。

以下では、消防士のやりがいについてまとめました。

  • 命を救うという大きな達成感:火災や事故で迅速に救助し、被害を最小限に抑えられたときの充実感がある
  • 地域の人々に直接感謝される仕事:防火指導や地域イベントで住民と関わりながら、防災意識を高め、安心感を提供できる
  • 強いチームワークを築ける:危険な現場を共に乗り越える中で、仲間との信頼関係や連帯感が深まる
  • 社会貢献度の高さ:地域全体の安全と生活を支える役割を担い、社会に実質的な価値を生み出せる
  • 自身の成長につながる環境:緊急対応、体力、判断力、メンタル面など多方面で鍛えられ、個人としても大きく成長できる

消防士のやりがいは、命を救うという大きな使命を果たしながら、地域社会に直接貢献できる点にあります。

住民からの信頼や感謝、仲間との強い絆、そして自分自身の成長を実感できることが、この仕事の魅力です。

決して容易な職務ではありませんが、「誰かのために働きたい」「地域を支える存在になりたい」と考える人にとって、消防士は非常にやりがいのある職業だと言えるでしょう。

消防士の働き方

働き方

消防士の働き方は、火災の消火だけにとどまらず、救急対応、災害救助、防火指導など、多方面にわたります。

現場での緊急対応と、地域の防災力を高めるための予防活動の両方を担い、「守る」「救う」「支える」という多角的な役割を果たしています。

また、勤務体系も24時間体制が基本となるなど、特殊な働き方が求められる職業です。

以下では、消防士の働き方についてまとめました。

項目
内容
職種
・消火隊員(火災対応)
・救急隊員(救急救命業務)
・救助隊員(災害・事故の救助)
・予防担当(防火指導・設備確認)
雇用形態
・自治体(市町村/消防本部)の正職員
・地方公務員として採用
・一部、任用職員としての消防団員や臨時職員も存在
働き方の特徴
・24時間勤務(例:24時間勤務→明け休み→非番)
・夜間・休日含め緊急出動が可能な体制
・チーム制での活動が基本
・体力・判断力が求められる
・防災啓発など地域との関わりも多い

消防士の働き方は、消火・救助・救急・防災の4つを軸に、多岐にわたる業務で構成されています。

緊急時には迅速な判断と行動が求められる一方で、日頃の防災活動を通じて地域を支える役割も担っています。

勤務は24時間体制が中心で、仲間との連携を重視するチームワーク型の働き方です。

地域の安心と安全を守るため、現場と予防の両面で活躍するのが消防士の大きな特徴といえるでしょう。

消防士に必要な知識、資格、スキル

消防士は、火災や事故、災害などあらゆる緊急事態に対応する専門職です。

そのため、消火技術や救急対応だけでなく、状況判断・人とのコミュニケーション・強い体力など、多面的な能力が求められます。

地域の安全を守る責任を果たすためには、日々の訓練と専門的な知識の習得が欠かせません。

以下では、消防士に必要な知識、資格、スキルをまとめました。

■必要な知識

  • 消火・防火に関する知識:火災の構造・延焼の仕組み・消火方法・危険物の把握
  • 救急・応急処置に関する知識:心肺蘇生・外傷処置・搬送方法
  • 災害対応の知識:地震・台風・水害への対応方法
  • 防災啓発・地域指導の知識:防火管理・避難訓練の実施方法・地域住民への説明力
  • 法令知識:消防法・危険物取扱いに関する規定の基本理解
  • 危険物:火災や爆発の危険性がある物質の性質や取扱い方法を理解し、消火・救助活動時の二次災害を防ぐ
  • 建物構造:建物の構造や材質による燃え方・崩落リスクを把握し、安全で効果的な消火・救助活動を行う

■必要な資格

消防士になるためには、下記の資格が必要になります。

しかし、消防士として採用された後に資格取得支援制度を活用し、業務の中で順次取得していくことになります。​

  • 救急救命士:高度な救急処置が可能になり、救急隊として活躍できる
  • 大型自動車免許:消防車などの大型車両の運転に必要
  • 危険物取扱者(乙種第4類など):危険物火災の対応時に役立つ
  • 潜水士・ロープ救助関連資格:水難救助や高所救助で活躍できる
  • 消防学校の修了:採用後に基礎訓練を受け、正式な消防士となる

■必要なスキル

  • 冷静な判断力:混乱した状況でも最適な行動を選ぶ力
  • 迅速な行動力:一瞬の遅れが命を左右するためスピードが重要
  • 高い体力・持久力:重装備での消火・救助作業に耐える体力が必須
  • コミュニケーション能力:住民への説明やチームとの連携に必要
  • 強いメンタル・精神力:危険な現場や緊張感のある業務に対応する力
  • チームワーク力:複数の隊員と連携し、安全かつ効果的に活動する能力

消防士として地域を守るためには、専門知識、必要資格、そして実践的なスキルがバランスよく求められます。

消火や救助の知識はもちろんのこと、住民への防火指導やチームで行う現場活動には、コミュニケーション能力や冷静な判断力が欠かせません。

さらに、強い体力と精神力を維持するための継続的な訓練も必要です。

消防士を目指す人は、これらの要素を理解し、計画的に準備することで、地域社会に大きく貢献できる存在となるでしょう。

消防士という職業の注意点

注意点

消防士は「人の命を守る」という大きな使命を持つ一方で、危険な現場で活動することも多く、強い責任感と覚悟が求められる職業です。

激しい業務内容や特殊な勤務体系から、事前に理解しておくべきポイントがいくつか存在します。

消防士を目指す際には、華やかなイメージだけでなく、その裏にある厳しさや負担にも目を向けることが大切です。

以下では、消防士という職業の注意点をまとめました。

注意点
詳細
危険と隣り合わせの業務が多い
火災現場・災害現場では常にリスクを伴い、安全管理と冷静な判断が求められる
心身への負担が大きい
重装備での活動、緊急対応の連続、ショッキングな場面に遭遇することでストレスが蓄積しやすい
勤務時間が不規則である
夜間・休日の出動や24時間勤務が基本となり、生活リズムが乱れやすい
家族への負担が生じやすい
不規則勤務や危険性の高さから、家族に心配をかけることも多い
体力維持が必須で自己管理が必要である
常に高い体力が求められるため、日常的なトレーニングが欠かせない
厳しい訓練や規律がある
消防学校や現場での訓練は厳しく、チーム全体の安全を守るため規律遵守が必須

消防士は、人々の命や財産を守る非常にやりがいのある職業ですが、危険性や心身の負担、不規則な勤務といった注意点も伴います。

使命感や責任感を持って働ける一方、日々の体力管理やメンタルケア、家族との理解も欠かせません。

消防士を志す人は、こうした現実をしっかり理解したうえで、自分の適性やライフスタイルに合うかどうかを考えることが重要です。

準備を整えれば、人々の安全を守る大きな達成感を得られる、意義あるキャリアを築くことができるでしょう。

消防士になる方法

なる方法

消防士になるにはどのようなことが必要なのでしょうか。

ここでは、消防士のなり方の具体的なステップについて紹介します。

  • 消防士採用試験を受験する
  • 消防学校に入校する
  • 消防署に配属され、実務スタート
  • 必要に応じて資格を取得し、専門部隊へ進む

それぞれ見ていきましょう。

消防士採用試験を受験する

消防士になるための最初のステップは、自治体が実施する「消防士採用試験」を受験することです。

筆記試験、体力試験、面接、適性検査などが行われ、総合的な能力が評価されます。

特に体力試験では走力・筋力・持久力が求められるため、日頃からのトレーニングが重要です。

試験の内容は自治体により異なるが、一般的には以下が実施されます。

  • 筆記試験:一般教養
  • 体力試験:走力・筋力・持久力など
  • 面接試験:志望動機・適性・人物評価
  • 適性検査:性格・心理テスト

試験に合格すると、地方公務員として正式に採用されます。

以下では、消防士採用試験の受験資格についてまとめました。

項目
条件
学歴
高卒以上
年齢
18歳以上おおむね30歳程度まで(自治体により変動)
国籍
日本国籍を有する者
身体条件
視力(矯正視力含む)が一定基準以上
聴力・色覚に大きな問題がない
心肺機能・四肢の運動能力に支障がない
体力
体力試験に対応できる基礎体力が必要
健康状態
健康診断において勤務に支障がないこと
法律上の欠格事項
禁錮以上の刑や公務員としての欠格条件に該当しないこと
運転免許
普通自動車運転免許(AT限定不可の場合あり)

受験資格や試験の内容は自治体ごとに異なります。

例えば下記は東京消防庁の試験で、多くの種類の試験が用意されています。

参照:東京消防庁 職員募集

消防士採用試験を受験する場合は、各自治体の試験概要をよく確認してください。

消防学校に入校する

消防学校

採用後は、全員が都道府県の「消防学校」に入校して、数ヶ月〜1年間の基礎訓練を受けます。

ここで、消火技術、救助技術、救急対応、ロープ訓練、規律訓練など、消防士として必要な知識と技術を徹底的に学びます。

消防学校はとても厳しい環境ですが、この期間で現場に出るための実践力と精神力が養われます。

消防署に配属され、実務スタート

消防学校を修了すると、所属する消防本部の消防署に配属されます。ここからが消防士としての実務の始まりです。

消火隊や救急隊、救助隊などの部署に配属され、先輩隊員の指導を受けながら現場で必要な技術や判断力を磨いていきます。

日常では訓練や消防車両・資機材の点検、防火指導なども担当し、地域の安全を守るための準備を整えます。

必要に応じて資格を取得し、専門部隊へ進む

専門部隊

消防士として経験を積むと、さらに活躍の幅を広げるためにさまざまな資格を取得できます。

例えば、

  • 救急隊員として活動するための「救急救命士」
  • 大型消防車を運転するための「大型自動車免許」
  • 危険物火災に備える「危険物取扱者」
  • 水難救助のための資格「潜水士」
  • 大規模災害や倒壊建物などの高度な救助現場で活動するための「特別救助隊員」
  • 河川・海・水害現場など水域での救助活動を行うための「水難救助隊員」
  • 山岳地帯での遭難や事故に対応するための「山岳救助隊員」
  • 有害物質や化学事故に対応するための「化学災害対応隊員(NBC災害対応要員)」

などです。

実力と資格を重ねることで、レスキュー隊や救急隊など専門性の高い部隊への道が開かれます。

消防士になりたい高校生の進路

高校生の進路

消防士になりたい高校生の進路はどのようなものがあるのでしょうか。

代表的な進路について解説します。

  • 大学に進学する
  • 短大や専門学校に進学する

それぞれ見ていきましょう。

大学に進学する

消防士を目指すうえで大学進学は、幅広い知識を身につけながら将来の選択肢を広げられる進路です。

一般教養や専門知識を深められるため、採用試験の筆記対策にも役立ちます。

また、大学卒は初任給や昇進面で有利になるケースもあるため、計画的に消防士を目指したい人に向いている進路です。

おすすめの学部・学科

  • スポーツ科学部・体育学部
  • 健康科学系学部
  • 工学部
  • 医学・看護・救急医療系学部

学べる内容

  • 体力科学・運動生理学:消防士に必要な体力づくりの基礎がわかる
  • 防災工学・建築構造:火災発生の仕組み、建物火災の危険性を理解できる
  • 救急医療・応急処置:救急隊員として必要な知識に直結
  • コミュニケーション・心理学:住民対応や現場での判断力に役立つ
  • 一般教養:採用試験対策にも有利

大学進学は、基礎学力と専門知識の両方をしっかり身につけられる進路です。

筆記試験や体力試験への備えに加え、将来の専門部隊への道も広がりやすくなります。

長期的視野で消防士を目指したい人にとって、大学進学は非常に有効なルートと言えるでしょう。

短大や専門学校に進学する

短大・専門学校は、大学よりも短期間で実践的なスキルを身につけたい人に向いている進路です。

消防士採用試験に直結するカリキュラムや、公務員試験対策を強化している学校が多いのが大きな特徴です。

2年以内で現場で役立つ力を身につけたい人におすすめです。

おすすめの学部・学科

  • 公務員系学科:消防コース/公務員科
  • スポーツ・健康科学系学科
  • 救急救命学科
  • 防災・安全管理系学科

学べる内容

  • 公務員試験対策
  • 筋力トレーニング・体力強化プログラム
  • 救急救命スキル
  • 災害対応・ロープワーク・資器材操作など実務訓練
  • 防災知識や地域安全に関する基礎学習

短大や専門学校は、消防士採用試験に必要な知識や体力を効率よく身につけられる実践的な環境です。

短期間で「即戦力」を目指したい人や、公務員試験のサポートを受けながら準備を進めたい人に最適な選択肢です。

早く現場で活躍したい人にとって心強い進路と言えるでしょう。

おすすめの大学

おすすめの大学

以下では、消防士を目指す方におすすめな大学を紹介します。

大学名
所在地
学部学科
特徴
千葉科学大学
千葉県

危機管理学部

危機管理学科

防災・危機管理を専門的に学べる国内でも珍しい学部
火災・災害・テロ・事故など多様な危機に対する理論と実践を学習できる
消防・警察・自衛隊など公務員志望者向けのカリキュラムや講座が充実
現場想定訓練やシミュレーションを取り入れた実践教育が強み
国際武道大学
千葉県

体育学部

体育学科

体育・スポーツ科学を中心に、体力づくりと指導力を身につけられる大学
消防士に必要な体力・持久力・運動能力の強化に最適な環境
トレーニング理論やスポーツ医科学など、体力管理の専門知識が学べる
公務員試験対策や体力試験対策のサポートが手厚い

大学進学は、消防士として働くうえで必要となる「体力」「防災知識」「健康管理」「コミュニケーション力」を総合的に身につけることができる進路です。

防災や危機管理を専門に学べる学校や、体力づくりに優れた環境がある大学は、将来の消防士としての基礎力を大きく高めてくれます。

また、大学卒は採用後のキャリアの幅も広がり、昇進や専門部隊への道にもプラスに働く場合があります。

「広い学び」と「長期的な成長」を求める人にとって、大学進学は非常に有効な選択肢と言えるでしょう。

参考:消防官(消防士)を目指せる大学の例はこちら

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おすすめの短期大学、専門学校

おすすめの短期大学、専門学校

以下では、消防士を目指す方におすすめな短期大学や専門学校を紹介します。

学校名
所在地
学部学科
特徴
弘前医療福祉大学短期大学部
青森県
救急救命学科
2年間で救急救命士国家試験の受験資格が取得できる短期大学
医療・解剖生理・救急医学・応急処置などを学べる
シミュレーション実習や現場想定トレーニングが充実しており、消防士の中でも救急隊を目指す学生が多い
大原簿記ビジネス公務員専門学校京都校
京都府
公務員公安系コース(消防官コース)
消防士採用試験の合格を目指すカリキュラムが整っている
筆記試験から体力試験対策までサポートがある
面接指導や模擬面接など対人試験の対策が手厚く、公務員合格実績が高い
北海道ハイテクノロジー専門学校
北海道
救急救命士学科
救急救命士の国家資格取得を目指す3年制学科
充実した実習施設と最新シミュレーターを活用できる
消防本部での研修や医療機関での臨床実習など、現場経験が豊富で、国家試験対策が強い

短大や専門学校は、消防士として必要な知識やスキルを短期間で効率よく身につけたい人にぴったりの進路です。

救急救命士を目指す学科では、医療知識や高度な救急技術を実践的に学べるため、将来「救急隊」で活躍したい人に特に適しています。

また、公務員コースを設置している専門学校は、消防士採用試験の筆記・体力・面接対策が整っており、合格への近道となります。

すぐに実務力を磨きたい、採用試験に強い環境で準備したいという人にとって、短大・専門学校は非常に有力な選択肢と言えるでしょう。

よくある質問

FAQ

消防士に興味がある人はどんなことを疑問に思うのでしょうか。

よくある質問とその回答を記載していきます。

消防士に向いている人の特徴は?

消防士は、火災・事故・災害など、あらゆる緊急時に人々の命を守る仕事です。

そのため、体力や技術だけでなく、強い責任感や精神力、チームで行動する姿勢など、多面的な資質が求められます。

「人のために動ける力」と「冷静な判断力」の両方が必要なため、向いている人の特徴を知っておくことは、進路選択の大切なポイントです。

以下では、消防士に向いている人の特徴をまとめました。

特徴
詳細
困っている人を助けたいという使命感がある人
人命救助のため、利他的な気持ちが原動力になる
体力に自信があり、鍛えることが苦にならない人
消火活動や救助作業には持久力・筋力が必須で、トレーニングが欠かせない
冷静に判断できる人
緊急時でもパニックに陥らず、最善の行動ができる
チームワークを大切にできる人
消防士は常に複数人で動くため、協調性と連携力が欠かせない
ストレス耐性が高い人
危険現場やショックの大きい場面に立ち会うため、精神的な強さが求められる
規律やルールを守れる人
自分の行動が仲間や市民の安全に直結するため、確実な行動が求められる
コミュニケーション能力がある人
住民への防火指導、チームとの連携など、人と関わる場面が多い

消防士に向いている人は、体力面だけでなく、強い使命感や冷静な判断力、仲間を信頼して行動できるチームワーク力を備えた人です。

危険な現場に立ち向かう場面もあるため、精神的なタフさやストレスへの耐性も重要です。

こうした特徴を持つ人は、消防士として地域を守り、人々の命を支えるという大きな役割にやりがいを感じながら活躍できるでしょう。

消防士として独り立ちするには何年かかる?

独り立ち

消防士として現場で独り立ちできるようになるまでの期間は、採用試験に合格してからを起点にすると、約1〜2年程度が一般的です。

高校卒業後すぐに採用試験を受けて合格した場合、まず消防学校で約6か月〜1年間の初任教育を受け、その後に消防署へ配属されます。

配属後は実務経験を積みながら、現場で一人前として任されるまでに数か月〜1年ほどかかるため、試験合格から独り立ちまでのトータルはおおよそ1〜2年と考えられます。

一方で、大学や専門学校に進学したうえで採用試験を受ける場合は、進学期間(2〜4年)を経た後に同様のステップを進むことになります。

したがって、最短ルートは「高卒→採用試験合格→消防学校」です。

進学ルートを選ぶ場合でも、その期間は無駄ではなく、体力・学力・防災知識を深めたうえで消防士としてのキャリアをスタートできます。

高卒で消防士になるには?

高卒で消防士になるには、まず自治体の消防士採用試験を受ける必要があります。

試験では一般教養や体力試験、面接が実施されるため、高校在学中から勉強と体力づくりを並行して進めることが重要です。

合格後は消防学校で数ヶ月〜1年の初任教育を受け、消防署に配属されます。

高卒採用は毎年一定数があり、若い段階から現場経験を積めるのが大きなメリットです。

早く消防士として働きたい人や、実務経験を重ねながらキャリアアップしたい人にとって、高卒からの消防士ルートは非常に有効な選択肢といえます。

消防士に向いていない人は?

消防士は、危険な現場で活動するため、身体的・精神的な適性が必須とされています。

そのため、次のような場合は消防士になるのが難しいことがあります。

以下では、消防士に向いていない人についてまとめました。

特徴
詳細
視力・聴力が基準に満たない人
重度の近視・色覚異常・聴力障害などは採用基準に影響する場合がある
基礎体力が著しく不足している人
持久力・筋力・心肺機能が低いと体力試験に合格できない
強いストレス環境に耐えられない人
緊急現場では冷静さと判断力が求められるため、ストレス耐性がないと難しい
チームで行動するのが苦手な人
消防士は常に複数で動くため、協調性や連携力が欠かせない
精神的な安定が維持できない状態の人
危険現場や命に関わる業務が多いため、精神面の適性が重要

なお、基準は自治体によって異なるため、視力・体力などに不安がある場合は、必ず募集要項や相談窓口で確認することが大切です。

まとめ

まとめ

本記事では、消防士の定義から仕事内容・給料・やりがい・なり方・向いている人の特徴までを解説しました。

解説した中でも、消防士に関する重要なポイントを最後に記載していきます。

  • 消防士とは、火災・事故・災害など、あらゆる緊急事態から人々の生命・身体・財産を守る公的専門職である
  • 主な仕事は、火災現場での消火活動、交通事故や災害現場での救助、急病人への救急対応、防火指導や地域への防災啓発活動などが挙げられる
  • 消防士に取得必須の資格は「特にない」が、採用後に消防学校の初任教育を修了することが必要であり、さらに現場で活躍するためには「救急救命士」「大型自動車免許」「危険物取扱者」などの資格取得が望ましい
  • 人命救助に強い使命感を持つ人・体力に自信がありチームで行動できる人に消防士はおすすめ
  • 消防士になりたい高校生は、体力づくりに取り組みながら、公務員試験対策や防災・健康科学などを学べる学校に進学するのがおすすめ

本記事で解説した内容は、「消防士のなり方ガイド」でまとめています。

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消防士のなり方・必要な資格・仕事内容を解説

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この記事の監修者

竹内 健登

竹内 健登

東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。


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