作成日: 2025/11/21 更新日:2026/5/11
診療放射線技師になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説

「診療放射線技師のなり方は?」
「診療放射線技師になるのに必要な資格は?」
この記事では、主に以下のことを解説します。
- 診療放射線技師になる方法
- なるのは難しいか
- 25歳の年収はいくらか
- 放射線技師は勝ち組か
- 何年でなれるか
- 仕事内容・やりがい・給料・働き方
- おすすめの大学・専門学校
診療放射線技師に興味のある人や、診療放射線技師を目指している高校生はぜひ最後まで読んでみてください。
診療放射線技師に興味のある人や、診療放射線技師を目指している人に向けてわかりやすく解説しますので、最後までご覧ください。
この記事を書いた人

年内入試ナビ編集部
年内入試ナビ編集部は、総合型選抜並びに推薦入試対策の専門塾ホワイトアカデミー高等部の講師経験者で構成されています。 編集部の各メンバーは社会人のプロ講師という立場で高校生の総合型選抜や公募推薦・指定校推薦対策のサポートを現役で担当しています。 メンバーの一例としては、「大学受験の指導実績が15年越えの講師や総合型選抜・公募推薦対策の専門塾を現役で運営している塾長、教員免許保有者等が在籍。 各教員の指導経験に基づいた実体験の情報をベースに年内入試関連の様々な情報を定期的に配信しています。
目次
診療放射線技師になる方法
診療放射線技師として働くには、国家資格「診療放射線技師免許」の取得が必須です。
取得するには以下の2つのステップを踏む必要があります。
ステップ | 内容 |
①養成施設で専門課程を修了する | 厚生労働大臣が指定した大学・短大・専門学校の診療放射線技師養成課程に進学し、3〜4年間の専門教育を修了する |
②診療放射線技師国家試験に合格する | 年1回(例年2月)実施される国家試験に合格し、免許申請を行う |
独学や通信講座だけでは受験資格を得られません。
養成施設への通学と所定のカリキュラム修了が必須です。
診療放射線技師国家試験の概要
項目 | 内容 |
実施主体 | 厚生労働省 |
試験日 | 年1回・例年2月 |
試験形式 | マークシート方式(五肢択一など)午前・午後の2部構成 |
出題科目 | 放射線物理学・放射線機器工学・画像工学・放射線生物・防護学・臨床画像学・放射線治療学・核医学・解剖・生理・病理学など |
合格基準 | 総得点120点以上/199点(60%以上)かつ0点の科目が1科目以下 |
受験手数料 | 38,400円 |
直近の合格実績
回(年度) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率(全体) | 合格率(新卒) |
第78回(2026年2月実施) | 3,506人 | 2,670人 | 76.2% | 83.8% |
第77回(2025年2月実施) | — | — | 84.7% | 92.2% |
第76回(2024年2月実施) | — | — | 79.5% | 86.3% |
第75回(2023年2月実施) | — | — | 87.0% | 94.1% |
過去5年間の合格率は76〜87%の範囲で推移しています。
新卒と既卒では合格率に大きな差があり、第78回では新卒83.8%に対し既卒は約20%でした。
在学中にしっかりと準備し、現役合格を目指すことが重要です。
参照:第78回診療放射線技師国家試験の合格発表について|厚生労働省
国家試験合格後の免許申請
国家試験合格後、都道府県を通じて厚生労働省に免許申請を行います。
免許証が交付されて初めて、診療放射線技師として医療機関で働けます。
診療放射線技師になるのは難しいですか?
養成施設への入学・修了と国家試験合格という2段階が必要な点で、一定のハードルはあります。
ただし、医師・薬剤師などと比べると難易度は低く、適切な準備をすれば確実に合格を目指せる資格です。
難しさの要因 | 詳細 |
養成施設への通学が必須 | 独学や通信では受験資格が得られない。3〜4年間の専門教育が必要 |
国家試験の難易度 | 合格率は例年76〜87%程度。既卒になると合格率が大幅に低下する(第78回では約20%) |
試験範囲が広い | 放射線物理・画像工学・解剖生理・核医学など多岐にわたる科目への対応が必要 |
継続的な学習が必要 | 在学中の臨床実習と並行して国家試験対策を進める必要がある |
一方で、養成施設のカリキュラムは国家試験合格を見据えて設計されており、体系的に学べば現役合格は十分に可能です。
合格率が年によって変動するのは、問題の難易度差によるもので、基礎力を確実に固めることが対策の核心です。
25歳の放射線技師の年収は?
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、診療放射線技師の平均年収は約556万円です。
25歳時点(卒業後2〜3年目)では、350〜420万円程度が目安となります。
25歳前後の年収に影響する要素
要素 | 内容 |
勤務先の規模 | 大学病院・大手総合病院は給与が高い傾向。クリニックや健診センターはやや低め |
夜勤・当直手当 | 夜勤・当直のある職場は手当が加算され、年収が大きく上がることがある |
地域 | 首都圏・大都市圏は地方より高い傾向がある |
資格・認定 | 検診マンモグラフィ撮影認定など追加資格の保有で評価が上がる場合がある |
25歳以降も経験を積むに従って昇給が見込まれます。
50代後半での男性の平均年収ピークは約719万円(令和7年賃金構造基本統計調査)と報告されています。
放射線技師は勝ち組ですか?
収入・安定性・社会的需要の観点からは、診療放射線技師は「条件のよい職業」のひとつといえます。
「勝ち組」とされる主な理由
理由 | 詳細 |
平均年収が全産業平均を上回る | 令和6年度の平均年収は約550万円。全産業平均(約478万円)を大きく上回る |
国家資格による安定性 | 免許は更新不要で生涯有効。転居・育休復帰後も同じ資格で就職できる |
高齢化社会で需要が拡大している | 検査件数の増加・MRI・CTの普及拡大・がん治療の高度化により需要が増えている |
夜勤手当で収入を上乗せできる | 病院勤務では夜勤・当直手当が加算され、年収が大幅に増えることがある |
AI・デジタル化の恩恵を受けやすい | AI診断支援の活用で、診療放射線技師の専門性はむしろ高まる方向にある |
注意すべき点
注意点 | 詳細 |
職場によって待遇に差がある | 大学病院とクリニックでは収入・業務量ともに差がある |
夜勤・シフト勤務の負担 | 病院勤務では不規則な生活になりやすい |
放射線被ばく管理の責任 | 常に被ばく量に気を配る緊張感が伴う |
「安定した専門職として長く働きたい」という人には、診療放射線技師は魅力のある職業です。
放射線技師は何年でなれる?
高校卒業後に養成施設に進学する場合、修業年限は学校の種類によって異なります。
ルート | 修業年限 | 最短でなれる年数 |
4年制大学(診療放射線技師養成課程) | 4年 | 高校卒業後4年 |
3年制専門学校 | 3年 | 高校卒業後3年 |
高校生には3年制専門学校への進学が最短ルートです。
4年制大学は1年長くかかりますが、学士の学位取得・研究・大学院進学・キャリアの幅という点で優位性があります。
「早く現場に出たい」場合は3年制専門学校、「専門性を深めたい・管理職を目指したい」場合は4年制大学が向いています。
なお、一般の4年制大学(医療系以外)を卒業してから養成施設に進む場合は、さらに3年程度かかります。
診療放射線技師とは
診療放射線技師とは、医師の指示のもとで放射線機器を操作し、画像検査や放射線治療の補助を行う専門職です。
診療放射線技師法に基づく国家資格を持ち、「体の中を撮る専門家」として医師の診断・治療を支えます。
レントゲン・CT・MRIなどの機器を安全かつ正確に扱いながら、患者と直接接することも多い仕事です。
主な仕事内容
業務内容 | 詳細 |
レントゲン撮影 | 骨折や肺の病気などを調べる基本的な撮影 |
CT操作 | X線を使って体の断面画像を撮影し、診断に必要な情報を提供する |
MRI操作 | 強力な磁場と電波を用いて体内の詳細な断面画像を撮影する |
マンモグラフィ | 乳房専用のX線装置で乳がんなどの早期発見を目的とした撮影を行う |
血管造影 | 造影剤を用いて血管の形態や血流を可視化し、診断や治療に役立てる |
核医学検査 | 放射性同位元素を用いて臓器や組織の機能を評価する検査を行う |
放射線治療の補助 | がん治療における放射線照射の準備・機器操作を担う |
被ばく管理 | 患者と自身が必要以上に放射線を浴びないよう管理する |
画像管理(PACS) | 撮影した医療画像をデジタルで保存・管理・共有し、診療に活用する |
患者対応 | 検査前の説明や不安を抱える患者への声かけを行う |
診療放射線技師が働く場所
勤務先 | 職場の特徴 |
病院(総合病院・大学病院) | 24時間体制が多く、CT・MRI・救急撮影・放射線治療など幅広い検査を担当する |
クリニック(外来中心) | 一般撮影・超音波など業務範囲が限定的で、勤務時間が安定しやすい |
健診センター | 胸部X線・マンモグラフィ・骨密度測定が中心。土日休みの職場が多い |
放射線治療施設 | 治療分野に特化し、精密な操作と継続的な患者対応が求められる |
医療機器メーカー | 医療機関への機器導入支援・操作指導・研修が中心業務になる |
研究機関・大学 | 画像解析・研究データ取得・装置管理など、臨床より研究寄りの業務を担う |
自治体・行政機関 | 放射線管理・住民健診対応など公的業務が中心で規則的な勤務体系が多い |
診療放射線技師のやりがい
やりがい | 詳細 |
画像で医療を支えられる | 正確な撮影・画像処理が診断の精度向上に直結し、医師が判断しやすい画像を提供できた実感を得られる |
専門技術を発揮できる | CT・MRI・超音波など多様な装置を扱い、習得した技術を日々の検査で直接活かせる |
患者との信頼関係を築ける | 検査前の説明や不安の軽減を通じて、短時間でも患者に安心を提供できる |
幅広い領域に関わる | 外来・病棟・救急・手術室・放射線治療など多様な現場で求められる |
医療安全に貢献できる | 放射線量管理や装置点検を通じ、安全で正確な検査環境を維持する役割を担う |
技術進化に対応できる | AI支援診断・新しい撮影法など技術の更新が多く、学びがそのまま現場で生かされる |
チーム医療の一員として働ける | 医師・看護師・臨床検査技師などと協力し、検査の進行や情報共有を行う |
診療放射線技師の働き方
診療放射線技師は、勤務先の種類によって働き方が大きく異なります。
勤務先・形態 | 特徴 | メリット | デメリット |
大学病院・総合病院(常勤) | シフト制・夜勤あり。救急対応・幅広い検査を担当 | 高度な技術と経験を積める。夜勤手当で収入が上がる | 生活リズムが不規則になりやすい |
クリニック(常勤) | 日勤中心。定型的な検査が中心 | 勤務時間が安定しやすく家庭と両立しやすい | 経験できる検査の種類が限られる |
健診センター(常勤・契約) | 定型検査が中心。土日休みが多い | 生活リズムが整いやすい | 繁忙期と閑散期の差が大きい場合がある |
医療機器メーカー(正社員) | 医療機関への出張が多い | 技術の最前線に触れられる | 出張が多い場合がある |
診療放射線技師免許は更新不要で一生涯有効です。
産休・育休後の職場復帰もしやすく、転居後も同じ資格で就職できます。
診療放射線技師に必要な知識・資格・スキル
大前提として、診療放射線技師として働くには国家資格の取得が必須です。
それに加えて、以下の知識・スキルが現場で求められます。
必要な知識
分野 | 内容 |
解剖学・生理学・画像解剖学 | 人体の構造や臓器の位置・機能を理解し、正確な撮影に役立てる |
放射線物理学・放射線生物学 | 放射線の性質や人体への影響を理解する |
放射線防護 | 患者と自身の被ばくを最小限に抑える方法を習得する |
画像工学 | CT・MRIなどの医療画像を扱う技術の基礎 |
放射線治療学・核医学 | 治療や核医学検査の実施に必要な専門知識 |
あると有利な資格
資格 | 概要 |
検診マンモグラフィ撮影認定技術者 | マンモグラフィ撮影の専門技術を証明する認定資格 |
救急撮影認定技師 | 救急現場での撮影技術を証明する認定資格 |
第1種放射線取扱主任者 | 放射線管理の専門性を示す国家資格 |
必要なスキル
スキル | 内容 |
撮影技術 | 正確で安全な画像を取得する能力 |
患者への説明力・対応力 | 検査内容をわかりやすく伝え、不安を和らげる力 |
機器の点検・トラブル対応 | 機器異常時の初期対応や定期点検の実施 |
被ばく管理 | 患者の被ばく量を把握し、安全に検査を行う力 |
PCリテラシー | PACSなどの画像管理システムを操作する能力 |
冷静な判断力 | 救急対応など緊急時でも落ち着いて動ける力 |
診療放射線技師という職業の注意点
注意点 | 詳細 |
放射線被ばく管理の徹底が必要 | 自分と患者の被ばく量を常に意識し、装置設定や防護具の使用を適切に行う必要がある |
緊急対応への備えが必要 | 救急撮影や急変対応が発生する場合があり、迅速な判断と動作が求められる |
夜勤・シフト勤務の負担 | 病院勤務では夜勤や早番・遅番が発生することがあり、生活リズムの調整が必要 |
機器トラブルへの対処 | CT・MRI・X線装置などの不具合に即時対応する場面があり、基本的な機器知識が欠かせない |
患者対応のプレッシャー | 痛みや不安の強い患者も多く、短時間で状況を把握しながら説明する場面が続く |
継続学習が必要 | AI支援診断・新撮影法・装置更新など変化が多く、学び続ける姿勢が求められる |
既卒になると合格率が急低下 | 国家試験の既卒合格率は約20%(第78回)。在学中に現役合格することが重要 |
高校生の進路
診療放射線技師を目指す高校生は、高校卒業後に診療放射線技師養成課程のある大学・専門学校へ進学する必要があります。
大学に進学する
厚生労働大臣指定の養成課程(診療放射線技師学科・放射線技術学科など)を持つ4年制大学に進学します。
メリット | デメリット |
学士の学位を取得できる | 修業年限が4年間と長い |
基礎医学・研究科目も深く学べる | 学費が専門学校より高くなる場合がある |
大学院進学・管理職を目指しやすい | — |
就職先・キャリアの選択肢が広がる | — |
大学では、臨床現場での実習期間も豊富に確保されており、多様な検査経験を積めます。
専門学校に進学する
3年制の専門学校で診療放射線技師の養成課程を修了することで、国家試験の受験資格を得られます。
メリット | デメリット |
最短3年で受験資格を取得できる | 学士の学位は得られない |
実技・国試対策に特化したカリキュラム | 大学院進学には追加の単位取得が必要な場合がある |
大学より学費を抑えられる場合がある | — |
「早く現場で働きたい」「費用を抑えたい」という人には3年制専門学校が向いています。
おすすめの大学
診療放射線技師を目指す高校生におすすめの大学を紹介します。
順天堂大学 保健医療学部 診療放射線学科
基礎から専門まで段階的に学べるカリキュラムが整備された大学です。
特徴 | 内容 |
資格取得 | 国家試験対策に加え、第1種放射線取扱主任者の資格取得も目指せる環境が整っている |
教育体制 | 教員の手厚い指導体制で高い合格実績を維持している |
就職実績 | 大学病院・総合病院・研究機関への就職実績が豊富 |
参照:順天堂大学 保健医療学部
北里大学 医療衛生学部 診療放射線科学専攻
画像診断・放射線治療に関する専門知識を実践的に学べる環境が整った大学です。
特徴 | 内容 |
先端医療対応 | 先端医療に対応できるカリキュラムで、高い臨床力を養成している |
チーム医療 | 医師・看護師など多職種と連携するチーム医療の実践力も身につけられる |
実習環境 | 北里大学病院・関連施設との連携実習で現場感覚を早期から養える |
参照:北里大学 医療衛生学部
杏林大学 保健学部 診療放射線技術学科
基礎知識から専門技術まで段階的に修得できるカリキュラムを提供する大学です。
特徴 | 内容 |
臨床実習 | 附属病院などでの充実した臨床実習で実践力を強化できる |
就職・国試支援 | 国家試験対策と就職支援の体制が整っており、安心して学べる環境がある |
カリキュラム | 放射線診断・治療・核医学にわたる総合的な教育が受けられる |
参照:杏林大学 保健学部
おすすめの専門学校
中央医療技術専門学校
診療放射線学科のみの単科校で、昼間部と夜間部を設置しています。
特徴 | 内容 |
実績 | 開校以来7,800人以上の卒業生を輩出し、就職率・国家試験合格率ともに高水準を維持している |
サポート | 実習や試験対策のサポート体制が充実している |
夜間部 | 働きながら学ぶことを検討している人にも対応できる |
参照:中央医療技術専門学校
城西放射線技術専門学校
夜間課程を設置し、働きながら診療放射線技師を目指せる環境を提供する専門学校です。
特徴 | 内容 |
夜間課程 | 昼間は医療機関でのアルバイトを通じて実務経験を積み、夜間に授業を受けるスタイルが可能 |
実習設備 | 最新の医療機器を備えた実習施設で実践的なスキルを習得できる |
社会人向け | 再進学を目指す社会人にも対応したカリキュラムがある |
参照:城西放射線技術専門学校
北海道医薬専門学校
診療放射線学科を含む医療系専門学校で、地域医療に貢献できる人材の育成を目指しています。
特徴 | 内容 |
医療系多学科 | 診療放射線学科を含む複数の医療系学科があり、多職種の学生と交流できる |
国試対策 | 国家資格取得に向けた専門的なカリキュラムと実習環境が整っている |
地域連携 | 北海道の医療機関との連携実習の機会がある |
参照:北海道医薬専門学校
よくある質問
診療放射線技師に向いている人の特徴は?
特徴 | 理由 |
慎重に物事を進められる人 | 放射線被ばく管理や撮影条件の設定など、小さなミスにも気を配る丁寧な作業が求められるから |
人と関わることに抵抗がない人 | 患者への説明や医療スタッフとのコミュニケーションが日常的に発生するから |
新しいことを学ぶのが苦にならない人 | 医療技術の進化に合わせて知識やスキルを継続的に更新する必要があるから |
落ち着いて行動できる人 | 救急対応やプレッシャーのかかる場面でも冷静に動ける力が必要だから |
機械・テクノロジーに興味がある人 | 最新の医療機器を操作・管理する技術は、好奇心が学びの原動力になるから |
診療放射線技師と看護師の違いは?
比較項目 | 診療放射線技師 | 看護師 |
主な役割 | 画像検査・放射線治療を担当する | 患者のケア・診療補助を行う |
主な業務 | レントゲン・CT・MRI・放射線治療機器の操作 | バイタルチェック・点滴・服薬管理・生活支援 |
国家資格 | 診療放射線技師国家試験 | 看護師国家試験 |
勤務先例 | 放射線科・健診センター・がん治療施設など | 病棟・外来・手術室・訪問看護など |
患者との関わり | 短時間・検査目的が中心 | 長時間・継続的に関わることが多い |
どちらも医療現場に欠かせない専門職です。
自分の興味や強みに合わせて進路を考えることが大切です。
参考:看護師になるには?仕事の内容や高校生がとるべき行動を徹底解説
診療放射線技師と臨床検査技師の違いは?
比較項目 | 診療放射線技師 | 臨床検査技師 |
主な役割 | 放射線を用いた画像検査・治療の補助 | 血液検査・細胞診・心電図など生体検査 |
放射線の使用 | できる(業務独占) | 放射線を使う検査は診療放射線技師が担当 |
主な勤務先 | 放射線科・健診センター | 検査科・病理科・輸血科 |
診療放射線技師は放射線を用いた検査・治療の専門家。
臨床検査技師は血液や体液・組織を調べる検査の専門家です。
どちらも医師の診断を支える重要な役割を担います。
参考:臨床検査技師になるには?なり方・必要な資格・仕事内容を解説
まとめ
この記事では、診療放射線技師になる方法・難易度・年収・仕事内容・進路まで解説しました。
重要なポイントをまとめます。
- 診療放射線技師になるには、養成施設(大学・専門学校)での3〜4年の専門教育を修了し、国家試験に合格することが必須
- 独学・通信だけでは受験資格が得られない。養成施設への通学と臨床実習の修了が条件
- 最短ルートは3年制専門学校への進学。高校卒業後最短3年で受験資格を得られる
- 国家試験の合格率は例年76〜87%(第78回2026年:76.2%)。新卒と既卒で合格率に大きな差があるため在学中の現役合格が重要
- 25歳の平均年収は350〜420万円程度。経験・夜勤手当・勤務先によって変動し、全体平均は約550万円(令和6年度)
- 国家資格による安定性・高齢化社会での需要拡大という観点から、安定した専門職として働きたい人に向いている
- 免許は更新不要で一生有効。育休復帰・転居後も使える
まずは志望する大学・専門学校のオープンキャンパスに参加し、カリキュラム・実習環境・国家試験合格実績を確認してみてください。
また、この記事の内容は「診療放射線技師のなり方ガイド」にまとめています。
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この記事の監修者

竹内 健登
東京大学工学部卒業。総合型選抜並びに公募推薦対策の専門塾「ホワイトアカデミー高等部」の校長。 自身の大学受験は東京大学に加え、倍率35倍の特別選抜入試を使っての東京工業大学にも合格をし、毎年数人しか出ないトップ国立大学のダブル合格を実現。 高校生の受験指導については東京大学在学時の家庭教師から数えると約10年。 ホワイトアカデミー高等部の創業以来、主任講師の一人として100人以上の高校生の総合型選抜や公募推薦をはじめとした特別入試のサポートを担当。 早慶・上智をはじめとした難関大学から中堅私立大学まで幅広い大学に毎年生徒を合格させている。 2023年には、「勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法」という本を日経BPから出版。
